JP2002042358A - ピックアップ用アクチュエータ - Google Patents

ピックアップ用アクチュエータ

Info

Publication number
JP2002042358A
JP2002042358A JP2000224371A JP2000224371A JP2002042358A JP 2002042358 A JP2002042358 A JP 2002042358A JP 2000224371 A JP2000224371 A JP 2000224371A JP 2000224371 A JP2000224371 A JP 2000224371A JP 2002042358 A JP2002042358 A JP 2002042358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding surface
actuator
piezoelectric element
pickup
fixing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000224371A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Hiroi
正樹 廣居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000224371A priority Critical patent/JP2002042358A/ja
Publication of JP2002042358A publication Critical patent/JP2002042358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部品を固定した固定手段が充分なチルト
角を得るピックアップ用アクチュエータを提供する。 【解決手段】 対物レンズPなどの光学部品を固定する
チルトベース101の側に接続凹部302を設け、圧電
素子103aの側に接続凸部301を設けてチルトベー
ス101と圧電素子103aとを接続すると共に、接続
凹部302の摺動面302Sと接続凸部301の摺動面
301Sとを部分的にのみ接触させて互いに摺動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに光を
照射するピックアップを駆動するピックアップ用アクチ
ュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CD(Compact Disc)やDVD
(Digital Versatile Disc)といった光ディスクを用い
た情報記憶装置(以下、単に光ディスクという)が、広
く使用されている。このような光ディスクに対する情報
の書込みおよび読み出しは、ピックアップと呼ばれる装
置によって行われる。ピックアップは、レーザダイオー
ドなどの光源を備え、この光源が発する光をレンズやミ
ラーなどの光学素子を介して光ディスクに照射する装置
である。照射された光は、光ディスクの記録層に情報を
書き込む、あるいは反射光から情報を読み出すことに使
用される。
【0003】ところで、光ディスクは、比較的薄い樹脂
板を基板として構成されている。樹脂板の表面は、完全
に平坦でなく、曲面形状を有する凹凸を含んでいる。こ
うした凹凸は、一般的にうねりと呼ばれ、光ディスクの
品質を損なう一因となっている。
【0004】うねりのある光ディスク基板に対してピッ
クアップで光を照射した場合、この光は、コマ収差と呼
ばれる波面収差を発生することが知られている。図18
(a)、(b)は、このコマ収差を説明するための図で
あって、(a)は、CDにおけるコマ収差を、(b)
は、DVDにおけるコマ収差を示している。図18
(a)では、うねりのない理想的な光ディスク基板18
02を破線で示し、これに対してうねりにより表面が傾
いたCDの光ディスク基板1804を実線で示す。
【0005】光ディスク基板1804は、記録層180
4aと透明樹脂層1804bとからなる。傾きを持った
光ディスク基板1804に対してレンズ1801で集光
した光を照射した場合、この光は透明樹脂層1804b
を通って記録層1804a上に結像する。このとき、記
録層1804a上に結像された像には、図中1803で
示すコマ収差が発生する。
【0006】図18(b)は、うねりのない理想的な光
ディスク基板1805を破線で示し、これに対してうね
りにより表面が傾いたDVDの光ディスク基板1807
を実線で示す。光ディスク基板1807は、記録層18
07aと透明樹脂層1807bとからなっていて、DV
Dにおいても記録層1807aに図中1806で示すコ
マ収差が発生する。DVDの透明樹脂層1807bの厚
さはCDの透明樹脂層1804bの厚さの半分であり、
このためにコマ収差1806は、CDで発生するコマ収
差1803よりは小さくなる。ただし、コマ収差を抑え
るために透明樹脂層を薄くすると、光ディスク上に付着
した塵や表面についたキズによる光ディスクの書込みお
よび読出しに与える影響が大きくなるという問題もあ
る。
【0007】コマ収差は、信号変調度劣化、あるいは集
光された光の焦点ずれの原因ともなり得る。このため、
特開平10−79135号には、液晶板を用いて光ディ
スクに照射される光の位相を制御することにより、コマ
収差を補正することが記載されている。
【0008】また、レンズ側の傾きを調整することによ
ってレンズと光ディスク基板とを相対的に傾きのない状
態にする技術も種々提案されている。レンズの位置を調
整するための技術としては、例えば、特開平7−653
97号公報、特開平5−205300号公報に示す発明
が挙げられる。特開平7−65397号公報に記載され
た発明を図19、特開平5−205300号公報に記載
された発明を図20に示して説明する。
【0009】図19に示した構成は、アクチュエータ1
901をコイルと磁石とで構成している。また、図20
に示した構成では、圧電素子であるバイモルフ変位素子
2001上にレンズ2002を設け、レンズ2002を
上下動して集光された光を光ディスク上でピント合わせ
することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−79135号公報に記載された発明は、光が液晶
板を通して光ディスク上に照射されることになることか
ら、光の光量が減衰して情報の書込みに必要なエネルギ
ーを確保し難くなるという欠点がある。また、特開平7
