JP2001346991A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001346991A
JP2001346991A JP2000170626A JP2000170626A JP2001346991A JP 2001346991 A JP2001346991 A JP 2001346991A JP 2000170626 A JP2000170626 A JP 2000170626A JP 2000170626 A JP2000170626 A JP 2000170626A JP 2001346991 A JP2001346991 A JP 2001346991A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示遊技における興趣を一段と高めることがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】特別図柄表示装置30である第1可変表示
部の外に、第2可変表示部である普通図柄表示装置8
0、第3可変表示部である特定普通図柄表示装置90を
設け、普通図柄表示装置80と特定普通図柄表示装置9
0とで、互いに関連性のある第2表示遊技と第3表示遊
技とを行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に球を打
ち出す遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な
特賞が発生する遊技機に関する。ここで遊技機とは、主
としてパチンコ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、様々な
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメイ
ン役物が配されている。代表的なメイン役物としては、
液晶画面や回転ドラム等から成る特別図柄表示装置が知
られており、この特別図柄表示装置を備えたものは、一
般にフィーバー機と称され、広く普及していた。
【0003】前記フィーバー機では、遊技盤上に設けら
れた始動口に球が入賞すると、前記特別図柄表示装置に
各種図柄がスクロール表示される。そして、スクロール
停止後の図柄の組み合わせが大当たり表示に確定する
と、特賞(いわゆるフィーバー)が発生するようになっ
ていた。ここで特賞とは、通常は遊技盤上に設けられた
大口入賞口である大入賞口60が所定回数(例えば16
回)を限度に繰り返し開閉するものである。
【0004】前記特別図柄表示装置は、一般には横一列
に並ぶ3つの表示欄を有し、各表示欄に停止表示された
図柄が、例えば「777」の如く総て同一図柄が揃う
と、大当たり表示となって特賞が発生するようになって
いた。
【0005】詳しく言えば、始動口に球が入賞すると、
それに基づき乱数を用いた無作為抽選がソフトウェア制
御によって実行される。この抽選結果に応じて、前記特
別図柄表示装置で大当たり表示となるか否か、すなわち
特賞が発生するか否かが決定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のフィーバー機では、特別図柄表示装置における
表示内容が、単に画面上で数字等の各種図柄が次々と流
れるように入れ替わるスクロール表示の繰り返しだけで
あり、視覚的には斬新さや面白味に欠ける傾向にあっ
た。
【0007】また、毎回のスクロール表示で大当たりと
なるか否かは、大当たり確率により制御され、特賞の終
了後に次に大当たり表示されるまでは、特別図柄表示装
置が外れ表示を繰り返すだけで、遊技が単調になり、こ
の点でも面白味に欠けるという問題があった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、特別図柄表示装置で
ある第1可変表示部の外に、第2可変表示部、第3可変
表示部を設け、各可変表示部で、互いに関連性のある第
2表示遊技と第3表示遊技とを行い、表示遊技が単調に
なるのを防止することができる遊技機を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]所定条件の成立に基づいて予め定めた表示遊技を
実行し、その実行結果が予め定めた特賞表示態様のと
き、遊技者に有利な特賞状態になる遊技機において、前
記表示遊技を表示するための表示手段と、前記表示手段
上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段(18
0)とを備え、前記表示手段は、第1可変表示部(3
0)と、第2可変表示部(80)と、第3可変表示部
(90)とを有し、前記表示制御手段(180)は、第
1表示手段(181)と、第2表示手段(182)と、
第3表示手段(183)とを有し、前記第1表示手段
(181)は、前記所定条件の成立に基づいて前記第1
可変表示部(30)上で第1識別情報(Z1)を用いた
第1表示遊技を展開表示するものであり、前記第2表示
手段(182)は、特定の遊技条件が成立したとき、前
記第2可変表示部(80)上で第2識別情報(Z2)を
用いた第2表示遊技を展開表示するものであり、前記第
3表示手段(183)は、前記第2可変表示部(80)
に特定の第2識別情報(Z2)が表示されたとき、第3
識別情報(Z3)を用いた第3表示遊技を展開表示する
ものであり、前記第1表示遊技は、前記第1識別情報
(Z1)の表示態様が予め定めた特賞表示態様のとき、
特賞状態になるものであり、前記第3表示遊技は、前記
第3識別情報(Z3)の表示態様が予め定めた特典表示
態様のとき、特典状態になるものであることを特徴とす
る遊技機。
【0010】[2]所定条件の成立に基づいて予め定め
た表示遊技を実行し、その実行結果が予め定めた特賞表
示態様のとき、遊技者に有利な特賞状態になる遊技機に
おいて、前記表示遊技を表示するための表示手段と、前
記表示手段上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手
段(180)とを備え、前記表示手段は、特別図柄表示
装置(30)と、普通図柄表示装置(80)と、特定普
通図柄表示装置(90)とを有し、前記表示制御手段
(180)は、第1表示手段(181)と、第2表示手
段(182)と、第3表示手段(183)とを有し、前
記第1表示手段(181)は、前記所定条件の成立に基
づいて前記特別図柄表示装置(30)で第1識別情報
(Z1)を用いた第1表示遊技を展開表示するものであ
り、前記第2表示手段(182)は、特定の遊技条件が
成立したとき、前記普通図柄表示装置(80)で第2識
別情報(Z2)を用いた第2表示遊技を展開表示するも
のであり、前記特定普通図柄表示装置(90)は、前記
普通図柄表示装置(80)に特定の第2識別情報(Z
2)が表示されたとき、第3識別情報(Z3)を用いた
第3表示遊技を展開表示するものであり、前記第1表示
遊技は、前記特別図柄表示装置(30)の少なくとも1
つの有効ライン上に前記第1識別情報(Z1)が同じも
ので3個揃う予め定めた特賞表示態様のとき、特賞状態
になるものであり、前記第3表示遊技は、前記第3識別
情報(Z3)の総てが同じもので2個揃う予め定めた特
典表示態様のとき、特典状態になるものであることを特
徴とする遊技機。
【0011】[3]遊技機の遊技盤上に特典入賞口(4
00)を設け、前記特典入賞口(400)は、その特典
入賞口を開閉可能な可動板(401)を有して成り、該
可動板(401)は通常は閉状態に維持され、前記特典
