JP4848216B2 - 昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents

昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置 Download PDF

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本発明は昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置に関し、より詳細には、昇圧部が2つ以上並設されたDC−DCコンバータ昇圧回路、該昇圧回路を備えたモータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置に関する。
スイッチング素子のスイッチング動作により、DC電源に接続されている昇圧コイルを繰り返しオン/オフして誘起させた交流電圧を、コンデンサを含む平滑回路を介して直流電圧に整流して負荷へ出力するDC−DCコンバータ昇圧回路は、車載用エアバッグを展開させるための点火回路、車両の方向を操作するための操舵装置におけるステアリングモータの駆動回路などに広く使用されている。
図14はステアリングモータの駆動回路などに使われている従来の昇圧回路を示す回路図である。図14に示したように、昇圧回路10は、コイル111、MOSFET112、ダイオード114及びコンデンサ115からなる第1昇圧部11と、コイル121、MOSFET122、ダイオード124及びコンデンサ125からなる第2昇圧部12とを含んで構成されている。
第1昇圧部11において、コイル111はその一端が昇圧回路10の入力端xと接続され、他端がダイオード114のアノード端子に接続されており、MOSFET112はドレインdがダイオード114のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路(図示せず)が接続されている。コンデンサ115はその一端がダイオード114のカソード端子に接続され、他端が接地されている。
第2昇圧部12において、コイル121はその一端が昇圧回路10の入力端xと接続され、他端がダイオード124のアノード端子に接続されており、MOSFET122はドレインdがダイオード124のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路(図示せず)が接続されている。コンデンサ125はその一端がダイオード124のカソード端子に接続され、他端が接地されている。
また、昇圧回路10の入力端xは、電源スイッチ13を介してDC電源14と接続されており、負荷に接続される昇圧回路10の出力端yは、ダイオード114のカソード端子及びダイオード124のカソード端子と接続されているように、第1昇圧部11と第2昇圧部12とが並列接続されている。
第1昇圧部11において、MOSFET112のゲートgにパルス電圧が印加されると、コイル111のオン/オフが繰り返されるようになり、即ち、ゲートgに印加する電圧がしきい値を超えると、MOSFET112のドレイン電圧が下がり、電流がコイル111から接地しているMOSFET112のソースsへ流れ、一方、ゲートgに印加する電圧がしきい値より低くなると、MOSFET112のドレイン電圧が上昇し、コイル111からソースsへ流れる電流が0となるような動作が繰り返される。そのため、コイル111の出力側にはMOSFET112のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vc1が誘起される。
第2昇圧部12においても、同様に、コイル121の出力側にはMOSFET122のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vc2が誘起されるようになっている。但し、MOSFET122のゲートgに印加されたパルス電圧の位相はMOSFET112のゲートgに印加されたパルス電圧の位相とは異なるように設定されるため、電圧Vc1の位相は電圧Vc2の位相とは異なる。また、ダイオード114とダイオード124との作用により、電圧Vc1と電圧Vc2のうち、電圧の値がコンデンサ115、125の電圧の値より高くなった方が昇圧回路10の出力電圧として負荷へ出力されるようになっている。
従って、通常状態において、DC電源14の電圧は第1昇圧部11と第2昇圧部12において昇圧されて高周波の交流電圧に変換され、変換された交流電圧がコンデンサ115、125により直流電圧に変換されて負荷へ出力されるようになっている。
しかしながら、スイッチング素子(即ち、MOSFET112、122)に故障が発生した場合、昇圧回路10は正常に負荷へ給電することができなくなる。図14に示したような複数の昇圧部(即ち、第1昇圧部11と第2昇圧部12)を有する昇圧回路10の場合、第1昇圧部11又は第2昇圧部12のいずれかにおけるMOSFET112又は122にオープン故障が発生した場合、故障していない第1昇圧部11又は第2昇圧部12の働きにより昇圧回路10の機能が保持されるため、昇圧回路10の運転をしばらく継続しても問題を生じない。しかしながら、第1昇圧部11又は第2昇圧部12のいずれかにおけるMOSFET112又は122にショート故障が発生した場合、ショート電流による過熱でMOSFET112又は122が熱破壊される可能性があり、故障のあった第1昇圧部11又は第2昇圧部12を素早く昇圧回路10から切り離す必要がある。したがって、昇圧回路10において、故障したスイッチング素子がMOSFET112或いはMOSFET122のいずれであるか、及びその故障がオープン故障であるかショート故障であるかを迅速に検出し、適切な故障対処措置を実行する必要がある。
しかしながら、従来の昇圧回路10では、昇圧回路10の出力電圧を監視し、出力電圧が所定値より低くなった場合に、警報を出力するなどの措置を実行させる異常検出方法が採用されていたため、例えば、第1昇圧部11におけるMOSFET112のみが故障しても、昇圧回路10の出力電圧はあまり下がらないので、MOSFET112の故障を正確に検出することができない。また、出力電圧の異常が検出されたとしても、故障したスイッチング素子がMOSFET112或いはMOSFET122のいずれであるか、及びその故障がオープン故障であるかショート故障であるかを検出することができなかった。従って、昇圧回路10におけるスイッチング素子112、122の故障に対する適切な故障対処措置を実行することができないといった課題があった。
また、スイッチング素子のスイッチング動作を監視することにより昇圧回路の異常を検出する異常検出方法が下記の特許文献1に開示されている。この方法によれば、スイッチング素子の動作を監視することにより、スイッチング素子の異常を確実に検出することができる。しかしながら、特許文献1に開示されている異常検出方法では、スイッチング素子におけるスイッチング動作が停止した時間を計測し、停止した時間が所定時間以上になったら、昇圧回路の異常であると判定するため、判断結果を下すのに必要な時間(数周期のスイッチング時間分が必要である)が長く、また、スイッチング素子における出力電圧の変化周期のみを監視するため、スイッチング素子の故障がオープン故障であるかショート故障であるかを判断することができず、また、故障と判断した場合でも、ランプの点灯で警報を出力する措置しか実行させないため、スイッチング素子に起こり得るショート故障に対処することができないといった課題があった。
