JPH08122578A - 光学モジュールおよびその組立て方法 - Google Patents

光学モジュールおよびその組立て方法

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JPH08122578A
JPH08122578A JP25992394A JP25992394A JPH08122578A JP H08122578 A JPH08122578 A JP H08122578A JP 25992394 A JP25992394 A JP 25992394A JP 25992394 A JP25992394 A JP 25992394A JP H08122578 A JPH08122578 A JP H08122578A
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JP
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coupling ring
sleeve
package
optical
side plate
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JP25992394A
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English (en)
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Naoyuki Mineo
尚之 峯尾
Shunji Sakai
俊二 坂井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の結合効率が良く信頼性の高い光学モジュ
ールおよびその組立て方法を提供すること。 【構成】 本発明は、パッケージ2の側板22の貫通孔
22aと位置合わせされる平板状の結合リング3と、一
方の開口端側が略球面状に形成され結合リング3の中央
孔31に合わせて当接固定され他方の開口端側から光フ
ァイバ5の先端が挿入されるスリーブ4とを備える光学
モジュール1であり、貫通孔22aと結合リング3とを
位置合わせした状態でスリーブ4の一方の開口端側を結
合リング3の中央孔31へ押し付け、この状態のまま結
合リング3の位置およびスリーブ4の角度を調節して光
軸を合わせ溶接固定する組立てる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子をパッケージ
に収納した状態でその光学素子と光ファイバとの光軸を
合わせて成る光学モジュールとその組立て方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学モジュールは、半導体レーザやフォ
トダイオードから成るチップ状の素子をパッケージ内に
収納し、電気的および光学的な入出力を容易に行えるよ
うな配線および光ファイバとの光軸合わせを行ったデバ
イスである。図4は従来の光学モジュールを説明する断
面図であり、NEC技報Vol.40 No.5/1987,P31〜36に開
示されたものである。
【0003】この光学モジュール1’は、パッケージ
2’内において半導体レーザから成る光学素子10がモ
ニタ用のフォトダイオード10aやチップサーミスタと
ともに内部レンズ10bの付いたベース上にハイブリッ
ド実装された構成となっている。光学素子10からの放
射光は、内部レンズ10bにて緩やかな収束ビームに変
換され、パッケージ2’の側壁に気密封止されたガラス
23の窓を経由してパッケージ2’の外部へ導かれる。
【0004】パッケージ2’の外部には先ず外部レンズ
52が取り付けられ、次にスライドリング30を介して
シングルモードの光ファイバ5のピグテイルが固定され
ており、パッケージ2’の内部からガラス23の窓を経
由してパッケージ2’の外部へ導かれた放射光が外部レ
ンズ52を介して光ファイバ5へ伝わるようになってい
る。パッケージ2’内の光学素子10はヒートシンク1
1によって一定の温度に保たれている。
【0005】このような光学モジュール1’を組立てる
には、パッケージ2’内にベースに実装された光学素子
10を収納した後、側面にメタライズを施した内部レン
ズ10bおよび外部レンズ52をそれぞれ高融点はんだ
を用いて固定する。この状態で、光学素子10の光軸を
基準として光ファイバ5の位置調整を行う。この際、光
軸に対して垂直方向のずれに対しては、スライドリング
30を図中垂直方向に滑らせて調整を行い、光軸方向に
