JP2868925B2 - 電気車制御装置 - Google Patents
電気車制御装置Info
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- JP2868925B2 JP2868925B2 JP3105975A JP10597591A JP2868925B2 JP 2868925 B2 JP2868925 B2 JP 2868925B2 JP 3105975 A JP3105975 A JP 3105975A JP 10597591 A JP10597591 A JP 10597591A JP 2868925 B2 JP2868925 B2 JP 2868925B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Description
【０００１】［発明の目的］
【０００２】
【産業上の利用分野】この発明は、電気車制御装置に関
する。
する。
【０００３】
【従来の技術】従来一般に、コンバータとインバータと
を備えた電気車制御装置は、図２に示すような構成を備
えている。この従来の電気車制御装置は、集電器１、遮
断器２、集電器１から取り込んだ交流電力電圧を制御装
置に応じた大きさの電圧に変換するための変圧器３、変
圧器３の二次出力に設けられた開閉器４、前記変圧器３
からの交流電力を直流電力に変換するためのコンバータ
５ａ，５ｂ、このコンバータ５ａ，５ｂの直流出力と共
に共通の直流母線に接続された直流電力を所望の交流電
力に変換するインバータ６、そして、このインバータ６
の交流電力により回転駆動される交流電動機７から構成
されている。
を備えた電気車制御装置は、図２に示すような構成を備
えている。この従来の電気車制御装置は、集電器１、遮
断器２、集電器１から取り込んだ交流電力電圧を制御装
置に応じた大きさの電圧に変換するための変圧器３、変
圧器３の二次出力に設けられた開閉器４、前記変圧器３
からの交流電力を直流電力に変換するためのコンバータ
５ａ，５ｂ、このコンバータ５ａ，５ｂの直流出力と共
に共通の直流母線に接続された直流電力を所望の交流電
力に変換するインバータ６、そして、このインバータ６
の交流電力により回転駆動される交流電動機７から構成
されている。
【０００４】さらに、インバータ６の回路素子であるス
イッチング素子の開閉タイミングを制御することにより
出力電力を制御するためのインバータ制御回路８、およ
びインバータ６の異常を検出するための異常検出回路９
を備えており、この異常検出回路９が異常検出した時に
回路保護のために遮断器２を遮断動作させるようになっ
ている。なお、異常検出回路９によるインバータ６の異
常検出方式としては、回路の電流あるいは電圧を検出し
て異常検出基準値と比較し、検出値が基準値を超えるよ
うになった時に異常とする方式が一般的である。
イッチング素子の開閉タイミングを制御することにより
出力電力を制御するためのインバータ制御回路８、およ
びインバータ６の異常を検出するための異常検出回路９
を備えており、この異常検出回路９が異常検出した時に
回路保護のために遮断器２を遮断動作させるようになっ
ている。なお、異常検出回路９によるインバータ６の異
常検出方式としては、回路の電流あるいは電圧を検出し
て異常検出基準値と比較し、検出値が基準値を超えるよ
うになった時に異常とする方式が一般的である。
【０００５】このような構成の従来の電気車制御装置で
は、電気車の力行時には、集電器１、遮断器２、変圧器
３および開閉器４を介して得た交流電力をコンバータ５
ａ，５ｂによって直流電力に変換する。そして、このコ
ンバータ５ａ，５ｂの直流出力電力が共通母線を通して
インバータ６の直流入力電力とされ、インバータ６にお
いて可変電圧可変周波数の交流電力に変換され、交流電
動機７を駆動する。そして、インバータ６に異常が発生
した場合には、異常検出回路９によって検出し、遮断器
２にトリップ指令を与えて回路の入力交流電力を遮断
し、回路を保護する。
は、電気車の力行時には、集電器１、遮断器２、変圧器
３および開閉器４を介して得た交流電力をコンバータ５
ａ，５ｂによって直流電力に変換する。そして、このコ
ンバータ５ａ，５ｂの直流出力電力が共通母線を通して
インバータ６の直流入力電力とされ、インバータ６にお
いて可変電圧可変周波数の交流電力に変換され、交流電
動機７を駆動する。そして、インバータ６に異常が発生
