JPH0579507U - 光ファイバコリメータ - Google Patents

光ファイバコリメータ

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JPH0579507U
JPH0579507U JP1671292U JP1671292U JPH0579507U JP H0579507 U JPH0579507 U JP H0579507U JP 1671292 U JP1671292 U JP 1671292U JP 1671292 U JP1671292 U JP 1671292U JP H0579507 U JPH0579507 U JP H0579507U
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ferrule
parallel
sleeve
lens
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光結合調整が容易な光ファイバコリメータの提
供を目的とする。 【構成】外周と平行な内径面の中空を有し、該中空内に
光ファイバ端面を保持したフェルール2を挿入するスリ
ーブ3と、挿入されたフェルール2から出射した光を平
行光にするレンズ8を保持したレンズホルダ9から構成
され、前記スリーブ3は周面の片側に中心軸方向に貫通
された螺子孔6を有し、挿入されたフェルール2が前記
螺子孔6に螺合された螺子7によって前記内径面の片側
に片寄せされて外周と平行に保持され、前記片寄せされ
たフェルール2から出射して前記レンズ8を通過した平
行光が前記外周と平行になるように前記レンズホルダ9
が位置調整されて前記スリーブ3に固定された光ファイ
バコリメータ100である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光ファイバから出射された光を平行光にする光ファイバコリメータに 関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
従来の光ファイバコリメータを図6及び図7に基づき説明する。 一般的な従来の光ファイバコリメータ500は図6に示したように光ファイバ 31が同心的(例えば偏心量0.5μmのように高精度)に装着されたフェルー ル32と、孔34を有してこの孔34にレンズ35を固着したスリーブ33とか ら構成され、フェルール32をスリーブ33の孔34内に挿入してレンズ35よ り平行光束36が出射するように光ファイバ31の発光点37とレンズ36の物 点側節点38との間隔Lを調整した後、接着剤39等でフェルール32を固定し て完成する。
【0003】 しかしながら、このような構造及び調整方法では、下記のような不具合が発生 する。孔34にフェルール32を挿入するためには隙間dが必要なため、光ファ イバ31の光軸X1 −X1 は孔34の中心軸と一致しない。また固着してあるレ ンズ35の光軸X2 −X2 も孔34の中心軸に一致し難い。したがって、光ファ イバ31の光軸X1 −X1 とレンズ35の光軸X2 −X2 を一致させることは困 難で(図6では平行移動ずれの場合を示しているが、通常はこれよりも複雑な不 一致となる)、レンズ35からの出射光束36は光軸X1 −X1 とは平行になら ずに傾きθを有し、L=(f:焦点距離)のときは、θ=tan-1(e/f)と なる。
【0004】 また、図7は図6に示した光ファイバコリメータ500と同様の構造を有する 光ファイバコリメータ600とを対向させて光を空間伝搬させて光結合する構成 例を示すもので、通常ではこの光ファイバコリメータ500と600との間にバ ルク形偏光無依存形光アイソレータのような光デバイスを介して光通信システム 等に組み込み使用するものである。しかしながら、この構成をシステムに組み込 んで極低損失な光結合をさせるには、光ファイバコリメータ600を光束36と 同一傾き角θで対向させて光をフェルール端面に集束させるように3次元移動お よびティルティング調整等の複雑な調整が必要となるが、実際には長時間をかけ て調整を行っても極低損失で光結合させることは殆どできない。
【0005】 本考案の目的は上記従来技術の課題を解決するために、光通信システムなどに 組み込む際に光結合調整が容易な光ファイバコリメータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、外周と平行な内径面の中空を有し、該中 空内に光ファイバ端面を保持したフェルールを挿入するスリーブと、挿入された フェルールから出射した光を平行光にするレンズを保持したレンズホルダから構 成され、挿入されたフェルールが前記内径面の片側に片寄せされて外周と平行に 保持され、前記片寄せされたフェルールから出射して前記レンズを通過した光が 前記外周と平行になるように前記レンズホルダが位置調整されて前記スリーブに 固定された光ファイバコリメータである。
【0007】 また、前記スリーブは周面の片側に中心方向に貫通された螺子孔を有し、挿入 されたフェルールが前記螺子孔に螺合された螺子によって前記内径面の片側に片 寄せされて外周と平行に保持された光ファイバコリメータである。
【0008】
【実施例】
以下、図1〜図5を用いて本考案の実施例を説明する。図1は光ファイバコリ メータの断面図で光ファイバ1を同心に接着剤で固着したフェルール2は先端面 を平面研磨している。スリーブ3は同心の孔4を有し、外周の片側に中心軸に向 かって貫通した螺子孔6を3箇所設けている。フェルール2はこの孔4に挿入さ れて先端を凹段部5の位置に位置決めされた状態で螺子孔6から螺子7によって 内径面の片側に片寄せられてスリーブ3の外周と平行に保持される。従って光フ ァイバ1の光軸X1 −X1 は、スリーブ3の外周と平行に保持される。
【0009】 一方、レンズ8はレンズホルダ9に保持されている。
