JP4881430B2 - 振動減衰式のハンドグリップを有する手持ち式工作機械 - Google Patents

振動減衰式のハンドグリップを有する手持ち式工作機械 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載の手持ち式工作機械、特に穿孔ハンマおよび/または打撃ハンマであって、ケーシングと、該ケーシングに対してばね弾性的に支持された振動減衰式のハンドグリップとが設けられており、該ハンドグリップが、ほぼ平行な2つの脚部を有しており、さらに各脚部とケーシングとの間にそれぞれ配置されかつ脚部とケーシングとに枢着結合されている連結部材が設けられている形式のものに関する。
背景技術
特に、打撃式の駆動装置を有する手持ち式工作機械、たとえば穿孔ハンマ、たがねハンマおよびこれに類似するものでは、手持ち式工作機械は著しい振動を生ぜしめる。この振動が、手持ち式工作機械を工作物に対して押し当てるために働くハンドグリップに伝達されると、作業員に不快に感じられるだけでなく、長時間にわたる暴露は健康被害にもつながり得る。このことから、穿孔ハンマの直線的な振動減衰のために、これまでにはダブルシェル型のケーシングが使用されていた。ダブルシェル型のケーシングでは、ハンマ全体が、外側のシェル内に、その作業方向でばね弾性的に懸吊されている。この構造は、比較的費用のかかるものであり、従って高価でもある。
国際公開第03011532号パンフレットから、冒頭で述べた種類の工作機械が公知である。この工作機械は、ばねによってケーシングに対して支持されている振動減衰式のU字形ハンドグリップを有している。このハンドグリップは、ほぼ平行な2つの脚部を有していて、これらの脚部は、これらの脚部に対して相補的な、ケーシングのグリップ側端部に設けられた切欠内に、工作機械の作業方向で直線的に運動可能なように案内されている。作業員によって、片寄った力、または作業方向に対して非平行な力がハンドグリップに加えられた場合に、両脚部が切欠き内で引っかからずに、互いに対して同期的にケーシングに関連して運動することを保証するために、両脚部は、それぞれレバーを介してケーシングに結合されている。これらのレバーの外側端部は、各脚部に枢着されており、一方でレバーの内側端部は、工作機械ケーシングの、ハンドグリップの両脚部の間に位置している領域に枢着されている。ハンドグリップと、工作機械のケーシングとの間に直接的な結合部がないので、振動するケーシングに対するハンドグリップの良好な分離が達成される。しかも、レバー構造によってハンドグリップの安定性が向上され得る。
さらにドイツ連邦共和国特許公開第102004019776号明細書からは、工作機械のハンドグリップの両脚部を、振動減衰のために、連結部材を介して工作機械のケーシングに枢着結合させることが公知である。
さらにドイツ連邦共和国特許公開第10138123号明細書からは、振動減衰式のハンドグリップを有する工作機械が公知である。この工作機械では、ハンドグリップおよびケーシングに枢着結合されている2つの連結部材のうち一方の連結部材が、スペース節約的に中空状のハンドグリップの内部に収容されていて、他方の連結部材がケーシングの内部に収容されている。
この構造によって、満足のできる振動減衰もしくは振動遮断が達成されるが、一方では、この構造を、工作機械の構造長さを拡大せずかつ工作機械の作業方向で十分に小さい所要スペースしか有していないように、ケーシング内および/またはハンドグリップ内に組み込むか、もしくはケーシングおよび/またはケーシングの内部に収容することは、いまだに不可能である。
これに基づいて本発明の課題は、冒頭で述べた種類の工作機械を改良して、ハンドグリップの振動遮断のために必要となるコンポーネントを、スペース節約的にケーシングおよび/またはハンドグリップの内部に収容できかつ特に工作機械の作業方向で小さいスペースしか必要としないようにし、それによって、ハンドグリップ自体と、ハンドグリップの脚部、連結部材、およびばねを収容するために役立つ工作機械のケーシング部分とから成る、工作機械のグリップ領域の構造長さを、できるだけ小さくできるようにすることである。
発明の開示
この課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴、すなわち連結部材が、該連結部材の運動を同期化する結合エレメントによって、互いに結合されていることによって解決される。
本発明は、ハンドグリップの両脚部の運動を、連結部材自体によって同期化するのではなく、連結部材の間にある付加的な結合エレメントによって同期化すると、ハンドグリップの振動遮断のために必要となるコンポーネントの所要スペースを極めて小さく保てるという認識に基づいている。この場合、この付加的な結合エレメントは、2つの連結部材のみに枢着結合されていて、ケーシングにもハンドグリップにも結合されていない。この形式によって、連結部材の形状を、工作機械のグリップ領域の使用できるスペースに一層良好に適合させることができ、ひいてはコンパクトかつコストの廉価な構造が広く提供され得る。
