JP4798602B2 - トルクロッド - Google Patents

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Description

この発明はパワーユニットを車体へ連結するために用いられるトルクロッドに係り、特に、圧縮荷重に対する破壊位置及び破壊荷重をコントロールするものに関する。
このようなトルクロッドの一例として、ロッドを略菱形に形成し、その中間部に山形をなす屈曲部を設け、ロッド部へ衝突荷重が圧縮入力したとき、この屈曲部に応力を集中させて破壊をコントロールするようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2004−255967号公報
図8は上記特許文献1のトルクロッドに対して衝突荷重が圧縮方向へ入力するときの屈曲部における応力状態を示す。このトルクロッドのロッド部100は、4つの辺からなる略菱形形状をなし、そのうちの長手方向において山形をなす一組の辺101と102との接続部が屈曲部103をなす。このトルクロッドの長手方向に衝突荷重Fが圧縮方向へ入力すると、辺101は矢示a方向へ曲げられ、辺102は矢示b方向へ曲げられる。この曲げによって屈曲部103の外側部分104には引っ張り方向の応力f3がかかって伸び歪みが発生し、屈曲部103の内側部分105には圧縮方向の応力f4がかかって圧縮歪みが生じる。
外側部分104及内側部分105には衝突時の圧縮入力により、圧縮力f5がいずれも負荷されているため、外側部分104に発生する引っ張り応力f3は圧縮力f5によって一部が相殺される。一方、内側部分105は圧縮応力f4が圧縮力f5によって増大され、この部分が最大応力発生部位になる。
しかしながらこれらの応力によって破壊する場合、経験上、引っ張り応力による破壊荷重は安定するが、圧縮応力による破壊荷重は安定しにくいことが判っている。このため、伸び歪み側に最大応力を発生させて破壊させたいが、上記の例では圧縮入力において伸び歪み側を最大応力発生部にすることができない。
そこで本願発明は、圧縮入力においても、伸び歪み側に最大応力を発生させて破壊でき、かつ破壊位置及び破壊荷重を容易にコントロールできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため本願のトルクロッドに係る請求項1は、ロッド部とその両端に設けたブッシュ取付用ブラケットとを備え、これらのブッシュ取付用ブラケットにてブッシュを介してパワーユニットと車体とを連結するトルクロッドにおいて、
ッドにおいて、
前記ロッド部は前記ブッシュ取付用ブラケットの外周部に接続する太幅の張り出し部とこれに接続する細幅部を備え、
前記張り出し部はブッシュ取付用ブラケットと前記細幅部を結ぶ略L字状の屈曲形状をなし、最弱部をなす屈曲部と、この屈曲部を挟んで設けられた第1腕部と第2腕部を備え、
前記第1腕部は、前記各ブッシュ取付用ブラケットに支持されるブッシュの中心間を結んだ直線である作用軸線から略直交方向へ張り出し、
前記第2腕部は前記作用軸線と略平行し、
前記第2腕部に前記屈曲部へ向かって圧縮荷重が入力し、前記第1腕部と前記細幅部との接続部に反力が入力することにより、前記第1腕部に曲げモーメントを発生させるとともに、
前記ロッド部は前記作用軸線に対して対称形であり、
前記張り出し部は、前記ブッシュ取付用ブラケットの軸線方向へ前記ロッド部を貫通する張り出し部穴を囲み、前記作用軸線に対して対称に設けられることを特徴とする。
請求項2は上記請求項1において、前記ロッド部にその作用軸線と斜交するガイド部を設け、前記衝突荷重の圧縮入力による破壊時に移動する前記衝突荷重の入力部を、前記ロッド部からその作用軸線外方へ離脱させることを特徴とする。
請求項1によれば、ロッド部に対して圧縮方向へ衝突荷重が入力すると、張り出し部が作用軸線と略直交方向へ張り出しているため、この張り出し部に張り出し幅を隔てて衝突荷重とその反力が入力して曲げモーメントを発生する。このとき、張り出し部が作用軸線と略直交方向外方へ張り出しているので、図8における圧縮力f5に相当するような引っ張り応力を相殺する力が生じない。
その結果、この曲げモーメントによる曲げ応力が張り出し部へ集中し、張り出し部は最大応力が集中する最弱部になる。しかも、この曲げ応力は最弱部において伸び歪みとなり、かつこのときの伸び歪み量は最大となる。このため、伸び歪み側を最大応力発生部にすることができる。
