JP2015065732A - 電力変換装置の制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置において発生するビート現象を抑制するため、蓄電手段の充放電を制御するDC−DC変換装置によるダンピング制御回路を提供する。【解決手段】直流電車線1からの直流電力をフィルタリアクトル3およびフィルタコンデンサ4を介して三相交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ装置5と、インバータ装置の直流入力側に並列に接続してこのインバータ装置の直流入力側電圧と異なる電圧レベルに変換するDC−DC変換装置8と、DC−DC変換装置からの出力を平滑リアクトルを介して蓄電する蓄電手段9とを備え、フィルタリアクトルおよびフィルタコンデンサから成る入力フィルタによりインバータ装置の直流入力側に重畳する電気振動成分をフィルタコンデンサの電圧等から検出し、この検出した電気振動成分により蓄電手段に対する充放電制御指令を補正してDC−DC変換装置を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置のダンピング制御に関するもので、特に電力変換装置において発生するビート現象を抑制する蓄電手段を備えた制御回路に関する。
一般に直流き電における鉄道車両の主変換装置は、パルス幅変調方式(PWM:Pulse Width Modulation)により、直流電車線の直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電圧に変換し、交流電動機を可変速駆動することで車両を駆動している。
また、近年は鉄道車両の直流ステージに蓄電装置を接続することで、架線からの受電ができなくなったときに蓄電装置から電力を供給する緊急走行や、蓄電装置を用いて非電化区間を走行する架線レス運転など、大容量の蓄電装置を応用した車両制御の開発が行われている。
このような鉄道車両における電力変換装置の入力回路には、直流電車線から流入する突入電流の抑制、および、電力変換装置のスイッチング動作から発生する高調波を直流電車線に戻さないこと、を目的として、入力LCフィルタが接続されている。
ところが、この入力LCフィルタは共振特性を持つことから、直流入力電圧の電気振動により電力変換装置の制御が不安定となることや、軌道に流す帰線電流に高調波が重畳して信号機器を誤動作させるなどの問題がある。この共振特性に起因する電気振動を抑制するために、従来技術では、インバータ装置やブレーキチョッパによる電気振動の抑制制御を行っている。
特許文献1には、フィルタコンデンサ電圧を検出して、共振周波数近傍の交流成分を打ち消すようにインバータ装置を制御することで、直流入力回路の電気振動を抑制する技術が開示されている。
特許文献2には、ブレーキチョッパによるダンピング制御技術が記載されており、フィルタコンデンサ電圧もしくは架線電流、フィルタリアクトルの両端電圧のいずれかを検出して、ブレーキ抵抗器に共振電力を消費させるようにブレーキチョッパを動作させることで、直流入力回路の電気振動を抑制する技術が開示されている。
特許文献3には、直流電車線からの電力給電ができなくなった場合に、鉄道車両を自力走行させる技術が開示されている。
特許文献4には、回生時に交流電動機より発生する電力を蓄電装置で充電すると共に、力行時に電動機の駆動電力の一部を蓄電装置より供給する技術が開示されている。
特開2002−238298号公報 特開2003−70160号公報 特開2012−39867号公報 特開2009−89503号公報
図8に、従来技術として、蓄電装置を搭載した鉄道車両の制御方法の一例を示す。同図において、1は直流電車線、2は集電装置、3はフィルタリアクトル、4はフィルタコンデンサ、5はインバータ装置、6は交流電動機、7は接触器、8はDC−DC変換装置、9は蓄電装置、10aと10bはスイッチング素子、11は平滑リアクトル、12は平滑コンデンサ、13は速度検出器、14と17は電流検出器、15と18は電圧検出器、19は車輪、20は軌道、21はブレーキ抵抗器、22はブレーキチョッパである。
