JP4856473B2 - 電極形成方法、発光素子およびその製造方法 - Google Patents

電極形成方法、発光素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4856473B2
JP4856473B2 JP2006144251A JP2006144251A JP4856473B2 JP 4856473 B2 JP4856473 B2 JP 4856473B2 JP 2006144251 A JP2006144251 A JP 2006144251A JP 2006144251 A JP2006144251 A JP 2006144251A JP 4856473 B2 JP4856473 B2 JP 4856473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode
electrode material
light emitting
compound semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006144251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007317783A (ja
Inventor
淳 箕浦
康司 木本
直子 武市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2006144251A priority Critical patent/JP4856473B2/ja
Publication of JP2007317783A publication Critical patent/JP2007317783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856473B2 publication Critical patent/JP4856473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、電極形成方法、発光素子およびその製造方法に関し、特に、電極形成層としての窒化物系化合物半導体層と電極の間で、充分な密着性が得られ且つオーミック特性を有したコンタクト抵抗を低減することのできる電極形成方法、発光素子およびその製造方法に関する。
従来、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)等の窒化物系化合物半導体発光素子のコンタクト層に通電するための電極として、Ni/AuあるいはCo/Auを蒸着法やスパッタリング等のPVD(Physical Vapor Deposition)法によりコンタクト層としての窒化物半導体層の表面に形成することが知られている。
上記した電極に用いられるNi/AuあるいはCo/Auは、そのままの状態ではコンタクト抵抗が大である。そこで、酸素を含む雰囲気中で発光素子のコンタクト層に形成したNi/Au層を熱処理することによって、コンタクト抵抗の低減を図る電極形成方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された電極形成方法は、電極形成層としての窒化物系化合物半導体層からなるp層上に第1層としてNi層を形成し、その上に第2層としてAu層を形成し、その後400℃以上700℃以下で熱処理を行うことによってp層上のNi層とAu層とを層転換させており、そのことによってコンタクト抵抗の低減を図るとしている。
特開平9−64337号公報
しかし、特許文献1に記載された電極形成方法によると、熱処理によってp層とNi層との間に存在する酸素の殆どがAuとNiの層転換時にNiとともに表層方向へ移動してしまうため、コンタクト抵抗は低減するものの、層転換したAuと窒化物系化合物半導体層との充分な密着性が得られず、電極の剥離を生じやすいという問題がある。
従って、本発明の目的は、電極と電極形成層としての窒化物系化合物半導体層の密着性が得られ、かつコンタクト抵抗を低減することのできる電極形成方法、発光素子およびその製造方法を提供することにある。
(1)本発明は上記目的を達成するため、電極形成層としての窒化物系化合物半導体層を加熱し、前記窒化物系化合物半導体層が保持する酸素を予め減少させる第1の工程と、
前記窒化物系化合物半導体層の表面に第1の電極材料を設ける第2の工程と、
前記第1の電極材料の表面に第2の電極材料を積層する第3の工程と、
酸素を含む雰囲気中で前記第1および前記第2の電極材料を加熱し、前記加熱に基づく前記第1及び第2の電極材料の層転換によって前記窒化物系化合物半導体層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記第1の電極材料の他の一部および前記第2の電極材料からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の残りの部分からなる第3の電極層を形成する第4の工程とを含むことを特徴とする電極形成方法を提供する。
このような構成によれば、第1の電極材料の一部が層転換に基づいて第2の電極材料の表面に配置される際に、窒化物系化合物半導体層の表面に必要最小限の酸素が残存することで、電極と窒化物系化合物半導体層の密着性が確保されるとともに、窒化物系化合物半導体層の表面の酸素量の低減によってコンタクト抵抗を低減できる。
(2)また、本発明は、上記目的を達成するため、電極形成層としての窒化物系化合物半導体層を加熱し、前記窒化物系化合物半導体層が保持する酸素を予め減少させる第1の工程と、
