JP5164138B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5164138B2
JP5164138B2 JP2007176334A JP2007176334A JP5164138B2 JP 5164138 B2 JP5164138 B2 JP 5164138B2 JP 2007176334 A JP2007176334 A JP 2007176334A JP 2007176334 A JP2007176334 A JP 2007176334A JP 5164138 B2 JP5164138 B2 JP 5164138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
frequency
output voltage
filter means
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007176334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009017673A (ja
Inventor
裕樹 有馬
修 横井
隆典 古江
Original Assignee
東芝シュネデール・インバータ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝シュネデール・インバータ株式会社 filed Critical 東芝シュネデール・インバータ株式会社
Priority to JP2007176334A priority Critical patent/JP5164138B2/ja
Publication of JP2009017673A publication Critical patent/JP2009017673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5164138B2 publication Critical patent/JP5164138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

本発明は、三相の交流電源と直流母線との間に接続される整流回路と、直流母線と三相の交流電動機との間に接続されるインバータとを備え、交流電動機を駆動制御する電動機制御装置に関する。
交流電動機を駆動する汎用の電圧形インバータの直流母線間には、整流電圧を平滑するためのコンデンサが接続されている。小型化等を目的としてコンデンサの容量を低減すると、整流電圧の平滑が不十分となる。三相交流電源が接続されている場合、電源周波数の6倍に相当する周波数の電圧リプルが増大する。これに対しては、直流母線間の直流電圧を検出し、その直流電圧の変動に応じてインバータに対する出力電圧指令を補正するなどの制御すなわち出力電圧指令補正制御が必要となる。本願発明者らは、直流母線間に接続されたコンデンサを小容量とした場合において、出力電圧指令補正制御と安定化制御とを干渉し合うことなく良好に実行できる電動機制御装置を特願2005−378808として先行出願している。
ところで、直流架線電気車の駆動システムにおいても、電圧形インバータにより誘導電動機を駆動する構成が採用されている。この場合、インバータの直流側には誘導障害対策用のLCフィルタが設けられており、そのLCフィルタがインバータ、誘導電動機などと共振して不安定現象が発生することが知られている。これに対しては、非特許文献1、2、3に示すように、フィルタ回路の電圧を検出して位相進み補償を行うダンピング制御が用いられている。
近藤、他3名、「鉄道車両駆動用誘導電動機速度センサレス制御系の制御特性解析」、電気学会 交通・電気鉄道リニアドライブ合同研究会 TER−01−28/L D−01−62、平成13年 沼崎、他2名、「電気車用VVVFインバータ安定化制御の検討」、平成元年電気学会全国大会No.896、pp.7−196〜197 木村、他1名、「誘導電動機駆動電気車制御系の安定化に関する考察」、電気学会論文誌D、平成2年3月、第110巻、第3号、pp.291〜299
本願発明者らは、上記汎用の電圧形インバータにおいて直流母線間のコンデンサの容量を低減して運転したところ、直流部側の電源インピーダンスまたは電源からインバータまでの配線の条件によっては直流母線間の電圧が振動し易くなり不安定になるという試験結果を得た。この直流電圧の振動が過大になると連続運転が不可能となるため、安定化制御が必要となる。また、コンデンサの低容量化に伴い、電動機の出力トルクに現れるリプル分を低減するため上記出力電圧指令補正制御を実行すると、上記直流部側のインピーダンス条件によっては直流母線間の電圧が振動し易くなり不安定になることも判明した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、直流母線間に接続されたコンデンサを小容量とした場合において、出力電圧指令補正制御を安定に実行できる電動機制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の電動機制御装置は、
三相の交流電源と直流母線との間に接続される整流回路と、前記直流母線と三相の交流電動機との間に接続されるインバータとを備え、前記交流電動機を駆動制御する電動機制御装置において、
前記直流母線間の電圧を検出する電圧検出手段と、
