JP4882353B2 - パルス幅変調増幅器 - Google Patents

パルス幅変調増幅器 Download PDF

Info

Publication number
JP4882353B2
JP4882353B2 JP2005345235A JP2005345235A JP4882353B2 JP 4882353 B2 JP4882353 B2 JP 4882353B2 JP 2005345235 A JP2005345235 A JP 2005345235A JP 2005345235 A JP2005345235 A JP 2005345235A JP 4882353 B2 JP4882353 B2 JP 4882353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
pulse width
pwm
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005345235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006211647A (ja
Inventor
守人 森島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2005345235A priority Critical patent/JP4882353B2/ja
Priority to US11/317,938 priority patent/US7656946B2/en
Priority to CN2009101413918A priority patent/CN101588158B/zh
Priority to CN 200510134173 priority patent/CN1797941B/zh
Publication of JP2006211647A publication Critical patent/JP2006211647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882353B2 publication Critical patent/JP4882353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/331Sigma delta modulation being used in an amplifying circuit

Description

本発明は、入力されるPCM(Pulse Code Moduration)データをPWM(Pulse Width Moduration)信号に変換し、増幅して出力するパルス幅変調増幅器に係り、特に、出力ノイズの低減を図ったパルス幅変調増幅器に関する。
この種のパルス幅変調増幅器においては、出力ノイズを低減するためのフィードバック処理が行いにくく、このフィードバック処理を行わないとマスタークロックのジッタがそのまま出力ノイズとして表れてしまう。そこで、従来のパルス幅変調増幅器においては、特許文献1に記載されるように、パルス幅変調増幅器の出力をローパスフィルタを通したアナログ出力信号を、A/D変換器によってディジタルデータに変換し、入力側へフィードバックするという処理が行われた。
しかしながら、このような処理は、A/D変換器を必要とすることから部品点数が多くなり、回路が複雑、かつ高価になる欠点があった。
他方、従来、入力されるPCMデータをアナログ信号に変換した後、PWM信号に変換するアンプも実用化されている。そして、このアンプの場合はアナログ処理であるので、出力のフィードバックを容易に行うことができる。しかしながら、PWMの処理をアナログ処理によって行う場合、半導体プロセスの微細化に追従できない問題があった。
なお、パルス幅変調増幅器についての従来文献として特許文献2が知られている。
特開昭59-183510号公報 実公平3-36099号公報
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、フィードバック処理を行わず、アナログ処理も行わず、ディジタル信号処理のみでノイズ低減を行うことにより、安価に構成できると共に高品位な出力を得ることができるパルス幅変調増幅器を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、入力されるディジタルデータの絶対値を出力する絶対値出力手段と、前記絶対値出力手段から出力される絶対値データに対応する周期データを出力する周期データ出力手段と、前記周期データに対応する周期を有し、この周期内において信号レベルが逐次増加するキャリア信号を作成するキャリア作成手段と、前記ディジタルデータを前記キャリア信号に基づいてパルス幅変調信号に変換する変換手段と、を具備し、
前記変換手段は、
y/(H+Xabs)=(H±Xabs)/2H
但し、H:ディジタルデータの最大値
Xabs:ディジタルデータの絶対値
なる式に基づいてパルス幅変調信号のパルス幅yを決定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1記載のパルス幅変調増幅器において、マスタークロックを生成するマスタークロック発生手段をさらに有し、前記周期データ出力手段は、前記絶対値データに所定の定数を加算し、前記周期データとし、前記キャリア作成手段は、前記周期データを前記マスタークロックの周波数により除算して、前記キャリア信号の周期を求めることを特徴とする。