対しては光ファイバ5をスライドリング30中で図中左
右方向に滑らせて調整する構造となっている。そして、
この調整を行った後には、スライドリング30とパッケ
ージ2’の側壁との間およびスライドリング30とフェ
ルール51との間をそれぞれYAGレーザによって溶接
固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光学モジュールおよびその組立て方法には次のよう
な問題がある。すなわち、この光学モジュールにおいて
は、光軸に対して垂直な方向の調整を行う際にスライド
リングをパッケージの端面で滑らせるようにして行って
いるが、パッケージおよびスライドリングを治具にて固
定した場合にパッケージの端面とスライドリングの端面
とを平行に合わせることが困難である。つまり、合わせ
たい面の長さが短いためその平行度を見極めるのが非常
に困難である。また、このような構造では光軸に対する
光ファイバの角度ずれを補正調整することができないと
いう問題があり、光の結合効率の劣化を招くことにな
る。さらに、スライドリングの端面とパッケージの端面
とを平行に合わせることができないとここに隙間が生じ
てしまい、YAGレーザによる溶接が的確に行えないと
いう不都合が生じている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解決するために成された光学モジュールおよびその
組立て方法である。すなわち、本発明の光学モジュール
は、底板およびこの底板に対して略垂直に設けられる側
板を備えた筐体から成りその内部に光学素子を収納する
ためのパッケージと、光学素子の光軸上となるパッケー
ジの側板に所定の大きさで設けられる貫通孔と、貫通孔
と位置合わせされる中央孔を備えパッケージの側板外面
と接触固定される平板状の結合リングと、一方の開口端
側が略球面状に形成され結合リングの中央孔に合わせて
当接固定されるとともに他方の開口端側から光ファイバ
の先端が挿入されるスリーブとを備える構成となってい
る。
【0008】また、本発明の組立て方法は、先ず、筐体
から成るパッケージの内部へ光学素子を収納し、次い
で、パッケージを保持した状態で側板に設けられた貫通
孔と結合リングとの位置を合わせた状態で略球面状に設
けられたスリーブの一方の開口端側を結合リングの中央
孔周縁へ押し付けるようにして、側板外面とスリーブの
一方の開口端側との間で結合リングを挟み込むようにす
る。次に、スリーブの一方の開口端側を結合リングの中
央孔周縁へ押し付けた状態のまま結合リングを側板外面
に沿って移動するとともにスリーブの角度を調節して光
学素子と光ファイバとの光軸を合わせ、この状態でパッ
ケージの側板外面と結合リングとの接触部分および結合
リングとスリーブの一方の開口端側との接触部分を溶接
して光学モジュールを組立てる方法である。
【0009】
【作用】本発明における光学モジュールでは、パッケー
ジの側板に設けられた貫通孔に平板状の結合リングの中
央孔を位置合わせして接触固定している。つまり、この
結合リングをパッケージの側板に沿って移動することに
より、中央孔に合わせて当接するスリーブに挿入されて
いる光ファイバの光軸を光学素子の光軸に対して垂直な
方向へ調節することができる。しかも、結合リングの形
状が平板状であるため加工が容易となるとともに、パッ
ケージの側板外面との間に隙間が生じることなく接合で
きるようになる。また、中央孔に合わせて当接するスリ
ーブの一方の開口端側が略球面状に形成されているた
め、光学素子の光軸に対する光ファイバの光軸の角度を
調節できるようになる。
【0010】また、本発明の光学モジュールの組立て方
法では、パッケージの側板に設けられた貫通孔と結合リ
ングとの位置を合わせた状態でスリーブの一方の開口端
側を結合リングの中央孔周縁へ押し付けて、側板外面と
スリーブの一方の開口端側との間で結合リングを挟み込
むようにしている。この状態で結合リングの位置および
スリーブの角度を調節することで光学素子と光ファイバ
との光軸合わせができるとともに、スリーブの押し付け
によって結合リングとパッケージの側板外面とを密着で
きるようになる。
【0011】つまり、スリーブの一方の開口端側が略球
面状に設けられているため、これを結合リングの中央孔
周縁へ押し付けることによってパッケージの側板外面に
均一に結合リングを当接できるようになる。しかも、ス
リーブの一方の開口端側と結合リングとの間が線接触す
る状態となる。これらによって、パッケージの側板外面
と結合リングとの接触部分および結合リングとスリーブ
