JP4161126B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、報知音を出力する手段を備えたコピー機、プリンタ、及びこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コピー機、プリンタ、及びこれらの複合機等の画像形成装置において、エラーが発生した場合に、警報音等によりユーザに報知することは一般的に行われている。このような画像形成装置は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、用紙の搬送路中に設けられ用紙に印字を行う記録手段とを備えており、更に、報知音を出力する手段が設けられている。そして、当該画像形成装置にエラーが発生した場合に、ユーザに対して報知音を出力してエラーを報知するのである。
従来、この報知音を出力する方法については、様々なものが提案されている。例えば、特開平6−179500号公報では、周囲の騒音レベルに応じて報知音の音量が設定される方法が、特開平10−177320号公報では、トラブルが発生した場合に警告報知を行うか否かを判断する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成であると、何れの場合も、画像形成装置がユーザにエラー発生等を知らせるために報知音を出力することができるが、画像形成装置自身が出す内部の音に警報音が紛れてしまい、ユーザにとっては警報音が聞き取りにくく検知・判断することができない場合があるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、画像形成装置内部から発生する音によって報知音が聞き取れないといった不具合を解消し、画像形成装置の状態を適確にユーザに報知することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体の搬送路中に設けられた記録手段と、装置の記録動作中に回転することで、前記搬送手段または前記記録手段の少なくとも何れか一方を駆動するモータと、当該画像形成装置の状態に対応して報知音を出力する報知音出力手段とを備えた画像形成装置において、前記モータが回転中か否かを判別するモータ回転状態判別手段と、該モータ回転状態判別手段で判別された状態に対応して、前記報知音出力手段による報知音の出力方法を変更する出力変更手段とを設けたことを特徴としている。
【0007】
上記の構成によると、画像形成装置内部から発生するモータ音によって報知音が聞き取れないといった不具合を解消し、画像形成装置の状態(印刷準備完了・印刷終了や、エラー発生等)を確実にユーザに報知することができる。
また、モータの回転/停止は自装置で制御していることから、モータ音を検知するためのセンサ等を設ける必要がなく、簡易な構成でモータの状態(即ち、回転中か停止中か)を知り、報知音出力手段からの報知音の出力方法を変更することができる。
更には、モータが動作することを事前に検知することができるので、前もって報知音の出力方法を調整する等の事前の対処をすることが可能となる。
【0008】
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更は、該報知音の音量の変更であることを特徴としている。
【0009】
上記の構成によると、画像形成装置の状態を確実にユーザに報知することができる。
【0010】
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1または2において、前記出力変更手段は、前記モータの回転中は、該モータの停止中よりも、前記報知音出力手段により出力される報知音を大きくすることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によると、モータの回転中は報知音がモータの騒音に掻き消されないので、ユーザは報知音を聞き取り易い。一方、モータの停止中は報知音が過大な音量で出力されないので、装置の周囲の静粛性を大きく損なうことがない。
【0012】
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更は、該報知音を出力するタイミングの変更であることを特徴としている。
【0013】
上記の構成によると、モータの回転・停止に対応して報知音の出力するタイミングを変更することで、画像形成装置の状態を確実にユーザに報知することができる。
【0014】
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4において、前記出力変更手段は、前記搬送手段によって前記搬送路中から記録媒体が排出されて、前記モータの回転が停止してから、前記報知音出力手段に報知音を出力させることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によると、モータの回転中の騒音が報知音の障害となることがなく、報知音をユーザに聞き取り易くすることができる。
【0016】
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置において、当該画像形成装置でエラーが発生してから前記モータが停止するまでにかかる所要時間を判別する所要時間判別手段を更に備え、該所要時間判別手段により判別された所要時間に対応して、前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更内容が切替えられることを特徴としている。
【0017】
上記の構成によると、画像形成装置のエラーを効率良くユーザに報知することができる。
【0018】
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6において、前記出力変更手段は、前記所要時間判別手段が判別した前記所要時間が、予め設定された値より長い場合は、前記報知音の出力方法の変更内容は報知音の音量の変更とし、前記所要時間判別手段が判別した前記所要時間が、前記値より短い場合は、前記報知音の出力方法の変更内容は報知音が出力されるタイミングの変更とすることを特徴としている。
【0019】
上記の構成によると、エラー発生からモータ停止までの所要時間が長い場合は、即座にユーザにエラーを報知するので、ユーザがエラーの発生に気づくのが遅れることを防止できる。一方、所要時間が短い場合は、モータ停止まで報知音の出力を遅らせたとしてもエラー発生からそれをユーザが認識するまでの時間が大幅に長くなることはないので、静粛性を維持しながら確実にユーザにエラーを報知することができる。
