JP2002008841A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JP2002008841A JP2002008841A JP2000187266A JP2000187266A JP2002008841A JP 2002008841 A JP2002008841 A JP 2002008841A JP 2000187266 A JP2000187266 A JP 2000187266A JP 2000187266 A JP2000187266 A JP 2000187266A JP 2002008841 A JP2002008841 A JP 2002008841A
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- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘導加熱調理器が備えている温度検知手段の
異常動作時に加熱を停止し安全を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 誘導加熱調理器の加熱コイルに所定の積
算電力が加わった時点での温度上昇もしくは所定の積算
電力期間での傾きによって温度検知手段の異常を検出し
異常検出時には制御手段によって加熱を停止する。
異常動作時に加熱を停止し安全を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 誘導加熱調理器の加熱コイルに所定の積
算電力が加わった時点での温度上昇もしくは所定の積算
電力期間での傾きによって温度検知手段の異常を検出し
異常検出時には制御手段によって加熱を停止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的な誘導加熱調理器の構成を
図６に示す。
図６に示す。
【０００３】まず図６において、１は被加熱物の鍋２を
加熱するための磁力線を発生させる加熱コイル、３は高
周波電源で、加熱コイル１に高周波電源を供給してい
る。４は制御手段で、前記高周波電源３を制御して、加
熱コイル１による加熱電力を制御している。
加熱するための磁力線を発生させる加熱コイル、３は高
周波電源で、加熱コイル１に高周波電源を供給してい
る。４は制御手段で、前記高周波電源３を制御して、加
熱コイル１による加熱電力を制御している。
【０００４】５は、加熱コイル１の上方に設置され被加
熱物の鍋２等を乗せるトッププレートで、このトッププ
レート５は加熱コイル１から発生する磁力線を透過し高
熱の鍋２を支える素材としてセラミックやガラスが用い
られることが一般的である。
熱物の鍋２等を乗せるトッププレートで、このトッププ
レート５は加熱コイル１から発生する磁力線を透過し高
熱の鍋２を支える素材としてセラミックやガラスが用い
られることが一般的である。
【０００５】６は、トッププレート５の下面に接して設
置され被加熱物の温度を測定する温度検知手段である。
置され被加熱物の温度を測定する温度検知手段である。
【０００６】従来例のこの構成においては、たとえば図
７の（ａ）に示すように、通常の動作においては、鍋２
の水が無くなって温度が上昇した場合には、温度調節機
能が働いて温度検知手段６の検知温度で約２２０℃、鍋
２の温度で約２５０℃で温度調節を行っている。
７の（ａ）に示すように、通常の動作においては、鍋２
の水が無くなって温度が上昇した場合には、温度調節機
能が働いて温度検知手段６の検知温度で約２２０℃、鍋
２の温度で約２５０℃で温度調節を行っている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図６の
（ａ）に示す従来の誘導加熱調理器の構成では、図６の
（ｂ），（Ｃ）に示すように機器の何らかの故障で温度
検知手段６がトッププレート５に接していなかったり、
鍋２の底が反っていて正しく鍋２の温度が測定できない
場合など、温度検知手段に異常があった場合は、図７の
（ｂ）に示すように鍋２の温度が上昇し続けてしまうと
いう課題があった。
（ａ）に示す従来の誘導加熱調理器の構成では、図６の
（ｂ），（Ｃ）に示すように機器の何らかの故障で温度
検知手段６がトッププレート５に接していなかったり、
鍋２の底が反っていて正しく鍋２の温度が測定できない
場合など、温度検知手段に異常があった場合は、図７の
（ｂ）に示すように鍋２の温度が上昇し続けてしまうと
いう課題があった。
【０００８】このため、温度検知手段の異常時において
も、安全に動作する誘導加熱調理器が要求されている。
も、安全に動作する誘導加熱調理器が要求されている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項１記載に係る誘導加熱調理器は、加熱
コイル、スイッチング素子を具備した誘導加熱を行うた
めの高周波電源と、被加熱物の温度を測定する温度検知
手段と、前記高周波電源の出力を設定する火力設定手段
と、前記温度検知手段の出力や、火力設定手段の設定に
従って前記高周波電源の出力の増減や出力停止を行う制
御手段とを備えた誘導加熱調理器において、前記制御手
