JP4883550B2 - かつらの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、かつらベースへの毛髪の少ない植設量で十分なボリューム感を呈すことができると共に、毛髪量を予め定めた所定の密度で正確に制御してかつらベースに植設でき、しかも長毛と短毛とを所定の割合に制御して万遍なく混合させ得るようにしたかつら製造方法に関するものである。
かつらに植設する毛髪の長さを変えて、自然な外観を得るようにしたかつらは、従来より知られている。このようなかつら20は、例えば図8に示すように、ネット状のフィラメント24と、長い毛髪30aと、短い毛髪30bと、これらの中間の長さの毛髪30cと、から構成されている。これらの毛髪は、ネット状のフィラメント24に結着されて、結び目26が形成されている。図8に示すかつら20の場合には、毛髪の長さ、その太さ、その色を不同として、自然な毛髪外観を得るようにしている(特許文献1参照)。
また、自然な毛髪外観を得るために、特許文献2には、長毛と短毛を交互に並べた毛髪を用いたかつらが開示されている。
特開昭63−196705号公報(図1) 実公昭54−14154号公報
従来のかつらにおいて、1本又は2,3本の毛髪をまとめて中央で折り返し、これをネットベースに結び目を設けて植設すると、結着した基端部から上方へ延びる一対の毛髪が比較的大きな角度で左右に拡がってしまい、左右に分かれた毛髪は上方に立ち上がること無くネットベースに倒伏してその表面に沿って延び、特に毛髪の先端部寄りではほぼ実質的にネットベースの表面に寝て延びるようになってしまうことから、毛髪の立上りによるボリューム感を得ることが困難であると共に、植設量が少ないとかつらベースが露見してしまうという課題がある。
さらに、上記特許文献1及び2のような短毛を備えたかつらにおいては、短毛の長さを1乃至3cmと極めて短くするためには、二つ折りにしてネットベースに植設する場合は2乃至6cmの人毛または人工毛を使用して、これを上記1〜3cmに二つ折りにして植設を行なう必要がある。
従って、植設すべき人毛または人工毛の全長が短いことから、特にカール毛や縮毛の場合に、植設作業が非常にやりにくくなってしまい、作業時間が長くなると共に、生産性が低下してしまうという課題がある。とくに、毛髪長が5cmより短くなるとどんなに熟練した者であってもかつらベースへの植設作業は不可能である。
これに対して、全体に長い毛髪を植設した後、すき鋏を使用して毛髪を部分的にカットして短毛とすることにより、長い毛髪の立上りを改善する方法も行われているが、すき鋏による方法では、カットする領域が比較的大きくなってしまい、短毛部分が特定領域に多く集まったりして、全体として短毛がまだらに配置されることになり、かつらの見栄えが低下してしまうという課題がある。よってこのような従来の方法では、短毛の長毛に対する植設割合を正確に規定することなどは不可能である。
また、かつらを作製する場合、かつらの部位により植設する毛量(植設密度)を変化させる場合がある。例えば天頂部領域は100%の毛量で植設し、その周りを80%や70%の毛量に設定することで自然感を出そうとしたり、使用者の残毛と調和させるために特定部分を50%の毛量としたり、或いは顧客の指示により毛量を調整するなど、好みの又は症状に沿って規定した密度で植設していかなければならない。いま、規定密度が例えば70%の植設密度に設定されている場合、最初から70%の密度で植設しようとすると、部分的に粗密が形成されてまだらになり、また短毛形成のためにすき鋏を入れたりすると所定の密度以下になったりまだらが顕著になったりして見栄えが低下してしまう。そこでまず、毛植え技術者はかつらベースに90〜100%で毛植えした後で、すき鋏を使用して短毛を形成することにより立ち上がりをよくし、最終的に全体を70%程度の密度に調整していくことになるが、上述のように極めて難しい作業を要する。