【0020】
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項3において、当該画像形成装置で前記モータの回転が減速を開始してから、その回転が停止するまでの間に、報知音の音量が前記出力変更手段によって徐々に変更されることを特徴としている。
【0021】
上記の構成によると、画像形成装置のエラーを確実に効率良くユーザに報知することができる。
【0022】
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項8において、当該画像形成装置でエラーが発生した時点で、大音量で報知音を出力すると共にモータの減速を開始し、モータの速度が小さくなるにつれて報知音の音量を漸減させ、モータが停止すると報知音の音量は小さくすることを特徴としている。
【0023】
上記の構成によると、エラーの発生を確実にユーザに報知し、モータが停止した後は静粛性を維持することができる。
【0024】
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項6〜7及び9の何れか1項において、前記エラーには、少なくとも、前記搬送路中に前記記録媒体が詰まるエラーが含まれることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によると、紙詰まりエラーを確実にユーザに報知することができる。
【0026】
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項6〜7及び9の何れか1項において、前記エラーには、少なくとも、前記記録手段による前記記録媒体への記録が不可能となる記録手段異常エラーが含まれることを特徴としている。
【0027】
上記の構成によると、記録手段異常エラーを確実にユーザに報知することができる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の一実施形態を示す断面図である。
【0043】
図1において、レーザプリンタ1は、用紙3の搬送路を本体ケーシング2内に形成するとともに、用紙3を搬送するための複数のローラからなる用紙搬送手段4を、前記搬送路(用紙搬送路)の上流から下流のほぼ全体に渡って設けている。用紙搬送路の中途には、記録手段としての画像形成部5が備えられている。
本体ケーシング2底部には、給紙トレイ6が着脱可能に装着される。この給紙トレイ6内に収容された用紙3は、前記用紙搬送路を前記用紙搬送手段4により搬送されながら、画像形成部5にて印字されて排出される。
【0044】
給紙トレイ6内には用紙押圧板7が設けられており、この用紙押圧板7は用紙3を積層状にスタック可能とされ、後述する給紙ローラ8により一枚ずつ繰り出される。
なお、給紙トレイ6には用紙切れセンサ51が配置されており、給紙トレイ6内の用紙3が全て繰り出されて無くなったときに、これを検知できるように構成している。
【0045】
また、このレーザプリンタ1は更に、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ15及びマルチパーパス給紙パッド15aとを備える。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス給紙ローラ15とマルチパーパス給紙パッド15aとで挟まれた後、一枚ごとに給紙される。
なお、図示しないが、このマルチパーパストレイ14にも、前記給紙トレイ6と同様に用紙切れセンサが配置されている。
【0046】
〔用紙搬送手段〕
用紙搬送手段4は、上記給紙トレイ6の一端部の上方に設けられた給紙ローラ8,給紙パッド9、この給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側を「上流側」、搬送方向下流側を「下流側」と、それぞれ単に称する場合がある。)に設けられた搬送ローラ10・11、及び、後述する画像形成部5の下流側に設けられた搬送ローラ28・29、排紙ローラ30等を備えて構成されている。
【0047】
給紙ローラ8及び給紙パッド9は、互いに対向状に配設され、給紙パッド9の裏側に配設されるバネ13によって、給紙パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。
用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないバネによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パッド9とで挟まれた後、一枚ごとに給紙される。給紙された用紙3は、搬送ローラ10・11によってレジストローラ12に送られる。レジストローラ12は一対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
画像形成部5によって印字が施された用紙3は、その後、画像形成部5の下流側に設けられる搬送ローラ28、および、その搬送ローラ28の下流側に配置される搬送ローラ29及び排紙ローラ30に搬送され、その排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
【0048】
なお、この用紙搬送手段4による用紙3の搬送路中には、搬送中の用紙3を検出するための用紙搬送センサ52・53が設けられている。用紙搬送センサ52は画像形成部5の上流側に、用紙搬送センサ53は下流側に配置されている。この用紙搬送センサ52・53は、例えば、用紙3の搬送速度や、搬送路中での用紙3の紙詰まりを検出することが可能である。
【0049】
〔記録手段〕
記録手段としての画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、転写ローラ18、および定着器19等を備えている。
【0050】
スキャナユニット16は本体ケーシング2の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部や、回転駆動されるポリゴンミラー20や、レンズ21・22や、反射鏡23等を備える。この構成で、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20、レンズ21、反射鏡23、レンズ22の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ17の感光ドラム24の表面上に高速走査にて照射させている。
【0051】