段は、高周波電源による加熱開始からの積算電力を測定
し所定積算電力を越えた時点で前記温度検知手段による
測定温度が所定温度以下、もしくは加熱開始からの温度
上昇値が所定値以下であるときに加熱を停止するように
したものである。
に本発明の請求項１記載に係る誘導加熱調理器は、加熱
コイル、スイッチング素子を具備した誘導加熱を行うた
めの高周波電源と、被加熱物の温度を測定する温度検知
手段と、前記高周波電源の出力を設定する火力設定手段
と、前記温度検知手段の出力や、火力設定手段の設定に
従って前記高周波電源の出力の増減や出力停止を行う制
御手段とを備えた誘導加熱調理器において、前記制御手
段は、高周波電源による加熱開始からの積算電力を測定
し所定積算電力を越えた時点で前記温度検知手段による
測定温度が所定温度以下、もしくは加熱開始からの温度
上昇値が所定値以下であるときに加熱を停止するように
したものである。
【００１０】これにより、温度検知手段の異常時には速
やかに加熱を停止しているものである。
やかに加熱を停止しているものである。
【００１１】また上記課題を解決するために本発明の請
求項２記載に係る誘導加熱調理器は、加熱コイル、スイ
ッチング素子を具備した誘導加熱を行うための高周波電
源と、被加熱物の温度を測定する温度検知手段と、前記
高周波電源の出力を設定する火力設定手段と、前記温度
検知手段の出力や、火力設定手段の設定に従って前記高
周波電源の出力の増減や出力停止を行う制御手段とを備
えた誘導加熱調理器において、前記制御手段は、高周波
電源による加熱開始からの所定火力以上によって加熱し
た積算時間を測定しその積算時間が所定時間を越えた時
点で前記温度検知手段による測定温度が所定温度以下、
もしくは加熱開始からの温度上昇値が所定値以下である
ときに加熱を停止するようにしたものである。
求項２記載に係る誘導加熱調理器は、加熱コイル、スイ
ッチング素子を具備した誘導加熱を行うための高周波電
源と、被加熱物の温度を測定する温度検知手段と、前記
高周波電源の出力を設定する火力設定手段と、前記温度
検知手段の出力や、火力設定手段の設定に従って前記高
周波電源の出力の増減や出力停止を行う制御手段とを備
えた誘導加熱調理器において、前記制御手段は、高周波
電源による加熱開始からの所定火力以上によって加熱し
た積算時間を測定しその積算時間が所定時間を越えた時
点で前記温度検知手段による測定温度が所定温度以下、
もしくは加熱開始からの温度上昇値が所定値以下である
ときに加熱を停止するようにしたものである。
【００１２】これにより、温度検知手段の異常時には速
やかに加熱を停止しているものである。
やかに加熱を停止しているものである。
【００１３】また上記課題を解決するために本発明の請
求項３記載に係る誘導加熱調理器は、加熱コイル、スイ
ッチング素子を具備した誘導加熱を行うための高周波電
源と、被加熱物の温度を測定する温度検知手段と、前記
高周波電源の出力を設定する火力設定手段と、前記温度
検知手段の出力や、火力設定手段の設定に従って前記高
周波電源の出力の増減や出力停止を行う制御手段とを備
えた誘導加熱調理器において、前記制御手段は、所定の
積算電力が加わった期間の、温度検知手段による温度上
昇の傾きを測定し、その傾きが所定傾きより緩やかであ
った場合には加熱を停止するようにしたものである。
求項３記載に係る誘導加熱調理器は、加熱コイル、スイ
ッチング素子を具備した誘導加熱を行うための高周波電
源と、被加熱物の温度を測定する温度検知手段と、前記
高周波電源の出力を設定する火力設定手段と、前記温度
検知手段の出力や、火力設定手段の設定に従って前記高
周波電源の出力の増減や出力停止を行う制御手段とを備
えた誘導加熱調理器において、前記制御手段は、所定の
積算電力が加わった期間の、温度検知手段による温度上
昇の傾きを測定し、その傾きが所定傾きより緩やかであ
った場合には加熱を停止するようにしたものである。
【００１４】これにより、温度検知手段の異常時には速
やかに加熱を停止しているものである。
やかに加熱を停止しているものである。
【００１５】また上記課題を解決するために本発明の請
求項４記載に係る誘導加熱調理器は、請求項１乃至３の
いずれかに記載の誘導加熱調理器において制御手段によ
り、所定積算電力の期間あるいは所定積算時間の期間、
温度上昇値あるいは温度の傾きにより加熱を停止した際
に、これを知らせる所定の聴覚報知もしくは所定の視覚
表示を行うようにしたものである。
求項４記載に係る誘導加熱調理器は、請求項１乃至３の
いずれかに記載の誘導加熱調理器において制御手段によ
り、所定積算電力の期間あるいは所定積算時間の期間、
温度上昇値あるいは温度の傾きにより加熱を停止した際
に、これを知らせる所定の聴覚報知もしくは所定の視覚
表示を行うようにしたものである。
【００１６】これにより、加熱停止のさいには使用者は
異常状態を知ることができる。
異常状態を知ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、各請求項に記載
した構成を実施の形態とすることにより達成することが
できるので、以下には各請求項の特徴とする構成に作用
を併記して実施の形態の意義を理解しやすく説明するこ