前記窒化物系化合物半導体層の表面にNi層を設ける第2の工程と、
前記Ni層の表面にAu層を積層する第3の工程と、
酸素を含む雰囲気中で前記Ni層および前記Au層を400℃から700℃の温度範囲で加熱し、前記加熱に基づく層転換によって前記窒化物系化合物半導体層の表面に、酸素を含む前記Ni層の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記Ni層の他の一部および前記Au層からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記Ni層の残りの一部からなる第3の電極層を形成する第4の工程とを含むことを特徴とする電極形成方法を提供する。
このような構成によれば、電極材料であるNiおよびAuの加熱に基づく層転換の進行を温度によって制御できる。そのため、Ni/Auの積層構造により構成される電極の窒化物系化合物半導体層に対する密着性およびコンタクト抵抗の低減を制御できる。
(3)また、本発明は、上記目的を達成するため、基板上に発光する層を含む発光素子構造部を形成する第1の工程と、
前記発光素子構造部を加熱する第2の工程と、
前記発光素子構造部の表面に第1の電極材料を設ける第3の工程と、
前記第1の電極材料の表面に第2の電極材料を積層する第4の工程と、
酸素を含む雰囲気中で前記第1および前記第2の電極材料を加熱し、前記加熱に基づく層転換によって前記発光素子構造部の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記第1の電極材料の他の一部および前記第2の電極材料からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の残りの部分からなる第3の電極層を形成する第5の工程とを含むことを特徴とする発光素子の製造方法を提供する。
このような構成によれば、第1および第2の電極材料を層転換しながらも、第1の電極材料の表面に第2の電極材料が形成され、この第2の電極材料の表面に第1の電極材料の一部が形成されることにより、3層構造化が図れるので、発光素子構造部に対する電極の密着性に優れ、かつコンタクト抵抗の小なる信頼性に優れた発光素子を量産できる。
(4)また、本発明は、上記目的を達成するため、発光する層を含んだ窒化物系化合物半導体層より成る発光素子構造部と、
前記発光素子構造部の表面に形成された電極とを備え、
前記電極は、前記発光素子構造部の表面に形成された少なくとも所定の密着性とオーミック性を有した酸素を含む第1の電極材料からなる第1の電極層と、前記第1の電極の表面に形成され、前記第1の電極材料の一部および前記第1の電極材料より金属的安定性に優れた第2の電極材料からなる第2の電極層と、前記第2の電極の表面に形成され、酸素を含む前記第1の電極材料の他の一部によって形成された第3の電極を含むことを特徴とする発光素子を提供する。
このような構成によれば、第1および第2の電極材料を層転換しながらも、第1の電極材料の表面に第2の電極材料が形成され、この第2の電極材料の表面に第1の電極材料の一部が形成されることにより、3層構造化が図れるので、電極と窒化物系化合物半導体層の密着性が向上し、かつコンタクト抵抗の小なる発光素子が得られる。
本発明によると、電極形成層としての窒化物系化合物半導体層と電極の間のコンタクト抵抗を低減し、密着性を向上させることができる。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るLED、LD等としての窒化物系化合物半導体発光素子(以下「発光素子」という。)の断面図である。
(発光素子の構成)
この発光素子1は、図1の(a)に示すように、サファイア基板10と、サファイア基板10上に形成されるAlNバッファ層11と、Siドープのn−GaN層12と、Siドープのn−AlGaN層13と、InGaN/GaNの多重量子井戸構造を有するMQW(Multiple-Quantum Well)14と、Mgドープのp−AlGaN層15と、Mgドープのp−GaN層16とを順次積層して形成されており、AlNバッファ層11からp−GaN層16までを有機金属気相成長法(MOCVD)法によって形成している。
また、この発光素子1は、図1の(b)に示すように、p−GaN層16上に第1の電極材料であるNi層180と、第2の電極材料であるAu−Ni層182Aと、Au−Ni層182A上に積層されるNi層181との3層構造によって設けられるp側電極18と、図1の(a)に示すように、p−GaN層16からn−GaN層12の一部までエッチング処理を施して除去した後、n−GaN層12の露出面に設けられたAl(アルミニウム)からなるn側電極19とを有する。
AlNバッファ層11は、キャリアガスとしてHを使用し、NH(アンモニア)と、トリメチルアルミニウム(TMA)をサファイア基板10が配置されたリアクタ(図示せず)内に供給することにより形成される。
−GaN層12およびp−GaN層16は、キャリアガスとしてHを使用し、NHとトリメチルガリウム(TMG)をサファイア基板10が配置されたリアクタ内に供給することにより形成される。n−GaN層12についてはn型の導電性を制御するためのドーパントとしてモノシラン(SiH)をSi原料として使用し、p−GaN層16についてはp型の導電性を制御するためのドーパントとしてシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)をMg原料として使用する。また、n−AlGaN層13およびp−AlGaN層15については、上記したもののほかに、更に、TMAをリアクタ内に供給することによって形成される。
