JP4839612B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用や業務用のキッチン等に用いられる加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の加熱調理器として誘導加熱調理器を用いて説明する。図9は従来の加熱調理器としての誘導加熱調理器の構成図である。図9において、トッププレート39の上に鍋40が載置される。加熱コイル41はトッププレート39の下部に配置され、高周波磁界を発生することにより、鍋40を誘導加熱する。温度検出器42はトッププレート39の下部温度を検出し入力制御手段45に出力し、スイッチ部43を操作して使用者は調理の設定を入力し、その結果は入力制御手段45に出力され、制御回路44は加熱コイル41を制御すると共に入力判定手段46から出力制御手段48を介した信号入力により鍋40が誘導加熱に適正であるかどうか、あるいは、鍋40の有無を判定して入力制御手段に鍋の状態信号を出力し、入力制御手段45は温度検出器42の温度とスイッチ部43の設定と制御回路44の鍋の適正状態とに応じた信号を入力判定手段46に出力し、入力判定手段46は入力制御手段45の出力を判定して出力制御手段48と音声合成手段47と表示部53に出力し、音声合成手段47は入力判定手段46の判定信号の出力により音声データを出力し、出力制御手段48は入力判定手段46の出力により制御回路44に判定信号を出力し、制御回路44は判定信号に基づいて加熱コイル41を制御し、音声合成LSI49は音声合成手段47から音声データを入力して音声信号を出力し、発振子50は音声合成LSIのクロックを作り、アンプ(AMP)部51は音声合成LSI52から出力される音声信号を増幅し、スピーカ52はアンプ部51からの信号を音声に変換して出力し、表示部53は入力判定手段46の出力によりLEDを点灯させて表示する構成であった。スイッチ部43で操作を行った、鍋40が適正でない、温度検出器42が危険温度を検知した、などの状態を入力判定手段46の出力信号に基づいて音声合成手段49より音声データを出力すると共に、入力判定手段46の出力信号に基づいて表示部53のLEDを点灯させるといった方法を取っていた(例えば、特許文献1参照)。
また、音声報知手段によって音声を出力する際は、加熱手段の出力や冷却ファンの出力を制限することで、許容電流の小さい制御電源を用いた加熱調理器を実現しているものもあった(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
実開平1−130296号公報 特開平10−69972号公報 特開2000−30837号公報
しかしながら、前記従来の構成では、機器から発生する騒音(冷却ファンの風切り音、振動音、燃焼音、調理物の炒め音、レンジフードの風切り音等)が大きくなる加熱出力時や冷却ファンの駆動時には各種報知音や操作説明などの音声報知が聞き取りにくく、騒音が大きい場合にも聞き取りやすい音量にすると加熱手段や冷却ファンの非駆動時には耳障りとなり、使用者にとって煩わしく感じられる場合もあるといった課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、音声合成手段から出力される音声の音量を機器から発生する騒音に応じて自動的に変更することを可能とすることで、案内や報知を認識しやすくし使い勝手を向上させた加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成される音声信号の音量を前記制
御手段からの信号に基づき調節する音量変更手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器からの検出温度が所定温度以上でありかつ現在の設定火力が所定火力以上であると、現在炒め物調理中であることを検知する負荷検知手段とを備え、前記音量変更手段は、前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知すると、前記音声合成手段より出力する音声の音量を前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知しない場合より大きな音量に設定するものである。
これにより、機器からの騒音が大きい場合に発生される操作説明、自動調理終了報知や、異常報知などの音声の聞き逃しを防ぎ、且つ機器からの騒音が小さい場合の報知音声の煩わしさを防ぐことができる。
また、負荷が機器から発生する騒音が大きくなる炒め物調理時には音声の音量を大きくでき、機器の操作説明や自動調理終了報知や異常報知などの音声の聞き逃しを防ぎ、使い勝手を向上することができる。
本発明の加熱調理器は、機器からの報知を確実に使用者に伝達し、音声報知による利便性及び安全性の効果をさらに向上させ、使い勝手を向上させることができる。
また、負荷が機器から発生する騒音が大きくなる炒め物調理時には音声の音量を大きくでき、機器の操作説明や自動調理終了報知や異常報知などの音声の聞き逃しを防ぎ、使い勝手を向上することができる。