また、同図において、インバータ装置5に対して、100はインバータ制御回路であり、その内部に、101は座標変換部、102は電圧制御部、103はPWM制御部、104はハイパスフィルタ、105はダンピング制御部、106と107は加算器、以上の構成要素を有し、DC−DC変換装置8に対して、200はDC−DC変換制御回路であり、その内部に、201は電圧制御部、202はPWM制御部、から成る構成要素を有し、ブレーキチョッパ22に対して、300はブレーキチョッパ制御回路であり、その内部に、301はハイパスフィルタ、302はチョッパ制御部、から成る構成要素を有している。このDC−DC変換制御回路200の制御に基づいて、DC−DC変換装置8は入力電力を電圧の異なる直流電力に変換する。
このインバータ装置5は、IGBTに代表される電力変換用のスイッチング素子を組み合わせて構成されており、例えばスイッチング素子とダイオードを逆並列に接続したものを1つのモジュールとして、このモジュールを三相上下アームにブリッジ状に接続することで構成される。同様に、DC−DC変換装置8とブレーキチョッパ22も、電力変換用のスイッチング素子にて構成される。
また、蓄電装置9は、図2に示す電気二重層キャパシタや、図3に示す二次電池などに代表される大容量の蓄電デバイスで構成される。なお、図1では蓄電装置9と並列に平滑コンデンサ12を接続しているが、これは平滑リアクトル11の電流リップルを抑えるためのものであり、接続しなくても蓄電装置9への充放電動作およびダンピング制御動作に問題はない。
直流き電の鉄道車両は、直流電車線1の直流電力を集電装置2で受電して、フィルタリアクトル3とフィルタコンデンサ4を介してインバータ装置5に給電されるとともに、車輪19を介して軌道20に戻される。インバータ装置5に給電された直流電力は三相交流電力に変換され、該変換された三相交流電力が交流電動機6に供給されることでトルクを発生させ、車両を加減速させる。
ここで、交流電動機6に所望のトルクを発生させるためには、回転速度に応じた三相交流電圧を印加する必要があり、そのための三相交流電力をインバータ装置5より供給する。
上述のような交流電動機6の可変速駆動は、インバータ制御回路100により制御される。インバータ制御回路100では、まず電流検出器14にて交流電動機6に流れる三相交流電流Iu、Iv、Iwを検出して座標変換部101に入力し、回転座標系のd軸電流Idとq軸電流Iqに変換するとともに、速度検出器13にて交流電動機6のロータ周波数Frを検出する。
その後、電圧制御部102にて、d軸電流指令値Idとq軸電流指令値Iq、d軸電流Id、q軸電流Iq、ロータ周波数Frから、交流電動機6に所望のトルクを発生させるために必要な三相交流電圧指令Vu、Vv、Vwを演算する。
最後に、PWM制御部103にて、電圧検出器15より検出したフィルタコンデンサ電圧Ecfと三相交流電圧指令Vu、Vv、Vwから、スイッチング指令Su、Sv、Swを演算する。このスイッチング指令に応じた三相交流電圧を、インバータ装置5より出力することで、交流電動機6を制御する。
また、インバータ装置5の保護機能が働いた場合や、運行終了後に車庫で電源を落とす場合は、床下作業者の安全確保と装置保安のため、接触器7を開放して外部給電を止め、ブレーキチョッパ22をオン状態とすることで、フィルタコンデンサ4に蓄えられた電荷をブレーキ抵抗器21に放電する。ブレーキチョッパ22への動作指令は、ブレーキチョッパ制御回路300の放電指令Goffに応じてチョッパ制御部302で制御される。
続いて、蓄電装置9を用いた制御には、鉄道車両を回生制動させるときに発生する回生電力および蓄電装置の充電量が低下した場合における直流電車線1の直流入力電力などを蓄電する充電制御と、鉄道車両を力行動作させるときにおける電力補助のための放電および直流電車線1からの電力供給ができない場合における自力走行用電力などを放出する放電制御がある。
上述した制御は、DC−DC変換制御回路200により蓄電装置9の充放電電流を制御することで実現される。具体的には、電流検出器17にて検出され、DC−DC変換装置8と蓄電装置9との間に直列に接続された平滑リアクトル11に流れる充放電電流Icと、電圧検出器18にて検出された蓄電電圧Ec、充放電電流指令Icを電圧制御部201に入力し、該充放電電流を一定にするための蓄電電圧指令Vcを演算する。
