JP2587955Y2 - 光ファイバコリメータ - Google Patents

光ファイバコリメータ

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JP2587955Y2
JP2587955Y2 JP1992016712U JP1671292U JP2587955Y2 JP 2587955 Y2 JP2587955 Y2 JP 2587955Y2 JP 1992016712 U JP1992016712 U JP 1992016712U JP 1671292 U JP1671292 U JP 1671292U JP 2587955 Y2 JP2587955 Y2 JP 2587955Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ファイバから出射され
た光を平行光にする光ファイバコリメータに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来の光ファイバコリメータ
を図6及び図7に基づき説明する。一般的な従来の光フ
ァイバコリメータ500は図6に示したように光ファイ
バ31が同心的(例えば偏心量0.5μmのように高精
度)に装着されたフェルール32と、孔34を有してこ
の孔34にレンズ35を固着したスリーブ33とから構
成され、フェルール32をスリーブ33の孔34内に挿
入してレンズ35より平行光束36が出射するように光
ファイバ31の発光点37とレンズ36の物点側節点3
8との間隔Lを調整した後、接着剤39等でフェルール
32を固定して完成する。
【0003】しかしながら、このような構造及び調整方
法では、下記のような不具合が発生する。孔34にフェ
ルール32を挿入するためには隙間dが必要なため、光
ファイバ31の光軸X1 −X1 は孔34の中心軸と一致
しない。また固着してあるレンズ35の光軸X2 −X2
も孔34の中心軸に一致し難い。したがって、光ファイ
バ31の光軸X1 −X1 とレンズ35の光軸X2 −X2
を一致させることは困難で(図6では平行移動ずれの場
合を示しているが、通常はこれよりも複雑な不一致とな
る)、レンズ35からの出射光束36は光軸X1 −X1
とは平行にならずに傾きθを有し、L=(f:焦点距
離)のときは、θ=tan-1(e/f)となる。
【0004】また、図7は図6に示した光ファイバコリ
メータ500と同様の構造を有する光ファイバコリメー
タ600とを対向させて光を空間伝搬させて光結合する
構成例を示すもので、通常ではこの光ファイバコリメー
タ500と600との間にバルク形偏光無依存形光アイ
ソレータのような光デバイスを介して光通信システム等
に組み込み使用するものである。しかしながら、この構
成をシステムに組み込んで極低損失な光結合をさせるに
は、光ファイバコリメータ600を光束36と同一傾き
角θで対向させて光をフェルール端面に集束させるよう
に3次元移動およびティルティング調整等の複雑な調整
が必要となるが、実際には長時間をかけて調整を行って
も極低損失で光結合させることは殆どできない。
【0005】本考案の目的は上記従来技術の課題を解決
するために、光通信システムなどに組み込む際に光結合
調整が容易な光ファイバコリメータを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、外周と平行な内径面の中空を有し、該中空
内に光ファイバ端面を保持したフェルールを挿入するス
リーブと、挿入されたフェルールから出射した光を平行
光にするレンズを保持したレンズホルダから構成され、
挿入されたフェルールが前記内径面の片側に片寄せされ
て外周と平行に保持され、前記片寄せされたフェルール
から出射して前記レンズを通過した光が前記外周と平行
になるように前記レンズホルダが位置調整されて前記ス
リーブに固定された光ファイバコリメータである。
【0007】また、前記スリーブは周面の片側に中心方
向に貫通された螺子孔を有し、挿入されたフェルールが
前記螺子孔に螺合された螺子によって前記内径面の片側
に片寄せされて外周と平行に保持された光ファイバコリ
メータである。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5を用いて本考案の実施例を
説明する。図1は光ファイバコリメータの断面図で光フ
ァイバ1を同心に接着剤で固着したフェルール2は先端
面を平面研磨している。スリーブ3は同心の孔4を有
し、外周の片側に中心軸に向かって貫通した螺子孔6を
3箇所設けている。フェルール2はこの孔4に挿入され
て先端を凹段部5の位置に位置決めされた状態で螺子孔
6から螺子7によって内径面の片側に片寄せられてスリ
ーブ3の外周と平行に保持される。従って光ファイバ1
の光軸X1 −X1 は、スリーブ3の外周と平行に保持さ
れる。
【0009】一方、レンズ8はレンズホルダ9に保持さ
れている。
【0010】また、スペーサ10はこのレンズホルダ9
の後端面とレンズ8の物点側節点11との寸法aを、フ
ェルール2の端面からレンズ8の物点側節点11までの
