JP4840828B2 - 鉄筋の接合具 - Google Patents

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    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/16Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups
    • E04C5/162Connectors or means for connecting parts for reinforcements
    • E04C5/163Connectors or means for connecting parts for reinforcements the reinforcements running in one single direction
    • E04C5/165Coaxial connection by means of sleeves

Description

本発明は、鉄筋同士を接合するために用いられる鉄筋の接合具に関する。
鉄筋は、鉄筋コンクリート構造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)の主たる構成要素であり、配筋する際の作業性を考慮して所定長さに加工される。そのため、鉄筋同士を接合する作業が現場では不可欠となる。
鉄筋同士を接合するための方法としては、重ね継手、機械式継手、ガス圧接継手等のさまざまな種類があり、それらの継手は、構造体に求められる品質、作業条件、使用される鉄筋径等に応じて適宜使い分けられる。
ここで、上述した接合方法にはそれぞれ一長一短がある。例えば、重ね継手は、コンクリートとの付着を利用することによって鉄筋同士を簡易に接合することができるが、その一方、2本の鉄筋を重ね合わせなければならないため、鉄筋径が太くなればなるほど、配筋が難しくなったり、重ね長さの確保が難しくなったりする。また、機械継手は、カプラーへの鉄筋の挿入長さや締付けトルクといった項目を管理しなければならず、ガス圧接継手は、作業にあたって資格が必要となる。
そのため、鉄筋を簡易に接合可能でかつ重ね長さを確保する必要がない鉄筋の接合方法も別途開発されている。
しかしながら、それらのうち、互いに平行な2本の鉄筋をまとめて接合する方法では、決まった間隔の鉄筋にしか適用することができず、鉄筋のピッチに関して汎用性に欠ける(特許文献1参照)。また、U字形の筒体を用いた接合方法では、十分な継手強度を確保することができない(特許文献2,3参照)。
かかる状況下、断面が長円状をなす鋼製の筒体と楔部材とからなる接合具が開発されており、かかる接合具によれば、筒体内に2本の鉄筋端部をそれぞれ逆方向から挿入し、次いで筒体に設けられた楔挿通孔から2本の鉄筋の間に楔部材を打込むことにより、鉄筋を相互に接合することができる(特許文献4及び非特許文献1参照)。
しかしながら、断面が長円状をなす鋼製の筒体と楔部材とからなる接合具の場合、長円状の筒体に互い違いに端部が挿入された2本の鉄筋の間には、鉄筋の材軸直交方向に沿ったずれが生じる。
そのため、2本の鉄筋を同一直線上に沿って接合することができなくなり、耐震基準等の関係で多くの鉄筋量が必要な場合には、鉄筋同士の間に十分なあきを確保することが困難になるという問題を生じていた。
また、2本の鉄筋に引張力が作用した場合、上述した材軸直交方向のずれに起因して筒体が回転し、鉄筋と楔部材との係合が緩んでしまうとともに、筒体の回転に伴って鉄筋に曲げモーメントが発生し、引張破断荷重よりも小さい引張荷重で接合箇所が破断するという問題を生じていた。
