JP4846642B2 - 積層剥離予備容器並びに積層剥離容器の製造方法および積層剥離容器 - Google Patents

積層剥離予備容器並びに積層剥離容器の製造方法および積層剥離容器 Download PDF

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本発明は、積層剥離予備容器並びに積層剥離容器の製造方法および積層剥離容器に関するものである。
従来から、積層剥離容器として、例えば下記特許文献1に示されるような、スクイズ変形可能で復元自在な可撓性を有する有底筒状の外層体の内面に、内圧の減少によりしぼみ変形する可撓性に富む内層が剥離可能に積層されてなり、内容物が内層の内部に充填される構成が知られている。
この内容物を使用するには、まず、積層剥離容器の口筒部に注出キャップを装着し、その後、外層体をスクイズ変形させて内層をしぼみ変形させることにより、内容物を注出キャップの注出口から注出する。そして、前述の外層体のスクイズ変形を解除すると、外層体は元の形状に復元変形する一方、内層は外層体の復元変形には追従しないため、外層体と内層との間が負圧状態となって、外層体に形成された外気吸入口から外層体と内層との間に外気が吸入され、内層のしぼみ変形が維持されてこの内層が外層体の内面から剥離する。
特開2003−276719号公報
ところが、このような積層剥離容器においては、その成形時、または内容物の充填時に口筒部を上下方向に切断することにより口筒部に新たな開口端面を形成し、その後、この開口端面を封止用のシール材などで閉塞することによって、内容物が充填された内層の内部に異物が混入しないようにすることがある。
ここで、前述の切断で形成される切断面にはバリ等が存在して凹凸が生じているため、シール材の接着強度や密封性が低下するおそれがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる積層剥離予備容器並びに積層剥離容器の製造方法および積層剥離容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の積層剥離予備容器は、有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とが備えられ、この容器の口筒部には、上端開口面が閉塞された第1口筒部と、この第1口筒部の下端部に連結された第2口筒部とが備えられ、前記内層の内部に内容物を充填する前に前記口筒部から第1口筒部が切除されることによって積層剥離容器が形成される積層剥離予備容器であって、前記第1口筒部の内径は第2口筒部の外径よりも大きく、前記第1口筒部の下端部と第2口筒部の上端開口縁とが、この積層剥離予備容器の径方向に沿って延びるフランジ部を介して連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、積層剥離容器を形成する際に、まず、第1口筒部を上下方向に切断した後に、フランジ部において第2口筒部側に位置する前記径方向の内方端部を除く他の部分を切除することにより、前記積層剥離容器を形成し、その後、内層の内部に内容物を充填し、前記フランジ部の前記内方端部の上面にシール材を剥離可能に接着してこの第2口筒部を封止し、積層剥離容器内の内容物を密封することが可能になる。
したがって、前述のように積層剥離容器を形成する過程で形成された切断面にシール材を接着しないで第2口筒部を封止することが可能になるととともに、積層剥離容器に対するシール材の接着面積を大きくすることも可能になり、シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる。
ここで、前記第2口筒部の上端開口縁は、この第2口筒部に対して前記径方向の内方に向けて後退した縮径部を介して前記フランジ部に連結されるとともに、このフランジ部の下面と前記第2口筒部の上端開口縁において前記径方向の外側部分との間に隙間が設けられてもよい。
この場合、第2口筒部の上端開口縁が、この第2口筒部に対して前記径方向の内方に向けて後退した縮径部を介してフランジ部に連結されているので、シール材の接着面積をさらに大きくすることが可能になり、前述の作用効果がより一層確実に奏功されることになる。特に押出しブロー成形を採用した場合に有効である。