状態は、所定回数を限度に前記可動板(401)を繰り
返し開閉させるものであることを特徴とする[1]また
は[2]に記載の遊技機。
【0012】[4]前記特典状態は、前記第1表示遊技
において特賞表示状態になる確率が通常より高くなる確
率変動状態を含むことを特徴とする[1]または[2]
に記載の遊技機。
【0013】[5]前記普通図柄表示装置(80)は、
遊技機の遊技盤上に設けられており、前記普通図柄表示
装置(80)は、特定の遊技条件が成立した場合に、所
定数の賞球の払い出しの起因となる所定の識別情報を含
む各種の識別情報を可変表示し、識別情報の可変表示の
開始から停止表示するまでの時間が通常モードのときよ
りも短縮される時短モードに制御されるものであり、前
記特典状態は、前記時短モードを含むものであることを
特徴とする[2]に記載の遊技機。
【0014】[6]前記特典表示態様は、複数種類設定
されており、前記特典状態は、前記特典表示態様の種類
に応じて、複数種類用意されていることを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]または[5]に記載の
遊技機。
【0015】次に前記解決するための手段に基づく作用
を説明する。本発明に係る遊技機によれば、例えば、遊
技盤上に球を打ち出す遊技で所定条件が成立すると、そ
れに基づき第1可変表示部(30)で第1表示遊技が実
行される。第1表示遊技の内容は、例えば、スロットマ
シンのような図柄合わせ等と、画面上で表現できる各種
遊技を模擬することができる。
【0016】第1表示遊技がスロットマシンのような図
柄合わせでは、1または複数のライン上で、該ライン上
に複数並ぶ各種図柄が入れ替わり変化した後に順次停止
し、何れかのライン上に停止した通常の図柄が全部同一
に揃った状態を、特賞表示状態に定めることができ、遊
技者にとってなじみやすく内容を容易に理解することが
できる。
【0017】このように第1表示遊技の結果が、予め定
めてある第1識別情報(Z1)が表示された特賞表示態
様になるとき、これに基づき遊技者に有利な所定の付加
価値が付与される特賞状態になる。
【0018】第1表示遊技の開始前、途中および終了後
であるか否かに関係なく、すなわち、第1表示遊技とは
別個に、特定の遊技条件が成立すると、第2可変表示部
(80)の画面上で第2識別情報(Z2)を用いた第2
表示遊技が開始される。
【0019】その第2表示遊技の結果、特定の第2識別
情報(Z2)が表示された場合に、第3可変表示部(9
0)の画面上で第3識別情報(Z3)を用いた第3表示
遊技が展開表示される。第3可変表示部(90)の画面
上で行われる第3表示遊技が、予め定めた特典表示態様
になるとき、特典状態となり、特典価値が付与され、表
示遊技における興趣を一段と高めることができる。
【0020】さらに各表示遊技について説明すれば、第
1表示遊技は、特別図柄表示装置(30)の少なくとも
1つの有効ライン上に第1識別情報(Z1)が同じもの
で3個揃えば、特賞状態になる遊技であり、第2表示遊
技は、普通図柄表示装置(80)に特定の第2識別情報
(Z2)が表示されると、第3表示遊技の実行する権利
が得られる遊技であり、第3表示遊技は、特別普通図柄
表示装置(80)に第3識別情報(Z3)の総てが同じ
もので2個揃うと、特典表示態様になる遊技である。
【0021】第3表示遊技で特典表示態様になると、特
典利益が付与される特典状態になるが、その特典状態と
しては、遊技盤上に設けられた特典入賞口(400)を
所定回数を繰り返し開閉するものや、第1表示遊技にお
いて、特賞表示状態になる確率が通常より高くなる確率
変動状態や、時短モードが含まれる。
【0022】時短モードは、普通図柄表示装置(80)
が識別情報を可変表示開始してから停止表示するまでの
時間が例えば数秒で短縮された状態をいい、付加価値が
付与された場合に、その時間が長めの通常モードから時
短モードに切り換えられる。
【0023】通常モードから時短モードに切り換えるこ
とにより、一定時間内において、所定の識別情報が停止
表示される回数が増え、遊技者が有利な状態になる。
【0024】また、第3表示遊技において、特典表示態
様は複数種類が予め定められており、各特典表示態様に
応じて、様々な特典状態が用意される。それにより、第
3表示遊技では、単に特典表示態様になるか否かの関心
ばかりでなく、特典表示態様の種類にも遊技者の関心が
注がれるようになり、面白味が増す。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図2に示すように、本発明の一実
施の形態にかかる遊技機10は、遊技者がハンドル11
を回転操作することにより遊技盤12上へ遊技球を打ち
出し、かかる打球の入賞を競い楽しむパチンコ機であ
る。
【0026】遊技盤12は、打ち出された遊技球が流下
する場であって略垂直に立設され、その前面は所定の隙
間を設けてガラス扉で覆われている。遊技盤12とガラ
ス扉との間の隙間は、遊技球が移動するための空間にな
っている。遊技盤12の周縁には、遊技領域を画すると
ともに打ち出された遊技球を遊技盤12の上部へ導くた
めのレール16が配設されている。
【0027】遊技盤12の略中央部には、カラー液晶デ
ィスプレイ(LCD)から成る特別図柄表示装置30が
配置されている。なお、特別図柄表示装置30は、CR
Tディスプレイ、TFT型ディスプレイ等であってもよ
い。本遊技機では、特別図柄表示装置30上で、第1表
示遊技が実行される。
【0028】第1表示遊技は、スロットマシンに見立て
た図柄合わせゲームである。第1表示遊技を実行する際
には、特別図柄表示装置30の表示領域は、縦横3×3
のマトリクス状に区分され、各縦列がスロットマシンに
おける1つのリールの役割を果たし、各縦列ごとに図柄
である第1識別情報Z1が上から下に向かってスクロー
ル表示した後、縦列ごとに順次、スクロール動作が停止
するようになっている。各縦列のスクロール動作が停止
した際には、縦横3×3のマトリクスに区分けされた各
縦列にそれぞれ個別の第1識別情報Z1が停止表示され
る。
【0029】第1表示遊技では、縦横3×3に区分けし
たマトリクスの横ライン(上段ライン、中段ライン、下
段ライン)および斜めライン(斜め右下がりのライン、
斜め左下がりのライン)の5つの有効ラインの少なくと
も1つのライン上に、「777」、「555」、「33
3」など同一の数字図柄が3つ揃う状態を特賞表示態様
に設定してある。
【0030】第2表示遊技は、遊技盤12上に設けられ
る普通図柄表示装置80で行われる。普通図柄表示装置
80は、「0」〜「9」までの1桁の数字である第2識
別情報Z2を可変表示するものである。普通図柄表示装
置80は、可変表示開始してから停止表示するまでの時
間が通常モードと時短モードとで異なる。また、時短モ
ードでは第2表示遊技が所定回数繰り返される。
【0031】時短モードの繰り返し回数は、遊技盤12
上に設けられる普通図柄表示装置80が可変表示開始し
てから停止表示するまでの時間が通常モード(例えば2
0〜30秒)より短め(例えば2〜3秒)である時短モ
ードの繰り返し回数をいう。
【0032】普通図柄表示装置80を稼働する権利は、
遊技盤12上に設けられる通過入賞口81に球が入賞す
るという条件が成立すると発生し、普通図柄表示装置8
0が予め定めた特定の第2識別情報Z2(例えば数字
「7」、「3」、絵柄「☆」、「△」)で停止表示する
と、始動入賞口50あるいは大入賞口60が所定回数だ
