JP5951027B2 - 掘削機 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置の出力電圧を昇降圧コンバータで昇圧して、作業用電動機を駆動する掘削機に関する。
駆動機構の一部を電動化したハイブリッド型作業機械や、すべての駆動機構を電動化した電動作業機械が提案されている。作業機械には、ショベル等の掘削機が含まれる。ハイブリッド型作業機械や電動作業機械においては、一般に、蓄電装置に蓄積されている電力を昇降圧コンバータで昇圧し、昇降圧コンバータの出力によって電動機が駆動される。
特開2010−124568号公報
昇降圧コンバータは、通常、スイッチング素子及びリアクトルを含む。最大出力の大きな電動機を用いる場合、昇降圧コンバータのスイッチング素子やリアクトルにも、定格電流の大きなものを用いなければならない。定格電流の大きな素子を用いると、これらの素子を冷却するための冷却装置も大型化する。さらに、ハイブリッド型掘削機においては、ブームが取り付けられた旋回体の回転の加減速が頻繁に行われるため、蓄電装置の充放電が頻繁に切り替わり、発熱量も大きくなる。このため、ハイブリッド型の一般車両に用いられる昇降圧コンバータ用冷却装置に比べて、ハイブリッド型掘削機に用いられる冷却装置が大型化する。ハイブリッド型掘削機に搭載するために、効率的に冷却することが可能な昇降圧コンバータが望まれている。
本発明の目的は、スイッチング素子やリアクトルに、定格電流の小さなものを用いることが可能な昇降圧コンバータを搭載した掘削機を提供することである。
本発明の一観点によると、
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
エンジンと、
前記エンジンの動力によって駆動される発電機と、
電力を蓄電する蓄電装置と、
前記蓄電装置から供給される電力によって駆動され、前記上部旋回体を旋回させる作業用電動機と
前記上部旋回体に搭載された筐体、前記筐体内に収容された複数の昇降圧コンバータとインバータ、及び前記筐体内に収容され前記昇降圧コンバータと前記インバータとを冷却する冷却媒体を流す流路を含む電力変換装置と
を有し、
前記複数の昇降圧コンバータは相互に並列に接続されており、
前記インバータは、前記発電機と前記蓄電装置とを接続し、
前記昇降圧コンバータの各々は、スイッチング素子とリアクトルとを含み、前記スイッチング素子のスイッチング動作によって、前記リアクトルに誘導起電力を発生させることにより、前記蓄電装置の電圧を昇圧して前記作業用電動機に供給する掘削機が提供される。
複数の昇降圧コンバータが相互に並列に接続されているため、1台の昇降圧コンバータに流れる電流が少なくなる。これにより、スイッチング素子やリアクトルに、定格電流の小さなものを用いることが可能になる。個々のスイッチング素子及びリアクトルの発熱量が少なくなるため、効率的な冷却が可能である。
図1は、実施例による掘削機の側面図である。 図2は、実施例による掘削機のブロック図である。 図3は、実施例による掘削機に搭載された蓄電回路のブロック図である。 図4は、蓄電回路に含まれる昇降圧コンバータの等価回路図である。 図5は、インバータの等価回路図である。 図6は、昇降圧コンバータ及びインバータを収容した電力変換装置の断面図である。 図7は、1つの昇降圧コンバータが故障しているときの蓄電回路の動作を説明するブロック図である。 図8は、作業用電動機の制御の流れを示すブロック図である。 図9は、他の実施例による蓄電回路の等価回路図である。 図10Aは、さらに他の実施例による蓄電回路の等価回路図と制御装置のブロック図であり、図10Bは、図10Aに示した制御装置による充放電電流のA/D変換の前後のアナログ値とデジタル値との対応を示すグラフである。 図11Aは、比較例による蓄電回路の等価回路図と制御装置のブロック図であり、図11Bは、図11Aに示した制御装置による充放電電流のA/D変換前後のアナログ値とデジタル値との対応を示すグラフである。
図1に、実施例による掘削機の側面図を示す。下部走行体20に、上部旋回体21が旋回可能に搭載されている。上部旋回体21にブーム23が連結され、ブーム23にアーム25が連結され、アーム25にバケット27が連結されている。ブームシリンダ24の伸縮により、ブーム23の姿勢が変化する。アームシリンダ26の伸縮により、アーム25の姿勢が変化する。バケットシリンダ28の伸縮により、バケット27の姿勢が変化する。ブームシリンダ24、アームシリンダ26、及びバケットシリンダ28は、油圧駆動される。