特開平6−311733号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、昇圧部が2つ以上並設された昇圧回路において、故障したスイッチング素子及びその故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを迅速に検出し、故障の種類に対応した適切な故障対処措置を実行させることができる昇圧回路及びモータ駆動回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る昇圧回路(1)は、外部電圧が印加されたコイルをスイッチング素子のスイッチング動作によって繰り返しオン/オフして誘起させた電圧を、整流手段を介して出力する昇圧部が2つ以上並設された昇圧回路において、前記各スイッチング素子への制御入力電圧及び前記各スイッチング素子からの出力電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段と、前記各制御入力電圧と出力電圧との関係を監視することにより、故障したスイッチング素子を検出するとともに、故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを判別する故障検出手段と、前記故障の種類に対応した故障対処措置を実施させる故障処理手段とを備えていることを特徴としている。
上記昇圧回路(1)によれば、前記各スイッチング素子への制御入力電圧及び前記各スイッチング素子からの出力電圧をそれぞれ検出し、前記各制御入力電圧と出力電圧との関係を監視することにより、故障したスイッチング素子を素早く検出するともに、その故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを正確に判別することができる。さらに、前記故障処理手段により、故障の種類に対応した適切な故障対処措置を実行させることができる。
また、本発明に係る昇圧回路(2)は、上記昇圧回路(1)において、前記故障検出手段が、前記スイッチング素子への制御入力電圧がオフレベルにある状態において、前記スイッチング素子からの出力電圧が所定出力電圧より低い値が所定回数以上検出されると、該スイッチング素子の故障と判断するものであることを特徴としている。
上記昇圧回路(2)によれば、前記スイッチング素子への制御入力電圧がオフレベル(例えば、0に近い値)になっている状態で、前記スイッチング素子からの出力電圧の値が正常か否かを判断することにより、前記スイッチング素子の故障を迅速(1パルス以内に)且つ正確に検出することができる。
また、本発明に係る昇圧回路(3)は、外部電圧が印加されたコイルをスイッチング素子のスイッチング動作によって繰り返しオン/オフして誘起させた電圧を、整流手段を介して出力する昇圧部が2つ以上並設された昇圧回路において、前記各コイルに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段と、該電流検出手段により検出された前記各コイルに流れる電流値を監視することにより、故障したスイッチング素子を検出するとともに、故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを判別する故障検出手段と、前記故障の種類に対応した故障対処措置を実施させる故障処理手段とを備えていることを特徴としている。
上記昇圧回路(3)によれば、前記各コイルに流れる電流をそれぞれ検出し、検出された前記各コイルに流れる電流値を監視することにより、故障したスイッチング素子を迅速かつ正確に検出するとともに、故障の種類がオープン故障かショート故障かを判別することができる。さらに、故障の種類に対応した適切な故障対処措置を実行することができる。
また、本発明に係る昇圧回路(4)は、上記昇圧回路(3)において、前記故障検出手段が、前記各コイルに流れる電流の実測値又は平均値の間の差分値が所定差分値を超えた場合、前記各コイルに流れる電流の中から異常電流を割り出すことにより、該異常電流が発生した昇圧部におけるスイッチング素子の故障を検出するものであることを特徴としている。
上記昇圧回路(4)によれば、前記各コイルに流れる電流の実測値又は平均値の間の差分値が正常範囲を超えた場合、前記各コイルに流れる電流の中から異常電流を割り出すことにより、該異常電流が発生した昇圧部におけるスイッチング素子、即ち、故障したスイッチング素子を簡単に検出することができる。
また、本発明に係る昇圧回路(5)は、上記昇圧回路(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記昇圧部には、該昇圧部を外部電源から遮断するための遮断スイッチが設けられていることを特徴としている。
上記昇圧回路(5)によれば、前記昇圧部におけるスイッチング素子が故障した場合、前記昇圧部を外部電源から遮断するための遮断スイッチをオフさせることにより、故障のあった昇圧部を熱破壊から保護することができる。
また、本発明に係る昇圧回路(6)は、上記昇圧回路(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記昇圧部の入力側に印加された電圧を直接負荷へ出力させるバイパス手段をさらに備えていることを特徴としている。
上記モータドライバ回路(6)によれば、例えば、すべての昇圧部に故障が発生した場合、前記バイパス手段により、前記昇圧部の入力側に印加された電圧を直接負荷へ出力することができる。
また、本発明に係る昇圧回路(7)は、上記昇圧回路(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記昇圧部における前記スイッチング素子及び/又は前記コイルには、温度を検出するための温度検出手段が添設されており、前記故障処理手段が、検出された温度が所定温度を超えると過熱信号を外部へ出力するものであることを特徴としている。
通常、故障した昇圧部が回路から切り離された後、残りの昇圧部への負荷が大きくなり、過熱の発生が心配される。
上記昇圧回路(7)によれば、温度を検出するための温度検出手段により検出された温度が正常範囲を超えると過熱信号を外部へ出力することにより、昇圧部におけるスイッチング素子及び/又はコイルの過熱状態を把握することができる。
また、本発明に係るモータ駆動回路(1)は、昇圧回路の出力電圧が印加されたスイッチング素子ユニットを介してモータに駆動電流を供給するモータ駆動回路において、前記昇圧回路として、昇圧回路(1)〜(6)のいずれかが使用されていることを特徴としている。
上記モータ駆動回路(1)によれば、昇圧回路の出力電圧が印加されたスイッチング素子ユニットを介してモータに駆動電流を供給するモータ駆動回路において、前記昇圧回路におけるスイッチング素子の故障状況が迅速かつ精確に検出され、故障状況に対応した適切な故障対処措置が実行されるため、前記モータに駆動電流を供給するスイッチング素子ユニットに安定な電圧を提供することができる。
また、本発明に係るモータ駆動回路(2)は、昇圧回路の出力電圧が印加されたスイッチング素子ユニットを介してモータに駆動電流を供給するモータ駆動回路において、前記昇圧回路として、昇圧回路(7)が使用され、前記スイッチング素子ユニットのスイッチングを制御するスイッチング制御回路が、前記昇圧回路における前記温度検出手段から過熱信号を受け取ると、前記モータに供給する電流を所定値以下に制限するものであることを特徴としている。