この電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記交流電源の電源周波数の6倍の周波数の電圧成分を通過させる帯域通過型の第1のフィルタ手段と、
前記電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記交流電源および直流母線に係る定数から定まる共振周波数の電圧成分および前記電源周波数の6倍の周波数の電圧成分をともに遮断し低域周波数の電圧成分を通過させる第2のフィルタ手段と、
前記第1のフィルタ手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を入力し、その入力電圧に基づいて前記インバータに対する出力電圧指令を補正する出力電圧指令補正手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、検出された直流母線間の電圧のうち、第1のフィルタ手段を通して得られる電源周波数の6倍の周波数の電圧成分と第2のフィルタ手段を通して得られる平均電圧成分との加算電圧に対して変調率あるいはパルス幅を調整する出力電圧指令補正制御を行うので、直流母線間に現れる電源周波数の6倍の周波数を持つ出力電圧リプルひいてはトルクリプルを低減することができる。
この場合、第1のフィルタ手段は電源周波数の6倍の周波数(および遮断特性に応じてその近傍の周波数)だけを通過させる帯域通過型フィルタであり、第2のフィルタ手段は、交流電源および直流母線に係る定数から定まる直流電圧の共振周波数の電圧成分を遮断する低域通過型フィルタであるので、交流電源のインピーダンスが極端に大きいなどの事情により電源周波数の6倍の周波数と共振周波数とが一致または近接する場合を除き、直流電源回路の共振を抑制し、系の安定化を図りながらトルクリプルを低減することができる。
請求項3記載の電動機制御装置においては、
前記電圧検出手段により検出された電圧の所定時間当たりの変化電圧を検出する変化電圧検出手段と、
この変化電圧検出手段により検出された所定時間当たりの変化電圧のうち、前記共振周波数を含む高域周波数の電圧成分を通過させる第3のフィルタ手段と、
この第3のフィルタ手段の出力電圧に応じた補正値を周波数指令あるいは出力周波数に加算する周波数補正手段と、
前記電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記共振周波数の電圧成分を遮断し低域周波数の電圧成分を通過させる第4のフィルタ手段と、
前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域外にある場合には、前記周波数補正手段を無効化するとともに、前記第1のフィルタ手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力し、前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域内にある場合には、前記周波数補正手段を有効化するとともに、前記第4のフィルタ手段の出力電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力する切替手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、共振周波数が第1のフィルタ手段の通過帯域外にある場合には、検出した直流電圧のうち電源周波数の6倍の周波数の電圧成分と平均電圧成分との加算電圧を用いて出力電圧指令補正制御を行い、系の安定化を図りながらトルクリプルを低減する。これに対し、共振周波数が第1のフィルタ手段の通過帯域内にある場合には、直流電圧の共振抑制制御を実行しながら出力電圧指令補正制御を行う。
後者の場合、共振周波数を含む高域周波数の電圧成分に応じた補正値を周波数指令に加算するので、発振等により直流電圧が上昇するとインバータ出力が増えて直流電圧の上昇を抑え、直流電圧が下降するとインバータ出力が減って直流電圧の下降を抑える。また、直流電圧変動によるトルクリプルを低減するための出力電圧指令補正制御は上記周波数補正制御とは相反する制御であるが、直流電圧のうち共振周波数を除く低域周波数の電圧成分に対して出力電圧指令補正制御を行うので、両制御の干渉を回避できる。
請求項4記載の交流電動機をベクトル制御するものにおいては、周波数補正手段に替えてトルク指令補正手段を設け、第3のフィルタ手段の出力電圧に応じた補正値をトルク指令またはトルク電流指令に加算してもよい。
本発明の電動機制御装置によれば、直流母線間に接続されたコンデンサを小容量としても制御系を安定に保つことができ、しかも出力電圧に重畳するリプル分によるトルクリプルを低減できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図4を参照しながら説明する。
図1は、誘導電動機を駆動するV/f制御装置のブロック構成図である。このV/f制御装置1(電動機制御装置に相当)の主回路は、三相の交流電源2を入力とするコンバータ3、このコンバータ3と電圧形インバータ4とを繋ぐ直流母線5、6、この直流母線5、6間に接続された小容量のコンデンサ7、直流母線5、6間の直流電圧vdcを検出する電圧検出器8、インバータ4と三相の誘導電動機9(交流電動機に相当)との間に設けられた電流検出器10、11などから構成されている。コンデンサ7は、例えば数十[μF]程度の静電容量Cを持つフィルムコンデンサである。交流電源2から直流母線5、6間のコンデンサ7に至る部分により直流電源回路が構成されている。