そこで、張り出し部の強度を所定の衝突荷重が入力したとき、上記伸び歪みによって破壊されるように設定しておけば、トルクロッドは所定の衝突荷重が圧縮入力することにより、最大応力発生部すなわち最弱部である張り出し部が曲げ応力による伸び歪みで確実に破壊される。その結果、最大応力発生部にて伸び歪みによって破壊できるようになるので、破壊位置をより正確に特定でき、破壊荷重のコントロールもより正確になる。
請求項2によれば、ロッド部にその軸線と斜交するガイド部を設けたので、破壊時に移動する衝突荷重の入力部がガイド部に至ると、ガイド部に案内されて、ロッド部の作用軸線外方へ移動されて離脱させられる。このため、トルクロッドの破壊後も衝突荷重の入力部がロッド部の作用軸線上に残存し、ロッド部へ衝突荷重を伝達し続けるような事態を回避でき、破壊後は圧縮入力の伝達を確実に遮断できる。
以下、図面に基づいて一実施形態を説明する。図1はトルクロッドの使用状態を示す概略図である。トルクロッド1は長手部材であって、その長手方向両端に設けたブッシュ2を介してパワーユニット3と車体4とを防振的に連結している。パワーユニット3はエンジンとミッションを一体化したものであってFF車に横置きされ、慣性主軸形式で車体側へ防振マウントされている。本例におけるブッシュ2はサイドマウントとして構成されている。
トルクロッド1は、パワーユニット3が慣性主軸回りのローリングを規制するためのものであり、その長手方向を車体の前後方向へ向けて配置され、その長手方向にて衝突荷重Fを受けるようになっている。本例では、パワーユニット3の後ろ側に配置して衝突時に後退するパワーユニット3により、トルクロッド1が圧縮方向の衝突荷重Fを受けるようになっている。
ここで、本願において言及する各種の方向に関する表現を以下のように定義する。図1の取付状態において、前後方向とは車体の前後方向をいう。また、車体上方からトルクロッドを見た状態をその上面視、これと直交する車体側方から見た状態を正面視とする。上面視における車体左右方向を横方向もしくは厚さ方向とし、この方向におけるトルクロッドの幅を横幅もしくは厚さとする。正面視における車体上下方向を縦方向又は上下方向とし、この方向におけるトルクロッドの幅を単に幅とする。
図2はトルクロッド1の斜視図、図3はその正面図である。これらの図に示すように、トルクロッド1は長手形状のロッド部5とその長手方向両端に設けられる円筒部6及び7を備える。円筒部6及び円筒部7の各中心軸線をC1,C2、それぞれに取付けられるブッシュ2の中心点をc1及びc2とする。C1とC2は平行する。円筒部6及び7はブッシュ取付用ブラケットの一例である。
ロッド部5は、円筒部6側へ一体に設けられた太幅の張り出し部8とこれに接続する細幅部9を備える。張り出し部8と細幅部9の間は段差をなす。この段差を形成する部分が張り出し部8を構成する第1腕部10になっている。
図3に示すように、トルクロッド1は、円筒部6及び円筒部7の各中心点c1,c2を結ぶ長手方向の作用軸線Cに対して対称形である。第1腕部10は作用軸線Cに対して略直角方向へ張り出しており、その作用軸線Cからの張り出し量をaとする。
作用軸線Cはロッド部5の長手方向の軸線でもあり、図3に示す状態におけるロッド部5の幅の中心線である。また、作用軸線Cは円筒部6及び円筒部7の各中心軸線C1,C2(図2)と直交する。
第1腕部10と細幅部9の接続部11は肉厚部分をなす。張り出し部8は横方向へ貫通する張り出し部穴12を囲んでおり、この張り出し部穴12内へ接続部11の一部が正面視略3角形状をなして内へ突出している。この張り出し部穴12内に臨む接続部11の面は作用軸線Cに対して斜交する傾斜面からなるガイド部13になっている。
ロッド部5は、第1腕部10と細幅部9の表面はR状に連続し、このアール部14から円筒部7側へ向かって次第に拡幅するテーパー部15をなし、さらにこのテーパー部15から作用軸線Cと平行に変化する水平部16を介して円筒部7と連続している。
ここで、アール部14と作用軸線Cとの最も狭い幅をbとし、水平部16と作用軸線Cの最大幅をcとする。第1腕部10の側方へ突出する量であるオフセット量をdとすれば、d=a−b である。また、水平部16の幅は張り出し部8の幅よりは狭くなっている(c<a)。
テーパー部15及び水平部16部分にも、肉抜き穴17〜19が形成されている。これらも張り出し部穴12と同じく横方向へ貫通している。但し、これらの数及び大きさは任意であり、トルクロッド1が非衝突時に必要とされる強度が得られるように設定される。
