JP3010544U - ファイバーコリメータ固定部材 - Google Patents

ファイバーコリメータ固定部材

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JP3010544U
JP3010544U JP1994014270U JP1427094U JP3010544U JP 3010544 U JP3010544 U JP 3010544U JP 1994014270 U JP1994014270 U JP 1994014270U JP 1427094 U JP1427094 U JP 1427094U JP 3010544 U JP3010544 U JP 3010544U
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JP
Japan
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washer
fiber collimator
base
hole
ferrule
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994014270U
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English (en)
Inventor
高橋晴夫
碓井誉洋
Original Assignee
有限会社光伸光学
光伸光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接歪みが発生しないファイバーコリメータ
の固定部材 【構成】 フェルールの外周面に曲率表面を有するツバ
を取り付ける。同じ曲率の内壁面を有する透孔をワッシ
ャに穿設する。ベースにワッシャを当てがい次にこの透
孔内にフェルールのツバを嵌合する。光軸に対して直角
方向の調整はワッシャにて行い,光軸に対する傾き調整
は上記ツバにて行う。ツバやワッシャの各当接面には殆
ど隙間はない。そして,これらをスポット溶接する。 【効果】 溶接される各部には隙間が発生しないため,
溶接歪みは殆どない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光通信等の光学系に使用されるファイバーコリメータの固定手段に関 する。
【0002】
【従来の技術】
ファイバーから出射される光を球レンズにて平行光とするファイバーコリメー タは,光学部品を介して反対側に同じファイバーコリメータを配置する。対向す る両ファイバーコリメータは同じ光軸上に位置するようにベースに接着材,半田 ,レーザー溶接等で固定される。固定後の安定性が良好なレーザースポット溶接 方式が採用されている。フェルールの外周面に設けてある板状ツバをベースに当 接し位置決めして固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一対のファイバーコリメータを対向させ光軸合わせしてから,フェルールの板 状ツバをレーザー光でベースにスポット溶接する際に,球レンズの偏心等により フェルールはベースに対してある程度傾いて固定される(第3図の角度θ)。つ まり,フェルールの板状ツバ面とベースとの間に隙間が発生する。この隙間のた め,スポット溶接後に隙間を縮小する方向への歪みが板状ツバに発生して光軸に ズレが生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
半球形のツバをファイバーコリメータの外周に取付け,同じ曲率の内壁面を有 する透孔をワッシャに穿設し,このワッシャのベース当接面を平滑面となし,光 軸に沿って予めこのワッシャをベースにスポット溶接し,透孔内壁面に均一に当 接するツバを同じように部分溶接して光軸合わせする。
【0005】
【作用】 光学部品の光軸上にファイバーコリメータを固定する際に,先ず,透孔を有す るワッシャをベースにスポット溶接する。光軸に直角な平面(X/Y方向)の位 置決めはこのワッシャにて実行される。透孔面を摺動する曲率表面ツバを傾ける ことで光軸に対する傾きを微調整する。XY平面と光軸角度調整とを夫々が分担 するので,スポット溶接歪みによる光軸ズレは発生しない。
【0006】
【実施例】
光通信等のファイバー保持手段としてのフェルール1の外周面に,半球上のツ バ2を取り付ける。リング状のツバ2は一定の曲率表面を有する。従来のツバが 板状に対して本考案では曲率表面を有する点に特徴がある。この曲率と同じ曲率 の内壁面を有する透孔をワッシャ3に穿設する。透孔内でツバ2は嵌合しつつ摺 動しえる。上記フェルール1の先端に,球レンズ5を具えたスリーブ4を固定す る。通常はこのファイバーコリメータをベース6上に光学部品7を介して対向配 置する。両ファイバーコリメータは光軸(第1図の点線)上に取付けられ,ベー ス6に対して直角に配置される。しかし,球レンズ5の偏心等により実際には光 軸に対して僅かに傾けられて配置される。 円板状ワッシャ3のベース6に当接する平面は,平滑面であり,ファイバーコ リメータの中心が光軸に合致するよう位置決めされる。光軸に直角方向の位置決 めはこのワッシャ3により,光軸に対する傾き角度の位置決めはフェルール1に て分担される。半球面状のツバ2がこれと同じ曲率面の凹球面透孔内に嵌合して いるため,フェルール1の傾き調整時にワッシャ3とフェルール1間やワッシャ 3とベース6間に隙間は生じない。ワッシャ3のベース6への固定と,フェルー ル1のワッシャ3への固定は,YAGレーザーの光をファイバーによって3分岐 する溶接器にて実行される。円板状のワッシャ3の周面3箇所を一時にスポット 溶接し,もう一度別の3箇所をスポット溶接する。フェルール1も同じようにワ ッシャ3にスポット溶接される。 溶接の歪み具合は,予め1.55μmの光を対向するファイバーコリメータの 一方から入射させ,他方のファイバーコリメータの出口にパワーメータを配置し て調査した。溶接歪みによる変動は0.1dB以下であった。
【0007】
【考案の効果】
要するに,本考案はフェルール先端に球レンズを配置してファイバーコリメー タを形成し,この外周面に一定の曲率表面を有するツバを取付け,同じ曲率の内 壁面を有する透孔をワッシャに穿設し,ベースに固定されるこのワッシャにファ イバーコリメータを固定するため,スポット溶接による溶接歪みは殆どなく,高 精度のファイバーコリメータセッテングを簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】側面図である。
【図3】斜視図である。
【符号の説明】
1 フェルール 2 ツバ 3 ワッシャ 5 球レンズ 6 ベース 7 光学部品

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルール先端に球レンズを配置してフ
    ァイバーコリメータを形成し,この外周面に一定の曲率
    表面を有するツバを取付け,同じ曲率の内壁面を有する
    透孔をワッシャに穿設し,ベースに固定されるこのワッ
    シャにファイバーコリメータを固定すること特徴とす
    る,ファイバーコリメータ固定部材。
  2. 【請求項2】 半球形のツバ2をファイバーコリメータ
    の外周に取付け,同じ曲率の内壁面を有する透孔をワッ
    シャ3に穿設し,このワッシャのベース当接面を平滑面
    となし,光軸に沿って予めこのワッシャをベースにスポ
    ット溶接し,透孔内壁面に均一に当接するツバを同じよ
    うに部分溶接することを特徴とする,ファイバーコリメ
    ータ固定部材。
  3. 【請求項3】 フェルール1の先端に球レンズ5を配置
    してファイバーコリメータを形成し,このフェルール外
    周面に一定曲面を有するツバ2を取付け,ワッシャ3の
    透孔内壁面を同じ曲面となし,ベース6に固定したこの
    ワッシャの透孔内にツバを微調整固定する,ファイバー
    コリメータ固定部材。
JP1994014270U 1994-10-24 1994-10-24 ファイバーコリメータ固定部材 Expired - Lifetime JP3010544U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242400A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Ntt Electornics Corp 光モジュール

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JP2012242400A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Ntt Electornics Corp 光モジュール

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