JP4853886B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に、複数の図柄群においてそれぞれ複数の図柄を変動表示するとともに、各図柄群においてそれぞれ1つの図柄を停止表示可能な可変表示装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の遊技機としてパチンコ機が知られている。従来のパチンコ機は、遊技盤の表面に設けられた遊技部内に、複数の図柄を変動表示するための可変表示装置が設けられており、一般入賞口とは別に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、可変表示装置における図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、可変表示装置における図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて図柄の変動表示を停止させる。
【0003】
ここで、可変表示装置における図柄の停止表示態様が、所定の賞態様(例えば、「7」「7」「7」)を構成した場合には、通常遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行わせる。この特別遊技は、例えば、一般入賞口とは別に設けられた大入賞口を所定時間あるいは所定個数の遊技球が入賞するまで開放することにより、多くの遊技球を入賞させて、短時間に多くの賞球を獲得できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のパチンコ機では、始動入賞口に遊技球が入賞したタイミングで複数の図柄の変動表示を一斉に開始し、所定時間が経過すると、図柄の変動を順次停止させている。
【0005】
しかしながら、複数の図柄を一斉に変動表示させると、遊技者は変動中の各図柄を均等に見ることとなって注意が散漫となり、やがては遊技に退屈感を覚えるようになってしまう。
【0006】
このような不都合を解消するための技術として、特開平11−114171号公報に、2つの図柄が停止表示された時点で賞態様を構成する可能性があるいわゆるリーチ状態となった場合に、既に停止表示された図柄を縮小表示することにより、変動中の図柄を注視し易くした遊技機が開示されている。
【0007】
しかしながら、この遊技機は、リーチ状態となった場合にのみ、既に停止表示された図柄を縮小表示しており、リーチ状態が発生しない場合には、全ての図柄が同一の大きさで表示されることに変わりはない。すなわち、多数回連続してリーチ状態とならない場合もあり、このような場合には、遊技者が遊技に退屈感を覚えてしまう。
【0008】
また、特開平11−156014号公報には、可変表示装置における図柄の変動表示をより面白くして、遊技者にアピールすることを目的として、図柄の変動速度を低下させながら図柄の表示領域を拡大するようにした遊技機が開示されている。
しかしならが、この遊技機は、3つの図柄を同時に表示するという従来の思想から脱却したものではなく、上述した不都合を解消することはできない。
【0009】
本発明に係る遊技機は、上述した事情に鑑み提案されたもので、可変表示装置において変動表示される図柄の中から、注目すべき図柄に注意を集中することができ、通常遊技においても退屈感を覚えることがない遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明に係る遊技機は、第1乃至第3の図柄群の各図柄群においてそれぞれ1つの図柄を停止表示可能な可変表示装置を備え、前記可変表示装置に停止表示される図柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行わせる遊技機であって、
前記可変表示装置は、前記第1乃至第3の図柄群のうち第1の図柄群のみを出現させて変動表示し、一つの図柄を停止表示させた後、第2の図柄群を出現させて変動表示し、一つの図柄を停止表示させ、
前記第1の図柄群の停止図柄と第2の図柄群の停止図柄との組み合わせが前記賞態様を構成する可能性がないときに、第3の図柄群を出現させることなく変動表示を終了することを特徴とするものである。
【0013】
また、前記可変表示装置は、前記第1の図柄の停止図柄と第2の図柄の停止図柄との組み合わせが前記賞態様を構成する可能性がないときに、前記第1の図柄および第2の図柄を再変動表示し、当該再変動表示において、前記第1の図柄群の停止図柄と第2の図柄群の停止図柄が同一図柄となるリーチ状態に移行させることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、代表的な遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行う。