また、フランジ部の下面と第2口筒部の上端開口縁において前記径方向の外側部分との間に隙間が設けられているので、例えば切断手段の積層剥離予備容器に向けた前進端位置の位置決め等を高精度に行わなくても、前述のようにフランジ部を切断した際に、この切断手段により第2口筒部の上端開口縁が誤って傷付けられるのを防ぐことが可能になる。
また、前記第1口筒部の外周面には、その全周にわたって破断容易線が形成されてもよい。
この場合、フランジ部の上面を露出させるのに、第1口筒部を容易に上下方向に切断することが可能になる。
さらに、前記外層体は、スクイズ変形可能で復元自在な可撓性を有し、前記内層は、内圧の減少によりしぼみ変形する可撓性を有してもよい。
この場合、外層体をスクイズ変形させることで内層の内部に充填された内容物を注出することが可能な、いわゆるスクイズ容器を構成することができる。
さらにまた、前記第1口筒部は、上下方向の長さが内径よりも小さいカップ状とされるとともに、この第1口筒部の上端開口面は、シール材が接着されて閉塞され、前記外層体において第1口筒部を構成する部分を除いた部分に、前記内層の外面に向けて開口する外気吸入口が穿設されてもよい。
この場合、第1口筒部が、上下方向の長さが内径よりも小さいカップ状となっているので、積層剥離予備容器における口筒部の上下方向の長さを抑えることが可能になり、ブロー成形により積層剥離予備容器を成形した後に、第1口筒部の上端開口面からこの容器の内部に長軸状の受け部材を進入させて、この受け部材の先端部により、内層の内面において外層体における外気吸入口の形成予定部分と対応する部分を支持させた状態で、外層体における外気吸入口の形成予定部分をその外側からパンチで押圧し穿孔することによって外気吸入口を形成する際に、パンチから受け部材に付与される押圧力によりこの受け部材にその基端部回りに大きなモーメントが作用するのを抑制することができる。すなわち、前記受け部材の積層剥離予備容器内に向けた進入長さを抑えて、この受け部材が破損し易くなるのを抑制することができる。
また、本発明の積層剥離容器の製造方法は、有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とを備える積層剥離容器の製造方法であって、本発明の積層剥離予備容器を用い、前記第1口筒部を上下方向に切断した後に、前記フランジ部において前記第2口筒部側に位置する前記径方向の内方端部を除く他の部分を切除することにより、前記積層剥離容器を形成することを特徴とする。
この発明によれば、シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することが可能になる積層剥離容器を容易かつ確実に形成することができる。
さらに、本発明の積層剥離容器は、有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とを備える積層剥離容器であって、本発明の積層剥離容器の製造方法により形成され、前記フランジ部の前記内方端部の上面に、シール材が剥離可能に接着されて前記第2口筒部が封止されていることを特徴とする。
この発明によれば、シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる。
本発明によれば、シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る積層剥離予備容器10は、有底筒状の外層体11と、この外層体11の内面に剥離可能に積層された内層12とを備え、口筒部13には、上端開口面15が蓋体14で閉塞された第1口筒部16と、この第1口筒部16の下端部に連結された第2口筒部17とが備えられている。
そして、内層12の内部に内容物を充填する前に第1口筒部16が積層剥離予備容器10の口筒部13から切除されることによって積層剥離容器18が形成されるようになっている。
なお、例えば、外層体11はポリエチレン樹脂により形成されるとともに、内層12はポリエチレン樹脂に対して相溶性のないポリアミド系の合成樹脂により形成されて、外層体11は、スクイズ変形可能で復元自在な可撓性を有し、内層12は、内圧の減少によりしぼみ変形する可撓性を有している。この内層12は、外層体11の内面における全域にわたって剥離可能に積層されている。
また、外層体11において第2口筒部17を構成する部分の外周面に雄ねじ部17aが形成されている。さらに、外層体11において第2口筒部17を構成する部分には、内層12の外面に向けて開口する図示されない外気吸入口が形成されている。