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、かつらベースに植設する毛髪量を、かつら製作時等に予め定めた規定の密度に従って正確に植設できると共に、この規定された密度において、長毛と短毛との毛髪量の割合を、予め定めた所定の割合に制御して、且つ、該長毛と短毛とが良く調和して万遍なく混じり合うように制御してかつらベースに植設することができるようにし、これによって、毛髪の立上りによる所望のボリューム感を呈することができると共に、各毛髪の間に植設する短毛の植設作業が容易に行なわれるようにしたかつらの製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的を達成するため、本発明のかつらの製造方法は、かつらベースに植設できる全毛髪量に対して実際に植設される短毛と長毛との合計本数の毛髪密度をかつらベースの部位毎に設定し、短毛の混合割合がかつらベースに植設される毛髪量の20〜50%となるようかつらベースの部位毎に混合割合を設定し、その設定された毛髪密度及び混合割合に沿って短毛となるべき毛髪をかつらベースに植設する第1の段階と、第1の段階で植設された短毛となるべき各毛髪を、長毛の二分の一以下で、かつ、1〜5cmの範囲の長さを有するようカットする第2の段階と、第1の段階において設定した毛髪密度及び混合割合に沿って長毛となるべき毛髪をかつらベースの短毛の間に植設する第3の段階と、を含んでいることにより、かつらベースの部位毎に異なる毛髪の立ち上がり分布を有するかつらを製造することを特徴とする。
特に好ましくは、第1の段階において、かつらベースの部位毎に長毛と短毛との混合割合を設定すると共に、第3の段階において、長毛となるべき毛髪を短毛の間に配置して長毛の根元部分を短毛で支持させることで、長毛の立ち上がりをかつらベースの部位毎に異ならせる。
前記第1の段階において、かつらベースのうち前頭から頭頂部にかけて短毛を50%の混合割合とすることで、前頭から頭頂部にかけての毛髪の立ち上がり分布を設定したかつらを製造する。
上記構成において、第2の段階にて、好ましくは、各毛髪を所定長さの短毛にカットした後、さらに、毛髪長分布をつけるカットを行う。
上記構成によれば、第1の段階によってかつらベースに植設された毛髪が、第2の段階で所定長さにカットされて短毛とされる。このため、植設の際には、植設作業が容易な長い毛髪を植設することができる。その後に、所定の長さに短くなるようにカットされるので、容易にしかも規定密度の所定割合に制御されて植設作業が行なわれると共に、植設工程が短時間で可能となり生産効率が向上する。
また、第2の段階によって毛髪がカットされ短毛が形成された後に、長毛がかつらベースに対して植設されることによって、長毛が適宜に、好ましくは、規定密度の所定割合に制御されて分散される。このため、従来のすき鋏によるカットの場合のように、短毛がまだらに配置されるようなことはなく、自然感が向上すると共に、短毛の分布密度に勾配を備えることも可能になる。
さらに、第1の段階において、短毛となるべき毛髪を植設するに先立って、かつらベースに植設する短毛と長毛との混合割合を調整して、適宜に設定することができるので、容易にしかも所望の立ち上がり感をもって所定割合に制御して植設作業を実行することができる。
また、本発明法によれば、かつらベースに植設された毛髪が、第2の段階で所定長さにカットされて短毛とされる。このため、植設の際には、植設作業が容易な長い毛髪を植設することができる。その後に、所定の長さに短くなるようにカットされるので、容易にしかも規定密度の所定割合に制御されて植設作業が行なわれると共に、植設工程が短時間で可能となり生産効率が向上する。
しかも、本発明によれば、かつらの設計時に、脱毛、薄毛状態又は使用者との打合せによって、かつらベースへの植毛量が所望の毛量となるよう制御でき、しかも、長毛と短毛との分布や短毛の長さ分布も任意に且つ自在に設計して調整することができるので、使用者の細かなニーズに沿ったかつらを製作することができる。
本発明のかつらによれば、かつらベースに植設された短毛及び長毛が、予め定められた所定の混合割合に制御されて植設されることにより、毛髪の立上りが良好でボリューム感のある極めて優れたかつらを提供することができる。