の一方の開口端側との接触部分に隙間が生じることが無
くなり、確実な溶接を行うことができるようになる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の光学モジュールおよびその
組立て方法の実施例を図に基づいて説明する。図1は、
本発明の光学モジュールにおける一実施例を説明する概
略断面図である。本実施例における光学モジュール1
は、主として底板21およびこの底板21に対して略垂
直に設けられる側板22から構成されるパッケージ2
と、パッケージ2内部に収納される光学素子10と、光
学素子10の光軸上となるパッケージ2の側板22に設
けられる所定の大きさの貫通孔22aと、貫通孔22a
に位置合わせされる結合リング3と、一方の開口端側が
結合リング3と当接し他方の開口端側から光ファイバ5
の先端が挿入されるスリーブ4とから構成される。な
お、側板22や結合リング3、スリーブ4等は溶接可能
な材質(ステンレスや鉄−コバルト−ニッケル合金等)
によって構成する。
【0013】光学素子10は例えば半導体レーザから成
るものであり、ヒートシンク11およびサブキャリア1
2を介してベース13上に固定されている。また、ベー
ス13上にはホルダ61内に収納された第1レンズ6が
固定されており、光学素子10の光軸上に位置合わせさ
れている。そして、このベース13がスペーサ14を介
してパッケージ2の底板21上に固定されている。半導
体レーザから成る光学素子10の場合には、この第1レ
ンズ6によって放射光を平行ビームにすることができ
る。
【0014】側板22に設けられた貫通孔22aのパッ
ケージ2内側位置にはガラス23が取り付けられており
窓を構成している。半導体レーザの場合、光学素子10
からの放射光は第1レンズ6によって平行ビームとな
り、このガラス23および貫通孔22aから成る窓を介
してパッケージ2の外部へ放出することになる。また、
貫通孔22aのパッケージ2外側位置には平板状の結合
リング3が接触固定されている。接触固定前においては
結合リング3をパッケージ2の側板22外面に沿って移
動させることで、この結合リング3に当接するスリーブ
4の位置を調節できるようになっている。
【0015】結合リング3に当接するスリーブ4は内部
に第2レンズ7を備えており、また結合リング3側とな
る一方の開口端側が略球面状に形成され、他方の開口端
側から光ファイバ5の先端となるフェルール51が挿入
されている。スリーブ4の外径は結合リング3の中央孔
31の内径よりも大きくなっており、このスリーブ4の
一方の開口端側を結合リング3の中央孔31に当接させ
ると、略曲面状に形成された部分が結合リング3の中央
孔31周縁に線接触する状態となる。スリーブ4はこの
線接触状態を保ちながら角度調節が成されることにな
る。
【0016】すなわち、一方の開口端側が略球面状に形
成されているため、この形状に沿ってスリーブ4を軸O
に対して角度調節できるようになる。なお、スリーブ4
の一方の開口端側の略球面状の曲率中心を第2レンズ7
の中心と一致させておくことで、第2レンズ7の中心を
基準とした角度調節を行うことが可能となる。また、ス
リーブ4内に挿入されるフェルール51を図中左右に移
動させることで、光軸Oに沿った調整を行うことができ
る。
【0017】さらに、スリーブ4の一方の開口端側が略
球面状に形成されていることから、スリーブ4を結合リ
ング3に押し付けることによってスリーブ4の角度に係
わらず結合リング3をパッケージ2の側板22外面へ均
一に接触させることが可能となる。つまり、光軸調整を
行った後の溶接固定において、パッケージ2の側板22
外面と結合リング3との接触部分および結合リング3と
スリーブ4の一方の開口端側との接触部分に隙間が生じ
ることが無くなり、的確な溶接を行うことができるよう
になる。
【0018】このように、本実施例における光学モジュ
ール1において、光学素子10と光ファイバ5との光軸
を調整する場合には、光軸Oに対して垂直な方向では結
合リング3をパッケージ2の側板22外面に沿って移動
し、光軸Oに沿った方向ではスリーブ4内でのフェルー
ル51の挿入位置を可変し、光軸Oに対する角度はスリ
ーブ4の一方の開口端側を結合リング3に当接した状態
での角度調節によってそれぞれ行うことが可能となる。
また、結合リング3の形状が単純で加工が容易であると
ともに加工精度が向上して光軸合わせの際の精度が高ま
る点も本実施例における光学モジュール1のメリットの
一つである。
【0019】次に、このような光学モジュール1の組立