した場合には、異常検出回路９によって検出し、遮断器
２にトリップ指令を与えて回路の入力交流電力を遮断
し、回路を保護する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電気車制御装置では、次のような問題点があっ
た。すなわち、コンバータ５ａ，５ｂのいずれか一方が
故障したような場合、遮断器２によって電源を遮断する
か、あるいは、変圧器３に接続された他の負荷（図示せ
ず）に対する電力を確保しておくために、遮断器２は開
放せずに開閉器４を開放し、コンバータ５ａ，５ｂを電
源から切り離すようにしているが、このようにコンバー
タ５ａ，５ｂのいずれか一方の故障で、残りの他方のコ
ンバータが正常に動作できるためにある程度の電動機駆
動電力は確保できるような場合でも、装置全体を停止し
てしまうことになる問題点があった。
従来の電気車制御装置では、次のような問題点があっ
た。すなわち、コンバータ５ａ，５ｂのいずれか一方が
故障したような場合、遮断器２によって電源を遮断する
か、あるいは、変圧器３に接続された他の負荷（図示せ
ず）に対する電力を確保しておくために、遮断器２は開
放せずに開閉器４を開放し、コンバータ５ａ，５ｂを電
源から切り離すようにしているが、このようにコンバー
タ５ａ，５ｂのいずれか一方の故障で、残りの他方のコ
ンバータが正常に動作できるためにある程度の電動機駆
動電力は確保できるような場合でも、装置全体を停止し
てしまうことになる問題点があった。
【０００７】そこで、開閉器４によって、例えば故障し
たコンバータ５ａのみを開放し、健全なコンバータ５ｂ
とインバータ６によって運転を継続するように改善する
ことができるが、このようにした場合には、大電力域で
コンバータ５ｂが過負荷になり、故障が拡大してしまい
かねない問題点があり、また、出力が低下することによ
りインバータ制御回路８や回路保護のための異常検出回
路９の機能に異常を来す可能性がある問題点があった。
たコンバータ５ａのみを開放し、健全なコンバータ５ｂ
とインバータ６によって運転を継続するように改善する
ことができるが、このようにした場合には、大電力域で
コンバータ５ｂが過負荷になり、故障が拡大してしまい
かねない問題点があり、また、出力が低下することによ
りインバータ制御回路８や回路保護のための異常検出回
路９の機能に異常を来す可能性がある問題点があった。
【０００８】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、複数のコンバータのうちのいずれか
が故障したような場合でも残りの健全なコンバータによ
って継続運転ができ、しかも、故障時継続運転によって
も回路に異常を来すこともない電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
みなされたもので、複数のコンバータのうちのいずれか
が故障したような場合でも残りの健全なコンバータによ
って継続運転ができ、しかも、故障時継続運転によって
も回路に異常を来すこともない電気車制御装置を提供す
ることを目的とする。
【０００９】［発明の構成］
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明の電気車制御装
置は、交流電力を直流電力に変換するための複数のコン
バータと、前記コンバータの全部と共に共通の直流母線
に接続された直流電力を交流電力に変換するためのイン
バータと、前記インバータに過負荷がかけられた時に前
記コンバータに対する交流電力の入力を遮断するための
過負荷保護手段であって、通常運転に対する過負荷基準
とそれよりも低い安全サイドの過負荷基準とを切り換え
て使用できるようにしたものと、前記複数のコンバータ
各々を個別に交流電力から開放するための開放手段と、
前記開放手段の開放動作を検知するための検知手段と、
前記検知手段が前記開放手段の開放動作を検知した時
に、前記過負荷保護手段の過負荷基準を安全サイドに切
り換える基準切り換え手段とを備えたものである。
置は、交流電力を直流電力に変換するための複数のコン
バータと、前記コンバータの全部と共に共通の直流母線
に接続された直流電力を交流電力に変換するためのイン
バータと、前記インバータに過負荷がかけられた時に前
記コンバータに対する交流電力の入力を遮断するための
過負荷保護手段であって、通常運転に対する過負荷基準
とそれよりも低い安全サイドの過負荷基準とを切り換え