上部旋回体21に、旋回電動機22、エンジン30、電動発電機31、蓄電回路40、及び電力変換装置50が搭載されている。エンジン30の動力によって電動発電機31が発電を行う。発電された電力が、蓄電回路40に充電される。旋回電動機22は、蓄電回路40からの電力によって駆動され、上部旋回体21を旋回させる。電力変換装置50は、蓄電回路40の充放電制御を行うための昇降圧コンバータ、旋回電動機22を駆動するためのインバータ等を含む。電動発電機31は、電動機としても動作し、エンジン30のアシストを行う。旋回電動機22は、発電機としても動作し、上部旋回体21の旋回運動エネルギから回生電力を発生する。
図2に、実施例1による掘削機のブロック図を示す。図2において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、電気制御系を細い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン30の駆動軸がトルク伝達機構32の入力軸に連結されている。エンジン30には、電気以外の燃料によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン30は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。
電動発電機31の駆動軸が、トルク伝達機構32の他の入力軸に連結されている。電動発電機31は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。電動発電機31には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(IPM)モータが用いられる。
トルク伝達機構32は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。この出力軸には、メインポンプ75の駆動軸が連結されている。
エンジン30に加わる負荷が大きい場合には、電動発電機31がアシスト運転を行い、電動発電機31の駆動力がトルク伝達機構32を介してメインポンプ75に伝達される。これにより、エンジン30に加わる負荷が軽減される。一方、エンジン30に加わる負荷が小さい場合には、エンジン30の駆動力がトルク伝達機構32を介して電動発電機31に伝達されることにより、電動発電機31が発電運転される。
メインポンプ75は、高圧油圧ライン76を介して、コントロールバルブ77に油圧を供給する。コントロールバルブ77は、運転者からの指令により、油圧モータ29A、29B、ブームシリンダ24、アームシリンダ26、及びバケットシリンダ28に油圧を分配する。油圧モータ29A及び29Bは、それぞれ図1に示した下部走行体20に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
三相交流配線60が、インバータ51と電動発電機31とを接続する。直流配線(バスライン)61が、インバータ51と蓄電回路40とを接続する。三相交流配線62が、旋回電動機22とインバータ52とを接続する。直流配線(バスライン)63が、インバータ52と蓄電回路40とを接続する。インバータ51、52、及び蓄電回路40は、制御装置90により制御される。
インバータ51は、制御装置90からの指令に基づき、電動発電機31の運転制御を行う。電動発電機31のアシスト運転と発電運転との切り替えが、インバータ51により行われる。
電動発電機31がアシスト運転されている期間は、必要な電力が、蓄電回路40からインバータ51を通して電動発電機31に供給される。電動発電機31が発電運転されている期間は、電動発電機31によって発電された電力が、インバータ51を通して蓄電回路40に供給される。これにより、蓄電回路40内の蓄電装置が充電される。
旋回電動機22は、インバータ52によって交流駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行うことができる。旋回電動機22には、例えばIPMモータが用いられる。旋回電動機22の力行動作中は、蓄電回路40からインバータ52を介して旋回電動機22に電力が供給される。旋回電動機22が、減速機80を介して、上部旋回体21(図1)を旋回させる。回生運転時には、上部旋回体21の回転運動が、減速機80を介して旋回電動機22に伝達されることにより、旋回電動機22が回生電力を発生する。発生した回生電力は、インバータ52を介して蓄電回路40に供給される。これにより、蓄電回路40内の蓄電装置が充電される。
レゾルバ81が、旋回電動機22の回転軸の回転方向の位置を検出する。レゾルバ81の検出結果が、制御装置90に入力される。旋回電動機22の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ82が、旋回電動機22の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ82の制動状態と解除状態とは、制御装置90からの制御を受け、電磁的スイッチにより切り替えられる。