また、本発明のかつらの製造方法によれば、容易に植設できる長い毛髪を予め設定した所定の割合に制御して植設した後で、これをカットすることにより短毛を形成するので、短毛及び長毛を有するかつらを、容易に、かつ、短時間で製造することができる。
さらに本発明によれば、かつらの設計時に、かつらベースに植設する毛髪密度(本数)をかつらベースの部位毎に、予め定めた所定の密度に決定することができると共に、短毛及び長毛の混合割合を予め設定した所定の割合で、しかも植設位置を厳密に制御して植設していくことができるので、植毛作業が効率的に実行できると共に、毛量並びに毛髪分布が同一で立ち上がりや外観も実質的に同一のかつらを提供することができる。従って、かつらの被着者は予備として同一のかつらを保持することが可能になる。
従って、本発明によれば、かつらの設計時に、脱毛,薄毛状態又はユーザーとの打合せによって、かつらベースへの植毛量が所望の毛量となるよう厳密に制御でき、しかも、長毛と短毛との分布や短毛の長さ分布も、予めユーザーとの打合せや所望のデザインに沿って任意に且つ自在に設計して調整することができるので、ユーザーの細かなニーズに沿ったかつらを製作することができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
最初に、本発明のかつらについて、図1に示す模式的斜視図により説明する。図1に示すように、かつら1は、使用者の頭部に装着されるかつらベース2と、かつらベース2に植設される人毛又は人工毛髪からなる毛髪と、を備えており、毛髪が、短毛3と長毛4とからなっている。
図2は、図1のかつらの構成を模式的に示す拡大図である。図示するように、短毛3及び長毛4は、例えば、ネット部材を用いたかつらベース2のフィラメント又はその交点に対して各種の植え方に従って植設される。この植設方法としては、紐などを結ぶときに用いられる公知の結び方、例えばひばり結ぶ、まき結び、左右結びなど、あるいはこれらを応用した結び方が挙げられる。図において、短毛3及び長毛4の結び目がそれぞれ3a,4aである。
なお、かつらベース2に短毛3と長毛4との混毛で植設した点は公知技術と同様であるが、従来は短毛は後工程によってすき鋏で形成していたため、長毛に対してランダムに配置せざるを得なかった。これに対し、本発明のかつら1では、かつらベース2に対して、短毛3及び長毛4が予め設定した所定の毛髪量でかつらベース2に植設されると共に、さらに、これら短毛3及び長毛4が、それぞれ、予め設定した所定の割合に制御されて植設されている。
すなわち、本発明では、長毛と短毛との総毛髪密度(又は本数)をどのように規定するかとか、かつらベースのどの領域にどのような毛髪密度分布に植設するかなどを、かつらの設計時に、ユーザーとの打合せにより厳密に設定することができる。
さらに、上記のように規定した総毛髪量の適用において、長毛4と短毛3との混合割合をどのように配分すると毛髪のボリューム感を出せるかとか、頭部のどの部位にどれ位の割合で短毛3を混ぜるかとか、この短毛3の長さを部位によって何cmの長さに設定するかなどについて、かつら1の設計時に、脱毛,薄毛状態の様子を観察しながら、さらにユーザーとの細かな打合せによって、かつらベース2への植毛量が所望の毛量となるよう厳密に制御することができ、しかも、長毛4と短毛3との分布や短毛3の長さ分布も、予め使用者との打合せや所望のデザインに沿って任意に且つ自在に設計して調整することができるものである。
ここで、規定密度とは、かつらベース2に植設できる全毛髪量(全毛髪本数)に対して、実際に植設する短毛3及び長毛4の合計本数の毛髪密度(毛髪量)を言い、上記したようにかつらの設計時に厳密に規定することができる。そして、所定割合とは、かつらベースの或る植毛領域において、上記規定密度で決まる植設すべき短毛3及び長毛4の合計毛髪本数に対する、短毛3と長毛4との本数割合、すなわち混合割合である。