ととする。
した構成を実施の形態とすることにより達成することが
できるので、以下には各請求項の特徴とする構成に作用
を併記して実施の形態の意義を理解しやすく説明するこ
ととする。
【００１８】本発明の請求項１記載の発明の誘導加熱調
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、高周波
電源による加熱開始からの積算電力を測定し所定積算電
力を越えた時点で前記温度検知手段による測定温度が所
定温度以下、もしくは加熱開始からの温度上昇値が所定
値以下であるときに加熱を停止するようにしたものであ
る。
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、高周波
電源による加熱開始からの積算電力を測定し所定積算電
力を越えた時点で前記温度検知手段による測定温度が所
定温度以下、もしくは加熱開始からの温度上昇値が所定
値以下であるときに加熱を停止するようにしたものであ
る。
【００１９】これにより、温度検知手段が正しく温度を
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
【００２０】本発明の請求項２記載の発明の誘導加熱調
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器におい
て、前記制御手段は、高周波電源による加熱開始からの
所定火力以上によって加熱した積算時間を測定しその積
算時間が所定時間を越えた時点で前記温度検知手段によ
る測定温度が所定温度以下、もしくは加熱開始からの温
度上昇値が所定値以下であるときに加熱を停止するよう
にしたものである。
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器におい
て、前記制御手段は、高周波電源による加熱開始からの
所定火力以上によって加熱した積算時間を測定しその積
算時間が所定時間を越えた時点で前記温度検知手段によ
る測定温度が所定温度以下、もしくは加熱開始からの温
度上昇値が所定値以下であるときに加熱を停止するよう
にしたものである。
【００２１】これにより、温度検知手段が正しく温度を
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
【００２２】本発明の請求項３記載の発明の誘導加熱調
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器におい
て、前記制御手段は、所定の積算電力が加わった期間
の、温度検知手段による温度上昇の傾きを測定し、その
傾きが所定傾きより緩やかであった場合には加熱を停止
するようにしたものである。
理器は、加熱コイル、スイッチング素子を具備した誘導
加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度を測定
する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設定する
火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火力設定
手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減や出力
停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器におい
て、前記制御手段は、所定の積算電力が加わった期間
の、温度検知手段による温度上昇の傾きを測定し、その
傾きが所定傾きより緩やかであった場合には加熱を停止
するようにしたものである。
【００２３】これにより、温度検知手段が正しく温度を
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
検知できていない等の異常時には速やかに加熱を停止す
るという作用を得るものである。
【００２４】本発明の請求項４記載の発明の誘導加熱調
理器は、前記請求項１乃至３のいずれかに記載した誘導
加熱調理器において制御手段により、所定積算電力の期
間あるいは所定積算時間の期間、温度上昇値あるいは温
度の傾きにより加熱を停止した際に、所定の聴覚報知も
しくは所定の視覚表示を行うようにしたものである。
理器は、前記請求項１乃至３のいずれかに記載した誘導
加熱調理器において制御手段により、所定積算電力の期
間あるいは所定積算時間の期間、温度上昇値あるいは温
度の傾きにより加熱を停止した際に、所定の聴覚報知も
しくは所定の視覚表示を行うようにしたものである。
【００２５】これにより、温度検知手段が正しく温度を
検知できていない等により加熱停止したさいには、その
ことを報知、あるいは表示するという作用を得ることが
できる。
検知できていない等により加熱停止したさいには、その
ことを報知、あるいは表示するという作用を得ることが
できる。
【００２６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００２７】なお、誘導加熱調理器の各構成部分は図６
の（ａ）に示す従来例の構成と同じであるため、構成部
分の符号は図６の（ａ）に示す符号と同一符号を付与す