さらに、鋼製の筒体に鉄筋を挿入し、かかる状態で楔部材を圧入すると、楔部材を圧入する前においては筒体からまっすぐに延びていた鉄筋であっても、楔部材を打ち込んだ箇所で屈曲して筒体から斜めに延びることになり、設計通りの配筋が困難になって鉄筋同士が干渉したり間隔が狭くなったりするという問題も生じていた。
特許第3197079号公報 特開平5−156721号公報 実公平3−047052号公報 実公昭58−32498号公報 ERICO International Corporation、[平成18年8月2日検索]、インターネット<URL : http://www.erico.com/products/QuickWedge.asp>
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、筒体の回転を防止して鉄筋同士の接合力を高めることが可能な鉄筋の接合具を提供することを目的とする。
また、本発明は、楔部材の打込み箇所における鉄筋の屈曲を抑制可能な鉄筋の接合具を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄筋の接合具においては、2本の鉄筋が同一の直線上に直列に配置されるように該各鉄筋の端部を筒体の両端開口からそれぞれ挿入するとともに、各鉄筋の端部と並列になるように荷重伝達ロッドを筒体内に挿通する。
次に、2本の鉄筋のうち、一方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に第1の楔部材を圧入し、他方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に第2の楔部材を圧入する。
このようにすると、2本の鉄筋に引張荷重が作用したとき、該引張荷重は、第1の楔部材を介して一方の鉄筋から荷重伝達ロッドへと伝達され、さらに第2の楔部材を介して荷重伝達ロッドから他方の鉄筋へと伝達される。
また、2本の鉄筋が同一の直線上に直列に配置されているため、各鉄筋からの引張荷重は、同一の作用線上で筒体に作用し、したがって、従来のように筒体が回転するおそれはない。
筒体は、湾曲内面が対向するように配置された一対の半円筒状壁部と該一対の半円筒状壁部の対応縁部をつなぐ一対の平板状壁部とからなり、その内部空間のうち、一方の半円筒状壁部の側が鉄筋挿入空間となって、2本の鉄筋の端部が筒体の両開口から挿入され、他方の半円筒状壁部の側がロッド挿通空間となって、荷重伝達ロッドが筒体の一方の開口から他方の開口へと挿通される。そして、2本の鉄筋端部を筒体に挿入するとともに、荷重伝達ロッドを筒体に挿通したとき、2本の鉄筋端部と荷重伝達ロッドとは、筒体内で並列に配置される。
楔挿通孔は、一方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間、及び他方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に位置するように、平板状壁部にそれぞれ形成してある。
第1の楔部材は、一方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に打ち込まれたとき、筒体の半円筒状壁部から反力をとる形で一方の鉄筋と荷重伝達ロッドにくい込んでそれぞれと係合される。同様に、第2の楔部材は、他方の鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に打ち込まれたとき、他方の鉄筋と荷重伝達ロッドにくい込んでそれぞれと係合される。
楔部材は、上述したように鉄筋と荷重伝達ロッドの両方にそのテーパー部をくい込ませるが、いずれのくい込み量が大きくなるかは、主として両者の硬さの違いに依存する。そして、鉄筋へのくい込みが不足した場合、鉄筋と楔部材との係合力が不十分になる。
したがって、荷重伝達ロッドの硬さを鉄筋と同等かそれ以上とすることにより、設計上問題とはならない範囲で楔部材を鉄筋にくい込ませるのが望ましい。