プロセスカートリッジ17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されるように構成されている。このプロセスカートリッジ17は感光ドラム24を備えるとともに、スコロトロン型帯電器、現像ローラ、トナー収容部等(図略)を備えている。
【0052】
トナー収容部には、現像剤として、正帯電性の非磁性一成分の重合トナーが充填されており、そのトナーが、現像ローラに一定厚さの薄層として担持される。
一方、感光ドラム24は、前記現像ローラと対向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地されるとともに、その表面がポリカーボネート等から構成される正帯電性の感光層により形成されている。
なお、プロセスカートリッジ17の内部にはトナー残量センサ54が配置され、プロセスカートリッジ17に収容されているトナーの残量(トナー切れ)を検出することが可能である。
【0053】
前記本体ケーシング2の上面は回動自在なカバー2aで覆われており、このカバー2aを開くことで、装着されているプロセスカートリッジ17を取り外すことができる。これにより、紙詰まりの際にはプロセスカートリッジ17を取り外すことで内部の用紙搬送路のアクセスが容易となり、また、トナー切れの際のプロセスカートリッジ17の交換も容易とされている。
なお、レーザプリンタ1にはカバーセンサ55が設けられており、前記カバー2aが開かれた場合に、それを検知できるように構成している。また、プロセスカートリッジ17が装着されているか取り外されているかを判別するためのカートリッジセンサ56も、画像形成部5に設けられている。
【0054】
感光ドラム24の表面は、感光ドラム24の回転に伴って、スコロトロン型帯電器により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
その後に感光ドラム24は現像ローラと対向し、この現像ローラ上に担持されかつ正帯電されているトナーが、前記感光ドラム24の表面に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム24の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって、可視像化され、これによって反転現像が達成される。
【0055】
転写ローラ18は、感光ドラム24の下方において、本体ケーシング2側において回転
可能に支持された状態で、感光ドラム24と対向するように配置されている。この転写ローラ18は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆された構成とされており、感光ドラム24に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム24上に担持されたトナーで形成されたトナー画像は、用紙3が感光ドラム24と転写ローラ18との間を通る間に用紙3に転写される。トナー画像が転写された用紙3は、搬送ベルト25を介して、以下に述べる定着器19に向けて搬送される。
【0056】
定着器19は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、ヒートローラ26、プレッシャローラ27等を備えている。プレッシャローラ27は、印刷用紙3の搬送路を挟んでヒートローラ26と対向配置され、ヒートローラ26を押圧する。そして、用紙搬送手段4を構成する搬送ローラ28が、プレッシャローラ27および搬送ローラ28の下流側に設けられている。
【0057】
ヒートローラ26は、アルミニウム等の金属素管からなる円筒状のローラ本体32と、ハロゲンランプ33とを備えている。ハロゲンランプ33は、ローラ本体32内に軸方向に沿って設けられており、図示しない電源から電力が供給されることにより発熱して、それによってローラ本体32を加熱するように構成されている。
【0058】
プレッシャローラ27は、金属製のローラ軸に弾性体からなるローラが被覆された構成とされており、ヒートローラ26を所定の圧力で押圧し、ヒートローラ26との当接部分に、ハロゲンランプ33から発せられた熱を用紙3に伝達するニップを形成する。
【0059】
そして、この定着器19では、プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナー画像を、用紙3がヒートローラ26とプレッシャローラ27との当接部に形成されたニップを通過する間に、加熱定着させるようにしている。また、この定着器19は、定着時にヒートローラ26の表面に付着した用紙3を剥がし取るための剥離爪34を備えている。
【0060】
〔プリンタの制御構成〕
次に、上記レーザプリンタ1の制御のための構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
【0061】
図2には制御構成のブロック図が示され、この図2のように、レーザプリンタ1の制御部100は、当該プリンタ1の各部を集中的に制御するCPU101や、可変的なデータを書換自在に格納するRAM102や、後述する報知音対応テーブル等を格納するNV―RAM103等や、制御プログラム等の固定的データを格納するROM104を備える。
【0062】
この制御部100は適宜のデータバスを介して、印刷制御回路105や、報知音制御回路106や、通信処理部110に接続される。
印刷制御回路105には、用紙搬送手段4及び画像形成部5等を駆動する、駆動回路91〜93が含まれる。報知音制御回路106には、発振器やスピーカ等を含む報知音出力部(報知音出力手段)107が接続され、通信処理部110には、上位装置(本実施形態においては、パーソナルコンピュータ111)が適宜のケーブルを介して接続されている。なお、以下においては、パーソナルコンピュータを「パソコン」と略記する。
【0063】
用紙搬送手段4(具体的には、前記ローラ10〜12,27〜30等)はモータ41により、画像形成部5(具体的には、前記感光ドラム24等)はモータ42により、それぞれ駆動される構成とされている。更には、前記ポリゴンミラー20は、それを駆動するポリゴンモータ43に取り付けられた構成となっている。
【0064】
上記の印刷制御回路105は、印刷部の各部材を駆動させる機能を有しており、CPU101により制御されている。
即ちCPU101は、ROM104に記憶された制御プログラムに基づいて、前記印刷制御回路105に対し適宜の信号を出力する。当該信号を受け取った印刷制御回路105は、各駆動回路91・92・93を介して前記モータ41・42・43に駆動電流等を印加する。画像形成部駆動モータ42は画像形成部の各構成を、搬送モータ41は用紙搬送手段4の各構成を、ポリゴンモータ43はポリゴンミラー20を、それぞれ駆動する。
