JP4964215B2 - 交流電気車の制御装置 - Google Patents

交流電気車の制御装置

Info

Publication number
JP4964215B2
JP4964215B2 JP2008285607A JP2008285607A JP4964215B2 JP 4964215 B2 JP4964215 B2 JP 4964215B2 JP 2008285607 A JP2008285607 A JP 2008285607A JP 2008285607 A JP2008285607 A JP 2008285607A JP 4964215 B2 JP4964215 B2 JP 4964215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
phase
input
voltage
arithmetic processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008285607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010115018A (ja
Inventor
武郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008285607A priority Critical patent/JP4964215B2/ja
Publication of JP2010115018A publication Critical patent/JP2010115018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4964215B2 publication Critical patent/JP4964215B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

この発明は、交流電気車の制御装置に関するものであり、特に、回生ブレーキ中に発生した架線の停電を速やかに検知し安全に装置を停止させる機能を有する交流電気車の制御装置に関するものである。
交流架線から供給される電力または回生電力の授受により走行する交流電気車において、何等かの原因で交流架線が停電した場合、保安上の観点から、交流架線の停電を速やかに検知し、安全に装置を停止させることが従来から行われている。ここで、電気車が回生ブレーキを動作させている最中に交流架線で停電が発生した場合、交流架線から電力の供給を受ける他の車両が存在しないとき、あるいは他に車両が存在しても電気車に供給される電力が電力的にバランスしていないときには、電気車に搭載される制御装置は、交流架線の電圧値の上昇や下降を捉えて停電を検知することが可能である。しかしながら、交流架線から電力の供給を受ける他の車両との関係により、電気車に供給される電力が電力的にバランスした場合には、交流架線の電圧の上昇や下降が発生せず停電を検知し難いことが知られている。
従来、例えば下記特許文献1に示される交流電気車の制御装置は、コンバータの出力周波数の変化を促す外乱をコンバータ入力電流基準に加え、周波数変化を比較部で検出することにより、電気車に供給される電力がバランス状態であっても、停電を検知できるように構成されている。
特開平10−248102号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される従来の交流電気車の制御装置は、外乱がコンバータ入力電流基準にのみ加えられているため、このコンバータ入力電流基準が制御系後段で加減される制御量(例えば架線電圧のフィルタ出力)と比較して小さいとき、または制御系の応答が遅いときには、コンバータ電圧基準に外乱成分が現れ難くなり、その結果、停電検知に至る周波数変化が発生し難いという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気車に供給される電力がバランス状態にあるときの交流架線の停電検知に関し、従来技術よりも迅速かつ確実な停電検知を行うことができる交流電気車の制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる交流電気車の制御装置は、交流架線より変圧器を介して入力された交流電圧を直流電圧に変換するPWMコンバータを有する交流電気車に適用され、前記PWMコンバータの動作を制御するコンバータ制御部を備えた交流電気車の制御装置において、前記コンバータ制御部は、所定の直流電圧基準と実際のコンバータ直流電圧とに基づき、前記コンバータ直流電圧が一定となるようなコンバータ入力電流基準を算出して出力する第1の演算処理部と、架線電圧フィルタ出力に基づき基本正弦波を算出して出力する第2の演算処理部と、前記コンバータ入力電流基準、コンバータ入力電流、および前記