荷重伝達ロッドは、例えば断面が円形の真直な鋼棒で構成することが可能である。
ここで、荷重伝達ロッドは、直列配置された2本の鉄筋の側方(片側)に配置すれば足りるが、場合によっては、荷重伝達ロッドを2本の鉄筋の両側方(両側)に配置してもかまわない。この場合には、楔部材がもう一組必要になるとともに、楔部材を圧入するにあたっては、2本の鉄筋の両側方に挿入された楔部材をできるだけ同時に圧入する。
かかる変形例においても、筒体が回転するおそれはないし、鉄筋がいずれかの方向に屈曲するおそれもない。
また、楔部材を鉄筋と荷重伝達ロッドとの間に打ち込んだとき、楔部材を圧入する前においては筒体からまっすぐに延びていた鉄筋であっても、楔部材を打ち込んだ箇所で屈曲して筒体から斜めに延びてしまうことがある。
かかる場合においては、鉄筋の周面に向かって突出した突設部を荷重伝達ロッドに形成するのが望ましい。このようにすれば、楔部材の打込みに伴って鉄筋が屈曲しようとしたとき、荷重伝達ロッドに形成した突設部に鉄筋の周面が当接するため、鉄筋の屈曲が抑制される。
突設部をどのように構成するかは任意であり、例えば、荷重伝達ロッドを、真直部と該真直部の両端に設けられた曲折部とで構成し、該曲折部を突設部とすることができる。また、荷重伝達ロッドを、ロッド本体と該ロッド本体の両端に着脱自在に取り付けられロッド本体よりも外径が大きな太径部とで構成し、該太径部を突設部とすることができる。
図1は、第1実施形態に係る鉄筋の接合具1の図であり、(a)は正面図、(b)はA−A線に沿う断面図。 図2は、接合具1による鉄筋5a,5bの接合が完了した様子を示した図。 図3は、第2実施形態に係る鉄筋の接合具41の図であり、(a)は正面図、(b)はB−B線に沿う断面図。 図4は、ロッド本体45の両端に太径部44a,44bを取り付けている様子を示した図。 図5は、突設部を設けない場合に鉄筋5a,5bが屈曲する様子を示した図。 図6は、変形例に係る鉄筋の接合具の正面図。 図7は、同じく変形例に係る鉄筋の接合具の図であり、(a)は正面図、(b)はC−C線に沿う断面図。
符号の説明
1,41 鉄筋の接合具
2、72 筒体
3,43,53,73 荷重伝達ロッド
4 楔部材
4a 第1の楔部材
4b 第2の楔部材
5a,5b 鉄筋
9a,9b 楔挿通孔
44a,44b 太径部(突設部)
45 ロッド本体
52 曲折部(突設部)
54 真直部
以下、本発明に係る鉄筋の接合具の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る鉄筋の接合具を示した図である。同図に示すように、本実施形態に係る鉄筋の接合具1は、断面形状が長円状の筒体2と、該筒体内に挿通される荷重伝達ロッド3と、楔部材4とからなる。
筒体2は、鉄筋5a,5bが同一の直線上に直列に配置されるように、該鉄筋の端部を筒体2の両端に形成された開口6a,6bから挿入することができるようになっているとともに、鉄筋5a,5bの端部が筒体2内に挿入された状態でそれらと並列になるように荷重伝達ロッド3を挿通することができるようになっている。
筒体2は、湾曲内面が対向するように配置された一対の半円筒状壁部7,7と該一対の半円筒状壁部の対応縁部をつなぐ一対の平板状壁部8,8とからなり、一対の平板状壁部8,8には、楔挿通孔9a,9aを互いに対向するように形成してある。同様に、楔挿通孔9b,9bを互いに対向するように平板状壁部8,8に形成してある。
荷重伝達ロッド3は、断面が円形の真直な鋼棒で構成してある。
ここで、楔部材4は、2本の鉄筋5a,5bのうち、一方の鉄筋である鉄筋5aと荷重伝達ロッド3との間に打ち込まれる第1の楔部材としての楔部材4aと、他方の鉄筋である鉄筋5bと荷重伝達ロッド3との間に打ち込まれる第2の楔部材としての楔部材4bとからなり、楔部材4aは、鉄筋5aと荷重伝達ロッド3との間に形成された楔挿通孔9a,9aに挿通され、楔部材4bは、鉄筋5bと荷重伝達ロッド3との間に形成された楔挿通孔9b,9bに挿通されるようになっている。