−65397号公報に記載された発明は、アクチュエー
タ自体が重く、また、比較的大型であるためにピックア
ップの小型化に不利である。また、コイルおよび磁石を
用いたアクチュエータの駆動は、高速応答に不向きであ
るという欠点がある。さらに、特開平5−205300
号公報に記載された発明は、レンズを上下動することは
可能であるものの、レンズの傾きを調整することはでき
ない。
【0011】レンズの傾きを調整できるピックアップ用
のアクチュエータに、圧電素子を用いたものがある。図
21、図22は、圧電素子を用いたピックアップ用アク
チュエータを例示する図である。図21、図22に示し
た構成は、いずれも図示しないレンズなどの光学素子を
固定する孔部hを備えた固定板2101に板バネでなる
延出部Cを設け、この延出部Cに圧電素子2102を取
り付けている。
【0012】図23(a)、(b)は、圧電素子210
2を説明する図であって、いずれも図21中に示した矢
線Bの方向から見た圧電素子2102の状態を示す図で
ある。図示した圧電素子2102は、いわゆる圧電バイ
モルフ変位素子であり、それぞれ圧電材料である素子部
分2102aが板バネ部分2102b(延出部Cと一体
成形されている)の裏表に取り付けられる。圧電素子2
102は、板バネ部分2101bの表に取り付けられた
素子部分2101aと裏に取り付けられた素子部分21
01aとの一方が伸張し、一方が収縮するように電圧を
かけられることによって図中に示したΔzの変位を得
る。
【0013】この結果、固定板2101に図中の上下方
向の力が作用することになる。また、Δzの変位の方向
は、電圧の印加方向によって逆転する。このため、固定
板2101に接続された複数の圧電素子2102間で電
圧の印加方向を変えることにより、固定板2101を一
方向に傾けることができる。
【0014】図21に示した構成は、圧電素子2102
による変位量が小さく、レンズがうねりに追従するのに
充分な傾き角度(チルト角)を得ることができないという
欠点がある。チルト角を大きくとるためには、図22に
示したように、圧電素子2102を固定板2101の中
心付近に配置した方が有利である。
【0015】ただし、従来のピックアップ用アクチュエ
ータは、延出部Cが板バネでできていることから、圧電
素子2102を変位させたときに延出部Cのねじれに対
して比較的大きい反力が生じる。反力は、圧電素子21
02が変位することによって固定板2101に作用する
力を打ち消すことがあり、ピックアップ用アクチュエー
タにおいて充分なチルト角が得られないといったことが
起り得る。
【0016】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたものであり、圧電素子が変位することによって発
生する力が効率的に固定板に作用して充分なチルト角が
得られるピックアップ用アクチュエータを提供し、ひい
てはピックアップが照射する光の光軸を光ディスク表面
に対して常に垂直にすることによってコマ収差の発生を
防ぐことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるピ
ックアップ用アクチュエータは、光ディスクに対する光
の照射に使用される光学部品を固定する固定手段と、前
記固定手段をチルト動作させる圧電素子と、前記固定手
段の側に設けられる第1の接続手段と前記圧電素子の側
に設けられる第2の接続手段とによって前記固定手段と
前記圧電素子とを接続する接続手段と、を備えてなり、
前記第1の接続手段が第1の摺動面を備えると共に前記
第2の接続手段が第2の摺動面を備え、前記第2の摺動
面が前記第1の摺動面と部分的にのみ接触することを特
徴とする。
【0018】この請求項1に記載の発明によれば、光デ
ィスクに対する光の照射に使用される光学部品を固定す
ると固定手段を圧電素子によってチルト動作させること
ができる。また、この際、固定手段の側に第1の接続手
段を設け、圧電素子の側に第2の接続手段を設け、両者
に摺動面を部分的に接触させて固定手段と圧電素子とを
摺動自在に接続することができる。
【0019】請求項2に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記第1の摺動面と前記第2の
摺動面のうちの一方が略球形状を有し、他の一方が略円
錐形状を有することを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の発明によれば、略球
形の表面と略円錐形の表面とが摺動することにより、略
球形の表面と略円錐形の表面とが部分的に接触する。
【0021】請求項3に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記第1の摺動面が略球形状の
凸面であり、前記第2の摺動面が略円錐形状の凹面であ
ることを特徴とする。
【0022】この請求項3に記載の発明によれば、圧電
素子側に略球形状の凸面を設け、固定手段側に略円錐形
状の凹面を設けることができる。このため、略球形の凸
面と略円錐形の凹面とが互いに一部分同士で接触し、接
触部分の面積が、円環状の線とみなせるほどに小さくな
る。
【0023】請求項4に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記第1の摺動面が略円錐形状
の凸面であり、前記第2の摺動面が複数の略半球状凸面
を有する凹面であることを特徴とする。
【0024】この請求項4に記載の発明によれば、圧電
素子側に略円錐形状の凸面を設け、固定手段側に複数の
略半球状の凹面を設けることができる。このため、略円
錐形の凸面と略半球形の凸面とが互いに一部分同士で接
触し、接触部分の面積が、複数の点とみなせるほどに小
さくなる。
【0025】請求項5に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、さらに、前記第1の接続手段
が、前記第2の接続手段を前記第1の摺動面に導くガイ
ド溝部を備えることを特徴とする。
【0026】この請求項5に記載の発明によれば、第2
の接続手段を第1の摺動面に接続しやすくなる。
【0027】請求項6に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記ガイド溝部が、前記圧電素
子の変位方向と異なる方向に延びる凹部であることを特
徴とする。
【0028】この請求項6に記載の発明によれば、第2
の接続手段が第1の摺動面から外れることを防ぐことが
できる。