上記モータ駆動回路(2)によれば、過熱が発生した場合、前記モータに供給する電流を所定値以下に制限することにより、前記スイッチング素子ユニットのスイッチングを制御すれば、前記昇圧回路における昇圧部の電流が制限され、過熱状況を改善することができる。
また、本発明に係るモータ駆動回路(3)は、上記モータ駆動回路(1)又は(2)において、前記スイッチング素子ユニットのスイッチングを制御するスイッチング制御回路が、前記昇圧回路から故障発生を示す信号を受け取ると、モータ電流を故障前よりも制限した運転状態とするものであることを特徴としている。
上記モータ駆動回路(3)によれば、前記昇圧回路に故障が発生した場合、モータ電流を故障前よりも制限した運転状態とすることにより、予め設定された故障時のモータ電流制御情報に従って前記スイッチング素子ユニットのスイッチング制御を行えば、前記モータに供給する電流を所定値以下に制限し、前記昇圧回路における昇圧部の過熱を確実に防ぐことができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング制御装置(1)は、モータに駆動電流を供給するモータ駆動回路を備えた電動パワーステアリング制御装置において、前記モータ駆動回路に含まれる昇圧回路として、昇圧回路(1)〜(7)のいずれかが使用されていることを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
上記電動パワーステアリング制御装置(1)によれば、モータに駆動電流を印加するモータ駆動回路において、スイッチング素子の故障状況が迅速かつ精確に検出され、故障状況に対応した適切な故障対処措置が実行される昇圧回路が使用されているため、前記モータに駆動電流を供給するスイッチング素子ユニットに安定な電圧が提供され、ステアリング制御の安定性を向上させることができる。
以下、本発明に係る昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る昇圧回路が採用された電動パワーステアリング制御装置の要部を示した回路図である。図中40は電動パワーステアリング制御装置を示しており、電動パワーステアリング制御装置40は、第1昇圧部21と第2昇圧部22、コイル232(例えば、10μH)、コンデンサ233(例えば、3000μF)、マイクロコンピュータ(マイコン)25、バイパススイッチ26、モータ29に接続されたスイッチング素子ユニット27、及びスイッチング制御回路28を含んで構成されている。
また、図中20は電動パワーステアリング制御装置として使用されているモータ駆動回路を示しており、モータ駆動回路20は、第1昇圧部21と第2昇圧部22、DC電源24、電源スイッチ231、コイル232(例えば、10μH)、コンデンサ233(例えば、3000μF)、マイクロコンピュータ(マイコン)25、バイパススイッチ26、モータ29に接続されたスイッチング素子ユニット27、及びスイッチング制御回路28を含んで構成されている。
第1昇圧部21は、コイル211(例えば、9.5μH)、MOSFET212、ダイオード214、コンデンサ215(例えば、1500μF)、遮断スイッチ216及びパルス電圧発生回路217を含んで構成されている。コイル211は、その一端が遮断スイッチ216を介して第1昇圧部21と第2昇圧部22の入力端xに接続され、他端がダイオード214のアノード端子に接続されている。MOSFET212は、ドレインdがダイオード214のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路217が接続されている。コンデンサ215は、その一端が接地され、他端がダイオード214のカソード端子と共に第1昇圧部と第2昇圧部の出力端yに接続されている。
第2昇圧部22は、コイル221(例えば、9.5μH)、MOSFET222、ダイオード224、コンデンサ225(例えば、1500μF)、遮断スイッチ226及びパルス電圧発生回路227を含んで構成されている。コイル221は、その一端が遮断スイッチ226を介して第1昇圧部21と第2昇圧部22の入力端xに接続され、他端がダイオード224のアノード端子に接続されている。MOSFET222は、ドレインdがダイオード224のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路227が接続されている。コンデンサ225は、その一端が接地され、他端がダイオード224のカソード端子と共に第1昇圧部と第2昇圧部の出力端yに接続されている。
したがって、入力端xにおける遮断スイッチ216と遮断スイッチ226との接続、出力端yにおけるダイオード214とダイオード224との接続によって、第1昇圧部21と第2昇圧部22とが並列接続されるように構成されている。
入力端xには、一端が接地されているコンデンサ233の他端が接続されており、また、入力端xと出力端yとは、バイパススイッチ26を介して接続されており、コイル232の他端には電源スイッチ231を介してDC電源24が接続されている。
マイコン25は、アナログ電気入力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)、ディジタル信号をアナログ電気出力信号に変換するD/A変換器(図示せず)、ディジタル処理を行うCPU(図示せず)、及びデータを記憶するメモリ(図示せず)などを備えており、バイパススイッチ26、遮断スイッチ216と226のそれぞれのオン/オフ制御入力端子、MOSFET212と222のそれぞれのドレイン端子dとゲート端子g、及び制御パネル(図示せず)とそれぞれ接続されている。
また、スイッチング素子ユニット27における、MOSFET271〜273のそれぞれのドレインは出力端yに接続され、MOSFET271のソースはMOSFET274のドレインと接続され、MOSFET272のソースはMOSFET275のドレインと接続され、MOSFET273のソースはMOSFET276のドレインと接続され、MOSFET274〜276のそれぞれのソースは接地されている。また、MOSFET271〜276のゲートはそれぞれスイッチング制御回路28に接続されている。MOSFET271のソースとMOSFET274のドレインとの接続点がモータ29の第1相に接続され、MOSFET272のソースとMOSFET275のドレインとの接続点がモータ29の第2相に接続され、MOSFET273のソースとMOSFET276のドレインとの接続点がモータ29の第3相に接続されている。
第1昇圧部21において、パルス電圧発生回路217から、MOSFET212のゲートgにパルス電圧が印加されると、コイル211のオン/オフが繰り返されるようになり、即ち、ゲートgに印加された電圧がしきい値を超えると、MOSFET212のドレイン電圧が下がり、電流がコイル211から接地しているMOSFET212のソースsへ流れ、一方、ゲートgに印加された電圧がしきい値より低くなると、MOSFET212のドレイン電圧が上昇し、コイル211からソースsへ流れる電流が0となるような動作が繰り返される。そのため、コイル211の出力側にはMOSFET212のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vcが誘起される。