第1の発明は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成される音声信号の音量を前記制御手段からの信号に基づき調節する音量変更手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器からの検出温度が所定温度以上でありかつ現在の設定火力が所定火力以上であると、現在炒め物調理中であることを検知する負荷検知手段とを備え、前記音量変更手段は、前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知すると、前記音声合成手段より出力する音声の音量を前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知しない場合より大きな音量に設定するとすることにより、負荷が機器から発生する騒音が大きくなる炒め物調理時には音声の音量を大きくでき、機器の操作説明や自動調理終了報知や異常報知などの音声の聞き逃しを防ぎ、使い勝手を向上することができる。
第2の発明は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成される音声信号の音量を前記制御手段からの信号に基づき調節する音量変更手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出器と、前記加熱手段への設定火力が所定火力以上でありかつ前記温度検出器からの現在の検出温度と現在よりも所定時間前の検出温度との温度差が所定値以下であると、現在沸騰中であることを検知する負荷検知手段とを備え、前記音量変更手段は、前記負荷検知手段が現在沸騰中であることを検知すると、前記音声合成手段より出力する音声の音量を前記負荷検知手段が現在沸騰中であることを検知しない場合より大きな音量に設定するとすることにより、負荷が機器から発生する騒音が大きくなる沸騰時には音声の音量を大きくでき、機器の操作説明や自動調理終了報知や異常報知などの音声の聞き逃しを防ぎ、使い勝手を向上することができる。
の発明は、特に、第1または第2の発明の加熱手段を、誘導加熱手段であるとすることにより、炎がでないことから安全性を特徴とする誘導加熱調理器において、効果的な
報知音の使用により安全性を更に向上させることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
参考の形態1)
図1は、本発明の第1の参考の形態における加熱調理器の全体構成図である。
図1において、トッププレート1の上に鍋(被加熱物)2が載置される。加熱コイル(加熱手段)3はトッププレート1の下部に配置され、高周波磁界を発生することにより、鍋2を誘導加熱する。温度検出器4はトッププレート1の下部温度を検出し、スイッチ部5により使用者は多段階の火力設定を入力し、その結果は制御手段6に入力され、制御手段6は入力変更手段8を介して加熱コイル3の出力を多段階に制御し、音声合成手段7は制御手段6からの命令に応じた音声データを出力し、音量変更手段9は制御手段6からの信号に基づき音声合成手段7から出力される音声データの音量を変更し、音声合成LSI10は音声合成手段7から出力された音声データを入力して音声信号を出力し、発振子11は音声合成LSI10のクロックを作り、アンプ(AMP)部12は音声信号を増幅し、スピーカ13はアンプ部12からの信号を変換し音声を出力する構成である。そしてこの場合における制御手段6、音声合成手段7、入力変更手段8、音量変更手段9はマイクロコンピュータ14で構成される。
以下、上記構成による加熱調理器の動作を図1に示す構成と図2に示す報知音発生プログラムのフローチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせるとステップ15においてスイッチ部5の設定状態に応じた信号を制御手段6より送出するスイッチ入力処理を行う。ステップ16において温度検出器4により計測された温度に応じた信号を制御手段6に送出する温度入力処理を行う。ステップ17においてはステップ15よりスイッチ部5の信号が入力されていると制御手段6によってスイッチ入力判定を行う。そして、このスイッチ入力判定で入力ありの場合にはステップ19のスイッチ入力音声処理を行うが、その前にステップ18の騒音量の推定を行う。
参考の形態における騒音量の推定を図3の推定グラフを用いて説明する。図3において騒音量は火力に応じて変化し、火力が大きくなればなるほど大きくなる。今、火力が4であれば騒音量は20dBと推定することになる。次にステップ17によって選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、スイッチ部5の設定を自動湯沸かしとした場合、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が出力される。この時出力される音声の音量は、制御手段6から音量変更手段9にステップ18により推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施の形態では50dB)である。また、ステップ15のスイッチ入力判定が入力なしの場合はステップ18、19を通らず次のステップ20に移行する。