【0017】
<パチンコ機の遊技盤>
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤1の正面図である。
【0018】
本発明の一実施形態に係るパチンコ機は、打球発射装置(図示せず)により遊技球を発射して遊技を行うための遊技盤1を備えている。この遊技盤1の表面には、図1に示すように、一対のガイドレール2で囲まれた略円形の遊技部3を備えており、遊技部3内には、複数の障害釘や風車等の障害部材4を配設するとともに、複数の特別図柄を変動表示するための特別図柄表示装置5と、2個の普通図柄表示LED6a,bを有する普通図柄表示装置7と、複数の入賞口と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部3内から排出するためのアウト口8とを備えている。
【0019】
<入賞口>
上記入賞口は、その機能によって複数種類に分かれており、遊技球が入賞したことを条件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口9と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置7における普通図柄表示LED6a,bの変動表示を開始させるための普通図柄始動口10と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な変動部材(以下、普通電動役物11と称す)を有し、遊技球が入賞したことを条件として特別図柄表示装置5における特別図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口12と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能となっており、特別図柄表示装置5における図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる大入賞口13とからなる。
【0020】
<普通図柄始動口>
上記普通図柄始動口10は、始動入賞口12の左下方に設けられた、いわゆるチャッカからなる。この普通図柄始動口10の通過球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、普通図柄表示装置7における図柄の変動表示が行われる。また、特別図柄表示装置5の上部には、普通図柄始動口10の通過記憶個数を表示するための4個の普通図柄記憶LED14が設けられている。この普通図柄記憶LED14の点灯個数により、普通図柄始動口10の通過記憶個数を表示することができる。
【0021】
<始動入賞口>
上記始動入賞口12の上部には、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能ないわゆるチューリップ状の普通電動役物11が設けられている。この普通電動役物11は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態となっており、普通図柄表示装置7において「当たり」となった場合に、所定時間(例えば3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる。
【0022】
また、始動入賞口12への入賞球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、特別図柄表示装置5における図柄の変動表示が行われる。また、特別図柄表示装置5の上部には、始動入賞口12への入賞記憶個数を表示するための4個の特別図柄記憶LED15が設けられている。この特別図柄記憶LED15の点灯個数により、始動入賞口12への入賞記憶個数を表示することができる。
【0023】
<特別図柄表示装置>
上記特別図柄表示装置5は、遊技部3のほぼ中央に設けられた液晶表示装置からなり、画像で表現される複数の特別図柄を変動表示するとともに、遊技状態に対応したアニメーション表示を行うことにより、遊技演出を行うことができるようになっている。特別図柄表示装置5に表示される特別図柄は、例えば「0」「1」「2」・・・「7」「8」「9」等の数字からなり、停止表示された数字の組み合わせが「7」「7」「7」となった場合を「大当たり」として、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行うことができる。
【0024】