基本正弦波に基づき、コンバータ電圧基準の生成に必要な第1の補正量を算出して出力する第3の演算処理部と、コンバータ入力電流に基づき、前記コンバータ電圧基準の生成に必要な第2の補正量を算出して出力する第4の演算処理部と、前記架線電圧フィルタ出力、前記第1の補正量、および前記第2の補正量に基づき、前記コンバータ電圧基準を算出して出力する第5の演算処理部と、前記コンバータ電圧基準に基づきPWM信号を生成して前記PWMコンバータに出力する第6の演算処理部と、前記基本正弦波の位相をずらし前記第3の演算処理部に出力する第1の位相ずらし回路と、を備えるとともに、前記架線電圧フィルタ出力の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第2の位相ずらし回路、前記第2の補正量の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第3の位相ずらし回路、または前記コンバータ電圧基準の位相をずらし前記第6の演算処理部に出力する第4の位相ずらし回路、のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる交流電気車の制御装置によれば、基本正弦波の位相をずらす第1の位相ずらし回路を備えるとともに、複数の位相ずらし回路のうちの少なくとも一つを備えたコンバータ制御部を有し、コンバータ電圧基準に複数の外乱を加えるようにしたので、電気車に供給される電力がバランス状態で交流架線が停電した場合に、従来技術よりも迅速かつ確実な停電検知を行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる交流電気車の制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
(交流電気車制御装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるコンバータ制御部の構成を主体として示す機能ブロック図であり、上段部には交流電気車の駆動系を示し、下段部には交流電気車の制御系を成すコンバータ制御部100を示している。
(駆動系の構成)
交流電気車の駆動系は、交流架線1からの交流電力が入力されるパンダグラフ2、パンダグラフ2から供給される交流電力を入力とする変圧器3、変圧器3の交流電圧が印加され、印加された交流電圧を直流電圧に変換するPWMコンバータ4、PWMコンバータ4の直流電圧を平滑化するフィルタコンデンサ(以下「FC」という)5、およびFC5で平滑化された直流電圧によって駆動される負荷6を備えて構成される。なお、負荷6には、PWMコンバータ4から出力される直流電圧を交流電圧に変換するインバータ、インバータの交流電圧が印加される交流電動機、および交流電動機にて駆動される鉄道車両などが含まれる。
変圧器3の一次側の一端は、パンタグラフ2を介して交流架線1に接続され、他端は図示しない車輪を介して大地電位であるレールに接続されている。すなわち、図示されていない変電所から送電された電力は、交流架線1、パンタグラフ2、車輪およびレールを介して受電するように構成されている。
なお、交流電気車の制御装置は、電気車の力行時には、上記のような電力変換を行って電動機を駆動するが、ブレーキ時には電動機を発電機として作用させる。このとき、負荷6はコンバータ動作を行い、PWMコンバータ4はインバータ動作を行って交流電力回生ブレーキを作用させる。
ここで、地上設備などの事故で変電所の遮断器がオフとなった場合、架線1には、交流電力回生ブレーキを作用させている車両や力行中の車両が存在するため、電気車に供給される電力がバランスしてしまう可能性がある。実施の形態1にかかる交流電気車の制御装置は、このような場合においても、停電検出を迅速かつ確実に行い回生ブレーキ動作などを速やかに停止するために、停電検出の確実性や迅速性を向上させたコンバータ制御部100を有して構成されている。以下、コンバータ制御部100の構成を説明する。
(制御系の構成)
交流電気車の制御系を成すコンバータ制御部100は、第1〜第3の演算処理部32〜34、第4の演算処理部であるIs補正部19、第5の演算処理部35、第6の演算処理部であるPWMゲートパルス制御回路15、比較部23、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cを有して構成されている。
(第1の演算処理部)
第1の演算処理部32は、減算器11aおよび定電圧制御部12を備えており、減算器11aにより、内部で生成されるあるいは外部から入力される所定の直流電圧基準Vd*と実際のコンバータ直流電圧Vdとの差分である電圧偏差ΔVdが算出され、定電圧制御部12により、コンバータ直流電圧Vdが一定になるようなコンバータ入力電流基準Ispが算出される。なお、コンバータ直流電圧Vdには、FC5の両端電圧を検出した検出値を用いることができる。