本発明の有利な実施態様では、結合エレメントが結合ロッドとして形成されている。この結合ロッドの、互いに反対側にある端部が、以下のように連結部材に結合されていると有利である。すなわち結合ロッドが、工作機械の作業方向に対して実質的に横方向に配向されていて、このことが工作機械の構造長さの短縮に寄与するようにされる。
特にスペース節約的な変化形では、結合エレメントと、連結部材の構成部分とが、中空に形成されたU字形のハンドグリップの内側に配置されている。これによって、必要となるコンポーネントの一部を工作機械のケーシングの外側に移して支承することができる。この場合、両連結部材が、U字形ハンドグリップの脚部の開かれた端部を通って、ハンドグリップの中空状の内部に突入していると有利であり、この場合、ハンドグリップの中空状の内部では、両連結部材が結合エレメントによって連結されている。この連結エレメントがハンドグリップの中空状の鞍部を通って延在していると有利である。
この場合、少なくとも1つの連結部材が、2アーム式のレバーとして形成されており、このレバーの一方のレバーアームがケーシングに枢着結合されていて、他方のレバーアームが中空状のハンドグリップの内側で結合エレメントに枢着されていると有利である。この場合、このレバーは、両レバーアームの間でハンドグリップの脚部に枢着結合されている。別の連結部材も同様に2アーム式のレバーとして形成されていると有利であり、この場合、一方のレバーアームがハンドグリップの脚部に枢着結合されていて、他方のレバーアームがハンドグリップの内側で結合エレメントに枢着結合されていて、このレバー自体は両レバーアームの間でケーシングに枢着されている。
択一的には、少なくとも1つの連結部材をディスクとして形成してもよく、このディスクは、その中心でケーシングに旋回可能に結合されていて、さらにその中心から間隔を保って脚部および結合エレメントに枢着結合されている。
ハンドグリップの、ケーシングに対するばね弾性的な支持が、ハンドグリップとケーシングとの間に配置された圧縮ばねによって行われると有利である。この場合、圧縮ばねが、その長さの少なくとも一部分で両脚部に隣接して配置されていると有利である。
図面の簡単な説明
以下に本発明の実施例を図面に付き詳しく説明する。図1は、手持ち式工作機械の簡略化した概略的な側面図であり、図2は、図1に示した手持ち式工作機械の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図であり、図3は、ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図2に一致する図であり、図4は、手持ち式工作機械の別の実施例の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図であり、図5は、ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図4に一致する図であり、図6は、手持ち式工作機械のさらに別の実施例の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図であり、図7は、ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図6に一致する図である。
実施例
図1に概略的に示した穿孔ハンマまたは打撃ハンマの形式の手持ち式工作機械2は、主にケーシング4と、工具8を収容するための工具ホルダ6と、ケーシング4に取り囲まれた駆動装置(図示せず)とを有していて、該駆動装置は、工具ホルダ6内に差し込まれた工具8の回転駆動および/または打撃駆動のために働く。
駆動装置は、公知の形式で電気的な駆動モータを有していて、該駆動モータは、減速伝動装置もしくは変速伝動装置を介して工具ホルダ6を回転駆動させる。さらに駆動装置は、同様に駆動モータによって駆動される打撃装置を有していて、該打撃装置によって、工具ホルダ6内の工具8が、工作機械2の作業方向Aに作用する打撃力で負荷される。
ケーシング4は、工具ホルダ6とは反対側の端面に、U字形ハンドグリップ10を備えている。このU字形ハンドグリップ10は、工具ホルダ6の近傍の符号「12」の傍でケーシング4に着脱可能に取り付けられている付加的なハンドグリップ14と相俟って、工作機械2を把持しかつ保持するために役立つ。ケーシング4を超えて突出しているU字形ハンドグリップ10は、ケーシング4と一緒に作業員の手のためのグリップ開口16を取り囲んでおり、特に垂直方向の運転、つまり工具8が鉛直に作業方向Aで下方に向けられている際に、工作機械2を固定しかつ案内することを容易にする。一方で付加的なハンドグリップ14は、どちらかというと作業方向Aが水平に向けられているか、または浅く傾けられている場合に使用される。