この特別遊技とは、例えば大入賞口13を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入賞させることにより、多くの賞球を獲得することができるような遊技である。
なお、この特別図柄表示装置5が、可変表示装置として機能する。
【0025】
<普通図柄表示装置>
上記普通図柄表示装置7は、特別図柄表示装置5の上方に設けられた2色発光可能な2個の普通図柄表示LED6a,bを備えている。この普通図柄表示装置7では、2個の普通図柄表示LED6a,bがそれぞれ赤、緑の発光色で交互に点滅するようになっており、2個の普通図柄表示LED6a,bの点滅が終了して緑色で点灯した場合を「当たり」として、始動入賞口12に設けられた普通電動役物11を、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、始動入賞口12に遊技球を入賞させ易くする。
【0026】
なお、普通図柄表示装置7は、上述した2個の普通図柄表示LED6a,bを備えて構成する他に、例えば7セグメント表示器等により構成することもできる。この場合には、7セグメント表示器に表示する普通図柄として、例えば「0」「1」「2」・・・「7」「8」「9」等の数字を変動表示し、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当たり」とする。
【0027】
<パチンコ機における遊技>
次に、上記パチンコ機における遊技を説明する。
上記パチンコ機では、打球発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射された遊技球が、一般入賞口9等に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を払い出す。
【0028】
また、普通図柄始動口10を遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置7における普通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、普通図柄表示装置7における普通図柄表示LED6a,bの停止表示態様を決定し、この決定に基づいて普通図柄表示LED6a,bの変動表示を停止させる。
【0029】
ここで、普通図柄表示装置7における普通図柄表示LED6a,bの停止表示態様が、「当たり」となると、始動入賞口12に設けられた普通電動役物11を所定時間(例えば3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換える。
【0030】
また、始動入賞口12に遊技球が入賞したことを条件として、特別図柄表示装置5における特別図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、特別図柄表示装置5における特別図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて特別図柄の変動表示を停止させる。
【0031】
ここで、特別図柄表示装置5における特別図柄の停止表示態様が「大当たり」となると、大入賞口13を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。また、大入賞口13内には継続入賞口が設けられており、大入賞口13内に入賞した遊技球が継続入賞口にも入賞すると、上述した大入賞口13の開放が、所定回数(例えば16回)に達するまで繰り返される。
【0032】
<制御装置>
上述したパチンコ機を構成する各機器は、マイクロコンピュータ等からなる制御装置により制御されている。
図2に基づいて、この制御装置の概略構成を説明する。図2は、制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0033】
パチンコ機を構成する各機器を制御するための制御装置は、図2に示すように、主制御基板51、図柄制御基板52、音声制御基板53、賞球制御基板54を主な構成要素としている。
【0034】
<主制御基板>
主制御基板51は、CPU55、ROM56、RAM57を備えており、ROM56等に記憶されたシーケンスプログラムに従ってCPU55等が動作することにより、パチンコ機を構成する各機器を制御するようになっている。
【0035】
CPU55には、リセット用のクロックパルスを供給するためのリセット用クロックパルス発生回路58と、CPU55の初期化を行うための初期リセット回路59が接続されている。また、CPU55には、入力用I/O60を介して、一般入賞口9への入賞球を検出するための一般入賞球センサ61と、始動入賞口12への入賞球を検出するための始動入賞球センサ62と、大入賞口13への入賞球を検出するための大入賞球センサ63と、普通図柄始動口10を通過する遊技球を検出するためのゲートセンサ64とが接続されている。