(第2の演算処理部)
第2の演算処理部33は、フィルタ18、周波数演算部21、および基本正弦波生成部29を備えている。周波数演算部21は、フィルタ18を介して出力された架線電圧フィルタ出力VsOに基づいて架線周波数Fvsを算出する。基本正弦波生成部29は、架線周波数Fvsを入力信号として、基本正弦波SINを生成する。
(第3の演算処理部)
第3の演算処理部34は、乗算器16、減算器11b、およびゲイン部17を備えている。乗算器16は、定電圧制御部12から出力されたコンバータ入力電流基準Ispと、後述する第1の位相ずらし回路31aから出力された信号出力SINDLと、を入力信号として、これらの信号を乗じて、外乱が加えられたコンバータ入力電流基準Is*を算出する。減算器11bは、乗算器16から出力されたコンバータ入力電流基準Is*と、電流検出器7を介して出力されたコンバータ入力電流Isと、を入力信号として、出力信号である電流偏差ΔIsを出力する。ゲイン部17は、減算器11bから出力された電流偏差ΔIsにゲインを乗じて、後述するコンバータ電圧基準Vc*の生成に必要な第1の補正量Vspを算出する。
(第4の演算処理部)
第4の演算処理部であるIs補正部19は、コンバータ入力電流Isを入力信号として、コンバータ電圧基準Vc*の生成に必要な第2の補正量VLを算出する。
(第5の演算処理部)
第5の演算処理部35は、加減算器11cで構成され、ゲイン部17から出力された第1の補正量Vspと、後述する第2の位相ずらし回路31bから出力された信号出力VsODLと、後述する第3の位相ずらし回路31cから出力された信号出力VLDLと、を入力信号としてコンバータ電圧基準Vc*を出力する。
(第6の演算処理部)
第6の演算処理部であるPWMゲートパルス制御回路15は、コンバータ電圧基準Vc*に基づいて、PWMコンバータ4に具備されるスイッチング素子(図示省略)を駆動するためのPWM信号を生成出力する。
比較部23は、周波数の変化を検出するためのものであり、例えば、交流架線1における電源周波数の変化率の異常や位相急変などを監視し、停電の有無を判定することが可能である。
つぎに、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cにかかる構成および動作について説明する。
(第1の位相ずらし回路)
図2は、第1の位相ずらし回路の内部構成を表す図であり、第1の位相ずらし回路31aは、第1の遅延量算出部42aおよび第1の位相ずらしモジュール(第1の位相ずらし部)41aで構成されている。また、第1の位相ずらし回路31aには、基本正弦波生成部29から出力された信号入力である基本正弦波SINと、基本正弦波生成部29から出力されたリセット信号RSTとが入力される。
第1の遅延量算出部42aには、リセット信号RSTおよび基準クロックClkが入力され、第1の遅延量算出部42aは、リセット信号RSTが入力された後に入力される所定の基準クロックClkの数に応じて増加する遅延量DLを算出するとともに、リセット信号RSTが入力される度に遅延量DLをリセットする構成である。
第1の位相ずらしモジュール41aには、遅延量DL、基本正弦波SIN、および基準クロックClkが入力され、第1の位相ずらしモジュール41aは、遅延量DLおよび基準クロックClkに基づいて、基本正弦波SINの位相ずらし処理を行ない、信号出力であるSINDLを第3の演算処理部34に出力する。なお、信号出力SINDLの演算は、通常使われている基準クロックを用いた離散時間での処理である。
(第2の位相ずらし回路)
図3は、第2の位相ずらし回路の内部構成を表す図であり、第2の位相ずらし回路31bは、第2の遅延量算出部42bおよび第2の位相ずらしモジュール(第2の位相ずらし部)41bで構成されている。また、第2の位相ずらし回路31bには、フィルタ18から出力された信号入力である架線電圧フィルタ出力VsOと、基本正弦波生成部29から出力されたリセット信号RSTとが入力される。
第2の遅延量算出部42bには、リセット信号RSTおよび基準クロックClkが入力され、第2の遅延量算出部42bは、リセット信号RSTが入力された後に入力される所定の基準クロックClkの数に応じて増加する遅延量DLを算出するとともに、リセット信号RSTが入力される度に遅延量DLをリセットする構成である。
第2の位相ずらしモジュール41bには、遅延量DL、架線電圧フィルタ出力VsO、および基準クロックClkが入力され、第2の位相ずらしモジュール41bは、遅延量DLおよび基準クロックClkに基づいて、架線電圧フィルタ出力VsOの位相ずらし処理を行ない、信号出力であるVsODLを第5の演算処理部35に出力する。なお、信号出力VsODLの演算は、上述同様に基準クロックを用いた離散時間での処理である。
(第3の位相ずらし回路)