け繰り返し開放するものである。また、特定の第2識別
情報Z2で停止表示すると、第3表示遊技の実行する権
利が付与される。
【0033】第3表示遊技は特定普通図柄表示装置90
で行われる。特定普通図柄表示装置90は、数字や絵柄
などの第3識別情報Z3の2つをそれぞれ可変表示する
ものである。そして、停止表示後に、2つの第3識別情
報Z3が予め定めた特典表示態様になると、特典価値が
付与される状態が発生する。ここで、特典価値とは、時
短モードの繰り返し回数および、特典入賞口400の繰
り返し開放回数である。具体的には、図10(a)に示
す特典表示態様では、特典入賞口400が10回を上限
として開閉を繰り返す特典価値が付与され、図10
(b)に示す特典表示態様では、特典入賞口400が5
回を上限として開閉を繰り返す特典価値が付与され、図
10(c)に示す特典表示態様では、時短モード50回
の特典価値が付与され、図10(d)に示す特典表示態
様では、時短モード30回の特典価値が付与される。
【0034】さらに、特典状態としては、例えば、第1
表示遊技において特賞になる通常の確率(例えば1/4
00)を1/60のごとく高確率にする確率変動モード
が挙げられる。
【0035】特別図柄表示装置30の下方には、特別図
柄記憶表示装置40が配置され、特別図柄記憶表示装置
40のさらに下方には、始動口50が配設されている。
始動口50は、特別図柄表示装置30上で展開される表
示遊技の実行権を確保するための入賞口である。
【0036】始動口50は、その入賞口近傍の左右両側
に可動片51を備え、ソレノイド等の駆動源でこの可動
片51を開閉させるようになっている。始動口50は、
可動片51の開閉動作により、遊技球が入賞し難い状態
と入賞し易い状態とに変化する、いわゆる電動チューリ
ップ役物として構成されている。
【0037】特別図柄記憶表示装置40は、始動口50
への遊技球の入賞によって確保された実行権のうち、未
実行になっているものの数(保留数)を表示するもので
ある。保留数は4回が限度であり、それ以上について
は、表示遊技の実行権が破棄される。特別図柄記憶表示
装置40は、4つのランプを有しており、その点灯個数
を増減させて現在の保留数を表示するようになってい
る。
【0038】始動口50の下方には、大入賞口60が配
置されている。大入賞口60は、ソレノイド等の駆動源
によりその入賞口が遊技球の入賞し難い閉状態と入賞容
易な開状態とに変化し得るように構成されている。大入
賞口60の内部は複数に仕切られており、その一部が特
定領域になっている。
【0039】始動口50と大入賞口60との間の隙間に
は、特典入賞口400が配置されている。特典入賞口4
00は、大入賞口60と同じく、ソレノイド等の駆動源
によりその入賞口が遊技球の入賞し難い閉状態と入賞容
易な開状態とに変化し得るように構成されている。
【0040】遊技盤12の最下部には、いずれの入賞口
にも入賞し得なかった遊技球を取り込んで遊技盤12の
上から排出するためのアウト口70が配置されている。
アウト口70に遊技球が入った場合には、遊技者に何ら
の特典も与えられず、賞球の払い出しも行われない。こ
のほか、遊技盤12には、各種の入賞口13や風車14
のほか、打ち出された遊技球の落下速度や方向を変化さ
せるための多数の障害釘15などが配置されている。
【0041】さらに遊技盤12の左右両端には、表示遊
技で特賞状態が出現した際など、表示遊技の進行状況に
応じて点滅する電飾ランプ17が配置されている。また
図2では図示省略したが、電源投入後から表示遊技の進
行とは無関係に点滅して装飾的な演出効果を出す各種の
装飾ランプ18(図1参照)が取り付けてある。
【0042】遊技機10の正面であって遊技盤12の下
方には、遊技に供する遊技球を貯留するための前皿2
0、この前皿20から溢れる遊技球を受け止めて貯留す
るための下皿21が設けられている。下皿21の底面に
は、当該下皿21の下方に置かれる玉箱(図示せず)に
遊技球を排出するための開閉可能な排出口があり、下皿
21前面下部には、この排出口の開閉操作を行うための
球抜きレバー22が設けてある。
【0043】下皿21の右横には、ハンドル11が配置
されている。回転操作式のハンドル11を、回転させる
と、その角度に応じた打ち出し力で発射機構(図示せ
ず)が遊技球を1個ずつ遊技盤12上に打ち出すように
なっている。なお、遊技機10の各種動作を制御する回
路部分は、遊技盤12の裏面等の機体内に取り付けられ
ている。
【0044】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10は、主制御部100と、表示制御
回路140と、音声制御回路170とを主な回路部分と
して備えている。主制御部100は、遊技機10の動作
を統括制御する中枢的な回路部分であり、ワンチップマ
イコン110と、リセット回路101と、クロック回路
102と、I/Oポート103と、ドライバ回路104
とから構成されている。
【0045】ワンチップマイコン110には、I/Oポ
ート103を介して始動口入賞球検知スイッチ210、
大入賞口入賞球検知スイッチ211、特定領域入賞球検
知スイッチ212、セーフ球検知スイッチ213、外部
情報入力端子214等が接続されている。また、ワンチ
ップマイコン110には、I/Oポート103を介し
て、特典入賞口入賞検知スイッチ215、通過入賞口入
賞検知スイッチ216等が接続されている。
【0046】このうち始動口入賞球検知スイッチ210
は、始動口50に遊技球が入賞したことを検知するため
のスイッチである。始動口入賞球検知スイッチ210に
は、機械的なスイッチのほか、遊技球により光が遮られ
ることで入賞を検知する光センサや、遊技球の通過によ
る磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを
用いることができる。大入賞口入賞球検知スイッチ21
1は、大入賞口60に遊技球が入賞したことを検知する
ためのスイッチであり、始動口入賞球検知スイッチ21
0と同様に機械式、磁気式、光学式など各種のセンサを
スイッチとして用いることができる。
【0047】特定領域入賞球検知スイッチ212は、大
入賞口60の中の特定領域に入賞した遊技球を検知する
ものである。セーフ球検知スイッチ213は、遊技盤上
に配置されたいずれかの入賞口(セーフ口)13へ遊技
球が入賞したことを検知するためのスイッチである。外
部情報入力端子214は、発射制御信号(打ち止め信
号)をホールコンピュータから入力するための端子であ
る。また、特典入賞口入賞検知スイッチ215は、特典
入賞口400に入賞した遊技球を検知するものである。
通過入賞口入賞検知スイッチ216は、通過入賞口81
を通過した遊技球を検知するものである。
【0048】このほか、ワンチップマイコン110に
は、I/Oポート103およびドライバ回路104を介
して各種の部品が接続されている。具体的には、大入賞
口60を開閉駆動するためのソレノイド201、4つの
ランプから成る特別図柄記憶表示装置40、装飾ランプ
18、外部情報出力端子A202、電飾回路203、払
出回路204等である。また払出回路204には、外部
情報出力端子B205が接続されている。さらにワンチ
ップマイコン110には、I/Oポート103およびド
ライバ回路104を介して、特典入賞口400を開閉駆
動するためのソレノイド206が接続されている。
【0049】このうち外部情報出力端子A202、外部
情報出力端子B205は、遊技場に設置されている多数