【0029】請求項7に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記第1の摺動面と前記第2の
摺動面のうちの一方が略半球形状の凸面であって、他の
一方が前記略半球形状の凸面に対して摺動可能に整形さ
れた板バネ部材の面であることを特徴とする。
【0030】この請求項7に記載の発明によれば、固定
手段側あるいは圧電素子側に略半球形状の凸面あるいは
略半球形状の凸面と摺動可能な板バネ部材を設けること
ができる。このため、板バネ表面が略半球形の凸面の一
部分と接触し、接触部分の面積が、複数の点あるいは線
とみなせるほどに小さくなる。
【0031】請求項8に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、前記第1の摺動面が前記略半球
形状の凸面であって、前記第2の摺動面が前記板バネ部
材であることを特徴とする。
【0032】この請求項8に記載の発明によれば、固定
手段側に略半球形状の凸面を設け、圧電素子側に略半球
形状の凸面と摺動可能な板バネ部材を設けることができ
る。このため、圧電素子側の板バネ表面が固定手段側の
略半球形の凸面の一部分と接触し、接触部分の面積が、
複数の点あるいは線とみなせるほどに小さくなる。
【0033】請求項9に記載の発明にかかるピックアッ
プ用アクチュエータは、さらに、前記接続手段を介して
前記固定手段と接続する第1の部材と、該第1の部材と
前記固定手段との接続時に前記接続手段に加えられる圧
力に沿う方向に前記第1の部材と対向して配置され、か
つ、前記固定手段と接続する第2の部材と、前記第1の
部材と前記第2の部材とを一体化する一体化手段と、該
一体化手段による前記第1の部材と前記第2の部材との
一体化時、前記接続手段に加えられる圧力を調整する圧
力調整手段と、を備えることを特徴とする。
【0034】この請求項9に記載の発明によれば、接続
手段を介して第1の部材と固定手段とを接続し、さらに
第2の部材と固定手段とを接続した後に第1の部材と第
2の部材とを一体化することができる。また、第1の部
材と第2の部材との一体化時、接続手段に加えられる圧
力を調整することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるピックアップ用アクチュエータの実施の形
態1〜4について説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のピックアップ用アクチュエータ(実施の形態1
〜4中では単にアクチュエータと記す)を説明するため
の斜視図である。また、図2は、図1のアクチュエータ
を図中に示したz軸の方向から見た上面図である。な
お、実施の形態中に示した図面は、本発明のアクチュエ
ータを説明しやすくするために一部を省略、あるいは誇
張している。
【0037】図示したアクチュエータは、チルトベース
101と、チルトベース101をチルト動作させる4つ
の圧電素子103a、103b、103c、103d
と、を備えている。チルトベース101は、光ディスク
に対する光の照射に使用される対物レンズPを固定する
ための孔部hを備えている。圧電素子103a〜103
dは、いずれもバイモルフ型圧電素子である。
【0038】圧電素子103aは、図2に明らかなよう
に、板バネ部分103abと素子部分103aaとから
なっている。同様に、圧電素子103bは板バネ部分1
03bbと素子部分103baとからなり、圧電素子1
03cは板バネ部分103cbと素子部分103caと
からなり、圧電素子103dは板バネ部分103dbと
素子部分103daとからなる。板バネ部分103ab
〜103dbは、支持板バネ104と一体的に形成され
ている。
【0039】チルトベース101は、圧電素子103
a、103bと圧電素子103d、103cとに異なる
極性の電圧を印加することによって矢線Aの方向にチル
ト動作する。
【0040】また、本発明のアクチュエータは、チルト
ベース101と圧電素子103a〜103dとを接続す
る接続部102a、102b、102c、102dを備
えている。図3は、接続部102a、102b、102
c、102dを説明するための図であって、図1中に示
した線III−III’に沿う断面図である。なお、接続部1
02a〜102dは、いずれも同様の構成を有してい
る。このため、本実施の形態では接続部102aだけを
図示するものとする。
【0041】接続部102aは、チルトプレート101
の側に設けられる接続凹部302と、圧電素子103a
の側に設けられる接続凸部301とでなる。実施の形態
1の接続凹部302は、チルトプレート101の側の側
面に設けられた略円錐形状の孔であり、接続凸部301
は、圧電素子103aの側に設けられた略球形状を有す
る凸部である。接続凹部302と接続凸部301とは互
いに摺動し合い、接続凹部302の摺動面302Sは略
円錐の側面であり、接続凸部301の摺動面301Sは
略球の表面である。
【0042】実施の形態1のアクチュエータは、チルト
ベース101と圧電素子103a〜103dとを摺動可
能に接続する接続部102a〜102dで接続した。こ
のため、実施の形態1のアクチュエータは、圧電素子1
03a〜103dの板バネ部分103ab〜103db
が捩れても反力が発生することを防ぎ、チルトベース1
01を対物レンズPが光ディスクのうねりに追従するの
に充分なチルト角を得ることができる。したがって、光
ディスクに対して照射される光の光軸を常に光ディスク
に対して垂直にでき、光軸の傾きによって生じるコマ収
差を減らすことができる。
【0043】また、実施の形態1のアクチュエータは、
図示したように、接続凸部301が略球形であり、接続
凹部302が略円錐形状の孔である。このため、接続凸
部301は、接続凹部302に嵌め込まれた際に接続凹
部302の一部とだけ接触し、接続凸部301の摺動面
301Sは、接続凹部302の摺動面302Sの一部、
つまり、円環状の線と見させる部分とのみ接触すること
になる。このため、実施の形態1の接続部102a〜1
02dは、摺動時の摩擦を小さくし、圧電素子103a
〜103dの変位によって生じる力を効率良くチルト方
向に変換し、チルトベース101に伝えることができ
る。
【0044】ところで、以上説明した実施の形態1のア
クチュエータは、チルトベース101の4箇所に設けら
れた接続凹部302に接続凸部301を嵌め込んでチル
トベース101と圧電素子103a〜103dとを接続
する。この接続の際の課題を以下に説明する。