【0010】 また、スペーサ10はこのレンズホルダ9の後端面とレンズ8の物点側節点1 1との寸法aを、フェルール2の端面からレンズ8の物点側節点11までの所定 の寸法L(通常はレンズ8の焦点距離)から差し引いた値(L−a)の厚みを有 しており、スリーブ3の凹段部5に当接させてスポット溶接等によってスリーブ 3に固定されている。
【0011】 このようにスペーサ10がスリーブ3に固定された状態で、レンズホルダ9の 位置調整を行う。この調整はスペーサ10に対してレンズホルダ9を平面摺動し 、オプチカルベンチビーム径測定装置(図示せず)を用いてレンズ8から出射す る平行光束12がスリーブ3の外周と平行になった位置でレンズホルダ9とスペ ーサ10とをスポット溶接等により固定して光ファイバコリメータ100が完成 する。
【0012】 図2はこの光ファイバコリメータの上面図で、この図からわかるようにスリー ブ3は外周の片側に中心軸に向かう螺子孔6を3箇所有しており、これによって フェルール2は螺子7によって内径面の片側に均一に片寄せがされる。
【0013】 また、図3は組立てにおけるフェルール2の片寄せ工程を示す要部断面図で、 スリーブ3を治具701にセットして、フェルール2を挿入するとフェルール2 の先端面は凹段部5の位置で止まる。この状態で螺子7を3箇所の螺子孔6から それぞれ螺合させるとフェルール2はスリーブ3の内径面の片側に片寄せされて 固定される。
【0014】 図4はこのようにして完成された光ファイバコリメータ100の光結合調整を 示すもので、一対の光ファイバコリメータ100、100’の間にバルク型光ア イソレータ等の光デバイス200を介している。この調整は容易で、光ファイバ コリメータ100と光デバイス200は固定基台401に取り付け、一方光ファ イバコリメータ100’は可動基台402に取り付ける。可動基台402は固定 基台401と水平で、この水平面がY−Y方向およびX−X方向に微動調整でき る。光ファイバコリメータ100のスリーブ3の外周とレンズを通過した光とは 平行なので、この状態で光ファイバコリメータ100に光源よりパワーPi を送 り込み、光ファイバコリメータ100’に伝搬された受光パワーPo をパワーメ ータで測定しながら可動基台402を微動して最も極低損失になるように調整す るだけでよい。
【0015】 図5は本考案の他の実施例で、図1〜図4のものと異なる点はフェルール22 の端面を角度αの斜めに研磨をしているためスペーサ30の厚みが〔L−a−( フェルールの半径)×(tanα)〕となることで、その他は全く同様である。
【0016】
【効果】
以上のように本考案の光ファイバコリメータはフェルールをスリーブの内径面 に片寄せすることで光ファイバの光軸とスリーブの外周とを平行にして、さらに レンズを保持したレンズホルダをスリーブと別体としたので、このレンズホルダ を位置調整するだけでレンズを通過した光を極めて容易にスリーブの外周と平行 にできる。したがってこの光ファイバコリメータは光通信線路に組み込む場合な どにおいてスリーブの外周のみを基準にして調整が行えるので、光結合調整作業 が極めて容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の上面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すフェルールの片寄せ工
程を示す図である。
【図4】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の光結合調整を説明する図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す光ファイバコリメー
タの断面図である。
【図6】従来の光ファイバコリメータの断面図。
【図7】従来の光ファイバコリメータの光結合を示す図
である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 フェルール 3 スリーブ 4 孔(中空) 6 螺子孔 7 螺子 8 レンズ 9 レンズホルダ 10 スペーサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周と平行な内径面の中空を有し、該中空
    内に光ファイバ端面を保持したフェルールを挿入するス
    リーブと、挿入されたフェルールから出射した光を平行
    光にするレンズを保持したレンズホルダとから構成さ
    れ、挿入されたフェルールが前記内径面の片側に片寄せ
    されて外周と平行に保持され、前記片寄せされたフェル
    ールから出射して前記レンズを通過した光が前記外周と
    平行になるように前記レンズホルダが位置調整されて前
    記スリーブに固定されたことを特徴とする光ファイバコ
    リメータ。
  2. 【請求項2】前記スリーブは周面の片側に中心方向に貫
    通された螺子孔を有し、挿入されたフェルールが前記螺
    子孔に螺合された螺子によって前記内径面の片側に片寄
    せされて外周と平行に保持されたことを特徴とする請求
    項1記載の光ファイバコリメータ。
JP1992016712U 1992-03-27 1992-03-27 光ファイバコリメータ Expired - Fee Related JP2587955Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003241030A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Mitsubishi Electric Corp ファイバー転写光学系及びファイバー転写光学系を用いた固体レーザ加工装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6376807U (ja) * 1986-11-07 1988-05-21
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JP2587955Y2 (ja) 1998-12-24

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