の遊技機を集中管理するホールコンピュータと電気的に
連絡するためのデータ送信線を装着するための端子であ
る。外部情報出力端子A202は、確率変動信号、大当
たり信号、スタート信号等遊技機からの信号を、ホール
コンピュータに送信するための端子である。外部情報出
力端子B205は、賞球払出数(賞球10個で1パル
ス)、玉貸信号、賞球タンク玉切れ信号、扉開放検出信
号を、ホールコンピュータに送信するための端子であ
る。
【0050】電飾回路203は、特別図柄表示装置30
上で展開される表示遊技の進行に伴って電飾ランプ17
を点滅制御する回路部分である。たとえば、特賞状態が
発生した際などに電飾ランプ17を点滅させるようにな
っている。
【0051】ワンチップマイコン110は、遊技制御C
PU(中央処理装置)111とROM(リード・オンリ
・メモリ)112とRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)113とを主要部とした回路から構成されている。
ROM112には、遊技制御CPU111の動作手順を
表したプログラムや各種の固定データが記憶されてい
る。遊技制御CPU111は、ROM112に格納され
ているプログラムに従って動作する。RAM113は、
遊技制御CPU111が動作する際に各種のデータを一
時的に格納するための作業領域である。
【0052】クロック回路102は、所定周波数のクロ
ック信号を生成するものである。ワンチップマイコン1
10は、クロック回路102が生成するクロック信号を
動作速度の基準信号として入力している。クロック回路
102は、発振回路と分周回路等から構成されている。
リセット回路101は、ワンチップマイコン110から
数ms毎に信号を受け取り、クロック回路102から供
給されたクロック信号と先の信号とを同期させた、リセ
ット信号を生成し、これをワンチップマイコン110へ
出力する。
【0053】またリセット回路101は、電源が投入さ
れた際には、その時点から、クロック回路102が生成
するクロック信号を所定数計数し終える時点まで、リセ
ット信号を出力するようになっている。
【0054】ワンチップマイコン110は、ROM11
2に記憶されているプログラムを実行することで図3に
示すように、乱数抽選手段121、特賞制御手段12
2、実行権管理手段123、賞球管理手段124、遊技
進行選択手段125、効果音管理手段126などの諸機
能を果たすようになっている。
【0055】このなかで、乱数抽選手段121は、遊技
球が始動口50へ入賞することによって特別図柄表示装
置30上での第1表示遊技の実行権が確保された際に、
そのゲームの実行結果を定めるための乱数抽選を実行す
る部分である。乱数抽選手段121は、「0」から所定
数(ここでは、1023)までの数値をごく短い時間周
期で(ここでは数msごと)繰り返し発生するカウンタ
機能と、始動口入賞球検知スイッチ210が遊技球の入
賞を検知した時点でのカウント値を読み取る機能と、読
み取った計数値をRAM113に設けた所定のメモリ領
域に記憶する機能を有している。
【0056】また特別図柄変動開始前に、先のメモリ領
域に記憶されているカウント値が大当たり値か否か等を
判定し、大当たりの場合、遊技制御CPU111は表示
制御部150のI/Oポート151に対して大当たり図
柄を表示させるための信号を送信するようになってい
る。ROM112は、大当たり判定用参照テーブルを有
し、大当たり確率により登録する当たり値の個数を変更
することで、低確率時と高確率時の大当たり判定を行
う。
【0057】遊技進行選択手段125は、乱数抽選手段
121の抽選結果に従って第1表示遊技の進行パターン
を選択する部分である。すなわち、乱数抽選手段121
の抽選結果が「特賞状態」である場合には、第1表示遊
技であと1つ所定の数値を示す第1識別情報Z1が揃う
と特賞表示態様になるリーチ状態を出現させ、その後、
当該第1表示遊技で特賞状態を出現させるように遊技が
進行する特賞パターンを選択する。
【0058】乱数抽選手段121の抽選結果が「外れ」
のときは、第1表示遊技でリーチ状態を経由せずに外れ
が確定する第1外れパターンと、第1表示遊技でリーチ
状態を出現させ、その後、当該第1表示遊技で最終的に
外れが確定する第2外れパターンのいずれかを選択す
る。
【0059】さらに、遊技進行選択手段125は、表示
遊技の実行結果を構成する第1識別情報群であって先に
決定した遊技の進行パターンに従うものを選択する機能
も備えている。たとえば、特賞パターンのときは、実行
結果を構成する群として、同一の第1識別情報Z1が3
つ揃ったものを選択する。
【0060】遊技の進行パターンが第1外れパターンの
場合には、「539」など、リーチ状態を経由せずに外
れに終わる第1識別情報群を選択する。遊技の進行パタ
ーンが第2外れパターンの場合には、「747」など1
つの識別図柄だけが異なるために外れに終わるリーチ外
れの第1識別情報群を選択する。
【0061】第1表示遊技は、遊技進行選択手段125
によって決定された遊技の進行パターンと、実行結果を
構成する第1識別情報群を表す情報とを含む実行開始命
令(実行開始信号)を、ワンチップマイコン110から
I/Oポート151を通じて表示制御部150に送信す
ることで開始するようになっている。
【0062】効果音管理手段126は、表示遊技の実行
中等に流す各種の効果音の種類やその発生タイミングを
管理する部分である。遊技の進行パターンごとに、効果
音等を流すタイミングは予め定められており、ワンチッ
プマイコン110は、表示制御部150に表示遊技の実
行開始命令を送信した時点からの経過時間を計測し、予
め定めたタイミングが到来したとき、効果音等の再生指
示を音声制御回路170に出力するようになっている。
【0063】特賞制御手段122は、特別図柄表示装置
30上で展開される第1表示遊技で特賞表示態様が停止
表示されて特賞状態となったとき、大入賞口60の開閉
を制御して、特別価値の付与動作を実施するものであ
る。具体的には、第1表示遊技で特賞状態が出た際にソ
レノイド201を駆動して、大入賞口60を、一定期間
(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほど)閉じ
るという開閉動作を所定回数を上限に可動板61を繰り
返し開閉動作するようになっている。
【0064】大入賞口60が開いてから閉じるまでの各
ラウンドにおいて前述の一定時間(29秒)が経過する
前に、所定の許容上限個数(ここでは10個)の遊技球
が大入賞口60に入賞すると、その時点で大入賞口60
を閉じるようになっている。さらに大入賞口60の内部
に設けた特定領域へ各ラウンド中に少なくとも1つの遊
技球が入賞し、かつラウンド数が上限に達していなけれ
ば次のラウンドに進む。一方、今回のラウンド中に遊技
球が特定領域に1つも入賞しなかった場合は、そのラウ
ンドにて特別価値の付与動作を終了するようになってい
る。
【0065】実行権管理手段123は、始動口50への
遊技球の入賞によって発生する実行権のうち未実行のも
のの数を管理するものである。具体的には、始動口50
へ遊技球が入賞したとき、現時点での保留数を調べ、保
留数が上限に達していなければ、保留数に「1」加算す
るとともに特別図柄記憶表示装置40の点灯数を1つ増
加させる。一方、既に保留数が上限に達していれば、今
回の入賞に基づく実行権の確保は行わない。また、確保
されている実行権に基づいて特別図柄表示装置30上で
表示遊技が実行されると、その度に、保留数を「1」だ