【0045】図4(a)、(b)は、チルトベース10
1と圧電素子103a〜103dとを接続する際の課題
を説明するための図である。図4(a)に示すように、
接続凸部301と接続凹部302とは、嵌め込み時に比
較的大きい重なり部分d1を生じる。このため、実施の
形態1では、図4(b)のように、接続凹部302のう
ちの接続凸部301下方に401で示した部分を切り欠
いた。この切欠により、重なり部分d1がより小さい重
なり部分d2となり、接続凹部302に接続凸部301
がより嵌め込みやすくなる。
【0046】図5(a)、(b)、(c)は、チルトベ
ース101を切り欠いて形成したガイド溝部を説明する
ための図である。図5(a)に示したガイド溝部501
は、図4で説明した部分401を切り欠いて形成された
ものである。また、図5(b)に示したガイド溝部50
2、図5(c)に示したガイド溝部503は、いずれも
圧電素子103a〜103dの変位方向(図1のz方
向)とは異なる方向D、Dに延びている。
【0047】ガイド溝部が圧電素子103a〜103d
が変位する方向に一致して延びていると、接続凸部30
1は、圧電素子103a〜103dのインパルス的振動
など予測し得ない振動により接続凹部302から外れる
ことがある。図5(b)、(c)に示したガイド溝部5
02、503は、圧電素子103a〜103dの変位方
向(図1のz方向)とは異なる方向D、Dに延びて
いることにより接続凹部302から外れ難くなり、この
点でガイド溝部501よりも優れているといえる。
【0048】(実施の形態2)次に、実施の形態2のア
クチュエータについて説明する。図6は、実施の形態2
のアクチュエータの斜視図、図7は、図6に示したアク
チュエータの上面図である。また、図8は、実施の形態
2のアクチュエータにおける接続部を説明するための図
6中に示したVIII−VIII’に沿う断面図である。なお、
実施の形態2の説明のうち実施の形態1と同様の構成に
ついては同様の符号を付し、その説明を一部略すものと
する。
【0049】実施の形態2のアクチュエータは、対物レ
ンズPを固定するチルトベース601と、圧電素子60
3a、603b、603c、603dとを備えている。
圧電素子603a〜603dは、支持バネ604と一体
的に形成された板バネ部分603ab、603bb、6
03cb、603dbと、素子部分603aa、603
ba、603ca、603daとからなっている。
【0050】また、実施の形態2のアクチュエータは、
チルトベース601と圧電素子603a、603b、6
03c、603dとが接続部602a、602b、60
2c、602dで接続されている。接続部602a〜6
02dは、図8(a)、(b)(接続部602aのみ図
示)に示すように、接続凹部802と接続凸部801と
からなっている。接続凸部801の摺動面801Sは、
略円錐形状の凸面であり、接続凹部802の摺動面80
2Sは、複数の略球状凸面803、804、805を有
する凹面806である。なお、実施の形態2では、凹面
806を円錐形状の凹面とした。
【0051】以上説明した実施の形態2のアクチュエー
タは、実施の形態1のアクチュエータと同様に光軸の傾
きによって生じるコマ収差を減らすことができる。ま
た、接続凸部801が円錐形状であり、接続凹部802
が球形の複数の凸面を備えているため、接続凸部801
を接続凹部802に嵌め込んだ際の接続凸部801と接
続凹部802との接触部分が点とみなせるほど小さくな
る。このため、実施の形態2の接続部602a〜602
dは、実施の形態1よりも摺動時の摩擦を小さくし、圧
電素子603a〜603dの変位によって生じる力をよ
り効率良くチルト方向に変換し、チルトベース601に
伝えることができる。
【0052】図9(a)、(b)、図10は、実施の形
態2のアクチュエータにガイド溝部を設けることを説明
するための図である。図9(a)に示すように、図6〜
8に示したアクチュエータの接続部602a〜602d
は、実施の形態1と同様に、接続凸部801を接続凹部
802に嵌め込んだ際の両者の重なり部分d3が比較的
大きいために接続がし難いという欠点を持つ。このた
め、実施の形態2では図9(b)のように部分901を
切り欠いて重なり部分d3をより小さな重なり部分d4と
する。
【0053】図10は、部分901を切り欠いたことに
よって形成されたガイド溝部1001を示した図であ
る。ガイド溝部1001は、圧電素子603a〜603
dの変位方向、つまり図6に示したz方向に延びてい
る。しかし、実施の形態2におけるガイド溝部も実施の
形態1で図5に示したガイド溝部と同様に、圧電素子6
03a〜603dが変位する方向とは異なる方向に延び
るよう形成することも可能であることはもちろんであ
る。
【0054】(実施の形態3)次に、実施の形態3のア
クチュエータについて説明する。図11は、実施の形態
3のアクチュエータの斜視図、図12は、図11に示し
たアクチュエータの上面図である。また、図13は、実
施の形態3のアクチュエータにおける接続部を説明する
ための図11中に示したXIII−XIII’に沿う断面図であ
る。なお、実施の形態3の説明のうち実施の形態1、実
施の形態2と同様の構成については同様の符号を付し、
その説明を一部略すものとする。
【0055】実施の形態3のアクチュエータは、対物レ
ンズPを固定するチルトベース1101と、圧電素子1
103a、1103b、1103c、113dとを備え
ている。圧電素子1103a〜1103dは、支持板バ
ネ1104と一体的に形成された板バネ部分1103a
b、1103bb、1103cb、1103dbと、素
子部分1103aa、1103ba、1103ca、1
103daとからなっている。
【0056】また、実施の形態3のアクチュエータは、
チルトベース1101と圧電素子1103a、1103
b、1103c、1103dとが接続部1102a、1
102b、1102c、1102dで接続されている。
接続部1102a〜1102dは、図13(接続部11
02aのみ図示)に示すように、略半球形状の接続凸部
1302と板バネ凹部1301とでなる。実施の形態3
のアクチュエータは、チルトベース1101側に設けら
れた接続凸部1302と、圧電素子1103aの側に設
けられた板バネ凹部1301とでなる接続部1102a
を備える。接続部1102a〜1102dにおいて、摺
動面は、略半球形状の接続凸部1302の凸面1302
Sと、板バネ凹部1301の凸面1302S側に向かう
面1301Sである。