パイロットポンプ78が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン79を介して操作装置83に供給される。操作装置83は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置83は、パイロットライン79から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン84を介してコントロールバルブ77に伝達されると共に、他の油圧ライン85を介して圧力センサ86に伝達される。
圧力センサ86で検出された圧力の検出結果が、制御装置90に入力される。これにより、制御装置90は、下部走行体20、旋回電動機22、ブーム23、アーム25、及びバケット27(図1)の操作の状況を検知することができる。
図3に、蓄電回路40のブロック図を示す。複数、例えば2個の昇降圧コンバータ41が相互に並列に接続されている。相互に並列接続された昇降圧コンバータ41の入力端子に、切り離し回路35を介して蓄電装置45が接続されている。蓄電装置45には、例えば電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ、リチウムイオン二次電池等が用いられる。切り離し回路35は、昇降圧コンバータ41の各々に対応して配置されたリレー36を含む。リレー36は、制御装置90によって制御される。リレー36をオフにすると、昇降圧コンバータ41が蓄電装置45から電気的に切り離される。また、相互に並列接続された昇降圧コンバータ41同士が電気的に切り離される。蓄電装置45の端子間電圧を、電圧計56が計測する。計測結果が制御装置90に入力される。
相互に並列接続された昇降圧コンバータ41の出力端子が、DCバスライン55に接続されている。電圧計57、及び電圧及び電流を平滑化するためのコンデンサ46が、DCバスライン55の電源線と接地線との間に接続されている。電圧計57は、昇降圧コンバータ41の出力端子間の電圧(すなわち、DCバスライン55の電圧)を計測する。計測結果が制御装置90に入力される。昇降圧コンバータ41の出力端子は、直流配線61、63を介してインバータ51、52に接続されている。昇降圧コンバータ41は、蓄電装置45(図3)の充放電の制御を行う。
制御装置90が、昇降圧コンバータ41の各々の動作状態の正常性を監視する。動作の正常性は、例えば昇降圧コンバータ41を流れる充放電電流を計測することにより行われる。少なくとも1つの昇降圧コンバータの動作状態が異常と判定された場合、制御装置90は、切り離し回路35を制御して、動作状態が異常と判定された昇降圧コンバータ41を、動作状態が正常の昇降圧コンバータから切り離す。異常の昇降圧コンバータ41が切り離された後も、動作状態が正常の昇降圧コンバータの動作は継続される。このため、1つの昇降圧コンバータ41が故障しても、掘削作業を継続することができる。
図4に、昇降圧コンバータ41の等価回路図を示す。昇降圧コンバータ41の出力端子の間に、昇圧用のスイッチング素子42Aと降圧用のスイッチング素子42Bとの直列回路が接続されている。スイッチング素子42A、42Bには、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられる。昇圧用IGBT42Aのエミッタが負極の出力端子に接続され、降圧用IGBT42Bのコレクタが、正極の出力端子に接続されている。昇圧用IGBT42Aと降圧用IGBT42Bの相互接続点が、リアクトル44を介して、正極入力端子に接続されている。負極出力端子及び負極入力端子は、共に接地されている。リレー48と抵抗器49との並列回路が、リアクトル44に直列に接続されている。制御装置90が、リレー48のオンオフ制御を行う。通常動作中は、リレー48はオン状態にされている。
昇圧用IGBT42A及び降圧用IGBT42Bに、それぞれ転流ダイオード(フリーホイールダイオード)43A、43Bが、エミッタからコレクタに向かう向きが順方向になる向きで並列接続されている。制御装置90が、昇圧用IGBT42A及び降圧用IGBT42Bのゲート電極に、制御用のパルス幅変調(PWM)信号を印加する。一般的に、スイッチング素子42A、42B及び転流ダイオード43A、43Bは、モジュール化されてスイッチングモジュール42を構成する。
電流計38が、リアクトル44を流れる充放電電流を計測する。計測結果が制御装置90に入力される。制御装置90は、電流計38の計測結果に基づいて、昇降圧コンバータ41の動作の正常性を判定する。
以下、昇圧動作(放電動作)について説明する。昇圧用IGBT42Aのゲート電極にPWM電圧を印加する。昇圧用IGBT42Aのスイッチング動作時に、リアクトル44に発生する誘導起電力によって、蓄電装置45の端子間電圧が昇圧され、転流ダイオード43Bを経由して出力端子から放電電流が流出する。
次に、降圧動作(充電動作)について説明する。降圧用IGBT42Bのゲート電極に、PWM電圧を印加する。降圧用IGBT42Bのスイッチング動作時に、リアクトル44に発生する誘導起電力により、転流ダイオード43Aを経由して、蓄電装置45(図3)が充電される。
制御装置90は、電圧計56、57(図3)の計測結果に基づいて、複数の昇降圧コンバータ41を、同期制御する。すなわち、複数の昇降圧コンバータ41が、同一の入力情報に基づいて同期制御される。具体的には、複数の昇降圧コンバータ41に与えるPWM電圧のパルス幅が等しくなる条件の下で、スイッチング素子42A、42Bのゲート電極に印加するPWM電圧のパルス幅を変化させる。複数の昇降圧コンバータ41の制御は、インバータ51、52の制御とは独立して行われる。
複数の昇降圧コンバータ41に与えるPWM電圧の位相をずらしてもよい。PWM電圧の位相をずらすことにより、複数の昇降圧コンバータ41からDCバスライン55(図3)に出力される電圧のリップルを低減することができる。n個の昇降圧コンバータ41が接続されている場合、n個の昇降圧コンバータ41に与えるPWM電圧の位相を360°/nずつずらすことが好ましい。例えば、2つの昇降圧コンバータ41が並列接続されている場合には、PWM電圧の位相を相互に180°ずらすことが好ましい。3つの昇降圧コンバータ41が並列接続されている場合には、PWM電圧の位相を相互に120°ずらすことが好ましい。
昇降圧コンバータ41の出力端子間の電圧が、入力端子間の電圧、すなわち蓄電装置45(図3)の端子間電圧よりも低いとき、リレー48がオフにされる。このとき、抵抗器49、リアクトル44、転流ダイオード43Bを介して、蓄電装置45が放電され、出力端子から放電電流が流出する。抵抗器49は、過大な放電電流が流れることを防止する。
蓄電装置45に一次電池が用いられ、蓄電装置45の放電制御のみを行う場合には、降圧用IGBT42Bは不要である。さらに、昇圧用IGBT42Aに並列に接続された転流ダイオード43Aも不要である。
図5に、旋回電動機22用のインバータ52(図2)の等価回路図を示す。電動発電機31用のインバータ51も、旋回電動機22用のインバータ52と同様の構成を有する。
直流配線63の間に、U相用スイッチングモジュール53U、V相用スイッチングモジュール53V、及びW相用スイッチングモジュール53Wが並列に挿入されている。これらスイッチングモジュールの各々は、直列接続された2つのIGBT、及びIGBTの各々に並列に挿入された転流ダイオードを含む。2つのIGBTの相互接続点が、それぞれ旋回電動機22のU相、V相、W相の端子に接続される。各IGBTのゲート電極には、制御装置90からパルス幅変調(PWM)された制御信号が印加される。
図6Aに、電力変換装置50(図1)の断面図を示す。筐体65内に、図3に示した昇降圧コンバータ41、図2に示したインバータ51、52等が収容されている。筐体65は、側壁66、仕切り壁67、第1の蓋68、及び第2の蓋69を含む。側壁66の平断面は、例えば長方形であり、その上下は開放されている。側壁66の上下の開放部が、それぞれ第1の蓋68及び第2の蓋69で塞がれている。側壁66の高さ方向のほぼ中央に、仕切り壁67が設けられている。仕切り壁67は、側壁66の高さ方向と直交し、筐体65の内部空間を2つの空間に仕切る。仕切り壁67で仕切られた2つの空間のうち、第1の蓋68側の空間を「第1の空間」91といい、第2の蓋69側の空間を「第2の空間」92ということとする。
仕切り壁67の内部に、流路(冷却機構)94が形成されている。流路94を流れる冷却媒体が仕切り壁67を冷却する。仕切り板67は、筐体65内の空間を仕切るとともに、冷却板としても機能する。
第1の空間91内に、昇降圧コンバータ41(図3)のスイッチングモジュール42、インバータ52(図4)のU相用スイッチングモジュール53U、V相用スイッチングモジュール53V、及びW相用スイッチングモジュール53Wが収容されている。スイッチングモジュール42、53U、53V、53Wは、仕切り壁67の、第1の空間91側の表面に搭載され、仕切り板67に熱的に結合している。このため、スイッチングモジュール42、53U、53V、53Wは、流路94を流れる冷却媒体によって冷却される。
第2の空間92内に、昇降圧コンバータ41(図3)のリアクトル44、リレー48、及び抵抗器49が収容されている。具体的には、リアクトル44、リレー48、及び抵抗器49は、仕切り壁67の、第2の空間92側の表面に搭載され、仕切り板67に熱的に結合している。このため、リアクトル44、リレー48、及び抵抗器49は、流路94を流れる冷却媒体によって冷却される。
仕切り壁67に、開口95、96が形成されている。平滑化用のコンデンサ46が、開口96を貫通するように、筐体65内に収容されている。コンデンサ46として、例えば電解コンデンサが用いられる。電解コンデンサの外形は、一般的に、スイッチングモジュール42、53U、53V、53W、リアクトル44等に比べて大きい。このため、コンデンサ46を第1の空間91または第2の空間92の一方にのみ収容する場合には、コンデンサ46を収容する方の空間を大きくしなければならない。仕切り壁67に形成された開口96を貫通するようにコンデンサ46を配置することにより、筐体65の寸法の増大を回避することができる。さらに、筐体65内の空間を第1の空間91と第2の空間92とに仕切る仕切り壁67を設けることで、電力変換装置50の全体の剛性を高めることができる。
コンデンサ46は、受皿97を介して仕切り壁67に支持される。受皿97は、開口96を第2の空間92側から塞ぐように、仕切り壁67に取り付けられている。受皿97の深さを調節することにより、コンデンサ46と第1の蓋68との間に、配線等のための十分な空間を確保することができる。コンデンサ46は、受皿97を介して仕切り板67に熱的に結合し、流路94を流れる冷却媒体により、受皿97を介して冷却される。
コネクタ98が側壁66に取り付けられている。スイッチングモジュール42、リアクトル44、リレー48、抵抗器49、コネクタ98が、相互に配線99で接続されている。一部の配線99は、開口95を通って、第1の空間91内の部品と第2の空間92内の部品とを接続している。
図6Bに、図6Aの一点鎖線6B−6Bにおける平断面図を示す。仕切り壁67に、スイッチングモジュール42、53U、53V、53Wが実装されている。さらに、インバータ51(図2)を構成するスイッチングモジュール54U、54V、54Wも、仕切り壁67の、第1の空間91(図5A)側の表面に実装されている。さらに、スイッチングモジュール42を含む昇降圧コンバータ41とは異なるもう一つの昇降圧コンバータ41(図3)のスイッチングモジュール47も、仕切り壁67の、第1の空間91(図5A)側の表面に実装されている。開口96内に、コンデンサ46が配置されている。側壁66に、複数のコネクタ98が取り付けられている。
仕切り壁67内に、冷却媒体用の流路94が形成されている。流路94は、開口95と開口96との間を蛇行しながら、全体として、開口95から開口96に向かう方向と直交する方向に進んでいる。流路94の両端は、側壁66のうち、コネクタ98が取り付けられている面と同一の面の外側の表面に開口している。流路94は、平面視において、スイッチングモジュール53U、53V、53W、54U、54V、54W、42、47と重なっている。これにより、スイッチングモジュール等を効率的に冷却することができる。コネクタ98と、流路94の両端の開口部とが、側壁66の同一の面に配置されているため、両者が異なる面に配置されている構成と比べて、電力変換装置50の設置の自由度が高まる。また、電力変換装置50の保守点検、修理等を容易に行うことができる。
筐体65の外壁の内部に流路94を配置した構成では、外壁の外側の表面を、スイッチングモジュール等の冷却に利用することができない。実施例では、筐体65の内部空間に配置した仕切り壁67内に流路94を配置しているため、仕切り壁67の両面をスイッチングモジュール等の冷却に利用することができる。このため、冷却対象部品の実装密度を高めることができる。言い換えると、電力変換装置50の小型化を図ることができる。
スイッチングモジュール42、47、53U、53V、53W等の半導体素子を第1の空間91内に収容し、リアクトル44、抵抗器49等の受動素子を第2の空間92に収容している。半導体素子は、受動素子に比べて故障し易い。相対的に故障し易い部品を第1の空間91にまとめて収容しているため、半導体素子の故障時には、第1の蓋68を取り外すことによって、修理を行うことが可能になる。保守者が、第2の蓋69よりも第1の蓋68にアクセスし易い姿勢で、電力変換装置50を掘削機に搭載することが好ましい。これにより、保守点検作業や修理を容易に行うことができる。
複数の昇降圧コンバータ41が相互に並列に接続されているため、1つの昇降圧コンバータ41に流れる電流が小さくなる。このため、スイッチングモジュール42、リアクトル44(図4)として、電流容量の小さいものを用いることができる。複数の昇降圧コンバータ41を並列に接続した構成を採用すると、定格電流の大きな1つの昇降圧コンバータを用いる場合に比べて、多くのスイッチングが用いられる。例えば、図3に示したように、2つの昇降圧コンバータ41を並列に接続した構成は、2個のスイッチングモジュール42、47(図6B)を含む。スイッチングモジュールの個数が増えることにより、冷却板として作用する仕切り壁67とスイッチングモジュールとの合計の接触面積が大きくなる。このため、スイッチングモジュールの冷却効率を高めることができる。同様に、リアクトル44(図4、図6A)の冷却効率を高めることができる。
図7に、2つの昇降圧コンバータ41のうち1つが故障したときの蓄電回路40のブロック図を示す。故障している昇降圧コンバータ41Fが、正常な昇降圧コンバータ41から切り離されている。具体的には、制御装置90が、故障している昇降圧コンバータ41Fに対応するリレー36をオフにする。正常な昇降圧コンバータ41に対応するリレー36はオンにされている。正常な昇降圧コンバータ41のみを動作させて、蓄電装置45の充放電が行われる。
図8に、旋回電動機22の制御の流れを説明するためのブロック図を示す。運転者によって操作装置83が操作される。圧力センサ86が、操作装置83のレバー等の操作量を検出する。検出されたレバーの操作量が、制御装置90に入力される。上部旋回体21(図1)の旋回操作が行われた場合について説明する。操作装置83のレバーの操作量が、旋回電動機22の旋回の速さの要求値に対応する。旋回動作用のレバーの操作量を、旋回電動機22に対する「出力要求値Preq」ということとする。
制御装置90は、出力要求値Preqに基づいて、出力制御値Pconを生成する。旋回電動機22が出力制御値Pconに相当する動力を出力するように、制御装置90がインバータ52に制御信号を送出する。出力制御値Pcon及び出力要求値Preqの符号は、旋回電動機22の回転方向を示す。例えば、正の出力制御値Pcon及び出力要求値Preqが右旋回を表し、負の出力制御値Pcon及び出力要求値Preqが左旋回を表す。
2台の昇降圧コンバータ41が正常に動作しているとき、出力制御値Pconは出力要求値Preqと等しい。ただし、出力制御値Pconの絶対値の最大値が、Pmax0で制限される。1台の昇降圧コンバータ41が故障しており、1台のみの昇降圧コンバータ41が動作しているとき、出力制御値Pconの絶対値の最大値が、正常時の最大値Pmax0より小さいPmax1で制限される。
少なくとも1台の昇降圧コンバータ41が故障しているときに、出力制御値Pconの最大値Pmax1を、正常時の最大値Pmax0よりも小さく制限することにより、正常に動作している昇降圧コンバータ41に過大な放電電流が流れることを防止できる。
蓄電回路40が3個以上の昇降圧コンバータ41で構成されている場合には、故障している昇降圧コンバータ41の台数に応じて、出力制御値Pconの最大値Pmax1を異ならせることが好ましい。
昇降圧コンバータ41の故障時に限らず、蓄電回路40の電気的負荷が軽いときにも、一方の昇降圧コンバータ41を停止させ、他方の昇降圧コンバータ41のみを動作させてもよい。例えば、蓄電回路40の電気的負荷が基準値未満になったことを制御装置90が検出したときに、一部の昇降圧コンバータ41を停止させる制御を行なってもよい。
図9を参照して、他の実施例による蓄電回路について説明する。図9は、他の実施例による蓄電回路の等価回路図を示す。以下、図3〜図6に示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図3に示した実施例による蓄電回路40は、相互に並列に接続された2つの昇降圧コンバータ41を含んでいたが、図9に示した実施例では、1つの昇降圧コンバータ41のみが蓄電装置45とDCバスライン55との間に接続されている。図3に示した実施例の昇降圧コンバータ41では、誘導起電力を発生するためのインダクタンスが、1つのリアクトル44で構成されていた。図9に示した実施例では、誘導起電力を発生するためのインダクタンスが、相互に並列に接続された複数のリアクトル44で構成されている。図9では、2つのリアクトル44が並列に接続された例を示している。
複数のリアクトル44が並列に接続されているため、1つのリアクトルを用いた場合に比べて、各リアクトル44に流れる電流が少なくなる。このため、リアクトル44として、定格電流の小さなものを用いることができる。なお、リアクトル44として、並列に接続された複数のリアクトル44の合成インダクタンスが所望の値になるようなインダクタンスを有するものが選択されている。
一般に、定格電流の小さなリアクトルは、定格電流の大きなリアクトルよりも、扁平なパッケージに収容されている。図6Aに示した仕切り壁67に定格電流の大きな1つのリアクトル44を搭載する場合のリアクトル44と仕切り壁67との接触面積に比べて、定格電流の小さな2つのリアクトル44を搭載する場合の接触面積を大きくすることができる。このため、リアクトル44の冷却効率を高めることができる。
図10A及び図10Bを参照して、さらに他の実施例による蓄電回路40について説明する。以下、図3及び図4に示した蓄電回路40との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図10Aに、蓄電回路40のブロック図を示す。図10Aでは、1つの昇降圧コンバータ41を示しているが、図3に示したように、複数の昇降圧コンバータ41を並列に接続してもよい。図3及び図4に示した構成では、1つの充放電電流路に1つの電流計38が配置されていた。電流計38として双方向性電流計が用いられ、電流計38は、放電電流及び充電電流を測定することができる。
図10Aに示した例では、1つの充放電電流路に、単方向性の2つの電流計38A及び38Bが配置されている。一方の電流計38Aは放電電流を測定し、他方の電流計38Bは充電電流を測定する。電流計38A及び38Bの出力が、それぞれオペアンプを介して制御装置90のA/Dコンバータ93のアナログ入力端子に入力される。
A/Dコンバータ93は、複数のアナログ入力端子を有し、選択された1つのアナログ入力端子に入力されているアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。蓄電装置45が放電されている時には、放電用の電流計38Aからの出力信号が入力されているアナログ端子が選択される。蓄電装置45が充電されている時には、充電用の電流計38Bからの出力信号が入力されているアナログ端子が選択される。
図10Bに、充放電電流のA/D変換の前後のアナログ値Iaとデジタル値Idとの対応を示す。横軸は、充放電電流のアナログ値Iaを表し、縦軸は充放電電流のデジタル値Idを表す。充電用の電流計38Bの出力が入力されているアナログ入力端子が選択されている時のアナログ値Iaを負と定義した。A/Dコンバータ93が12ビットの分解能を有する場合について説明する。放電電流及び充電電流の各々について、12ビットの分解能、すなわち0から4095までの4096段階の分解能を確保することができる。
図11Aに、比較例による蓄電回路40のブロック図を示す。比較例では、双方向電流計38が用いられている。電流計38の出力が比較器の一方の入力端子に入力され、比較器の出力がA/Dコンバータ93のアナログ入力端子に入力される。比較器の他方の入力端子には、参照電圧Refが与えられている。参照電圧Refは、最大の充電電流が流れている時の電流計38の出力に相当する。
図11Bに、充放電電流のA/D変換の前後のアナログ値Iaとデジタル値Idとの対応を示す。横軸は、充放電電流のアナログ値Iaを表し、縦軸は充放電電流のデジタル値Idを表す。放電電流の最大値から、充電電流の負の最大値までの範囲が、12ビットの分解能でデジタル変換される。このため、放電電流及び充電電流の各々について、12ビットの分解能、すなわち0から2047までの2048段階の分解能しか確保することができない。
図10Aに示した実施例では、充放電電流路に、放電用の電流計30Aと充電用の電流計30Bを配置されている。さらに、放電用の電流計38Aの出力と、充電用の電流計38Bの出力とが、異なるアナログ入力端子に入力されている。このため、放電電流及び充電電流の各々を、A/Dコンバータ93の最大の分解能でデジタル値に変換することができる。これにより、充放電電流に基づく種々の制御の精度を高めることができる。
放電用の電流計38A及び充電用の電流計38Bは、図3に示した昇降圧コンバータ41の各々に対応して配置してもよいし、蓄電装置45に対応して配置してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 下部走行体
21 上部旋回体
22 旋回電動機(作業用電動機)
23 ブーム
24 ブームシリンダ
25 アーム
26 アームシリンダ
27 バケット
28 バケットシリンダ
29A、28B 油圧モータ
30 エンジン
31 電動発電機
32 トルク伝達機構
35 切り離し回路
36 リレー
38 電流計
38A 放電用の電流計
38B 充電用の電流計
40 蓄電回路
41 昇降圧コンバータ
42 スイッチングモジュール
42A 昇圧用スイッチング素子
42B 降圧用スイッチング素子
43A、43B 転流ダイオード
44 リアクトル
45 蓄電装置
46 コンデンサ
47 スイッチングモジュール
48 リレー
49 抵抗器
50 電力変換装置
51、52 インバータ
53U、54U U相用スイッチングモジュール
53V、54V V相用スイッチングモジュール
53W、54W W相用スイッチングモジュール
55 DCバスライン
56、57 電圧計
60 三相交流配線
61 直流配線
62 三相交流配線
63 直流配線
65 筐体
66 側壁
67 仕切り壁
68 第1の蓋
69 第2の蓋
75 メインポンプ
76 高圧油圧ライン
77 コントロールバルブ
78 パイロットポンプ
79 パイロットライン
80 減速機
81 レゾルバ
82 メカニカルブレーキ
83 操作装置
84、85 油圧ライン
86 圧力センサ
90 制御装置
91 第1の空間
92 第2の空間
93 A/Dコンバータ
94 流路
95、96 開口
97 受皿
98 コネクタ
99 配線

Claims (10)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力によって駆動される発電機と、
    電力を蓄電する蓄電装置と、
    前記蓄電装置から供給される電力によって駆動され、前記上部旋回体を旋回させる作業用電動機と
    前記上部旋回体に搭載された筐体、前記筐体内に収容された複数の昇降圧コンバータとインバータ、及び前記筐体内に収容され前記昇降圧コンバータと前記インバータとを冷却する冷却媒体を流す流路を含む電力変換装置と
    を有し、
    前記複数の昇降圧コンバータは相互に並列に接続されており、
    前記インバータは、前記発電機と前記蓄電装置とを接続し、
    前記昇降圧コンバータの各々は、スイッチング素子とリアクトルとを含み、前記スイッチング素子のスイッチング動作によって、前記リアクトルに誘導起電力を発生させることにより、前記蓄電装置の電圧を昇圧して前記作業用電動機に供給する掘削機。
  2. さらに、前記複数の昇降圧コンバータを制御する制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記複数の昇降圧コンバータの前記スイッチング素子のスイッチング動作の位相をずらす請求項1に記載の掘削機。
  3. さらに、前記筐体内に配置され、前記流路を流れる冷却媒体によって冷却される冷却板を有し、
    前記複数の昇降圧コンバータの前記リアクトルは、それぞれ前記冷却板に搭載されている請求項1または2に記載の掘削機。
  4. 前記筐体内の空間が前記冷却板によって第1の空間と第2の空間とに仕切られており、前記複数の昇降圧コンバータの前記スイッチング素子は、前記冷却板の、前記第1の空間側の表面に搭載されており、前記リアクトルは、前記冷却板の、前記第2の空間側の表面に搭載されている請求項3に記載の掘削機。
  5. さらに、
    前記インバータと前記昇降圧コンバータとを接続するDCバスラインと、
    前記DCバスラインに接続された平滑用のコンデンサと
    を有し、
    前記冷却板に開口が設けられており、前記コンデンサは、前記開口を貫通するように前記筐体内に配置されている請求項4に記載の掘削機。
  6. さらに、前記第1の空間と前期第2の空間との一方から前記開口を塞ぐように、前記冷却板に取り付けられた受皿を有し、
    前記コンデンサは、前記受皿を介して前記冷却板に支持されている請求項5に記載の掘削機。
  7. さらに、
    前記蓄電装置の充放電電流路に配置され、放電電流を測定する放電用の電流計と、
    前記蓄電装置の充放電電流路に配置され、充電電流を測定する充電用の電流計と
    を含み、
    さらに、前記放電用の電流計からの出力が入力される第1のアナログ入力端子、及び前記充電用の電流計からの出力が入力される第2のアナログ入力端子を持つA/Dコンバータを有する請求項1乃至のいずれか1項に記載の掘削機。
  8. 前記蓄電装置が放電されている時は、前記第1のアナログ入力端子が選択され、前記蓄電装置が充電されている時は、前記第2のアナログ入力端子が選択され、
    前記A/Dコンバータは、前記第1のアナログ入力端子及び前記第2のアナログ入力端子のうち選択された方のアナログ入力端子に入力されているアナログ信号をデジタル信号に変換する請求項7に記載の掘削機。
  9. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力によって駆動される発電機と、
    電力を蓄電する蓄電装置と、
    前記蓄電装置から供給される電力によって駆動され、前記上部旋回体を旋回させる作業用電動機と
    前記上部旋回体に搭載された筐体、前記筐体内に収容された昇降圧コンバータとインバータ、及び前記筐体内に収容され前記昇降圧コンバータと前記インバータとを冷却する冷却媒体を流す流路を含む電力変換装置と
    を有し、
    前記インバータは、前記発電機と前記蓄電装置とを接続し、
    前記昇降圧コンバータは、直列接続された2つのスイッチング素子と、前記2つのスイッチング素子の相互接続点と前記蓄電装置とを接続するインダクタンス回路とを有し、前記インダクタンス回路は相互に並列に接続された複数のリアクトル含み、前記スイッチング素子のスイッチング動作によって、前記リアクトルに誘導起電力を発生させることにより、前記蓄電装置の電圧を昇圧して前記作業用電動機に供給する掘削機。
  10. さらに、前記筐体内に配置され、前記流路を流れる冷却媒体によって冷却される冷却板を有し、
    前記複数のリアクトルは、それぞれ前記冷却板に搭載されている請求項9に記載の掘削機。
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