MQW14の形成においては、キャリアガスとしてNを使用し、NHとトリメチルインジウム(TMI)とTMGをリアクタ内に選択的に供給することによってInGaNとGaNが形成される。InGaNの形成時にはTMIとTMGが供給され、GaNの形成時にはTMGが供給される。
図2は、本発明の実施の形態に係る発光素子のp側電極を部分的に示す拡大図である。
p側電極18は、図2の(a)に示すようにp−GaN層16上に第1層として所定の密着性及びオーミック性を有するNi層180を形成し、更に第2層として第1層より金属的安定性に優れるAu層182を形成した後に加熱処理を行うことによって形成される。この加熱処理によって層転換が生じ、p−GaN層16上に、p−GaN層16の結晶表面に吸着していた酸素の一部を含むNi層180と、Au−Ni層182Aと、主として雰囲気中の酸素を含むNi層181が形成される。
なお、上記第1層は、Niのほか、Co(コバルト)、Fe(鉄)、Cu(銅)、Cr(クロム)、V(バナジウム)、Mn(マンガン)、Al(アルミ)等を用いることができる。また、上記第2層は、Auのほか、Pd(パラジウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)等を用いることができる。
図3は、本発明の実施の形態に係るp側電極の電極形成方法を示すフローチャートである。
まず、図1に示すように、サファイア基板10上に上記したAlNバッファ層11からp−GaN層16までのGaN系半導体層をMOCVD法によって形成し、発光素子構造部とする(S1)。
次に、電極を形成する前にp−GaN層16にPVD装置内で加熱処理を施してp−GaN層16の表面における過剰の酸素を除去し、電極の密着性を確保するのに必要な所定の量の酸素を残存させる(S2)。
次に、PVD装置内において、PVD法により、p−GaN層16の表面にNi層180を厚さ100Åに形成する(S3)。
次に、上記PVD装置において、PVD法により、Ni層180の表面に厚さ1000ÅのAu層182を形成する(S4)。この状態では、p−GaN層16上には、GaN−O/Ni/Auの接合状態が形成されている。
次に、Ni層180及びAu層182を形成した発光素子構造部を加熱処理装置(アロイ炉)内に入れ、酸素を含む雰囲気で、450℃により10分の電極加熱処理を行うことにより、Ni層180とAu層182の層転換が行われる(S5)。
この電極加熱処理によってNi層180がAu層182の粒界を介してAu層182の表層方向に移動することにより層転換が行われる。表層のNi層181は酸化してNi−Oとなり、中間のAu層182はAu−Ni層182Aとなる。このとき、p−GaN層16の表面部分に存在する酸素はNiとともに電極表面方向へ移動し、Au−Ni層182Aの表面には、主として雰囲気中の酸素を含むNi−OからなるNi層181が形成される。この状態では、p−GaN層16とp側電極18の間には、GaN−O−Ni/Au−Ni/Ni−Oの接合状態が形成されている。この状態で加熱を停止すると、Niの電極表面方向への供給が停止し、図1の(b)及び図2の(b)に示すように、3層構造を成すp側電極18が形成される(S6)。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る電極形成方法によるNiおよび酸素の移動を示し、(a)は加熱処理前の成分図、(b)は加熱処理後の成分図である。
図4の(a)に示す加熱処理前の状態では、p−GaN層16の表面とNi層180との界面部分に第1の量の酸素(O)が存在している。この状態では、p−GaN層16とNi層180の密着性は大きいがコンタクト抵抗も大きい。
図4の(b)に示す加熱処理後の状態では、Auの粒界を介してNiとOが移動し、Au−Ni層182Aが形成され、その表面に主として雰囲気中の酸素に基づいてNi−O(Ni層181)が形成されていることがわかる。また、層転換により全ての酸素が移動せず、p−GaN層16の表面にも第1の量より少ない第2の量である僅かな酸素が残存しており、このことによってコンタクト抵抗の低下、p−GaN層16とp側電極18との接合性が確保される。
表1は、結晶加熱によるGaN系半導体層の表面酸素の低減率を示す。ここでは、酸素(O)、窒素(N)及びガリウム(Ga)のそれぞれについて、熱処理をした場合と熱処理をしない場合の成分を示す。表1から明らかなように、加熱温度と加熱時間を適切にした熱処理により、電極形成層としてのGaN系半導体層の表面酸素を低減できることが分かる。
(本発明の実施の形態の効果)
上記した本発明の実施の形態によると、Ni層180とAu層182を加熱して層転換させる際に、GaN系半導体層との界面部分にNiと酸素が残る完全でない層転換状態を実施することで、Ni−OからなるNi層181と、Au−Ni層182Aと、Ni−OからなるNi層180との3層構造を成すp側電極18が形成され、GaN系半導体層とp側電極18との密着性を確保することができる。さらに、密着性の確保に必要な最小限の酸素以外の酸素を予め除去させておくことで、GaN系半導体層に対するp側電極18のコンタクト抵抗を低減することができる。
なお、本実施の形態では、電極形成材料としてAuおよびNiを用いた構成を説明したが、AuおよびCoからなるp側電極にも適用することができる。また、電極加熱処理温度についても、400℃〜700℃の範囲で行うことで上記した効果を奏するが、その範囲において450℃×10分がより好ましい。