楔部材4aは、鉄筋5aと荷重伝達ロッド3との間に打ち込まれたとき、筒体2の半円筒状壁部7,7から反力をとる形で鉄筋5aと荷重伝達ロッド3にくい込んでそれぞれと係合される。同様に、楔部材4bは、鉄筋5bと荷重伝達ロッド3との間に打ち込まれたとき、鉄筋5bと荷重伝達ロッド3にくい込んでそれぞれと係合される。
楔部材4a,4bは、上述したように鉄筋5a,5bと荷重伝達ロッド3の両方にそのテーパー部をくい込ませるが、いずれのくい込み量が大きくなるかは、主として両者の硬さの違いに依存する。そして、鉄筋5a,5bへのくい込みが不足した場合、鉄筋5a,5bと楔部材4a,4bとの係合力が不十分になる。
したがって、荷重伝達ロッド3の硬さを鉄筋5a,5bと同等か、それ以上とすることにより、設計上問題とならない範囲で楔部材4a,4bを鉄筋5a,5bにくい込ませるのが望ましい。
具体的には、例えば鉄筋5a,5bをSD345(鉄筋コンクリート用棒鋼、日本工業規格)とした場合、荷重伝達ロッド3をS45C(機械構造用炭素鋼鋼材、日本工業規格)で構成することができる。
本実施形態に係る鉄筋の接合具1を用いて鉄筋5a,5bを接合するには、まず、筒体2の一方の開口6aから鉄筋5aの端部を挿入するとともに、筒体2の他方の開口6bから鉄筋5bの端部を挿入する。
また、かかる鉄筋挿入作業と並行して又は相前後して、荷重伝達ロッド3を筒体2内に挿通するが、該挿通作業にあたっては、鉄筋5a及び5bの端部と並列になるように筒体2の内部に挿通する。
次に、楔部材4aを楔挿通孔9aに通してこれを圧入するとともに、楔部材4bを楔挿通孔9bに通してこれを圧入する。圧入にあたっては、従来公知の楔打込み機を適宜選択して用いればよい。
図2は、楔打込み作業を終えて鉄筋5a,5bの接合が完了した様子を示した図である。
本実施形態に係る鉄筋の接合具1においては、2本の鉄筋5a,5bが同一の直線上に直列に配置されるように該各鉄筋の端部を筒体2の両端開口6a,6bからそれぞれ挿入するとともに、各鉄筋の端部と並列になるように荷重伝達ロッド3を筒体2内に挿通し、かかる状態で2つの楔部材4a,4bを圧入するが、楔部材4aについては、鉄筋5aと荷重伝達ロッド3との間に圧入し、楔部材4bについては、鉄筋5bと荷重伝達ロッド3との間に圧入する。
このようにすると、2本の鉄筋5a,5bに引張荷重が作用したとき、該引張荷重は、楔部材4aを介して鉄筋5aから荷重伝達ロッド3へと伝達され、さらに楔部材4bを介して荷重伝達ロッド3から鉄筋5bへと伝達される。
また、2本の鉄筋5a,5bが同一の直線上に直列に配置されているため、各鉄筋5a,5bからの引張荷重は、同一の作用線上で筒体2に作用する。
以上説明したように、本実施形態に係る鉄筋の接合具1によれば、荷重伝達ロッド3をあらたに導入することにより、2本の鉄筋5a,5bを同一の直線上に直列に配置した状態で引張荷重を伝達させることが可能になる。
そのため、各鉄筋5a,5bからの引張荷重は、同一の作用線上で筒体2に作用することとなり、筒体2が回転するおそれがなくなるとともに、筒体2の回転に伴う曲げが鉄筋5a,5bに加わることもないため、鉄筋5a,5bの引張強さが発揮されない状態で該鉄筋が引張及び曲げで破断するおそれがなくなり、鉄筋5a,5bの引張強さを十分に発揮させることが可能となる。
なお、2本の鉄筋5a,5bに引張荷重が作用したとき、該引張荷重は、楔部材4aを介して鉄筋5aから荷重伝達ロッド3へと伝達され、さらに楔部材4bを介して荷重伝達ロッド3から鉄筋5bへと伝達される。
したがって、鉄筋5a,5bの接合強度を十分に確保することが可能である。
鉄筋と荷重伝達ロッドとの相対的な硬さの違いが本発明に係る接合具の引張特性にどのような影響を与えるのかを調べるため、以下のような引張試験を行った。