第2昇圧部22においても、同様に、コイル221の出力側にはMOSFET222のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vbが誘起されるようになっている。但し、MOSFET222のゲートgに印加されるパルス電圧の位相はMOSFET212のゲートgに印加されるパルス電圧の位相とは異なるように設定されるため、電圧Vcの位相は電圧Vbの位相とは異なる。ダイオード214とダイオード224との作用により、電圧Vcと電圧Vbのうち、電圧値がコンデンサ215、225の電圧値より高くなった方が出力電圧としてスイッチング素子ユニット27へ出力されるようになっている。
また、コイル232とコンデンサ233の働きにより、スイッチングによる電流変動から生じるノイズをDC電源24側へ流れ込まないようにフィルタリングされる。
DC電源24の出力電圧より高い電圧が印加されたスイッチング素子ユニット27では、スイッチング制御回路28により、各MOSFET素子271〜276のそれぞれのゲート端子にスイッチング電圧が印加されることにより、モータ29の第1〜3相に駆動電流が供給されるようになっている。
バイパススイッチ26は、通常状態においてはオフされており、遮断スイッチ216と226の両方がオフされた場合(例えば、第1昇圧部21と第2昇圧部2が全て故障した場合)にのみオンされるようになっている。
マイコン25には、MOSFET212のゲート端子からゲート電圧V1g、ドレイン端子からドレイン電圧V1d、MOSFET222のゲート端子からゲート電圧V2g、ドレイン端子からドレイン電圧V2dが入力され、これらの入力電圧(V1g、V1d、V2g、V2d)をディジタル信号に変換し、変換されたゲート電圧V1gとドレイン電圧V1dとの関係、及び変換されたゲート電圧V2gとドレイン電圧V2dとの関係を解析することにより、MOSFET212と222の動作状況を監視するようになっている。
図2はMOSFET212、222が正常に動作している時の電圧波形を示す図である。図2に示したように、正常動作状態において、ゲート電圧V1g、V2gとドレイン電圧V1d、V2dとは同周期のスイッチング波形となっており、ゲート電圧V1g、V2gがハイレベル(例えば、12V)になっている間、ドレイン電圧V1d、V2dがローレベル(例えば、0V)になっており、ゲート電圧V1g、V2gがローレベル(例えば、0V)になっている間、ドレイン電圧V1d、V2dがハイレベル(例えば、46V)になる。
図3は、MOSFET212にオープン故障が発生した時の電圧波形を示す図である。図3に示したように、オープン故障状態においては、ゲート電圧V1gが正常状態と同じスイッチング波形となっているのに対して、ドレイン電圧V1dではV(例えば、12V)を中心とした小幅、高周波の振動波となっている。
図4は、MOSFET212にショート故障が発生した時の電圧波形を示す図である。図4に示したように、ショート故障状態においては、ゲート電圧V1gが正常状態と同じスイッチング波形となっているのに対して、ドレイン電圧V1dはずっと0Vとなっている。
したがって、マイコン25は、ゲート電圧V1gとドレイン電圧V1dとの関係を解析し、ゲート電圧V1gとドレイン電圧V1dとの関係が図2に示す関係となっている場合、MOSFET212が正常に動作していると判断し、ゲート電圧V1gとドレイン電圧V1dとの関係が図3に示す関係となった場合、MOSFET212にオープン故障が発生したと判断し、ゲート電圧V1gとドレイン電圧V1dとの関係が図4に示す関係となったら、MOSFET212にショート故障が発生したと判断する。同様に、マイコン25は、ゲート電圧V2gとドレイン電圧V2dとの関係を解析することにより、MOSFET222の動作状態を判断する。
マイコン25は、MOSFET212及び/又はMOSFET222に故障が発生したと判断した場合、故障のあった昇圧部の名及び故障の種類(オープン故障であるかショート故障であるか)を示す情報(B1、B2)を記録し、その情報に基づいて昇圧部の遮断スイッチ216又は226へ該スイッチをオフさせる制御指令値、例えば、Ka=0又はKb=0を出力する。
また、マイコン25は、MOSFET212とMOSFET222との両方に故障が発生したと判断した場合、遮断スイッチ216及び226へそれぞれスイッチをオフさせる制御指令値、例えば、Ka=0、Kb=0を出力すると共に、バイパススイッチ26へスイッチをオンさせる制御指令値、例えば、Kc=1を出力する。
次に、マイコン25におけるCPUが行う処理を図5〜7に示したフローチャートに基づいて説明する。
まず、図5に示したフローチャートに基づいて第1昇圧部21に関する処理動作(A)について説明する。図5に示したように、ステップS111では、ゲート電圧V1gがローレベル電圧VL(例えば、0.5V)より小さいか否かを判断し、ゲート電圧V1gがローレベル電圧VLより小さくないと判断した場合、処理動作を終了し(循環ループへ)、他方、ゲート電圧V1gがローレベル電圧VLより小さいと判断した場合、ステップS112に進む。ステップS112では、ドレイン電圧V1dがハイレベル電圧VH(例えば、27V)より大きいか否かを判断し、ドレイン電圧V1dがハイレベル電圧VHより大きいと判断した場合、処理動作を終了し(循環ループへ)、他方、ドレイン電圧V1dがハイレベル電圧VHより大きくないと判断した場合、ステップS113に進む。
ステップS113では、循環数K1を1つ増やし、その後、ステップS114に進む。ステップS114では、循環数K1が所定回数Km(例えば、5)より大きいか否かを判断し、循環数K1がKmより大きいと判断した場合、ステップS115へ進み、他方、循環数K1がKmより大きくないと判断した場合、処理動作を終了する(循環ループへ)。
ステップS115では、ドレイン電圧V1dが所定判定値VJ(例えば、9V)より小さいか否かを判断し、ドレイン電圧V1dが所定判定値VJより小さいと判断した場合、ステップS117へ進み、他方、ドレイン電圧V1dが所定判定値VJより小さくないと判断した場合、ステップS116に進む。
ステップS116では、動作状態表示値B1の値を1(即ち、MOSFET212にオープン故障が発生したことを示す)と設定し、その後、ステップS118に進む。
一方、ステップS117では、動作状態表示値B1の値を2とし(即ち、MOSFET212にショート故障が発生したことを示す)、その後、ステップS118に進む。ステップS118では、遮断スイッチ216への制御指令値Kaを0(即ち、遮断スイッチ216をオフさせることを示す)と設定し、その後、処理Cに進む。
なお、初期処理(例えば、K1=0、B1=0、Ka=1)及びループの循環制御はメイン処理プログラム(図示せず)にて行われるようになっている。
図6は、第2昇圧部22に関する処理動作(B)を示したフローチャートである。図6に示したように、第2昇圧部22に関する処理動作(B)におけるステップS131〜S138は、第1昇圧部21に関する処理動作(A)におけるステップS111〜S118(図5)と同様になっているため、ここではその説明を省略する。
次に、図7に示したフローチャートに基づいてバイパススイッチ26の制御に関する処理動作(C)について説明する。図7に示したように、ステップS151では、遮断スイッチ216への制御指令値Kaが0であるか否かを判断し、制御指令値Kaが0でないと判断した場合、ステップS151に戻り、他方、制御指令値Kaが0であると判断した場合、ステップS152に進む。