所定の寸法L(通常はレンズ8の焦点距離)から差し引
いた値(L−a)の厚みを有しており、スリーブ3の凹
段部5に当接させてスポット溶接等によってスリーブ3
に固定されている。
【0011】このようにスペーサ10がスリーブ3に固
定された状態で、レンズホルダ9の位置調整を行う。こ
の調整はスペーサ10に対してレンズホルダ9を平面摺
動し、オプチカルベンチビーム径測定装置(図示せず)
を用いてレンズ8から出射する平行光束12がスリーブ
3の外周と平行になった位置でレンズホルダ9とスペー
サ10とをスポット溶接等により固定して光ファイバコ
リメータ100が完成する。
【0012】図2はこの光ファイバコリメータの上面図
で、この図からわかるようにスリーブ3は外周の片側に
中心軸に向かう螺子孔6を3箇所有しており、これによ
ってフェルール2は螺子7によって内径面の片側に均一
に片寄せがされる。
【0013】また、図3は組立てにおけるフェルール2
の片寄せ工程を示す要部断面図で、スリーブ3を治具7
01にセットして、フェルール2を挿入するとフェルー
ル2の先端面は凹段部5の位置で止まる。この状態で螺
子7を3箇所の螺子孔6からそれぞれ螺合させるとフェ
ルール2はスリーブ3の内径面の片側に片寄せされて固
定される。
【0014】図4はこのようにして完成された光ファイ
バコリメータ100の光結合調整を示すもので、一対の
光ファイバコリメータ100、100’の間にバルク型
光アイソレータ等の光デバイス200を介している。こ
の調整は容易で、光ファイバコリメータ100と光デバ
イス200は固定基台401に取り付け、一方光ファイ
バコリメータ100’は可動基台402に取り付ける。
可動基台402は固定基台401と水平で、この水平面
がY−Y方向およびX−X方向に微動調整できる。光フ
ァイバコリメータ100のスリーブ3の外周とレンズを
通過した光とは平行なので、この状態で光ファイバコリ
メータ100に光源よりパワーPi を送り込み、光ファ
イバコリメータ100’に伝搬された受光パワーPo
パワーメータで測定しながら可動基台402を微動して
最も極低損失になるように調整するだけでよい。
【0015】図5は本考案の他の実施例で、図1〜図4
のものと異なる点はフェルール22の端面を角度αの斜
めに研磨をしているためスペーサ30の厚みが〔L−a
−(フェルールの半径)×(tanα)〕となること
で、その他は全く同様である。
【0016】
【効果】以上のように本考案の光ファイバコリメータは
フェルールをスリーブの内径面に片寄せすることで光フ
ァイバの光軸とスリーブの外周とを平行にして、さらに
レンズを保持したレンズホルダをスリーブと別体とした
ので、このレンズホルダを位置調整するだけでレンズを
通過した光を極めて容易にスリーブの外周と平行にでき
る。したがってこの光ファイバコリメータは光通信線路
に組み込む場合などにおいてスリーブの外周のみを基準
にして調整が行えるので、光結合調整作業が極めて容易
なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の上面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すフェルールの片寄せ工
程を示す図である。
【図4】本考案の一実施例を示す光ファイバコリメータ
の光結合調整を説明する図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す光ファイバコリメー
タの断面図である。
【図6】従来の光ファイバコリメータの断面図。
【図7】従来の光ファイバコリメータの光結合を示す図
である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 フェルール 3 スリーブ 4 孔(中空) 6 螺子孔 7 螺子 8 レンズ 9 レンズホルダ 10 スペーサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周と平行な内径面の中空部を有し、該中
    空部内に光ファイバ端面を保持したフェルールを挿入す
    るスリーブと、該スリーブの端部に備えたスペーサと、
    該スペーサの端面に固定され、レンズを保持したレンズ
    ホルダとから構成され、 前記フェルールがスリーブの内径面の片側に片寄せされ
    て外周と平行に保持され、このフェルールに保持された
    光ファイバと前記レンズの中心軸が一致し、かつ光ファ
    イバ端面に前記レンズの焦点が一致するように前記レン
    ズホルダが位置調整されて固定されたことを特徴とする
    光ファイバコリメータ。
  2. 【請求項2】前記スリーブの周面の片側に中心方向に貫
    通された螺子孔を有し、挿入されたフェルールが前記螺
    子孔に螺合された螺子によって、前記内径面の片側に片
    寄せされて外周と平行に保持されたことを特徴とする請
    求項1記載の光ファイバコリメータ。
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