JP4880920B2 - 基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた装置、該装置を位置調整するための方法および該装置を備えた光学システム - Google Patents

基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた装置、該装置を位置調整するための方法および該装置を備えた光学システム Download PDF

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Description

本発明は、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた装置、該装置を位置調整するための方法および該装置を備えた光学システムに関する。
マイクロ光学構成素子、たとえばレンズ、プリズム、ミラーまたは周波数2倍器のためには、当該マイクロ光学構成素子を光学構成素子の光路、たとえばレーザの光路内で適正な位置もしくは向きに調整する(以下、「位置調整(justieren)」と呼ぶ)ことを可能にする多数の種々の位置調整法が開発されている。
国際公開第96/15467号パンフレットに基づき、マイクロ光学構成素子のための機械的な固定システムが公知である。この公知の固定システムでは、各マイクロ光学構成素子が中央のプラットホームに被着される。このプラットホームはそれぞれ少なくとも1つのヒンジを介して、プラットホームに取付け可能な少なくとも3つの脚部を有している。プラットホーム上でのマイクロ光学構成素子の位置調整は、たとえばマニピュレーション・ロボットシステムを用いて前記少なくとも3つの脚部の位置調整によってプラットホームの正確な位置決めが達成されることにより行なわれ得る。この固定システムの欠点はとりわけ次の点にある。すなわち、少なくとも3つの位置調整可能な脚部に基づき3つのエレメントが互いに相対的に位置決めされなければならないので、この公知の固定システムを用いると、比較的手間のかかる位置調整しか可能とならない。
国際公開第96/15467号パンフレット
本発明の課題は、上で述べた欠点に関して改善され、手間のかかる位置調整が回避されているような、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた装置、該装置を位置調整するための方法および該装置を備えた光学システムを提供することである。
この課題を解決するために、基板に配置されたマイクロ光学デバイスもしくはマイクロ光学構成素子を備えた本発明の装置の構成では、マイクロ光学構成素子と基板との間の位置調整結合部が設けられており、該位置調整結合部が第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとを有しており、両結合エレメントが、互いに嵌合しかつ互いに接触している第1の表面および第2の表面を有しており、該第1の表面および該第2の表面が、種々の相対位置における位置調整を可能にするようにした。
上記課題を解決するために、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を位置調整するための本発明による方法では、以下の方法ステップ:
A)マイクロ光学構成素子と基板とから成る、上記装置を準備し、
B)引き続き、両結合エレメントの位置を相対的に変化させることにより、マイクロ光学構成素子を位置調整する
を実施するようにした。
さらに上記課題を解決するために本発明の光学システムの構成では、該光学システムが、少なくとも1つの光学構成エレメントと、該光学構成エレメントの光路内に配置されている、上記少なくとも1つの装置とを有しているようにした。
基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた本発明による装置では、マイクロ光学構成素子と基板との間の位置調整結合部が設けられており、該位置調整結合部が第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとを有している。この場合、第1の位置調整結合部は第1の表面を有しており、第2の位置調整結合部は第2の表面を有している。これら両表面は互いに嵌合していて、かつ互いに接触しており、この場合、規定の種々の制限された数の相互相対位置において両結合エレメントの位置調整が可能となる。両結合エレメントのこれらの相互相対位置は第1の運動によって互いに移行可能である。
これにより、本発明による装置では、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとを種々の相互回転・傾動位置へもたらすことが特に簡単に可能となる。国際公開第96/15467号パンフレットに記載の機械的な固定システムとは異なり、本発明による装置では、位置調整可能な結合部(第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの互いに嵌合しかつ互いに接触している第1の表面および第2の表面)しか存在していないので、特に簡単に位置調整が可能となる。この場合、第1の結合エレメントが第2の結合エレメントに可動に支承されていることが可能となる。