その後、PWM制御部202にて、電圧検出器15にて検出したフィルタコンデンサ電圧Ecfと前述の蓄電電圧指令Vcからスイッチング指令Scを演算し、該スイッチング指令Scを基にDC−DC変換装置8のスイッチング素子10aと10bをオンオフ制御することで、蓄電装置9の充放電電流Icを制御する。
その一方で、インバータ装置5の直流側の回路に直列に接続されたフィルタリアクトル3と並列に接続されたフィルタコンデンサ4からなる入力LCフィルタは共振特性を有するため、インバータ装置5に直流電力を供給すると、該入力LCフィルタに電気振動が発生する。従来技術では、該電気振動をインバータ装置5ないしブレーキチョッパ22にてダンピング制御している。
インバータ装置5によるダンピング制御は、フィルタコンデンサEcfの交流成分をハイパスフィルタ104で検出して、該電圧の交流成分ΔEcfからダンピング制御部105によりq軸電流補正量dIqおよび周波数補正量dFrを演算し、加算器106および107にて各々の補正対象に加算することで、入力LCフィルタの電気振動を抑制する。
また、ブレーキチョッパ22によるダンピング制御は、ブレーキチョッパ制御回路300にて制御され、電圧検出器15にて検出したフィルタコンデンサ電圧Ecfをハイパスフィルタ301に入力して該電圧の交流成分を検出し、該電圧の交流成分ΔEcfを受けたチョッパ制御部302からブレーキチョッパ22のスイッチング指令Sbを生成することで、ブレーキチョッパ22をスイッチング制御する。
ここで、ブレーキチョッパ22がオン状態のとき、フィルタコンデンサ4とブレーキ抵抗器21が架線電源に対して並列に接続された状態となり、該ブレーキ抵抗器21がダンピング抵抗として作用するため、フィルタリアクトル3およびフィルタコンデンサ4からなる入力LCフィルタの電気振動を抑制できる。
なお、入力LCフィルタの共振電力をブレーキ抵抗器21で消費させるため、ブレーキチョッパ22のスイッチング指令Sbとフィルタコンデンサ電圧Ecfの交流成分を同位相となるように制御する必要がある。
以上のように、従来技術では、インバータ装置5ないしブレーキチョッパ22で入力LCフィルタの電気振動を抑制するダンピング制御が採用されている。
図8に示す従来技術では、ブレーキチョッパ22を制御して、入力LCフィルタの共振エネルギーをダンピング抵抗(ブレーキ抵抗器21)で消費させることにより、共振周波数に対する電気振動を抑制している。しかしながら、入力LCフィルタの振動電流を抵抗器により消費させるため電力損失が大きく、また、抵抗器の発熱が大きくなることから装置全体が大型化するなどの課題がある。
また、インバータ装置によるダンピング制御は、入力LCフィルタの電気振動を三相交流側に出力することにより抑制しているので、交流電動機の駆動制御とこのダンピング制御との干渉を避けるためには、互いの制御応答を高くできないといった制限が課題となる。
上記目的を実現するために、本発明では、主に、直流電車線からの直流電力をフィルタリアクトルおよびフィルタコンデンサを介して三相交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ装置と、インバータ装置の直流入力側に並列に接続してこのインバータ装置の直流入力側電圧と異なる電圧レベルに変換するDC−DC変換装置と、DC−DC変換装置からの出力を平滑リアクトルを介して蓄電する蓄電手段とを備えた電力変換装置であって、フィルタリアクトルおよびフィルタコンデンサから成る入力フィルタによりインバータ装置の直流入力側に重畳する電気振動成分をフィルタコンデンサの電圧等から検出し、この検出した電気振動成分により蓄電手段に対する充放電制御指令を補正してDC−DC変換装置を制御することで電気振動成分を抑制することを特徴とする蓄電手段を備えた電力変換装置の制御回路を提供する。
以上説明したように、本発明における蓄電手段を備えた電力変換装置の制御回路では、蓄電手段の充放電を制御するDC−DC変換装置でダンピング制御をするため、電気的損失を抑制できると共に、装置全体の発熱を低減でき、装置の小型化が可能となる。