ステップ20ではステップ16の温度検出器4によって現在温度が予め定められた範囲の所定温度であるかどうかの危険温度判定を行う。そして、この危険温度判定がYESの場合にはステップ22の危険温度音声処理を実行するが、その前にステップ18の騒音量の推定を行う。図3により例えば火力が1であれば騒音量は5dBと推定される。例えば、ステップ16で略220℃を検知した場合には危険温度音声処理を行う。ここではステップ22によって選択された所定温度以上であるという信号を音声合成手段7で音声データに変換して出力する。例えば、「空焼きです。加熱を停止します。」というような音声
が出力される。この時出力される音声の音量は、制御手段6から音量変更手段9にステップ18により推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施の形態では35dB)である。その後にステップ23で加熱コイル3の出力を制御手段6によって停止させる。
また、ステップ20の危険温度判定に所定温度以下であるという信号が入力されてNOの場合にはステップ21に移行する。ステップ21では制御手段6により運転中で有るか否なのかの運転判定を行う。そして、この運転判定がNOの場合にはステップ25の終了音声処理を実行するのだが、その前にステップ18の騒音量の推定を行う。図3により例えば火力が6であれば騒音量は30dBと推定される。ステップ21によって選択された運転停止信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、「加熱が終了しました。」と音声が出力される。この時出力される音声の音量は、制御手段6から音量変更手段9にステップ18により推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施の形態では80dB)である。その後にステップ23で加熱コイル3の出力を制御手段6によって停止させる。
また、ステップ21の運転判定時に制御手段6にスイッチ部5から運転信号が入力されておりYESの場合にはステップ25で加熱コイル3の出力を制御手段6によって続行させる。
以上のように、本参考の形態においてはスイッチ音声、危険温度音声や終了音声などの音声の音量は加熱手段の火力設定の入力より推定される騒音量に応じて自動的に調節されることで、機器からの騒音にうずもれて音声が聞きづらくなる加熱状況でのスイッチ操作に関する音声ガイドや自動調理やタイマー調理中といった終了報知音、調理中の警告報知音などの聞き逃しを防止し、同時に騒音があまり発生していない状態での音声報知の過剰な音量による煩わしさを防止することができ、機器の使い勝手が向上する。
また、以上の参考の形態1のように音声報知装置を炎がでないことから安全性を特徴とする誘導加熱調理器に使用することにより、家庭内で安全性の高い、かつ使いやすい誘導加熱調理器を提供できるものである。
また、本参考の形態の加熱コイル3にかえてラジェントヒータやガス熱源などの加熱部を用いた場合も同様の効果がある。
また、本参考の形態の加熱手段(加熱コイル)3は一つであるが、誘導加熱手段、ラジェントヒータやガス熱源などといった加熱手段を複数備えた多口加熱調理器において、複数の加熱手段の総入力火力に応じて騒音量を推定する、複数の加熱手段のうち通電している加熱手段の個数に応じて騒音量を推定する場合も同様の効果がある。
また、本参考の形態においては、温度検出器4を備えて危険温度を検知すると危険温度音声処理を行っているが、誘導加熱に不適切な鍋(例えば、ガラス製の鍋、径の小さい鍋)2を電気的特性(商用電源からの入力電流、加熱コイル3電流、制御手段6のスイッチング素子に印加される電圧等)の差異により検知する鍋検知部を備えて不適切鍋使用音声処理を行う場合、トッププレート1の汚れをトッププレート1上方からの赤外線の入力量の差異で検知する汚れ検知部を備えて汚れ検知音声処理行う場合も同様の効果を得ることができる。
参考の形態2)
図4は、本発明の第2の参考の形態の加熱調理器の全体構成図である。冷却ファン26は加熱コイル3などから構成された加熱手段を冷却するためのもので、制御手段6からの信号に基づき、ファン速度変更手段27によりファン速度(ファンの回転数)を変更し、
その冷却性能は変更することができる。
第1の参考の形態との違いは、入力変更手段8の代わりに冷却ファン26及びファン速度変更手段27を設けた点である。