この発明によれば、フィードバック処理を行わず、アナログ処理も行わず、ディジタル信号処理のみでノイズ低減を行うことができ、これにより、安価に構成できると共に、高品位で高効率な出力を得ることができる効果が得られる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態によるパルス幅変調増幅器の構成を示すブロック図である。パルス幅変調増幅器は入力信号(ディジタル)を、パルス幅変調された信号に変換し増幅して出力する回路である。図1において、符号1はPCM楽音データが入力される入力端子、2は補正回路である。この補正回路2は、PWMの歪を補正する補正回路、f特(周波数特性)補正回路、量子化ノイズを抑制するΔΣ補正回路からなる補正回路であり、従来から公知の回路である。3はエンベロープ検出回路であり、入力端子1に加えられるPCM楽音データのエンベロープを検出し、レベル検出回路4へ出力する。図2はPCM楽音データとそのエンベロープを示す図であり、この図において、点P1〜P3はPCM楽音データの例を示しており、エンベロープ検出回路3はこれらのデータP1〜P3のエンベロープEを検出してレベル検出回路4へ出力する。なお、PCM楽音データはディジタルデータであり、一定時間間隔で順次入力端子1へ加えられる。点P1〜P3はPCM楽音データの入力端子へ加えられるタイミング(横軸)および楽音データのレベル(縦軸)を示している。
レベル検出回路4はエンベロープ検出回路3から出力されるエンベロープの、図2に示すパルスTpにおけるレベル(Level1〜Level3)を検出し、サンプリング変換回路5へ出力する。なお、パルスTpについては後に説明する。サンプリング変換回路5はPWMキャリア信号Pct(図2参照)の周波数(サンプリング周波数)を変換する回路であり、上述したレベル検出回路4の出力が加えられるレベル→サンプリング周波数変換回路6と、PWMキャリア作成回路7と、補間演算回路8とから構成されている。レベル→サンプリング周波数変換回路6は、レベル検出回路4から出力されたレベルをサンプリング周波数を示す周波数データDfに変換し、PWMキャリア作成回路7へ出力する。この場合、レベル検出回路4の出力レベルが大であるほど周波数データDfは小となり、レベル検出回路4の出力レベルが小になるほど周波数データDfは大となる。すなわち、入力端子1のPCM楽音データが大であれば(PCM楽音データのディジタル値が大であれば)周波数データDfが小となり、PCM楽音データが0に近づくほど(PCM楽音データのディジタル値が0に近づくほど)周波数データDfが大となる。なお、レベル→周波数データの変換は変換テーブルで行ってもよく、あるいは、所定の一次式による反比例演算で行ってもよい。また、周波数データではなく、周期のデータとしてもよい。この場合、入力レベルが大きいと周期も大きくなる。
PWMキャリア作成回路7は、周波数データDfに対応する周波数のパルス信号Tp(図2参照)をマスタークロック発生回路9から出力されるマスタークロックΦpに基づいて生成し、補間演算回路8へ出力する。また、このPWMキャリア作成回路7は、パルス信号Tpと同一周期の鋸歯状に変化するPWMキャリアデータPct(図2)を生成し、PWM回路10へ出力する。ここで、PWMキャリアデータPctは、パルス信号Tpの立ち上がりにおいて、”0”となり、以後、一定の差分で順次直線的に増加する周期的なデータである。なお、図2においてはPWMキャリアデータPctの変化をアナログ波形で示している。また、PWMキャリアデータPctは鋸歯状波ではなく、三角波でもよい。
上述したように、PWMキャリアデータPctの周波数(サンプリング周波数)は、周波数データDfによって決まる周波数であり、具体的には、周波数データDfが大であるほどサンプリング周波数が大となり、周波数データDfが小になると、サンプリング周波数が小となる。すなわち、入力端子1のPCM楽音データのレベルが大の時は周波数データDfが小となることからサンプリング周波数が小となり、逆に、PCM楽音データのレベルが小の時は周波数データDfが大となることからサンプリング周波数が大となる。
補間演算回路8は、例えばFIRフィルタによって構成される回路であり、補正回路2から出力されるPCM楽音データに基づく補間演算によって、パルス信号Tpのタイミングにおける楽音データを求め、PWM回路10へ出力する。すなわち、図2に示すように、PCM楽音データP1、P2、P3が入力端子1へ加えられるタイミングと、パルス信号Tpのタイミングは一致していない。そこで、補間演算回路8は、直線補間(バイ−リニア)演算、線形補間演算、ポリフェース補間演算、スプライン補間演算等によってパルス信号Tpのタイミングにおける楽音データを演算し、PWM回路10へ出力する。
PWM回路10は、補間演算回路8から出力される楽音データに対応するパルス幅を有するPWM信号SpをPWMキャリアデータPctに基づいて生成し出力する。すなわち、例えば、図2に示す時刻t1において、補間演算回路8からデータLevel1が出力されたとする。PWM回路10は、時刻t1においてPWM信号Spを立ち上げ、以後、PWMキャリアデータPctとデータLevel1とを逐次比較し、PWMキャリアデータPctがデータLevel1に一致し、あるいは、越えた時点においてPWM信号Spを立ち下げる。次に、時刻t2において補間演算回路8からデータLevel2が出力されたとすると、PWM回路10は、時刻t2においてPWM信号Spを再び立ち上げ、以後、PWMキャリアデータPctとデータLevel2とを逐次比較し、PWMキャリアデータPctがデータLevel2に一致し、あるいは、越えたた時点においてPWM信号Spを立ち下げる。以下、同様の動作が繰り返され、これにより、補間演算回路8から出力される楽音データLevel1、Level2、Level3・・・に対応するパルス幅T1、T2、T3・・・を有するPWM信号SpがPWM回路10から出力される。そして、PWM回路10から出力されたPWM信号Spは増幅器11によって増幅され、ローパスフィルタ12を通してアナログ信号に変換され、スピーカ等の負荷14へ加えられる。