引張試験では、ウェッジ長さが48mm、ウェッジ径が16mm、先端部の長さが10mmの楔部材を用いた。筒体については、その諸元を表1に示す。
Figure 0004840828
表1でわかるように、筒体の鋼種は、STKM13A(機械構造用炭素鋼鋼管、日本工業規格)、S45C及びS45C(焼鈍し処理)の3種類とし、楔部材の鋼種は、S45C(熱処理)の1種類とした。
次に、引張試験の結果を表2にそれぞれ示す。
Figure 0004840828
ケース1,2は、鉄筋と荷重伝達ロッドとの相対的な硬さの違いによる引張特性への影響を調べる前に、形状によるばらつきの影響を事前に調べたものであり、いずれのケースも、接合対象である鉄筋(SD345)と硬さが同じ鋼種(SD345)の異形鉄筋を荷重伝達ロッドとして採用したが、鉄筋メーカーは異なるものを採用した。
ケース3は、接合対象である鉄筋と引張強さの規格値(下限値)が同じ鋼種の荷重伝達ロッドを用いた場合について調べたものであり、荷重伝達ロッドの鋼種をSNR490B(建築構造用圧延棒鋼(丸鋼)、日本工業規格)とした。
ケース4,5は、接合対象である鉄筋よりも硬い鋼種であって形状による引張特性のばらつきの影響を受けない丸鋼を荷重伝達ロッドとして用いた場合について調べたものであり、荷重伝達ロッドの鋼種をS45C(ミガキ鋼)又はSCM435とした。
ケース7,9もケース4,5と概ね同様であり、接合対象である鉄筋よりも硬い鋼種であって形状による引張特性のばらつきの影響を受けない丸鋼を荷重伝達ロッドとして用いた場合について調べたものであり、荷重伝達ロッドの鋼種をS45C(熱処理)とした。
引張試験の結果、ケース1では、接合対象である鉄筋が母材破断した。この結果から、荷重伝達ロッドの硬さを接合対象である鉄筋の硬さと同程度にしたならば、異形鉄筋を本発明に係る接合具の荷重伝達ロッドとして用いることが可能であることがわかった。
ケース2では、接合対象である鉄筋がせん断破壊した。この結果から、異形鉄筋の場合、鉄筋メーカーによってリブ径やフシ径といった形状や実際の材料自体の機械的性質が異なるため、引張特性にばらつきが生じることがわかった。
ケース3では、接合対象である鉄筋が母材破断する前にせん断破壊した。この結果は、引張強さの規格値(下限値)が接合対象鉄筋(SD345)と同一の荷重伝達ロッドを用いた場合、実際の材料における引張強さのばらつきがSNR490BよりもSD345の方が大きいため、場合によってはSD345の方が硬くなってしまう懸念があることを示すものである。
ケース4,5,7,9では、接合対象である鉄筋が母材破断した。
これらの結果から、接合対象鉄筋(SD345)よりも硬い鋼種(S45C(ミガキ鋼)、SCM435、S45C(熱処理))を荷重伝達ロッドとした場合、接合対象鉄筋が確実に母材破断することがわかった。
ケース1〜3、4,5,7,9の試験結果から、異形鉄筋や、接合対象鉄筋と硬さが同等の鋼種の丸鋼を荷重伝達ロッドとして採用することは可能であるが、形状のばらつき又は製造時に生じる品質のばらつきに起因して、接合対象となる鉄筋よりも荷重伝達ロッドの方が柔らかくなることがあるため、荷重伝達ロッドは、接合対象鉄筋よりも十分硬い鋼種から選択するのが望ましいと言える。
一方、荷重伝達ロッドが硬すぎると、その分、楔部材の鉄筋へのくいこみ量が大きくなって鉄筋の屈曲度が大きくなるとともに、楔部材が変形してしまう懸念もあるため、荷重伝達ロッドは、鉄筋へのくいこみ量が過大にならず、かつ楔部材が変形しない程度の硬さであることが必要となる。