け減算し、かつ特別図柄記憶表示装置40の点灯数を1
つ減らすという動作を行う。
【0066】賞球管理手段124は、賞球の払出個数を
管理するものであり、払出回路204が、賞球10個に
対して1パルスをホールコンピュータに送信し、ホール
コンピュータから賞球タンクへ遊技球の払出しの指示を
行うものである。
【0067】以上、第1可変表示部である特別図柄表示
装置30上で第1表示遊技を実行するための諸機能につ
いて説明した。次に、第2可変表示部である普通図柄表
示装置80、第3可変表示部である特定普通図柄表示装
置90上で第2表示遊技、第3表示遊技をそれぞれ実行
するための諸機能について説明する。
【0068】ワンチップマイコン110は、第2乱数抽
選手段1212、第3乱数抽選手段1213、特典制御
手段1223、第2表示遊技実行権管理手段1232、
第3表示遊技実行権管理手段1233、第2遊技進行選
択手段1252、第3遊技進行選択手段1253などの
諸機能を果たすようになっている。
【0069】第2乱数抽選手段1212は、遊技球が通
過入賞口81へ入賞することによって普通図柄表示装置
80上での第2表示遊技の実行権が確保された際に、そ
のゲームの実行結果を定めるための乱数抽選を実行する
部分である。第2乱数抽選手段1212は、抽選結果を
RAM113に設けた所定のメモリ領域に記憶する機能
を有している。また遊技制御CPU111は普通図柄表
示装置80の普通図柄変動開始前に、先のメモリ領域に
記憶されている抽選結果を判定し、表示制御部150の
I/Oポート151に対して抽選結果に係る第2識別情
報Z2(1桁の数字)を表示させるための信号を送信す
るようになっている。
【0070】第3乱数抽選手段1213は、普通図柄表
示装置80上に特定数字(例えば、数字「7」)が表示
されることによって特定普通図柄表示装置90上での第
3表示遊技の実行権が確保された際に、そのゲームの実
行結果を定めるための乱数抽選を実行する部分である。
第3乱数抽選手段1213は、抽選結果をRAM113
に設けた所定のメモリ領域に記憶する機能を有してい
る。また遊技制御CPU111は特定普通図柄表示装置
90の特定普通図柄変動開始前に、先のメモリ領域に記
憶されている抽選結果を判定し、表示制御部150のI
/Oポート151に対して抽選結果に係る第3識別情報
Z3(2桁の数字、2つの絵柄)を表示させるための信
号を送信するようになっている。
【0071】特典制御手段1223は、特定普通図柄表
示装置90上で展開される第3表示遊技で特典表示態様
が停止表示されて特典状態となったとき、特典入賞口4
00の開閉を制御して、特典価値の付与動作を実施する
ものである。具体的には、第3表示遊技で特典状態が出
た際にソレノイド206を駆動して、特典入賞口400
を、一定期間(たとえば29秒)開いた後、短時間(2
秒ほど)閉じるという開閉動作を所定回数を上限に可動
板401を繰り返し開閉動作するようになっている。
【0072】特典入賞口400が開いてから閉じるまで
の各ラウンドにおいて前述の一定時間(29秒)が経過
する前に、所定の許容上限個数(ここでは5個)の遊技
球が特典入賞口400に入賞すると、その時点で特典入
賞口400を閉じるようになっている。さらに特典入賞
口400の内部に設けた特定領域へ各ラウンド中に少な
くとも1つの遊技球が入賞し、かつラウンド数が上限に
達していなければ次のラウンドに進む。一方、今回のラ
ウンド中に遊技球が特定領域に1つも入賞しなかった場
合は、そのラウンドにて特典価値の付与動作を終了する
ようになっている。
【0073】また、第2表示遊技実行権管理手段123
2は、通過入賞口81への遊技球の入賞によって発生す
る実行権のうち未実行のものの数を管理するものであ
る。具体的には、通過入賞口81へ遊技球が入賞したと
き、現時点での保留数を調べ、保留数に「1」を加算
し、第2表示遊技が実行されると、その度に、保留数を
「1」だけ減算する。
【0074】さらに、第3表示遊技実行権管理手段12
33は、第2表示遊技で普通図柄表示装置80が特定数
字を表示することによって発生する実行権のうち未実行
のものの数を管理するものである。具体的には、普通図
柄表示装置80が特定数字を表示したとき、現時点での
保留数を調べ、保留数が上限に達していなければ、保留
数に「1」加算するとともに特定普通図柄記憶表示装置
403の点灯数を1つ増加させる。一方、既に保留数が
上限に達していれば、今回の入賞に基づく実行権の確保
は行わない。また、確保されている実行権に基づいて特
定普通図柄表示装置90上で第3表示遊技が実行される
と、その度に、保留数を「1」だけ減算し、かつ特定普
通図柄記憶表示装置403の点灯数を1つ減らすという
動作を行う。
【0075】表示制御回路140は、主制御部100か
ら受け取る指示に基づいて、特別図柄表示装置30の表
示制御を行う回路部分である。すなわち主制御部100
は、乱数抽選によって各回ごとの表示遊技の実行結果、
遊技の進行パターン等を定め、表示制御回路140は、
主制御部100の定めた実行結果および進行パターン等
に従って表示遊技の具体的な展開内容を決定し、それに
対応した表示データを作成し、これを逐次、特別図柄表
示装置30に送信する機能を備えている。また、表示制
御回路140は、主制御部100から受け取る指示に基
づいて、普通図柄表示装置80の表示制御および、特定
普通図柄表示装置90の表示制御を行う回路部分でもあ
る。
【0076】表示制御回路140は、主制御部100か
らの指示に従って表示遊技の具体的な表示内容を定める
表示主制御部150と、表示主制御部150が定めた表
示内容に従って実際に描画処理を実行し、特別図柄表示
装置30に表示データを送出する表示処理部160とか
ら構成される。また表示制御回路140は、表示主制御
部150に供給するクロック信号を生成するためのクロ
ック回路142とリセット信号を発生するリセット回路
141を備えている。
【0077】表示主制御部150は、主制御部100と
の間で各種の信号を入出力するためのI/Oポート15
1と、表示制御CPU180と、制御ROM153と、
RAM154とを有している。制御ROM153には表
示遊技を実行するための制御プログラムや制御データ、
各種の設定値等が記憶されている。表示制御CPU18
0は、ROM153に格納されている制御プログラム等
に従って表示遊技の表示制御を行う。RAM154は、
表示制御CPU152が制御プログラムを実行する際に
必要なデータを一時的に格納するための作業領域であ
る。
【0078】表示制御CPU180は、制御ROM15
3に記憶されているプログラムを実行することで図4に
示すように、第1表示手段181、第2表示手段18
2、第3表示手段183の各機能を果たすようになって
いる。
【0079】第1表示手段181は、スロットマシンに
見立てた第1表示遊技を特別図柄表示装置30上で展開
表示する機能を果たす部分である。より具体的には、第
1表示手段181は、特別図柄表示装置30の表示領域
を縦横3×3のマトリクス状に区分けし、各縦列ごとに
第1識別情報Z1が上から下に向かってスクロールする
様子を表示し、遊技進行選択手段125の選択した停止
態様(実行結果を表す第1識別情報群)が出現するよう
に各縦列のスクロール動作を順次停止するように各時点
での詳細な表示内容を決定し、これに対応する描画指示
を順次、表示処理部160に出力するようになってい
る。
【0080】第2表示手段182は、第2表示遊技を普
通図柄表示装置80上で展開表示する機能を果たす部分