交流電源2は電源トランスを含んでおり、交流電源2からコンバータ3に至る配線2R、2S、2Tには、その配線長、配線太さなどに応じたインピーダンスZが存在している。コンバータ3(整流回路に相当)は、三相ブリッジ接続されたダイオードから構成されており、インバータ4は三相ブリッジ接続されたスイッチング素子例えばIGBTから構成されている。また、電圧検出器8(電圧検出手段に相当)は例えば分圧抵抗と増幅器から構成されており、電流検出器10、11は例えばホールCTから構成されている。
誘導電動機9をV/f一定制御する電動機制御部12は、アンチエイリアシングフィルタを備えたA/Dコンバータ13、14、V/f制御部15、第1の直流電圧処理部16、第2の直流電圧処理部17、切替部18(切替手段)、周波数指令補正部19および出力電圧指令補正部20から構成されている。電動機制御部12は、高速演算可能なマイクロプロセッサを主体に構成されており、メモリに記憶された制御プログラムに従って処理を実行する。
出力電圧指令補正部20は、電圧指令値vu、vv、vwに対して出力電圧指令補正を行うもので、直流電圧vdcが変動しても出力電圧が変動しないようにPWM変調率あるいはパルス幅を調整する。例えばU相について補償式は以下の(1)式のようになる。ここで、vdcnは定格入力電圧時の直流電圧値であり、vu′は補正前の電圧指令値である。つまり、出力電圧指令補正制御は、定格値vdcnを基準として電圧値vcompが下がると電圧指令を上昇させ、電圧値vcompが上がると電圧指令を低下させる。
Figure 0005164138
直流母線5、6間に接続された主回路コンデンサ7の静電容量Cを小さくすると、電源トランス等を含む交流電源2のインピーダンス(以下、電源インピーダンスという)や配線2R、2S、2TのインピーダンスZ(以下、配線インピーダンスという)により系が不安定になる。本願発明者らは、先の出願(特願2005−378808)において、系が不安定となる条件を詳細に検討し以下の考察を得た。
(a)コンデンサ7の容量が小さいほど不安定になりやすい。
(b)電源および配線等の抵抗分が小さいほど不安定になりやすい。
(c)電源および配線のインダクタンス分が大きいほど不安定になりやすい。
(d)直流電圧が低いほど不安定になりやすい。
(e)電動機出力が大きいほど不安定になりやすい。
(f)電源および配線等の抵抗分について安定に運転できる上限値は、抵抗分での電圧降下が直流電圧の半分よりも小さいことが安定の必要条件である(三相入力の場合には通常満たしている)。
不安定状態における直流電源回路の共振周波数(以下、電源共振周波数と称す)は、交流電源2および直流母線5、6に係る定数、具体的には交流電源2のインピーダンス、配線インピーダンスZおよびコンデンサ7の容量値により定まる。交流電源2および配線2R、2S、2Tの総合的なインダクタンスが大きいほど電源共振周波数は低下する。
第1の直流電圧処理部16は、交流電源2の周波数(以下、電源周波数と称す)の6倍の周波数を持つ出力電圧リプルひいては誘導電動機9のトルクリプルを抑制することを最優先の目的としながら、交流電源2から直流電圧vdcを生成する直流電源回路の共振現象を抑制して安定化を図る場合に用いられる。
第1の直流電圧処理部16は、バンドパスフィルタ21(第1のフィルタ手段に相当)、ローパスフィルタ22(第2のフィルタ手段に相当)、むだ時間補償部23(むだ時間補償手段に相当)および加算器24から構成されている。バンドパスフィルタ21は、電圧検出器8により検出された電圧のうち電源周波数の6倍の周波数の電圧成分を通過させ、これとは異なる電源共振周波数の電圧成分を遮断する帯域通過型フィルタである。
このバンドパスフィルタ21を用いると、電源共振周波数の直流電圧変動に対しては出力電圧補正が作用しないので、直流電源回路の共振を助長させないという効果を得ることができる。ここでは、尖度Qを設定できるように(2)式で示す2次のバンドパスフィルタを用いる。
Figure 0005164138
図2は、中心周波数を300Hzとしたときに、Qの値を1.0、2.0、4.0と変化させたときのバンドパスフィルタ21のゲイン位相特性を示している。Qを大きくすると、通過域を電源周波数の6倍の周波数に絞った特性とすることができるが、僅かな周波数の差異により大きな位相差が生じるので、Qを大きくする場合には正確な中心周波数の設定が必要となる。
マイクロプロセッサは、以下のように離散化した式を用いてバンドパスフィルタ21の演算を実行する。すなわち、バンドパスフィルタ21の入力信号(=vdc)をX(s)、出力信号(=vbpf)をY(s)とすると、(2)式は伝達関数の形式で(3)式となり、これを変形して(4)式のようになる。
Figure 0005164138
ここで、Integ(s)を(5)式のように積分の式で定義すると、(4)式は(6)式のように表せる。
Figure 0005164138
出力の積分に相当する部分Integ(s)に関しては、1制御周期遅れの値を用いることとすると、次の(7)式、(8)式のように容易に離散化できる。ここで、Tsは制御周期である。図3は、2次のバンドパスフィルタ21を(7)式、(8)式で離散化したときのブロック図である。
Figure 0005164138
マイクロプロセッサの演算処理性能が十分に高くないと、上記(7)式、(8)式を用いてバンドパスフィルタ21の演算等を行う際に、制御周期Tsを直流電圧リプルの周期に対して十分に短く設定することができず、むだ時間による位相遅れが発生する。この位相遅れによるリプル低減性能の低下を防ぐため、バンドパスフィルタ21の後にむだ時間補償部23を設け、以下の(9)式、(10)式による電圧予測演算を行うことでむだ時間を補償する。