また、上記実施の形態において、基板はサファイア基板に限定されるものではなく、例えば、SiC基板GaN基板等であってもよく、バッファ層はAlGaN、GaN等であってもよい。また、p側電極18はその表面の片隅にボンディング(台座)電極を形成されるが、図示されていない。
(a)、(b)は本発明の実施の形態に係る窒化物系化合物半導体発光素子の断面図である。 本発明の実施の形態に係る発光素子のp側電極の部分拡大断面図を示し、(a)は層転換前のp側電極の断面図、(b)は層転換後のp側電極の断面図である。 本発明の実施の形態に係る電極形成方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る電極形成方法によるNiおよび酸素の移動を示し、(a)は加熱処理前の成分図、(b)は加熱処理後の成分図である。
符号の説明
1…発光素子、10…サファイア基板、11…AlNバッファ層、12…n−GaN層、13…n−AlGaN層、14…MQW(InGaN/GaN)、15…p−AlGaN層、16…p−GaN層、18…p側電極、19…n側電極、180…Ni層、181…Ni層、182…Au層、182A…Au−Ni層

Claims (7)

  1. 電極形成層としての窒化物系化合物半導体層を加熱し、前記窒化物系化合物半導体層が保持する酸素を予め減少させる第1の工程と、
    前記窒化物系化合物半導体層の表面に第1の電極材料を設ける第2の工程と、
    前記第1の電極材料の表面に第2の電極材料を積層する第3の工程と、
    酸素を含む雰囲気中で前記第1および前記第2の電極材料を加熱し、前記加熱に基づく前記第1及び第2の電極材料の層転換によって前記窒化物系化合物半導体層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記第1の電極材料の他の一部および前記第2の電極材料からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の残りの部分からなる第3の電極層を形成する第4の工程とを含むことを特徴とする電極形成方法。
  2. 前記第4の工程は、前記加熱を酸素を含む雰囲気中で400℃から700℃の温度範囲で行うことを特徴とする請求項1に記載の電極形成方法。
  3. 前記第1の電極材料はNi又はCoからなり、前記第2の電極材料はAuであることを特徴とする請求項1に記載の電極形成方法。
  4. 電極形成層としての窒化物系化合物半導体層を加熱し、前記窒化物系化合物半導体層が保持する酸素を予め減少させる第1の工程と、
    前記窒化物系化合物半導体層の表面にNi層を設ける第2の工程と、
    前記Ni層の表面にAu層を積層する第3の工程と、
    酸素を含む雰囲気中で前記Ni層および前記Au層を400℃から700℃の温度範囲で加熱し、前記加熱に基づく層転換によって前記窒化物系化合物半導体層の表面に、酸素を含む前記Ni層の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記Ni層の他の一部および前記Au層からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記Ni層の残りの一部からなる第3の電極層を形成する第4の工程とを含むことを特徴とする電極形成方法。
  5. 基板上に発光する層を含む発光素子構造部を形成する第1の工程と、
    前記発光素子構造部を加熱する第2の工程と、
    前記発光素子構造部の表面に第1の電極材料を設ける第3の工程と、
    前記第1の電極材料の表面に第2の電極材料を積層する第4の工程と、
    酸素を含む雰囲気中で前記第1および前記第2の電極材料を加熱し、前記加熱に基づく層転換によって前記発光素子構造部の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の一部からなる第1の電極層、この第1の電極層の表面に、前記第1の電極材料の他の一部および前記第2の電極材料からなる第2の電極層、およびこの第2の電極層の表面に、酸素を含む前記第1の電極材料の残りの部分からなる第3の電極層を形成する第5の工程とを含むことを特徴とする発光素子の製造方法。
  6. 発光する層を含んだ窒化物系化合物半導体層より成る発光素子構造部と、
    前記発光素子構造部の表面に形成された電極とを備え、
    前記電極は、前記発光素子構造部の表面に形成された少なくとも所定の密着性とオーミック性を有した酸素を含む第1の電極材料からなる第1の電極層と、前記第1の電極の表面に形成され、前記第1の電極材料の一部および前記第1の電極材料より金属的安定性に優れた第2の電極材料からなる第2の電極層と、前記第2の電極の表面に形成され、酸素を含む前記第1の電極材料の他の一部によって形成された第3の電極を含むことを特徴とする発光素子。
  7. 前記第1の電極材料はNi又はCoからなり、前記第2の電極材料はAuである請求項6に記載の発光素子。
JP2006144251A 2006-05-24 2006-05-24 電極形成方法、発光素子およびその製造方法 Active JP4856473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006144251A JP4856473B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 電極形成方法、発光素子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006144251A JP4856473B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 電極形成方法、発光素子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007317783A JP2007317783A (ja) 2007-12-06