である。より具体的には、第2表示手段182は、普通
図柄表示装置80上に第2識別情報Z2が上から下に向
かってスクロールする様子を表示し、第2遊技進行選択
手段1252の選択した停止態様(実行結果を表す第2
識別情報群)が出現するようにスクロール動作を停止す
るように各時点での詳細な表示内容を決定し、これに対
応する描画指示を順次、表示処理部160に出力するよ
うになっている。
【0081】第3表示手段183は、第3表示遊技を特
定普通図柄表示装置90上で展開表示する機能を果たす
部分である。より具体的には、第3表示手段183は、
特定普通図柄表示装置90の表示領域を左右に区分け
し、各表示領域ごとに第3識別情報Z3が上から下に向
かってスクロールする様子を表示し、第3遊技進行選択
手段1253の選択した停止態様(実行結果を表す第3
識別情報群)が出現するように各表示領域のスクロール
動作を順次停止するように各時点での詳細な表示内容を
決定し、これに対応する描画指示を順次、表示処理部1
60に出力するようになっている。
【0082】表示処理部160は、VDP(Video Digit
al Processor)161と、画像データROM162と、
VRAM163とから構成されている。画像データRO
M162は、表示遊技で登場する各種の識別情報やその
背景の画像データを予め記憶した読み出し専用のメモリ
である。VRAM163は、特別図柄表示装置30への
表示データを少なくとも1画面分蓄積するためのビデオ
メモリである。
【0083】VDP161は、表示主制御部150から
の指示に基づいて表示画面の背景や各種識別情報を画像
データROM162から読み出し、これをVRAM16
3上に展開し、特別図柄表示装置30に表示すべき1画
面分の表示データを構成する。またVDP161は、V
RAM163に蓄積された1画面分の表示データを所定
の画像タイミング信号に従って順次読み出し、これを特
別図柄表示装置30に向けて送出する機能を備えてい
る。
【0084】また、VRAM163は、普通図柄表示装
置80への表示データを少なくとも1画面分蓄積するた
めのビデオメモリでもあり、また、特定普通図柄表示装
置90への表示データを少なくとも1画面分蓄積するた
めのビデオメモリでもある。
【0085】さらに、VDP161は、VRAM163
に蓄積された1画面分の表示データを所定の画像タイミ
ング信号に従って順次読み出し、これを普通図柄表示装
置80あるいは特定普通図柄表示装置90に向けて送出
する機能をも備えている。
【0086】音声制御回路170は、ワンチップマイコ
ン110の遊技制御CPU111から受けた指示に従っ
て効果音等の音声信号を音声合成し、スピーカ175に
出力する機能を有している。
【0087】音声制御回路170は、ワンチップマイコ
ン110との間で各種の信号を授受するためのI/Oポ
ート171と、音声合成回路172と、音声増幅回路1
73とを有している。音声合成回路172は、I/Oポ
ート171を通じて受信した制御信号に従って、各種の
音楽や効果音の音声信号波形を合成する回路である。音
声増幅回路173は、音声合成回路172が合成した音
声信号を増幅しスピーカ175に出力するものである。
【0088】次に作用を説明する。まず、第1表示遊技
の実行権が確保される際の流れについて説明する。図5
に示すように、始動口50に遊技媒体である遊技球が入
賞すると(ステップS501:Y)、実行権管理手段1
23は、現時点での保留数が上限の4回に達しているか
否かを判別する(ステップS502)。そして既に保留
数が上限に達しているときは(ステップS502:
Y)、今回の入賞に基づいて表示遊技の実行権は確保し
ない。
【0089】一方、保留数が上限に達していないときは
(ステップS503:N)、現時点の保留数に「1」を
加算して実行権を確保(保留)する(ステップS50
4)。またこの確保された実行権に基づいて行われる表
示遊技の最終的な実行結果を定めるための乱数抽選を乱
数抽選手段121で行う(ステップS505)。乱数抽
選で抽出した数値が特賞に対応するものか否かを大当た
り判定用参照テーブルを参照して調べて当該実行権に基
づいて実行される表示遊技の実行結果を求める(ステッ
プS506)。
【0090】さらに、その実行結果に基づいて表示遊技
の進行パターンおよび最終的な実行結果を構成する第1
識別情報群(たとえば、「777」や「747」など3
つの第1識別情報Z1の組み合わせ)を乱数抽選等で選
択する(ステップS507)。そして実行結果および実
行結果を構成する第1識別情報群、遊技の進行パターン
等をメモリに保存する(ステップS508)。
【0091】次に、保留されている実行権に基づいて第
1表示遊技を実行する際の流れを、図6に基づいて説明
する。実行権管理手段123は、保留数が0でなければ
(ステップS601:Y)、保留数を「1」だけ減算す
るとともに特別図柄記憶表示装置40のランプを1つ消
灯する(ステップS602)。次に、メモリに記憶して
おいた第1表示遊技の実行結果等を読み出し(ステップ
S603)、これら読み出した情報と第1表示遊技の開
始指示とを含む所定の実行開始命令をI/Oポート15
1を通じて表示主制御部150の表示制御CPU180
に出力する。なお、ワンチップマイコン110は、効果
音等の出力タイミングを表示画面と同期させるため、実
行開始命令を出力した時点からの経過時間を計時する。
【0092】表示遊技の実行開始命令を受けた表示制御
CPU180は、受信した命令に含まれる実行結果や進
行パターンに従って第1表示遊技を実行する。すなわ
ち、ワンチップマイコン110の側から指示された今回
の表示遊技の進行パターンが、第1外れパターンの場合
には(ステップS604:N、S608:Y)、スロッ
トマシンに見立てた第1表示遊技を実行し、当該第1表
示遊技でリーチ状態を経由することなく、外れの状態を
出現させる(ステップS609)。第1外れパターンの
場合には、第1表示遊技だけで表示遊技が終了する。
【0093】第1外れパターンにおける第1表示遊技の
進行例を説明すると、第1表示遊技は、まず縦3行横3
列のマトリクス状に区分けされた特別図柄表示装置30
上で、各縦列を単位として第1識別情報Z1が上から下
に向かってスクロールする様子(「↓↓↓」)が表示さ
れる。下向き矢印は、第1識別情報Z1がスクロールし
ている状態を模擬表示したものである。
【0094】所定時間にわたってこのようなスクロール
表示を行った後、スクロール速度が次第に低下し、左の
縦列311、右の縦列313、中央の縦列312の順等
で順次スクロール動作が停止し、数字を表した数値の第
1識別情報Z1がマトリクスの各升目に停止表示され
る。この例では、「5↓6」のように、左の縦列311
と右の縦列313とが停止した段階でリーチ状態が形成
されないまま、最後に、「536」のように中央の縦列
312が停止して、外れの状態(同一数値の第1識別情
報Z1が揃わない状態)が停止表示されている。なお、
各縦列311〜313の停止する順序は、適宜変更可能
である。
【0095】ワンチップマイコン110の側から指示さ
れた今回の表示遊技の進行パターンが、特賞パターンの
場合には(ステップS604:Y)、まず、「↓↓↓」
のように、スロットマシンに見立てた第1表示遊技の実
行を開始する。所定時間にわたってこのようなスクロー
ル表示を行った後、スクロール速度が次第に低下し、左
の縦列311、右の縦列313など2つの縦列が順にス
クロール動作を停止した段階で、あと1つ同一数値の第