以上のように構成された加熱調理器において、図4に示す構成と図2に示す報知音発生プログラムのフローチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせる。ステップ15、ステップ16、ステップ17と参考の形態1と同様の処理を進めていく。そして、このスイッチ入力判定で入力ありの場合にはステップ19のスイッチ入力音声処理を行うが、その前にステップ18の騒音量の推定を行う。
参考の形態における騒音量の推定を図5の推定グラフを用いて説明する。図5において騒音量は冷却ファンの速度に応じて変化し、速度が速くなればなるほど大きくなる。今、速度が2000rpmであれば騒音量は30dBと推定することになる。次にステップ17によって選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、スイッチ部5の設定を自動湯沸かしとした場合、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が出力される。この時出力される音声の音量は、制御手段6から音量変更手段9にステップ18により推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施の形態では60dB)である。また、ステップ15のスイッチ入力判定が入力なしの場合はステップ18、19を通らず次のステップ20に移行する。
以上のように、本参考の形態においてはスイッチ音声、危険温度音声や終了音声などの音声の音量は冷却ファンの速度より推定される騒音量に応じて自動的に調節されることで、機器からの騒音にうずもれて音声が聞きづらくなる冷却ファンの動作状況でのスイッチ操作に関する音声ガイドや自動調理やタイマー調理中といった終了報知音、調理中の警告報知音などの聞き逃しを防止し、同時に騒音があまり発生していない状態での音声報知の過剰な音量による煩わしさを防止することができ、機器の使い勝手が向上する。
(実施の形態
図6は、本発明の第の実施の形態の加熱調理器の全体構成図である。負荷検知手段28は温度検出器4からの入力及び制御手段による加熱手段への入力情報により被加熱物の状態を検知するものである。
第1の参考の形態との違いは、負荷検知手段28を設けた点である。
以上のように構成された加熱調理器において、図6に示す構成と図7に示す負荷検知プログラムのフローチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入し、加熱を開始すると負荷検知手段28により負荷が沸騰中であるか、炒め物調理中であるかの判定が行われる。具体的には、まずステップ29により一定時間ごとに温度検出器4によって負荷の温度を検出する。ステップ30により、その検出された温度は所定温度(本実施の形態では160度)以上と以下とで炒め物調理中である可能性が高いか、沸騰中である可能性が高いかの判別を行う。YESであればステップ31へNOであればステップ33へ移行する。ステップ31において現在の設定火力が所定入力(本実施の形態では1400W)以上であることを判別する。YESであれば現在炒め物中であることをステップ32において確定する。NOであればステップ29へ移行する。
また、ステップ33においても現在の設定火力が所定入力(本実施の形態では700W)以上であることを判別する。YESであればステップ34へ、NOであればステップ29へ移行する。ステップ34では現在の検出温度と所定時間前(本実施の形態では10秒前)の検出温度との温度差が所定値以下(本実施の形態では1以下)であることを判別する。YESであればステップ35へ移行し、検知回数Nに1を加える。NOであればステップ29へ移行する。ステップ36において検知回数が所定回数(本実施の形態では10回)以上であることを判別し、YESであれば現在沸騰中であることをステップ37において確定し、NOであればステップ29へ移行する。
このように負荷検知手段により現在炒め物調理中であることを検知すると、騒音量は40dBと推定し、調理中の音声報知は推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施例では70dB)で実施され、同様に現在沸騰中であることを検知すると、騒音量は35dBと推定し、調理中の音声報知は推定された騒音量に応じて設定された音量(本実施の形態では65dB)で実施される。
以上のように、本実施の形態においてはスイッチ音声、危険温度音声や終了音声などの音声の音量は調理物といった負荷の状態より推定される騒音量に応じて自動的に調節されることで、機器からの騒音にうずもれて音声が聞きづらくなる調理物の沸騰中や炒め調理中といった動作状況でのスイッチ操作に関する音声ガイドや自動調理やタイマー調理中といった終了報知音、調理中の警告報知音などの聞き逃しを防止し、同時に騒音があまり発生していない状態での音声報知の過剰な音量による煩わしさを防止することができ、機器の使い勝手が向上する。
また、本実施の形態において、負荷検知手段による検知方法を図7により示したが、例えば負荷が沸騰中であることを振動センサを用いて検知するなどとした場合も同様の効果を得ることができ、また、判別する負荷の状態も誘導加熱により共振して鍋鳴り音が発生し易い鍋を判別するといったような場合も騒音量を推定し、音量を変更することで同様の効果を得ることができる。