また、インバータ装置で車両の駆動制御を行い、DC−DC変換装置にてダンピング制御を行うことにより、駆動制御の応答性向上と直流入力側の電気振動の抑制との両立が可能となり、また、ダンピング制御のゲイン調整の簡略化が可能となる。
さらに、ダンピング制御の応答を高くできるので、入力側のフィルタリアクトルのインダクタンスおよびフィルタコンデンサの容量を小さくすることができ、この点からも装置の小型化が可能となる。
図1は、本発明における実施例1の構成図である。 図2は、蓄電装置9において電気二重層キャパシタを適用した構成例である。 図3は、蓄電装置9において二次電池を適用した構成例である。 図4は、本発明における実施例2の構成図である。 図5は、本発明における実施例3の構成図である。 図6は、本発明における実施例4の構成図である。 図7は、本発明における実施例5の構成図である。 図8は、従来技術の構成図である。 図9は、LC回路のゲイン特性に対する一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態として、実施例1〜5について図面を用いて順に説明する。
図1は、本発明の実施例1を適用した電力変換装置の制御回路の構成例を示す図である。同図において、前記従来技術である図8と同一の構成要素には同一記号を付し、同一の機能を有する部分については説明を省略する。
図1において、図8の従来技術のDC−DC変換制御回路200に対して新たに付加した構成は、203のハイパスフィルタ、204のダンピング制御部、205の加算器である。
本実施例1では、フィルタリアクトル3とフィルタコンデンサ4の共振特性による電気振動を、DC−DC変換装置8のダンピング制御により抑制している。
まず、電圧検出器15によりフィルタコンデンサ電圧Ecfを検出し、ハイパスフィルタ203で交流成分ΔEcfを抽出する。その後、ダンピング制御部204でこの電気振動を抑制するために必要な充放電電流補正量dIcを演算して、加算器205にて充放電電流指令Icに加算する。これにより、充放電電流指令IcはIc**として補正され、電圧制御部201への入力指令となる。
ここで、フィルタコンデンサ電圧の電気振動を抑制するために必要なDC−DC変換装置8の入力電流は、数式(1)により表すことができる。
Figure 2015065732
数式(1)において、ΔIdはDC−DC変換装置8の入力電流の交流成分、ΔEcfはフィルタコンデンサ電圧Ecfの交流成分、Cはフィルタコンデンサ4の静電容量、ω0は入力LC回路の共振角周波数、jは虚数単位である。
ここで、数式(1)は該交流成分ΔEcfを抑制するために必要な該入力電流ΔIdとの関係を示している。また、虚数単位jは、共振角周波数ω0において、該入力電圧ΔEcfに対して該入力電流ΔIdを進み位相で制御する必要があることを示している。
つづいて、該入力電流ΔIdとDC−DC変換装置8の出力電流ΔIcとの間には、数式(2)のような関係がある。
Figure 2015065732
数式(2)のγは、DC−DC変換装置8の通流率である。
ここで、数式(2)は、該出力電流ΔIcを制御するために必要な該入力電流ΔIdとの関係を示しており、これらは同位相で制御する必要がある。
数式(1)および数式(2)から、DC−DC変換装置8が蓄電装置9側に出力する電流は、電流指令の交流成分を充放電電流補正量dIcとして、数式(3)で表すことができる。
Figure 2015065732
数式(3)より、ハイパスフィルタ203のフィルタ特性およびダンピング制御部204のゲインは下記のように定まる。すなわち、ハイパスフィルタ203のフィルタ特性を進み位相とすること、および、ダンピング制御部204のゲインを数式(4)に示すようにすることで、入力LCフィルタの電気振動を抑制できることになる。
Figure 2015065732
ここで、Kdmpはダンピング制御部204のダンピングゲイン、Ghpfはハイパスフィルタ203における共振角周波数成分の減衰量に対する補正係数である。
上述のように、DC−DC変換装置8のダンピング制御で、蓄電装置9の充放電電流に入力LCフィルタの交流成分を重畳することにより、この入力LCフィルタの電気振動を減衰させる。