Figure 0005164138
ローパスフィルタ22は、電圧検出器8により検出された電圧のうち電源共振周波数帯の電圧成分および電源周波数の6倍の周波数の電圧成分をともに遮断し、これよりも低域の周波数成分を通過させる低域通過型フィルタである。ローパスフィルタ22の出力電圧vavgは、直流電圧vdcの平均電圧である。Tavgは一次遅れフィルタ22の時定数であり、遮断角周波数ωavgとの間にωavg=1/Tavgの関係がある。加算器24は、バンドパスフィルタ21の出力電圧とローパスフィルタ22の出力電圧とを加算し、その加算電圧vcompを切替部18を介して出力電圧指令補正部20に出力する。
第2の直流電圧処理部17は、直流電源回路の共振を抑制するため、直流電圧vdcの変化分を打ち消すように出力周波数および出力電圧を調整するために用いられる。すなわち、直流電圧vdcが上昇しているときにインバータ4から誘導電動機9への出力を増加させて直流電圧vdcの上昇を抑制し、反対に直流電圧vdcが下降しているときにインバータ4から誘導電動機9への出力を減少させて直流電圧vdcの下降を抑制する。このとき併せて、応答性を下げた状態すなわち平均的な直流電圧vdcにより出力電圧補正演算を行うことにより、直流電源回路の共振を抑制しつつ平均的な電動機出力電圧の誤差に対しては補正を行う。
第2の直流電圧処理部17は、ハイパスフィルタ25(変化電圧検出手段および第3のフィルタ手段に相当)およびローパスフィルタ26(第4のフィルタ手段に相当)から構成されている。ローパスフィルタ26は、電圧検出器8により検出された電圧のうち電源共振周波数の電圧成分を遮断し、これよりも低域の周波数成分を通過させる低域通過型フィルタであり、その出力電圧vfilvは(11)式により表される。Tvは一次遅れフィルタ26の時定数であり、遮断角周波数ωvとの間にωv=1/Tvの関係がある。この出力電圧vcompは、切替部18を介して出力電圧指令補正部20に出力される。
Figure 0005164138
ハイパスフィルタ25は、電圧検出器8により検出された電圧のうち電源共振周波数を含む高域周波数を通過させる高域通過型フィルタであり、一次遅れフィルタ25aと減算器25bとから擬似微分の形式に構成されている。
周波数指令補正部19(周波数補正手段に相当)は、ゲインKfの増幅器27、符号の乗算器28、加算器29および符号演算部30から構成されている。ハイパスフィルタ25から切替部18を介して入力される直流電圧vdcの擬似微分値と、直流電圧vdcの微分値から周波数指令ωrefまでのゲインKfとを乗じて周波数指令補正値ωrefdを得、それを周波数指令値ωrefに加算して補正後の新たな周波数指令値ωrefnewを得る。加算する際には周波数指令ωrefの符号を付す。
周波数指令補正値ωrefdの演算式は次の(12)式のように表せる。Tdは一次遅れフィルタ25aの時定数であり、遮断角周波数ωdとの間にωd=1/Tdの関係がある。なお、出力電圧は補正された出力周波数に比例させて出力させる構成とする。
Figure 0005164138
ここで注意すべき点は、出力電圧指令補正部20は、直流電圧vdcの変化に対して周波数指令補正部19とは反対に作用する点である。すなわち、周波数指令補正部19は、直流電圧vdcが減少しているとき、直流電圧vdcの微分値が負になるので、周波数指令ωrefを減らして出力を下げる方向に作用する。その結果、直流電圧vdcの減少が抑制される。
これに対し、出力電圧指令補正部20は、直流電圧vdcが降下したとき、変調率(またはパルス幅)を上げてインバータ4の出力電圧を一定に保つように動作するため、結果的に電気的出力を一定に保持するように作用する。従って、出力電圧指令補正部20では直流電圧vdcの降下を抑えることはできず、直流電圧vdcの振動を抑えられない。
このことから、出力電圧指令補正部20と周波数指令補正部19とを同時に動作させると、両者が干渉し合うことが考えられる。この干渉を避けるためには、共振周波数帯を除いた周波数領域で出力電圧指令補正を作用させ、共振周波数帯の周波数領域で周波数指令補正を作用させることが効果的であると考えられる。
この考えに基づいて、少なくとも共振周波数帯を遮断するローパスフィルタ26(遮断角周波数ωv=1/Tv)の出力を出力電圧指令補正に用いるとともに、少なくとも共振周波数帯を含む高域周波数を通過させる遮断周波数を持つ擬似微分ハイパスフィルタ25(遮断角周波数ωd=1/Td)の出力を周波数指令補正に用いる。すなわち、ωv≦ωd<共振角周波数なる関係が必要である。これにより、相互の干渉を避けられる。なお、詳細な解析は、特願2005−378808に記載した通りである。
切替部18は、第1の直流電圧処理部16の出力電圧と第2の直流電圧処理部17の出力電圧の何れか一方を選択する。電源共振周波数は、上述したように交流電源2のインピーダンス、配線インピーダンスZおよびコンデンサ7の容量値により定まる。下記条件でのシミュレーションによれば、通常の電源トランスを用いる限り、電源共振周波数は300Hz(電源周波数50Hzの6倍の周波数)よりも十分に高くなる。
・電源周波数:50Hz
・交流電源2を構成する電源トランスの容量:75kVA
・コンデンサ7の容量値:60μF
・誘導電動機9/インバータ4の容量:2極対 22kW(定格運転)
