JP2001231943A

JP2001231943A - 遊技機

Info

Publication number: JP2001231943A
Application number: JP2000049336A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Takemoto; 孝俊武本
Original assignee: Ace Denken KK
Current assignee: Ace Denken KK
Priority date: 2000-02-25
Filing date: 2000-02-25
Publication date: 2001-08-28

Abstract

(57)【要約】【課題】いわゆる止め打ちをなくして稼働率を高めるこ
とのできる遊技機を提供する。【解決手段】遊技盤上に打ち出された球の入賞し易い開
状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口の状態が変化し
得るリーチ時入賞口８０を配置し、スロットマシンに見
立てた図柄合わせゲームなどの表示遊技の実行途中で、
あと１つ所定の識別情報が揃うと「７７７」などの特賞
表示態様になるリーチ状態が形成されたとき、その時点
からリーチアクションの演出表示が行われ、外れあるい
は特賞に遷移するまでの間、通常状態では閉状態にある
リーチ時入賞口を開状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に球を発
射する遊技機であって、所定の遊技条件の成立に基づい
て予め定めた表示遊技を実行し、その実行結果として予
め定めた複数の識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞
表示態様が形成されたとき、遊技者に有利な特賞状態に
なるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の遊技機としては、図柄合わせゲー
ムなどの表示遊技を表示する液晶ディスプレイを遊技盤
面上のほぼ中央に備え、始動口に遊技球が入賞したこと
に基づいて液晶ディスプレイ上で図柄合わせゲームを実
行し、その実行結果として特定図柄（識別情報）が揃っ
たとき、遊技者に有利な特別価値を発生させる、いわゆ
るフィーバ機がある。

【０００３】たとえば、液晶ディスプレイの表示画面
を、３×３のマトリクス状に区切り、各表示領域にそれ
ぞれ数字等を示す識別情報を表示することでスロットマ
シンに見立てた表示遊技を実行するものでは、始動口に
遊技球が入賞したときマトリクスの縦列方向に連なる３
つの表示領域を単位として各識別情報を所定期間に渡っ
てスクロール表示した後、識別情報を順次、停止表示す
る。そして、あと１つ所定の識別情報が揃うと当たりに
なるリーチ状態を経由して、横または斜めライン上に同
一の数字等が揃うと、特賞状態となって遊技者に特別価
値を付与するようになっている。

【０００４】通常、リーチ状態が現れた場合には、遊技
者の当たりに対する期待と興奮を喚起するための演出表
示が行われる。またリーチ状態を経由して特賞状態とな
った場合にも、遊技者の歓喜を盛り上げるための演出表
示が数秒から１０数秒程度にわたって行われる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の遊技
機では、リーチ時に行われる演出表示の時間が長く、ま
たリーチが最終的に外れになったり特賞状態に遷移する
までにも長い時間がかかる。

【０００６】ところで、表示遊技の実行権利は、通常、
４回までしか保留されないので、リーチ時の演出表示中
など、表示遊技の進行に長い時間を要している場合に
は、その間に球を打ち出し、新たに始動口に入賞させて
も、表示遊技の実行権利をこれ以上確保できない場合が
多くなる。

【０００７】このため、リーチ時の演出表示中などに
は、いわゆる止め打ちを行って、遊技者が球を発射しな
くなるので、遊技機の稼働率が悪化してしまい、遊技店
の経営上好ましくないという問題があった。また、遊技
者としても、リーチのたびに止め打ちをすることが面倒
なので、ゲームの楽しさを低下させる要因になってい
た。

【０００８】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、いわゆる止め打ちを
なくして稼働率を高めることのできる遊技機を提供する
ことを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。［１］遊技盤上に球を発射する遊技機であって、所定の
遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を実行
し、その実行結果として予め定めた複数の識別情報が特
定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されたとき、
遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示
手段（３０）と、表示制御手段（１４０、１５０、１６
０）と、リーチ時入賞口（８０）と、開閉制御手段（１
３０）、とを備え、前記可変表示手段（３０）は、前記
表示遊技を表示するための表示領域を成すものであり、
前記表示制御手段（１４０、１５０、１６０）は、前記
遊技条件の成立に基づいて前記表示遊技を前記可変表示
手段（３０）上に展開表示するものであり、前記リーチ
時入賞口（８０）は、前記遊技盤上に打ち出された球の
入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口の
状態が変化し得るものであり、前記開閉制御手段（１３
０）は、前記リーチ時入賞口（８０）の開閉状態を制御
するものであって、前記表示遊技の実行途中で、あと１
つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になるリー
チ状態が形成されたときから所定期間にわたり、通常状
態では閉状態にある前記リーチ時入賞口（８０）を開状
態にするものであることを特徴とする遊技機。

【００１０】［２］遊技盤上に球を発射する遊技機であ
って、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示
遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおい
て、可変表示手段（３０）と、表示制御手段（１４０、
１５０、１６０）と、リーチ時入賞口（８０）と、開閉
制御手段（１３０）とを備え、前記可変表示手段（３
０）は、前記表示遊技を表示するための表示領域を成す
ものであり、前記表示制御手段（１４０、１５０、１６
０）は、前記遊技条件の成立に基づいて前記表示遊技を
前記可変表示手段（３０）上に展開表示するものであ
り、前記リーチ時入賞口（８０）は、前記遊技盤上に打
ち出された球の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態と
にその入賞口の状態が変化し得るものであり、前記開閉
制御手段（１３０）は、前記リーチ時入賞口（８０）の
開閉状態を制御するものであって、前記表示遊技の実行
途中で、あと１つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示
態様になるリーチ状態が形成されたときからそのリーチ
状態が継続している間、通常状態では閉状態にある前記
リーチ時入賞口（８０）を開状態にするものであること
を特徴とする遊技機。

【００１１】［３］遊技盤上に球を発射する遊技機であ
って、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示
遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識
別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成さ
れたとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおい
て、可変表示手段（３０）と、表示制御手段（１４０、
１５０、１６０）と、リーチ時入賞口（８０）と、開閉
制御手段（１３０）とを備え、前記可変表示手段（３
０）は、前記表示遊技を表示するための表示領域を成す
ものであり、前記表示制御手段（１４０、１５０、１６
０）は、前記遊技条件の成立に基づいて前記表示遊技を
前記可変表示手段（３０）上に展開表示するものであ
り、前記リーチ時入賞口（８０）は、前記遊技盤上に打
ち出された球の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態と
にその入賞口の状態が変化し得るものであり、前記開閉
制御手段（１３０）は、前記リーチ時入賞口（８０）の
開閉状態を制御するものであって、前記表示遊技の実行
途中で、あと１つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示
態様になるリーチ状態が形成されたときから今回のリー
チ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいずれかに移行
するまでの間、通常状態では閉状態にある前記リーチ時
入賞口（８０）を開状態にするものであることを特徴と
する遊技機。

【００１２】［４］前記リーチ状態が継続している時
間、およびまたは前記リーチ状態が形成されたときから
今回のリーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいず
れかに移行するまでの時間を一定時間以上にしたことを
特徴とする［１］、［２］または［３］に記載の遊技
機。

【００１３】［５］前記リーチ状態が形成されてから今
回のリーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一
したことを特徴とする［４］に記載の遊技機。

【００１４】［６］前記リーチ状態が形成されてから今
回のリーチ状態が前記特賞表示態様に遷移するまでにか
かる時間を統一したことを特徴とする［４］または
［５］に記載の遊技機。

【００１５】［７］前記開閉制御手段（１３０）は、今
回のリーチ状態が前記特賞表示態様に遷移する場合に
は、前記リーチ状態が出現してから遊技状態が前記特賞
状態に移行するまでの間、通常状態では閉状態にある前
記リーチ時入賞口（８０）を開状態にするものであるこ
とを特徴とする［１］、［２］、［３］、［４］、
［５］または［６］に記載の遊技機。

【００１６】［８］前記リーチ状態が出現してから遊技
状態が前記特賞状態に移行するまでの時間を一定時間以
上にしたことを特徴とする［７］に記載の遊技機。

【００１７】［９］前記リーチ状態が出現してから遊技
状態が前記特賞状態に移行するまでの時間を統一したこ
とを特徴とする［８］に記載の遊技機。

【００１８】［１０］前記リーチ時入賞口（８０）を開
いている間に打ち出された球の数よりも前記リーチ時入
賞口（８０）が開いている間に当該入賞口への入賞に基
づいて遊技者に払い出される賞球の数が多くなるように
設定することを特徴とする［１］、［２］、［３］、
［４］、［５］、［６］、［７］、［８］または［９］
に記載の遊技機。

【００１９】［１１］前記遊技盤上に打ち出された球の
入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口の
状態が変化し得る大入賞口（９０）であって、通常状態
では閉状態にありかつ遊技状態が前記特賞状態になった
とき開状態にされるものを設けるとともに、前記大入賞
口（９０）の開口広さを前記リーチ時入賞口（８０）の
開放広さよりも大きくしたことを特徴とする［１］、
［２］、［３］、［４］、［５］、［６］、［７］、
［８］、［９］または［１０］に記載の遊技機。

【００２０】［１２］遊技盤上に球を発射する遊技機で
あって、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表
示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の
識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成
されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおい
て、可変表示手段（３０）と、表示制御手段（１４０、
１５０、１６０）と、第２表示手段（４０）と、第２表
示制御手段（１２７）と、動作モード切替手段（１２
８）と、第２価値付与手段（１２９）とを備え、前記可
変表示手段（３０）は、前記表示遊技を表示するための
表示領域を成すものであり、前記表示制御手段（１４
０、１５０、１６０）は、前記遊技条件の成立に基づい
て前記表示遊技を前記可変表示手段（３０）上に展開表
示するものであり、前記第２表示制御手段（１２７）
は、実行を開始してから所定の変動表示期間の経過後に
実行結果が停止表示される第２表示遊技を第２遊技条件
の成立に基づいて前記第２表示手段（４０）上で展開す
るものであって、前記変動表示期間の長さが通常値に設
定された通常モードと前記変動表示期間の長さが前記通
常モードより短く設定された時短モードのうちのいずれ
かの動作モードで前記第２表示遊技を実行するものであ
り、前記第２価値付与手段（１２９）は、前記第２表示
遊技の実行結果として予め定めた当選表示態様が出現し
たとき、遊技者に有利な第２特賞状態を形成するもので
あり、前記動作モード切替手段（１２８）は、前記第２
表示遊技の動作モードを通常状態では前記通常モードに
設定するとともに、前記表示遊技の実行途中で、あと１
つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になるリー
チ状態が形成されたとき、その後の所定期間にわたり前
記動作モードを前記時短モードに設定するものであるこ
とを特徴とする遊技機。