ることとする。
の（ａ）に示す従来例の構成と同じであるため、構成部
分の符号は図６の（ａ）に示す符号と同一符号を付与す
ることとする。
【００２８】（実施例１）図１は本発明の実施例１の動
作を示すタイムチャートである。
作を示すタイムチャートである。
【００２９】図１の（ａ）に示す通常の動作では、時間
の経過に従って、積算電力が増えていき時間に従って鍋
２の温度が上昇し、それに少し遅れて温度検知手段６の
温度も上昇している。そして所定の積算電力を越えたＡ
の時点で所定温度５０℃を越えているため正常と判断し
加熱を継続している。
の経過に従って、積算電力が増えていき時間に従って鍋
２の温度が上昇し、それに少し遅れて温度検知手段６の
温度も上昇している。そして所定の積算電力を越えたＡ
の時点で所定温度５０℃を越えているため正常と判断し
加熱を継続している。
【００３０】それに対して、図１の（ｂ）に示す温度検
知手段６に異常があった場合のタイムチャートでは、Ａ
時点での温度が５０度に達しておらず、この時点で、温
度検知手段６に異常があったと判断して加熱を停止して
いるものである。
知手段６に異常があった場合のタイムチャートでは、Ａ
時点での温度が５０度に達しておらず、この時点で、温
度検知手段６に異常があったと判断して加熱を停止して
いるものである。
【００３１】またこの、絶対温度で５０℃を越えている
かどうかの判断基準を、図２の（ａ）に示すように加熱
開始時の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以上なら
正常としてもよい。そして図２の（ｂ）に示すように加
熱開始時の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以下な
ら異常としてもよい。
かどうかの判断基準を、図２の（ａ）に示すように加熱
開始時の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以上なら
正常としてもよい。そして図２の（ｂ）に示すように加
熱開始時の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以下な
ら異常としてもよい。
【００３２】（実施例２）本発明の実施例２のタイムチ
ャートを図３に示す。
ャートを図３に示す。
【００３３】図３の（ａ）に示す通常の動作では、時間
の経過に従って、７００Ｗ以上の火力で加熱された時間
の積算時間が増えていき時間に従って鍋２の温度が上昇
し、それに少し遅れて温度検知手段６の温度も上昇して
いる。そして所定の積算時間を越えたＡの時点で所定温
度５０℃を越えているため正常と判断し加熱を継続して
いる。
の経過に従って、７００Ｗ以上の火力で加熱された時間
の積算時間が増えていき時間に従って鍋２の温度が上昇
し、それに少し遅れて温度検知手段６の温度も上昇して
いる。そして所定の積算時間を越えたＡの時点で所定温
度５０℃を越えているため正常と判断し加熱を継続して
いる。
【００３４】それに対して、図３の（ｂ）に示すように
温度検知手段６に異常があった場合では、Ａ時点での温
度が５０度に達しておらず、この時点で、温度検知手段
６に異常があったと判断して加熱を停止しているもので
ある。
温度検知手段６に異常があった場合では、Ａ時点での温
度が５０度に達しておらず、この時点で、温度検知手段
６に異常があったと判断して加熱を停止しているもので
ある。
【００３５】またこの、絶対温度で５０℃を越えている
かどうかの判断基準を、図４に示すように加熱開始時の
約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以上なら正常とし
てもよい。そして図４の（ｂ）に示すように加熱開始時
の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以下なら異常と
してもよい。
かどうかの判断基準を、図４に示すように加熱開始時の
約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以上なら正常とし
てもよい。そして図４の（ｂ）に示すように加熱開始時
の約２０℃からの温度上昇値３０ｄｅｇ以下なら異常と
してもよい。
【００３６】（実施例３）本発明の実施例３において
は、図１の点線に示すように加熱開始から一定期間の温
度の傾きを測定し続け、所定の積算電力を加えた期間、
たとえば１２００Ｗ／ｈで１分間相当の電力が加わった
期間の傾きを測定し、その所定積算電力期間での傾きが
所定の値よりも温度上昇が少なかった場合には、温度検
知手段６に異常があったと判断して加熱を停止している
ものである。
は、図１の点線に示すように加熱開始から一定期間の温
度の傾きを測定し続け、所定の積算電力を加えた期間、
たとえば１２００Ｗ／ｈで１分間相当の電力が加わった
期間の傾きを測定し、その所定積算電力期間での傾きが
所定の値よりも温度上昇が少なかった場合には、温度検
知手段６に異常があったと判断して加熱を停止している
ものである。
【００３７】（実施例４）本発明の実施例４の誘導加熱
調理器の表示部分を図５に示す。
調理器の表示部分を図５に示す。