図2ないし図7に最も良く示されているように、U字形ハンドグリップ10は、主に鞍部18と、工作機械2の作業方向Aに対して平行な2つの脚部20,22とを有している。これらの脚部20,22の自由な端部は、グリップ開口16の、間隔を開けて相並んで配置されている2つの開口24,26を通って、ケーシング4の制限された壁部分28に対して前方に向かって、ケーシング4の、工具ホルダ6とは反対側のグリップ領域32の内部の室30に突入している。
ケーシング4によって取り囲まれた室30は、U字形ハンドグリップ10の構成部分とケーシング4との間に配置されている圧縮コイルばね34を包含しており、この圧縮コイルばね34が、少なくとも部分的に脚部20,22に隣接して配置されていると有利である。ばね34は、U字形ハンドグリップ10を、負荷されていない状態で後方に向かって、後側終端位置(図2,図4および図6)へ押圧する。この後側終端位置では、U字形ハンドグリップ10の脚部20,22に設けられた、後方に向けられたストッパ面36が、ケーシング4の、ストッパ面36に対して相補的かつ作業方向Aで前方に向けられたストッパ面38に当て付けられる。これらのストッパ面38は、壁部分28の内面に開口22,24の周囲に形成されている。作業員の手によって工具8が工作物に対して押し当てられる際に、U字形ハンドグリップ10に押圧力が加えられると、U字形ハンドグリップ10が、矢印Fで示すようにばね34の力に抗して作業方向Aに押圧される。この場合、U字形ハンドグリップ10は、ばね34が前側終端位置(図3,図5および図7)に圧縮されると、脚部20,22の前側の端面で、作業方向に対して垂直なストッパ面40に当て付けられる。このストッパ面40は、壁部分28に対して平行な、室30の内側の仕切り壁42に形成される。
たとえば工作機械の打撃装置によって生ぜしめられるケーシング4の振動は、作業員にとって不快に感じられるだけでなく、長時間にわたる暴露は健康被害につながることもあり、この振動がU字形ハンドグリップ10に伝達されることを阻止するために、ハンドグリップ10の両脚部20は、直接にケーシング4内に案内されていないだけではなく、ケーシング4に直接的に結合されてもいない。その代わりに、両脚部20,22とケーシング4との結合は、それぞれ連結部材44もしくは46を介して行われている。これらの連結部材44,46は、隣接している脚部20,22だけではなく、ケーシング4にも枢着されており、圧縮コイルばね34と相俟って、ケーシング4とハンドグリップ10との間の振動遮断のために役立つ。
後側終端位置から前側終端位置の方向への運動時に、ケーシング4から分離されたU字形ハンドグリップ10の引っかかりや傾倒を防ぐためには、力Fが片寄って、または作業方向Aに対して非平行にハンドグリップに加えられると、両脚部20,22の運動が、ケーシング4に関連して同期化される。このことは、本発明によって結合エレメント48を用いて行われる。この結合エレメント48は、2つの連結部材44,46を結合しかつハンドグリップ10の、連結部材44,46に枢着された脚部22,24の同期化された直線運動のために役立つ。
図2および図3に示された、中空状の、脚部20,22の端面が開かれているU字形ハンドグリップ10を有する工作機械の実施例では、2つの連結部材44,46が、それぞれ2アーム式のレバー50,52から成っている。2アーム式のレバー50の両レバーアーム54,56、もしくは2アーム式のレバー52の両レバーアーム58,60は、レバー50,52の旋回軸線62の領域で互いに対してほぼ直角に配向されている。この場合、レバー50のレバーアーム54、もしくはレバー52のレバーアーム58は、ケーシング4のグリップ領域32によって取り囲まれた室30の内側にそれぞれ配置されており、レバーアーム54もしくは58は、前側終端位置と後側終端位置の中間にあるハンドグリップ10の中心位置では、工作機械2の作業方向Aに対してほぼ垂直に配向される。一方で、レバー50の第2のレバーアーム56およびレバー52の第2のレバーアーム60は、隣接している脚部20もしくは22の開かれた端面を通って、中空状のハンドグリップ10にそれぞれ突入している。中空状のハンドグリップ10内では、これらのレバーアーム56,60の自由な端部が、結合エレメント48によって互いに結合されているが、ハンドグリップ10またはケーシング4には結合されていない。