互いに嵌合しかつ互いに接触している第1の表面および第2の表面はこの場合、位置調整可能性に課せられた要求に応じて両結合エレメントの互いに相対的な自由な回転だけが保証されるか、または両結合エレメントの互いに相対的な傾動だけが保証されるか、または組み合わされた形で両結合エレメントの互いに相対的な自由な回転・傾動可能性が保証されるように形成されていてよい。
マイクロ光学構成素子はこの場合、第1の結合エレメントに結合されているか、または第2の結合エレメントに結合されていてよい。その場合、これに相応して、マイクロ光学構成素子とは結合されていない方の結合エレメントが基板と結合されている。したがって、基板に配置されたマイクロ光学構成素子の特に単純な装置が得られる。当該装置に課せられる要求に応じて、マイクロ光学構成素子と第1の結合エレメントまたは第2の結合エレメントとの間の結合を直接に行うことができる(マイクロ光学構成素子と結合エレメントとの直接的なコンタクト)か、または両者の間に別のエレメントが配置されていてよい。このエレメントは、たとえば付加的な運動自由度を可能にする。同様のことは相応して、結合エレメントと基板との間の結合にも云える。
本発明による装置では、第1の結合エレメントに設けられた第1の表面が凸面状に加工成形されており、第2の結合エレメントに設けられた第2の表面が凹面状に加工成形されていると有利である。第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの互いに嵌合し合う凸面状および凹面状の表面に基づき、両結合エレメントの互いに相対的な自由な回転・傾動可能性が特に簡単に実現可能となる。本発明の枠内では、「凸面状の表面」とは外側へ向かって湾曲させられたあらゆる表面を意味する。この場合、このように湾曲させられた表面は必ずしも円弧または楕円である必要はなく、自由な回転可能性および場合によっては傾動可能性を保証する限りは、外側へ向かって湾曲させられた多数の別の表面、たとえばピン形の膨出部を備えた表面も使用され得る。凸面状の表面は互いに屈曲された平坦な面範囲、たとえば多角形として形成された面範囲をも包含することができる。
これに相応して、「凹面状の表面」とは内側へ向かって湾曲させられたあらゆる表面を意味する。この場合、このように湾曲させられた表面は、たとえば球面状の構成の他に、円筒状の孔、円錐状周面および方形溝をも包含することができる(たとえば図1、図9および図10参照)。
第1の結合エレメントの第1の表面および第2の結合エレメントの第2の表面の構成に応じて、両表面の間には点状か、線状か、または面状のコンタクトが生じ得る。点状のコンタクトは、たとえば方形体が中空セグメント内に支承されている場合に成立し得る。凸面状の面が凹面状の面と接触していて、しかもこの場合、半径rに関してr凹面>r凸面の関係が成立する場合にも、点状のコンタクトが形生じる。線状のコンタクトは、たとえば図1に示した装置において、第2の結合エレメントが半球状の第2の表面を有していて、第1の結合エレメントが第1の表面として円錐状周面を有している場合に成立する。第1の表面と第2の表面との間の線状のコンタクトは、たとえば凸面状の表面と凹面状の表面とが、互いに異なる曲率を有する球面状の膨出部もしくは膨入部の形で使用されることによっても実現され得る(たとえば図2参照)。第1の表面と第2の表面との間の面状のコンタクトは、たとえば図8に示したように特に両表面が互いに相補的に形成されている場合に成立する。しかしこの場合、内側へ向かって湾曲させられた凹面状の表面が付加的になお、たとえば位置固定剤、たとえば接着剤を収容するために働くことのできる膨入部を有することも可能となる。
マイクロ光学構成素子の自由な回転可能性および/または傾動可能性の中心点がマイクロ光学構成素子の光学的に有効となる面の中心点と合致していると、マイクロ光学構成素子の特に簡単な位置調整が与えられている。
さらに、本発明による装置が自己支持能力(freitragend)を備えていると、つまり第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの、位置調整により調節された互いに相対的な位置が別の支持部なしに位置固定されていると、特に有利である。このことは、たとえば位置固定剤が存在することにより達成され得る。位置固定剤は互いに接触している第1第2の両表面を互いに相対的に位置固定するので特に有利である。このような位置固定に基づき、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとの間の安定的な相対位置も得られる。位置固定剤は第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントのいずれか一方の表面もしくは両方の表面に施与されると好都合である。他方では、既に位置固定剤なしでも、無支持状態の装置、つまり自己支持能力を備えている装置を達成することが可能である。このことは、たとえば第2の結合エレメントが少なくとも部分的に第1の結合エレメントを取り囲むことにより、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとの間に特に安定的な「ジョイント結合」が生ぜしめられることにより行われ得る。