て方法を図2〜図3に基づいて説明する。図2は組立て
方法を順に説明する概略断面図、図3はスリーブ部分の
拡大断面図である。先ず、図2(a)に示すようにパッ
ケージ2内に光学素子10等を収納し、パッケージ2の
側板22に設けられた貫通孔22aを上にした状態で配
置する。パッケージ2内に光学素子10を収納するに
は、先ずヒートシンク11上に配置した光学素子10を
サブキャリア12上に固定し、このサブキャリア12を
ベース13上に固定する。そして、ベース13をスペー
サ14上に固定してパッケージ2の底板21に固定す
る。なお、サブキャリア12とベース13、ベース13
とスペーサ14、スペーサ14と底板21とは各々はん
だ付け等によって固定するのが信頼性の観点から有効で
ある。
【0020】また、ベース13上には、はんだ付けまた
は圧入によって第1レンズ6が取り付けられたホルダ6
1を固定しておく。固定を行うに際し、光学素子10と
第1レンズ6との光軸を合わせておき、ホルダ61をベ
ース13上にはんだ付けまたはYAGレーザ溶接等によ
って固定する。このように、パッケージ2内に光学素子
10等を収納した状態で、パッケージ2の側板22に設
けられた貫通孔22aを上にして配置し、この貫通孔2
2a上に結合リング3を載置する。
【0021】次に、図2(b)に示すように、スリーブ
4の一方の開口端側を結合リング3に当接させるように
して、パッケージ2の側板22外面とスリーブ4の一方
の開口端側との間で結合リング3を挟み込むようにす
る。その後、パッケージ2を治具8で保持し、スリーブ
4を治具9で保持する。例えば治具8にてパッケージ2
を固定した場合には、治具9を図中xyθ方向に移動で
きるような微動台に連結しておき、光ファイバ5の位置
調整を行えるようにしておく。
【0022】なお、図2(b)においては光軸Oが図中
横方向になるよう配置した状態を示しているが、図2
(a)に示すように光軸Oが図中縦方向になるような配
置のままスリーブ4を図中上方から結合リング3へ押し
付けるようにし、この状態で光ファイバ5の位置調整を
行うようにしてもよい。以下では、図2(b)に示すよ
うに光軸Oが図中横方向になるような配置の場合を例と
して説明を続ける。
【0023】次に、光学素子10と光ファイバ5との光
軸調整を行う。半導体レーザから成る光学素子10の場
合には、光学素子10から光を出射させ光ファイバ5内
に導かれる光の強度をパワーメータ(図示せず)等によ
って測定しながらその値が最大となるようスリーブ4の
角度および位置を調節する。スリーブ4の位置調整すな
わち図中xy方向の位置合わせを行うには、スリーブ4
を結合リング3へわずかに押し付けた状態のまま治具9
を移動し、結合リング3をパッケージ2の側板22外面
に沿って移動させる。
【0024】また、スリーブ4の角度調整すなわち図中
θ方向の位置合わせを行うには、スリーブ4を結合リン
グ3へわずかに押し付けた状態のまま治具9の角度を調
整する。この際、スリーブ4の一方の開口端側が略曲面
状に形成されしかもその曲率中心が第2レンズ7の中心
と一致しているため、第2レンズ7を中心とした角度調
整を行うことができる。さらに、スリーブ4の他方の開
口端側から挿入されているフェルール51を図中左右方
向に移動することで光軸Oに沿った位置調整を行う。
【0025】このようなスリーブ4のxyθ方向への移
動およびフェルール51の光軸方向への移動を適宜繰り
返し行うことによって光ファイバ5内へ導かれる光の強
度が最大となるよう調整する。なお、この調整を行う
間、結合リング3は略曲面状に形成されたスリーブ4の
一方の開口端側によってパッケージ2の側板22外面へ
押し付けられているため、スリーブ4の角度に係わらず
その力が平板状の結合リング3の側面に均一に加わり、
パッケージ2の側板22外面との間に隙間を発生させる
ことが無くなる。また、結合リング3とスリーブ4の一
方の開口端側との間は線接触する状態となり、ここにも
隙間が発生しないことになる。
【0026】次に、光軸合わせが完了した状態で、パッ
ケージ2の側板22外面と結合リング3との接触部分、
結合リング3とスリーブ4の一方の開口端側との接触部
分およびスリーブ4とフェルール51の接触部分の溶接
を行う。すなわち、図3に示すように、側板22外面と
結合リング3との接触部分(図中A部分)、結合リング
3とスリーブ4の一方の開口端側との接触部分(図中B
部分)、スリーブ4とフェルール51の接触部分(図中
C部分)にてYAGレーザ溶接等による接合を行う。な
お、図3においては各溶接部分を1か所だけ示している