レバー50(図2および図3では上方に示されている)は、旋回軸線62を介して、U字形ハンドグリップ10の隣接する脚部20の自由な端面に旋回可能に枢着されていて、かつレバー50のレバーアーム54の自由な端部で、仕切り壁42の壁突出部64に旋回可能に枢着されている。この場合、中空状のハンドグリップ10内に突入しているレバーアーム56は、ハンドグリップ10の内側で、レバーアーム54に対してほぼ平行に屈曲させられていて、この場合、屈曲された部分66は、U字形ハンドグリップ10の後側終端位置では、作業方向Aに対してほぼ垂直に配向される。これとは異なって他方のレバー52(図2および図3では下方に示されている)は、その旋回軸線62を介して、仕切り壁42の隣接する壁突出部68に枢着されていて、この場合、両レバーアーム58,60は、それぞれ直線状に形成されていて、レバーアーム58は、その自由な端部でU字形ハンドグリップ10の突出部70に枢着されている。この突出部70は、作業方向Aに対して垂直であり、脚部22の端面を超えて延在しかつ室30内に突入している。この突出部70は、同時に圧縮コイルばね34の後側の端面のための支持台としても役立つ。
結合エレメント48は、長く延びた直線状の結合ロッドの形をしている。この結合ロッドは、U字形ハンドグリップ10の中空状の鞍部18内に配置されていて、工作機械2の作業方向Aに対して実質的に垂直に配向されている。この場合、結合ロッドの、互いに反対側にある端面は、レバー50のレバーアーム56の自由な端部もしくはレバー52のレバーアーム60の自由な端部にそれぞれ結合されている。レバー50,52の旋回軸線62およびレバーアーム54,56,58,60の自由な端部は、U字形ハンドグリップ10の鞍部18および脚部20,22を含んで形成される1つの平面に対して、それぞれ垂直に配向されている。
ハンドグリップ10の脚部20,22および鞍部18の幅は、両レバー50,52の形状と寸法に適合されている。この場合、両レバー50,52が、前側終端位置と後側終端位置との間でのハンドグリップ10の運動時に、室30および中空状のハンドグリップ10の内側で、ハンドグリップ10の運動経路に一致する旋回経路で旋回できるようにされる。
これとは異なって、図4ないし図6に示された、中実なハンドグリップ10を有する工作機械2の実施例では、連結部材44,46が、2つの円形のディスク72もしくは74によって形成されている。このディスク72,74は、脚部20もしくは22の内面に隣接する、仕切り壁42に設けられた壁突出部76,78にそれぞれ支承されている。ディスク72,74の回転軸線は、ディスク72,74の中心に延びている。各ディスク72,74は、その中央から半径方向の間隔を保って長方形面の上に突出する旋回ジャーナル80を有している。この旋回ジャーナル80は、旋回ジャーナル80に対して相補的な孔に回転可能に係合している。この場合、この孔は隣接している脚部20もしくは22の自由な端面の近傍に配置されている。
両ディスク72,74は、結合エレメント48によって、ディスク72もしくは74のうちの一方の旋回運動または回転運動が、他方のディスク72もしくは74の一致する旋回運動または回転運動を生ぜしめるように、つまり他方のディスク72もしくは74を一致する旋回角度だけ回転させるように連結されている。連結エレメント48は、これらの実施例においても直線状に長く延びる結合ロッドの形をしていて、この結合ロッドの互いに反対側にある端面は、ディスク72もしくは74に枢着されていて、しかもディスク72,74の中心から半径方向の間隔を保ってかつ旋回ジャーナル80から約90度の角度間隔を保って枢着されている。この場合も、ディスク72,74の回転軸線、旋回ジャーナル80の旋回軸線、および結合ロッド82のディスク72,74への枢着点は、U字形ハンドグリップ10によって形成される1つの平面に対して垂直である。
図4および図5に示した実施例では、結合ロッド82が、工作機械2の作業方向Aに対して垂直に位置調整されていて、両ディスク72,74の枢着点が、工作機械2の作業方向Aで見て、ディスク72,74の中心より後側に配置されているのに対して、図6および図7に示した実施例では、枢着点が、工作機械2の作業方向Aに対して浅い角度で傾斜している。この場合、工作機械の作業方向Aから見て、結合ロッド82の一方の端面が、隣接するディスク72の中心より前方に配置されていて、他方の端面が、隣接するディスク74の中心より後方に配置されている。
どちらの場合も、U字形ハンドグリップ10が両終端位置の間で運動する際に、結合ロッド82とディスク72,74との枢着点は、工作機械2の作業方向Aに対してほぼ垂直な運動軌道に沿って運動する。この場合、枢着点は、壁突出部76もしくは78の反対の側に向かってそれぞれ摺動する。これとは異なって旋回ジャーナル80は、工作機械2の作業方向に対してほぼ平行な運動軌道に沿って運動する。