図4は、第3の位相ずらし回路の内部構成を表す図であり、第3の位相ずらし回路31cは、第3の遅延量算出部42cおよび第3の位相ずらしモジュール(第3の位相ずらし部)41cで構成されている。また、第3の位相ずらし回路31cには、Is補正部19から出力された信号入力である第2の補正量VLと、基本正弦波生成部29から出力されたリセット信号RSTとが入力される。
第3の遅延量算出部42cには、リセット信号RSTおよび基準クロックClkが入力され、第3の遅延量算出部42cは、リセット信号RSTとリセット後の基準クロックClkに基づいて、遅延量DLを算出し、リセット信号RSTが入力される度にリセットされる構成である。
第3の位相ずらしモジュール41cには、遅延量DL、第2の補正量VL、および基準クロックClkが入力され、第3の位相ずらしモジュール41cは、遅延量DLおよび基準クロックClkに基づいて、第2の補正量VLの位相ずらし処理を行ない、信号出力であるVLDLを第5の演算処理部35に出力する。なお、信号出力VLDLの演算は、上述同様に基準クロックを用いた離散時間での処理である。
なお、第2の位相ずらし回路31bおよび第3の位相ずらし回路31cが、図2に示される第1の位相ずらし回路31aと相違する点は、入出力信号の名称のみであり、他の構成は、互いに共通である。以下、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cの動作を説明する。
(位相ずらし回路の動作)
図5は、図2〜図4に示される各位相ずらし回路における入出力信号の状態を表わす図である。図5の上部には、第1〜第3の位相ずらしモジュール41a〜41cに入力される基準クロックClk、リセット信号RST、および遅延量DLが示されている。図5の下部には、第1〜第3の位相ずらしモジュール41a〜41cに入力される各信号入力SIN、VsO、VL、および各信号出力SINDL、VsODL、VLDLの信号状態が対比的に示されている。
(遅延量の変化)
ここで、遅延量DLは、リセット信号RSTが入力された後に入力される所定の基準クロックClkの数に応じて増加していく構成となっている。例えば、最初のリセット信号RSTが入力された後、6回目の基準クロックClkが入力されたとき、遅延量DLの値は、0から1に増加する。
また、例えば、最初のリセット信号RSTが入力された後、15回目の基準クロックClkが入力されたとき、遅延量DLの値は、1から2に増加する。さらに、ここから4つ目の基準クロックClkが入力されたときにリセット信号RSTが入力され、遅延量DLの値は、このリセット信号RSTを受けて2から0に戻る。すなわち、第1〜第3の遅延量算出部42a〜42cは、リセット信号RST入力後の所定の基準クロックClkの数に応じて変化する遅延量DLを算出し、さらに、リセット信号RSTが入力される度に遅延量DLをリセットする。なお、所定の基準クロックClkの数は、上述した数値に限定されるものではなく、任意に設定可能である。
(信号出力の位相)
リセット信号RSTが入力された直後の信号出力の位相は、図5の信号出力状態60に示されるように信号入力状態50と同位相である。しかしながら、遅延量DLの値が0から1に増加した場合、信号出力の位相は、信号出力状態61に示されるように、信号入力状態51からクロック1つ分遅れる。さらに、遅延量DLの値が1から2に増加したとき、信号出力の位相は、信号出力状態62に示されるように、信号入力状態52からクロック2つ分遅れる。
すなわち、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cの信号出力の周波数は、信号入力の周波数がf[Hz]のときにf−Δf[Hz]となり、等価的に周波数外乱(位相ずらし)が加えられた状態になる。
このように、交流電気車の制御装置は、どのような制御系の応答や、加減される制御量であっても、架線電圧フィルタ出力Vs0および第2の補正量VLにも外乱を加えることができるように構成されている。すなわち、コンバータ電圧基準Vc*を生成する全構成要素に外乱が加えられるため、本実施の形態にかかる交流電気車の制御装置は、コンバータ入力電流基準Is*にのみ外乱を加える従来技術に比して、周波数変化を効果的に発生させることができ、電力がバランス状態で交流架線1が停電した場合であっても、速やかに停電を検知することができる。
なお、コンバータ制御部100は、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cを全て備えていなければ交流架線1の停電を検知することができないというものではなく、第1の位相ずらし回路31aに加え、第2の位相ずらし回路31bまたは第3の位相ずらし回路31cのうち少なくとも一つを備えていれば、従来技術よりも迅速かつ確実な停電検知を行うことが可能である。