1識別情報Z1が揃うと1つのライン上に同一値の第1
識別情報Z1が3つ揃うリーチ状態を形成する(ステッ
プS605)。リーチ状態は「7↓7」のごとく形成さ
れる。
【0096】こうして第1表示遊技でリーチ状態が出現
すると、「777」のように中央の縦列312が停止し
て、特賞表示態様が形成される(ステップS606)。
このようにして、第1表示遊技で特賞表示態様が形成さ
れると、大入賞口60が所定回数(例えば16回)を上
限として開閉して特賞状態になる。
【0097】大入賞口60を開閉する特賞状態では、ワ
ンチップマイコン110は、特賞表示態様が形成されて
特賞状態になるタイミングが実行開始命令を送出してか
ら何秒後かを予め知っているので、そのタイミングが到
来すると遊技制御CPU111の特賞制御手段122
は、大入賞口60を開閉させて特別価値を遊技者に付与
する(ステップS607)。
【0098】より具体的には、表示遊技で副賞あるいは
特賞が出た際にソレノイド201を駆動して、大入賞口
60を、一定期間(ここでは29秒間)開いた後、短時
間(2秒ほど)閉じるという開閉動作を16回を上限に
繰り返す。
【0099】ただし、大入賞口60が開いてから閉じる
までの各ラウンド中に許容上限個数(ここでは10個)
の遊技球が大入賞口60に入賞すると、前述の一定時間
(29秒)が経過する前であっても、10個入賞した時
点で大入賞口60を閉じる。なお、各ラウンド中に遊技
球が特定領域に1つも入賞しなかったときは、ラウンド
数が上限に達していなくても、今回のラウンド限りで特
別価値の付与動作を終了するようになっている。
【0100】なお、第1表示遊技でリーチ状態の出現す
るタイミングや特賞状態の出現するタイミングが到来す
ると、遊技制御CPU111の効果音管理手段126
は、効果音等の出力命令を音声制御回路170に送出す
る。音声制御回路170はこの命令に従って効果音を音
声合成し、スピーカ175から流す。
【0101】今回、遊技制御CPU111から指示され
た遊技の進行パターンが、第2外れパターンの場合には
(ステップS608:N)、スロットマシンに見立てた
第1表示遊技の実行を開始してリーチ状態を形成してか
ら(ステップS610)、第1表示遊技で、「767」
のように、所定の演出動作を通じてリーチ外れの状態を
形成する(ステップS611)。
【0102】以上、第1表示遊技を実行する際の流れを
説明したが、次に、第2表示遊技を実行する際の流れを
図7および図8に基づいて説明する。
【0103】遊技球が通過入賞口81に入賞すると、第
2表示遊技の実行権が発生する。第2表示遊技実行権管
理手段1232は、第2表示遊技の実行権があり、その
保留数が0でなければ(ステップS701:Y)、第2
乱数抽選手段1212が抽選を実行し(ステップS70
2)、第2表示遊技の実行結果をメモリに記憶する(ス
テップS703)。
【0104】次に、保留されている第2表示遊技の実行
権があれば(ステップS801:Y)、実行権を「1」
減算し(ステップS802)、メモリに記憶しておいた
今回の第2表示遊技の実行結果を読み出し(ステップS
803)、これら読み出した情報と第2表示遊技の開始
指示とを含む所定の実行開始命令をI/Oポート151
を通じて表示主制御部150の表示制御CPU180に
出力する。
【0105】第2表示遊技の実行開始命令を受けた表示
制御CPU180は、受信した命令に含まれる実行結果
や進行パターンに従って第2表示遊技を実行する。すな
わち、ワンチップマイコン110の側から指示された今
回の第2表示遊技の進行パターンが、外れパターンの場
合には(ステップS804:N)、第2表示遊技を実行
し、特定数字以外の数字を出現し(ステップS81
1)、ステップS801に戻る。
【0106】特定乱数であり、当たりパターンの場合に
は(ステップS804:Y)、第2表示遊技を実行し、
特定数字(例えば数字「7」)を出現し(ステップS8
05)、第3表示遊技の実行権が発生し(ステップS8
06)、次に、第3表示遊技の実行権の保留数が上限値
でなければ(ステップS807:N)、第3表示遊技の
実行権の保留数に「1」を加算し(ステップS80
8)、第3乱数抽選手段1213が抽選を実行し(ステ
ップS809)、第3表示遊技の実行結果をメモリに記
憶し(ステップS810)、ステップS801に戻る。
【0107】保留されている第3表示遊技の実行権があ
れば(ステップS901:Y)、実行権を「1」減算し
(ステップS802)、特定普通図柄記憶表示装置40
3のランプを1つ消灯する(ステップS902)。次
に、メモリに記憶しておいた今回の第3表示遊技の実行
結果を読み出し(ステップS903)、これら読み出し
た情報と第3表示遊技の開始指示とを含む所定の実行開
始命令をI/Oポート151を通じて表示主制御部15
0の表示制御CPU180に出力する。
【0108】第3表示遊技の実行開始命令を受けた表示
制御CPU180は、受信した命令に含まれる実行結果
や進行パターンに従って第3表示遊技を実行する。すな
わち、ワンチップマイコン110の側から指示された今
回の第3表示遊技の進行パターンが、外れパターンの場
合には(ステップS904:N)、第3表示遊技を実行
し、「67」のように特定数字が2つ揃わない外れ状態
を出現し(ステップS907)、ステップS901に戻
る。
【0109】特典乱数であり、特典パターンの場合には
(ステップS904:Y)、第3表示遊技を実行し、図
10(a)〜(d)に示すように、特典数字や特典図柄
の同じものが2つ揃う特典表示態様を出現し(ステップ
S905)、特典状態になり、特典価値が付与され(ス
テップS906)、ステップS901に戻る。なお、特
典価値は、前述したように特典表示態様に応じて異な
る。
【0110】なお、実施の形態では、第1表示遊技とし
てスロットマシンに見立てた図柄合わせゲームを実施し
たが、他の種類の表示遊技であってもよい。また、第2
可変表示部と第3可変表示部とは、互いに関連性のある
第2表示遊技と第3表示遊技とを行うように構成すれば
よく、実施の形態のように、1桁の数字を表示する普通
図柄表示装置80と、2桁の数字や2つの絵柄を表示す
る特定普通図柄表示装置90に限らない。
【0111】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、第1可
変表示部の外に、第2可変表示部、第3可変表示部を設
け、各可変表示部で、互いに関連性のある第2表示遊技
と第3表示遊技とを行うようにしたので、表示遊技が単
調になるのを防止することができる。
【0112】また、第3表示遊技において、特典表示態
様は複数種類が予め定められており、各特典表示態様に
応じて、様々な特典状態が用意されているので、第3表
示遊技では、単に特典表示態様になるか否かの関心ばか
りでなく、特典表示態様の種類にも遊技者の関心が注が
れるようになり、面白味が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する遊
技制御CPUの機能的構成を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する表
示制御CPUの機能的構成を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機が第1表示
遊技の実行権を確保する際の動作を示す流れ図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機が確保され