【００２１】［１３］遊技盤上に球を発射する遊技機で
あって、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表
示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の
識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成
されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおい
て、可変表示手段（３０）と、表示制御手段（１４０、
１５０、１６０）と、第２表示手段（４０）と、第２表
示制御手段（１２７）と、動作モード切替手段（１２
８）と、第２価値付与手段（１２９）とを備え、前記可
変表示手段（３０）は、前記表示遊技を表示するための
表示領域を成すものであり、前記表示制御手段（１４
０、１５０、１６０）は、前記遊技条件の成立に基づい
て前記表示遊技を前記可変表示手段（３０）上に展開表
示するものであり、前記第２表示制御手段（１２７）
は、実行を開始してから所定の変動表示期間の経過後に
実行結果が停止表示される第２表示遊技を第２遊技条件
の成立に基づいて前記第２表示手段（４０）上で展開す
るものであって、前記変動表示期間の長さが通常値に設
定された通常モードと前記変動表示期間の長さが前記通
常モードより短く設定された時短モードのうちのいずれ
かの動作モードで前記第２表示遊技を実行するものであ
り、前記第２価値付与手段（１２９）は、前記第２表示
遊技の実行結果として予め定めた当選表示態様が出現し
たとき、遊技者に有利な第２特賞状態を形成するもので
あり、前記動作モード切替手段（１２８）は、前記第２
表示遊技の動作モードを通常状態では前記通常モードに
設定するとともに、前記表示遊技の実行途中で、あと１
つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になるリー
チ状態が形成されたときからそのリーチ状態が継続して
いる間、前記動作モードを前記時短モードに設定するも
のであることを特徴とする遊技機。

【００２２】［１４］遊技盤上に球を発射する遊技機で
あって、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表
示遊技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の
識別情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成
されたとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおい
て、可変表示手段（３０）と、表示制御手段（１４０、
１５０、１６０）と、第２表示手段（４０）と、第２表
示制御手段（１２７）と、動作モード切替手段（１２
８）と、第２価値付与手段（１２９）とを備え、前記可
変表示手段（３０）は、前記表示遊技を表示するための
表示領域を成すものであり、前記表示制御手段（１４
０、１５０、１６０）は、前記遊技条件の成立に基づい
て前記表示遊技を前記可変表示手段（３０）上に展開表
示するものであり、前記第２表示制御手段（１２７）
は、実行を開始してから所定の変動表示期間の経過後に
実行結果が停止表示される第２表示遊技を第２遊技条件
の成立に基づいて前記第２表示手段（４０）上で展開す
るものであって、前記変動表示期間の長さが通常値に設
定された通常モードと前記変動表示期間の長さが前記通
常モードより短く設定された時短モードのうちのいずれ
かの動作モードで前記第２表示遊技を実行するものであ
り、前記第２価値付与手段（１２９）は、前記第２表示
遊技の実行結果として予め定めた当選表示態様が出現し
たとき、遊技者に有利な第２特賞状態を形成するもので
あり、前記動作モード切替手段（１２８）は、前記第２
表示遊技の動作モードを通常状態では前記通常モードに
設定するとともに、前記表示遊技の実行途中で、あと１
つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になるリー
チ状態が形成されたときから今回のリーチ状態が外れま
たは前記特賞表示態様のいずれかに移行するまでの間、
前記動作モードを前記時短モードに設定するものである
ことを特徴とする遊技機。

【００２３】［１５］前記リーチ状態が継続している時
間、およびまたは前記リーチ状態が形成されたときから
今回のリーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいず
れかに移行するまでの時間を一定時間以上にしたことを
特徴とする［１２］、［１３］または［１４］に記載の
遊技機。

【００２４】［１６］前記リーチ状態が形成されてから
今回のリーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統
一したことを特徴とする［１５］に記載の遊技機。

【００２５】［１７］前記リーチ状態が形成されてから
今回のリーチ状態が前記特賞表示態様に遷移するまでに
かかる時間を統一したことを特徴とする［１５］または
［１６］に記載の遊技機。

【００２６】［１８］前記動作モード切替手段（１２
８）は、今回のリーチ状態が前記特賞表示態様に遷移す
る場合には、前記リーチ状態が出現してから遊技状態が
前記特賞状態に移行するまでの間、前記動作モードを前
記時短モードに設定することを特徴とする［１２］、
［１３］、［１４］、［１５］、［１６］または［１
７］に記載の遊技機。

【００２７】［１９］前記リーチ状態が出現してから遊
技状態が前記特賞状態に移行するまでの時間を一定時間
以上にしたことを特徴とする［１８］に記載の遊技機。

【００２８】［２０］前記リーチ状態が出現してから遊
技状態が前記特賞状態に移行するまでの時間を統一した
ことを特徴とする［１９］に記載の遊技機。

【００２９】［２１］前記第２価値付与手段（１２９）
は、第２可変入賞口（５０）と、第２開閉制御手段（１
３０）とを備え、前記第２可変入賞口（５０）は、前記
遊技盤上に打ち出された球の入賞し易い開状態と入賞し
難い閉状態とにその入賞口の状態が変化し得るものであ
り、前記第２開閉制御手段（１３０）は、通常状態では
閉状態にある前記第２可変入賞口（５０）を開状態にす
ることで前記第２特賞状態を形成することを特徴とする
［１２］、［１３］、［１４］、［１５］、［１６］、
［１７］、［１８］、［１９］または［２０］に記載の
遊技機。

【００３０】［２２］前記遊技条件は、遊技盤上に発射
された球が前記第２可変入賞口（５０）に入賞すること
に基づいて成立することを特徴とする［２１］に記載の
遊技機。

【００３１】［２３］前記リーチ状態が継続している
間、およびまたは前記リーチ状態が形成されたときから
今回のリーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいず
れかに移行するまでの間、およびまたは前記特賞表示態
様が出現してから遊技状態が前記特賞状態に遷移するま
での間、所定の演出表示を前記可変表示手段（３０）上
で展開することを特徴とする［１］、［２］、［３］、
［４］、［５］、［６］、［７］、［８］、［９］、
［１０］、［１１］、［１２］、［１３］、［１４］、
［１５］、［１６］、［１７］、［１８］、［１９］、
［２０］、［２１］または［２２］に記載の遊技機。

【００３２】［２４］前記第２遊技条件は、遊技盤上に
発射された球が所定の遊技条件変更検出部（７１、７
２、２１５）に検出されることに基づいて成立するもの
であることを特徴とする［１２］、［１３］、［１
４］、［１５］、［１６］、［１７］、［１８］、［１
９］、［２０］、［２１］、［２２］または［２３］に
記載の遊技機。

【００３３】［２５］前記遊技条件変更検出部（７１、
７２、２１５）は、通過型のゲート（７１、７２）であ
ることを特徴とする［２４］に記載の遊技機。

【００３４】［２６］球の入賞し難い閉状態と球の入賞
し易い開状態とにその入賞口の状態を変化させ得る大入
賞口（９０）を設け、前記特賞状態に入ったとき、通常
状態では閉じている前記大入賞口（９０）を開くことを
特徴とする［１］、［２］、［３］、［４］、［５］、
［６］、［７］、［８］、［９］、［１０］、［１
１］、［１２］、［１３］、［１４］、［１５］、［１
６］、［１７］、［１８］、［１９］、［２０］、［２
１］、［２２］、［２３］、［２４］または［２５］に
記載の遊技機。

【００３５】前記本発明は次のように作用する。遊技盤
上に打ち出された球の入賞し易い開状態と入賞し難い閉
状態とにその入賞口の状態が変化し得るリーチ時入賞口
（８０）を配置し、スロットマシンに見立てた図柄合わ
せゲームなどの表示遊技の実行途中で、あと１つ所定の
識別情報が揃うと「７７７」などの特賞表示態様になる
リーチ状態が形成されたとき、その時点から所定期間に
わたり、通常状態では閉状態にあるリーチ時入賞口（８
０）を開状態にする。

【００３６】たとえば、リーチ状態が形成されたときか
らそのリーチ状態が継続している間、リーチ時入賞口
（８０）を開状態にする。またリーチ状態が形成された
ときから今回のリーチ状態が外れまたは特賞表示態様の
いずれかに移行するまでの間、リーチ時入賞口（８０）
を開状態にしてもよい。さらに今回のリーチ状態が特賞
表示態様に遷移する場合には、リーチ状態が出現してか
ら遊技状態が特賞状態に移行するまでの間、つまり、リ
ーチ時の演出表示に加えて、特賞が出たことを祝う演出
表示時間も含めて、リーチ時入賞口（８０）を開くよう
にしてもよい。なおリーチ状態が継続している間等に、
所定の演出表示を可変表示手段（３０）に表示する。

【００３７】このように、リーチ状態になってから所定
期間の間、通常状態では閉じているリーチ時入賞口（８
０）を開くので、演出表示等を行っている間も、遊技者
が、リーチ時入賞口（８０）への入賞を狙って球を打ち
出すようになる。これにより、いわゆる止め打ちを結果
的に防止することができ、遊技機の稼働率を高めること
ができる。

【００３８】リーチ状態が継続している時間やリーチ状
態が形成されたときから今回のリーチ状態が外れまたは
特賞表示態様のいずれかに移行するまでの時間や特賞状
態に移行するまでを一定時間以上にしたものでは、いわ
ゆる止め打ちを防止しつつ、リーチアクション等の演出
表示などによって遊技者の興奮を十分に喚起することが
できる。

【００３９】特に、リーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が外れに終わまでにかかる時間を統一した
り、リーチ状態が形成されてから今回のリーチ状態が特
賞表示態様に遷移するまでにかかる時間を統一したり、
あるいはリーチ状態が出現してから遊技状態が特賞状態
に移行するまでの時間を統一するものでは、リーチ時入
賞口（８０）が開いている間における球の入賞数等を的
確に調整することができる。すなわち、リーチから外れ
に終わる場合の演出時間が統一されたり、リーチから当
たりになる場合における演出表示時間が統一されるの
で、営業時間中にリーチ時入賞口（８０）がどの程度の
開くかを的確に予測でき、釘調整等を適切に行うことが
できるようになる。