【0057】図14は、実施の形態3の板バネ凹部13
01の構造を説明するための図である。板バネ凹部13
01は、圧電素子1103a〜1103dの一方の端部
にx軸方向(図11、図12)に沿って切り込みを入
れ、部分1401、1402、1403を形成し、部分
1401〜1403のうちの隣り合う部分を互いに異な
る方向に折り曲げて凸面1302Sと摺動可能に整形す
ることによって形成される。
【0058】以上説明した実施の形態3のアクチュエー
タは、実施の形態1、実施の形態2のアクチュエータと
同様に光軸の傾きによって生じるコマ収差を減らすこと
ができる。また、実施の形態3の接続部1102a〜1
102bは、略半球形状の凸部の表面1302Sと切り
込みの入った板バネの面1301Sとを摺動させるた
め、接続凸部1302を板バネ凹部1301に嵌め込ん
だ際の接続凸部1302と板バネ凹部1301との接触
面積が点または線とみなせるほど小さくなる。このた
め、実施の形態3の接続部1102a〜1102dは、
摺動時の摩擦を小さくし、圧電素子1103a〜110
3dの変位によって生じる力をより効率良くチルト方向
に変換し、チルトベース1101に伝えることができ
る。
【0059】(実施の形態4)次に、実施の形態4のア
クチュエータについて説明する。前述した実施の形態1
〜3のアクチュエータは、いずれも圧電素子とチルトベ
ースとを接続する際に接続部に予め圧力(予圧)を与
え、凸部を凹部に嵌め込むことが必要である。そして、
実施の形態1〜3のアクチュエータは、いずれも支持板
バネ(104、604、1104)間のx軸方向の間隔
が固定されていることから、チルトベース、圧電素子、
接続部の寸法に比較的高い精度が要求される。実施の形
態4は、上記した点に鑑みてなされたものである。
【0060】図15(a)、(b)は、いずれも実施の
形態4のアクチュエータの斜視図であって、図15
(a)は、分割された状態の枠体を示した図、図15
(b)は、組み合わされた状態の枠体を示した図であ
る。なお、実施の形態4のアクチュエータは、実施の形
態1で説明した接続部と同様の接続部102a〜102
dでチルトベース(図15(b)中に破線で示す)と圧
電素子1503a〜1503dとを接続するものとし
た。
【0061】図15に示した枠体1507は、接続部1
02a〜102dを介してチルトベースと接続する枠体
部分1507aと、枠体部分1507aとチルトベース
との接続時に接続部102a〜102dに加えられる圧
力に沿う方向に枠体部分1507aと対向して配置さ
れ、かつ、チルトベースと接続する枠体部分1507b
とを備えている。
【0062】また、枠体部分1507aは、一体化用穴
部1504a、1504bを備え、枠体部分1507b
は、一体化用凸部1506a、1506bを備えてい
る。枠体部分1507aと枠体部分1507bとは、一
体化用凸部1506aが一体化用穴部1504aに挿入
され、一体化用凸部1506bが一体化用穴部1504
bに挿入されることにより組み合わされて一体化する。
【0063】また、枠体部分1507aは、一体化用板
バネ1505aを備えている。一体化用板バネ1505
aの一方の端部は枠体部分1507aの表面に固定さ
れ、他方の端部は一体化用凸部1506aを支持してい
る。同様に、枠体部分1507bは、一体化用板バネ1
505bを備えている。一体化用板バネ1505bの一
方の端部は枠体部分1507bの表面に固定され、他方
の端部は一体化用凸部1506bを支持している。
【0064】上記した実施の形態4のアクチュエータ
は、以下のようにして枠体1507とチルトベースとを
接続する。すなわち、一体化用穴部1504a、150
4b、一体化用凸部1506a、1506bによって枠
体部分1507a、1507bを一体化すると、一体化
用凸部1506aが一体化用穴部1504aと共に一体
化用板バネ1505aの弾性力によって枠体部分150
7bの側に引かれる。また、同様に、一体化用凸部15
06bが一体化用穴部1504bと共に枠体部分150
7bの側に引かれる。この結果、枠体部分1507aと
枠体部分1507bとの両方にx軸方向の対向する力が
作用し、接続部102a〜102dに予圧が加えられ
る。
【0065】接続部102a〜102dに予圧が加えら
れた状態において、接続凸部301は、チルトベースに
設けられた図示しない接続凹部に嵌め込まれる。図示し
たように、一体化用穴部1504a、1504bはx軸
方向に沿って幅が変化する涙型形状を有し、一体化用凸
部1506a、1506bは凸部高さに沿って断面積が
変化する円錐形状を有している。このことから、実施の
形態4のアクチュエータは、接続凸部301、接続凸部
301が接続凹部に嵌め込まれた位置で一体化用穴部1
504a、1504bに一体化用凸部1506a、15
06bが固定される。
【0066】上述した構成により、実施の形態4のアク
チュエータは、実施の形態1〜実施の形態3のアクチュ
エータよりもチルトベース、圧電素子、接続部の寸法に
要求される精度が低くて済むという利点を持つことにな
る。
【0067】なお、本発明は、以上説明した実施の形態
1〜4の構成に限定されるものではない。すなわち、以
上説明した実施の形態では、x軸を中心にしてアクチュ
エータをチルト動作させる例について述べたが、本発明
のアクチュエータは、例えば図1に示した圧電素子10
3a〜103dのうちの圧電素子103a、103dと
圧電素子103b、103cとにそれぞれ極性の異なる
電圧を印加してy軸方向にチルトベース101をチルト
動作させることも可能である。さらに、圧電素子103
a〜103dの全てに等しい極性の電圧を印可すること
により、チルトベース101をz軸方向に変位させて光
ディスクに照射される光のフォーカスを調整することも
可能である。
【0068】また、以上説明した実施の形態1〜4のア
クチュエータは、いずれもチルトベースに対物レンズを
固定する構成を有している。しかし、本発明のアクチュ
エータは、光源から出た光の波面を光ディスク上で修正
できるものであればどのような光学部品を固定するチル
トベースにも適用することができる。また、圧電素子の
形状についても実施の形態1〜3で述べたものに限定さ
れるものではなく、x軸方向の長さ(幅)が変化するも
の、曲線を帯びたものであっても良い。
【0069】さらに、実施の形態1〜4のアクチュエー
タは、いずれも圧電素子をx軸方向に沿って配置してい
るが、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、例えば図16に示すようにy軸方向に沿って圧電素