さらに、第1口筒部16の上端開口縁には、その全周にわたって、第1フランジ部19がこの積層剥離予備容器10の径方向の外方に向けて突設されている。ここで、図示の例では、蓋体14はシール材とされており、この蓋体14が第1フランジ部19の上面に接着されることにより、第1口筒部16の上端開口面15が閉塞されてこの積層剥離予備容器10の内部が密封されている。このように積層剥離予備容器10の内部が密封されることにより、この積層剥離予備容器10が例えば内容物の充填工場に搬送される等の流通過程で、不意の外力によって外層体11が潰されて内層12が外層体11の内面から剥離する等し、積層剥離容器18の内容積が低減するのを抑えられるようになっている。なお、蓋体14が接着される第1フランジ部19の上面は内層12で構成されている。
そして、本実施形態では、第1口筒部16の内径は第2口筒部17の外径よりも大きくなっている。図示の例では、第1口筒部16の内径は、第2口筒部17の雄ねじ部17aの外径よりも大きくなっている。また、第1口筒部16および第2口筒部17はそれぞれ同軸上に配置されており、この積層剥離予備容器10の口筒部13は、概略多段筒状体となっている。さらにまた、第1口筒部16は、上下方向の長さが内径よりも小さいカップ状になっている。
さらに、第1口筒部16の下端部と第2口筒部17の上端開口縁17bとが、前記径方向に沿って延びる第2フランジ部(フランジ部)21を介して連結されている。本実施形態では、第2口筒部17の上端開口縁17bと、第2フランジ部21における前記径方向の内方端部21aとが、第2口筒部17に対して前記径方向の内方に向けて後退した縮径部20を介して連結されるとともに、このフランジ部21の下面と第2口筒部17の上端開口縁17bにおいて前記径方向の外側部分との間には隙間が設けられている。
なお、第2フランジ部21の上面は、積層剥離予備容器10の内面の一部を構成するとともに内層12で構成され、また、第2フランジ部21の下面は、積層剥離予備容器10の外面の一部を構成するとともに外層体11で構成されている。
さらに、本実施形態では、第1口筒部16の外周面において第2口筒部17側の下部に、その全周にわたって破断容易線16aが連続して形成されている。
以上の積層剥離予備容器10は、共押出し成形した二層構造のパリソンをブロー成形した後に、第1口筒部16の上端開口面15からこの容器10の内部に図示されない長軸状の受け部材を進入させ、この受け部材の先端部により、内層12の内面において外層体11における外気吸入口の形成予定部分と対応する部分を支持させた状態で、外層体11における外気吸入口の形成予定部分をその外側から図示されないパンチで押圧し穿孔することによって外気吸入口を形成し、その後さらに、蓋体14が第1フランジ部19の上面に接着されることにより形成される。
次に、以上のように構成された積層剥離予備容器10を用いて積層剥離容器18を形成する方法について説明する。
まず、第1口筒部16を破断容易線16aに沿ってこの第1口筒部16の全周にわたって上下方向に切断し(切断線C1)、第2フランジ部21の上面を露出させる。次に、この第2フランジ部21において第2口筒部17側に位置する前記径方向の内方端部21aを除く他の部分を切除する(切断線C2)。この際、切断線C2を第2口筒部17において雄ねじ部17aの非形成部分における外周面にほぼ一致させることにより、この切断を容易に行うことができる。
これにより、第2口筒部17の上端開口縁17bと、第2フランジ部21の前記内方端部21aと、が縮径部20を介して連結されてなる積層剥離容器18が形成される。なお、この積層剥離容器18において第2フランジ部21の前記内方端部21aの上面は、内層12で構成されている。
この積層剥離容器18では、内層12の内部に内容物が充填された後に、第2フランジ部21の前記内方端部21aの上面、つまり非切断面に、その全周にわたってシール材22が剥離可能に接着されて第2口筒部17が封止され、内層12の内部が密封される。さらに、第2口筒部17の雄ねじ部17aに図示されないキャップが螺着される。
なお、シール材22は、例えばガスバリア性を備えたアルミ層と接合層とが積層された二層構造となっている。
次に、積層剥離容器18の使用方法について説明する。