なお、上記説明においては、エンベロープ波形のレベルと補間演算回路8の出力データを同じデータ(Level1〜3)として説明したが、実際は補間の方法にもよるが僅かに異なったデータとなる。
以上説明したように、上記実施形態によるパルス幅変調増幅器においては、入力されるPCM楽音データのエンベロープのレベルに基づいてパルス信号TpおよびPWMキャリアデータPctのサンプリング周波数が決められ、入力されるPCM楽音データのレベルが大の時はサンプリング周波数が小となり、PCM楽音データのレベルが小の時はサンプリング周波数が大となる。
ところで、通常、ローパスフィルタ12のカットオフ周波数は、図3に示すように、サンプリング周波数より低く設定され、これにより、PWMキャリアに付随するジッタによるノイズを減衰させている。このノイズの低減は、図からも明らかなように、サンプリング周波数が高いほど効果的である。しかし、キャリアのサンプリング周波数を高くすると、出力ドライバの駆動電圧が高いため十分に駆動できず、効率も悪化する。そこで、この実施形態においては、入力PCM楽音データのレベルが小の時にはキャリアのサンプリング周波数を高くしてノイズ成分を減衰させ、一方、入力PCM楽音データのレベルが大の時には、ノイズの影響が小さいことからキャリアのサンプリング周波数を低くして効率を上げるようにしている。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図4に示すように、入力されるPCM楽音データが小さくなった場合、例えば、上位8ビットが符号情報のみとなり、しばらく経過した場合に、PWMキャリアのサンプリング周波数を2倍に変更する。入力のPCM楽音データが再び大きくなった場合は、即刻サンプリング周波数を元に戻す。このように、この変形例では、2段階でサンプリング周波数を制御する。
通常、入力PCM楽音データのサンプリングと、PWMキャリアのサンプリングの周波数は等しく同期している。この変形例では、入力PCM楽音データが低レベルの時にキャリアのサンプリング周波数を2逓倍とする。この時、不足データを補うために、PWM回路10へ入力する楽音データは同じ値を2度繰り返してPWM回路10へ加えてもよく、また、直線補間や2次補間などによって補間してもよい。あるいは、入力されるPCM楽音データを予め高いサンプリングによるデータとし、PWM回路10へ入力する際に間引くようにしてもよい。
また、図9に示すように、入力データから入力タイミング(ワードタイミング)を入力サンプリング同期回路で検出する。入力データに同期タイミング(ワードクロック等)が入力される場合はそれを使う。サンプリング周波数の2倍を用意し、低レベル検出回路の出力によって切り換える。
また、図5に示すように、入力されるPCM楽音データに”0”データが連続して現れる無音データの場合に、補正回路2のΔΣ補正動作をオフとし、また、PWM回路10において、デューティ50%固定で、限界までキャリアのサンプリング周波数を上げる処理を行えば、無音データの時のノイズ(「サー」という雑音)を低減させることができる。但し、無音データは”0”データ以外にも”+1”、”−1”などが存在するので、−2〜+2が連続して入力端子1へ加えられた場合に無音として扱い、上記の固定パターンに切り換えるようにする。入力端子1にDCデータが加えられた時も同様に、ΔΣをオフとし、サンプリング周波数を高くした固定パターンをPMW回路10から出力することでノイズ低減を行うことができる。
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
図6はこの発明の第2の実施形態によるパルス幅変調増幅器の構成を示すブロック図である。この図において、21はPCM楽音データが入力される入力端子、22は図1における補正回路2と同様の補正回路であり、その出力楽音データはPWM回路23へ出力される。24はマスタークロックΦpが加えられる端子、25は差動PLL(フェイズロックドループ)回路である。この差動PLL回路25はマスタークロックΦpを逓倍し、かつ、差動クロックパルスとして出力する回路であり、クロックパルスの1相がPWM回路23へ出力され、また、差動クロックパルスがラッチ26へ出力される。
PWM回路23は、差動PLL回路25から出力されるクロックパルスに基づいて鋸歯状に順次増加するPWMキャリアデータを発生し、発生したデータと補正回路22から出力される楽音データとを比較することによってPWM信号Sp(図2参照)を生成しラッチ26へ出力する。ラッチ26は、差動PLL回路25から出力される差動クロックパルスに基づいてPWM信号Spをラッチし、ラッチした信号を差動PWM信号として出力する。図7はこのラッチ26の構成を示す回路図であり、この図において、31はPWM信号Spを反転増幅して出力するインバータ、32はPWM信号Spを同相増幅して出力する増幅器である。また、33、34はそれぞれ同一構成のラッチ回路であり、差動PLL回路25から出力される差動クロックの変化タイミングにおいてインバータ31、増幅器32のデータを読み込み、次段の増幅器27へ差動出力する。