さらに、第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの、互いに接触している第1の表面および第2の表面は、両結合エレメントの間に特に高い摩擦が生ぜしめられて、単独に摩擦によってのみ既に本発明による装置の比較的強固な位置固定もしくは自己支持特性が達成され得るような性質を有する表面であってよい。すなわち、たとえば第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントは本発明による装置の1変化形では金属を有していてよく、この場合、この金属から成る第1の表面および第2の表面は粗面化されているので、特に高い摩擦が得られる。択一的には、ガラス面またはシリコン面も考えられる。これらの面は適当な前処理によってやはり特に簡単に粗面化され得る。さらに、第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントがプラスチックを有していてよい。その場合、第1のプラスチック表面および第2のプラスチック表面はやはり特に簡単に粗面化され得る。また、上で挙げた材料の組合せも可能である。すなわち、たとえば第1の金属表面と第2のプラスチック表面とが互いに接触していてよい。
本発明による装置の1構成では、第1の結合エレメントが、第1の表面である、相応する球面状の表面を備えた球体または半球体セグメントを有している。このような結合エレメントはその球面状の構成に基づき、第2の結合エレメントの加工成形に応じて自由な回転・傾動可能性を特に簡単に可能にする。
第2の結合エレメントが中空球体セグメントを有していて、この中空球体セグメントが第2の表面として相応する表面を備えており、この表面に第1の結合エレメントが支承されていると有利である。中空球体セグメントはこの場合、同じくその特殊な加工成形に基づき、第1の結合エレメントの加工成形に応じて第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの互いに相対的な自由な回動可能性もしくは傾動可能性を可能にする。
いわゆる「ボールジョイント」が形成されていると特に有利である。この場合、第1の結合エレメントである球体セグメントもしくは半球体セグメントが、第2の結合エレメントである中空球体セグメント内に支承されている。このようなボールジョイントは特に安定した支承を可能にすると同時に、自由な回転・傾動可能性をも可能にする。
第1の結合エレメントか、または第2の結合エレメントが、第1のサブキャリヤに配置されていていよい。この第1のサブキャリヤはこのサブキャリヤと基板との間の付加的な相対運動を可能にする。この場合、基板の表面にわたって2つの付加的な並進自由度が可能にされるので有利である(たとえば図1〜図6参照)。一般に結合エレメントは可動の第1のサブキャリヤに配置されており、この第1のサブキャリヤは基板に隣接して配置されている。第1のサブキャリヤにより可能となるこのような相対運動は、第2の運動により互いに移行され得る。
第1のサブキャリヤはこの場合、付加的に中空室を有していてよい。この中空室は、この第1のサブキャリヤに配置されている結合エレメントの表面の一部であってよい。この中空室は、たとえば図7に図示したように、位置固定剤、たとえば第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとの互いに相対的な位置固定を可能にする接着剤またははんだ金属を収容するために働くことができる。
第1のサブキャリヤには、付加的に通路が設けられていてよい。この通路は第1のサブキャリヤの表面から、第1のサブキャリヤに配置されている結合エレメントの表面にまで達している。このような通路は、たとえばやはり図7に図示されている。この通路は、両結合エレメントの相互の規定の相対位置の調節によって基板上でのマイクロ光学構成素子の位置調整が行われた後に、両表面の間のコンタクト個所に位置固定剤をあとから塗布するために使用され得る。さらに、この通路は、両表面が互いに結合されて位置調整される前に、位置固定剤塗布時の過剰量を流出させるために働くことができる。
基板上でのマイクロ光学構成素子の別の運動自由度は、特に有利には第2のサブキャリヤが設けられていることにより達成され得る。この第2のサブキャリヤにマイクロ光学構成素子が配置されている。第2のサブキャリヤはその場合、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとの間の固定の相対位置を維持しながら、基板の表面に対して相対的なマイクロ光学構成素子の運動を可能にする。このような本発明による装置の1例が図11に図示されている。このような装置は回転自由度、傾動自由度および表面にわたる並進自由度に対して付加的に、基板表面上方でのマイクロ光学構成素子の高さの自由な調節可能性を提供する。マイクロ光学構成素子の位置調整を特にフレキシブルに形成するためには、マイクロ光学構成素子が付加的に第2のサブキャリヤに自由に回転可能にかつ/または傾動可能に支承されていてよい。