【００３８】図５においては、（ａ）に示す通常におい
ては、揚げ物の設定表示「１８０」と揚げ物温度調節を
実行していることを知らせる表示がでている。
ては、揚げ物の設定表示「１８０」と揚げ物温度調節を
実行していることを知らせる表示がでている。
【００３９】そして、本発明の実施例１、２、または３
によって、温度検知手段６の異常を検知して加熱を停止
した場合には、図５の（ｂ）に示すように「センサー異
常」の表示を行って使用者に異常を知らせているもので
ある。
によって、温度検知手段６の異常を検知して加熱を停止
した場合には、図５の（ｂ）に示すように「センサー異
常」の表示を行って使用者に異常を知らせているもので
ある。
【００４０】またこの表示は、ブザー音等聴覚に訴える
報知でもよく、あるいは視覚と聴覚に訴える両方の表示
の組み合わせでも良い。
報知でもよく、あるいは視覚と聴覚に訴える両方の表示
の組み合わせでも良い。
【００４１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度検知
手段が正しく温度を検知できていない等の異常時には速
やかに加熱を停止し、温度検知手段等により正しく温度
が検出できないような場合においても安全に停止すると
いう効果を得るものである。
手段が正しく温度を検知できていない等の異常時には速
やかに加熱を停止し、温度検知手段等により正しく温度
が検出できないような場合においても安全に停止すると
いう効果を得るものである。
【００４２】そして温度検知手段が正しく温度を検知で
きていない等の異常時に速やかに加熱を停止したさいに
は使用者はその異常を直ちに知ることができるという効
果が得られる。
きていない等の異常時に速やかに加熱を停止したさいに
は使用者はその異常を直ちに知ることができるという効
果が得られる。
【図１】（ａ）本発明の実施例１および３の誘導加熱調
理器の通常の動作時のタイムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
理器の通常の動作時のタイムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
【図２】（ａ）同実施例１の誘導加熱調理器の通常の動
作時を温度上昇値によって判断した際のタイムチャート （ｂ）同異常時を温度上昇値によって判断した際のタイ
ムチャート
作時を温度上昇値によって判断した際のタイムチャート （ｂ）同異常時を温度上昇値によって判断した際のタイ
ムチャート
【図３】（ａ）本発明の実施例２の誘導加熱調理器のタ
イムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
イムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
【図４】（ａ）同実施例の誘導加熱調理器の通常の動作
時を温度上昇値によって判断した際のタイムチャート （ｂ）同異常時を温度上昇値によって判断した際のタイ
ムチャート
時を温度上昇値によって判断した際のタイムチャート （ｂ）同異常時を温度上昇値によって判断した際のタイ
ムチャート
【図５】（ａ）本発明の実施例４の誘導加熱調理器の通
常の動作時の表示部の正面図 （ｂ）同異常動作時の表示部の正面図
常の動作時の表示部の正面図 （ｂ）同異常動作時の表示部の正面図
【図６】従来例および本発明の実施例１乃至３の誘導加
熱調理器の構成図
熱調理器の構成図
【図７】（ａ）従来例の誘導加熱調理器の通常の動作時
のタイムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
のタイムチャート （ｂ）同温度検知手段に異常があった場合のタイムチャ
ート
１ 加熱コイル ２ 鍋 ３ 高周波電源 ４ 制御手段 ５ トッププレート ６ 温度検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3K051 AB04 AC33 AD10 AD17 AD26 CD10 CD37 4B055 AA09 BA02 CD02 CD32 CD35 DB14 GB08 GC13 GC34 GC35 GC36 GD05 GD06
Claims (4)
- 【請求項１】 加熱コイル、スイッチング素子を具備し
た誘導加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度
を測定する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設
定する火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火
力設定手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減
や出力停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器に
おいて、前記制御手段は、高周波電源による加熱開始か
らの積算電力を測定し所定積算電力を越えた時点で前記
温度検知手段による測定温度が所定温度以下、もしくは
加熱開始からの温度上昇値が所定値以下であるときに加