27、27・・・は増幅器であり、ラッチ26の出力を増幅し、差動出力をFET(電界効果トランジスタ)28、29からなる差動ドライバ30へ出力する。差動ドライバ30は、FET28、29を直列接続して構成されており、増幅器27の出力を増幅し、ローパスフィルタ31を介して負荷32へ出力する。
図8は上述したパルス幅変調増幅器の各部の波形を示す図である。この図において(イ)は差動PLL回路25から出力される差動クロックの波形であり、(ロ)はPWM回路23から出力されるPWM信号Spの波形である。この図に示すように、PWM信号SpにはPWM変換の際に発生するジッタが含まれている。(ハ)はラッチ26の出力波形であり、(イ)に示す差動クロックのタイミングでPWM信号Spを読み込んでいる。そして、この読み込みによって、PWM信号Spに含まれていたジッタが除去される。(ニ)は差動ドライバ30の入力波形である。この入力波形には、増幅器27、27・・・において生じたノイズが含まれている。(ホ)は差動ドライバ30の出力波形である。増幅器27、27・・・において生じるノイズは大部分が同相ノイズであり、したがって、このノイズがFET28、29の直列回路によって相殺され、ノイズが大幅に減衰された信号がローパスフィルタ31へ出力される。
次に、この発明の第3の実施形態について説明する。
図10はこの発明の第3の実施形態によるパルス幅変調増幅器の構成を示すブロック図であり、この図において、図1の各部と同一構成の部分には同一の符号が付してある。図10において、1は入力端子であり、この入力端子1へ加えられた楽音データXinが補間演算回路8において前述した図1の場合と同様に補間処理され、PWM回路41へ出力される。PWM回路41は補間演算回路8の出力Xをパルス幅変調信号Spに変換し、増幅器11、ローパスフィルタ12を介してスピーカ等の負荷14へ出力する。
42は絶対値出力回路であり、補間演算回路8の出力Xの絶対値Xabsをサンプリング変換回路43の周波数計算回路44へ出力する。周波数計算回路44は、絶対値Xabsおよび定数Hから、入力楽音データXinの値に応じて変化する周期データDpを次式によって演算し、演算結果をPWMキャリア作成回路45へ出力する。
Dp=H+Xabs
ここで、この実施形態においては、入力データXinの範囲を、
−512<Xin<+512
とし、また、定数Hを、入力データXinの最大値である
H=512
としている。
PWMキャリア作成回路45は、マスタークロック発生回路9から出力されるマスタークロックΦp(周波数fpとする)に基づいて、周期がDp/fpのパルス信号Tp(周期が(1/fp)のDp倍のパルス信号)(図11参照)を生成し、補間演算回路8へ出力する。また、このPWMキャリア作成回路45は、パルス信号Tpと同一周期の鋸歯状に変化するPWMキャリアデータPct(図11参照)を生成し、PWM回路41へ出力する。ここで、PWMキャリアデータPctは、パルス信号Tpの立ち上がりにおいて、”0”となり、以後、一定の差分で順次直線的に増加する周期的なデータである。
次に、PWM回路41の処理を説明する。
いま、入力データXに対応して生成されるPWM信号のパルス幅をy(図11(ハ)参照)とすると、PWM信号のDutyは
Duty=y/(H+Xabs)
となる。また、この値は、鋸歯状波の波高値が2Hであり、入力データX=0に対応する中点CのレベルがHであることから、
y/(H+Xabs)=(H±Xabs)/2H
と表される。
この式から、入力データXが正の時のパルス幅y+は、
y+=(H+2HX+X)/2H=H/2+X+X/2H
なる式によって求められ、入力データXが負の時のパルス幅y-は、
y-=(H−X)/2H=H/2−X/2H
なる式によって求められる。
PWM回路41は上述したy+、y-の式によってパルス幅を演算し、この演算結果を用いてPWM信号Spを生成し出力する。これらの式を実行する処理(回路)は2乗とビットシフトのみで構成できるので、DSP(ディジタルシグナルプロセッサ)によって容易に構成することができ、ハードウエア化も容易である。そして、この実施形態の構成により、入力レベルに応じたPWM変調器を容易に構成することが可能となる。
なお、上述した実施形態の説明においては、入力データをPCM楽音データとして説明したが、この発明は楽音データに限らず、他の種のデータ、例えば、入力データが音声データ等の場合も適用できることは勿論である。
この発明は、AVアンプ等に用いられる。
この発明の第1の実施形態によるパルス幅変調増幅器の構成を示すブロック図である。 同実施形態における各部の波形を示す波形図である。 同実施形態の効果を説明するための図である。 同実施形態の変形例を説明するための波形図である。 同実施形態の変形例を説明するための波形図である。 この発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるラッチ26の構成を示す回路図である。 同実施形態における各部の波形を示す波形図である。 図1に示す実施形態の変形例を示すブロック図である。 この発明の第3の実施形態によるパルス幅変調増幅器の構成を示すブロック図である。 同実施形態における各部の波形を示す波形図である。
符号の説明
1、21…入力端子、2、22…補正回路、3…エンベロープ検出回路、4…レベル検出回路、5…サンプリング変換回路、6…レベル→サンプリング周波数変換回路、7…PWMキャリア作成回路、8…補間演算回路、9…マスタークロック発生回路、10、23…PWM回路、11…増幅器、12、31…ローパスフィルタ、25…差動PLL回路、26…ラッチ、27…増幅器、28、29…FET、30…差動ドライバ。41…PWM回路、42…絶対値出力回路、43…サンプリング変換回路、44…周期計算回路、45…PWMキャリア生成回路。