参考の形態
図8は、本発明の第参考の形態の加熱調理器の全体構成図である。騒音検知手段29はマイクなどからなる機器から発生している騒音量を測定するものである。
第1の参考の形態との違いは、騒音検知手段38を設けた点である。
以上のように構成された加熱調理器において、図8に示す構成を用いて説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせると、報知音の発生に備えて騒音量の推定を行う。
参考の形態における騒音量の推定は音声を発生するスピーカの近傍に配置された騒音検知手段からの入力により行い、現在40dBと検知しているとする。今、使用者により選択手段に入力があったとすると、選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、スイッチ部5の設定を自動湯沸かしとした場合、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が出力される。この時出力される音声の音量は、制御手段6から音量変更手段9に推定された騒音量に応じて設定された音量(本参考の形態では65dB)である。
以上のように、本参考の形態においてはスイッチ音声、危険温度音声や終了音声などの音声の音量は機器から発生する騒音量に応じて自動的に調節されることで、機器からの騒音にうずもれて音声が聞きづらくなることを防止し、同時に騒音があまり発生していない状態での音声報知の過剰な音量による煩わしさを防止することができ、機器の使い勝手が向上する。
また、本参考の形態において、騒音検知手段29はスピーカ13の近傍に配置しているが、騒音の発生源と考えられるもの、例えば冷却ファンの近傍や、使用者との距離が近い位置に配置した場合も同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は機器の報知音の音量を機器から発生する騒音量に合わせて自動的に調節することができるので、加熱調理器に限らず音声を使用する各種機器等の報知の用途にも適応できる。
本発明の第1の参考の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の第1の参考の形態における加熱調理器の報知音発生装置の動作を示すフローチャート 本発明の第1の参考の形態における騒音の推定グラフ 本発明の第2の参考の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の第2の参考の形態における騒音の推定グラフ 本発明の第の実施の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の第の実施の形態における負荷検知手段の動作を示すフローチャート 本発明の第参考の形態における加熱調理器の全体構成図 従来の加熱調理器の全体構成図
2 鍋(被加熱物)
3 加熱コイル(加熱手段)
4 温度検出器
6 制御手段
7 音声合成手段
8 入力変更手段
9 音量変更手段
26 冷却ファン
27 ファン速度変更手段
28 負荷検知手段
38 騒音検知手段

Claims (3)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成される音声信号の音量を前記制御手段からの信号に基づき調節する音量変更手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出器と、前記温度検出器からの検出温度が所定温度以上でありかつ現在の設定火力が所定火力以上であると、現在炒め物調理中であることを検知する負荷検知手段とを備え、前記音量変更手段は、前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知すると、前記音声合成手段より出力する音声の音量を前記負荷検知手段が現在炒め物調理中であることを検知しない場合より大きな音量に設定する加熱調理器。
  2. 被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成される音声信号の音量を前記制御手段からの信号に基づき調節する音量変更手段と、前記被加熱物の温度を検出する温度検出器と、前記加熱手段への設定火力が所定火力以上でありかつ前記温度検出器からの現在の検出温度と現在よりも所定時間前の検出温度との温度差が所定値以下であると、現在沸騰中であることを検知する負荷検知手段とを備え、前記音量変更手段は、前記負荷検知手段が現在沸騰中であることを検知すると、前記音声合成手段より出力する音声の音量を前記負荷検知手段が現在沸騰中であることを検知しない場合より大きな音量に設定する加熱調理器。
  3. 加熱手段は誘導加熱手段である請求項1または2に記載の加熱調理器。
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