て使用できるようにしたものと、前記複数のコンバータ
各々を個別に交流電力から開放するための開放手段と、
前記開放手段の開放動作を検知するための検知手段と、
前記検知手段が前記開放手段の開放動作を検知した時
に、前記過負荷保護手段の過負荷基準を安全サイドに切
り換える基準切り換え手段とを備えたものである。
【００１１】
【作用】この発明の電気車制御装置では、力行時には、
複数のコンバータそれぞれが出力する直流電力をインバ
ータに供給して、所望の交流電力に変換し、交流電動機
を駆動することができる。そして、インバータに過負荷
がかけられた場合には、過負荷保護手段がその過負荷を
検出し、開放手段により複数のコンバータ各々に対する
交流電力の供給を停止する。
複数のコンバータそれぞれが出力する直流電力をインバ
ータに供給して、所望の交流電力に変換し、交流電動機
を駆動することができる。そして、インバータに過負荷
がかけられた場合には、過負荷保護手段がその過負荷を
検出し、開放手段により複数のコンバータ各々に対する
交流電力の供給を停止する。
【００１２】また、コンバータのいずれかが故障したよ
うな場合には、基準切り換え手段により前記インバータ
に対する過負荷保護手段の保護動作基準を通常時のもの
から安全サイドのものに切り換え、インバータがより低
い過負荷基準によって保護動作するようにし、残された
健全なコンバータとインバータにより交流電動機の駆動
を継続することができ、しかも残された健全なコンバー
タに能力異常の電力出力を要求することによる過負荷の
発生を防止することができる。
うな場合には、基準切り換え手段により前記インバータ
に対する過負荷保護手段の保護動作基準を通常時のもの
から安全サイドのものに切り換え、インバータがより低
い過負荷基準によって保護動作するようにし、残された
健全なコンバータとインバータにより交流電動機の駆動
を継続することができ、しかも残された健全なコンバー
タに能力異常の電力出力を要求することによる過負荷の
発生を防止することができる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図１はこの発明の一実施例の回路構成を示してお
り、図２に示した従来例と同じように、交流架線から電
力を取り込むための集電器１、交流電力の取り込みを遮
断するための遮断器２、高圧入力を装置に合った電圧電
力に変圧するための変圧器３、複数のコンバータそれぞ
れに対して変圧器３の二次側電力を個別に与えるための
開閉器４ａ，４ｂ、それぞれターンオフサイリスタＧお
よびダイオードＤによって構成される２台の電圧形パル
ス幅制御（ＰＷＭ）コンバータ５ａ，５ｂを備えてい
る。
する。図１はこの発明の一実施例の回路構成を示してお
り、図２に示した従来例と同じように、交流架線から電
力を取り込むための集電器１、交流電力の取り込みを遮
断するための遮断器２、高圧入力を装置に合った電圧電
力に変圧するための変圧器３、複数のコンバータそれぞ
れに対して変圧器３の二次側電力を個別に与えるための
開閉器４ａ，４ｂ、それぞれターンオフサイリスタＧお
よびダイオードＤによって構成される２台の電圧形パル
ス幅制御（ＰＷＭ）コンバータ５ａ，５ｂを備えてい
る。
【００１４】また、前記コンバータ５ａ，５ｂと同じよ
うにターンオフサイリスタＧおよびダイオードＤによっ
て構成され、これらのコンバータと共通の直流母線で接
続されている電圧形パルス幅制御（ＰＷＭ）インバータ
６、および、このインバータ６からの交流電力によって
駆動される交流電動機７を備えている。さらに、インバ
ータ６を制御するためのインバータ制御回路８、およ
び、インバータ６の異常を検出するための異常検出回路
９を備えている。
うにターンオフサイリスタＧおよびダイオードＤによっ
て構成され、これらのコンバータと共通の直流母線で接
続されている電圧形パルス幅制御（ＰＷＭ）インバータ
６、および、このインバータ６からの交流電力によって
駆動される交流電動機７を備えている。さらに、インバ
ータ６を制御するためのインバータ制御回路８、およ
び、インバータ６の異常を検出するための異常検出回路
９を備えている。
【００１５】そして、この実施例の電気車制御装置で
は、開閉器４ａ，４ｂそれぞれの接点と連動して開閉器
４ａ，４ｂが開放動作した時に検出信号を出力する接点
１０ａ，１０ｂ、これらの検出用接点１０ａ，１０ｂの
出力信号の論理和をとるＯＲ回路１１および、インバー
タ６の直流入力線に設けられた電流検出器１２を備えて