本発明では、かつらベース2に対して、短毛3及び長毛4が予め設定した所定の毛髪量でかつらベース2に植設されると共に、短毛3及び長毛4が、それぞれ、予め設定した所定の割合に制御されて植設されており、全体のボリューム感を調整しながら長毛4の間に短毛3が配置されていることによって、長毛4の根元部分が、その周囲に位置する短毛3によって支持されることになるので、長毛4の立上りが良好となると共に、かつらベース2の露見が防止される。
また、長毛4が適宜に分散されることになるので、従来のすき鋏によるカットの場合のように、短毛3がまだらに配置されるようなことはなく、自然感が向上すると共に、長毛4の分布密度に勾配を備えることも可能である。
短毛3の長さは一定ではなく、毛髪長分布を有していてもよい。この場合には、短毛3が、それぞれ長さが異なるような毛髪長分布を形成できる。このため、植設した毛髪の自然な立上りを形成することができる。
短毛3として、カール毛を用いることもできる。この場合、長毛4は直毛であっても又は短毛3のカール径より大きなカール径を有するカール毛であってもよい。この場合、長毛4の根元部分が短毛3により支持される際に、カール径の比較的小さなカール毛から成る短毛3によってより確実に支持され、立上りがより一層良好になると共に、カール径の比較的大きなカール毛から成る長毛4は自然な状態でカールすることになる。
短毛3及び長毛4は、互いに異なる色であってもよい。この場合には、短毛3と長毛4が互いに混在してほぼ均等に配置されることにより、それぞれの色が十分に混色されて、従来の植設方法では得られない色彩感が生まれると共に、色彩のグラデーションを生成することが可能である。
さらに、短毛3の分布密度に勾配を付与したり、短毛3に長さ分布を付与した場合には、より自然に色彩のグラデーションを生成することができる。
短毛3及び長毛4として、互いに異なる太さのものを用いることもできる。この場合には、例えば、短毛3としてより太い毛髪を使用すると、短毛3により長毛4がより確実に支持されて長毛4の立上りが良好になり、かつらに植設される毛髪のボリュームが増す。かつらベースに植設される短毛は、上記かつらベース2に植設される毛髪量の20〜50%の割合に制御されて植設されていることが好ましい。この割合が20%以下では毛髪の立ち上がりが低下するので好ましくない。一方、この割合が50%以上では長毛が少なくなり、毛髪のボリュームが低下するので好ましくない。
ここで、かつらベース2は、ネット部材や人工皮膚、又は人工皮膚及びネット部材を組み合わせたもので形成することができる。
網目をもったネット部材の材料としては、ナイロンやポリエステルなどの合成樹脂からなるモノフィラメントにて織成又は編成したもの、或いは不織製のものが使用できる。また、人工皮膚の材料は例えばウレタン樹脂のような軟質合成樹脂を用いることができる。さらに、かつらベース2には、かつら1の表面での光沢をなくすための艶消し処理が施されていることが、より好ましい。
なお、長毛4及び短毛3をかつらベース2に植設する場合、上記実施形態に従ってネット部材からなるかつらベース2に対して毛髪を取り付けるには、例えば、ネット部材を構成するフィラメント又はその交点に、1本又は2,3本の毛髪を、例えば中央で二つ折りにしてループを形成し、このループ内に毛髪の一対となった自由端側を差し込んでこれを引き抜き、さらに、必要により一対の毛髪の一方を他方の毛髪に二重又は三重に結着して固定していく。また、かつらベースが人工皮膚で成る場合は、単にこの人工皮膚に毛髪を貫通させて一方を引き抜く、いわゆるV植えによる植設法を用いてもよく、他の公知の方法でもよい。
本発明のかつら1によれば、短毛3及び長毛4が予め設定した所定の毛髪量でかつらベース2に植設されると共に、短毛3及び長毛4が、それぞれ、予め設定した所定の割合に制御されて植設されていることにより、種々の髪形に対応した毛量と毛流を付与することができると共に、毛髪の立上りが良好で、ボリューム感のある極めて優れたかつらを提供することができる。
次に、本発明のかつらの製造方法について説明する。
図3は、本発明のかつらの製造方法の一実施形態による各工程を順次に模式的に示す断面図である。
まず図3(A)に示すように、使用者の頭部形状類似のかつらベース2、又は、使用者の頭部形状に対応して形成されたかつらベース2が用意される。図示の場合は、かつらベース2を、合成樹脂からなるモノフィラメントを平織りしたネット部材で構成したネットベースとして説明する。