第1第2の両結合エレメントのうちのいずれか一方の結合エレメントがマイクロ光学構成素子と接触している場合、この結合エレメントをマイクロ光学構成素子に設けるための複数の手段が存在する。たとえば、マイクロ光学構成素子を、当該結合エレメントを有するハウジングまたはフレーム内に配置することが可能となる。ハウジングもしくはフレームは、たとえばガラスを有していてよいので、その場合、当該結合エレメントは研削、穿孔またはフライス削りによってハウジングもしくはフレームから特に簡単に加工成形され得る。択一的には、ハウジングもしくはフレームをプラスチックから成形し、かつ相応して1回の作業ステップで、別の結合エレメントに対する各コンタクト表面を備えた当該結合エレメントを加工成形することも可能である。さらに択一的には、これらの結合エレメントのうちの1つを成形部分、たとえば射出成形部分から製造し、次いでこの成形部分を接合、たとえば接着によってマイクロ光学構成素子に固定することも可能である。前記結合エレメントのうちの1つの結合エレメントが第1のサブキャリヤに配置される場合、この第1のサブキャリヤと当該結合エレメントとはダイカスト技術または射出成形技術につき1回のステップで金属またはプラスチックから成形され得るので好都合である。この場合、たとえばガラスの場合にも使用可能となる流込み・押込み成形技術も考えられる。しかし択一的には、結合エレメントと第1のサブキャリヤとを互いに別個に製作することも可能である。この場合、この結合エレメントはあとから第1のサブキャリヤに接合される。
第1の結合エレメントの第1の表面および第2の結合エレメントの第2の表面のうちの少なくとも一方の表面が金属層を有していてよい。この金属層は、たとえば基板上でマイクロ光学構成素子を位置調整した後に第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとの間の相対位置を位置固定するために働くことができる。この位置固定は、前記金属層を溶融させることにより行われ得る。このためには、前記金属層が、低い温度で特に容易に溶融され得るはんだ金属を有していると有利である。しかし、第1の結合エレメントの第1の表面にも、第2の結合エレメントの第2の表面にも、金属層が設けられると有利である。この場合、これらの金属層の溶融時に、両表面の密な噛合い、ひいては位置固定が生ぜしめられるので特に有利である。
位置固定剤である金属またははんだ金属の代わりに、たとえば接着剤を使用することもできる。この接着剤は既に基板上でのマイクロ光学構成素子の最終位置調整の前に結合エレメントの第1の表面および/または第2の表面に被着され得る。そして位置調整が行われた後に、この接着剤はたとえば加熱またはUV硬化によって硬化され得る。
本発明による装置のマイクロ光学構成素子は一般に約13mmよりも小さな延在長さ、有利には約5mmよりも小さな延在長さを有している。約1mmよりも小さな寸法も可能である。マイクロ光学構成素子はたいていの使用事例では1〜5mmの延在長さを有している。マイクロ光学構成素子はレーザミラー、光学フィルタ、偏光コンポーネント、周波数2倍器、遅延プレート、変向ミラー、プリズム、LED、半導体レーザ、フォトダイオードまたはレンズを包含していてよい。
本発明の対象はさらに、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を位置調整するための方法である。この場合、方法ステップA)において、基板に配置されたマイクロ光学構成素子の装置が準備される。この装置はこの場合、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとを有しており、両結合エレメントは互いに嵌合しかつ互いに接触している第1の表面および第2の表面を有しており、両表面は種々の相対位置における位置調整を可能にする。引き続き、方法ステップB)において、両結合エレメントの互いに接触し合った第1の表面および第2の表面を介して両結合エレメントを互いに相対的に回転させかつ/または傾動させることによって両結合エレメントの位置を相対的に変化させることにより、基板上のマイクロ光学構成素子が位置調整される。
選択的な方法ステップC)では、方法ステップB)の後に、第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとが位置固定され得る。このことは、たとえば本発明による装置が自己支持能力を備えていない場合に特に有利である。位置固定は、たとえば位置固定剤が第1の表面と第2の表面とを互いに位置固定することにより行われ得る。択一的には、当該装置を安定化させる付加的な支持部を導入することもできる。
方法ステップB)では、マイクロ光学構成素子が、たとえばロボットアシストされたシステムの構成要素であるグリップアームによって特に簡単にかつ迅速に位置調整され得る。
本発明による方法の1実施態様では、方法ステップA)で第1の結合エレメントまたは第2の結合エレメントの互いに向かい合って位置する表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に、硬化性の接着剤を被着され、方法ステップB)で基板上のマイクロ光学構成素子を位置調整した後に、方法ステップC)において硬化させられる。既に上で説明したように、この硬化は、たとえば接着剤の性質に応じてUV照射または加熱によって行われ得る。