Claims (2)

  1. 入力されるディジタルデータの絶対値を出力する絶対値出力手段と、
    前記絶対値出力手段から出力される絶対値データに対応する周期データを出力する周期データ出力手段と、
    前記周期データに対応する周期を有し、この周期内において信号レベルが逐次増加するキャリア信号を作成するキャリア作成手段と、
    前記ディジタルデータを前記キャリア信号に基づいてパルス幅変調信号に変換する変換手段と、
    を具備し、
    前記変換手段は、
    y/(H+Xabs)=(H±Xabs)/2H
    但し、H:ディジタルデータの最大値
    Xabs:ディジタルデータの絶対値
    なる式に基づいてパルス幅変調信号のパルス幅yを決定することを特徴とするパルス幅変調増幅器。
  2. マスタークロックを生成するマスタークロック発生手段をさらに有し、
    前記周期データ出力手段は、
    前記絶対値データに所定の定数を加算し、前記周期データとし、
    前記キャリア作成手段は、
    前記周期データを前記マスタークロックの周波数により除算して、前記キャリア信号の周期を求めることを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調増幅器。
JP2005345235A 2004-12-28 2005-11-30 パルス幅変調増幅器 Expired - Fee Related JP4882353B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005345235A JP4882353B2 (ja) 2004-12-28 2005-11-30 パルス幅変調増幅器
US11/317,938 US7656946B2 (en) 2004-12-28 2005-12-23 Pulse width modulation amplifier
CN2009101413918A CN101588158B (zh) 2004-12-28 2005-12-27 脉冲宽度调制放大器
CN 200510134173 CN1797941B (zh) 2004-12-28 2005-12-27 脉冲宽度调制放大器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004379340 2004-12-28
JP2004379340 2004-12-28
JP2005345235A JP4882353B2 (ja) 2004-12-28 2005-11-30 パルス幅変調増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006211647A JP2006211647A (ja) 2006-08-10
JP4882353B2 true JP4882353B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=36611361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005345235A Expired - Fee Related JP4882353B2 (ja) 2004-12-28 2005-11-30 パルス幅変調増幅器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7656946B2 (ja)
JP (1) JP4882353B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5056360B2 (ja) * 2006-11-15 2012-10-24 セイコーエプソン株式会社 D級アンプの制御回路および液体噴射装置、印刷装置
JP4985380B2 (ja) * 2007-12-20 2012-07-25 ヤマハ株式会社 信号生成装置およびd級増幅装置
JP5145921B2 (ja) * 2007-12-25 2013-02-20 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
US20100044449A1 (en) * 2008-08-19 2010-02-25 Honeywell International Inc. Service reminders for building control systems
JP5245767B2 (ja) 2008-11-27 2013-07-24 セイコーエプソン株式会社 アクチュエータの駆動方法及び電力増幅装置
TWI392224B (zh) * 2009-04-16 2013-04-01 Realtek Semiconductor Corp 音頻處理晶片及其音頻訊號處理方法
WO2011129209A1 (en) * 2010-04-16 2011-10-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power source circuit
US8704504B2 (en) 2010-09-03 2014-04-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power supply circuit comprising detection circuit including reference voltage circuits as reference voltage generation circuits