また、筒体を硬い材料で形成したケース6,8の場合には、接合対象鉄筋は、母材破断する前にせん断破壊した。これは、筒体が接合対象鉄筋よりも硬いために、楔部材の圧入に伴って、筒体内壁面に鉄筋が十分に圧着されないからであると考えられる。ケース8の場合、楔部材のくいこみ位置から破断したが、これは、鉄筋のくいこみ位置に応力集中が起きたためと推察される。加えて、荷重伝達ロッドが接合対象の鉄筋より硬い場合であっても、筒体が鉄筋よりも硬い場合、鉄筋への楔部材のくいこみ量が過大になる懸念があることを示すものである。
以上の試験結果から、本発明に係る接合具においては、楔部材を最も硬くし、以下、荷重伝達ロッド、接合対象鉄筋、筒体の順に柔らかくしていくのが望ましい。
なお、上述した試験においては、硬さを示す規格の違いによって比較が困難になるのを避けるため、引張強さの度合いをもって硬さの度合いとした。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る鉄筋の接合具を示した図である。同図に示すように、本実施形態に係る鉄筋の接合具41は、断面形状が長円状の筒体2と、該筒体内に挿通される荷重伝達ロッド43と、楔部材4とからなる。
荷重伝達ロッド43は、ロッド本体45と該ロッド本体の両端に取り付けられる突設部としての太径部44a,44bとで構成してあり、太径部44a,44bは、ロッド本体45よりも外径が大きくなるように形成してあるとともにその内部空間に雌ネジを切ってある。
一方、ロッド本体45は、断面が円形の真直な鋼棒で構成してあるとともに、両端に雄ネジを切ってあり、該雄ネジに上述した太径部44a,44bの雌ネジを螺合することで、太径部44a,44bをロッド本体45の各端に着脱自在に取り付けることができるようになっている。
ここで、太径部44a,44bは、ロッド本体45を筒体2に挿通した状態でその各端に螺着したとき、その周面が鉄筋5a,5bに当接するようにその外径を定める。なお、太径部44a,44bをロッド本体45に螺着する際、作業の支障とならないよう、必要に応じて太径部44a,44bの半径を、ロッド本体45の材軸から鉄筋5a,5bの周面までの距離より適宜小さくしておく。
楔部材4a,4bは、鉄筋5a,5bと荷重伝達ロッド43の両方にそのテーパー部をくい込ませるが、いずれのくい込み量が大きくなるかは、主として両者の硬さの違いに依存する。そして、鉄筋5a,5bへのくい込みが不足した場合、鉄筋5a,5bと楔部材4a,4bとの係合力が不十分になる。
したがって、荷重伝達ロッド43の硬さを鉄筋5a,5bと同等か、それ以上とすることにより、設計上問題とならない範囲で楔部材4a,4bを鉄筋5a,5bにくい込ませるのが望ましい。
具体的には、例えば鉄筋5a,5bをSD345(鉄筋コンクリート用棒鋼、日本工業規格)とした場合、荷重伝達ロッド43をS45C(機械構造用炭素鋼鋼材、日本工業規格)で構成することができる。
筒体2及び楔部材4については、第1実施形態と同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係る鉄筋の接合具41を用いて鉄筋5a,5bを接合するには、まず、筒体2の一方の開口6aから鉄筋5aの端部を挿入するとともに、筒体2の他方の開口6bから鉄筋5bの端部を挿入する。
また、かかる鉄筋挿入作業と並行して又は相前後して、荷重伝達ロッド43のロッド本体45を筒体2内に挿通するが、該挿通作業にあたっては、鉄筋5a及び5bの端部と並列になるように筒体2の内部に挿通する。
次に、ロッド本体45の両端に切った雄ネジに太径部44a,44bの雌ネジを図4に示すように螺合し、太径部44a,44bの周面を鉄筋5a,5bに当接させる。なお、螺着作業の関係上、太径部44a,44bの半径を、ロッド本体45の材軸から鉄筋5a,5bの周面までの距離より小さくした場合には、その分だけクリアランスが生じ、厳密には両者は当接しない。
次に、楔部材4aを楔挿通孔9aに通してこれを圧入するとともに、楔部材4bを楔挿通孔9bに通してこれを圧入する。圧入にあたっては、従来公知の楔打込み機を適宜選択して用いればよい。