また前記印刷制御回路105はセンサ入力回路94を備えており、このセンサ入力回路94が、プリンタ1に備えられた前述の各種のセンサ52〜56に、電気的に接続されている。
【0065】
上記の報知音制御回路106は、報知音出力部107に報知音を出力させる機能を有しており、CPU101により制御されている。
例えば、プリンタにおいて「用紙詰まり」や「用紙切れ」等のエラーが発生し、これがセンサ51・52・53等のセンサによって検知されると、センサ入力回路94からCPU101に信号が送られる。この信号を入力したCPU101は、報知音制御回路106に対し、音程や音量の指示を含んだ制御信号を送る。制御信号を受け取った報知音出力部107は、報知音を、当該制御信号に含まれる音程・音量に従って出力する。
【0066】
CPU101は、報知音制御回路106に対する制御信号の内容を種々異ならせることで、報知音出力部107から出力される報知音の音程や音量を変更させることができる。また、制御信号を送るタイミングを制御することで、報知音出力部107から報知音の出力されるタイミングを制御することができる。
即ち、CPU101は、前述の報知音の出力方法を変更する、出力変更手段としての役割を果たしている。
【0067】
上記の通信処理部110は、パソコン111からの印字動作指令をレーザプリンタ1に伝達し、あるいは、レーザプリンタ1の状態をパソコン111に情報として送る、インターフェースとしての役割を有している。
ユーザはパソコン111を操作し、当該パソコン111上で動作する画像編集プログラムやワードプロセッサプログラム等を使用して、画像データや文書データを作成・編集することができる。そして、当該プログラムにおいて印刷機能が実行されると、当該パソコン111は、出力する用紙3のサイズや複写枚数、その他の画像処理を指示するための画像処理制御データを作成し、レーザプリンタ1の通信処理部110に印字動作指令として送信する。通信処理部110を経由して印字動作指令を受け取った制御部100は、当該指令を解釈・展開し、印刷制御回路105に信号を送って印刷動作を開始することになる。
【0068】
前記NV−RAM(記憶手段)103の一部記憶エリアには、報知音対応テーブル103Xが格納されている。この報知音対応テーブル103Xは、図3に示すように、プリンタの各種状態を数値で表した状態コードと、報知音の種類とが、1対1で対応づけて記憶されている。例えば、状態コード《0》にはブザー音パターン1が、状態コード《33》にはブザー音パターン3が、・・・といったようにである。
このブザー音パターン1,パターン2・・・は、ブザーのON・OFFのパターンを異ならせたものであり、ON状態およびOFF状態の数を異ならせたり、長さを異ならせることで複数パターンのブザー音を作成することができる。尚、報知音の種類は上記のものに限らず、「ド」,「レ」,「ミ」というように音程の異なるブザー音であっても、短いメロディ音のようなものであってもよい。
【0069】
ここで、上記状態コードについて、詳細に説明する。
即ち、本実施形態のプリンタは、大きく分けて、以下に示す「スタンバイ状態」、「印字状態」、「スリープ状態」、「エラー状態」の四つの状態をとり得るように構成している。
【0070】
「スタンバイ状態」は、前記パソコン111からの印字動作指令を待機している状態であり、この状態では、前記定着器19のヒートローラ26は定着に適した温度に予め維持されている。従って、この状態では、パソコン111から印字動作指令が送られれば、直ちに印字動作に移行することができる。
「印字状態」は、前記パソコン111からの印字動作指令に従って、実際に前記モータ41,42を駆動して用紙3に印字を行っている状態である。
「スリープ状態」は、前記定着器19への電力供給を停止している状態である。この状態では、プリンタ1の待機消費電力を節約することができる。
「エラー状態」は、プリンタ1に紙詰まり等のエラーが発生して、プリンタが停止している状態である。
【0071】
本実施形態においては、これらの各状態を、状態コードで表すように構成している。この状態コードは6ビットの値とされ、「スタンバイ状態」には状態コード《1》が、「印字状態」には状態コード《2》が、「スリープ状態」には状態コード《3》が、それぞれ予め割り当てられている。
また、「エラー状態」には、そのエラーの種類に応じて、《33》から《63》までの状態コードが予め割り当てられている。エラー状態を表す状態コードは、図3に示すように、その最上位のビットが「1」である点で共通であり、下位5ビットが各エラーの種類を表すように構成している。
【0072】
前記RAM102には、適宜の格納領域が確保されており(図2の符号102X)、この領域(プリンタ状態領域)には、現在のプリンタの状態がどうであるかが、対応する状態コードの形で記憶される。
この記憶内容は、レーザプリンタ1の状態が変更されると、それに伴って適宜書き換えられる。例えば、プリンタ1が「スタンバイ状態」から「印字状態」に移行したときは、この領域の記憶内容は《0》から《1》に書き換えられるといったようにである。
【0073】
上記のレーザプリンタ1の状態が変更される条件は様々であるが、以下に一例を説明する。
『スタンバイ状態』においては、印字動作指令がパソコン111から送られてきたときは直ちに「印字状態」になり、印字動作指令が長時間送られず放置されたときは「スリープ状態」になる。
『印字状態』では、印字動作指令で指示された枚数の印刷を完了した後は「スタンバイ状態」になり、印字動作中に紙詰まり等の何らかのエラーが発生すれば「エラー状態」になる。
『スリープ状態』では、印字動作指令がパソコン111から送られてきたときは、前記定着器19の加熱(ウォームアップ)を行い、ヒートローラ26が定着に適した所定の温度に達するまで待機する。ヒートローラ26が当該温度に達した場合には、直ちに「印字状態」に移行して、当該印字動作指令に従って印字を行う。
『エラー状態』では、エラーの原因が取り除かれれば、所定の復帰動作後に「スタンバイ状態」に復帰する。
【0074】
このようなプリンタの状態の変更の判断は、CPU101によって行われる。以下に例を幾つか示す。
【0075】
例えば、パソコン111からの印字動作指令を受け取ったことが前記通信処理部110からの適宜の信号により判別されると、CPU101は、前記RAM102のプリンタ状態領域の記憶内容を読み出す。この記憶内容が《1》である場合は(即ち、プリンタ1が「スタンバイ状態」である場合は)、直ちにモータ41,42を動作させて印字を開始するとともに、レーザプリンタ1を「印字状態」に移行させる。即ち、RAM102のプリンタ状態領域102Xの記憶内容を、「印字状態」に対応する状態コード《2》に書き換える。