【００４０】またリーチ時入賞口（８０）を開いている
間に打ち出された球の数よりも、リーチ時入賞口（８
０）が開いている間に当該入賞口への入賞に基づいて遊
技者に払い出される賞球の数が多くなるように設定した
ものでは、止め打ちをするよりも球を打ち出した方が遊
技者にとって有利なので、リーチ時の演出表示中におけ
る止め打ちを確実に防止することができる。

【００４１】また表示遊技で特賞表示態様が出現して遊
技状態が特賞状態になったとき、通常状態では閉じてい
る大入賞口（９０）を開くものでは、大入賞口（９０）
の開口広さをリーチ時入賞口（８０）の開放広さよりも
大きく設定すると良い。

【００４２】このほか、リーチ中に時短モードに入るよ
うにしてもよい。すなわち、表示遊技を展開表示するた
めの可変表示手段（３０）のほかに、第２表示遊技を表
示するための第２表示手段（４０）を設ける。第２表示
制御手段（１２７）は、実行を開始してから所定の変動
表示期間の経過後に実行結果が停止表示される第２表示
遊技を、球がスルーチャッカを通過するなどの第２遊技
条件の成立に基づいて第２表示手段（４０）上で展開す
る。

【００４３】たとえば、遊技盤上に発射された球が所定
のゲート（７１、７２）を通過すると、７セグメントＬ
ＥＤなどで構成された第２表示手段（４０）上で一桁の
数字が所定期間にわたって変動表示した後、任意の値で
停止表示するという第２表示遊技を実行する。

【００４４】第２価値付与手段（１２９）は、第２表示
遊技の実行結果として予め定めた当選表示態様が出現し
たとき、遊技者に有利な第２特賞状態を形成する。第２
特賞状態では、たとえば、所定の入賞口が開いて球を拾
い、遊技者に賞球が払い出される等が行われる。

【００４５】第２表示遊技の動作モードには、変動表示
期間の長さが通常値（１０秒〜１５秒程度）に設定され
た通常モードと変動表示期間の長さが通常モードより短
く（１〜２秒程度に）設定された時短モードとがあり、
動作モード切替手段（１２８）は、表示遊技でリーチ状
態が形成されたとき、その後の所定期間にわたり動作モ
ードを時短モードに設定する。

【００４６】たとえば、リーチ状態が形成されたときか
らそのリーチ状態が継続している間、第２表示遊技の動
作モードを時短モードにする。またリーチ状態が形成さ
れたときから今回のリーチ状態が外れまたは特賞表示態
様のいずれかに移行するまでの間を時短モードにしても
よい。さらに今回のリーチ状態が特賞表示態様に遷移す
る場合には、リーチ状態が出現してから遊技状態が特賞
状態に移行するまでの間を時短モードに設定してもよ
い。

【００４７】このように、リーチ状態になってから所定
期間の間、第２表示遊技の動作モードを時短モードに設
定するので、リーチの演出表示等を行っている間も、遊
技者に球の発射を促すことができ、いわゆる止め打ちを
防止することができる。

【００４８】リーチ状態が継続している時間、あるいは
リーチ状態が形成されたときから今回のリーチ状態が外
れまたは特賞表示態様のいずれかに移行するまでの時
間、あるいは特賞状態に移行するまでの時間を、一定時
間以上にしたものでは、いわゆる止め打ちを防止しつ
つ、リーチアクション等の演出表示などによって遊技者
の興奮を十分に喚起することができる。

【００４９】特に、リーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一した
り、リーチ状態が形成されてから今回のリーチ状態が特
賞表示態様に遷移するまでにかかる時間を統一したり、
あるいはリーチ状態が出現してから遊技状態が特賞状態
に移行するまでの時間を統一するものでは、営業時間中
に、どの程度の期間、時短モードに入るかを的確に予測
できるので、遊技場の経営を適切に行うことができる。

【００５０】第２特賞状態では、たとえば、通常状態で
は閉状態にある第２可変入賞口（５０）が開状態にされ
ることで、遊技者に特典が与えられる。また表示遊技開
始の起因となる遊技条件は、遊技盤上に発射された球が
第２可変入賞口（５０）に入賞することに基づいて成立
するようにしてもよい。

【００５１】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態を説明する。図２に示すように、本発明の第
１の実施の形態にかかる遊技機１０は、遊技者がハンド
ル１１を回転操作することにより遊技盤１２上へ球を打
ち出し、かかる打球の入賞を競い楽しむパチンコ機であ
る。

【００５２】遊技盤１２は、打ち出された球が流下する
場であって略垂直に立設され、その前面は所定の隙間を
設けてガラス扉で覆われている。遊技盤１２とガラス扉
との間の隙間は、球が移動するための空間になってい
る。遊技盤１２の周縁には、遊技領域を画するとともに
打ち出された球を遊技盤１２の上部へ導くためのレール
１６が配設されている。

【００５３】遊技盤１２の略中央部には、カラー液晶デ
ィスプレイ（ＬＣＤ）から成る特別図柄表示装置３０が
配置されている。なお、特別図柄表示装置３０は、ＣＲ
Ｔディスプレイ、ＴＦＴ型ディスプレイ等であってもよ
い。本遊技機では、特別図柄表示装置３０上で、スロッ
トマシンに見立てた図柄合わせゲームが表示遊技として
展開される。

【００５４】表示遊技を実行する際には、特別図柄表示
装置３０の表示領域は、縦横３×３のマトリクス状に区
分けされる。マトリクスの各縦列は、スロットマシンに
おける１つのリールの役割を果たし、各縦列ごとに識別
情報（図柄）が上から下に向かってスクロール表示した
後、縦列ごとに順次、スクロール動作が停止するように
なっている。各縦列のスクロール動作が停止した際に
は、縦横３×３のマトリクスに区分けされた各表示領域
にそれぞれ個別の識別情報が停止表示される。

【００５５】表示遊技では、縦横３×３に区分けしたマ
トリクスの上段、中段、下段の各横ラインおよび、右斜
め下がり、および左斜め下がりの対角ライン上に、「７
７７」、「５５５」、「３３３」など同一の数字図柄が
３つ揃う状態を大当たりの停止態様たる特賞表示態様に
設定してある。

【００５６】特別図柄表示装置３０の直ぐ上方には、７
セグメントのＬＥＤからなる普通図柄表示装置４０が配
置されている。普通図柄表示装置４０では、表示内容が
所定期間（変動表示期間）にわたって変動した後に０〜
９の中のいずれか１つの数字が停止表示する第２表示遊
技が展開される。第２表示遊技は、変動表示期間が１５
秒程度の通常値に設定された通常モードと、変動表示期
間の長さが通常モードのときよりも短く設定された時短
モードのうちのいずれかの動作モードで実行される。こ
こでは、時短モードでの変動表示期間を１秒から２秒に
設定するようになっている。

【００５７】特別図柄表示装置３０の下方右寄りには特
別図柄記憶表示装置３０ａが、特別図柄表示装置３０の
下方左寄りには普通図柄記憶表示装置４０ａが配置さ
れ、これらのさらに下方には、始動口５０が配設されて
いる。始動口５０は、特別図柄表示装置３０上で展開さ
れる表示遊技の実行権を確保するための入賞口である。

【００５８】始動口５０は、その入賞口近傍の左右両側
に配置された可動片からなる条件装置５１を備え、ソレ
ノイドあるいはステッピングモータ等の条件装置駆動部
２０６（図１参照）で、この可動片からなる条件装置５
１を開閉させるようになっている。始動口５０は、条件
装置５１の開閉動作により、球が入賞し難い閉状態と入
賞し易い開状態とに変化する、いわゆる電動チューリッ
プ役物として構成されている。

【００５９】特別図柄記憶表示装置３０ａは、始動口５
０への球の入賞によって確保された実行権のうち、未実
行になっているものの数（保留数）を表示するものであ
る。保留数は４回が限度であり、それ以上については、
表示遊技の実行権が破棄される。特別図柄記憶表示装置
３０ａは、４つのランプを有しており、その点灯個数を
増減させて現在の保留数を表示するようになっている。

【００６０】特別図柄表示装置３０の左に配置した左ゲ
ート７１および特別図柄表示装置３０の右に配置した右
ゲート７２は、それぞれ通過型の入賞口である。ゲート
７１、７２は、普通図柄表示装置４０上で展開される第
２表示遊技の実行権を確保するための通過型入賞口であ
る。

【００６１】普通図柄記憶表示装置４０ａは、ゲート７
１、７２を球が通過することによって確保された実行権
のうち、未実行になっているものの数（保留数）を表示
するものである。第２表示遊技についての保留数も４回
が限度であり、それ以上については、実行権が破棄され
る。普通図柄記憶表示装置４０ａは、４つのランプを有
しており、その点灯個数を増減させて現在の保留数を表
示するようになっている。

【００６２】始動口５０の下方には、リーチ時入賞口８
０が配置されている。またリーチ時入賞口８０のさらに
下方には、大入賞口９０が配置されている。リーチ時入
賞口８０および大入賞口９０は、ソレノイド等の駆動源
によりその入賞口が球の入賞し難い閉状態と入賞容易な
開状態とに変化し得るように構成されている。リーチ時
入賞口８０の開口広さは大入賞口９０よりも狭く設定さ
れている。大入賞口９０の内部は複数に仕切られてお
り、その一部が特定領域になっている。

【００６３】遊技盤１２の最下部には、いずれの入賞口
にも入賞し得なかった球を取り込んで遊技盤１２の上か
ら排出するためのアウト口１９が配置されている。アウ
ト口１９に球が入った場合には、遊技者に何らの特典も
与えられず、賞球の払い出しも行われない。このほか、
遊技盤１２には、各種の入賞口１３や風車１４のほか、
打ち出された球の落下速度や方向を変化させるための多
数の障害釘１５などが配置されている。

【００６４】さらに遊技盤１２の左右両端には、表示遊
技で特賞状態が出現した際など、各表示遊技の進行状況
に応じて点滅する電飾ランプ１７が配置されている。ま
た図２では図示省略したが、電源投入後から各表示遊技
の進行とは無関係に点滅して装飾的な演出効果を出す各
種の装飾ランプ１８（図１参照）が取り付けてある。

【００６５】遊技機１０の正面であって遊技盤１２の下
方には、遊技に供する球を貯留するための上皿２０、こ
の上皿２０から溢れる球を受け止めて貯留するための下
皿２１が設けられている。下皿２１の底面には、当該下
皿２１の下方に置かれる玉箱（図示せず）に球を排出す
るための開閉可能な排出口があり、下皿２１前面下部に
は、この排出口の開閉操作を行うための球抜きレバー２
２が設けてある。