図4は張り出し部8近傍部分を拡大して示す図である。張り出し部8は円筒部6とロッド部5の細幅部9を結ぶ屈曲形状をなし、その屈曲部20を挟んで第1腕部10と第2腕部21になっている。屈曲部20は第1腕部10の張り出し端部であり、張り出し部8の上面側第2腕部21に連続している。張り出し部8の下方側も同様であり、第1腕部10と下面側第2腕部22との間に屈曲部20が形成されている。
第1腕部10の屈曲部20近傍部分は、作用軸線C上における円筒部6の張り出し部8側の点Pに衝突荷重F(図5参照)が圧縮入力したとき最大応力が発生する部分であり、その結果、最も弱体部となっている部分である。この部分の強度は肉厚やオフセット量d等を調節することにより自由に設定でき、所定の大きさの衝突荷重Fが入力したときに発生する曲げ応力により割れて、この部分から破壊されるように設定されている。
上面側第2腕部21,下面側第2腕部22は張り出し部穴12を囲む壁部であり、円筒部6のうち張り出し部穴12に臨む内側部23及びアール部14並びに第1腕部10とによって張り出し部穴12を囲んでいる。第1腕部10は屈曲部20を挟んで、上面側第2腕部21又は下面側第2腕部22と正面視で略L字状の屈曲形状をなし、第1腕部10における応力の集中を強くし、この部分を最弱部とする構造になっている。
図3において、円筒部6の筒状をなす空間はブッシュ穴24をなし、ここにブッシュ2(図1)が焼き付けや嵌合等で取付けられる。ブッシュ2は中心に内筒25を一体化した防振ゴム26からなる公知のものであり、内筒25に通したボルト等の連結軸(図示省略)によりパワーユニット3(図1)へ取付けられる。
円筒部7側も同様であり、ブッシュ2がブッシュ穴27の内側に設けられ、このブッシュ2を介して車体4のブラケット4aへ取付けられる(図1)。なお、ブッシュ2は外筒を有する独立したものとして形成し、円筒部6及び7の内側へ圧入したものでもよい。
トルクロッド1は、アルミ合金等の金属又は適当な樹脂等によりロッド部5と円筒部6及び7が一体に形成される。樹脂の場合は6−6ナイロン等公知のものを利用でき、必要により繊維強化をすることができる。金属又は樹脂のいずれでも、図3における正面形状を断面形状とした押し出し素形を押し出し成形する。
その後、押し出し素形を押し出し方向に直交して横幅間隔でカットすることにより効率的に形成できる。特に、円筒部6及び7の中心作用軸線C1,C2が横方向に平行し、かつ張り出し部穴12、17〜19の貫通方向とも一致しているから、全体の押し出し成形が可能になる。
しかも、全体を押し出し成形することにより、ロッド部5と円筒部6及び7との溶接接合部が存在しない。このような溶接接合部は応力集中による弱体部となるので、破壊部位が一定しなくなったり、破壊荷重をコントロールしにくくなりがちである。しかし、このような溶接接合部が存在しないことにより、破壊部位の特定及び破壊荷重のコントロールがさらに正確になる。
次に作用を説明する。図5は所定の値以上の大きな衝突荷重Fが圧縮入力したときの張り出し部8における変形状態を示す。まず、作用軸線C上となる内側部23の点Pへ衝撃荷重Fが圧縮入力すると、屈曲部20は衝突荷重Fで図の右側へ押される。一方、接続部11には作用軸線Cに沿って円筒部7側から反力Fが加わる。
したがって、第1腕部10の外方端部である屈曲部20近傍の点Qと内方端部となるアール部14近傍の点Rとは互いに逆方向に力fを受け、点QR間はオフセット量dに略等しい距離があるので、第1腕部10に曲げモーメントが生じ、曲げ応力が加わる。しかも、第1腕部10を挟んで点QとRが逆方向の力fを受けるので、曲げ変形を確実に生じさせる。下方の屈曲部20においても同様である。その結果、上面側第2腕部21(及び下面側第2腕部22)と第1腕部10は屈曲部20を挟んで曲がる。
図6はこのとき発生する応力について示す。この図は第1腕部10を拡大したものであり、第1腕部10における前方側部分及び後方側の部分のいずれにも引っ張り応力f1及びf2が働く。このとき、第1腕部10は作用軸線Cから略直交方向へ張り出しているから、力fは引っ張り応力f1及びf2を打ち消すものではなく、このような引っ張り応力f1及びf2を打ち消す力は発生しない。
このため、第1腕部10に最大応力が集中し、伸び歪みも最大になり、第1腕部10は張り出し部8における最大応力発生部すなわち最弱部にもなっている。しかも第1腕部10の強度は、この衝突荷重Fの圧縮入力によって生じる応力によって割れを生じるように予め設定されているので、第1腕部10が破断部28で割れて破壊の起点となる。