JP4856473B2 true JP4856473B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=38851405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006144251A Active JP4856473B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 電極形成方法、発光素子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856473B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3620926B2 (ja) * 1995-06-16 2005-02-16 豊田合成株式会社 p伝導形3族窒化物半導体の電極及び電極形成方法及び素子
JP3499385B2 (ja) * 1996-11-02 2004-02-23 豊田合成株式会社 3族窒化物半導体の電極形成方法
JP3462717B2 (ja) * 1997-06-27 2003-11-05 シャープ株式会社 化合物半導体の電極構造及びその形成方法
JPH11354458A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Matsushita Electron Corp p型III−V族窒化物半導体およびその製造方法
JP3711055B2 (ja) * 2001-09-25 2005-10-26 三洋電機株式会社 窒化物系半導体素子の形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007317783A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4137936B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP4234101B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体装置
JP3920315B2 (ja) 窒化物系半導体発光素子
JP4948134B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
TWI416760B (zh) 三族氮化物系化合物半導體發光元件及其製造方法
JP6867180B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法
JP2013021173A (ja) Iii族窒化物半導体発光素子の製造方法
JP5554739B2 (ja) 窒化物半導体発光素子の製造方法
TW200529475A (en) Gallium nitride-based compound semiconductor multilayer structure and production method thereof
JP2007081368A (ja) 窒化物系半導体発光素子
WO2016129493A1 (ja) 半導体発光素子
JP6945666B2 (ja) 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法
US20150255678A1 (en) Method For Producing Group III Nitride Semiconductor Light-Emitting Device
JP2008288532A (ja) 窒化物系半導体装置
JP2010062254A (ja) 窒化物半導体素子
JP4856473B2 (ja) 電極形成方法、発光素子およびその製造方法
JP2006024913A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子用透光性正極および発光素子
JP5423026B2 (ja) Iii族窒化物半導体発光素子およびその製造方法
JP6323782B2 (ja) 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
JP2007200933A (ja) 窒化物系半導体素子の製造方法
JP5839293B2 (ja) 窒化物発光素子及びその製造方法
JP3642199B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法
JP2013055280A (ja) 窒化物半導体発光素子
JP6004203B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2007258248A (ja) GaN系半導体素子の製造方法及びGaN系半導体素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4856473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250