ステップS152では、遮断スイッチ226の制御指令値Kbが0であるか否かを判断し、制御指令値Kbが0でないと判断した場合、ステップS151へ戻り、他方、制御指令値Kbが0であると判断した場合、ステップS153に進む。ステップS153では、バイパススイッチ26への制御指令値Kcを1(即ち、バイパススイッチ26をオンさせる)に設定し、その後、処理動作を終了する。
上記第1の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたモータ駆動回路20によれば、第1、第2昇圧部21、22におけるスイッチング素子212、222への制御入力電圧及びスイッチング素子212、222からの出力電圧をそれぞれ検出し、検出した各制御入力電圧と出力電圧との関係を監視することにより、故障しているスイッチング素子及び故障の種類を迅速かつ精確に検出することができる。また、故障が検出された場合、その故障情報を外部へ出力すると共に、ショート故障に対しては、直ちに故障が発生した第1昇圧部21又は第2昇圧部22の遮断スイッチ216又は226をオフさせ、他方、オープン故障に対しては、外部指令に従って故障が発生した第1昇圧部21又は第2昇圧部22の遮断スイッチ216又は226をオフさせる。このため、故障の種類に対応した適切な故障対処措置を実行することができる。また、第1昇圧部21と第2昇圧部22の両方が故障により回路から切り離された場合、バイパススイッチ26をオンさせることにより、DC電源24から直接的にスイッチング素子ユニット27に電圧を印加することができ、昇圧回路が完全に失効した場合でもモータ29への電流供給を継続することができる。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたステアリングモータ駆動回路の要部を示した回路図である。図中50は電動パワーステアリング制御装置を示しており、電動パワーステアリング制御装置50は、第1昇圧部31と第2昇圧部32、コイル332(例えば、10μH)、コンデンサ333(例えば、3000μF)、マイクロコンピュータ(マイコン)35、バイパススイッチ36、モータ39に接続されたスイッチング素子ユニット37、及びスイッチング制御回路38を含んで構成されている。
また、図中30は電動パワーステアリング制御装置として使用されているモータ駆動回路を示しており、モータ駆動回路30は、第1昇圧部31と第2昇圧部32、DC電源34、電源スイッチ331、コイル332(例えば、10μH)とコンデンサ333(例えば、3000μF)、マイクロコンピュータ(マイコン)35、バイパススイッチ36、モータ39に接続されたスイッチング素子ユニット37、及びスイッチング制御回路38を含んで構成されている。
第1昇圧部31は、コイル311(例えば、9.5μH)、MOSFET312、ダイオード314、コンデンサ315(例えば、1500μF)、遮断スイッチ316、パルス電圧発生回路317、電流センサー318及び温度センサー319を含んで構成されている。コイル311は、その一端が電流センサー318を介して遮断スイッチ316に接続され、他端がダイオード314のアノード端子に接続されている。MOSFET312は、ドレインdがダイオード314のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路317が接続されている。コンデンサ315は、その一端が接地され、他端がダイオード314のカソード端子と共に第1昇圧部31と第2昇圧部32の出力端yに接続されている。遮断スイッチ316は、その一端が電流センサー318に接続され、他端が第1昇圧部31と第2昇圧部32の入力端xと接続されている。また、MOSFET312に設置された温度センサー319の出力端がマイコン35に接続されている。
第2昇圧部32は、コイル321(例えば、9.5μH)、MOSFET322、ダイオード324、コンデンサ325(例えば、1500μF)、遮断スイッチ326、パルス電圧発生回路327、電流センサー328及び温度センサー329を含んで構成されている。コイル321は、その一端が電流センサー328を介して遮断スイッチ326に接続され、他端がダイオード324のアノード端子に接続されている。MOSFET322は、ドレインdがダイオード324のアノード端子に接続され、ソースsが接地され、ゲートgにパルス電圧発生回路327が接続されている。コンデンサ325は、その一端が接地され、他端がダイオード324のカソード端子と共に第1昇圧部31と第2昇圧部32の出力端yに接続されている。遮断スイッチ326は、その一端が温度センサー328に接続され、他端が第1昇圧部31と第2昇圧部32の入力端xに接続されている。また、MOSFET322に設置されている温度センサー329の出力端がマイコン35に接続されている。
したがって、入力端xにおける遮断スイッチ316と遮断スイッチ326との接続、出力端yにおけるダイオード314とダイオード324との接続によって、第1昇圧部31と第2昇圧部32とが並列接続される。
入力端xには、一端が接地されているコンデンサ333の他端が接続されており、また、入力端xと出力端yとは、温度センサー361が設置されたバイパススイッチ36を介して接続されており、コイル332の他端には電源スイッチ331を介してDC電源34が接続されている。
マイコン35は、アナログ電気入力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)、ディジタル信号をアナログ電気出力信号に変換するD/A変換器(図示せず)と、ディジタル処理を行うCPU(図示せず)と、データを記憶するメモリ(図示せず)などを備えており、バイパススイッチ36、遮断スイッチ316と326のそれぞれのオン/オフ制御入力端子、電流センサー318と328のそれぞれの出力端、温度センサー319、329及び361のそれぞれの出力端子、スイッチング制御回路38及び制御パネル(図示せず)とそれぞれ接続されている。
また、スイッチング素子ユニット37における、MOSFET371〜373のそれぞれのドレインは出力端yに接続され、MOSFET371のソースはMOSFET374のドレインと接続され、MOSFET372のソースはMOSFET375のドレインと接続され、MOSFET373のソースはMOSFET376のドレインと接続され、MOSFET374〜376のそれぞれのソースは接地されている。また、MOSFET371〜376のゲートはそれぞれスイッチング制御回路38に接続されている。MOSFET371のソースとMOSFET374のドレインとの接続点がモータ39の第1相に接続され、MOSFET372のソースとMOSFET375のドレインとの接続点がモータ39の第2相に接続され、MOSFET373のソースとMOSFET376のドレインとの接続点がモータ39の第3相に接続されている。