【0036】
さらに、CPU55には、出力用I/O65を介して、種々の装置、制御回路、基板が接続されている。
【0037】
出力用I/O65を介してCPU55に接続されている装置は、普通図柄表示装置7と、普通図柄記憶LED14と、特別図柄記憶LED15と、普通電動役物11の内部に設けられた電動役物LED16と、遊技盤1の適宜箇所に設けられた装飾用LED17である。CPU55は、これらの装置に対して制御信号を送信し、各LEDの点滅あるいは点灯を制御する。
【0038】
出力用I/O65を介してCPU55に接続されている回路は、主制御基板51を構成する普通電動役物制御回路66と、大入賞口制御回路67である。この普通電動役物制御回路66により普通電動役物11(変動部材)の開閉を制御し、大入賞口制御回路67により大入賞口13の開閉を制御する。
【0039】
出力用I/O65を介してCPU55に接続されている基板は、図柄制御基板52と、音声制御基板53と、賞球制御基板54である。
【0040】
図柄制御基板52は、特別図柄表示装置5における特別図柄の変動表示等を制御するための基板である。また、音声制御基板53は、スピーカ等の音声出力装置18による効果音の発生等を制御するための基板である。また、賞球制御基板54は、賞球の払出装置19および遊技球の発射装置20を制御するための基板である。
【0041】
<乱数カウンタ>
上述したCPU55は、乱数を用いた抽選に基づいて、普通図柄表示装置7および特別図柄表示装置5における表示を制御している。このため、特別図柄表示装置5において「大当たり」を発生させるか否かを決定するための大当たり判定用乱数カウンタ68およびハズレ図柄決定用乱数カウンタ69と、「大当たり」の図柄を決定するための大当たり図柄決定用乱数カウンタ70と、普通図柄表示装置7において「当たり」を発生させるか否かを決定するための普通図柄当たり判定用乱数カウンタ71と、リーチ動作を決定するためのリーチ動作決定用乱数カウンタ72を備えている。
【0042】
また、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ69は、ハズレ図柄として表示するための3個の図柄(左図柄、中図柄、右図柄)をそれぞれ決定するための左図柄決定用乱数カウンタ73と、中図柄決定用乱数カウンタ74と、右図柄決定用乱数カウンタ75とを備えている。
【0043】
<パチンコ機における遊技制御>
次に、上述した制御装置によるパチンコ機の遊技制御について説明する。
図3〜7は、パチンコ機における遊技制御の手順を示すフローチャートである。
【0044】
主制御基板51では、図3に示すようなメイン遊技制御処理(S1〜S9)を繰り返して行うとともに、割り込み許可フラグがセットされていることを条件として、定期的(例えば3ms毎)に、図4に示す割り込み処理(S11〜S22)を行う。
【0045】
<主制御基板における制御処理>
主制御基板51におけるメイン遊技制御処理では、図3に示すように、電源が投入されると、CPU55をリセットして主制御基板51の立ち上げ処理を行い(S1)、割り込み許可フラグをセットし(S2)、ウォッチドッグチェック処理を行う(S3)。
【0046】
続いて、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ69で使用する乱数を更新し(S4)、エラーチェック処理における制御命令(コマンド)の送信チェックを行い(S5)、当該コマンドを送信中であるか否かを判断し(S6)、当該コマンドを送信中である場合には、割り込み許可処理(S2)に戻る。一方、当該コマンドを送信中でない場合には、エラーチェック処理を行い(S7)、所定のエラーが発生しているか否かを判断する(S8)。
【0047】
ここで、エラーが発生している場合には、割り込み許可処理(S2)に戻る。
一方、エラーが発生していない場合には、特別図柄表示装置5における図柄表示に関する特別図柄ゲーム処理を行う(S9)。
【0048】
<割り込み処理>
割り込み許可フラグがセットされている場合に行う定期的な割り込み処理は、図4に示すように、まず、各レジスタを待避させ(S11)、大当たり判定用乱数カウンタ68、普通図柄当たり判定用乱数カウンタ71で使用する乱数を更新し(S12)、制御処理で使用する各種のタイマを更新するとともに(S13)、入力ポートを更新する(S14)。
【0049】
続いて、一般入賞球センサ61、始動入賞球センサ62、大入賞球センサ63、ゲートセンサ64等からの入力信号を検出した場合に、当該入力信号に応じた処理を行なう(S15)。