子1602a〜1602dを配置することも可能であ
る。また、図17に示すように、圧電素子1702a〜
1702dをx軸、y軸に対して斜めに配置することも
可能である。
【0070】また、実施の形態1〜3では、いずれもバ
イモルフ型の圧電素子を用いる構成を例示したが、本発
明のアクチュエータはこのような構成に限定されるもの
でなく、ユニモルフ型の圧電素子を用いて構成すること
も可能である。また、本発明のアクチュエータに使用さ
れる圧電素子の個数および配置も実施の形態1〜3に示
したものに限定されるものでなく、さらに少ない(例え
ば2つ)あるいは多い個数の圧電素子によって構成する
こともできる。また、圧電素子を線対称に配置するもの
に限定されるものでなく、例えば点対称に配置するもの
であっても良い。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第1の接続手段と第2の接続手段とを部
分的に接触させて固定手段と圧電素子とを摺動自在に接
続することができる。このため、圧電素子が変位するこ
とによって発生する力が効率的に固定手段に作用して充
分なチルト角が得られるピックアップ用アクチュエータ
を提供することができる。また、このようなピックアッ
プ用アクチュエータを提供することにより、ピックアッ
プが照射する光の光軸を光ディスク表面に対して常に垂
直にすることによってコマ収差の発生を防ぐことができ
るという効果を奏する。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、略球形の
表面と略円錐形の表面とを部分的に接触させて固定手段
と圧電素子とを摺動自在に接続することができる。この
ため、接触部分の面積が小さくなり、圧電素子の変位に
よって発生する力がより効率的に固定手段に作用して充
分なチルト角が得られるピックアップ用アクチュエータ
を提供することができる。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、圧電素子
側に設けられた略球形の凸面と固定手段側に設けられた
略円錐形の凹面とを部分的に接触させて固定手段と圧電
素子とを摺動自在に接続することができる。このため、
接触部分の面積が円環状の線とみなせるほどに小さくな
り、圧電素子の変位によって発生する力がより効率的に
固定手段に作用して充分なチルト角が得られるピックア
ップ用アクチュエータを提供することができる。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、圧電素子
側に設けられた略円錐形の凸面と固定手段側に設けられ
た略半球形の凸面を備えた略円錐形の凹面とを部分的に
接触させて固定手段と圧電素子とを摺動自在に接続する
ことができる。このため、接触部分の面積が複数の点と
みなせるほどに小さくなり、圧電素子の変位によって発
生する力がより効率的に固定手段に作用して充分なチル
ト角が得られるピックアップ用アクチュエータを提供す
ることができる。
【0075】請求項5に記載の発明によれば、より組み
立てやすいピックアップ用アクチュエータを提供するこ
とができる。
【0076】請求項6に記載の発明によれば、第2の接
続手段が第1の摺動面から外れることを防ぎ、ピックア
ップアクチュエータの信頼性を高めることができる。
【0077】請求項7に記載の発明によれば、第1の摺
動面と第2の摺動面との接触部分の面積が、複数の点あ
るいは線とみなせるほどに小さくなり、圧電素子の変位
によって発生する力がより効率的に固定手段に作用して
充分なチルト角が得られるピックアップ用アクチュエー
タを提供することができる。
【0078】請求項8に記載の発明によれば、第1の摺
動面と第2の摺動面との接触部分の面積が、複数の点あ
るいは線とみなせるほどに小さくなり、圧電素子の変位
によって発生する力がより効率的に固定手段に作用して
充分なチルト角が得られるピックアップ用アクチュエー
タを提供することができる。
【0079】請求項9に記載の発明によれば、固定手段
と接続手段との接続状態に応じて接続手段に圧力が加わ
り、固定手段、接続手段の寸法の設計値に対するずれを
吸収することができる。このため、固定手段、接続手段
に要求される寸法精度を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のピックアップ用アクチ
ュエータを説明するための斜視図である。
【図2】図1のアクチュエータを図中に示したz軸の方
向から見た上面図である。
【図3】図1中に示した線III−III’に沿う断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態1におけるチルトベースと
圧電素子とを接続する際の課題を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1のガイド溝部を説明する
ための図である。
【図6】本発明の実施の形態2のピックアップ用アクチ
ュエータを説明するための斜視図である。
【図7】図6のアクチュエータを図中に示したz軸の方
向から見た上面図である。
【図8】図6中に示した線VIII−VIII’に沿う断面図で
ある。
【図9】実施の形態2のガイド溝部を説明するための図
である。
【図10】実施の形態2のガイド溝部を説明するための
他の図である。
【図11】本発明の実施の形態3のピックアップ用アク
チュエータを説明するための斜視図である。
【図12】図11のアクチュエータを図中に示したz軸
の方向から見た上面図である。
【図13】図11中に示した線XIII−XIII’に沿う断面
図である。
【図14】図13に示した板バネ凹部の構造を説明する
ための図である。
【図15】本発明の実施の形態4のアクチュエータを説
明するための斜視図であって、図15(a)は、分割さ
れた状態の枠体を示した図、図15(b)は、組み合わ
された状態の枠体を示した図である。
【図16】本願発明のピックアップ用アクチュエータの
他の構成例を示した図である。
【図17】本願発明のピックアップ用アクチュエータの
他の構成例を示した他の図である。
【図18】従来のピックアップ用アクチュエータの課題
を説明するための図である。
【図19】従来のピックアップ用アクチュエータを説明
するための図である。
【図20】従来のピックアップ用アクチュエータを説明
するための他の図である。
【図21】レンズの傾きを調整する構成に圧電素子を用
いた従来のピックアップ用アクチュエータを例示する図