第1昇圧部31において、パルス電圧発生回路317から、MOSFET312のゲートgにパルス電圧が印加されると、コイル311のオン/オフが繰り返されるようになり、即ち、ゲートgに印加された電圧がしきい値を超えると、MOSFET312のドレイン電圧が下がり、電流がコイル311から接地しているMOSFET312のソースsへ流れ、一方、ゲートgに印加された電圧がしきい値より低くなると、MOSFET312のドレイン電圧が上昇し、コイル311からソースsへ流れる電流が0となるような動作が繰り返される。そのため、コイル311の出力側にはMOSFET312のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vcが誘起される。また、電流センサー318は、コイル311に流れる電流を検出してマイコン35へ出力し、温度センサー319は、MOSFET312の温度を検出してマイコン35へ出力するようになっている。
第2昇圧部32においても、同様に、コイル321の出力側にはMOSFET322のゲートgに印加されたパルス電圧と同周期の高い交流電圧Vbが誘起されるようになっている。但し、MOSFET222のゲートgに印加されるパルス電圧の位相はMOSFET312のゲートgに印加されるパルス電圧の位相とは異なるように設定されるため、電圧Vcの位相は電圧Vbの位相とは異なる。ダイオード314とダイオード324との作用により、電圧Vcと電圧Vbのうち、電圧値がコンデンサ315、325の電圧値より高くなった方が出力電圧としてスイッチング素子ユニット37へ出力されるようになっている。また、電流センサー328は、コイル321に流れる電流を検出してマイコン35へ出力し、温度センサー329は、MOSFET322の温度を検出してマイコン35へ出力するようになっている。
また、コイル332とコンデンサ333の働きにより、スイッチングによる電流変動から生じるノイズをDC電源34側へ流れ込まないようにフィルタリングされる。
DC電源34の出力電圧より高い電圧が印加されたスイッチング素子ユニット37では、スイッチング制御回路38により、各MOSFET素子371〜376のそれぞれのゲート端子にスイッチング電圧が印加され、モータ39の第1〜3相に駆動電流が供給されるようになっている。
バイパススイッチ36は、通常状態においてはオフされており、遮断スイッチ316と326との両方がオフされた場合にのみオンされる。温度センサー361は、バイパススイッチ36の温度を検出してマイコン35へ出力するようになっている。
マイコン35は、電流センサー318により測定したコイル311に流れる電流I1b、及び電流センサー328により測定したコイル321に流れる電流I2bがそれぞれ入力され、これらの入力電流I1b、I2bをディジタル信号に変換し、変換された電流I1bと電流I2bとの関係を解析することにより、MOSFET312とMOSFET322の動作状態を監視するようになっている。
図9は、MOSFET312と322が正常に動作している場合の電流I1bとI2bの波形を示す図である。図9に示したように、正常動作状態において、電流I1bとI2bとは同じ周期及び振幅を有する三角波であり、両者の間で一定な位相ずれが存在し、瞬時値の最大差値はId(例えば、30A)である。
図10は、MOSFET312にオープン故障が発生した時の電流I1bとI2bの波形を示す図である。図10に示したように、MOSFET312にオープン故障が発生した状態において、電流I2bの値が正常状態の約2倍になっているのに対して、電流I1bの値が0になっている。即ち、オープン故障が発生した場合、電流I1bと電流I2bとの間の瞬時値の差値が正常状態より大幅に上昇し、故障が発生した第1昇圧部31におけるコイル311に流れる電流I1bが0まで下がる現象がある。
また、MOSFET312又は322にショート故障が発生した場合では、電流I1bと電流I2bとの瞬時値の差値が正常状態より大幅に上昇し、故障が発生した第1昇圧部31におけるコイル311又は第2昇圧部32におけるコイル321に大きなショート電流が流れる現象がある(図示せず)。
したがって、マイコン35は、電流I1bとI2bとの瞬時値差を計算し、該瞬時値差が所定値Idm(例えば、35A)を超えたら、更に、異常電流を特定し、特定された異常電流の値が小さい場合、該異常電流を発生させたMOSFET312又は322にオープン故障が発生したと判断し、他方、異常電流の値が大きい場合、該異常電流を発生させたMOSFET312又は322にショート故障が発生したと判断するようになっている。
マイコン35は、MOSFET312及び/又はMOSFET322に故障が発生したと判断した場合、故障のあった昇圧部の名及び故障の種類(オープン故障であるかショート故障であるか)を示す情報(B1、B2)を制御パネル(図示せず)へ出力すると共に、故障のあった昇圧部の遮断スイッチ316又は326へ該スイッチをオフさせる制御指令値、例えば、Ka=0又はKb=0を出力する。
また、マイコン35は、MOSFET312及び/又はMOSFET322に故障が発生したと判断した場合、スイッチング制御回路38へスイッチング電圧の出力を調整させる制御指令値、例えば、Ke=1を出力することにより、モータ電流と必要な駆動量との関係を示す運転特性(図11)を通常時特性Cnから故障時特性Cfへ切換させるように、駆動電流を制限し、故障していない方の第1昇圧部31又は第2昇圧部32の負荷を減軽させる。
また、マイコン35は、MOSFET312とMOSFET322との両方に故障が発生したと判断した場合、遮断スイッチ316及び遮断スイッチ326へそれぞれスイッチをオフさせる制御指令値、例えば、Ka=0、Kb=0を出力すると共に、バイパススイッチ36にスイッチをオンさせる制御指令値、例えば、Kc=1を出力する。
また、マイコン35は、温度センサー319により測定したMOSFET312の温度T1s、温度センサー329により測定したMOSFET322の温度T2s、及び温度センサー361により測定したバイパススイッチ36の温度T3sがそれぞれ入力され、温度T1s、温度T2s及び温度T3sのいずれかの値は所定温度値Tm(例えば、40℃)を超えたら、制御パネルへ過熱状態を示す信号(例えば、Kd=1)を出力すると共に、過熱保護のため、モータ39へ流れる電流を制限させる制御指令値(例えば、Kd=1)をスイッチング制御回路38へ出力する。
次に、マイコン35におけるCPUが行う処理を図12、13に示したフローチャートに基づいて説明する。
まず、図12に示したフローチャートに基づいてMOSFET312、322の故障検出などに関する処理動作(E)について説明する。図12に示したように、ステップS211では、電流センサー318により測定した電流I1bと、電流センサー328により測定した電流I2bとの差の絶対値が所定値Idm(例えば、35A)より大きいか否かを判断し、前記差の絶対値が所定値Idmより大きくないと判断した場合、処理動作を終了し(循環ループへ)、他方、前記差の絶対値が所定値Idmより大きいと判断した場合、ステップS212に進む。ステップS212では、電流I1bが電流I2bより大きいか否かを判断し、電流I1bが電流I2bより大きくないと判断した場合、ステップS218へ進み、他方、電流I1bが電流I2bより大きいと判断した場合、ステップS213に進む。
ステップS213では、電流I1bが通常運転時の電流I1bの最大値Ism(例えば、80A)より小さいか否かを判断し、電流I1bが最大値Ismより小さくないと判断した場合、ステップS216へ飛び、他方、電流I1bが最大値Ismより小さいと判断した場合、ステップS214に進む。