したがって、所定の衝突荷重Fが圧縮入力することにより、最大応力発生部(最弱部)にて伸び歪みによって破壊できるようになるので、確実に第1腕部10で破壊を生じることになる。しかも所定の衝突荷重Fと第1腕部10の強度の関連づけは、計算又は実験等により容易にできる。このため、破壊位置をより正確に特定でき、かつ所定の衝突荷重Fであるに破壊荷重の値をより正確にコントロールできる。しかも本来破壊しにくい衝突時の圧縮入力でも確実に破壊できる。
図7は張り出し部8の破壊時における内筒25の挙動を示す。衝突荷重はブッシュ2を介して入力されるが、より厳密には内筒25から入力され、内筒25が衝突荷重の入力部をなす。したがって、以下はブッシュ2の移動を内筒17の移動によって説明する。内筒25が衝突荷重Fにより相対移動してガイド部13の突出端へ至ると、ガイド部13の斜面に案内されて作用軸線Cから遠ざかるように作用軸線Cの直交方向外方へ移動し、やがては第1腕部10の破断部28を通ってトルクロッド1から外部へ離脱する。
このため、衝突荷重Fの入力部である内筒25が作用軸線C上に残存し、ロッド部5の圧縮方向へ衝突荷重を加え続けることはないので、張り出し部8の破壊後における衝突荷重Fのロッド部5及び円筒部7側に対する伝達を確実に遮断できる。しかも、ガイド部13は張り出し腕部穴12を有効に利用して形成できるので、形成が容易になる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、上記の説明では衝突荷重の圧縮入力について説明したが、衝突荷重が引っ張り方向へ入力した場合でも、同様に
して第1腕部10における曲げが生じ、それに伴う伸び歪みで破壊できる。
したがって、衝突荷重の入力方向が、圧縮方向及び引っ張り方向のいずれであっても有効に使用できる。
さらに、ロッド部5,円筒部6及び7をそれぞれ別体に鋳造や鍛造等によって作製し、相互に溶接等で結合してもよい。また、張り出し部8を円筒部7側に設けてもよい。さらには円筒部6及び円筒部7の双方側に設けてもよい。また、円筒部6又は7のうちいずれか一方側又は双方を略U字状の二股構造をなすヨーク状としてもよい。
使用状態を示す概略図 トルクロッドの斜視図 トルクロッドの正面図 張り出し部部分の拡大図 破壊時の作用説明図 同上図 ガイド部の作用説明図 公知例における作用説明図
符号の説明
1:トルクロッド、2:ブッシュ、3:パワーユニット、4:車体、5:ロッド部、6:円筒部、7:円筒部、8:張り出し部、9:細幅部、10:第1腕部、12:張り出し部穴、13:ガイド部、14:アール部、20:屈曲部、21:上面側第2腕部、22:下面側第2腕部、25:内筒、287:破断部

Claims (2)

  1. ロッド部(5)とその両端に設けたブッシュ取付用ブラケット(6・7)とを備え、これらのブッシュ取付用ブラケットにてブッシュを介してパワーユニットと車体とを連結するトルクロッドにおいて、
    前記ロッド部(5)は前記ブッシュ取付用ブラケット(6)の外周部に接続する太幅の張り出し部(8)とこれに接続する細幅部(9)を備え、
    前記張り出し部(8)はブッシュ取付用ブラケット(6)と前記細幅部(9)を結ぶ略L字状の屈曲形状をなし、
    最弱部をなす屈曲部(20)と、この屈曲部(20)を挟んで設けられた第1腕部(10)と第2腕部(21)を備え、
    前記第1腕部(10)は、前記各ブッシュ取付用ブラケット(6・7)に支持されるブッシュの中心間を結んだ直線である作用軸線(C)から略直交方向へ張り出し、
    前記第2腕部(21)は前記作用軸線(C)と略平行し、
    前記第2腕部(21)に前記屈曲部(20)へ向かって圧縮荷重が入力し、前記第1腕部(10)と前記細幅部(9)との接続部に反力が入力することにより、前記第1腕部(10)に曲げモーメントを発生させるとともに、
    前記ロッド部(5)は前記作用軸線(C)に対して対称形であり、
    前記張り出し部(8)は、前記ブッシュ取付用ブラケット(6)の軸線方向へ前記ロッド部(5)を貫通する張り出し部穴(12)を囲み、
    前記作用軸線(C)に対して対称に設けられることを特徴とするトルクロッド。
  2. 前記ロッド部(5)にその作用軸線(C)と斜交するガイド部(13)を設け、前記衝突荷重の圧縮入力による破壊時に移動する衝突荷重の入力部(25)を、前記ロッド部(5)からその作用軸線(C)外方へ離脱させることを特徴とする請求項1に記載したトルクロッド。
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