接着剤を用いた位置固定に対して択一的に、方法ステップA)で両結合エレメントの互いに向かい合って位置する第1の表面および第2の表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に、金属層を形成し、次いで方法ステップC)で位置調整後にこの金属層を溶融させることも可能である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。
図1〜図6および図8〜図10は、それぞれ3つの部分図A、B、Cを有しており、各部分図Aはそれぞれ本発明による装置の正面図であり、各部分図Bは当該装置の側面図であり、各部分図Cは当該装置の平面図である。
図1には、基板10に配置されたマイクロ光学構成素子5を備えたアッセンブリもしくは装置1が示されている。マイクロ光学構成素子5と基板10との間の結合は、第1の結合エレメント15と第2の結合エレメント20とを介して成立する。第1の結合エレメント15はこの場合、マイクロ光学構成素子5から加工成形されていて、第1の表面15Aとして軸受けである円錐面を有している。この円錐面には、第2の結合エレメント20が支承されている。この第2の結合エレメント20は第2の表面20Aとして、凸状球面状のコンタクト面を有している。円錐面である第1の表面15Aと、第2の表面20Aである凸状球面状に湾曲させられたコンタクト面との間には、線状もしくは環状のコンタクト30Aが生じる。第2の結合エレメント20は第1のサブキャリヤ40と共に、たとえば射出成形によって一体に加工成形されている。第2の結合エレメント20を備えたサブキャリヤ40はこの場合、基板10にわたって自由に運動させられて(二重矢印)、この基板10に、たとえばはんだ付けまたは接着によって位置固定され得る。また、アノーディックボンディング(陽極接合)、たとえばガラス・オン・シリコンまたはガラス・オン・ガラス、シリコンフュージョンボンディングおよび溶接も可能である。図1(A)に書き込まれた、湾曲した二重矢印は、このような支承によって達成され得るマイクロ光学構成素子5の傾動可能性を示している。
図1(B)に示した側面図から判るように、図1(A)に示したような側方に向けられた傾動の他に、前方もしくは後方へ向けられた傾動も行われ得る(二重矢印)。図1(C)の平面図から判るように、基板10にわたる両並進自由度(交差した二重矢印)の他に、本発明による装置によってサブキャリヤ40上でのマイクロ光学構成素子5の回転(湾曲された二重矢印)も可能となる。この場合、白色の円は第1の結合エレメント15における第2の結合エレメント20の、実際には見えていない支承部を表している。
図2には、本発明による装置の第2実施例が示されている。この第2実施例では、第1の結合エレメント15の第1の表面15Aが、凹面状に湾曲させられた球面状の表面であり、第2の結合エレメント20の第2の表面20Aが、凸面状に湾曲させられた球面状の表面である。この場合、凸面状に湾曲させられた表面と、凹面状に湾曲させられた表面とは互いに異なる曲率半径を有しているので、第1の表面15Aと第2の表面20Aとの間には線状のコンタクト30Bが生ぜしめられる。また、凸面状の面が凹面状の面と接触していて、この場合、半径rに関して:r凹面>r凸面であると、点状のコンタクトも可能となる。
図3に示した第3実施例による装置では、第1の表面15Aが円筒状の孔であり、第2の表面20Aが凸面状に湾曲させられた球面状の表面である。第1の表面15Aと第2の表面20Aとのこのような組合せの場合には、図1に示した第1実施例の場合と同様に、第1の表面15Aと第2の表面20Aとの間に線状もしくは環状のコンタクト30Aが生ぜしめられる。
図1〜図3に示した第1〜第3実施例では、第2の結合エレメント20が、第1のサブキャリヤ40に設けられた、外方へ向かって凸面状に湾曲させられた球面状の表面を有しているが、このような実施例とは異なり、図4〜図6に示した実施例では、サブキャリヤ40に設けられた第2の結合エレメント20が、第2の表面20Aとして内方へ向かって凹面状に湾曲させられた球面状の結合面を有している。この第2の表面20Aは図4に図示されているように凹状球面状に湾曲させられているか、または図5に図示されているように円錐状周面を有しているか、または図6に図示されているように円筒状の孔を有していてよい。
図7(A)には、円錐形凹面状に加工成形された第2の表面20Aを有する第2の結合エレメント20を備えた第1のサブキャリヤ40の1実施例が側面図で示されている。この第2の表面20Aは直接に中空室50に移行しており、この中空室50は通路55に接続されている。この通路55は図7(B)に平面図で図示したように、第1のサブキャリヤ40に設けられた2つの脚部40A,40Bの間の第1のサブキャリヤの表面にまで達している。この通路55は、第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントの位置調整が行われた後に、あとから接着剤を塗布することによって第1の結合エレメントと第2の結合エレメントとを位置固定するために働くことができる。この通路55の別の機能は、過剰量の位置固定剤を流出させることにあってよい。