一方で、この電気振動を減衰させるためには、入力LCフィルタの共振エネルギーを平滑リアクトル11および平滑コンデンサ12からなる平滑LCフィルタで吸収することができる。図9に、入力LCフィルタと平滑LCフィルタのゲイン特性の一例を示す。図9の(a)が入力LCフィルタのゲイン特性の一例、図9(b)が平滑LCフィルタのゲイン特性の一例である。
図9で示すように、入力LCフィルタの共振周波数を平滑LCフィルタの共振周波数よりも高くすることで、平滑LCフィルタの減衰特性により入力LCフィルタの共振周波数での電気振動を抑制できる。この入力LCフィルタの共振周波数をf1、平滑LCフィルタの共振周波数をf2とすると、両者は数式(5)に示す関係となれば良いことが分かる。
Figure 2015065732
以上、本発明により、従来技術のようにブレーキ抵抗器などによる電力損失を発生させることなく、入力LCフィルタの電気振動を抑制することが可能となる。また、DC−DC変換装置8でダンピング制御を行うため、交流電動機の駆動制御とこのダンピング制御との干渉を避けることができる。
なお、蓄電装置9は蓄電容量が十分に大きいデバイスにより構成されることから、充放電制御の応答を高める必要はなく、蓄電装置の充放電制御とダンピング制御との干渉を引き起こすことはない。
図4は、本発明の実施例2を適用した電力変換装置の制御回路の構成例を示す図である。同図において、実施例1の図1に示した構成と異なる内容について以下に説明をする。
図4において、インバータ制御回路100およびDC−DC変換制御回路200は、図1と同一であるので省略表記している。実施例2では、並列接続した蓄電装置9と平滑コンデンサ12との間に遮断器16を接続している点が、実施例1の図1に示した構成と異なる。
ここで、遮断器16が開放され蓄電装置9が接続されていない状態となっても、入力LCフィルタの電気振動は、DC−DC変換装置8のダンピング制御により抑制できる。この場合は蓄電装置9が接続されていないため、DC−DC変換制御回路200の充放電電流指令Icを零にすることで、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、蓄電装置9の平滑リアクトル11および平滑コンデンサ12からなる平滑LCフィルタにより、入力LCフィルタの電気振動が抑制されることになる。
そのため、蓄電装置9を充放電制御する必要がないとき、および、蓄電装置9が異常状態であるときに、遮断器16を開放状態にしたとしても、DC−DC変換装置8によるダンピング制御が可能となるという利点がある。
図5は、本発明の実施例3を適用した電力変換装置の制御回路の構成例を示す図である。同図において、実施例1の図1に示した構成と異なる内容について以下に説明をする。
図5において、23は電流検出器であり、この電流検出器23にて架線電流Isを検出して、その交流成分をダンピング制御に用いる点が、実施例1の図1に示した構成と異なる。
実施例3では、電流検出器23にて検出した架線電流Isをハイパスフィルタ203に入力して、架線電流の交流成分ΔIsを抽出する。ここで、架線電流の交流成分ΔIsを抑制するための条件として、該交流成分ΔIsとDC−DC変換装置8の入力電流Idとの関係を数式(6)に示す。
Figure 2015065732
また、数式(6)と数式(2)から、架線電流の交流成分ΔIsと充放電電流補正量dIcとの関係を数式(7)に示す。γは、DC−DC変換装置8の通流率である。
Figure 2015065732
以上により、架線電流の交流成分ΔIsと充放電電流操作量Idとの位相関係が同位相となるように、ハイパスフィルタ203の特性を定めることで、入力LCフィルタの電気振動を抑制できる。
このように実施例3により、架線電流Isからでも入力LCフィルタの電気振動を抑制することができる。
図6は、本発明の実施例4を適用した電力変換装置の制御回路の構成例を示す図である。同図において、実施例1の図1に示した構成と異なる内容について以下に説明をする。
図6において、24は電圧検出器であり、この電圧検出器24にてフィルタリアクトル3の両端電圧Esを検出して、その交流成分ΔEsをダンピング制御に用いる点が、実施例1の図1に示した構成と異なる。