いる。
は、開閉器４ａ，４ｂそれぞれの接点と連動して開閉器
４ａ，４ｂが開放動作した時に検出信号を出力する接点
１０ａ，１０ｂ、これらの検出用接点１０ａ，１０ｂの
出力信号の論理和をとるＯＲ回路１１および、インバー
タ６の直流入力線に設けられた電流検出器１２を備えて
いる。
【００１６】さらに、前記異常検出回路９には、前記電
流検出器１２からの検出信号を一方の入力とするコンパ
レータ１３、通常運転時の過負荷電流基準を与える基準
設定器ＲＥＦ１とそれよりも低い安全サイドの過負荷電
流基準を与える基準設定器ＲＥＦ２、および、これらの
電流基準を切り換えるためのスイッチ１４を備えてい
る。そして、前記スイッチ１４は、ＯＲ回路１１の出力
により電流基準ＲＥＦ１と電流基準ＲＥＦ２とが切り換
えられ、このスイッチ１４の出力がコンパレータ１３の
他方の入力となるように接続されている。また、コンパ
レータ１３の出力は、遮断器２をトリップ動作させるよ
うになっている。なお、１６はコンデンサである。
流検出器１２からの検出信号を一方の入力とするコンパ
レータ１３、通常運転時の過負荷電流基準を与える基準
設定器ＲＥＦ１とそれよりも低い安全サイドの過負荷電
流基準を与える基準設定器ＲＥＦ２、および、これらの
電流基準を切り換えるためのスイッチ１４を備えてい
る。そして、前記スイッチ１４は、ＯＲ回路１１の出力
により電流基準ＲＥＦ１と電流基準ＲＥＦ２とが切り換
えられ、このスイッチ１４の出力がコンパレータ１３の
他方の入力となるように接続されている。また、コンパ
レータ１３の出力は、遮断器２をトリップ動作させるよ
うになっている。なお、１６はコンデンサである。
【００１７】次に、上記の構成の電気車制御装置の動作
について説明する。
について説明する。
【００１８】いま、例えばコンバータ５ｂが故障したと
した場合の動作について説明すると、このコンバータ５
ｂの故障によって開閉器４ｂが開放される。すると、こ
の開閉器４ｂに連動する検出用接点１０ｂがオンとな
り、ＯＲ回路１１に検出信号を与え、ＯＲ回路１１から
インバータ制御回路８と異常検出回路９のスイッチ１４
とに切り換え信号が出力される。
した場合の動作について説明すると、このコンバータ５
ｂの故障によって開閉器４ｂが開放される。すると、こ
の開閉器４ｂに連動する検出用接点１０ｂがオンとな
り、ＯＲ回路１１に検出信号を与え、ＯＲ回路１１から
インバータ制御回路８と異常検出回路９のスイッチ１４
とに切り換え信号が出力される。
【００１９】そこで、インバータ制御回路８では、速度
検出器１５の出力に応じて、あらかじめ設定された値に
電動機電流を制御するのであるが、開閉器４ｂが開放さ
れた場合、ＯＲ回路１１からの出力により、電流設定値
を通常運転時のものよりも低い値に切り換え、インバー
タ６の入力電流を制限する。
検出器１５の出力に応じて、あらかじめ設定された値に
電動機電流を制御するのであるが、開閉器４ｂが開放さ
れた場合、ＯＲ回路１１からの出力により、電流設定値
を通常運転時のものよりも低い値に切り換え、インバー
タ６の入力電流を制限する。
【００２０】一方、異常検出回路９では、ＯＲ回路１１
からの切り換え信号により、スイッチ１４がそれまでの
通常時の電流基準ＲＥＦ１側からコンバータ５ａの運転
能力に応じたより低い電流基準ＲＥＦ２に切り換わり、
コンパレータ１３にその電流基準ＲＥＦ２を与えるよう
になる。
からの切り換え信号により、スイッチ１４がそれまでの
通常時の電流基準ＲＥＦ１側からコンバータ５ａの運転
能力に応じたより低い電流基準ＲＥＦ２に切り換わり、
コンパレータ１３にその電流基準ＲＥＦ２を与えるよう
になる。
【００２１】したがって、コンバータ５ａに過負荷がか
からない場合には、このコンバータ５ａ単独で交流電力
を直流電力に変化してインバータ６に与え、インバータ
６はインバータ制御回路８により制限された低い入力電
流に対して変換動作し、交流電動機７を駆動し続ける。
からない場合には、このコンバータ５ａ単独で交流電力
を直流電力に変化してインバータ６に与え、インバータ
６はインバータ制御回路８により制限された低い入力電
流に対して変換動作し、交流電動機７を駆動し続ける。
【００２２】しかしながら、インバータ制御回路８によ
る入力電流の制限にもかかわらず、電流検出器１２が検
出するインバータ６の入力電流（したがってコンバータ
５ａ，５ｂの負荷電流でもある）が前述の電流基準ＲＥ