図7(C)に示した平面図からは、グリップアーム60によってマイクロ光学構成素子5を第1のサブキャリヤ40上で回転(湾曲した二重矢印)によって位置調整することができることが判る。図7(D)の正面図および図7(E)の側面図からは、グリップアーム60の種々の位置によって付加的にマイクロ光学構成素子5の側方の傾動運動もしくは前方または後方へ向けられた傾動運動を実施することができることが判る(湾曲させられた二重矢印)。中空室50内には、既にマイクロ光学構成素子5の位置調整時に位置固定剤65が配置されていてよい(たとえばはんだ金属または接着剤)。この位置固定剤は位置調整が行われた後に溶融(はんだ金属)または硬化(接着剤によって第1の結合エレメント15および第2の結合エレメント20の位置固定を生ぜしめる。
図8〜図10には、直接に基板10に搭載され得るマイクロボールの形の第2の結合エレメント20が示されている。したがって、これらの実施例では、サブキャリヤ40を用いて基板の表面にわたって可動性を得ることはもはや不可能となる。
図8の(A)〜(C)に示した、サブキャリヤなしの構成の第1実施例では、第1の結合エレメント15が、第1の表面15Aとして相応する中空球体面15Aを備えた中空球体を有しているので、自由な回転・傾動可能性を特に簡単に可能にするボールジョイントが得られる。第1の結合エレメント15の中空球体に設けられた第1の表面15Aもしくは第2の結合エレメント20のマイクロボールに設けられた第2の表面20Aの相応する構成において、既に自己支持能力を備えている(freitragend.)装置もしくはセルフサポート式の装置を得ることができる。
図9に示した、サブキャリヤなしの構成の第2の実施例では、第1の表面15Aを備えた第1の結合エレメント15である円筒状の孔と、第2の結合エレメント20であるマイクロボールとから成る組合せが設けられている。
図10に示した、サブキャリヤなしの構成の第3の実施例では、第1の結合エレメント15である、相応する第1の表面15Aを備えた方形溝と、第2の結合エレメント20であるマイクロボールとから成る組合せが設けられている。
図11に示した別の実施例では、第1のサブキャリヤ40が第2のサブキャリヤ100と組み合わされている。第1のサブキャリヤ40には、凸状球面状の第2の表面20Aを備えた第2の結合エレメント20が形成されている。この場合、前で説明した他の全ての実施例の場合と同様に、第1の結合エレメント15は凹状球面状に湾曲させられた第1の表面15Aを介して第2の結合エレメント20に可動に支承されている。この第1の結合エレメント15には、ガイドレール15Cを介して基板10の表面に対して相対的に可動に移動可能に第2のサブキャリヤ100が支承されており、この第2のサブキャリヤ100には、マイクロ光学構成素子5が固定されている。このような装置は相変わらず、第2の結合エレメント20に対する第1の結合エレメント15の固定の相対位置がとられるやいなや、基板10の表面に対して相対的なマイクロ光学構成素子5の相対的な位置決めを可能にする。第1のコンタクト面もしくは第1の表面15Aおよび第2のコンタクト面もしくは第2の表面20Aと同様に、第1の結合エレメント15と第2のサブキャリヤ100との間のコンタクト面も既に自己支持能力を備えているか、または位置調整が行われた後に位置固定剤によって位置固定され得る。
図12には、基板10の表面に対して相対的なマイクロ光学構成素子5の相対的な位置決めを可能にする別の装置が示されている。マイクロ光学構成素子5は、第1のサブキャリヤ40に可動に支承されている。マイクロ光学構成素子5はこの第1のサブキャリヤ40を介して、表面に対して直角に運動可能なキャリッジ110に配置されている。このように可能となる運動は鉛直な二重矢印により示されている。図12に示した第1の表面15Aおよび第2の表面20Aの代わりに、別の図面に図示した別の表面対20A,15Aをこの装置において使用することもできる。
本発明による装置、特に図1〜図12に示した装置は、図13に平面図で示した光学システム80の構成要素であってよい。この光学システム80は光学構成エレメント70、たとえばレーザ、特に国際公開第01/93386号パンフレットに記載されているような半導体ディスクレーザを有している。この光学構成エレメント70は放射線の放出によって光路70Aを形成する。本発明による装置を用いて、マイクロ光学構成素子5A,5B,5C,5Dを光路70Aに配置し、そして場合によっては正確に位置調整することができる。符号5Aは、外部ミラーを有する本発明による装置を示している。符号5Cは、光路70Aを変向させるための部分透過性の凹面状の変向ミラーを示している。符号5Bおよび5Dで示した装置はこの場合、周波数2倍器(5B)もしくは周波数選択的な素子(5B)を有している。
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。たとえば互いに嵌合し合う第1第2の両表面の構成に関して、別の構成も可能である。