しかしながら、7%〜8%のパーセントインピーダンスを持つ電源トランスを用いると、定格負荷状態において電源共振周波数が300Hz近くまで低下する場合が認められた。また、発電機のインピーダンスは比較的高いので、ビルの受配電系統などにおいて交流電源2が商用電源から発電機に切り替えられると、電源共振周波数が300Hz付近あるいはそれよりも低下する場合が生じる。
バンドパスフィルタ21の通過帯域内に電源共振周波数が存在すると、出力電圧指令補正部20を介した制御により直流電源回路に共振が発生して系が不安定になる。そこで、切替部18は、電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域内にある場合には第2の直流電圧処理部17の出力電圧に切り替え、周波数指令補正部19を有効化するとともに、電源共振周波数が遮断されたローパスフィルタ26の出力電圧を出力電圧指令補正部20に出力して共振の発生を抑える。
一方、電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域外にある場合には第1の直流電圧処理部16の出力電圧に切り替え、周波数指令補正部19を無効化するとともに、バンドパスフィルタ21の出力電圧とローパスフィルタ22の出力電圧との加算電圧を出力電圧指令補正部20に出力して電源周波数の6倍の周波数を持つトルクリプルを低減する。
図4は、上述した条件の下でのシミュレーションによる誘導電動機9の発生トルクを周波数解析(FFT)した結果を示す。図4(a)は、第1の直流電圧処理部16を用いた場合であり、図4(b)は第2の直流電圧処理部17を用いた場合である。ローパスフィルタ22の遮断周波数は37.5Hzであり、制御周期Tsは166μsである。縦軸のトルク[%]は、定格トルクに対する各周波数成分の実効値の割合を示している。この結果によれば、第1の直流電圧処理部16を用いて出力電圧指令補正制御を行うことにより、電源周波数(50Hz)の6倍の周波数成分(300Hz)についてトルクリプルの低減効果を確認できた。
以上説明したように、本実施形態のV/f制御装置1では、主回路のコンデンサ7をフィルムコンデンサとし、従来のものに比べてその静電容量Cを格段に小さくした。これにより、装置の小型化、低コスト化、長寿命化を図ることができる。コンデンサ7を小容量にすると、直流母線5、6間の直流電圧vdcに電源周波数の6倍の周波数の電圧リプルが生じる。そこで、V/f制御部15から出力される電圧指令値vu、vv、vwに対し電圧補正を行う出力電圧指令補正部20を設けた。
この場合、検出した直流電圧のうち電源周波数の6倍の周波数成分を通過させるバンドパスフィルタ21と、電源共振周波数および電源周波数の6倍の周波数の電圧成分を遮断して平均電圧を通過させるローパスフィルタ22とを設け、これらのフィルタ21、22の出力電圧の加算電圧を切替部18を介して出力電圧指令補正部20に入力するように構成した。これにより、直流電圧リプルに起因してインバータ4の出力電圧に重畳する電圧リプルを抑制することができ、以って誘導電動機9のトルクリプルを大幅に低減することができる。通常のシステム構成では、電源共振周波数は電源周波数の6倍の周波数よりも十分に高いので、共振電圧成分はフィルタ21、22により遮断されて系が安定する。
また、バンドパスフィルタ21の後にむだ時間補償部23を設けたので、マイクロプロセッサの演算処理性能が低く制御周期Tsを大きくせざるを得ない場合でも、むだ時間による位相遅れを補償できる。本願発明者らのシミュレーションおよび実機検証によれば、制御周期Tsを166μs(6kHz)とした場合、むだ時間補償部23を設けることでトルクリプルの低減効果において大きな改善が見られた。
交流電源2のインピーダンスおよび配線インピーダンスZ中のインダクタンス分が大きくなると系が不安定になり、その共振周波数は低下する。そこで、まず、直流電圧のうち電源共振周波数の電圧成分を遮断して平均電圧を通過させるローパスフィルタ26を設け、電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域内または近傍にある場合には、ローパスフィルタ26の出力電圧を出力電圧指令補正部20に入力するように切り替え可能とした。これにより、出力電圧指令補正部20は、系を不安定化させることなく、平均的直流電圧変動に対してのみ上記電圧指令補正を行うことができる。
また、電源共振周波数帯での振動を積極的に抑えるため、検出した直流電圧vdcをハイパスフィルタ25に通すことにより擬似微分値を得て、その擬似微分値に応じた周波数指令補正値ωrefdを周波数指令値ωrefに加算する周波数指令補正部19を設けた。ハイパスフィルタ25には、少なくとも電源共振周波数帯を通過させる特性を持たせる。電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域内または近傍にある場合には、この周波数指令補正部19を有効化するように切り替え可能とした。その結果、直流電圧vdcが上昇するとインバータ出力が増えて直流電圧vdcの上昇を抑え、逆に直流電圧vdcが下降するとインバータ出力が減って直流電圧vdcの下降を抑える振動抑制作用が生じる。以上のような構成とすることで、共振周波数と電源周波数の6倍周波数が一致するような場合にも連続運転可能な状態とし、かつ上記電圧指令補正を安定に動作させることができる。