【0076】
また例えば、前述の用紙切れセンサ51が「用紙切れ」信号を発信したことが印刷制御回路105を介して検知されると、CPU101は、用紙切れエラーに対応する状態コード《34》を前記プリンタ状態領域102Xに書き込むことで、レーザプリンタ1を「エラー状態」へ変更させる。
【0077】
また、「印字状態」(前記プリンタ状態領域102Xの記憶内容が《1》)において、印字動作によって送られる用紙3の先頭を前記用紙搬送センサ52・53が検出したが、その後に搬送ローラ10・11やレジストローラ12、搬送ローラ28・29を所定の時間回転させても用紙搬送センサ52・53が用紙の終端を検出しない場合は、紙詰まりエラーに対応する状態コード《33》をプリンタ状態領域102Xに書き込み、レーザプリンタ1を「エラー状態」へ変更させることになる。
【0078】
更には、「印字状態」や「スタンバイ状態」において、プリンタ1の外部カバーが開かれたことを前記カバーセンサ55が検知した場合は、カバーオープンエラーに対応する状態コード《48》をプリンタ状態領域102Xに書き込んで「エラー状態」にする。
【0079】
また、前記プロセスカートリッジ17がレーザプリンタ1から取り外されたことを前記カートリッジセンサ56が検知した場合は、カートリッジなしエラーに対応する状態コード《36》を前記プリンタ状態領域102Xに書き込んで、プリンタ1を「エラー状態」に変更する。
【0080】
加えて、前記プロセスカートリッジ17内のトナーが無くなったことをトナー残量センサ54が検知した場合は、トナー切れエラーに対応する状態コード《40》を前記プリンタ状態領域102Xに書き込んで、レーザプリンタ1を「エラー状態」に変更する。
【0081】
以上のように、CPU101は、レーザプリンタ1がいま如何なる状態にあるかを判別する、プリンタ状態判別手段としての役割を果たしている。更には、レーザプリンタ1に如何なるエラーが発生したかを判別する、エラー状態判別手段としての役割をも果たしている。
【0082】
レーザプリンタ1の状態が変更された場合、CPU101は、前記プリンタ状態(プリンタ状態領域102Xの記憶内容)に対応する報知音種類103cを、前記報知音対応テーブルから決定し、報知音制御回路106に制御信号を送る。そして、報知音制御回路106の制御により、報知音出力部107から報知音が出力される。
例えば、「エラー状態」から「スタンバイ状態」に変更された場合には、移行後ただちに、スタンバイ状態の状態コード《0》に対応する「パターン1」の報知音が発音される。
【0083】
なお、前記プリンタ状態領域102Xの記憶内容は、複数のエラーが重なって発 BR>カした
場合も、それを状態コードの組み合わせで表現できるように構成している。これを以下に説明する。
【0084】
即ち、レーザプリンタ1には上述したように様々な種類のエラーが発生する可能性があり、それらが複合して発生する場合も多い。
例えば、用紙3への印刷途中に紙詰まりが発生した場合は紙詰まりエラーが発生するのは勿論であるが、この場合はジャムした紙を除去するために、ユーザはレーザプリンタ1の前記カバー2aを開ける必要があり、この時点でカバーオープンエラーが重ねて発生する。また、用紙搬送路にアクセスするためにプロセスカートリッジ17を取り外さなければならない場合もあって、この時点ではカートリッジなしエラーが更に発生することになる。
【0085】
この場合、本実施形態においては、前記エラー状態判別手段たるCPU101は、以下のように処理することで対応している。
【0086】
即ち、前述の例に照らしていうと、前記紙詰まりエラーが発生した時点で、当該エラーに対応する状態コード《33》が、プリンタ状態領域102Xに書き込まれる。
そして更に、レーザプリンタ1の外部カバーが開かれたことが前述のカバーセンサ(図略)によって検知されると、CPU101は、プリンタ状態領域102Xの記憶内容を読み出し、その最上位のビットが「0」か「1」かを判定する。
【0087】
ここで仮にプリンタ状態が「スタンバイ状態」(状態コード《0》;2進数で表現すると「000000」)や「印字状態」(状態コード《1》;2進数で表現すると「000001」)等であった場合は、プリンタ状態領域102Xの記憶内容の最上位のビットが「0」であるので、CPU101は、今まではエラー状態ではなかったことを判別できる。このときは、エラーが単独で発生したと判定し、当該カバーオープンエラーに対応する状態コード《48》を、プリンタ状態領域102Xに、直接上書きする形で書き込む。
【0088】
一方、既に紙詰まりエラーが発生している上述の例では、プリンタ状態領域102Xに記憶されている内容は紙詰まりエラーの状態コード《33》であり、これを2進数で表現すると「100001」である。最上位ビットは「1」であるので、CPU101はこのときは、プリンタ1は現在の時点で既にエラー状態であり、更に新しくエラーが発生したことを判別できる。
そしてこの場合は、CPU101は、前記プリンタ状態領域102Xに記憶されている状態コード(《33》=「100001」)と、当該カバーオープンエラーに対応する状態コード(《48》=「110000」)とをOR演算し、当該演算の結果(「110001」=《49》)をプリンタ状態領域102Xに書き込むのである。即ち、この状態コード《49》は、紙詰まりエラーとカバーオープンエラーが複合して発生している状態を意味することになる。
【0089】
上述の例では更にプロセスカートリッジ17を取り外すことになるが、このときは、プリンタ状態領域102Xの記憶内容に、カートリッジなしエラーに対応する状態コード(《36》=「100100」)が更にOR演算される。こうしてプリンタ状態領域102Xに書き込まれた状態コード(「110101」=《53》)は、紙詰まりエラーとカバーオープンエラーとカートリッジなしエラーの三つのエラーが複合して発生している状態を意味することになる。
【0090】
〔プリンタの制御フロー〕
次に、上記の構成におけるレーザプリンタ1の制御フローを、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0091】
〔・メインルーチン〕
まず、前記フローのメインルーチンを、図4を参照して説明する。
CPU101は先ず、レーザプリンタ1がいま如何なる状態か(具体的には、スタンバイ状態なのか、印字状態なのか、スリープ状態なのか、エラー状態なのか、エラー状態である場合はそのエラー内容は何か)を前述のように判別し、プリンタの状態に変更があれば、新しい状態コードをRAM102のプリンタ状態領域102Xに前述のように書き込む(ステップS1)。