Ｆ２よりも大きくなっていればコンバータ５ａに過負荷
がかかっているものと判定して、遮断器２にトリップ信
号を与え、入力電力の遮断動作を行ない、回路を保護す
る。
る入力電流の制限にもかかわらず、電流検出器１２が検
出するインバータ６の入力電流（したがってコンバータ
５ａ，５ｂの負荷電流でもある）が前述の電流基準ＲＥ
Ｆ２よりも大きくなっていればコンバータ５ａに過負荷
がかかっているものと判定して、遮断器２にトリップ信
号を与え、入力電力の遮断動作を行ない、回路を保護す
る。
【００２３】こうして、複数台のコンバータ５ａ，５ｂ
のうちのいずれかが故障したような場合でも、健全なコ
ンバータだけで運転を継続することができ、しかも、そ
の場合には、インバータ６の入力電流を低く制限するこ
とによりコンバータに重い負荷をかけないようにし、し
かも、過負荷がかかる場合にはそれを検出して電源遮断
を行ない、回路の保護を行なうのである。
のうちのいずれかが故障したような場合でも、健全なコ
ンバータだけで運転を継続することができ、しかも、そ
の場合には、インバータ６の入力電流を低く制限するこ
とによりコンバータに重い負荷をかけないようにし、し
かも、過負荷がかかる場合にはそれを検出して電源遮断
を行ない、回路の保護を行なうのである。
【００２４】なお、この発明は上記の実施例の限定され
ることはなく、コンバータは３台以上の複数台であって
もよく、その場合にも、各コンバータに個別に開閉器と
その開閉検出手段とを設け、またコンバータの故障台数
に応じて段階的に電流基準、あるいは電圧基準を低い方
に切り換える切り換え手段を設けるようにする。さら
に、その場合には、インバータ制御回路もコンバータの
故障台数に応じて入力電流を段階的に制限する機能を付
加する。また、過負荷基準は電流基準に代えて電圧基準
にしてもよい。
ることはなく、コンバータは３台以上の複数台であって
もよく、その場合にも、各コンバータに個別に開閉器と
その開閉検出手段とを設け、またコンバータの故障台数
に応じて段階的に電流基準、あるいは電圧基準を低い方
に切り換える切り換え手段を設けるようにする。さら
に、その場合には、インバータ制御回路もコンバータの
故障台数に応じて入力電流を段階的に制限する機能を付
加する。また、過負荷基準は電流基準に代えて電圧基準
にしてもよい。
【００２５】また、上記実施例では遮断器２を遮断する
ようにしたが、他の負荷が変圧器３の二次側に接続され
ているような場合には、各コンバータに対する入力電力
を同時に遮断する別の遮断器を設けるようにしてもよ
い。
ようにしたが、他の負荷が変圧器３の二次側に接続され
ているような場合には、各コンバータに対する入力電力
を同時に遮断する別の遮断器を設けるようにしてもよ
い。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数台
のコンバータのいずれかが故障したような場合でも、イ
ンバータに対する入力電流あるいは入力電圧に対する比
較基準を低い側に切り換えて健全なコンバータによって
運転を継続し、しかもその電流、あるいは電圧基準を超
える入力がある時にコンバータに過負荷がかかっている
ものとして電源遮断を行なうようにしているため、従来
のように１台のコンバータの故障によって装置全体が停
止することがなくて、運転の継続ができ、しかも、運転
継続中はより低い安全サイドの過負荷基準によってコン
バータの過負荷を検出して電源遮断できて回路の保護も
確実に行なえる。
のコンバータのいずれかが故障したような場合でも、イ
ンバータに対する入力電流あるいは入力電圧に対する比
較基準を低い側に切り換えて健全なコンバータによって
運転を継続し、しかもその電流、あるいは電圧基準を超
える入力がある時にコンバータに過負荷がかかっている
ものとして電源遮断を行なうようにしているため、従来
のように１台のコンバータの故障によって装置全体が停
止することがなくて、運転の継続ができ、しかも、運転
継続中はより低い安全サイドの過負荷基準によってコン
バータの過負荷を検出して電源遮断できて回路の保護も
確実に行なえる。
【図１】この発明の一実施例の回路ブロック図。
【図２】従来例の回路ブロック図。
１ 集電器 ２ 遮断器 ３ 変圧器 ４ａ，４ｂ 開閉器 ５ａ，５ｂ コンバータ ６ インバータ ７ 交流電動機 ８ インバータ制御回路 ９ 異常検出回路 １０ａ，１０ｂ 検出用接点 １１ ＯＲ回路 １２ 電流検出器 １３ コンパレータ １４ スイッチ １５ 速度検出器 ＲＥＦ１ 通常時電流基準 ＲＥＦ２ 異常時電流基準