ている実行権に基づいて第1表示遊技を実行する際の流
れを示す流れ図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が第2表示
遊技の実行権を確保する際の動作を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技機が確保され
ている実行権に基づいて第2表示遊技を実行する際の流
れ図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技機が確保され
ている実行権に基づいて第3表示遊技を実行する際の流
れ図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る遊技機が第3表
示遊技を実行した際の特典表示態様の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
Z1…第1識別情報 Z2…第2表示情報 Z3…第3識別情報 10…遊技機 11…ハンドル 12…遊技盤 13…入賞口 14…風車 15…障害釘 16…レール 17…電飾ランプ 18…装飾ランプ 20…前皿 21…下皿 22…球抜きレバー 30…特別図柄表示装置(第1可変表示部) 40…特別図柄記憶表示装置 50…始動口 60…大入賞口 70…アウト口 80…普通図柄表示装置(第2可変表示部) 81…通過入賞口 90…特定普通図柄表示装置(第3可変表示部) 100…主制御部 110…ワンチップマイコン 111…遊技制御CPU 121…乱数抽選手段 122…特賞制御手段 123…実行権管理手段 124…賞球管理手段 125…遊技進行選択手段 126…効果音管理手段 140…表示制御回路 150…表示主制御部 160…表示処理部 170…音声制御回路 180…表示制御CPU 181…第1表示手段 182…第2表示手段 183…第3表示手段 201…ソレノイド 202…外部情報出力端子A 203…電飾回路 204…払出回路 205…外部情報出力端子B 206…ソレノイド 210…始動口入賞球検知スイッチ 211…大入賞口入賞球検知スイッチ 212…特定領域入賞球検知スイッチ 213…セーフ球検知スイッチ 214…外部情報入力端子 215…特典入賞口入賞検知スイッチ 216…通過入賞口入賞検知スイッチ 400…特典入賞口 401…可動板 403…特定普通図柄記憶表示装置 1212…第2乱数抽選手段 1213…第3乱数抽選手段 1223…特典制御手段 1232…第2表示遊技実行権管理手段 1233…第3表示遊技実行権管理手段 1252…第2遊技進行選択手段 1253…第3遊技進行選択手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果が予め定めた特賞表示態様
    のとき、遊技者に有利な特賞状態になる遊技機におい
    て、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記表示手
    段上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段とを備
    え、 前記表示手段は、第1可変表示部と、第2可変表示部
    と、第3可変表示部とを有し、 前記表示制御手段は、第1表示手段と、第2表示手段
    と、第3表示手段とを有し、 前記第1表示手段は、前記所定条件の成立に基づいて前
    記第1可変表示部上で第1識別情報を用いた第1表示遊
    技を展開表示するものであり、 前記第2表示手段は、特定の遊技条件が成立したとき、
    前記第2可変表示部上で第2識別情報を用いた第2表示
    遊技を展開表示するものであり、 前記第3表示手段は、前記第2可変表示部に特定の第2
    識別情報が表示されたとき、第3識別情報を用いた第3
    表示遊技を展開表示するものであり、 前記第1表示遊技は、前記第1識別情報の表示態様が予
    め定めた特賞表示態様のとき、特賞状態になるものであ
    り、 前記第3表示遊技は、前記第3識別情報の表示態様が予
    め定めた特典表示態様のとき、特典状態になるものであ
    ることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】所定条件の成立に基づいて予め定めた表示
    遊技を実行し、その実行結果が予め定めた特賞表示態様
    のとき、遊技者に有利な特賞状態になる遊技機におい
    て、 前記表示遊技を表示するための表示手段と、前記表示手
    段上で前記表示遊技を展開表示する表示制御手段とを備
    え、 前記表示手段は、特別図柄表示装置と、普通図柄表示装
    置と、特定普通図柄表示装置とを有し、 前記表示制御手段は、第1表示手段と、第2表示手段
    と、第3表示手段とを有し、 前記第1表示手段は、前記所定条件の成立に基づいて前
    記特別図柄表示装置で第1識別情報を用いた第1表示遊
    技を展開表示するものであり、 前記第2表示手段は、特定の遊技条件が成立したとき、
    前記普通図柄表示装置で第2識別情報を用いた第2表示
    遊技を展開表示するものであり、 前記特定普通図柄表示装置は、前記普通図柄表示装置に
    特定の第2識別情報が表示されたとき、第3識別情報を
    用いた第3表示遊技を展開表示するものであり、 前記第1表示遊技は、前記特別図柄表示装置の少なくと
    も1つの有効ライン上に前記第1識別情報が同じもので
    3個揃う予め定めた特賞表示態様のとき、特賞状態にな
    るものであり、 前記第3表示遊技は、前記第3識別情報の総てが同じも
    ので2個揃う予め定めた特典表示態様のとき、特典状態
    になるものであることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】遊技機の遊技盤上に特典入賞口を設け、 前記特典入賞口は、その特典入賞口を開閉可能な可動板
    を有して成り、該可動板は通常は閉状態に維持され、 前記特典状態は、所定回数を限度に前記可動板を繰り返
    し開閉させるものであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記特典状態は、前記第1表示遊技におい
    て特賞表示状態になる確率が通常より高くなる確率変動
    状態を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】前記普通図柄表示装置は、遊技機の遊技盤
    上に設けられており、 前記普通図柄表示装置は、特定の遊技条件が成立した場
    合に、所定数の賞球の払い出しの起因となる所定の識別
    情報を含む各種の識別情報を可変表示し、識別情報の可
    変表示の開始から停止表示するまでの時間が通常モード
    のときよりも短縮される時短モードに制御されるもので
    あり、 前記特典状態は、前記時短モードを含むものであること
    を特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記特典表示態様は、複数種類設定されて
    おり、 前記特典状態は、前記特典表示態様の種類に応じて、複
    数種類用意されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5に記載の遊技機。
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