図3(B)に示すように、第1の工程において、ネットベース2に対して、カール径の比較的小さいカール毛が、短毛となる毛髪5として植設される。この最初に植設される毛髪5の長さは、植設作業を容易に行うために、規定した短毛3の長さよりも充分に長くしておく。この長さは、基本的には長毛4と同じ長さであるが、これより長くても短いものを用いても構わない。
毛髪5はネットベース2の縦横のフィラメント又はその交点に対して植設される。毛髪5は、例えば、1本又は2,3本の毛髪5の中央部分を二つ折りにして一対とした各毛髪の折り返し部分に、専用の鉤針を引っ掛けて、ネットベース2に結び目5aを形成して植設される。
ここで、図4は、図3のかつらの製造方法の第1の工程において、短毛を予め定めた規定の密度で植設するパターンを示す概略図である。
図4において、ネットベースの他にも人工皮膚ベースにも同じように適用できるが、縦横の交点が毛髪の植設箇所を仮想的に示しているものとする。これらの交点の全てに毛髪を植設した場合に100%の規定密度となる。図示するように、交点に短毛となる毛髪5(図の白丸(○印))が所定の密度になるように結着されている。短毛となる毛髪5は、使用者のヘアスタイルや毛流などを考慮して予め定めた規定密度の所定割合で植設していく。
この実施例では、予め定めた規定密度となるように、例えば70%となるように植設するものとする。ここで、規定密度について図4を用いて説明すると、前述のようにネットベースの交点全てに毛髪を植設した場合が規定密度100%とすると、図4ではネットベースの交点が49箇所あり、その全てに毛髪を植設すると100%になる。そこで、規定密度を70%にするには、上記交点の49%の70%の交点、すなわち34箇所の交点に毛髪を植設した状態とする。そして、長毛4と短毛3との所定割合を50%に設定すしたとすると、長毛4と短毛3とのそれぞれが、規定密度70%の毛髪本数の半分、即ち、規定密度の35%ずつが、ネットベース2に対して結束されることにより植設される。なお、ネットベース2に植設する交点の位置は、かつら1のスタイルに応じて適宜選択することができる。
植毛量を設定すると共に、長毛4と短毛3の混合割合を設定する場合は、例えば、使用者の頭部領域の脱毛又は薄毛状態を検分し、また、使用者のヘアスタイルや毛流などを考慮して、かつら1の設計時に、所望の毛量と立ち上がり分布などを規定する。例えば、前頭から頭頂部にかけては立ち上がりを良くするために、短毛量の長毛量に対する割合を50%とし、頭頂部から後頭部及び側頭部にかけては20〜35%に設定するなど、適宜に規定することができる。
続いて、図3(C)に示すように、第2の工程において、かつらベース2に植設された短毛となる毛髪5が、所定長さに、例えば1乃至3cm程度に鋏でカットされて短毛3とされる。
短毛3を形成する場合は、まず第1の工程にて短毛となるべき、カット前の比較的長い毛髪5(例えば全長20cm程度)をかつらベース2に対して植設する。この場合、20cm程度の長さの1本又は2,3本の毛髪を中央で二つ折りにしてループを形成し、フィラメントに巻き付けた状態でこのループ内に一対となった毛髪の自由端側を挿入して結着すると、ほぼ10cm程度の毛髪が一対ネットベースに植設される。短毛となるべき毛髪5をこのようにして所定の密度で且つ所定の分布パターンで植毛作業を繰り返して所定の密度に植設したら、次に、これを予め設定した所定長さ、例えば1〜3cm程度にカットすることにより所定長の短毛3として形成される。
このように、短毛となるべき毛髪5を長毛の状態で植設できるため、熟練技術者でなくても取付作業が容易で、植設工程を短時間で行なうことができ、生産効率が向上する。そして、短毛3は、所定分布で植設されることから、従来のすき鋏によりカットされた短毛の場合のように、まだらに配置されるようなことはなく、当初の設計に従って配置されるので、自然感が向上することになる。