KR101843560B1 (ko) 2010-09-30 2018-03-30 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 전원 회로
JP6227890B2 (ja) 2012-05-02 2017-11-08 株式会社半導体エネルギー研究所 信号処理回路および制御回路
JP6460592B2 (ja) 2013-07-31 2019-01-30 株式会社半導体エネルギー研究所 Dcdcコンバータ、及び半導体装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58157221A (ja) * 1982-03-13 1983-09-19 Nippon Gakki Seizo Kk パルス幅変調回路
JPS59183510A (ja) 1983-04-02 1984-10-18 Hitachi Ltd 歪補正回路
JPH0336099A (ja) 1989-06-27 1991-02-15 Pencell Co Ltd 複数列筆芯式自動芯取り替え書絵筆
US5119045A (en) * 1990-05-07 1992-06-02 Ricoh Company, Ltd. Pulse width modulation circuit
US5521550A (en) * 1994-12-23 1996-05-28 At&T Corp. Digital circuitry for noise blanking
TW437161B (en) * 1995-08-30 2001-05-28 Sony Corp Audio signal amplifying apparatus
JP2000022460A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Hitachi Ltd オーディオパワーアンプ
JP2004072707A (ja) * 2002-06-13 2004-03-04 Sony Corp パワーアンプ装置
JP2004146868A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Renesas Technology Corp ディジタルアンプ
WO2004102792A1 (en) * 2003-05-12 2004-11-25 D2Audio Corporation Systems and methods for providing multi channel pulse width modulated audio with staggered outputs

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006211647A (ja) 2006-08-10
US20060140090A1 (en) 2006-06-29
US7656946B2 (en) 2010-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882353B2 (ja) パルス幅変調増幅器
US7436254B2 (en) Class D amplifier
US7586370B2 (en) Class D amplifier
US6795004B2 (en) Delta-sigma modulation apparatus and signal amplification apparatus
JP2005341550A (ja) D級増幅器
JP2010504004A (ja) D級音声増幅器
JP2006512004A (ja) デジタル信号変調器を用いたデジタル入力信号の変調および信号の分割
JP2002252527A (ja) パルス幅変調信号を補償するための方法及び信号経路構成
JP2004289789A (ja) 3物理的レベルを用いたマルチレベルd級増幅器
JP2009147552A (ja) D級アンプ
JP2006191250A (ja) 増幅器およびボリューム機能付き増幅器
US6992610B2 (en) PWM signal generator and PWM signal generating method
JP5852139B2 (ja) オーディオ信号出力方法、及びそれによるオーディオ信号出力装置
JP2005109590A (ja) スイッチング増幅回路及びオーディオ機器用d級増幅装置
JP2007259456A (ja) 低歪のd級増幅器
JP2004088430A (ja) D級増幅器
JP2004312606A (ja) D級増幅回路
KR100453708B1 (ko) 고효율 스위칭 증폭기
CN101588158B (zh) 脉冲宽度调制放大器
JP4066893B2 (ja) Pwm型d級増幅器
JP2005079692A (ja) 信号処理装置及びd級アンプ装置
EP1813015A1 (en) Arrangement for amplifying a pwm input signal
JP2006074099A (ja) Pwm変調回路およびそのpwm変調回路を用いたd級アンプ
JP6098517B2 (ja) デジタルオーディオアンプ及び電源回路
JP2006121139A (ja) ディジタルpwm手段

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees