JP6858444B2 - 作業機械及び電力変換装置 - Google Patents
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Description
作動部と、
前記作動部を駆動する電動アクチュエータと、
電源から電流が供給され、前記電動アクチュエータに電力を供給する電気駆動部と、
前記電気駆動部の動作に起因する電磁ノイズを低減させるノイズ低減回路と
を有し、
前記電気駆動部は、入力側の電圧を変換して出力側に出力する駆動用チョッパ回路を含み、前記駆動用チョッパ回路のスイッチングに応じて、前記電源から供給される電流にリップルが生じ、
前記ノイズ低減回路は、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数域の電磁ノイズを低減させ、
前記ノイズ低減回路は、前記駆動用チョッパ回路に対して、入力側及び出力側共に並列に接続され、前記電気駆動部に入力される電流に補償電流を重畳させることにより前記電源から出力される電流のリップルを低減させる補償用チョッパ回路を含む作業機械が提供される。
駆動用チョッパ回路と、
入力側及び出力側の双方において前記駆動用チョッパ回路に並列に接続された補償用チョッパ回路と、
前記駆動用チョッパ回路及び前記補償用チョッパ回路のスイッチングを制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記駆動用チョッパ回路のスイッチングによって入力側の電流に生じるリップルを低減させるように、前記補償用チョッパ回路を、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数より高いスイッチング周波数でスイッチングする電力変換装置が提供される。
I=I1+I2+Ir
と表すことができる。
駆動用チョッパ回路61の各々は、正側入力端子TIP、負側入力端子TIN、正側出力端子TOP、及び負側出力端子TONを有する。正側入力端子TIP及び負側入力端子TINが蓄電装置45に接続される。正側出力端子TOP及び負側出力端子TONが、それぞれ直流母線47の正側母線47P及び負側母線47Nに接続される。負側入力端子TIN及び負側出力端子TONは共に接地されている。
直流母線47にほとんど電圧が発生していない初期状態で、制御装置50は駆動用チョッパ回路61のリレーRL2をオンにする。これにより、蓄電装置45から充電抵抗R、リアクトルL、及び上側フリーホイールダイオードDPを通して直流母線47に電流が流れる。直流母線47に発生している電圧が蓄電装置45の電圧にほぼ等しくなると、制御装置50はリレーRL1をオンにし、リレーRL2をオフにする。充電抵抗Rは突入電流を抑制する機能を持つ。
まず、昇圧動作について説明する。昇圧動作時には、制御装置50が下側スイッチング素子SNにパルス幅変調信号を入力することにより、下側スイッチング素子SNを周期的にオンオフさせる。下側スイッチング素子SNをオフに切り替えたときに、正側入力端子TIPの電圧がリアクトルLに発生する誘導起電力に相当する電圧分だけ昇圧され、蓄電装置45から上側フリーホイールダイオードDPを介して正側出力端子TOPに電力が供給される。
本実施例では、補償用チョッパ回路65が、駆動用チョッパ回路61に入力される合計電流I1+I2に発生するリップルを打ち消す方向の補償電流Irを流すため、蓄電装置45の放電電流Iのリップルを低減させることができる。これにより、リップルに起因する電磁ノイズの発生を抑制することができる。なお、放電電流Iに補償用チョッパ回路65のスイッチング周波数域の小さなリップルが発生する場合があるため、特定の周波数域では電磁ノイズが増加することもあり得るが、放電電流Iのリップルが合計電流I1+I2のリップルより小さくなっているため、駆動用チョッパ回路61のスイッチング周波数域を含む周波数域においては、電磁ノイズが低減される。
図8は、2つの駆動用チョッパ回路及び補償用チョッパ回路の昇圧動作時においてデューティ比が75%でスイッチングを行うときのタイミングチャート、駆動用チョッパ回路の入力電流I1、I2の波形、及び補償電流Irの波形の他の例を示すグラフである。
11 電気駆動部
12 電動アクチュエータ
13 作動部
14 ノイズ低減回路
15 電磁ノイズ
21 柱
22 桁
24 車輪
25 レール
27 トロリー
31 巻上げモータ
32 横行用モータ
33 走行用モータ
35 巻き上げ機
36 吊り下げ具
37、38、39 インバータ
40 交流電源
40E エンジン
40G 発電機
42 AC−DC変換装置
42A 三相全波整流器
42B 電力変換装置
45 蓄電装置
46 電力変換装置
47 直流母線
47P 正側母線
47N 負側母線
48 平滑コンデンサ
50 制御装置
61 駆動用チョッパ回路
65 補償用チョッパ回路
100 下部走行体
101 上部旋回体
110 アタッチメント
112 ブーム
113 アーム
114 バケット
115 ブームシリンダ
116 アームシリンダ
117 バケットシリンダ
120 エンジン
121 トルクコンバータ
122 電動発電機
123 油圧ポンプ
124 油圧負荷
130 電力変換装置
131 直流母線
132 平滑コンデンサ
135 蓄電装置
136 電力変換装置
140 旋回モータ
141 インバータ
TIP 正側入力端子
TIN 負側入力端子
TOP 正側出力端子
TON 負側出力端子
RC リレー回路
L リアクトル
SP 上側スイッチング素子
SN 下側スイッチング素子
DP 上側フリーホイールダイオード
DN 下側フリーホイールダイオード
RL1、RL2 リレー
R 充電抵抗
Claims (8)
- 作動部と、
前記作動部を駆動する電動アクチュエータと、
電源から電流が供給され、前記電動アクチュエータに電力を供給する電気駆動部と、
前記電気駆動部の動作に起因する電磁ノイズを低減させるノイズ低減回路と
を有し、
前記電気駆動部は、入力側の電圧を変換して出力側に出力する駆動用チョッパ回路を含み、前記駆動用チョッパ回路のスイッチングに応じて、前記電源から供給される電流にリップルが生じ、
前記ノイズ低減回路は、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数域の電磁ノイズを低減させ、
前記ノイズ低減回路は、前記駆動用チョッパ回路に対して、入力側及び出力側共に並列に接続され、前記電気駆動部に入力される電流に補償電流を重畳させることにより前記電源から出力される電流のリップルを低減させる補償用チョッパ回路を含む作業機械。 - 前記ノイズ低減回路は、前記電源から前記電気駆動部への入力電流のリップルの変動を打ち消すように前記補償電流を流す請求項1に記載の作業機械。
- 前記補償用チョッパ回路に用いられているリアクトルの定格容量は、前記駆動用チョッパ回路に用いられているリアクトルの定格容量より小さい請求項1または2に記載の作業機械。
- さらに、前記駆動用チョッパ回路及び前記補償用チョッパ回路のスイッチングの制御を行う制御装置を有し、
前記制御装置は、前記電源から出力される電流のリップルが低減するように、前記駆動用チョッパ回路のスイッチングと同期させて前記補償用チョッパ回路のスイッチングを行う請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機械。 - 前記制御装置は、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数よりも高いスイッチング周波数で前記補償用チョッパ回路のスイッチングを行う請求項4に記載の作業機械。
- 前記制御装置は、前記電気駆動部への入力電流の変動に応じて、前記補償用チョッパ回路のスイッチングのデューティ比を変化させることにより、前記電源から出力される電流のリップルを低減させる請求項5に記載の作業機械。
- 前記電気駆動部は、入力側及び出力側共に並列接続された複数の前記駆動用チョッパ回路を含み、
前記制御装置は、前記補償用チョッパ回路のスイッチング周波数を、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数に、前記駆動用チョッパ回路の個数を乗じた値、またはその値の整数倍とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の作業機械。 - 駆動用チョッパ回路と、
入力側及び出力側の双方において前記駆動用チョッパ回路に並列に接続された補償用チョッパ回路と、
前記駆動用チョッパ回路及び前記補償用チョッパ回路のスイッチングを制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、前記駆動用チョッパ回路のスイッチングによって入力側の電流に生じるリップルを低減させるように、前記補償用チョッパ回路を、前記駆動用チョッパ回路のスイッチング周波数より高いスイッチング周波数でスイッチングする電力変換装置。
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