このように、直流電源回路に係るインピーダンスが比較的小さく、電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域外にある場合には、安定化を図りつつ主体的に電源周波数の6倍成分のトルクリプルを低減し、直流電源回路に係るインピーダンスが比較的大きく、系が不安定となり、その共振周波数が低下した場合には、直流回路の共振を抑制することを最優先とし、共振によるトルクリプルを助長しないようにする。これにより、直流電源回路に係るインピーダンス条件によらず安定な運転を確立できる。また、直流電源回路に係るインピーダンスが大きい場合でも、回路の抵抗分が大きく、系として不安定とはならない場合には、電源共振周波数がバンドパスフィルタ21の通過帯域よりも低く、且つローパスフィルタ26の通過帯域を電源共振周波数より低く設定すれば、第1の直流電圧処理部16を用いて電源周波数の6倍成分のトルクリプルも低減することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態であるセンサレスベクトル制御装置のブロック構成図である。この図5において図1と同一部分には同一符号を付しており、以下において異なる構成部分について説明する。なお、以下の説明では、一般に用いられているように励磁電流軸をd軸とし、トルク電流軸をq軸としている。
センサレスベクトル制御装置31(電動機制御装置に相当)において、誘導電動機9をベクトル制御する電動機制御部32は、A/Dコンバータ13、14、第1の直流電圧処理部16、第2の直流電圧処理部17、切替部18、出力電圧指令補正部20、座標変換部33、34、減算器35、速度制御部36、ベクトル制御部37およびトルク指令補正部38から構成されている。座標変換部33は、U相の検出電流iuとW相の検出電流iwを回転座標変換して励磁電流isdとトルク電流isqを得る。
速度制御部36は、回転速度指令値ωrefとフィードバックされた回転速度推定値ωestとの偏差をPI補償してトルク指令値Trefを生成する。ベクトル制御部37は、後述する補正後のトルク指令値Trefnewと電流isd、isqを入力し、回転速度を推定するとともに、ベクトル制御に係る演算を実行して電圧指令値vsdref、vsqrefを生成する。座標変換部34は、電圧指令vsdref、vsqrefを回転座標変換して電圧指令値vu、vv、vwを得る。
トルク指令補正部38(トルク指令補正手段に相当)は、切替部18を介して与えられる直流電圧vdcの擬似微分値と、直流電圧vdcの微分値からトルク指令TrefまでのゲインKdとを乗じてトルク補正値Trefdを得、それをトルク指令値Trefに加算して補正後の新たなトルク指令値Trefnewを生成する。
本実施形態においても、切替部18は、第1の実施形態と同様の切替基準に従い、第1の直流電圧処理部16の出力電圧と第2の直流電圧処理部17の出力電圧の何れか一方を選択する。第1の直流電圧処理部16に切り替えられた場合、誘導電動機9のトルクリプルを大幅に低減することができる。また、第2の直流電圧処理部17に切り替えられた場合、直流電圧vdcが上昇するとトルク指令値Trefnewが上昇するのでインバータ出力が増えて直流電圧vdcの上昇を抑え、逆に直流電圧vdcが下降するとトルク指令値Trefnewが下降するのでインバータ出力が減って直流電圧vdcの下降を抑える。その結果、コンデンサ7を小容量にしても系を安定化することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
適用システムの直流電源回路に係るインピーダンスが小さく、電源共振周波数が常にバンドパスフィルタ21の通過帯域外となる場合には、第2の直流電圧処理部17、切替部18、周波数指令補正部19およびトルク指令補正部38を省略することができる。
むだ時間補償部23は、マイクロプロセッサの演算処理性能、制御周期Ts、リプル低減効果などに応じて必要に応じて設ければよい。
ベクトル制御においては、トルク指令補正部38に替えてトルク電流指令補正部を設けてもよい。トルク電流指令補正部は、切替部18を介して与えられる直流電圧vdcの擬似微分値と、直流電圧vdcの擬似微分値からトルク電流指令isqrefまでのゲインKdとを乗じてトルク電流補正値isqrefdを得、それをトルク電流指令isqrefに加算して補正後の新たなトルク電流指令値isqrefnewを得る構成である。回転速度指令値ωrefが負の場合には、トルク電流が負のときに力行状態となるので、加算する際に回転速度指令値ωrefの符号を付して加算する。
擬似微分を実行するハイパスフィルタ25は、本発明における変化電圧検出手段と第1のフィルタ手段とに相当するが、これに替えて完全微分回路とハイパスフィルタ回路とを直列に組み合わせてもよい。
センサレスベクトル制御装置に限らず、実速度をフィードバックするセンサを有するベクトル制御装置にも適用可能である。
ベクトル制御装置においては、ハイパスフィルタ25(第3のフィルタ手段)の出力電圧に応じた補正値を周波数補正手段により出力周波数に加算する構成としてもよい。
交流電動機は、誘導電動機に限らず同期電動機や永久磁石モータなどであってもよい。
本発明の第1の実施形態を示すセンサレスベクトル制御装置のブロック構成図 バンドパスフィルタのボード線図 バンドパスフィルタを離散化したときのブロック図 (a)は第1の直流電圧処理部に切り替えられた場合、(b)は第2の直流電圧処理部に切り替えられた場合のシミュレーションによる電動機発生トルクの周波数解析結果を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