である。
【図22】レンズの傾きを調整する構成に圧電素子を用
いた従来のピックアップ用アクチュエータを例示する他
の図である。
【図23】圧電素子を説明するための図である。
【符号の説明】
101、601、1101 チルトベース 102a、102b、102c、102d、602a、
602b、602c、602d 接続部 103a、103b、103c、103d、603a、
603b、603c、603d、1103a、1103
b、1103c、1103d、1503a、1503
b、1503c、1503d 圧電素子 103aa、103ba、103ca、103da、6
03aa、603ba、603ca、603da、11
03aa、1103ba、1103ca、1103da
素子部分 103ab、103bb、103cb、103db、6
03ab、603bb、603cb、603db、11
03ab、1103bb、1103cb、1103db
板バネ部分 104、604、1104 支持板バネ 301S、302S、801S、802S、1301
S、1302S 摺動面 301、801、1301 接続凸部 302、802 接続凹部 501、502、503、1001 ガイド溝部 803 略球状凸面 1302 板バネ凹部 1504a、1504b、1504c、1504d 一
体化用穴部 1505a、1505b 一体化用板バネ 1506a、1506b 一体化用凸部 1507 枠体 1507a、1507b 枠体部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対する光の照射に使用され
    る光学部品を固定する固定手段と、 前記固定手段をチルト動作させる圧電素子と、 前記固定手段の側に設けられる第1の接続手段と前記圧
    電素子の側に設けられる第2の接続手段とによって前記
    固定手段と前記圧電素子とを接続する接続手段と、を備
    えてなり、 前記第1の接続手段が第1の摺動面を備えると共に前記
    第2の接続手段が第2の摺動面を備え、前記第2の摺動
    面が前記第1の摺動面と部分的にのみ接触することを特
    徴とするピックアップ用アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の摺動面と前記第2の摺動面の
    うちの一方が略球形状を有し、他の一方が略円錐形状を
    有することを特徴とする請求項1に記載のピックアップ
    用アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1の摺動面が略球形状の凸面であ
    り、前記第2の摺動面が略円錐形状の凹面であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のピックアップ用ア
    クチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記第1の摺動面が略円錐形状の凸面で
    あり、前記第2の摺動面が複数の略半球状凸面を有する
    凹面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    つに記載のピックアップ用アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 さらに、前記第1の接続手段が、前記第
    2の接続手段を前記第1の摺動面に導くガイド溝部を備
    えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記
    載のピックアップ用アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記ガイド溝部は、前記圧電素子の変位
    方向と異なる方向に延びる凹部であることを特徴とする
    請求項5に記載のピックアップ用アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の摺動面と前記第2の摺動面の
    うちの一方が略半球形状の凸面であって、他の一方が前
    記略半球形状の凸面に対して摺動可能に整形された板バ
    ネ部材の面であることを特徴とする請求項1に記載のピ
    ックアップ用アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記第1の摺動面が前記略半球形状の凸
    面であって、前記第2の摺動面が前記板バネ部材である
    ことを特徴とする請求項7に記載のピックアップ用アク
    チュエータ。
  9. 【請求項9】 さらに、前記接続手段を介して前記固定
    手段と接続する第1の部材と、該第1の部材と前記固定
    手段との接続時に前記接続手段に加えられる圧力に沿う
    方向に前記第1の部材と対向して配置され、かつ、前記
    固定手段と接続する第2の部材と、前記第1の部材と前
    記第2の部材とを一体化する一体化手段と、該一体化手
    段による前記第1の部材と前記第2の部材との一体化
    時、前記接続手段に加えられる圧力を調整する圧力調整
    手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか一つに記載のピックアップ用アクチュエータ。
JP2000224371A 2000-07-25 2000-07-25 ピックアップ用アクチュエータ Pending JP2002042358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224371A JP2002042358A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 ピックアップ用アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224371A JP2002042358A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 ピックアップ用アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002042358A true JP2002042358A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18718350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000224371A