次に、プリンタ状態は前回のループと同じであったか、それとも変更されたかを、前記RAM102のプリンタ状態領域102Xの記憶内容が変更されたか否かに基づいて判定する(ステップS2)。
【0092】
プリンタ状態が変更されたと判断された場合には(ステップS2:YES)、報知音出力処理が行われ、スピーカからの発音が行われる(ステップS3)。この報知音出力処理は、図5に示すサブルーチン(後述)により行われる。
なお本実施形態のプリンタ状態の中には、「印字状態」「スリープ状態」などのように、当該状態に変更された場合でも報知音を出力しないような状態もある(図3参照)。従って、プリンタ状態が変更されても、前記の「印字状態」「スリープ状態」のような状態に変更された場合は、ステップS2において例外的にNOに進むようにする。
【0093】
ステップS2でレーザプリンタ1の状態が変更されていないと判断されれば(ステップS2:NO)、次に、レーザプリンタ1がエラー状態であるか否かが判別される(ステップS4)。
これは、前記RAM102のプリンタ状態領域102Xに記憶されている内容(状態コード)の最上位ビットを調べれば良い。「1」であればエラー状態であり、「0」であればエラーは発生していない状態である。
【0094】
ステップS4でエラー状態ではないと判断されれば(ステップS4:NO)、ステップS1に戻る。
ステップS4でエラー状態であると判断されれば(ステップS4:YES)、更に、エラー音連続設定フラグの値が「YES」であるか否かが判定される(ステップS5)。
このエラー音連続設定フラグは、レーザプリンタ1がエラー状態に陥ったときに報知音を当該エラー状態から復帰するまで鳴らし続けるのか(YES)、それとも、プリンタ1がエラー状態に陥った瞬間にのみ一回だけ鳴らすか(NO)を定めておくフラグであり、NV−RAM103に記憶されている。
【0095】
エラー音連続設定フラグの値が「NO」であれば(ステップS5:NO)、再びステップS1に戻る。
エラー音連続設定フラグの値が「YES」であれば(ステップS5:YES)、報知音出力処理が行われる(ステップS6)。なお、ステップS6の報知音出力処理は、上記のステップS3と同様に、図5に示すサブルーチンで行われる。そして再びステップS1に戻る。
【0096】
以上がメインルーチンにおけるループの全体構造であって、これにより以下の制御内容が達成される。
第一に、プリンタ状態の変更がされた場合は、報知音が出力される(ステップS3)。
第二に、プリンタ状態の変更がされていなくても、現在のプリンタ状態がエラー状態であって、エラー音連続フラグが「YES」の場合は、報知音が反復して出力される(ステップS6)。
【0097】
〔・報知音出力処理サブルーチン〕
次に、前述した報知音出力サブルーチンを、図5に示されるフロー図を参照して詳細に説明する。
【0098】
先ず、報知音の出力の前段階の処理として、前述の三つのモータ41・42・43が回転中か否かが判別される(ステップS11)。
この判別はモータ41・42・43の回転数などを直接検出するセンサをモータ回転状態判別手段として特別に設けても良いが、そもそもモータ41・42・43の回転/停止の制御はCPU101により行われるので、それを利用することができる。
即ち、前記RAM102に適宜の記憶領域(モータ回転フラグ102Y)を確保しておき、CPU101が印刷動作指令を受け取る等して印刷制御回路105にモータ回転信号を送る際には、モータ回転フラグ102Yの内容を「YES」に書き換え、印刷動作が完了する等してモータ回転停止信号を送る際には、モータ回転フラグ102Yの内容を「NO」に書き換えるようにする。こうしておけば、モータ41・42・43が回転中か否かは、当該モータ回転フラグ102Yの内容を調べることで判定することができる。この場合は、CPU101が、モータ回転状態判別手段に相当する。
【0099】
モータ41・42・43が回転中であれば(ステップS11:YES)、報知音は「大」に設定される(ステップS12)。モータ41・42・43が回転中でなければ(ステップS11:NO)、報知音は「小」に設定される(ステップS13)。
【0100】
次に、レーザプリンタ1が現在すでにエラー状態にあるか否かが判別される(ステップS14)。これは上述したように、前記RAM102のプリンタ状態領域102Xに記憶されている内容の最上位ビットを調べることによって判断できる。
【0101】
レーザプリンタ1がエラー状態でなければ(ステップS14:NO)、CPU101は、現在のエラー状態に対応する報知音の内容(本実施形態では、音程や音長の組み合わせからなる報知音パターン)を、図3の報知音対応テーブル103Xに基づいて決定する(ステップS15)。
そして、当該音程・音長のパターンで、かつ、前記ステップS12あるいはS13で定められた音量で報知音を発音すべき旨の制御信号を作成し、当該信号を報知音制御回路106に送って、報知音出力部107に報知音を出力させる(ステップS16)。従って、モータ41・42が回転中のときは報知音は大音量で、モータ41・42が停止中のときは報知音は小音量で、それぞれ鳴らされることになる。
その後は、このサブルーチンを抜けて、図4のメインルーチンへ戻る。
【0102】
レーザプリンタ1がすでにエラー状態であれば(ステップS14:YES)、先のエラーに対応する報知音の内容が報知音対応テーブル103Xに基づいて決定され(ステップS17)報知音が出力される(ステップS18)。更に、全てのエラーの報知を出力したか否かが判別される(ステップS19)。
【0103】
そして、全てのエラーの報知音が出力されていれば(ステップS19:YES)、このサブルーチンを抜け、図4のメインルーチンに戻る。
全てのエラーの報知音が出力されていなければ(ステップS19:NO)、次のエラーに対応する報知音の内容を報知音対応テーブル103Xに基づいて決定し(ステップS20)、当該報知音を出力する(ステップS18)。
【0104】
ステップS17〜S20の処理を、以下、例を挙げて具体的に説明する。
例えば、前述の例のように紙詰まりエラーとカバーオープンエラーとカートリッジなしエラーの三つのエラーが複合して発生している場合は、プリンタ状態領域102Xに記憶されている状態コードは、前述のとおり《53》(「110101」)となっている。
【0105】