ステップS214では、制御指令値Kbを0に設定し(即ち、スイッチ326をオフさせる)、その後ステップS215に進む。ステップS215では、動作状態表示値B2を1に設定し(即ち、MOSFET322にオープン故障が発生したことを示す)、その後、ステップS223へ進む。一方、ステップS216では、制御指令値Kaを0に設定し(即ち、スイッチ316をオフさせる)、その後ステップS217に進む。ステップS217では、動作状態表示値B1を2に設定し(即ち、MOSFET312にショート故障が発生したことを示す)、その後、ステップS223へ進む。
一方、ステップS218では、電流I2bが通常運転時の電流I2bの最大値Ismより小さいか否かを判断し、電流I2bが最大値Ismより小さくないと判断した場合、ステップS221へ進み、他方、電流I2bが最大値Ismより小さいと判断した場合、ステップS219に進む。
ステップS219では、制御指令値Kaを0に設定し(即ち、スイッチ316をオフさせる)、その後ステップS220に進む。ステップS220では、動作状態表示値B1を1に設定し(即ち、MOSFET312にオープン故障が発生したことを示す)、その後、ステップS223へ進む。一方、ステップS221では、制御指令値Kbを0に設定し(即ち、スイッチ326をオフさせる)、その後ステップS222に進む。ステップS222では、動作状態表示値B2を2に設定し(即ち、MOSFET322にショート故障が発生したことを示す)、その後、ステップS223へ飛ぶ。
ステップS223では、スイッチング制御回路38への制御指令値Keを1に設定し(即ち、通常運転時カーブCnを故障時運転カーブCfへ切り換えさせる)、その後、ステップS224に進む。ステップS224では、制御指令値Kaが0であるか否かを判断し、制御指令値Kaが0でないと判断した場合、処理Fへ進み、他方、制御指令値Kaが0であると判断した場合、ステップS225に進む。ステップS225では、制御指令値Kbが0であるか否かを判断し、制御指令値Kbが0でないと判断した場合、処理Fへ進み、他方、制御指令値Kbが0であると判断した場合、ステップS226に進む。ステップS226では、制御指令値Kcを1に設定し(即ち、バイパススイッチ36をオンさせる)、その後、処理Fに進む。
なお、初期処理(例えば、Ka=1(即ち、スイッチ316をオンさせる)、Kb=1(即ち、スイッチ326をオンさせる)、Kc=0(即ち、バイパススイッチ36をオフさせる)、Kd=0、Ke=0(即ち、通常運転時制御とする)、B1=0(即ち、正常状態を示す)、B2=0(即ち、正常状態を示す))及びループの循環制御はメイン処理プログラム(図示せず)にて行われるようになっている。
次に、図13に示したフローチャートに基づいて過熱保護措置に関する処理動作(F)について説明する。図13に示したように、ステップS250では、制御指令値Kaの値が1であるか否かを判断し、制御指令値Kaの値が1でないと判断した場合(即ち、遮断スイッチ316がオフしている)、ステップS252へ進み、他方、制御指令値Kaの値が1であると判断した場合(即ち、遮断スイッチ316がオンしている)、ステップS251に進む。ステップS251では、温度センサー319により検出したMOSFET312の温度T1sが所定温度Tm(例えば、40℃)より高いか否かを判断し、温度T1sが所定温度Tmより高いと判断した場合、ステップS256へ進み、他方、温度T1sが所定温度Tmより高くないと判断した場合、ステップS252に進む。
ステップS252では、制御指令値Kbの値が1であるか否かを判断し、制御指令値Kbの値が1でないと判断した場合(即ち、遮断スイッチ326がオフしている)、ステップS254へ進み、他方、制御指令値Kbの値が1であると判断した場合(即ち、遮断スイッチ326がオンしている)、ステップS253に進む。ステップS253では、温度センサー329により検出したMOSFET322の温度T2sが所定温度Tmより高いか否かを判断し、温度T2sが所定温度Tmより高いと判断した場合、ステップS256へ進み、他方、温度T2sが所定温度Tmより高くないと判断した場合、ステップS254に進む。
ステップS254では、制御指令値Kcの値が1であるか否かを判断し、制御指令値Kcの値が1でないと判断した場合(即ち、バイパススイッチ36がオフしている)、処理動作を終了し(循環ループへ)、他方、制御指令値Kcの値が1であると判断した場合(即ち、バイパススイッチ36がオンしている)、ステップS255に進む。ステップS255では、温度センサー361により検出したバイパススイッチ36の温度T3sが40℃より高いか否かを判断し、温度T3sが所定温度Tmより高いと判断した場合、ステップS256へ進み、他方、温度T3sが所定温度Tmより高くないと判断した場合、処理動作を終了する(循環ループへ)。
ステップS256では、制御指令値Kdを1に設定し(即ち、制御パネルへ過熱信号を出力するとともに、過熱保護のための電流制限を実行させる)、その後、処理動作を終了する。
上記第2の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたモータ駆動回路30によれば、第1、第2昇圧部31、32におけるコイル311、321に流れる電流をそれぞれ検出し、検出された電流値を監視することにより、故障したスイッチング素子312又は322及びその故障の種類(オープン故障であるかショート故障であるか)を迅速かつ精確に検出し、故障の種類に対応した適切な故障対処措置を実行させることができる。また、故障が検出した場合、モータ39を駆動するスイッチング素子ユニットを制御する制御回路38のスイッチング電圧の出力を調整させるように、運転特性(図11)を通常運転特性Cnから故障時運転特性Cfへ切り換えることにより、モータ39へ供給する電流を制限させて、故障していない第1昇圧部31又は第2昇圧部32の負荷を減軽し、過熱を防止することができる。さらに、MOSFET312、322、及びバイパススイッチ36に設置された温度センサーにより温度を検出し、過熱状態になる傾向を示したら、モータ39を駆動するスイッチング素子ユニットを制御する制御回路38のスイッチング電圧の出力を調整させるように、モータ39へ供給する電流を制限させることにより、負荷の増加による過熱を確実に防止することができる。
なお、上記第2の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたモータ駆動回路30は、コイル311、321に流れる電流の実測値が採用されているが、別の実施の形態では、コイル311、321に流れる電流の平均値を採用してもよい。