【0050】
続いて、普通電動役物11の動作を制御するための普通図柄処理(S16)を行い、電動役物LED16の点滅および普通図柄表示装置7における普通図柄表示LED6a,bの変動等を制御するための装飾制御処理(S17)を行う。
【0051】
続いて、一般入賞口9、始動入賞口12、大入賞口13に遊技球が入賞した場合の賞球の払出処理(S18)、パチンコ機において各種のエラーが発生しているか否かを判断するエラー処理(S19)、図柄制御基板52等に対する制御命令を送信するための送信データ出力処理(S20)を行う。
【0052】
続いて、各レジスタを復帰させて(S21)、割り込み許可フラグをセットし(S22)、割り込み処理から復帰する。
【0053】
<特別図柄ゲーム処理>
上述した特別ゲーム処理(S9)では、図5に示すように、まず、始動入賞口12に遊技球が入賞して、始動入賞記憶があるか否かを判断する(S51)。ここで、始動入賞記憶がない場合には、デモ画面表示処理を行なって、パチンコ機における遊技説明等のデモ画面を表示する(S52)。
【0054】
一方、始動入賞記憶がある合には、乱数を用いた抽選において大当たりの発生を許可しているか否かを判断する(S53)。ここで、大当たりの発生を許可している場合には、大当たりとなる図柄を決定し(S54)、大当たり用の図柄変動コマンドを生成する(S55)。
【0055】
また、大当たりの発生を許可していない場合には、リーチ演出を行なうか否かを判断する(S56)。ここで、リーチ演出を行なう場合には、「リーチ有りハズレ」となるように停止図柄を決定し(S57)、リーチ有りハズレ用の図柄変動コマンドを生成する(S58)。
【0056】
一方、リーチ演出を行なわない場合には、「リーチ無しハズレ」となるように停止図柄を決定し(S59)、リーチ無しハズレ用の図柄変動コマンドを生成する(S60)。
そして、上述した各手順(S55,S58,S60)で生成した図柄変動コマンドを図柄制御基板52に対して送信する(S61)。
【0057】
続いて、実際に大当たりが発生しているか否かを判断し(S62)、大当たりが発生している場合には、大入賞口13を所定時間および所定回数開放する大当たり遊技処理を行ない(S63)、特別図柄ゲームの終了処理を行なう(S64)。なお、大当たりが発生していない場合には、大当たり遊技処理(S63)は行なわない。
【0058】
<図柄制御基板における処理>
図柄制御基板52は、上述したように、主制御基板51の制御の下に、特別図柄表示装置5における図柄の変動表示等を制御する。
【0059】
この図柄制御基板52におけるメイン制御処理の手順は、図6に示すように、図柄制御基板52のCPUの動作をイニシャライズするための初期設定処理を行ない(S31)、RAMをクリアし(S32)、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)の動作をイニシャライズするための初期設定処理を行なう(S33)。
【0060】
続いて、主制御基板51から送信されてきたコマンドを分析するための受信コマンド分析処理を行い(S34)、特別図柄表示装置5における図柄の変動表示等を制御するための特別図柄制御処理を行い(S35)、V_Sync割り込みを待つ(S36)。そして、V_Sync割り込みがあり、1画面の表示処理が終了した場合には、受信コマンド分析処理(S34)に戻って、以後の処理を繰り返す。
【0061】
<割り込み処理>
上述した図柄制御基板52におけるメイン制御処理には、主制御基板51から図柄制御基板52へコマンド送信があると割り込み処理がなされる。
この割り込み処理では、図7に示すように、主制御基板51からのコマンドを受信し(S41)、当該コマンドをRAMに格納する(S42)。
【0062】
<図柄の表示態様:実施例1>
図8(a)〜(f)は、実施例1に係る本発明には含まれないハズレパターンの表示態様を示す説明図であり、図9は、実施例1に係る本発明には含まれないハズレパターンの表示タイミングを示すタイミングチャートである。また、図10(a)〜(f)は、実施例1に係るリーチパターンの表示態様を示す説明図であり、図11は、実施例1に係るリーチパターンの表示タイミングを示すタイミングチャートである。
【0063】
まず、図8(a)〜(f)および図9に基づいて、実施例1に係る本発明には含まれないハズレパターンについて説明する。
始動入賞口12に遊技球が入賞して始動入賞記憶があると、特別図柄表示装置5において図柄の変動が開始する。特別図柄表示装置5では、図8,9に示すように、まず第1図柄のみが画面の中央に現れて変動表示が開始し(図8(a))、所定時間経過後に、第1図柄の変動表示が停止する(図8(b))。