本実施形態に係る鉄筋の接合具41においては、2本の鉄筋5a,5bが同一の直線上に直列に配置されるように該各鉄筋の端部を筒体2の両端開口6a,6bからそれぞれ挿入するとともに、各鉄筋の端部と並列になるように荷重伝達ロッド43を筒体2内に挿通し、かかる状態で2つの楔部材4a,4bを圧入するが、楔部材4aについては、鉄筋5aと荷重伝達ロッド43との間に圧入し、楔部材4bについては、鉄筋5bと荷重伝達ロッド43との間に圧入する。
このようにすると、2本の鉄筋5a,5bに引張荷重が作用したとき、該引張荷重は、楔部材4aを介して鉄筋5aから荷重伝達ロッド43へと伝達され、さらに楔部材4bを介して荷重伝達ロッド43から鉄筋5bへと伝達される。
また、2本の鉄筋5a,5bが同一の直線上に直列に配置されているため、各鉄筋5a,5bからの引張荷重は、同一の作用線上で筒体2に作用する。
ここで、楔部材4a,4bの打込みに伴って鉄筋5a,5bが屈曲しようとしたとき、荷重伝達ロッド43に設けた太径部44a,44bに鉄筋5a,5bの周面が当接するため、鉄筋の屈曲が抑制される。
以上説明したように、本実施形態に係る鉄筋の接合具41によれば、荷重伝達ロッド43をあらたに導入することにより、2本の鉄筋5a,5bを同一の直線上に直列に配置した状態で引張荷重を伝達させることが可能になる。
そのため、各鉄筋5a,5bからの引張荷重は、同一の作用線上で筒体2に作用することとなり、筒体2が回転するおそれがなくなるとともに、筒体2の回転に伴う曲げが鉄筋5a,5bに加わることもないため、鉄筋5a,5bの引張強さが発揮されない状態で該鉄筋が引張及び曲げで破断するおそれがなくなり、鉄筋5a,5bの引張強さを十分に発揮させることが可能となる。
なお、2本の鉄筋5a,5bに引張荷重が作用したとき、該引張荷重は、楔部材4aを介して鉄筋5aから荷重伝達ロッド43へと伝達され、さらに楔部材4bを介して荷重伝達ロッド43から鉄筋5bへと伝達される。
したがって、鉄筋5a,5bの接合強度を十分に確保することが可能である。
また、本実施形態に係る鉄筋の接合具41によれば、荷重伝達ロッド43の各端に着脱自在な太径部44a,44bを備えるとともに該太径部を荷重伝達ロッド43の各端にそれぞれ取り付けたときに鉄筋5a,5bの周面に向かって突出するように太径部44a,44bを形成したので、楔部材4a,4bの打込みに伴って鉄筋5a,5bが屈曲しようとしたとき、荷重伝達ロッド43に設けた太径部44a,44bに鉄筋5a,5bの周面が当接することとなり、かくして鉄筋5a,5bの屈曲を抑制することが可能となる。
そのため、従来のように、設計通りの配筋が困難になって鉄筋同士が干渉したり間隔が狭くなったりするといった懸念がなくなる。
図5は、鉄筋5a,5bが屈曲した場合の様子を模式的に描いたものであり、太径部44a,44bがない状態では、楔部材4a,4bの圧入に伴い、打込み箇所で鉄筋5a,5bが同図のように屈曲する場合があるが、太径部44a,44bを設けた場合、鉄筋5a,5bが屈曲しようとしても、太径部44a,44bと当接して抑えられるため、結果として鉄筋5a,5bは、その屈曲が抑制される。
本実施形態では、鉄筋の周面に向かって突出してなる本発明の突設部を太径部44a,44bで構成したが、本発明に係る突設部はかかる構成に限定されるものではない。
例えば、図6に示したように、真直部54と該真直部の両端に設けられた曲折部52,52とで構成してなる荷重伝達ロッド53を採用し、曲折部52,52を突設部としてもよい。
かかる構成においても、楔部材4a,4bの打込み箇所で鉄筋5a,5bが屈曲しようとしても、曲折部52,52の先端に鉄筋5a,5bの周面が当接するため、鉄筋5a,5bはその屈曲が抑制される。