【００６６】下皿２１の右横には、ハンドル１１が配置
されている。回転操作式のハンドル１１を、回転させる
と、その角度に応じた打ち出し力で球が１個ずつ遊技盤
１２上に発射されるようになっている。なお、遊技機１
０の各種動作を制御する回路部分は、遊技盤１２の裏面
等の機体内に取り付けられている。

【００６７】図１は、遊技機１０の回路構成の概要を示
している。遊技機１０は、主制御部１００と、表示制御
回路１４０と、音声制御回路１７０とを主な回路部分と
して備えている。主制御部１００は、遊技機１０の動作
を統括制御する中枢的な回路部分であり、ワンチップマ
イコン１１０と、リセット回路１０１と、クロック回路
１０２と、Ｉ／Ｏポート１０３と、ドライバ回路１０４
とから構成されている。

【００６８】ワンチップマイコン１１０には、Ｉ／Ｏポ
ート１０３を介して始動口入賞球検知スイッチ２１０、
大入賞口入賞球検知スイッチ２１１、特定領域入賞球検
知スイッチ２１２、セーフ球検知スイッチ２１３、外部
情報入力端子２１４、球通過検知スイッチ２１５、リー
チ時入賞口入賞球検知スイッチ２１６等が接続されてい
る。

【００６９】このうち始動口入賞球検知スイッチ２１０
は、始動口５０に球が入賞したことを検知するためのス
イッチである。始動口入賞球検知スイッチ２１０には、
機械的なスイッチのほか、球により光が遮られることで
入賞を検知する光センサや、球の通過による磁界の変化
を検出する磁気センサなど各種のセンサを用いることが
できる。大入賞口入賞球検知スイッチ２１１は、大入賞
口９０に球が入賞したことを検知するためのスイッチで
あり、始動口入賞球検知スイッチ２１０と同様に機械
式、磁気式、光学式など各種のセンサをスイッチとして
用いることができる。

【００７０】特定領域入賞球検知スイッチ２１２は、大
入賞口９０の中の特定領域に入賞した球を検知するもの
である。セーフ球検知スイッチ２１３は、遊技盤上に配
置されたいずれかの入賞口（セーフ口）１３へ球が入賞
したことを検知するためのスイッチである。外部情報入
力端子２１４は、発射制御信号（打ち止め信号）をホー
ルコンピュータから入力するための端子である。

【００７１】球通過検知スイッチ２１５は、ゲート７
１、７２を球が通過したことを検知するためのスイッチ
である。リーチ時入賞口入賞球検知スイッチ２１６は、
リーチ時入賞口８０に球が入賞したことを検知するため
のスイッチであり、始動口入賞球検知スイッチ２１０と
同様に機械式、磁気式、光学式など各種のセンサをスイ
ッチとして用いることができる。

【００７２】このほか、ワンチップマイコン１１０に
は、Ｉ／Ｏポート１０３およびドライバ回路１０４を介
して各種の部品が接続されている。具体的には、大入賞
口９０を開閉駆動するためのソレノイド２０１、４つの
ランプから成る特別図柄記憶表示装置３０ａ、装飾ラン
プ１８、外部情報出力端子Ａ２０２、電飾回路２０３、
払出回路２０４、普通図柄表示装置４０、普通図柄記憶
表示装置４０ａ、リーチ時入賞口８０を開閉駆動するた
めのソレノイド２０８、始動口５０の条件装置５１を開
閉させるための条件装置駆動部２０６等である。なお払
出回路２０４には、外部情報出力端子Ｂ２０５が接続さ
れている。

【００７３】このうち外部情報出力端子Ａ２０２、外部
情報出力端子Ｂ２０５は、遊技場に設置されている多数
の遊技機を集中管理するホールコンピュータと電気的に
連絡するためのデータ送信線を装着するための端子であ
る。外部情報出力端子Ａ２０２は、確率変動信号、大当
たり信号、スタート信号等遊技機からの信号を、ホール
コンピュータに送信するための端子である。外部情報出
力端子Ｂ２０５は、賞球払出数（賞球１０個で１パル
ス）、玉貸信号、賞球タンク玉切れ信号、扉開放検出信
号を、ホールコンピュータに送信するための端子であ
る。

【００７４】電飾回路２０３は、特別図柄表示装置３０
上で展開される表示遊技の進行に伴って電飾ランプ１７
を点滅制御する回路部分である。たとえば、特賞状態が
発生した際などに電飾ランプ１７を点滅させるようにな
っている。

【００７５】ワンチップマイコン１１０は、遊技制御Ｃ
ＰＵ（中央処理装置）１１１とＲＯＭ（リード・オンリ
・メモリ）１１２とＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモ
リ）１１３とを主要部とした回路から構成されている。
ＲＯＭ１１２には、遊技制御ＣＰＵ１１１の動作手順を
表したプログラムや各種の固定データが記憶されてい
る。遊技制御ＣＰＵ１１１は、ＲＯＭ１１２に格納され
ているプログラムに従って動作する。ＲＡＭ１１３は、
遊技制御ＣＰＵ１１１が動作する際に各種のデータを一
時的に格納するための作業領域である。

【００７６】クロック回路１０２は、所定周波数のクロ
ック信号を生成するものである。ワンチップマイコン１
１０は、クロック回路１０２が生成するクロック信号を
動作速度の基準信号として入力している。クロック回路
１０２は、発振回路と分周回路等から構成されている。
リセット回路１０１は、ワンチップマイコン１１０から
数ｍｓ毎に信号を受け取り、クロック回路１０２から供
給されたクロック信号と先の信号とを同期させた、リセ
ット信号を生成し、これをワンチップマイコン１１０へ
出力する。

【００７７】またリセット回路１０１は、電源が投入さ
れた際には、その時点から、クロック回路１０２が生成
するクロック信号を所定数計数し終える時点まで、リセ
ット信号を出力するようになっている。

【００７８】ワンチップマイコン１１０は、ＲＯＭ１１
２に記憶されているプログラムを実行することで図３に
示すように、乱数抽選手段１２１、特賞制御手段１２
２、実行権管理手段１２３、賞球管理手段１２４、遊技
進行選択手段１２５、効果音管理手段１２６、第２表示
遊技制御手段１２７、動作モード切替手段１２８、第２
開閉制御手段１２９、開閉制御手段１３０などの諸機能
を果たすようになっている。

【００７９】このうち、乱数抽選手段１２１は、球が始
動口５０へ入賞することによって特別図柄表示装置３０
上での表示遊技の実行権が確保された際に、そのゲーム
の実行結果を定めるための乱数抽選を行う部分である。
乱数抽選手段１２１は、「０」から所定数（ここでは、
１０２３）までの数値をごく短い時間周期で（ここでは
数ｍｓごと）繰り返し発生するカウンタ機能と、始動口
入賞球検知スイッチ２１０が球の入賞を検知した時点で
のカウント値を読み取る機能と、読み取った計数値をＲ
ＡＭ１１３に設けた所定のメモリ領域に記憶する機能を
有している。

【００８０】また特別図柄変動開始前に、先のメモリ領
域に記憶されているカウント値が大当たり値か否か等を
判定し、大当たりの場合、遊技制御ＣＰＵ１１１は表示
制御部１５０のＩ／Ｏポート１５１に対して大当たり図
柄を表示させるための信号を送信するようになってい
る。ＲＯＭ１１２は、大当たり判定用参照テーブルを有
し、大当たり確率により登録する当たり値の個数を変更
することで、低確率時と高確率時の大当たり判定を行
う。

【００８１】遊技進行選択手段１２５は、乱数抽選手段
１２１の抽選結果に従って表示遊技の進行パターンを選
択する部分である。すなわち、乱数抽選手段１２１の抽
選結果が「特賞」である場合には特賞パターンを、乱数
抽選手段１２１の抽選結果が「外れ」のときは、外れパ
ターンとリーチ外れパターンのうちのいずれかを遊技の
進行パターンとして選択するようになっている。

【００８２】特賞パターンは、スロットマシンに見立て
た表示遊技の実行途中でリーチ状態を経由し、最終的に
実行結果として特賞表示態様の形成される進行パターン
である。外れパターンは、リーチ状態を経由することな
く外れの状態が停止表示される進行パターンである。リ
ーチ外れパターンでは、スロットマシンに見立てた表示
遊技の実行途中でリーチ状態が形成され、最終的に外れ
の状態が形成される進行パターンである。

【００８３】なお遊技進行選択手段１２５は、表示遊技
の実行結果を構成する各識別情報群を選択する機能も備
えている。たとえば、特賞パターンのときは、実行結果
を構成する識別情報群として「７７７」や「３３３」な
ど同一の数値が３つ揃ったもの等を選択する。遊技の進
行パターンが外れパターンの場合には「５３９」など、
リーチ状態を経由せずに外れに終わる識別情報群を選択
する。遊技の進行パターンがリーチ外れパターンの場合
には、「７４７」など１つの識別図柄だけが異なるため
に外れに終わるリーチ外れの識別情報群を選択するよう
になっている。

【００８４】表示遊技は、遊技進行選択手段１２５によ
って決定された遊技の進行パターンと、実行結果を構成
する識別情報群を表す情報とを含む実行開始命令（実行
開始信号）を、ワンチップマイコン１１０からＩ／Ｏポ
ート１５１を通じて表示制御部１５０に送信することで
開始するようになっている。

【００８５】効果音管理手段１２６は、表示遊技の実行
中等に流す効果音の種類やその発生タイミングを管理す
る部分である。遊技の進行パターンごとに、効果音等を
流すタイミングは予め定められており、ワンチップマイ
コン１１０は、表示制御部１５０に表示遊技の実行開始
命令を送信した時点からの経過時間を計測し、予め定め
たタイミングが到来したとき、効果音等の再生指示を音
声制御回路１７０に出力するようになっている。

【００８６】特賞制御手段１２２は、特別図柄表示装置
３０上で展開される表示遊技で特賞表示態様が停止表示
されて特賞状態となったとき、大入賞口９０の開閉を制
御して、特別価値の付与動作を実施するものである。具
体的には、表示遊技で特賞状態が出た際にソレノイド２
０１を駆動して、大入賞口９０を、一定期間（たとえば
２９秒）開いた後、短時間（２秒ほど）閉じるという開
閉動作を所定回数を上限に繰り返すようになっている。