基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第1実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第2実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第3実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第4実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第5実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 基板にわたって運動可能な第1のサブキャリヤを備えた本発明による装置の第6実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 特別に加工成形されたサブキャリヤを備えた本発明による装置の1実施例をそれぞれサブキャリヤの側面図(A)、サブキャリヤの平面図(B)、装置全体の平面図(C)、装置全体の正面図(D)および装置全体の側面図(E)で示す図である。 サブキャリヤを有しない本発明による装置の第1実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 サブキャリヤを有しない本発明による装置の第2実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 サブキャリヤを有しない本発明による装置の第3実施例をそれぞれ正面図(A)、側面図(B)および平面図(C)で示す図である。 第1のサブキャリヤと第2のサブキャリヤとを備えた本発明による装置の1実施例を示す概略図である。 基板の表面に対して直角に運動可能である本発明による装置の別の実施例を示す概略図である。 少なくとも1つの本発明による装置を有する光学システムを示す概略図である。
符号の説明
1 装置
5 マイクロ光学構成素子
5A,5B,5C,5D マイクロ光学構成素子
10 基板
15 第1の結合エレメント
15A 第1の表面
15C ガイドレール
20 第2の結合エレメント
20A 第2の表面
30A,30B コンタクト
40 第1のサブキャリヤ
40A,40B 脚部
50 中空室
55 通路
60 グリップアーム
65 位置固定剤
70 光学構成エレメント
70A 光路
80 光学システム
100 第2のサブキャリヤ
110 キャリッジ

Claims (26)

  1. 基板(10)に配置されたマイクロ光学構成素子(5)を備えた装置(1)において、マイクロ光学構成素子(5)と基板(10)との間の位置調整結合部が設けられており、該位置調整結合部が第1の結合エレメント(15)と第2の結合エレメント(20)とを有しており、両結合エレメント(15,20)が、互いに嵌合しかつ互いに接触している第1の表面(15A)および第2の表面(20A)を有しており、該第1の表面(15A)および該第2の表面(20A)が、種々の相対位置における位置調整を可能にするようになっていて、前方、後方および側方へ向けられたマイクロ光学構成素子(5)の傾動ならびに第1のサブキャリヤ(40)に対して相対的な回転を可能にするようになっており、第1の結合エレメント(15)か、または第2の結合エレメント(20)が、基板(10)に対するマイクロ光学構成素子(5)の付加的な相対運動を可能にする第1のサブキャリヤ(40)に配置されており、該第1のサブキャリヤ(40)内に、該第1のサブキャリヤ(40)の表面にまで達する通路(55)が付加的に設けられており、該通路(55)が、第1のサブキャリヤ(40)に配置されている結合エレメント(20)の表面(20A)にまで達していて、過剰量の位置固定剤を流出させるようになっていることを特徴とする、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を備えた装置。
  2. 第1の結合エレメント(15)に設けられた第1の表面(15A)が凸面状に加工成形されており、第2の結合エレメント(20)に設けられた第2の表面(20A)が凹面状に加工成形されている、請求項1記載の装置。
  3. 第1の表面(15A)と第2の表面(20A)との間に点状のコンタクト(30A)が存在している、請求項1または2記載の装置。
  4. 第1の表面(15A)と第2の表面(20A)との間に線状のコンタクト(30B)が存在している、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 第1の表面(15A)と第2の表面(20A)との間に面状のコンタクト(30C)が存在している、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 第1の表面(15A)と第2の表面(20A)とが、互いに相補的に加工成形されている、請求項1、2または5記載の装置。
  7. 第1の結合エレメントの表面が球体表面またはその一部を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 第2の結合エレメントが中空球体を有しており、該中空球体内に第1の結合エレメントが支承されている、請求項7記載の装置。