熱を停止するようにした誘導加熱調理器。 - 【請求項２】 加熱コイル、スイッチング素子を具備し
た誘導加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度
を測定する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設
定する火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火
力設定手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減
や出力停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器に
おいて、前記制御手段は、高周波電源による加熱開始か
らの所定火力以上によって加熱した積算時間を測定しそ
の積算時間が所定時間を越えた時点で前記温度検知手段
による測定温度が所定温度以下、もしくは加熱開始から
の温度上昇値が所定値以下であるときに加熱を停止する
ようにした誘導加熱調理器。 - 【請求項３】 加熱コイル、スイッチング素子を具備し
た誘導加熱を行うための高周波電源と、被加熱物の温度
を測定する温度検知手段と、前記高周波電源の出力を設
定する火力設定手段と、前記温度検知手段の出力や、火
力設定手段の設定に従って前記高周波電源の出力の増減
や出力停止を行う制御手段とを備えた誘導加熱調理器に
おいて、前記制御手段は、所定の積算電力が加わった期
間の、温度検知手段による温度上昇の傾きを測定し、そ
の傾きが所定傾きより緩やかであった場合には加熱を停
止するようにした誘導加熱調理器。 - 【請求項４】 制御手段により、所定積算電力の期間あ
るいは所定積算時間の期間、温度上昇値あるいは温度の
傾きにより加熱を停止した際に、所定の報知もしくは所
定の表示を行うようにした請求項１、２、３のいずれか
に記載の誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000187266A JP2002008841A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000187266A JP2002008841A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002008841A true JP2002008841A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18687272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000187266A Pending JP2002008841A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002008841A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012043635A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
| CN108983837A (zh) * | 2017-05-31 | 2018-12-11 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电烹饪器及其烹饪温度调节方法和装置 |
| CN111820781A (zh) * | 2019-04-23 | 2020-10-27 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 异常运行检测方法、装置、食物料理机和可读存储介质 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000187266A patent/JP2002008841A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012043635A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
| CN108983837A (zh) * | 2017-05-31 | 2018-12-11 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电烹饪器及其烹饪温度调节方法和装置 |
| CN108983837B (zh) * | 2017-05-31 | 2020-12-22 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电烹饪器及其烹饪温度调节方法和装置 |
| CN111820781A (zh) * | 2019-04-23 | 2020-10-27 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 异常运行检测方法、装置、食物料理机和可读存储介质 |
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