符号の説明
図面中、1はV/f制御装置(電動機制御装置)、2は交流電源、3はコンバータ(整流回路)、4はインバータ、5、6は直流母線、8は電圧検出器(電圧検出手段)、9は誘導電動機(交流電動機)、18は切替部(切替手段)、19は周波数指令補正部(周波数補正手段)、20は出力電圧指令補正部(出力電圧指令補正手段)、21はバンドパスフィルタ(第1のフィルタ手段)、22はローパスフィルタ(第2のフィルタ手段)、23はむだ時間補償部(むだ時間補償手段)、25はハイパスフィルタ(変化電圧検出手段、第3のフィルタ手段)、26はローパスフィルタ(第4のフィルタ手段)、31はセンサレスベクトル制御装置(電動機制御装置)、38はトルク指令補正部(トルク指令補正手段)である。

Claims (4)

  1. 三相の交流電源と直流母線との間に接続される整流回路と、前記直流母線と三相の交流電動機との間に接続されるインバータとを備え、前記交流電動機を駆動制御する電動機制御装置において、
    前記直流母線間の電圧を検出する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記交流電源の電源周波数の6倍の周波数の電圧成分を通過させる帯域通過型の第1のフィルタ手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記交流電源および直流母線に係る定数から定まる共振周波数の電圧成分および前記電源周波数の6倍の周波数の電圧成分をともに遮断し低域周波数の電圧成分を通過させる第2のフィルタ手段と、
    前記第1のフィルタ手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を入力し、その入力電圧に基づいて前記インバータに対する出力電圧指令を補正する出力電圧指令補正手段とを備えていることを特徴とする電動機制御装置。
  2. 前記第1のフィルタ手段の出力電圧を入力としてむだ時間を補償するむだ時間補償手段を備え、
    前記出力電圧指令補正手段は、前記むだ時間補償手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を入力することを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 前記電圧検出手段により検出された電圧の所定時間当たりの変化電圧を検出する変化電圧検出手段と、
    この変化電圧検出手段により検出された所定時間当たりの変化電圧のうち、前記共振周波数を含む高域周波数の電圧成分を通過させる第3のフィルタ手段と、
    この第3のフィルタ手段の出力電圧に応じた補正値を周波数指令あるいは出力周波数に加算する周波数補正手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記共振周波数の電圧成分を遮断し低域周波数の電圧成分を通過させる第4のフィルタ手段と、
    前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域外にある場合には、前記周波数補正手段を無効化するとともに、前記第1のフィルタ手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力し、前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域内にある場合には、前記周波数補正手段を有効化するとともに、前記第4のフィルタ手段の出力電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力する切替手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電動機制御装置。
  4. 前記交流電動機をベクトル制御するものであって、
    前記電圧検出手段により検出された電圧の所定時間当たりの変化電圧を検出する変化電圧検出手段と、
    この変化電圧検出手段により検出された所定時間当たりの変化電圧のうち、前記共振周波数を含む高域周波数の電圧成分を通過させる第3のフィルタ手段と、
    この第3のフィルタ手段の出力電圧に応じた補正値をトルク指令またはトルク電流指令に加算するトルク指令補正手段と、
    前記電圧検出手段により検出された電圧のうち、前記共振周波数の電圧成分を遮断し低域周波数の電圧成分を通過させる第4のフィルタ手段と、
    前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域外にある場合には、前記トルク指令補正手段を無効化するとともに、前記第1のフィルタ手段の出力電圧と前記第2のフィルタ手段の出力電圧との加算電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力し、前記共振周波数が前記第1のフィルタ手段の通過帯域内にある場合には、前記トルク指令補正手段を有効化するとともに、前記第4のフィルタ手段の出力電圧を前記出力電圧指令補正手段に入力する切替手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電動機制御装置。