が、実際には各々の位置の周囲3か所〜数か所を等間隔
に溶接して十分な接合強度を確保する。
【0027】このような各部の溶接によって光学モジュ
ール1の組立てが完了する。本実施例における光学モジ
ュール1の組立て方法により簡単な構成でしかも光ファ
イバ5のxy方向の他、θ方向の調整も行うことができ
るようになる。さらに結合リング3やスリーブ4等の各
接触位置に隙間が生じないようになり的確な溶接処理を
行うことができるようになる。
【0028】なお、本実施例においては光学素子10が
半導体レーザから成る場合を例として説明したが、本発
明はこれに限定されず、例えば半導体変調器や誘電体変
調器、フォトダイオード、発光ダイオードなどの他の光
デバイスであっても同様である。また、第2レンズ7に
球レンズを用いた例を示したが、角度調整およびYAG
レーザ溶接の可能な非球面レンズ、GRINレンズ(グ
レーテッドインデックス型レンズ)および先球ファイバ
などのレンズ系についても適応可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学モジ
ュールおよびその組立て方法によれば次のような効果が
ある。すなわち、スリーブの一方の開口端側が略球面状
に形成され、平板状の結合リングの中央孔周縁に接触し
ているため、この一方の開口端側の形状に沿ってスリー
ブに挿入された光ファイバの角度調節を行うことが可能
となる。また、スリーブの一方の開口端側で結合リング
をパッケージの側板外面へ押し付けながら組立てるた
め、パッケージの側板外面と結合リングとの接触部分お
よび結合リングとスリーブとの接触部分に隙間が発生せ
ず的確な溶接を行うことが可能となる。しかも、結合リ
ングの形状が単純であるため、製造工程を非常に簡素化
することが可能となる。これらによって、光の結合効率
が良く信頼性の高い光学モジュールを提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する概略断面図であ
る。
【図2】光学モジュールの組立て方法を(a)〜(b)
の順に説明する概略断面図である。
【図3】スリーブ部分の拡大断面図である。
【図4】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 光学モジュール 2 パッケージ 3 結合リング 4 スリーブ 5 光ファイバ 10 光学素子 21 底板 22 側板 22a 貫通孔 31 中央孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板および該底板に対して略垂直に設け
    られる側板を備えた筐体から成り該筐体の内部に光学素
    子を収納するためのパッケージと、 前記光学素子の光軸上となる前記パッケージの側板に所
    定の大きさで設けられる貫通孔と、 前記貫通孔と位置合わせされる中央孔を備え前記パッケ
    ージの側板外面と接触固定される平板状の結合リング
    と、 一方の開口端側が略球面状に形成され前記結合リングの
    中央孔に合わせて当接固定されるとともに他方の開口端
    側から光ファイバの先端が挿入されるスリーブとを備え
    ていることを特徴とする光学モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学モジュールの組立て
    方法であって、 先ず、前記筐体から成るパッケージの内部へ光学素子を
    収納する工程と、 次いで、前記パッケージを保持した状態で前記側板に設
    けられた貫通孔と前記結合リングとの位置を合わせた状
    態で前記スリーブの一方の開口端側を該結合リングの中
    央孔周縁へ押し付けるようにして、該側板外面と該スリ
    ーブの一方の開口端側との間で該結合リングを挟み込む
    工程と、 前記スリーブの一方の開口端側を前記結合リングの中央
    孔周縁へ押し付けた状態のまま該結合リングを前記側板
    外面に沿って移動するとともに該スリーブの角度を調節
    して前記光学素子と前記光ファイバとの光軸を合わせる
    工程と、 前記光学素子と前記光ファイバとの光軸が合った状態で
    前記パッケージの側板外面と前記結合リングとの接触部
    分および該結合リングと前記スリーブの一方の開口端側
    との接触部分を溶接する工程とから成ることを特徴とす
    る光学モジュールの組立て方法。
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