まず、前記キャップおよびシール材22を第2口筒部17から取り外し、第2口筒部17の雄ねじ部17aに図示されない注出キャップを螺着する。その後、外層体11をスクイズ変形させて内層12をしぼみ変形させることにより、内容物を注出キャップの注出口から注出させる。そして、前述の外層体11のスクイズ変形を解除すると、外層体11は元の形状に復元変形する一方、内層12は外層体11の復元変形には追従しないため、外層体11と内層12との間が負圧状態となって、外層体11に形成された外気吸入口から外層体11と内層12との間に外気が吸入され、内層12のしぼみ変形が維持されてこの内層12が外層体11の内面から剥離する。
以上説明したように本実施形態に係る積層剥離予備容器10によれば、前述のように積層剥離容器18を形成する過程で形成された切断面にシール材22を接着しないで第2口筒部17を封止することが可能になるととともに、積層剥離容器18に対するシール材22の接着面積を大きくすることも可能になり、シール材22を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる。
また、本実施形態では、第2口筒部17の上端開口縁17bが、この第2口筒部17に対して前記径方向の内方に向けて後退した縮径部20を介して第2フランジ部21に連結されているので、シール材22の接着面積をさらに大きくすることが可能になり、前述の作用効果がより一層確実に奏功されることになる。
さらに、本実施形態では、第2フランジ部21の下面と第2口筒部17の上端開口縁17bにおいて前記径方向の外側部分との間に隙間が設けられているので、例えば切断手段の積層剥離予備容器10に向けた前進端位置の位置決め等を高精度に行わなくても、前述のように第2フランジ部21を切断した際に、この切断手段により第2口筒部17の上端開口縁17bが誤って傷付けられるのを防ぐことが可能になり、積層剥離容器18を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、第1口筒部16の外周面に破断容易線16aが形成されているので、第2フランジ部21の上面を露出させるのに、第1口筒部16を容易に上下方向に切断することが可能になる。
さらに、本実施形態では、第1口筒部16が、上下方向の長さが内径よりも小さいカップ状となっているので、積層剥離予備容器10における口筒部13の上下方向の長さを抑えることが可能になり、ブロー成形後に前述のように外気吸入口を穿設する際に、パンチから受け部材に付与される押圧力によりこの受け部材にその基端部回りに大きなモーメントが作用するのを抑制することができる。すなわち、前記受け部材の積層剥離予備容器10内に向けた進入長さを抑えることが可能になり、この受け部材が破損し易くなるのを抑制することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では、外層体11において第2口筒部17を構成する部分の外周面に雄ねじ部17aを形成したが、これに限定されることはなく、前記キャップおよび注出キャップを装着するための例えば係合凸部や係合凹部等を形成してもよい。
また、シール材22の構成や、内層12および外層体11の材質は、前記実施形態に限定されることはなく、例えば内容物等に応じて適宜変更してもよい。
さらに、前記実施形態では、積層剥離予備容器10から積層剥離容器18を形成する過程において第2フランジ部21の上面を露出させる際に、第1口筒部16を破断容易線16aに沿ってこの第1口筒部16の全周にわたって上下方向に切断したが、これに代えて例えば、第1口筒部16から蓋体14を除去するようにしてもよい。
また、第1口筒部16に破断容易線16aを形成したが、この破断容易線16aを形成しなくてもよい。
さらに、第2口筒部17には前記キャップを螺着しないで、内容物を使用する前から予め、注出口を有する注出キャップを螺着しておいてもよい。また、積層剥離容器18の内容物を使用する際に、シール材22を第2口筒部17から剥離しないで、直接穿孔してもよい。
また、前記実施形態では、第2口筒部17の上端開口縁17bと第2フランジ部21とを縮径部20を介して連結したが、縮径部20を介さずに直接、第2口筒部17の上端開口縁17bと第2フランジ部21とを連結してもよい。
さらに、前記実施形態では、第1口筒部16の上端開口面15を閉塞する蓋体14としてシール材を示したが、これに代えて例えば、第1口筒部16の上端開口部を前記径方向に挟み込んで互いに溶着することによって閉塞してもよいし、キャップ等を被着してもよい。