JP2007176334A 2007-07-04 2007-07-04 電動機制御装置 Active JP5164138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007176334A JP5164138B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 電動機制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007176334A JP5164138B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 電動機制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009017673A JP2009017673A (ja) 2009-01-22
JP5164138B2 true JP5164138B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=40357895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007176334A Active JP5164138B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 電動機制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5164138B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8970154B2 (en) 2010-11-05 2015-03-03 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion apparatus
JP2013017375A (ja) * 2011-06-06 2013-01-24 Daikin Ind Ltd 安定性判定方法、安定性判定回路、電力変換装置
JP5591215B2 (ja) * 2011-12-07 2014-09-17 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP6003169B2 (ja) * 2012-04-12 2016-10-05 ダイキン工業株式会社 制御方法、制御装置
CN117277903A (zh) * 2020-07-14 2023-12-22 杭州先途电子有限公司 一种控制方法、控制装置及控制器
CN113315443B (zh) * 2021-05-14 2023-02-07 苏州汇川联合动力系统有限公司 三电系统谐振点辨识方法、电机控制器及存储介质
JP7515740B2 (ja) * 2021-10-20 2024-07-12 三菱電機株式会社 電力変換装置、電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3540665B2 (ja) * 1999-04-21 2004-07-07 財団法人鉄道総合技術研究所 交流電気車駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009017673A (ja) 2009-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4750553B2 (ja) 電動機制御装置
JP5504155B2 (ja) インバータ制御装置および電力変換装置
JP5664589B2 (ja) 電源回生コンバータおよび電力変換装置
JP5164138B2 (ja) 電動機制御装置
US10447191B2 (en) Power conversion device
EP3160031B1 (en) Power conversion control device
EP3109993B1 (en) Power conversion device control method
WO2011039794A1 (ja) 電力変換装置
GB2537020A (en) Railway vehicle drive system
JP6984399B2 (ja) 電力変換器制御装置
JP5412820B2 (ja) 交流電動機の制御装置及び制御方法
WO2012144000A1 (ja) 交流電動機の制御装置
JP6069151B2 (ja) 電力変換装置の制御回路
JP6384209B2 (ja) 交流電動機の制御装置
JP2019201444A (ja) インバータ制御装置およびインバータ制御方法
JP7476597B2 (ja) 電力変換システム
JP6627702B2 (ja) 電力変換器の制御装置
JP5325556B2 (ja) モータ制御装置
JP2007189896A (ja) 電気車制御装置
JP5597474B2 (ja) 車両用補助電源装置
JP5784163B2 (ja) 車両用補助電源装置
AU2013227984B2 (en) Inverter control device and power conversion device
EP3782278B1 (en) System and method for power conversion
JP4411848B2 (ja) 入力フィルタを考慮したpwmコンバータおよびその制御方法並びに高調波抑制装置
JP6729250B2 (ja) 電力変換器の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5164138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250