【0064】
続いて、第1図柄が画面の左側に移動するとともに、画面の右側に第2図柄が現れて変動表示が開始し(図8(c))、所定時間経過後に、第2図柄の変動表示が停止する(図8(d))。
【0065】
さらに、画面の中央に第3図柄が現れて変動表示が開始し(図8(e))、所定時間経過後に、第3図柄の変動表示が停止する(図8(f))。なお、ハズレパターンであるため、全ての停止図柄が同一となることはない。
【0066】
次に、図10(a)〜(f)および図11に基づいて、実施例1に係るリーチパターンについて説明する。
【0067】
始動入賞口12に遊技球が入賞して始動入賞記憶があると、特別図柄表示装置5において図柄の変動が開始する。特別図柄表示装置5では、図10,11に示すように、まず第1図柄のみが画面の中央に現れて変動表示が開始し(図10(a))、所定時間経過後に、第1図柄の変動表示が停止する(図10(b))。
【0068】
続いて、第1図柄が画面の左側に移動するとともに、画面の右側に第2図柄が現れて変動表示が開始し(図10(c))、所定時間経過後に、第2図柄の変動表示が停止する。ここでは、停止した第1図柄と第2図柄がそれぞれ同一となり、第3図柄の停止態様によっては大当たりが発生する可能性があるリーチ状態となる(図10(d))。
【0069】
リーチ状態となると、画面の中央に第3図柄が現れて変動表示が開始し(図10(e))、所定時間経過後に、第3図柄の変動表示が停止する(図参照)。そして、全ての停止図柄が同一となり、大当たりが発生した場合(図10(f))には、特別遊技に移行することができる。
【0070】
なお、第2図柄が停止した時点でリーチ状態となっていない場合であっても、第1図柄および第2図柄を再び変動表示させて、停止した第1図柄および第2図柄が同一図柄となるリーチ状態に移行させてもよい。
【0071】
<図柄の表示態様:実施例2>
図12(a)〜(d)は、実施例2に係る本発明のハズレパターンの表示態様を示す説明図であり、図13は、実施例2に係る本発明のハズレパターンの表示タイミングを示すタイミングチャートであり、図14は、実施例2に係るリーチパターンの表示タイミングを示すタイミングチャートである。
【0072】
まず、図12(a)〜(d)および図13に基づいて、実施例2に係る本発明のハズレパターンについて説明する。
始動入賞口12に遊技球が入賞して始動入賞記憶があると、特別図柄表示装置5において図柄の変動が開始する。特別図柄表示装置5では、図12,13に示すように、まず第1図柄のみが画面の中央に現れて変動表示が開始し(図12(a))、所定時間経過後に、第1図柄の変動表示が停止する(図12(b))。
【0073】
続いて、第1図柄が画面の左側に移動するとともに、画面の右側に第2図柄が現れて変動表示が開始し(図12(c))、所定時間経過後に、第2図柄の変動表示が停止する(図12(d))。
【0074】
ここで、停止した第1図柄と第2図柄がそれぞれ異なっているので、大当たりが発生する可能性はない。したがって、第3図柄を表示することなく、特別図柄の変動表示を終了する。
なお、この状態から第1図柄および第2図柄を再び変動表示させて、停止した第1図柄および第2図柄が同一図柄となるリーチ状態に移行させてもよい。
【0075】
実施例2に係るリーチパターンは、上述した実施例1に係るリーチパターンと同様であり、図14に示すように、第1図柄、第2図柄、第3図柄が順次現れて変動表示する。また、各図柄の変動表示は、所定時間経過後に停止する。
【0076】
ここで、停止した第1図柄と第2図柄がそれぞれ同一となり、第3図柄の停止態様によっては大当たりが発生する可能性があるリーチ状態となると、画面の中央に第3図柄が現れて変動表示が開始し、所定時間経過後に、第3図柄の変動表示が停止する(図参照)。
【0077】
そして、全ての停止図柄が同一となり、大当たりが発生した場合(例えば「3」「3」「3」)には、特別遊技に移行することができる。
【0078】
なお、上述した実施形態では、代表的な遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行ったが、本発明は、アレンジボール遊技機、パチスロ遊技機、雀球遊技機、スロットマシン等の他の遊技機にも適用することができる。
【0079】
【発明の効果】
上述したように、本発明に係る遊技機によれば、可変表示装置において、複数の図柄群のうちの1つの図柄群のみを変動表示させ、当該図柄群が停止表示された後に、順次他の図柄群の変動表示および停止表示を行う。
したがって、可変表示装置において変動表示される図柄の中から、注目すべき図柄に注意を集中することができ、通常遊技においても退屈感を覚えることがない。