CPU101は、このプリンタ状態領域102Xの記憶内容「110101」と、紙詰まりエラーの状態コード「100001」とをAND演算する。得られた演算結果「100001」は、紙詰まりエラーの状態コード「100001」と等しい。従って、紙詰まりエラーが少なくとも発生していることが判別できるので、CPU101は、この紙詰まりエラーの状態コードに対応する報知音種類を、図3の報知音対応テーブルから読み出す。この場合は報知音は「報知音パターン3」になる。CPU101はこの「報知音パターン3」の音を鳴らす旨の制御信号を作成して報知音出力部107に送り、報知音を当該パターンに従って出力させる。
【0106】
なお、この制御信号をCPU101が作成する場合も、前述のステップS16と同様に、ステップS12あるいはS13で設定された音量が用いられる。従って、エラーの報知音を発生する場合も、モータ41・42・43が回転中のときは大音量で、モータ41・42・43が停止中のときは小音量で、それぞれ鳴らされることになる。
【0107】
そして今度は、プリンタ状態領域102Xの記憶内容「110101」と、用紙切れエラーの状態コード「100010」とをAND演算する。得られた演算結果「100000」は用紙切れエラーの状態コード「100010」と一致しないので、用紙切れエラーは発生していないことが判別できる。この場合は、CPU101は報知音制御回路106に信号を送らず、報知音出力部107は発音しない。即ち、「報知音パターン4」の音は鳴らないことになる。
【0108】
以上のような処理を、カートリッジなし、トナー切れ、カバーオープンの各エラーを表す状態コードにおいても順次同様に行う。
即ち、プリンタ状態領域102Xの記憶内容「110101」と、各種類のエラーの状態コードとを演算・比較することで、当該エラーが発生しているのかそうでないかを判別し、当該エラーが発生していると判別された場合には、前述の報知音対応テーブル103Xに基づいて、当該エラーに対応する報知音の種類(パターン)を決定し、報知音出力部107から出力させる。
【0109】
ステップS17〜ステップS20の処理で以上のような処理を行うことで、前記プリンタ状態領域102Xに記憶された状態コードに含まれる全てのエラーの報知音を出力することができる。
この結果、前述の例のように、紙詰まりエラーとカバーオープンエラーとカートリッジなしエラーの三つのエラーが複合して発生している場合は、報知音として、「報知音パターン3」と「報知音パターン5」と「報知音パターン7」が一回ずつ発音される。例えば、まず「報知音パターン3」に従って報知音が発音され、次に「報知音パターン5」が発音され、最後に「報知音パターン7」が発音されるといったようにである。
なお、前述のエラー音連続設定フラグの値が「YES」のときは、前記メインルーチンのループのステップS6でこのサブルーチンが反復して呼び出されることにより、「(報知音パターン3),(報知音パターン5),(報知音パターン7),(報知音パターン3),(報知音パターン5),(報知音パターン7),・・・と、各パターンが交互に反復して鳴らされることになる。
なお、紙詰まりエラーが単独で発生している場合は、前記パターン3の報知音のみが発音されるのは勿論である。
【0110】
以上で説明したように、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1は、用紙3を搬送する用紙搬送手段4と、用紙3の用紙搬送路中に設けられた画像形成部(記録手段)5と、レーザプリンタ1の印字動作中に回転することで、用紙搬送手段4を駆動するモータ41及び画像形成部5を駆動するモータ42と、当該レーザプリンタ1の状態に対応して報知音を出力する報知音出力部(報知音出力手段)107とを備えている。
このとき、レーザプリンタ1内部から発生する音(モータ41・42の回転音や、既に出力されている報知音等)に報知音が紛れて聞き取りにくくなるといった不具合を解消し、レーザプリンタ1の状態を適確にユーザに報知することが要求される。
【0111】
この点、本実施形態のレーザプリンタ1のCPU101は、モータ41・42が回転中か否かを判別する、モータ回転状態判別手段としての役割を有する。またCPU101は、この判別された状態に対応して、報知音出力部107による報知音の出力方法を変更する出力変更手段としての役割をも兼ねている。
【0112】
これにより、レーザプリンタ1内部から発生するモータ音によって報知音が聞き取れないといった不具合を解消し、レーザプリンタ1の状態(印刷準備完了・印刷終了や、エラー発生等)を確実にユーザに報知することができる。
また、モータ41・42の回転/停止は自装置で制御していることから、モータ音そのものやモータ回転数等を検知するためのセンサ等を設ける必要がなく、簡易な構成でモータ41・42の状態(回転中か停止中か)を判別し、報知音出力部107からの報知音の出力方法を変更することができる。
【0113】
更には、モータ41・42が動作することを事前に検知することができるので、前もって報知音の出力方法を調整する等の事前の対処をすることが可能となる。
例えば、印刷途中に用紙切れエラーが発生してプリンタ1のモータ41・42が停止し、その後にユーザが用紙3を給紙トレイ6に補充し、用紙切れエラーが解消された場合を考える。この結果プリンタ1は「スタンバイ状態」になるが、直後に「印字状態」に移行して、モータ41・42を駆動して残りの部分の印刷を直ちに再開するのが通常である。
この点を考慮して、印刷動作の途中で「エラー状態」になったときは、その「エラー状態」から「スタンバイ状態」に移行した時の通知音「ド」は、いまだモータ41・42が回転を開始していない場合であっても、音量「大」で鳴らすような制御が有効である。そうすれば、通知音が鳴り止む前にモータ41・42が動作を開始するような場合でも、ユーザが通知音を聞き取り易くなる。
【0114】
また、本実施形態のレーザプリンタ1においては、出力変更手段(CPU101)による報知音の出力方法の変更は、該報知音の音量の変更とされている。
これにより、レーザプリンタ1の状態を確実にユーザに報知することができる。
【0115】
更には、本実施形態のレーザプリンタ1においては、出力変更手段(CPU101)は、モータ41・42の回転中は、該モータ41・42の停止中よりも、報知音出力部107により出力される報知音を大きくするようにされている(ステップS11〜ステップS13)。
これにより、モータ41・42の回転中は報知音がモータ41・42の騒音に掻き消されないので、ユーザは報知音を聞き取り易くなる。一方、モータ41・42の停止中は報知音が過大な音量で出力されないので、装置の周囲の静粛性を大きく損なうことがない。
【0116】
また、本実施形態のレーザプリンタ1のエラーには、搬送路中に用紙3が詰まる「紙詰まり」エラーが含まれる。