【００８７】大入賞口９０が開いてから閉じるまでの各
ラウンドにおいて前述の一定時間（２９秒）が経過する
前に、所定の許容上限個数（ここでは１０個）の球が大
入賞口９０に入賞すると、その時点で大入賞口９０を閉
じるようになっている。さらに大入賞口９０の内部に設
けた特定領域へ各ラウンド中に少なくとも１つの球が入
賞し、かつラウンド数が上限に達していなければ次のラ
ウンドに進む。一方、今回のラウンド中に球が特定領域
に１つも入賞しなかった場合は、そのラウンドにて特別
価値の付与動作を終了するようになっている。

【００８８】実行権管理手段１２３は、始動口５０への
球の入賞によって発生する表示遊技の実行権のうち未実
行のものの数を管理するものである。具体的には、始動
口５０へ球が入賞したとき、現時点での保留数を調べ、
保留数が上限に達していなければ、保留数に「１」加算
するとともに特別図柄記憶表示装置３０ａの点灯数を１
つ増加させる。一方、既に保留数が上限に達していれ
ば、今回の入賞に基づく実行権の確保は行なわない。ま
た、確保されている実行権に基づいて特別図柄表示装置
３０上で表示遊技が実行されると、その度に、保留数を
「１」だけ減算し、かつ特別図柄記憶表示装置３０ａの
点灯数を１つ減らすという動作を行なう。

【００８９】さらに実行権管理手段１２３は、ゲート７
１、７２を球が通過した際に発生する第２表示遊技の実
行権のうち未実行のものの数を管理する機能を備えてい
る。すなわち、ゲート７１、７２を球が通過したとき、
現時点での第２表示遊技についての保留数を調べ、保留
数が上限に達していなければ、保留数に「１」加算する
とともに普通図柄記憶表示装置４０ａの点灯数を１つ増
加させる。

【００９０】一方、既に保留数が上限に達していれば、
今回の入賞に基づく実行権の確保は行なわない。また、
確保されている実行権に基づいて普通図柄表示装置４０
上で第２表示遊技が実行されると、その度に、保留数を
「１」だけ減算し、かつ普通図柄記憶表示装置４０ａの
点灯数を１つ減らすという動作を行なうようになってい
る。

【００９１】賞球管理手段１２４は、賞球の払出個数を
管理するものであり、払出回路２０４が、賞球１０個に
対して１パルスをホールコンピュータに送信し、ホール
コンピュータから賞球タンクへ球の払出しの指示を行う
ものである。

【００９２】第２表示遊技制御手段１２７は、普通図柄
表示装置４０上で第２表示遊技を展開表示する機能を果
たす部分である。第２表示遊技制御手段１２７は、ゲー
ト７１、７２を球が通過したとき、第２表示遊技の実行
結果を定めるための乱数抽選を実行し、その結果が当選
のときは、「７」の数字が最終的に停止表示するように
第２表示遊技を実行し、乱数抽選の結果が外れのときは
「７」以外の数字が停止表示するように第２表示遊技を
展開するようになっている。

【００９３】第２表示遊技制御手段１２７は、動作モー
ド切替手段１２８から指示された動作モードに従って、
第２表示遊技を時短モードと通常モードのいずれかで実
行する。動作モード切替手段１２８は、第２表示遊技の
動作モードを切り替えるものである。ここでは、大当た
りが出たことに基づく特賞状態が終了した後、一定期間
だけ、たとえば、第２表示遊技が８０回終了するまで時
短モードに入るようになっている。

【００９４】第２開閉制御手段１２９は、始動口５０の
有する条件装置５１の開閉制御を実行するものであり、
第２表示遊技の実行結果として当選表示態様である
「７」の数字が停止表示されたとき、通常状態では閉状
態に設定されている始動口５０の条件装置５１を、所定
の閉条件が成立するまでの間、開状態にするものであ
る。

【００９５】閉条件は、たとえば、条件装置５１を開い
てから所定個数（２〜３個）の球が始動口５０に入賞し
たときに成立するものとしてもよい。また条件装置５１
を開いてから一定時間（数秒）が経過したとき閉条件が
成立するようにしてもよい。すなわち、前者では、一定
個数の入賞を条件に条件装置５１が閉じ、後者では、一
定時間の経過により条件装置５１が閉じることになる。

【００９６】開閉制御手段１３０は、リーチ時入賞口８
０の開閉動作を制御するものである。開閉制御手段１３
０は、表示遊技の実行過程で、リーチ状態が出現したと
きから所定期間にわたって、通常状態では閉じているリ
ーチ時入賞口８０を開くようになっている。

【００９７】表示制御回路１４０は、主制御部１００か
ら受け取る指示に基づいて、特別図柄表示装置３０の表
示制御を行う回路部分である。すなわち主制御部１００
は、乱数抽選によって各回ごとの表示遊技の実行結果、
遊技の進行パターン等を定め、表示制御回路１４０は、
主制御部１００の定めた実行結果および進行パターン等
に従って表示遊技の具体的な展開内容を決定し、それに
対応した表示データを作成し、これを逐次、特別図柄表
示装置３０に送信する機能を備えている。

【００９８】表示制御回路１４０は、主制御部１００か
らの指示に従って表示遊技の具体的な表示内容を定める
表示主制御部１５０と、表示主制御部１５０が定めた表
示内容に従って実際に描画処理を実行し、特別図柄表示
装置３０に表示データを送出する表示処理部１６０とか
ら構成される。また表示制御回路１４０は、表示主制御
部１５０に供給するクロック信号を生成するためのクロ
ック回路１４２とリセット信号を発生するリセット回路
１４１を備えている。

【００９９】表示主制御部１５０は、主制御部１００と
の間で各種の信号を入出力するためのＩ／Ｏポート１５
１と、表示制御ＣＰＵ１８０と、制御ＲＯＭ１５３と、
ＲＡＭ１５４とを有している。制御ＲＯＭ１５３には表
示遊技を実行するための制御プログラムや制御データ、
各種の設定値等が記憶されている。表示制御ＣＰＵ１８
０は、ＲＯＭ１５３に格納されている制御プログラム等
に従って表示遊技の表示制御を行なう。ＲＡＭ１５４
は、表示制御ＣＰＵ１５２が制御プログラムを実行する
際に必要なデータを一時的に格納するための作業領域で
ある。

【０１００】表示制御ＣＰＵ１８０は、制御ＲＯＭ１５
３に記憶されているプログラムを実行することでスロッ
トマシンに見立てた表示遊技を特別図柄表示装置３０上
で展開表示する機能を果たす部分である。より具体的に
は、表示制御ＣＰＵ１８０は、特別図柄表示装置３０の
表示領域を縦横３×３のマトリクス状に区分けし、各縦
列ごとに識別情報が上から下に向かってスクロールする
様子を表示し、遊技進行選択手段１２５の選択した遊技
の進行パターンに従って遊技を進め、最終的には遊技進
行選択手段１２５が定めた識別情報群が出現するよう
に、各時点での詳細な表示内容を決定し、これに対応す
る描画指示を順次、表示処理部１６０に出力するように
なっている。

【０１０１】なお、表示遊技の実行過程でリーチ状態が
出現すると、そのリーチ状態が外れに遷移する場合に
は、８秒間のリーチアクション（演出画面）を特別図柄
表示装置３０に表示する。またそのリーチ状態が特賞に
遷移する場合には、１０秒間のリーチアクション（演出
画面）を表示するようになっている。外れに終わる場
合、特賞に遷移する場合のそれぞれに各種のリーチアク
ションを用意してあるが、外れの場合には、すべて８秒
間の演出表示に統一してあり、特賞の場合には、すべて
１０秒間の演出表示に統一してある。

【０１０２】表示処理部１６０は、ＶＤＰ(Video Digit
al Processor)１６１と、画像データＲＯＭ１６２と、
ＶＲＡＭ１６３とから構成されている。画像データＲＯ
Ｍ１６２は、表示遊技で登場する各種の識別情報やその
背景の画像データを予め記憶した読み出し専用のメモリ
である。ＶＲＡＭ１６３は、特別図柄表示装置３０への
表示データを少なくとも１画面分蓄積するためのビデオ
メモリである。

【０１０３】ＶＤＰ１６１は、表示主制御部１５０から
の指示に基づいて表示画面の背景や各種識別情報を画像
データＲＯＭ１６２から読み出し、これをＶＲＡＭ１６
３上に展開し、特別図柄表示装置３０に表示すべき１画
面分の表示データを構成する。またＶＤＰ１６１は、Ｖ
ＲＡＭ１６３に蓄積された１画面分の表示データを所定
の画像タイミング信号に従って順次読み出し、これを特
別図柄表示装置３０に向けて送出する機能を備えてい
る。

【０１０４】音声制御回路１７０は、ワンチップマイコ
ン１１０の遊技制御ＣＰＵ１１１から受けた指示に従っ
て効果音等の音声信号を音声合成し、スピーカ１７５に
出力する機能を有している。

【０１０５】音声制御回路１７０は、ワンチップマイコ
ン１１０との間で各種の信号を授受するためのＩ／Ｏポ
ート１７１と、音声合成回路１７２と、音声増幅回路１
７３とを有している。音声合成回路１７２は、Ｉ／Ｏポ
ート１７１を通じて受信した制御信号に従って、各種の
音楽や効果音の音声信号波形を合成する回路である。音
声増幅回路１７３は、音声合成回路１７２が合成した音
声信号を増幅しスピーカ１７５に出力するものである。

【０１０６】次に作用を説明する。まず、表示遊技の実
行権が確保される際の流れについて示す。図４に示すよ
うに、始動口５０に遊技媒体である球が入賞すると（ス
テップＳ４０１；Ｙ）、実行権管理手段１２３は、現時
点での保留数が上限の４回に達しているか否かを判別す
る（ステップＳ４０２）。そして既に保留数が上限に達
しているときは（ステップＳ４０２；Ｙ）、今回の入賞
に基づく表示遊技の実行権は確保しない。

【０１０７】一方、保留数が上限に達していないときは
（ステップＳ４０２；Ｎ）、現時点の保留数に「１」を
加算して実行権を確保（保留）する（ステップＳ４０
３、Ｓ４０４）。またこの確保された実行権に基づいて
行われる表示遊技の最終的な実行結果を定めるための乱
数抽選を乱数抽選手段１２１で行う（ステップＳ４０
５）。乱数抽選で抽出した数値が特賞に対応するものか
否かを大当たり判定用参照テーブルを参照して調べ、当
該実行権に基づいて実行される表示遊技の実行結果を求
める（ステップＳ４０６）。