ここで、直流電車線1の架線電圧が一定であると仮定した場合に、フィルタリアクトル3の両端電圧Esとフィルタコンデンサ4の電圧との和は架線電圧と等しく一定値となるので、交流成分に着目すると、大きさが同じで符号が反対となることが分かる。よって、数(4)に示すダンピング制御部204におけるダンピングゲインKdmpの符号を反転することにより、実施例1と同様の効果を得られる。
このように実施例4により、フィルタリアクトル3の両端電圧ΔEsからでも入力LCフィルタの電気振動を抑制することができる。
図7は、本発明の実施例5を適用した電力変換装置の制御回路の構成例を示す図である。同図において、実施例1の図1に示した構成と異なる点について以下に説明をする。
実施例5は、交流き電の場合であり、そのため図7では、鉄道車両の交流側主変換装置を示し、25はコンバータ装置、26は変圧器、27は交流電車線である。
交流き電における鉄道車両では、交流電車線27の交流電力を集電装置2で受電し、該交流電力の電圧レベルを変圧器26で変換する。その後、コンバータ装置25で変圧器26からの交流電力を直流電力に変換することで、インバータ装置5に該直流電力を給電し、鉄道車両を駆動させる。
交流き電の鉄道車両では、コンバータ装置25によるAC−DC変換により、交流電圧の2倍の周波数成分がフィルタコンデンサ電圧Ecfに重畳することになり、これがインバータ装置5の出力周波数と共振するビート現象を発生させる。このビート現象により、インバータ装置5の出力電流が過電流となり、トルク脈動により車体が振動するなどの現象が発生することが課題となる。
該ビート現象を抑制するために、DC−DC変換制御回路200のハイパスフィルタ203で交流電車線27の交流電圧の2倍の周波数成分を検出し、この検出した2倍の周波数成分を用いてダンピング制御を行うものである。
これにより、フィルタコンデンサ電圧Ecfに重畳する電圧リップルを減衰させることができ、それによるビート現象を抑制することができる。
なお、実施例5は、交流き電における鉄道車両に実施例1の構成を適用したものについて説明しているが、実施例2または実施例3のいずれかの構成を適用した場合においても、同様の効果を得ることができる。
また、実施例1〜5においては、鉄道車両の駆動方式としては、現行の主流に沿ってインバータ制御による交流電動機駆動としているが、それに限定されるものではなく、チョッパ制御、すなわちDC−DC電力変換装置による直流電動機駆動(例えば、電機子チョッパ制御、界磁チョッパ制御)に対しても適用できるものである。
1 直流電車線
2 集電装置
3 フィルタリアクトル
4 フィルタコンデンサ
5 インバータ装置
6 交流電動機
8 DC−DC変換装置
9 蓄電装置
10a、10b スイッチング素子
11 平滑リアクトル
12 平滑コンデンサ
13 速度検出器
14、17、23 電流検出器
15、18、24 電圧検出器
16 遮断器
19 車輪
20 軌道
21 ブレーキ抵抗器
22 ブレーキチョッパ
25 コンバータ装置
26 変圧器
27 交流電車線
100 インバータ制御回路
101 座標変換部
102 電圧制御部
103 PWM制御部
104、203、301 ハイパスフィルタ
105、204 ダンピング制御部
106、107、205 加算器
200 DC−DC変換制御回路
201 電圧制御部
202 PWM制御部
300 ブレーキチョッパ制御回路
302 チョッパ制御部

Claims (8)

  1. 直流入力電源を交流電力または第一の直流電力のいずれかに変換し、前記交流電力に変換する場合は交流負荷を駆動し、前記第一の直流電力に変換する場合は直流負荷を駆動する第一の電力変換手段と、
    前記直流入力電源と前記第一の電力変換手段との間に直列に接続された第一のリアクトルと、
    前記第一の電力変換手段の直流入力側に対して並列に接続された第一のコンデンサと、
    前記第一の電力変換手段の直流入力側に対して並列に接続され、当該第一の電力変換手段の直流入力側電力を電圧レベルの異なる第二の直流電力に変換する第二の電力変換手段と、