この場合、短毛3の長さを一定ではなく、さらに、短毛3に毛髪長分布を形成することができる。この場合、毛髪5に対して鋏を例えば斜めから入れてカットすることで、長さの異なる短毛の毛髪長分布を形成すればよい。このように適宜に短毛の長さ分布を形成すると、長毛の立ち上がりによるボリューム感が一層自然感を呈することができる。
次に、図3(D)に示すように、第3の工程において、かつらベース2に対して、直毛又はカール径の比較的大きなカール毛が、長毛4として、短毛と同様にネットベース2に結び目4aを形成して植設される。長毛4は、短毛となる毛髪5と同じ色及び同じ太さであってもよく、或いは、ファッション性を豊かにするために、同系色または全く異なる色調や色彩の長毛4で植設するようにしてもよい。
図5は、上記第3の工程における長毛の植設パターンを示す概略図である。図5において、点線はネットベース2のフィラメントを示し、フィラメントの交点に長毛4(図の黒丸(●印))が結着されている。図示するように、長毛4は、短毛3と併せて規定密度となるように、例えば70%となるように植設されている。
そして、長毛4と短毛3との所定割合を50%に設定しているときには、長毛4が、規定密度70%の毛髪量(本数)の半分、即ち規定密度の35%で、ネットベース2に対して結束されることにより植設される。この植設も短毛3と同様の方法で、予め設定した所定の分布パターンで行われる。
最後に、製作したかつらを使用者の頭部に被着して、長毛を必要な長さにカットして調髪することにより、使用者の希望する毛量で、立ち上がりが良くボリューム感が豊かな所定のヘアスタイルのかつらに仕上げることができる。
図6は図3のかつらの製造方法における短毛及び長毛の植設状態を示す概略図である。図6に示すように、本発明に従って製造されたかつら1は、かつらベース2に対して、短毛3及び長毛4がそれぞれ規定の密度、本例では35%ずつで植設されることによって、全体として70%の規定密度で植設が行なわれる。そして、長毛4は、その根元部分の周囲が、その近傍に植設した短毛3によって支持されることになるので、長毛4が寝てしまうのが阻止され立上りが良好になり、ボリューム感が得られると共に、短毛3の存在によってかつらベース2の露見が防止され得ることになり、見栄えが向上する。
図7は、本発明の第2の実施形態によって得られたかつら1の短毛3及び長毛4の植設状態の変形例を示す概略図である。上述した第2の実施形態により製造されたかつらにおいては、図6に示すように、短毛3及び長毛4は、それぞれ、規定密度の35%ずつの密度で植設されるようになっている。
一方、図7に示したかつらでは、短毛3及び長毛4の規定密度は、図6の場合と同様にかつらベース2が露見しにくい70%とし、長毛4と短毛3との所定割合を、それぞれ、70%、30%に設定している場合を示している。したがって、長毛4及び短毛3は、それぞれ、49%、21%の規定密度で植設されている。
このように、同じ70%の規定密度において、長毛と短毛との所定割合を調整して、長毛4の密度を高くすると、短毛3の存在により長毛4の立上りが良好で自然感が向上し、全体としてかつらベース2が一層露見しにくくなる効果が得られる。
上述した実施形態においては、かつらベース2は、ネットベースとして構成されているが、これに限らず、人工皮膚ベースであってもよいことは明らかである。また、上述した実施形態においては、短毛3及び長毛4は、互いに同じ色及び同じ太さであって、そのカール径が互いに異なるが、これに限らず、短毛3及び長毛4が互いに異なる色,異なる太さであってもよく、これらの差により、従来の植設方法では得られない色彩感,ボリューム感等が得られ、自然感或いはファッション性が向上する。
実施例1として、本発明によるかつら1を製造した。
予め用意したかつら被着者の頭部形状の石膏型を利用し、ナイロンやポリエステルなどの合成樹脂からなるネットを被覆し、熱硬化性樹脂溶液を塗布した後に、約100℃に加熱して、頭部形状に湾曲した形態に成形し、かつらベースとなるネットベース2を作製した。