【０１０８】さらに、その実行結果に対応した進行パタ
ーンおよび最終的な実行結果を構成する識別情報群（た
とえば、「７７７」や「７４７」などの識別情報の組み
合わせ）を乱数抽選等で選択し（ステップＳ４０７）、
これらをメモリに保存する（ステップＳ４０８）。

【０１０９】次に、保留されている実行権に基づいて表
示遊技を実行する際の流れを、図５に基づいて説明す
る。実行権管理手段１２３は、表示遊技についての保留
数が０でなければ（ステップＳ５０１；Ｙ）、保留数を
「１」だけ減算するとともに特別図柄記憶表示装置３０
ａのランプを１つ消灯する（ステップＳ５０２）。

【０１１０】次に、メモリに記憶しておいた表示遊技の
実行結果等を読み出し（ステップＳ５０３）、これら読
み出した情報と表示遊技の開始指示とを含む所定の実行
開始命令をＩ／Ｏポート１５１を通じて表示主制御部１
５０の表示制御ＣＰＵ１８０に出力する。なお、ワンチ
ップマイコン１１０は、効果音等の出力タイミングを表
示画面と同期させるため、実行開始命令を出力した時点
からの経過時間を計時する。

【０１１１】表示遊技の実行開始命令を受けた表示制御
ＣＰＵ１８０は、マトリクスの各縦列ごとに上から下へ
向けて識別情報をスクロールさせて表示遊技の実行を開
始する（ステップＳ５０４）。表示遊技は、図６に示す
ように、縦３列横３行のマトリクス状に区分けされた特
別図柄表示装置３０の表示領域上で、各縦列を単位とし
て識別情報が上から下に向かってスクロールする様子が
表示される（図６ａ）。図中、下向き矢印６０１は、識
別情報がスクロールしている状態を模擬表示したもので
ある。

【０１１２】所定時間にわたってこのようなスクロール
表示を行なった後、スクロール速度が次第に低下し、左
の縦列３１、中央の縦列３２、右の縦列３３の順等で順
次スクロール動作が停止し、数字を表した識別情報がマ
トリクスの各升目に停止表示される。

【０１１３】遊技の進行パターンが特賞パターンの場合
（ステップＳ５０５；Ｙ）あるいはリーチ外れパターン
の場合（ステップＳ５１１；Ｙ）には、２つの縦列のス
クロール動作が停止した段階で、図６ｂに示すようなリ
ーチ状態が表示され、これと同時にリーチ時入賞口８０
が開放される（ステップＳ５０６、Ｓ５１２）。

【０１１４】特賞に遷移するリーチの場合には（ステッ
プＳ５０５；Ｙ）、図６ｃに示すように、１０秒間のリ
ーチアクション（演出画面）が特別図柄表示装置３０に
表示され（ステップＳ５０７）、その後、「７７７」な
どの特賞表示態様が特別図柄表示装置３０上に形成され
停止表示される（ステップＳ５０８）。こうして特賞表
示態様が表示されると、その時点でリーチ時入賞口８０
を閉じる（ステップＳ５０９）。

【０１１５】その後、特賞状態に入り、大入賞口９０が
所定回数にわたって開閉され（ステップＳ５１０）、特
賞の特典が遊技者に付与される。すなわち、大入賞口９
０に球が入賞するごとに１０〜１３個程度の賞球が上皿
２０に払い出されるので、大入賞口９０を開いて球の入
賞確率の高い状態を形成することにより、実質的に多数
の球を遊技者に付与することになる。

【０１１６】最終的に外れに遷移するリーチの場合には
（ステップＳ５１１；Ｙ）、８秒間のリーチアクション
（演出画面）が特別図柄表示装置３０に表示され（ステ
ップＳ５１３）、その後、「７７９」などの外れの態様
が停止表示される（ステップＳ５１４）。またリーチア
クションの終了と同時にリーチ時入賞口８０を閉じる
（ステップＳ５１５）。

【０１１７】リーチを経由しない外れの場合には（ステ
ップＳ５１１；Ｎ）、リーチ時入賞口８０が開くことな
く、そのまま外れの態様が停止表示され（ステップＳ５
１６）、今回の表示遊技が終了する。

【０１１８】このように、リーチアクションの演出画面
が表示されている間、リーチ時入賞口８０が開放するの
で、当該リーチ時入賞口８０を狙っての球の発射を遊技
者に促すことができ、いわゆる止め打ちを防止すること
ができる。

【０１１９】なお、通常のペースで球を発射すると、リ
ーチ時入賞口８０が開いている間に、適宜の数の球がリ
ーチ時入賞口８０に入賞し、リーチ時入賞口８０が開い
ている間に発射する球よりも多くの賞球が払い出される
ように障害釘の調整等が行われている。つまり、リーチ
時の演出画面が表示されている間に、止め打ちするより
も、球を打ち出した方が遊技者にとって有利なので、遊
技者は、積極的に球を打ち出すようになる。

【０１２０】またリーチ状態が継続している時間やリー
チ状態が形成されたときから今回のリーチ状態が外れま
たは特賞表示態様のいずれかに移行するまでの時間や特
賞状態に移行するまでを一定時間以上かかるように設定
してあるので、リーチ時入賞口８０を狙って球を打ち出
す遊技時間を十分確保することができ、リーチアクショ
ン等の演出効果と相まって遊技者の興奮を十分に喚起す
ることができる。

【０１２１】さらにリーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一した
り、リーチ状態が形成されてから今回のリーチ状態が特
賞表示態様に遷移するまでにかかる時間を統一したり、
あるいはリーチ状態が出現してから遊技状態が特賞状態
に移行するまでの時間を統一してあるので、リーチ時入
賞口８０が開いている間における球の入賞数等を的確に
調整することができる。すなわち、リーチから外れに終
わる場合の演出時間が統一されたり、リーチから当たり
になる場合における演出表示時間が統一されるので、営
業時間中にリーチ時入賞口がどの程度の開くかを的確に
予測でき、釘調整等を適切に行うことができる。

【０１２２】ところで、第１の実施の形態では、表示遊
技で特賞が出現し、大入賞口９０を開閉することによる
特別価値の付与動作が終了すると、特賞制御手段１２２
から時短モードへの変更要求が動作モード切替手段１２
８に対して出力されるようになっている。

【０１２３】図７は、動作モード切替手段１２８が行う
処理の流れを示している。表示遊技で特賞が出現したこ
とに基づく特別価値の付与動作（大入賞口９０の開閉動
作）が終了し、時短モードへの変更要求を特賞制御手段
１２２から受けると（ステップＳ７０１；Ｙ）、動作モ
ード切替手段１２８は、第２表示遊技の動作モードを時
短モードに切り替える（ステップＳ７０２）。これによ
り、第２表示遊技を１回実行するための所要時間が１〜
２秒程度に短縮される。

【０１２４】時短モードに移行すると、動作モード切替
手段１２８は、その後の第２表示遊技の実行回数を計数
する（ステップＳ７０３）。実行回数が規定回数、たと
えば８０回になると（ステップＳ７０４；Ｙ）、動作モ
ードを時短モードから通常モードに戻す（ステップＳ７
０５）。

【０１２５】図８は、第２表示遊技の実行権が確保され
る際の流れを示している。遊技条件変更検出部としての
左ゲート７１あるいは右ゲート７２を球が通過すると
（ステップＳ８０１；Ｙ）、実行権管理手段１２３は、
現時点での第２表示遊技についての保留数が上限の４回
に達しているか否かを判別する（ステップＳ８０２）。
そして既に保留数が上限に達しているときは（ステップ
Ｓ８０２；Ｙ）、今回の入賞に基づく第２表示遊技の実
行権は確保しない。

【０１２６】一方、保留数が上限に達していないときは
（ステップＳ８０２；Ｎ）、現時点の第２表示遊技につ
いての保留数に「１」を加算して実行権を確保（保留）
する（ステップＳ８０３、Ｓ８０４）。またこの確保さ
れた実行権に基づいて行われる第２表示遊技の最終的な
実行結果を定めるための乱数抽選を行う（ステップＳ８
０５）。乱数抽選で抽出した数値が当選に対応するもの
か否かを当選判定用参照テーブルを参照して調べ、当該
実行権に基づいて実行される第２表示遊技の実行結果を
求め（ステップＳ８０６）、これをメモリに保存する
（ステップＳ８０７）。

【０１２７】図９は、保留されている実行権に基づいて
第２表示遊技を実行する際の流れを示している。第２表
示遊技についての保留数が０でなければ（ステップＳ９
０１；Ｙ）、保留数を「１」だけ減算するとともに普通
図柄記憶表示装置４０ａのランプを１つ消灯する（ステ
ップＳ９０２）。次に、メモリに記憶しておいた第２表
示遊技の実行結果を読み出し（ステップＳ９０３）、こ
れに従う実行結果が出現するように第２表示遊技を実行
する。

【０１２８】このとき、動作モードが通常モードであれ
ば、普通図柄表示装置４０の表示内容を１０〜１５秒に
わたって変動させた後、最終的な実行結果を停止表示す
る。一方、動作モードが時短モードに設定されていると
きは、１〜２秒の変動期間の後に実行結果を停止表示す
る。

【０１２９】第２表示遊技で「７」が停止表示され当選
となった場合には（ステップＳ９０５；Ｙ）、始動口５
０の条件装置５１を所定の閉条件が成立するまで開く
（ステップＳ９０６〜Ｓ９０８）。たとえば、条件装置
５１を一定時間だけ開いたり、条件装置５１を開いてか
ら一定数の球が始動口５０に入賞した時点で条件装置５
１を閉じる等である。

【０１３０】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。第２の実施の形態では、リーチ時の演出表示
期間中、リーチ時入賞口８０を開く代わりに時短モード
に入るようになっている。したがって、第２の実施の形
態では、リーチ時入賞口８０を必ずしも設けなくてもよ
い。また時短モードと通常モードの切り替え動作は、図
７に示した流れを採用せず、図１０で示すように表示遊
技の進行に合わせて直接的に切り替わるようになってい
る。

【０１３１】図１０は、第２の実施の形態における表示
遊技の実行フローを示している。実行権管理手段１２３
は、表示遊技についての保留数が０でなければ（ステッ
プＳ１００１；Ｙ）、保留数を「１」だけ減算するとと
もに特別図柄記憶表示装置３０ａのランプを１つ消灯す
る（ステップＳ１００２）。

【０１３２】次に、メモリに記憶しておいた表示遊技の
実行結果等を読み出し（ステップＳ１００３）、これら
読み出した情報と表示遊技の開始指示とを含む所定の実
行開始命令をＩ／Ｏポート１５１を通じて表示主制御部
１５０の表示制御ＣＰＵ１８０に出力する。なお、ワン
チップマイコン１１０は、効果音等の出力タイミングを
表示画面と同期させるため、実行開始命令を出力した時
点からの経過時間を計時する。