以上説明したように、実施の形態1にかかる交流電気車の制御装置によれば、基本正弦波SINの位相をずらし第3の演算処理部34に出力する第1の位相ずらし回路31aを備えるとともに、複数の位相ずらし回路のうちの少なくとも一つを備えたコンバータ制御部100を有し、コンバータ電圧基準Vc*に複数の外乱を加えるようにしたので、コンバータ入力電流基準Is*に加減される制御量が小さいとき、あるいは制御系の応答が遅いときであっても、交流架線1の停電を迅速かつ確実に検出することができる。そのため、交流電気車の制御装置は、電気車に供給される電力がバランス状態で交流架線が停電した場合に、従来技術よりも迅速かつ確実な停電検知を行うことが可能となり、車両運行の安定化を実現することができる。
実施の形態2.
実施の形態1にかかる交流電気車の制御装置は、3つの位相ずらし回路を用いて構成されていたが、実施の形態2にかかる交流電気車の制御装置では、3つの位相ずらし回路を1つに集約して構成されている。
図6は、実施の形態2にかかるコンバータ制御部の構成を主体として示す機能ブロック図であり、上段部には交流電気車の駆動系を示し、下段部には交流電気車の制御系を成すコンバータ制御部200を示している。実施の形態1にかかるコンバータ制御部100では、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cから出力された信号出力を第3の演算処理部34と第5の演算処理部35に印加する構成であったが、実施の形態2にかかるコンバータ制御部200は、第4の位相ずらし回路31dを加減算器11cの後段に設置している。
(第4の位相ずらし回路)
図7は、第4の位相ずらし回路の内部構成を表す図であり、第4の位相ずらし回路31dは、第4の遅延量算出部42dおよび第4の位相ずらしモジュール(第4の位相ずらし部)41dで構成されている。また、第4の位相ずらし回路31dには、加減算器11cから出力された信号入力である処理前コンバータ電圧基準VcOと、基本正弦波生成部29から出力されたリセット信号RSTとが入力される。
第4の遅延量算出部42dには、リセット信号RSTおよび基準クロックClkが入力され、第4の遅延量算出部42dは、リセット信号RSTとリセット後の基準クロックClkに基づいて、遅延量DLを算出し、リセット信号RSTが入力される度にリセットされる構成である。
第4の位相ずらしモジュール41dには、遅延量DL、処理前コンバータ電圧基準VcO、および基準クロックClkが入力され、第4の位相ずらしモジュール41dは、遅延量DLおよび基準クロックClkに基づいて、処理前コンバータ電圧基準VcOの位相ずらし処理を行ない、信号出力であるコンバータ電圧基準Vc*を第6の演算処理部であるPWMゲートパルス制御回路15に出力する。なお、信号出力コンバータ電圧基準Vc*の演算は、上述同様に基準クロックを用いた離散時間での処理である。
なお、第4の位相ずらし回路31dの信号出力Vc*の周波数は、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cの場合と同様に、処理前コンバータ電圧基準VcOの周波数がf[Hz]のときにf−Δf[Hz]となり、等価的に周波数外乱(位相ずらし)が加えられた状態になる。また、第4の位相ずらし回路31d以外の各部の構成は、実施の形態1にかかるコンバータ制御部100と同様であるため、説明を割愛する。
このように、実施の形態2にかかる交流電気車の制御装置は、第1〜第3の位相ずらし回路31a〜31cが1つに集約されているため、ハードウエアを設置するスペース等の制約により複数の位相ずらし回路を車両に搭載することが困難な場合、特に有効な手段である。
なお、実施の形態1または実施の形態2にかかる交流電気車の制御装置では、図示しないRAM等で構成された第1〜第3の位相ずらしモジュール41a〜41cを用いて外乱を印加しているが、これに限定されるものではなく、他の手段を用いて外乱を印加しても同様な効果を奏する。
また、実施の形態1または実施の形態2にかかる交流電気車の制御装置は、第1の位相ずらし回路31aを備えるとともに、第2の位相ずらし回路31b、第3の位相ずらし回路31c、または第4の位相ずらし回路31d、のうち少なくとも一つを備えて構成してもよい。さらに、実施の形態1または実施の形態2にかかる交流電気車の制御装置は、第2の位相ずらし回路31b、第3の位相ずらし回路31c、または第4の位相ずらし回路31d、のうち少なくとも一つを備えて構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる交流電気車の制御装置は、特に、回生ブレーキ中に発生した架線の停電を速やかに検知し、交流電気車を停止させる制御装置に有用である。