また、上記第2の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたモータ駆動回路30は、スイッチング素子312、322に温度センサーが設置されているが、他の実施の形態では、スイッチング素子312、322及び/又は遮断スイッチ316、326に温度センサーが設置されていてもよい。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る電動パワーステアリング制御装置は一例であり、本発明に係る昇圧回路及びモータ駆動回路はその他の電動パワーステアリング制御装置にももちろん適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたステアリングモータ駆動回路の要部を示した回路図である。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるスイッチング素子が正常動作している時の電圧波形を示す図である。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるスイッチング素子にオープン故障が発生した時の電圧波形を示す図である。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるスイッチング素子にショート故障が発生した時の電圧波形を示す図である。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるマイコンの一部の処理動作を示したフローチャートである。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるマイコンの一部の処理動作を示したフローチャートである。 第1の実施の形態に係る昇圧回路におけるマイコンの一部の処理動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る昇圧回路が採用されたステアリングモータ駆動回路の要部を示した回路図である。 第2の実施の形態に係る昇圧回路におけるスイッチング素子が正常に動作している時のコイルに流れる電流の波形を示す図である。 第2の実施の形態に係る昇圧回路におけるスイッチング素子にショート故障が発生した時にコイルに流れる電流の波形を示す図である。 モータ電流と必要な駆動量との関係を示すディレーティングマップである。 第2の実施の形態に係る昇圧回路におけるマイコンの一部の処理動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る昇圧回路におけるマイコンの一部の処理動作を示したフローチャートである。 従来の昇圧回路の要部を示した回路図である。
符号の説明
10 昇圧回路
20、30 モータ駆動回路
11、12、21、22、31、32 昇圧部
13、231、331 電源スイッチ
14、24、34 DC電源
25、35 マイコン
26、36 バイパススイッチ
27、37 スイッチング素子ユニット
28、38 スイッチング制御回路
29、39 モータ
40、50 電動パワーステアリング制御装置
111、121、211、221、311、321、232 コイル
112、122、212、222、312、322 MOSFET
114、124、214、224、314、324 ダイオード
115、125、215、225、315、325、233 コンデンサ
216、226、316、326 遮断スイッチ
217、227、317、327 パルス電圧発生回路
318、328 電流センサー
319、329、361 温度センサー
371、372、373、374、375、376 MOSFET
Ka、Kb、Kc、Kd、Ke、C1、C2 制御指令値
B1、B2 動作状態表示値

Claims (11)

  1. 外部電圧が印加されたコイルをスイッチング素子のスイッチング動作によって繰り返しオン/オフして誘起させた電圧を、整流手段を介して出力する昇圧部が2つ以上並設された昇圧回路において、
    前記各スイッチング素子への制御入力電圧及び前記各スイッチング素子からの出力電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段と、
    前記各制御入力電圧と出力電圧との関係を監視することにより、故障したスイッチング素子を検出するとともに、故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを判別する故障検出手段と、
    前記故障の種類に対応した故障対処措置を実施させる故障処理手段とを備えていることを特徴とする昇圧回路。
  2. 前記故障検出手段が、前記スイッチング素子への制御入力電圧がオフレベルにある状態において、前記スイッチング素子からの出力電圧が所定出力電圧より低い値が所定回数以上検出されると、該スイッチング素子の故障と判断するものであることを特徴とする請求項1記載の昇圧回路。
  3. 外部電圧が印加されたコイルをスイッチング素子のスイッチング動作によって繰り返しオン/オフして誘起させた電圧を、整流手段を介して出力する昇圧部が2つ以上並設された昇圧回路において、
    前記各コイルに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段と、
    該電流検出手段により検出された前記各コイルに流れる電流値を監視することにより、故障したスイッチング素子を検出するとともに、故障の種類がオープン故障であるかショート故障であるかを判別する故障検出手段と、
    前記故障の種類に対応した故障対処措置を実施させる故障処理手段とを備えていることを特徴とする昇圧回路。
  4. 前記故障検出手段が、前記各コイルに流れる電流の実測値又は平均値の間の差分値が所定差分値を超えた場合、前記各コイルに流れる電流の中から異常電流を割り出すことにより、該異常電流が発生した昇圧部におけるスイッチング素子の故障を検出するものであることを特徴とする請求項3記載の昇圧回路。
  5. 前記昇圧部には、該昇圧部を外部電源から遮断するための遮断スイッチが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の昇圧回路。
  6. 前記昇圧部の入力側に印加された電圧を直接負荷へ出力させるバイパス手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の昇圧回路。
  7. 前記昇圧部における前記スイッチング素子及び/又は前記コイルには、温度を検出するための温度検出手段が添設されており、
    前記故障処理手段が、検出された温度が所定温度を超えると過熱信号を外部へ出力するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の昇圧回路。
  8. 昇圧回路の出力電圧が印加されたスイッチング素子ユニットを介してモータに駆動電流を供給するモータ駆動回路において、
    前記昇圧回路として、請求項1〜6のいずれかの項に記載の昇圧回路が使用されていることを特徴とするモータ駆動回路。
  9. 昇圧回路の出力電圧が印加されたスイッチング素子ユニットを介してモータに駆動電流を供給するモータ駆動回路において、
    前記昇圧回路として、請求項7記載の昇圧回路が使用され、
    前記スイッチング素子ユニットのスイッチングを制御するスイッチング制御回路が、前記昇圧回路における前記温度検出手段から過熱信号を受け取ると、前記モータに供給する電流を所定値以下に制限するものであることを特徴とするモータ駆動回路。
  10. 前記スイッチング素子ユニットのスイッチングを制御するスイッチング制御回路が、前記昇圧回路から故障発生を示す信号を受け取ると、モータ電流を故障前よりも制限した運転状態とするものであることを特徴とする請求項8又は請求項9記載のモータ駆動回路。
  11. モータに駆動電流を供給するモータ駆動回路を備えた電動パワーステアリング制御装置において、
    前記モータ駆動回路に含まれる昇圧回路として、請求項1〜7のいずれかの項に記載の昇圧回路が使用されていることを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
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