【０１３３】表示遊技の実行開始命令を受けた表示制御
ＣＰＵ１８０は、マトリクスの各縦列ごとに上から下へ
向けて識別情報をスクロールさせて表示遊技の実行を開
始する（ステップＳ１００４）。表示遊技は、図６に示
すように、縦３列横３行のマトリクス状に区分けされた
特別図柄表示装置３０の表示領域上で、各縦列を単位と
して識別情報が上から下に向かってスクロールする様子
が表示される（図６ａ）。

【０１３４】所定時間にわたってこのようなスクロール
表示を行なった後、スクロール速度が次第に低下し、左
の縦列３１、中央の縦列３２、右の縦列３３の順等で順
次スクロール動作が停止し、数字を表した識別情報がマ
トリクスの各升目に停止表示される。

【０１３５】遊技の進行パターンが特賞パターンの場合
（ステップＳ１００５；Ｙ）あるいはリーチ外れパター
ンの場合（ステップＳ１０１１；Ｙ）には、２つの縦列
のスクロール動作が停止した段階で、図６ｂに示すよう
なリーチ状態が表示され、これと同時に動作モード切替
手段１２８は第２表示遊技の動作モードを時短モードに
変更する（ステップＳ１００６、Ｓ１０１２）。

【０１３６】特賞に遷移するリーチの場合には（ステッ
プＳ１００５；Ｙ）、図６ｃに示すように、１０秒間の
リーチアクション（演出画面）が特別図柄表示装置３０
に表示され（ステップＳ１００７）、その後、「７７
７」などの特賞表示態様が特別図柄表示装置３０上に形
成され停止表示される（ステップＳ１００８）。こうし
て特賞表示態様が表示されると、その時点で第２表示遊
技の動作モードを通常モードに戻す（ステップＳ１００
９）。その後、特賞状態に入り、大入賞口９０が所定回
数にわたって開閉され（ステップＳ１０１０）、特賞の
特典が遊技者に付与される。

【０１３７】最終的に外れに遷移するリーチの場合には
（ステップＳ１０１１；Ｙ）、８秒間のリーチアクショ
ン（演出画面）が特別図柄表示装置３０に表示され（ス
テップＳ１０１３）、その後、「７７９」などの外れの
態様が停止表示される（ステップＳ１０１４）。またリ
ーチアクションの終了と同時に実行権管理手段１２３
は、第２表示遊技の動作モードを通常モードに戻す（ス
テップＳ１０１５）。

【０１３８】リーチを経由しない外れの場合には（ステ
ップＳ１０１１；Ｎ）、時短モードに変更されることな
く、そのまま外れの態様が停止表示され（ステップＳ１
０１６）、今回の表示遊技が終了する。

【０１３９】このように、リーチ時の演出画面が表示さ
れている間、時短モードに入るので、演出表示中は、第
２表示遊技を単位時間に多く実行することができ、ひい
ては、第２表示遊技での当選が出やすくなる。したがっ
て、演出画面の表示中にも球の発射を遊技者に促すこと
ができ、いわゆる止め打ちを防止することができる。

【０１４０】以上説明した実施の形態では、表示遊技と
してスロットマシンに見立てた図柄合わせゲームを実施
したが、複数の識別情報を揃えるものであれば他の種類
の表示遊技であってもよい。

【０１４１】また実施の形態では、リーチが出現してか
らそれが外れ、あるいは特賞表示態様になるまでの間、
リーチ時入賞口８０を開いたり、時短モードに入るよう
にしたが、たとえば、特賞表示態様が出た後、さらに特
賞の出現を祝う演出表示を行うような場合には、その演
出表示中もさらにリーチ時入賞口８０を開いたり時短モ
ードに入るようにしてもよい。

【０１４２】また第２の実施の形態では、第２表示遊技
で当選した場合に、始動口５０の条件装置５１を開くよ
うにしたが、これに代えてリーチ時入賞口８０を開くよ
うにしてもよい。また通常モードの第２表示遊技で当選
した場合には条件装置５１を開き、リーチの出現に伴っ
て突入する時短モードの第２表示遊技で当選した場合に
は、リーチ時入賞口８０を開くようにしてもよい。

【０１４３】なお、リーチ時の演出表示中に、リーチ時
入賞口８０に代えて、他の入賞口を開くように構成して
もよい。たとえば、電動チューリップ式の入賞口を開く
とか、あるいは大入賞口９０を開いても良い。ただし、
大入賞口９０を開く場合には、１個の入賞に対して払い
出す賞球数を通常よりも少なくするようにし、特賞が出
た場合の特典と差を付けるようにするとよい。

【０１４４】また、実施の形態では、リーチ状態が形成
されてから今回のリーチ状態が外れに終わるまでにかか
る時間や、特賞表示態様に遷移するまでにかかる時間を
統一したが、これらの時間を必ずしも統一しなくてもよ
い。

【０１４５】

【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、リーチ
状態になってから所定期間の間、通常状態では閉じてい
るリーチ時入賞口を開くようにしたので、リーチの演出
表示等を行っている間も、遊技者が、リーチ時入賞口へ
の入賞を狙って球を打ち出すようになり、いわゆる止め
打ちを防止でき、遊技機の稼働率を高めることができ
る。

【０１４６】リーチ状態が継続している時間やリーチ状
態が形成されたときから今回のリーチ状態が外れまたは
特賞表示態様のいずれかに移行するまでの時間や特賞状
態に移行するまでを一定時間以上にしたものでは、いわ
ゆる止め打ちを防止しつつ、リーチアクション等の演出
表示などによって遊技者の興奮を十分に喚起することが
できる。

【０１４７】特に、リーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一した
り、リーチ状態が形成されてから今回のリーチ状態が特
賞表示態様に遷移するまでにかかる時間を統一したり、
あるいはリーチ状態が出現してから遊技状態が特賞状態
に移行するまでの時間を統一するものでは、リーチ時入
賞口が開いている間における球の入賞数等を釘調整など
により的確に調整することができる。

【０１４８】またリーチ時入賞口を開いている間に打ち
出された球の数よりも、リーチ時入賞口が開いている間
に当該入賞口への入賞に基づいて遊技者に払い出される
賞球の数が多くなるように設定したものでは、止め打ち
をするよりも球を打ち出した方が遊技者にとって有利な
ので、リーチ時の演出表示中における止め打ちを確実に
防止することができる。

【０１４９】また大入賞口の開口広さをリーチ時入賞口
の開放広さよりも大きく設定したものでは、特賞による
特典とリーチ時の特典に適切な差を設けることができ
る。

【０１５０】また、リーチ状態になってから所定期間の
間、第２表示遊技の動作モードを時短モードに設定する
ものでは、リーチの演出表示等を行っている間も、遊技
者に球の発射を促すことができ、いわゆる止め打ちを防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機の回路
構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機を示す
正面図である。

【図３】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機の有す
る遊技制御ＣＰＵの機能的構成を示す説明図である。

【図４】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が表示
遊技の実行権を確保する際の動作を示す流れ図である。

【図５】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が確保
されている実行権に基づいて表示遊技を実行する際の流
れを示す流れ図である。

【図６】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が行な
う表示遊技における画面遷移の一例を示す説明図であ
る。

【図７】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が時短
モードの継続期間を管理する際の流れを示す流れ図であ
る。

【図８】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が第２
表示遊技の実行権を確保する際の動作を示す流れ図であ
る。