実施の形態1にかかるコンバータ制御部の構成を主体として示す機能ブロック図である。 第1の位相ずらし回路の内部構成を表す図である。 第2の位相ずらし回路の内部構成を表す図である。 第3の位相ずらし回路の内部構成を表す図である。 図2〜図4に示される各位相ずらし回路における入出力信号の状態を表す図である。 実施の形態2にかかるコンバータ制御部の構成を主体として示す機能ブロック図である。 第4の位相ずらし回路の内部構成を表す図である。
符号の説明
1 交流架線
2 パンタグラフ
3 変圧器
4 PWMコンバータ
5 フィルタコンデンサ(FC)
6 負荷
7 電流検出器
11a,11b 減算器
11c 加減算器
12 定電圧制御部
15 PWMゲートパルス制御回路(第6の演算処理部)
16 乗算器
17 ゲイン部
18 フィルタ
19 Is補正部(第4の演算処理部)
21 周波数演算部
23 比較部
29 基本正弦波生成部
31a 第1の位相ずらし回路
31b 第2の位相ずらし回路
31c 第3の位相ずらし回路
31d 第4の位相ずらし回路
32 第1の演算処理部
33 第2の演算処理部
34 第3の演算処理部
35 第5の演算処理部
41a 第1の位相ずらしモジュール(第1の位相ずらし部)
41b 第2の位相ずらしモジュール(第2の位相ずらし部)
41c 第3の位相ずらしモジュール(第3の位相ずらし部)
41d 第4の位相ずらしモジュール(第4の位相ずらし部)
42a 第1の遅延量算出部
42b 第2の遅延量算出部
42c 第3の遅延量算出部
42d 第4の遅延量算出部
50,51,52 信号入力状態
60,61,62 信号出力状態
100,200 コンバータ制御部
Clk 基準クロック
DL 遅延量
Fvs 架線周波数
Is コンバータ入力電流
Isp コンバータ入力電流基準
Is* 外乱が加えられたコンバータ入力電流基準
RST リセット信号
SIN 基本正弦波
SINDL、VLDL、VsODL 信号出力
Vc* コンバータ電圧基準
VcO 処理前コンバータ電圧基準
Vd コンバータ直流電圧
Vd* 直流電圧基準
VL 第2の補正量
Vs 架線電圧
VsO 架線電圧フィルタ出力
Vsp 第1の補正量
ΔIs 電流偏差
ΔVd 電圧偏差

Claims (6)

  1. 交流架線より変圧器を介して入力された交流電圧を直流電圧に変換するPWMコンバータを有する交流電気車に適用され、前記PWMコンバータの動作を制御するコンバータ制御部を備えた交流電気車の制御装置において、
    前記コンバータ制御部は、
    所定の直流電圧基準と実際のコンバータ直流電圧とに基づき、前記コンバータ直流電圧が一定となるようなコンバータ入力電流基準を算出して出力する第1の演算処理部と、
    架線電圧フィルタ出力に基づき基本正弦波を算出して出力する第2の演算処理部と、
    前記コンバータ入力電流基準、コンバータ入力電流、および前記基本正弦波に基づき、コンバータ電圧基準の生成に必要な第1の補正量を算出して出力する第3の演算処理部と、
    コンバータ入力電流に基づき、前記コンバータ電圧基準の生成に必要な第2の補正量を算出して出力する第4の演算処理部と、
    前記架線電圧フィルタ出力、前記第1の補正量、および前記第2の補正量に基づき、前記コンバータ電圧基準を算出して出力する第5の演算処理部と、
    前記コンバータ電圧基準に基づきPWM信号を生成して前記PWMコンバータに出力する第6の演算処理部と、
    前記基本正弦波の位相をずらし前記第3の演算処理部に出力する第1の位相ずらし回路と、
    を備えるとともに、
    前記架線電圧フィルタ出力の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第2の位相ずらし回路、前記第2の補正量の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第3の位相ずらし回路、または前記コンバータ電圧基準の位相をずらし前記第6の演算処理部に出力する第4の位相ずらし回路、のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする交流電気車の制御装置。
  2. 交流架線より変圧器を介して入力された交流電圧を直流電圧に変換するPWMコンバータを有する交流電気車に適用され、前記PWMコンバータの動作を制御するコンバータ制御部を備えた交流電気車の制御装置において、
    前記コンバータ制御部は、
    所定の直流電圧基準と実際のコンバータ直流電圧とに基づき、前記コンバータ直流電圧が一定となるようなコンバータ入力電流基準を算出して出力する第1の演算処理部と、
    架線電圧フィルタ出力に基づき基本正弦波を算出して出力する第2の演算処理部と、
    前記コンバータ入力電流基準、コンバータ入力電流、および前記基本正弦波に基づき、コンバータ電圧基準の生成に必要な第1の補正量を算出して出力する第3の演算処理部と、
    コンバータ入力電流に基づき、前記コンバータ電圧基準の生成に必要な第2の補正量を算出して出力する第4の演算処理部と、