Pending JP2002042358A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 ピックアップ用アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002042358A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004038093A1 (de) * 2004-05-28 2005-12-22 Osram Opto Semiconductors Gmbh Anordnung eines mikrooptischen Bauelements auf einem Substrat, Verfahren zur Justierung der Anordnung und optisches System mit der Anordnung
KR100752698B1 (ko) * 2006-02-27 2007-08-29 삼성전기주식회사 압전 구동기 및 이를 포함하는 렌즈 구동 장치
JP2012198272A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Tdk Corp レンズ駆動装置
CN103226229A (zh) * 2012-01-26 2013-07-31 Tdk株式会社 透镜驱动装置
KR20160081243A (ko) * 2014-12-31 2016-07-08 삼성전기주식회사 카메라 모듈

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004038093A1 (de) * 2004-05-28 2005-12-22 Osram Opto Semiconductors Gmbh Anordnung eines mikrooptischen Bauelements auf einem Substrat, Verfahren zur Justierung der Anordnung und optisches System mit der Anordnung
US7558453B2 (en) 2004-05-28 2009-07-07 Osram Opto Semiconductors Gmbh Arrangement of a micro-optical component on a substrate, a method for adjustment of the arrangement, and an optical system with the arrangement
KR100752698B1 (ko) * 2006-02-27 2007-08-29 삼성전기주식회사 압전 구동기 및 이를 포함하는 렌즈 구동 장치
JP2012198272A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Tdk Corp レンズ駆動装置
CN103226229A (zh) * 2012-01-26 2013-07-31 Tdk株式会社 透镜驱动装置
CN103226229B (zh) * 2012-01-26 2015-08-12 Tdk株式会社 透镜驱动装置
KR20160081243A (ko) * 2014-12-31 2016-07-08 삼성전기주식회사 카메라 모듈

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2428750C2 (ru) Оптическое устройство считывания информации, дисковод оптического диска и оптическое информационное устройство
EP1056076B1 (en) Micro-mirror device and optical pick-up system
JP2002042358A (ja) ピックアップ用アクチュエータ
US7561499B2 (en) Light focusing optical system, optical pickup device and optical recording and reproducing device using the same, as well as light focusing method
EP1530206A2 (en) Optical head device having deformable reflecting mirror
KR20010098742A (ko) 아나몰픽 프리즘, 광학 헤드 및 광학 기록/재생 장치
JP2006344274A (ja) 光ヘッド
JP3867706B2 (ja) 光ピックアップ装置
EP1768118A2 (en) Optical pickup device
JP4059340B2 (ja) 波面収差補正装置および光ピックアップ
JP4297690B2 (ja) 波面収差補正ミラーおよび光ピックアップ
CN1969329A (zh) 在一个光学拾取头中产生一个扫描光束的装置和方法、微型光学拾取头以及包括一个微型拾取头的光学存储系统
JP4266532B2 (ja) 光ディスクのチルトを検出する装置及び方法とそれに使用する収差補正ミラー
JP2004070004A (ja) 形状可変鏡及びその製造方法並びに光情報入出力装置
JP2005043407A (ja) 波面収差補正ミラーおよび光ピックアップ
JP2001229558A (ja) ピックアップ用アクチュエータ
JP4329803B2 (ja) 光ピックアップのチルト調整機構
JP2005043544A (ja) 波面収差補正ミラーおよび光ピックアップ
JP4263853B2 (ja) 波面収差補正ミラー
JP2002260267A (ja) ミラーアクチュエータ
JP3998862B2 (ja) 光ピックアップのアクチュエータ
KR100607937B1 (ko) 광디스크 경사 보정장치 및 이를 채용한 광픽업장치
EP1895529A1 (en) Aberration correction element, optical pickup and optical disc apparatus
JP2005215620A (ja) 光学素子と光ピックアップ装置
JP2002367214A (ja) 形状可変鏡及び光ディスク情報入出力装置