【図９】本発明の第１の実施の形態に係る遊技機が確保
されている実行権に基づいて第２表示遊技を実行する際
の流れを示す流れ図である。

【図１０】本発明の第２の実施の形態に係る遊技機が確
保されている実行権に基づいて第２表示遊技を実行する
際の流れを示す流れ図である。

【符号の説明】

１０…遊技機１１…ハンドル１２…遊技盤１３…各種の入賞口１４…風車１５…障害釘１６…レール１７…電飾ランプ１８…装飾ランプ１９…アウト口２０…上皿２１…下皿２２…球抜きレバー３０…特別図柄表示装置３０ａ…特別図柄記憶表示装置４０…普通図柄表示装置４０ａ…普通図柄記憶表示装置５０…始動口５１…条件装置７１…左ゲート７２…右ゲート８０…リーチ時入賞口９０…大入賞口１００…主制御部１０１…リセット回路１０２…クロック回路１０３…Ｉ／Ｏポート１０４…ドライバ回路１１０…ワンチップマイコン１２１…乱数抽選手段１２２…特賞制御手段１２３…実行権管理手段１２４…賞球管理手段１２５…遊技進行選択手段１２６…効果音管理手段１２７…第２表示遊技制御手段１２８…動作モード切替手段１２９…第２開閉制御手段１３０…開閉制御手段１４０…表示制御回路１５０…表示主制御部１６０…表示処理部１７０…音声制御回路１８０…表示制御ＣＰＵ２０１…ソレノイド２０２…外部情報出力端子Ａ２０３…電飾回路２０４…払出回路２０５…外部情報出力端子Ｂ２０６…条件装置駆動部２０８…ソレノイド２１０…始動口入賞球検知スイッチ２１１…大入賞口入賞球検知スイッチ２１２…特定領域入賞球検知スイッチ２１３…セーフ球検知スイッチ２１４…外部情報入力端子２１５…球通過検知スイッチ２１６…リーチ時入賞口入賞球検知スイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技盤上に球を発射する遊技機であって、
所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を
実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別情報
が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されたと
き、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、リーチ時入賞口と、
開閉制御手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記リーチ時入賞口は、前記遊技盤上に打ち出された球
の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口
の状態が変化し得るものであり、前記開閉制御手段は、前記リーチ時入賞口の開閉状態を
制御するものであって、前記表示遊技の実行途中で、あ
と１つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になる
リーチ状態が形成されたときから所定期間にわたり、通
常状態では閉状態にある前記リーチ時入賞口を開状態に
するものであることを特徴とする遊技機。
【請求項２】遊技盤上に球を発射する遊技機であって、
所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を
実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別情報
が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されたと
き、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、リーチ時入賞口と、
開閉制御手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記リーチ時入賞口は、前記遊技盤上に打ち出された球
の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口
の状態が変化し得るものであり、前記開閉制御手段は、前記リーチ時入賞口の開閉状態を
制御するものであって、前記表示遊技の実行途中で、あ
と１つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になる
リーチ状態が形成されたときからそのリーチ状態が継続
している間、通常状態では閉状態にある前記リーチ時入
賞口を開状態にするものであることを特徴とする遊技
機。
【請求項３】遊技盤上に球を発射する遊技機であって、
所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を
実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別情報
が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成されたと
き、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、リーチ時入賞口と、
開閉制御手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記リーチ時入賞口は、前記遊技盤上に打ち出された球
の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口
の状態が変化し得るものであり、前記開閉制御手段は、前記リーチ時入賞口の開閉状態を
制御するものであって、前記表示遊技の実行途中で、あ
と１つ所定の識別情報が揃うと前記特賞表示態様になる
リーチ状態が形成されたときから今回のリーチ状態が外
れまたは前記特賞表示態様のいずれかに移行するまでの
間、通常状態では閉状態にある前記リーチ時入賞口を開
状態にするものであることを特徴とする遊技機。
【請求項４】前記リーチ状態が継続している時間、およ
びまたは前記リーチ状態が形成されたときから今回のリ
ーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいずれかに移
行するまでの時間を一定時間以上にしたことを特徴とす
る請求項１、２または３に記載の遊技機。
【請求項５】前記リーチ状態が形成されてから今回のリ
ーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一したこ
とを特徴とする請求項４に記載の遊技機。
【請求項６】前記リーチ状態が形成されてから今回のリ
ーチ状態が前記特賞表示態様に遷移するまでにかかる時
間を統一したことを特徴とする請求項４または５に記載
の遊技機。
【請求項７】前記開閉制御手段は、今回のリーチ状態が
前記特賞表示態様に遷移する場合には、前記リーチ状態
が出現してから遊技状態が前記特賞状態に移行するまで
の間、通常状態では閉状態にある前記リーチ時入賞口を
開状態にするものであることを特徴とする請求項１、
２、３、４、５または６に記載の遊技機。
【請求項８】前記リーチ状態が出現してから遊技状態が
前記特賞状態に移行するまでの時間を一定時間以上にし
たことを特徴とする請求項７に記載の遊技機。
【請求項９】前記リーチ状態が出現してから遊技状態が
前記特賞状態に移行するまでの時間を統一したことを特
徴とする請求項８に記載の遊技機。
【請求項１０】前記リーチ時入賞口を開いている間に打
ち出された球の数よりも前記リーチ時入賞口が開いてい
る間に当該入賞口への入賞に基づいて遊技者に払い出さ
れる賞球の数が多くなるように設定することを特徴とす
る請求項１、２、３、４、５、６、７、８または９に記
載の遊技機。
【請求項１１】前記遊技盤上に打ち出された球の入賞し
易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口の状態が
変化し得る大入賞口であって、通常状態では閉状態にあ
りかつ遊技状態が前記特賞状態になったとき開状態にさ
れるものを設けるとともに、前記大入賞口の開口広さを
前記リーチ時入賞口の開放広さよりも大きくしたことを
特徴とする請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９
または１０に記載の遊技機。
【請求項１２】遊技盤上に球を発射する遊技機であっ
て、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊
技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別
情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成され
たとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、第２表示手段と、第
２表示制御手段と、動作モード切替手段と、第２価値付
与手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記第２表示制御手段は、実行を開始してから所定の変
動表示期間の経過後に実行結果が停止表示される第２表
示遊技を第２遊技条件の成立に基づいて前記第２表示手
段上で展開するものであって、前記変動表示期間の長さ
が通常値に設定された通常モードと前記変動表示期間の
長さが前記通常モードより短く設定された時短モードの
うちのいずれかの動作モードで前記第２表示遊技を実行
するものであり、前記第２価値付与手段は、前記第２表示遊技の実行結果
として予め定めた当選表示態様が出現したとき、遊技者
に有利な第２特賞状態を形成するものであり、前記動作モード切替手段は、前記第２表示遊技の動作モ
ードを通常状態では前記通常モードに設定するととも
に、前記表示遊技の実行途中で、あと１つ所定の識別情
報が揃うと前記特賞表示態様になるリーチ状態が形成さ
れたとき、その後の所定期間にわたり前記動作モードを
前記時短モードに設定するものであることを特徴とする
遊技機。
【請求項１３】遊技盤上に球を発射する遊技機であっ
て、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊
技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別
情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成され
たとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、第２表示手段と、第
２表示制御手段と、動作モード切替手段と、第２価値付
与手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記第２表示制御手段は、実行を開始してから所定の変
動表示期間の経過後に実行結果が停止表示される第２表
示遊技を第２遊技条件の成立に基づいて前記第２表示手
段上で展開するものであって、前記変動表示期間の長さ
が通常値に設定された通常モードと前記変動表示期間の
長さが前記通常モードより短く設定された時短モードの
うちのいずれかの動作モードで前記第２表示遊技を実行
するものであり、前記第２価値付与手段は、前記第２表示遊技の実行結果
として予め定めた当選表示態様が出現したとき、遊技者
に有利な第２特賞状態を形成するものであり、前記動作モード切替手段は、前記第２表示遊技の動作モ
ードを通常状態では前記通常モードに設定するととも
に、前記表示遊技の実行途中で、あと１つ所定の識別情
報が揃うと前記特賞表示態様になるリーチ状態が形成さ
れたときからそのリーチ状態が継続している間、前記動
作モードを前記時短モードに設定するものであることを
特徴とする遊技機。
【請求項１４】遊技盤上に球を発射する遊技機であっ
て、所定の遊技条件の成立に基づいて予め定めた表示遊
技を実行し、その実行結果として予め定めた複数の識別
情報が特定の組み合わせで揃う特賞表示態様が形成され
たとき、遊技者に有利な特賞状態になるものにおいて、可変表示手段と、表示制御手段と、第２表示手段と、第
２表示制御手段と、動作モード切替手段と、第２価値付
与手段とを備え、前記可変表示手段は、前記表示遊技を表示するための表
示領域を成すものであり、前記表示制御手段は、前記遊技条件の成立に基づいて前
記表示遊技を前記可変表示手段上に展開表示するもので
あり、前記第２表示制御手段は、実行を開始してから所定の変
動表示期間の経過後に実行結果が停止表示される第２表
示遊技を第２遊技条件の成立に基づいて前記第２表示手
段上で展開するものであって、前記変動表示期間の長さ
が通常値に設定された通常モードと前記変動表示期間の
長さが前記通常モードより短く設定された時短モードの
うちのいずれかの動作モードで前記第２表示遊技を実行
するものであり、前記第２価値付与手段は、前記第２表示遊技の実行結果
として予め定めた当選表示態様が出現したとき、遊技者
に有利な第２特賞状態を形成するものであり、前記動作モード切替手段は、前記第２表示遊技の動作モ
ードを通常状態では前記通常モードに設定するととも
に、前記表示遊技の実行途中で、あと１つ所定の識別情
報が揃うと前記特賞表示態様になるリーチ状態が形成さ
れたときから今回のリーチ状態が外れまたは前記特賞表
示態様のいずれかに移行するまでの間、前記動作モード
を前記時短モードに設定するものであることを特徴とす
る遊技機。
【請求項１５】前記リーチ状態が継続している時間、お
よびまたは前記リーチ状態が形成されたときから今回の
リーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいずれかに
移行するまでの時間を一定時間以上にしたことを特徴と
する請求項１２、１３または１４に記載の遊技機。
【請求項１６】前記リーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が外れに終わるまでにかかる時間を統一した
ことを特徴とする請求項１５に記載の遊技機。
【請求項１７】前記リーチ状態が形成されてから今回の
リーチ状態が前記特賞表示態様に遷移するまでにかかる
時間を統一したことを特徴とする請求項１５または１６
に記載の遊技機。
【請求項１８】前記動作モード切替手段は、今回のリー
チ状態が前記特賞表示態様に遷移する場合には、前記リ
ーチ状態が出現してから遊技状態が前記特賞状態に移行
するまでの間、前記動作モードを前記時短モードに設定
することを特徴とする請求項１２、１３、１４、１５、
１６または１７に記載の遊技機。
【請求項１９】前記リーチ状態が出現してから遊技状態
が前記特賞状態に移行するまでの時間を一定時間以上に
したことを特徴とする請求項１８に記載の遊技機。
【請求項２０】前記リーチ状態が出現してから遊技状態
が前記特賞状態に移行するまでの時間を統一したことを
特徴とする請求項１９に記載の遊技機。
【請求項２１】前記第２価値付与手段は、第２可変入賞
口と、第２開閉制御手段とを備え、前記第２可変入賞口は、前記遊技盤上に打ち出された球
の入賞し易い開状態と入賞し難い閉状態とにその入賞口
の状態が変化し得るものであり、前記第２開閉制御手段は、通常状態では閉状態にある前
記第２可変入賞口を開状態にすることで前記第２特賞状
態を形成することを特徴とする請求項１２、１３、１
４、１５、１６、１７、１８、１９または２０に記載の
遊技機。
【請求項２２】前記遊技条件は、遊技盤上に発射された
球が前記第２可変入賞口に入賞することに基づいて成立
することを特徴とする請求項２１に記載の遊技機。
【請求項２３】前記リーチ状態が継続している間、およ
びまたは前記リーチ状態が形成されたときから今回のリ
ーチ状態が外れまたは前記特賞表示態様のいずれかに移
行するまでの間、およびまたは前記特賞表示態様が出現
してから遊技状態が前記特賞状態に遷移するまでの間、
所定の演出表示を前記可変表示手段上で展開することを
特徴とする請求項１、２、３、４、５、６、７、８、
９、１０、１１、１２、１３、１４、１５、１６、１
７、１８、１９、２０、２１または２２に記載の遊技
機。
【請求項２４】前記第２遊技条件は、遊技盤上に発射さ
れた球が所定の遊技条件変更検出部に検出されることに
基づいて成立するものであることを特徴とする請求項１
２、１３、１４、１５、１６、１７、１８、１９、２
０、２１、２２または２３に記載の遊技機。
【請求項２５】前記遊技条件変更検出部は、通過型のゲ
ートであることを特徴とする請求項２４に記載の遊技
機。
【請求項２６】球の入賞し難い閉状態と球の入賞し易い
開状態とにその入賞口の状態を変化させ得る大入賞口を
設け、前記特賞状態に入ったとき、通常状態では閉じて
いる前記大入賞口を開くことを特徴とする請求項１、
２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１、１２、
１３、１４、１５、１６、１７、１８、１９、２０、２
１、２２、２３、２４または２５に記載の遊技機。