    前記架線電圧フィルタ出力、前記第1の補正量、および前記第2の補正量に基づき、前記コンバータ電圧基準を算出して出力する第5の演算処理部と、
    前記コンバータ電圧基準に基づきPWM信号を生成して前記PWMコンバータに出力する第6の演算処理部と、
    を備えるとともに、
    前記架線電圧フィルタ出力の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第2の位相ずらし回路、前記第2の補正量の位相をずらし前記第5の演算処理部に出力する第3の位相ずらし回路、または前記コンバータ電圧基準の位相をずらし前記第6の演算処理部に出力する第4の位相ずらし回路、のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする交流電気車の制御装置。
  3. 前記第1の位相ずらし回路は、
    リセット信号および基準クロックが入力され、前記リセット信号が入力された後に入力される所定の基準クロック数に応じて増加する遅延量を算出するとともに、前記リセット信号が入力される度に前記遅延量をリセットする第1の遅延量算出部と、
    前記遅延量、前記基本正弦波、および前記基準クロックが入力され、前記遅延量および前記基準クロックに基づいて、前記基本正弦波の位相をずらす第1の位相ずらし部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の交流電気車の制御装置。
  4. 前記第2の位相ずらし回路は、
    リセット信号および基準クロックが入力され、前記リセット信号が入力された後に入力される所定の基準クロック数に応じて増加する遅延量を算出するとともに、前記リセット信号が入力される度に前記遅延量をリセットする第2の遅延量算出部と、
    前記遅延量、前記架線電圧フィルタ出力、および前記基準クロックが入力され、前記遅延量および前記基準クロックに基づいて、前記架線電圧フィルタ出力の位相をずらす第2の位相ずらし部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の交流電気車の制御装置。
  5. 前記第3の位相ずらし回路は、
    リセット信号および基準クロックが入力され、前記リセット信号が入力された後に入力される所定の基準クロック数に応じて増加する遅延量を算出するとともに、前記リセット信号が入力される度に前記遅延量をリセットする第3の遅延量算出部と、
    前記遅延量、前記第2の補正量、および前記基準クロックが入力され、前記遅延量および前記基準クロックに基づいて、前記第2の補正量の位相をずらす第3の位相ずらし部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の交流電気車の制御装置。
  6. 前記第4の位相ずらし回路は、
    リセット信号および基準クロックが入力され、前記リセット信号が入力された後に入力される所定の基準クロック数に応じて増加する遅延量を算出するとともに、前記リセット信号が入力される度に前記遅延量をリセットする第4の遅延量算出部と、
    前記遅延量、前記コンバータ電圧基準、および前記基準クロックが入力され、前記遅延量および前記基準クロックに基づいて、前記コンバータ電圧基準の位相をずらす第4の位相ずらし部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の交流電気車の制御装置。
JP2008285607A 2008-11-06 2008-11-06 交流電気車の制御装置 Active JP4964215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008285607A JP4964215B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 交流電気車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008285607A JP4964215B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 交流電気車の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010115018A JP2010115018A (ja) 2010-05-20