  9. 前記サブキャリヤ(40)が付加的に中空室(50)を有しており、該中空室(50)の内面が、第1のサブキャリヤ(40)に配置されている結合エレメント(20)の表面(20A)の一部である、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 第1のサブキャリヤ(40)が2つの脚部(40A,40B)を有しており、前記通路(55)が、第1のサブキャリヤ(40)の両脚部(40A,40B)の間を通って第1のサブキャリヤ(40)の表面にまで達している、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 第2のサブキャリヤ(100)が設けられており、該第2のサブキャリヤ(100)にマイクロ光学構成素子(5)が配置されており、該第2のサブキャリヤ(100)が、第1の結合エレメント(15)と第2の結合エレメント(20)との間の相対位置を維持しながら基板(10)の表面に対して相対的なマイクロ光学構成素子(5)の運動を可能にする、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 第2の結合エレメントが、以下の形状:
    円錐状周面、円筒状の孔または方形溝
    を有する第1の結合エレメントを支承するための凹面状の載置面を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 第1の結合エレメント(15)がマイクロ光学構成素子(5)に設けられている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 第1の結合エレメント(15)または第2の結合エレメント(20)の少なくとも1つの表面が金属層、ガラス、シリコンまたはプラスチックを有している、請求項1から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 第1の結合エレメントおよび第2の結合エレメントが粗面化されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の装置。
  16. マイクロ光学構成素子(5)が、第1の結合エレメント(15)か、または第2の結合エレメント(20)を有するハウジング内に配置されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の装置。
  17. マイクロ光学構成素子(5)がレーザミラー、光学フィルタ、偏光コンポーネント、周波数2倍器、遅延プレートまたはレンズを有している、請求項1から16までのいずれか1項記載の装置。
  18. 第1の結合エレメント(15)と第2の結合エレメント(20)とが互いに相対的に位置固定されている、請求項1から17までのいずれか1項記載の装置。
  19. 第1の結合エレメント(15)と第2の結合エレメント(20)とが:
    金属および接着剤
    から選択された位置固定剤(65)によって位置固定されている、請求項18記載の装置。
  20. 基板(10)に配置されたマイクロ光学構成素子(5)を位置調整するための方法において、以下の方法ステップ:
    A)マイクロ光学構成素子(5)と基板(10)とから成る、請求項1から19までのいずれか1項記載の装置(1)を準備し、
    B)引き続き、両結合エレメント(15,20)の位置を相対的に変化させることにより、マイクロ光学構成素子(5)を位置調整する
    を実施することを特徴とする、基板に配置されたマイクロ光学構成素子を位置調整するための方法。
  21. 方法ステップB)の後に行われる方法ステップC)で、第1の結合エレメント(15)と第2の結合エレメント(20)とを互いに位置固定する、請求項20記載の方法。
  22. 方法ステップB)でマイクロ光学構成素子(5)を、グリップアーム(60)によって光学構成エレメント(70)の光路(70A)内で位置調整する、請求項20または21記載の方法。
  23. −方法ステップA)で第1の結合エレメントおよび/または第2の結合エレメントの互いに向かい合って位置する表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に、硬化性の接着剤を被着させ、
    −該接着剤を方法ステップC)で硬化させる、
    請求項20から22までのいずれか1項記載の方法。
  24. −方法ステップA)で第1の結合エレメントおよび/または第2の結合エレメントの互いに向かい合って位置する表面のうちの少なくともいずれか一方の表面に、金属層を形成し、
    −該金属層を方法ステップC)で溶融させる、
    請求項20から22までのいずれか1項記載の方法。
  25. 光学システム(80)において、該光学システム(80)が、
    −少なくとも1つの光学構成エレメント(70)と、
    −該光学構成エレメント(70)の光路(70A)内に配置されている、請求項1から19までのいずれか1項記載の少なくとも1つの装置(5A,5B,5C,5D)と
    を有していることを特徴とする光学システム。
  26. 光学構成エレメントがレーザ、特に半導体ディスクレーザを有している、請求項25記載の光学システム。
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