手持ち式工作機械の簡略化した概略的な側面図である。 図1に示した手持ち式工作機械の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図である。 ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図2に一致する図である。 手持ち式工作機械の別の実施例の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図である。 、ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図4に一致する図である。 手持ち式工作機械のさらに別の実施例の後側グリップ領域を、ハンドグリップが負荷されていない状態で部分的に断面し拡大した側面図である。 ハンドグリップに押圧力を加え、手持ち式工作機械を工作物に押し当てた後の状態を示す図6に一致する図である。

Claims (8)

  1. 手持ち式工作機械、殊に穿孔ハンマおよび/または打撃ハンマであって、ケーシングと、該ケーシングに対してばね弾性的に支持された振動減衰式のハンドグリップとが設けられており、該ハンドグリップが、ほぼ平行な2つの脚部を有しており、さらに各脚部とケーシングとの間にそれぞれ配置され、かつ脚部とケーシングとに枢着結合されている連結部材が設けられている形式のものにおいて、連結部材(44,46)が、該連結部材(44,46)の運動を同期化する結合エレメント(48)によって互いに結合されており、前記結合エレメント(48)が、ケーシング(4)および/またはハンドグリップ(10)に結合されておらず、結合エレメント(48)が、工作機械(2)の作業方向(A)に対して実質的に横方向に配向されており、結合エレメント(48)の、互いに反対側にある端部が、連結部材(44,46)に枢着されていることを特徴とする、手持ち式工作機械。
  2. 結合エレメント(48)が、中空状のハンドグリップ(10)の内側に配置されている、請求項記載の手持ち式工作機械。
  3. 少なくとも1つの連結部材(44,46)が、脚部(20,22)の開かれた端部を通って、ハンドグリップ(10)の中空状の内部に突入している、請求項記載の手持ち式工作機械。
  4. 少なくとも1つの連結部材(44)が、2アーム式のレバー(50)として形成されていて、該レバー(50)の一方のレバーアーム(54)が、ケーシング(4)に枢着結合されていて、他方のレバーアーム(56)が、結合エレメント(48)に枢着結合されており、レバー(50)が、両レバーアーム(54,56)の間で、ハンドグリップ(10)の脚部(20)に枢着結合されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  5. 少なくとも1つの連結部材(46)が、2アーム式のレバー(52)として形成されていて、該レバー(52)の一方のレバーアーム(58)が、ハンドグリップ(10)の脚部(22)に枢着結合されていて、他方のレバーアーム(60)が、結合エレメント(48)に枢着結合されていて、レバー(52)が、両レバーアーム(58,60)の間で、ケーシング(4)に枢着結合されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  6. 少なくとも1つの連結部材(44,46)が、ディスク(72,74)として形成されていて、該ディスク(72,74)が、その中心でケーシング(4)に旋回可能に結合されていて、かつ中心から間隔を保って脚部(20,22)および結合エレメント(48)に枢着結合されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  7. ハンドグリップ(10)とケーシング(4)との間に配置された少なくとも1つの圧縮ばね(34)が設けられている、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  8. 圧縮ばね(34)が、ハンドグリップ(10)を、負荷されていない状態で後方に向かって、後側終端位置へ押圧し、該後側終端位置では、ハンドグリップ(10)の脚部(20,22)に設けられた、後方に向けられたストッパ面(36)が、ケーシング(4)の、ストッパ面(36)に対して相補的かつ作業方向Aで前方に向けられたストッパ面(38)に当て付けられ、該ストッパ面(38)が、ケーシング(4)の壁部分(28)の内面に開口(24,26)の周囲に形成されている、請求項7記載の手持ち式工作機械。
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