また、上述した実施形態では、鉄筋5a,5bの端部が筒体2内に挿入された状態でそれらと並列になるように荷重伝達ロッド3を一本だけ筒体2内に挿通するようにしたが、これに代えて、図7に示すように、鉄筋5a,5bの端部が筒体2内に挿入された状態で鉄筋5a,5bの両側方に並列に位置するように、2本の荷重伝達ロッド73,73をそれぞれ筒体72内に挿通するようにしてもよい。
かかる構成においては、楔部材4は、鉄筋5aと荷重伝達ロッド73,73との間に打ち込まれる第1の楔部材としての楔部材4a,4aと、鉄筋5bと荷重伝達ロッド73,73との間に打ち込まれる第2の楔部材としての楔部材4b,4bとからなり、楔部材4aは、鉄筋5aと荷重伝達ロッド73との間に位置する筒体72の平板状壁部に形成された楔挿通孔9a,9aに挿通され、楔部材4bは、鉄筋5bと荷重伝達ロッド73との間に位置する筒体72の平板状壁部に形成された楔挿通孔9b,9bに挿通されるようになっている。
以下、楔部材4a,4bについては、第1実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、上述した実施形態及び変形例では、荷重伝達ロッド3,53,73やロッド本体45を現場で取り付けるようにしたが、これに代えて、工場等で筒体2や筒体72に先付けしておくようにしてもかまわない。
また、上述した実施形態及び変形例では、鉄筋5a又は鉄筋5bと荷重伝達ロッド3との間に圧入する楔部材4a,4bの個数、あるいは鉄筋5a又は鉄筋5bと荷重伝達ロッド53,73との間に圧入する楔部材4a,4bの個数をそれぞれ一つずつとしたが、これに代えて個数を複数とし、鉄筋5a,5bの材軸に沿って複数の楔部材4a,4bを圧入するようにしてもかまわない。
これに関連して、圧入すべき楔部材の最低個数は、2つの鉄筋に対してそれぞれ1つであり、余った楔挿通孔についてはこれを放置してもかまわない。
かかる構成においては、放置された楔挿通孔は、コンクリート打設の際、コンクリート充填孔となって筒体内にコンクリートが流入する。
そのため、鉄筋の接合強度が増加する。

Claims (7)

  1. 2本の鉄筋が同一の直線上に直列に配置されるように該各鉄筋の端部を両端の開口からそれぞれ挿入可能な断形状が長円状の筒体と、
    前記各鉄筋の端部が前記筒体内に挿入された状態でそれらと並列になるように前記筒体内に挿通される荷重伝達ロッドと、
    前記筒体を構成する一対の平板状壁部の対向位置にそれぞれ形成された楔挿通孔に挿通される楔部材とからなり、
    前記楔部材は、前記2本の鉄筋のうち、一方の鉄筋と前記荷重伝達ロッドとの間に打ち込まれる第1の楔部材と、他方の鉄筋と前記荷重伝達ロッドとの間に打ち込まれる第2の楔部材とからなることを特徴とする鉄筋の接合具。
  2. 前記荷重伝達ロッドを前記2本の鉄筋の両側方に配置した請求項1記載の鉄筋の接合具。
  3. 前記鉄筋の周面に向かって突出した突設部を前記荷重伝達ロッドに形成した請求項1又は請求項2記載の鉄筋の接合具。
  4. 前記荷重伝達ロッドを、真直部と該真直部の両端に設けられた曲折部とで構成し、該曲折部を前記突設部とした請求項3記載の鉄筋の接合具。
  5. 前記荷重伝達ロッドを、ロッド本体と該ロッド本体の両端に着脱自在に取り付けられ前記ロッド本体よりも外径が大きな太径部とで構成し、該太径部を前記突設部とした請求項3記載の鉄筋の接合具。
  6. 前記荷重伝達ロッドの硬さを前記鉄筋の硬さよりも相対的に大きくした請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の鉄筋の接合具。
  7. 前記筒体の硬さを前記鉄筋の硬さよりも相対的に小さくした請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の鉄筋の接合具。
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