JP4964215B2 true JP4964215B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=42303121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008285607A Active JP4964215B2 (ja) 2008-11-06 2008-11-06 交流電気車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4964215B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002260A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 三菱電機株式会社 交流電気車の制御装置
JP6122356B2 (ja) * 2013-06-27 2017-04-26 株式会社日立製作所 コンバータ制御装置
CN108535545B (zh) * 2018-04-10 2019-08-09 湖南大学 一种双谐振注入式宽频带阻抗测量装置及其控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62254660A (ja) * 1986-04-24 1987-11-06 Toshiba Corp 交流電気車用電力変換装置のサイリスタ位相制御装置
JP2795891B2 (ja) * 1989-04-12 1998-09-10 株式会社東芝 電力変換装置の停電検知装置
JP3186281B2 (ja) * 1992-12-24 2001-07-11 株式会社日立製作所 交流電気車の制御装置
JPH10248102A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Toshiba Fa Syst Eng Kk 交流電車の停電検知装置
JPH11146651A (ja) * 1997-11-12 1999-05-28 Fuji Electric Co Ltd Pwm制御自励式整流装置の制御方法
JP4056047B2 (ja) * 2002-08-21 2008-03-05 株式会社東芝 停電検知方式
JP2006158155A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Fuji Electric Systems Co Ltd 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010115018A (ja) 2010-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8488344B2 (en) Electrical power conversion apparatus including a control microprocessor for eliminating or curbing a beat phenomenon
EP2432110B1 (en) Power conversion device
JP4643670B2 (ja) 電気車駆動装置
JP4918483B2 (ja) インバータ装置
JP5266687B2 (ja) 異常検出装置
US7982421B2 (en) Electric vehicle controller
WO2010049976A1 (ja) 電力変換装置
JP6485130B2 (ja) 三相インバータ装置及びその制御方法
US8022659B2 (en) Control apparatus for AC rotary machine and control method for AC rotary machine
JP4243321B1 (ja) 交流電気車の制御装置
KR101308791B1 (ko) 전력 변환 장치
JP5968518B2 (ja) 電気車用主変換装置
JP2016158323A (ja) アクティブフィルタを備えた高調波抑制装置
JP4964215B2 (ja) 交流電気車の制御装置
JP2013150448A (ja) 車両および車両の制御方法
JP6069151B2 (ja) 電力変換装置の制御回路
JP2008136265A (ja) 交流電気車の制御装置
US8280565B2 (en) Drive control apparatus for electric car
JP2019201444A (ja) インバータ制御装置およびインバータ制御方法
JP2010220384A (ja) 回転電機制御装置
JP6122356B2 (ja) コンバータ制御装置
WO2013051100A1 (ja) エレベーターの制御装置
JP5473071B2 (ja) 負荷制御装置
WO2013105248A1 (ja) 電気車制御装置
JP6451600B2 (ja) 電圧センサ異常診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4964215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250