第1の工程として、上記ネットベース2に対して、カール径の比較的小さい約30cm長のカールを付けた毛髪5を、ネットベース2の縦横のフィラメント及びその交点に対して植設した。毛髪5は、1本の毛髪5の中央部分を二つ折りにして一対とした各毛髪の折り返し部分に、専用の鉤針を引っ掛けて、ネットベース2に結び目5aを形成して植設した。
この最初に植設した毛髪5の長さは、長毛4と同じ長さの15cmであった。この際、ネットベース2の植設面積が300cm2 、規定密度が70%であるので、長さ15cmの毛髪を用いた場合の毛量重量は50gであった。短毛3の毛髪本数の所定割合を50%と規定したので、最初に植設した毛髪5の毛量重量は、約25gであった。
第2の工程として、ネットベース2に植設した毛髪5を短毛3とすべく、3cmとなるように鋏でカットした。さらに、この3cmにカットした短毛を、所定の幅に揃えて、挟みにより斜め方向にカットすることにより、短毛3の長さを1〜3cmとして、短毛3に長さ分布を付与した。
次に、第3工程として、ネットベース2に対して、全長が約30cmのカール径の比較的大きなカール毛を二つ折りにして、予め定めた取付位置に植設することにより、長さが15cmの長毛4を植設した。
ここで、短毛3及び長毛4は同じ黒色で、同じ太さのナイロンフィラメントからなる人工毛髪を用いた。長毛4の所定割合は、短毛と同じように所定割合を50%とし、所定の間隔で短毛3の間に植設した。
短毛3及び長毛4の所定割合を、それぞれ、33%、67%とした以外は、実施例1と同じ本発明によるかつら1を製造した。
短毛3の色をダークブラウン、長毛4の色をライトブラウンとした以外は、実施例2と同じ本発明によるかつら1を製造した。
(比較例)
長さ3cmの短毛とするために全長6cmの毛材をネットベース2に植設する場合、二つ折りにして3cmにした毛髪を植設しなければならないので、熟練した技術者であってもかなりの植設時間を要する。そこで、長さ30cmの毛髪を用いて植設した後、すき鋏で短毛を作る従来のやり方で短毛入りかつらを製作した。この場合、すき鋏によるまだらの形成を考慮して、通常、規定密度より20〜30%多く植設しており、本例では規定密度を実施例1と同様に70%とするために、90%の密度で植設し、植設後、すき鋏を用いて70%程度になるよう目視によりカットした。
この比較例のかつらの植設時間は、実施例1のそれに対して20%増量する分だけ多くの時間を要した。
次に、実施例1〜3及び比較例の外観検査を行った。
実施例1〜3の何れのかつらの場合も、比較例に比し植設された毛髪の立ち上がりが顕著であり、そして、立体感があるために見栄えに優れていることが分かった。これに対して、比較例の場合には、植設の立ち上がりが殆どなかった。また、実施例1〜3のかつら1において、短毛3をカットして、その長さ分布を形成した場合は、自然感が増すことが分かった。
また、実施例2及び3のかつらは、実施例1のかつらに対して、短毛3の所定割合が少ない(33%)が、実施例1のかつらに比較すると、かつらの立ち上がり及び自然さにおいて、見栄えに優れていることが分かった。
さらに、実施例3の場合は、短毛3がダークブラウンで、長毛4がライトブラウンであるので、ボリューム感の向上に加えて、短毛3と長毛4が互いに混在してほぼ均等に配置されることにより、頭皮に近い根元付近は暗色でまた毛先側は明色のブラウンとなってそれぞれの色が十分に混色されて、従来の植設方法では得られない色彩感が生まれると共に、優れたグラデーションを生成することができた。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は図示の実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更等が可能である。さらに、上記実施形態で説明した具体的数値等は、必要に応じて適宜変更可能である。