【0080】
また、可変表示装置は、第1図柄の変動表示が停止した後に変動を開始した第2図柄の変動表示が停止し、第1図柄の停止図柄と第2図柄の停止図柄との組み合わせが賞態様を構成する可能性がないときに、第3図柄を表示することなく変動表示を終了する
したがって、特別遊技に移行する可能性がない場合には、直ちに次回の図柄の変動表示を開始することができる。このため、特別遊技に移行する可能性がないにもかかわらず、いつまでも図柄の変動表示が終了しないという焦燥感を与えることがなくなり、遊技の面白さを高めることができる。
【0081】
また、可変表示装置は、所定数の図柄群が停止表示された後に、該所定数の図柄群を順次再変動表示させる。
したがって、一旦図柄の変動表示が停止し、特別遊技が発生する可能性がないように見えたにもかかわらず、再び特別遊技が発生する可能性が生じ、遊技の面白さを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤の正面図
【図2】制御装置の概略構成を示すブロック図
【図3】主制御基板におけるメイン遊技制御処理の手順を示すフローチャート
【図4】主制御基板における割り込み処理の手順を示すフローチャート
【図5】図3に示す特別図柄ゲーム処理の手順を示すフローチャート
【図6】図柄制御基板におけるメイン制御処理の手順を示すフローチャート
【図7】図柄制御基板における割り込み処理の手順を示すフローチャート
【図8】 実施例1に係る本発明には含まれないハズレパターンの表示態様を示す説明図
【図9】 実施例1に係る本発明には含まれないハズレパターンの表示タイミングを示すタイミングチャート
【図10】実施例1に係るリーチパターンの表示態様を示す説明図
【図11】実施例1に係るリーチパターンの表示タイミングを示すタイミングチャート
【図12】 実施例2に係る本発明のハズレパターンの表示態様を示す説明図
【図13】 実施例2に係る本発明のハズレパターンの表示タイミングを示すタイミングチャート
【図14】実施例2に係るリーチターンの表示タイミングを示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 遊技盤
2 ガイドレール
3 遊技部
4 障害部材
5 特別図柄表示装置
6 普通図柄表示LED
7 普通図柄表示装置
8 アウト口
9 一般入賞口
10 普通図柄始動口
11 普通電動役物
12 始動入賞口
13 大入賞口
14 普通図柄記憶LED
15 特別図柄記憶LED
16 電動役物LED
17 装飾用LED
18 音声出力装置
19 払出装置
20 発射装置
51 主制御基板
52 図柄制御基板
53 音声制御基板
54 賞球制御基板
55 CPU
56 ROM
57 RAM
58 リセット用クロックパルス発生回路
59 初期リセット回路
60 入力用I/O
61 一般入賞球センサ
62 始動入賞球センサ
63 大入賞球センサ
64 ゲートセンサ
65 出力用I/O
66 普通電動役物制御回路
67 大入賞口制御回路
68 大当たり判定用乱数カウンタ
69 ハズレ図柄決定用乱数カウンタ
70 大当たり図柄決定用乱数カウンタ
71 普通図柄当たり判定用乱数カウンタ
72 リーチ動作決定用乱数カウンタ
73 左図柄決定用乱数カウンタ
74 中図柄決定用乱数カウンタ
75 右図柄決定用乱数カウンタ

Claims (2)

  1. 第1乃至第3の図柄群の各図柄群においてそれぞれ1つの図柄を停止表示可能な可変表示装置を備え、
    前記可変表示装置に停止表示される図柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行わせる遊技機であって、
    前記可変表示装置は、前記第1乃至第3の図柄群のうち第1の図柄群のみを出現させて変動表示し、一つの図柄を停止表示させた後、第2の図柄群を出現させて変動表示し、一つの図柄を停止表示させ、
    前記第1の図柄群の停止図柄と第2の図柄群の停止図柄との組み合わせが前記賞態様を構成する可能性がないときに、第3の図柄群を出現させることなく変動表示を終了することを特徴とする遊技機。
  2. 前記可変表示装置は、前記第1の図柄の停止図柄と第2の図柄の停止図柄との組み合わせが前記賞態様を構成する可能性がないときに、前記第1の図柄および第2の図柄を再変動表示し、当該再変動表示において、前記第1の図柄群の停止図柄と第2の図柄群の停止図柄が同一図柄となるリーチ状態に移行させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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