    前記第二の直流電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記第二の電力変換手段と前記蓄電手段との間に直列に接続された第二のリアクトルと、
    を備えた電力変換装置であって、
    前記第一のリアクトルおよび前記第一のコンデンサの共振特性による電気振動から前記第一の電力変換手段の直流入力側に重畳する電気振動成分を検出する電気振動成分検出手段を設け、
    前記蓄電手段に対する充放電制御指令および前記電気振動成分検出手段から検出した前記電気振動成分により前記第二の電力変換手段を制御することによって前記電気振動を抑制する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  2. 交流入力電源を第三の直流電力に変換する第三の電力変換手段と、
    前記第三の直流電力を交流電力または第一の直流電力のいずれかに変換し、前記交流電力に変換する場合は交流負荷を駆動し、前記第一の直流電力に変換する場合は直流負荷を駆動する第一の電力変換手段と、
    前記第一の電力変換手段の直流入力側に対して並列に接続された第一のコンデンサと、
    前記第一の電力変換手段の直流入力側に対して並列に接続され、当該第一の電力変換手段の直流入力側電力を電圧レベルの異なる第二の直流電力に変換する第二の電力変換手段と、
    前記第二の直流電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記第二の電力変換手段と前記蓄電手段との間に直列に接続された第二のリアクトルと、
    を備えた電力変換装置であって、
    前記第三の電力変換手段により発生する前記第一の電力変換手段の直流入力側の脈動成分を検出する脈動成分検出手段を設け、
    前記蓄電手段に対する充放電制御指令および前記脈動成分検出手段から検出した前記脈動成分により前記第二の電力変換手段を制御することによって前記脈動成分を抑制する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記蓄電手段に直列に接続した遮断器と、
    前記蓄電手段および前記遮断器の直列回路に対して並列に接続した第二のコンデンサと、
    を設け、
    前記遮断器を開放した場合に、ゼロ設定した前記充放電制御指令および前記電気振動成分検出手段から検出した前記電気振動成分または前記脈動成分検出手段から検出した前記脈動成分により前記第二の電力変換手段を制御することによって前記電気振動または前記脈動成分を抑制する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記第一のリアクトルと前記第一のコンデンサとで構成される入力LCフィルタの共振周波数を、
    前記第二のリアクトルと前記第二のコンデンサとで構成される平滑LCフィルタの共振周波数よりも高く設定する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記電気振動成分検出手段または前記脈動成分検出手段は前記第一のコンデンサの両端の電圧を検出する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記電気振動成分検出手段または前記脈動成分検出手段は前記第一の電力変換手段の直流入力側の通電電流を検出する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  7. 請求項1、3および4のいずれかに記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記電気振動成分検出手段は前記第一のリアクトルの両端の電圧を検出する
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の電力変換装置の制御回路において、
    前記蓄電手段は電気二重層キャパシタまたは二次電池により構成される
    ことを特徴とする電力変換装置の制御回路。
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