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−283003（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60L 3/00 - 3/12 B60L 9/00 - 11/18 B60L 15/00 - 15/38 H02M 7/17 H02M 7/48
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電力を直流電力に変換するための複
数のコンバータと、 前記コンバータの全部と共に共通の直流母線に接続され
た直流電力を交流電力に変換するためのインバータと、 前記インバータに過負荷がかけられた時に前記コンバー
タに対する交流電力の入力を遮断するための過負荷保護
手段であって、通常運転に対する過負荷基準とそれより
も低い安全サイドの過負荷基準とを切り換えて使用でき
るようにしたものと、 前記複数のコンバータ各々を個別に交流電力から開放す
るための開放手段と、 前記開放手段の開放動作を検知するための検知手段と、 前記検知手段が前記開放手段の開放動作を検知した時
に、前記過負荷保護手段の過負荷基準を安全サイドに切
り換える基準切り換え手段とを備えて成る電気車制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105975A JP2868925B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3105975A JP2868925B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電気車制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0654401A JPH0654401A (ja) | 1994-02-25 |
| JP2868925B2 true JP2868925B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14421766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3105975A Expired - Fee Related JP2868925B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電気車制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2868925B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021202299A1 (en) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | Goodman Global Group, Inc. | Inverter system for a heating, ventilation, and air-conditioning system |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4643333B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-03-02 | 株式会社東芝 | 電気車制御装置 |
| JP2007330028A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 電力変換装置及び電力変換装置の保護方法 |
| JP4848216B2 (ja) * | 2006-07-21 | 2011-12-28 | 富士通テン株式会社 | 昇圧回路、モータ駆動回路及び電動パワーステアリング制御装置 |
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1991
- 1991-05-10 JP JP3105975A patent/JP2868925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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