また、前記実施形態では、前記外気吸入口を、外層体11において第2口筒部17を構成する部分に形成したが、積層剥離予備容器10の外層体11において第1口筒部16を構成する部分を除いた部分であれば、どこに形成してもよい。
さらに、本発明は、内層12の全体が外層体11から剥離可能な構成のみならず、内層12および外層体11の各一部同士が接着された構成にも適用可能である。
さらにまた、積層剥離予備容器10を形成する際に、第2フランジ部21のうち少なくとも前記内方端部21aの上面を、例えばブロー成形後型開きをする前に、この金型に設けられた押圧手段を金型内に向けて前進移動させることにより、その上方から下方に向けて前記押圧手段で押圧して平坦に成形してもよい。この場合、積層剥離容器10においてシール材22を接着する接着面をより一層平坦にすることができる。
シール材を強固にかつ密封性を持たせて接着することができる。
本発明に係る一実施形態として示した積層剥離予備容器の縦半断面図である。 図1に示す積層剥離予備容器を用いて形成した積層剥離容器の一部拡大縦断面図である。
符号の説明
10 積層剥離予備容器
11 外層体
12 内層
13 口筒部
15 上端開口面
16 第1口筒部
16a 破断容易線
17 第2口筒部
17b 上端開口縁
18 積層剥離容器
19 第1フランジ部
20 縮径部
21 第2フランジ部(フランジ部)
21a 内方端部
22 シール材

Claims (7)

  1. 有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とが備えられ、
    この容器の口筒部には、上端開口面が閉塞された第1口筒部と、この第1口筒部の下端部に連結された第2口筒部とが備えられ、
    前記内層の内部に内容物を充填する前に前記口筒部から第1口筒部が切除されることによって積層剥離容器が形成される積層剥離予備容器であって、
    前記第1口筒部の内径は第2口筒部の外径よりも大きく、
    前記第1口筒部の下端部と第2口筒部の上端開口縁とが、この積層剥離予備容器の径方向に沿って延びるフランジ部を介して連結されていることを特徴とする積層剥離予備容器。
  2. 請求項1記載の積層剥離予備容器であって、
    前記第2口筒部の上端開口縁は、この第2口筒部に対して前記径方向の内方に向けて後退した縮径部を介して前記フランジ部に連結されるとともに、このフランジ部の下面と前記第2口筒部の上端開口縁において前記径方向の外側部分との間に隙間が設けられていることを特徴とする積層剥離予備容器。
  3. 請求項1または2に記載の積層剥離予備容器であって、
    前記第1口筒部の外周面には、その全周にわたって破断容易線が形成されていることを特徴とする積層剥離予備容器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の積層剥離予備容器において、
    前記外層体は、スクイズ変形可能で復元自在な可撓性を有し、前記内層は、内圧の減少によりしぼみ変形する可撓性を有していることを特徴とする積層剥離予備容器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の積層剥離予備容器において、
    前記第1口筒部は、上下方向の長さが内径よりも小さいカップ状とされるとともに、この第1口筒部の上端開口面は、シール材が接着されて閉塞され、
    前記外層体において第1口筒部を構成する部分を除いた部分に、前記内層の外面に向けて開口する外気吸入口が穿設されていることを特徴とする積層剥離予備容器。
  6. 有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とを備える積層剥離容器の製造方法であって、
    請求項1から5のいずれかに記載の積層剥離予備容器を用い、前記第1口筒部を上下方向に切断した後に、前記フランジ部において前記第2口筒部側に位置する前記径方向の内方端部を除く他の部分を切除することにより、前記積層剥離容器を形成することを特徴とする積層剥離容器の製造方法。
  7. 有底筒状の外層体と、この外層体の内面に剥離可能に積層された内層とを備える積層剥離容器であって、
    請求項6記載の積層剥離容器の製造方法により形成され、
    前記フランジ部の前記内方端部の上面に、シール材が剥離可能に接着されて前記第2口筒部が封止されていることを特徴とする積層剥離容器。
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