また、かつらベース2はネット製のベースによることなく、人工皮膚のベースを用いてもよい。この場合、予め用意したかつら被着者の頭部形状の石膏型に、ウレタン樹脂を所定厚みで塗布乾燥して成形すると優れた人工皮膚製のかつらベース2が製作できる。この人工皮膚によるかつらベース2に短毛と長毛を規定の密度で、且つ、所定の割合で制御するには、人工皮膚の裏面に予め定めた密度と短毛及び長毛の分布パターンとをマーカー等で書き込むか、これらを書き込んだ用紙を頭部形状の雄型に貼着し、その上に人工皮膚ベースを重ねて、人工皮膚ベースに透けた分布パターンに沿って人工皮膚ベースに植設していけば作業効率が向上する。そして、このようなパターンにより、実質的に同一のかつらを所望の枚数製作することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態によるかつらの構成を模式的に示す斜視図である。 図1のかつらの構成を模式的に示す拡大図である。 本発明のかつらの製造方法の一実施形態による各工程を順次に模式的に示す断面図である。 図3のかつらの製造方法における第1の工程にて、短毛の植設パターンを示す概略図である。 図3のかつらの製造方法における第3の工程にて、長毛の植設パターンを示す概略図である。 図3のかつらの製造方法における短毛及び長毛の植設状態を示す概略図である。 本発明により製造されたかつらの短毛及び長毛の植設状態の変形例を示す概略図である。 従来のかつらの一例の構成を示す概略模式図である。
符号の説明
1:かつら
2:かつらベース
3:短毛
3a:結び目
4:長毛
4a:結び目
5:短毛となる毛髪
5a:結び目

Claims (9)

  1. かつらベースに植設できる全毛髪量に対して実際に植設される短毛と長毛との合計本数の毛髪密度を該かつらベースの部位毎に設定し、上記短毛の混合割合が上記かつらベースに植設される毛髪量の20〜50%となるよう該かつらベースの部位毎に該混合割合を設定し、その設定された毛髪密度及び混合割合に沿って短毛となるべき毛髪をかつらベースに植設する第1の段階と、
    上記第1の段階で植設された短毛となるべき各毛髪を、上記長毛の二分の一以下で、かつ、1〜5cmの範囲の長さを有するようカットする第2の段階と、
    上記第1の段階において設定した毛髪密度及び混合割合に沿って長毛となるべき毛髪を上記かつらベースの上記短毛の間に植設する第3の段階と、
    を含んでいることにより、かつらベースの部位毎に異なる毛髪の立ち上がり分布を有するかつらを製造することを特徴とする、かつらの製造方法。
  2. 前記第1の段階において、前記かつらベースの部位毎に長毛と短毛との混合割合を設定すると共に、前記第3の段階において、前記長毛となるべき毛髪を前記短毛の間に配置して該長毛の根元部分を短毛で支持させることで、長毛の立ち上がりを前記かつらベースの部位毎に異ならせることを特徴とする、請求項に記載のかつらの製造方法。
  3. 前記第1の段階において、前記かつらベースのうち前頭から頭頂部にかけて前記短毛を50%の混合割合とすることで、前頭から頭頂部にかけての毛髪の立ち上がり分布を設定することを特徴とする、請求項に記載のかつらの製造方法。
  4. 前記第2の段階にて、各毛髪に不均一な毛髪長分布をつけるカットを行うことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のかつらの製造方法。
  5. 前記長毛が直毛又はカール毛であり、前記短毛が前記長毛より小さなカール径を有することを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のかつらの製造方法。
  6. 前記短毛及び長毛が、互いに異なる色であることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のかつらの製造方法
  7. 前記短毛及び長毛が、互いに異なる太さであることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載のかつらの製造方法
  8. 前記かつらベースを、軟質合成樹脂からなる人工皮膚で構成することを特徴とする、請求項に記載のかつらの製造方法。
  9. 前記かつらベースを、全体または少なくとも一部がネット部材で構成することを特徴とする、請求項に記載のかつらの製造方法。
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