これにより、「紙詰まり」エラーを確実にユーザに報知することができる。
【0117】
更には、本実施形態のレーザプリンタ1のエラーには、画像形成部5による用紙3への記録が不可能となる記録手段異常エラー(トナー切れエラー)が含まれるように構成している。
これにより、記録手段異常エラーを確実にユーザに報知することができる。
【0118】
また、本実施形態のレーザプリンタ1のCPU101は、当該レーザプリンタ1にエラーが発生したか否かを判別するエラー状態判別手段の役割を有する。またCPU101は、報知音出力部107により報知音が出力されている状態で、更なるエラーの発生が判別されたときに、報知音出力部107からの報知音の出力方法を変更する出力変更手段としての役割をも兼ねるように構成している。
具体例を挙げれば、当初は紙詰まりエラーのみが発生しており報知音が「(報知音パターン3),(報知音パターン3),(報知音パターン3)・・・」と発音されている状態で、更にカバーオープンエラーが発生した場合は、報知音の出力方法は、「(報知音パターン3),(報知音パターン5),(報知音パターン3),(報知音パターン5),・・・」と変更されることになる。
これにより、レーザプリンタ1内部から既に出力されている報知音によって、新たな報知音が聞き取れないといった不具合が解消され、レーザプリンタ1に複数のエラーが発生してもユーザに確実に報知することができる。
【0119】
ただし、前記CPU101(出力変更手段)による報知音の出力方法の変更は、報知音の音量の変更であってもよい。例えば、複数のエラーが発生したら報知音の音量を「大」とする等して出力方法を変更することが考えられる。
そうすると、レーザプリンタ1のエラーの発生数に対応して報知音の音量を変更することで、複数のエラーが発生しても、レーザプリンタ1のエラーを確実にユーザに報知することができる。
【0120】
更には、本実施形態の記憶手段であるNV−RAM103には、当該レーザプリンタ1に発生するエラーの種類、及び、当該エラーの種類と前記報知音の出力方法との対応関係が、報知音対応テーブル103Xとして記憶される。
また、前記CPU101は、レーザプリンタ1に発生したエラーが、NV−RAM103に前記報知音対応テーブル103Xとして記憶されたエラーの種類のうち、何れに該当するかを判別する、エラー種類判別手段としての役割を果たすものである。
そしてCPU101は、判別されたプリンタ状態に対応する報知音の種類を、前記NV−RAM103に報知音対応テーブルとして記憶された対応関係に基づいて求め、報知音を当該報知音の種類で出力するように構成している。
これにより、出力された報知音により、レーザプリンタ1に発生したエラーの種類や発生数をユーザに報知することができる。
例えば、ユーザは、パターン3の報知音が鳴らされていることを聞くことで、レーザプリンタ1に現在紙詰まりが発生していることを容易に把握し、素早く処置を行うことができる。
【0121】
更には本実施形態は、報知音出力部107は、プリンタ状態判別手段に判別された複数のエラー状態の夫々に対応する報知音を、交互に出力するように構成されている。
この構成によれば、ユーザは、レーザプリンタ1に発生したエラー種類および発生数を、出力された報知音の内容から簡単に知ることができる。
【0122】
〔変形例〕
次に、前記実施形態の変形例を説明する。
この変形例においては、図5のフローチャートの一点鎖線で囲まれた部分が、図6に示すように変更される。図6において、先ず、モータ41・42は回転中か否かが判別され(ステップS11')、回転中であれば(ステップS11':YES)、モータ41・42の回転が停止するまでステップS11'が繰り返される。モータ41・42が回転中でなければ(ステップS11':NO)、図5に示すステップS14に進む。
こうすることで、モータ41・42の停止が検出されるまでは報知音を出力せず待機し、モータ41・42の停止後にタイミングを合わせてステップS16やステップS18の報知音出力が行われることになる。
【0123】
以上に示したように、この変形例は即ち、前記出力変更手段CPU101による報知音の出力方法の変更が、該報知音を出力するタイミングの変更となるように構成されている。
従って、モータ41・42の回転・停止に対応して報知音の出力するタイミングを変更することで、レーザプリンタ1の状態を確実にユーザに報知することができる。
【0124】
加えて、この出力変更手段たるCPU101は、用紙搬送手段4によって用紙搬送路中から用紙3が排出されて、モータ41・42の回転が停止してから、報知音出力部107に報知音を出力させるものであることが好ましい。
この構成によれば、モータ41・42の回転中の騒音が報知音の障害となることがなく、報知音をユーザに聞き取り易くすることができる。
【0125】
また、この本実施形態において、当該レーザプリンタ1でエラーが発生してからモータ41・42が停止するまでにかかる所要時間を判別する所要時間判別手段を更に備え、該所要時間判別手段により判別された所要時間に対応して、報知音出力部107による報知音の出力方法の変更内容が切替えられるものであってもよい。
この構成によれば、レーザプリンタ1のエラーを効率良くユーザに報知することができる。
【0126】
具体的には、例えば、印字動作中にトナー切れエラーや用紙切れエラーが発生した場合は、エラー発生当時に用紙搬送路内に存在する用紙を排紙トレイ31に排出してからモータを停止しないと、用紙3が搬送路内に残ってしまい、これを取り除く作業がユーザにとって負担になる。従って、エラーが発生してからも、用紙3を完全に排出するまでの間はモータ41・42を駆動させておくことが必要になる。
一方、印字動作中に用紙詰まりエラーが発生した場合は、用紙がジャムした状態で用紙搬送手段4や画像形成部5を無理に駆動させ続けると、モータ41・42に過負荷が掛かって焼き付いてしまう原因になるので、即座にモータ41・42を停止させることが必要になるのである。
【0127】
このような事情を考慮して、以下のような制御を行うこととするのである。
即ち、エラーが発生した場合は、CPU101は判別されたエラーの種類等から、モータ41・42をあとどの位の時間だけ駆動させ続ければよいかを予測する。そして、この予測された時間が長い場合(例えば前述のトナー切れエラーや用紙切れエラーの場合)には、モータ41・42が回転を停止する前の段階で、即座に大音量で報知音を鳴らすようにする。一方、予測された時間が短い場合(例えば、前述の用紙詰まりエラー)の場合は、モータ41・42が停止するまで待機し、モータ41・42の停止後に小音量で報知音を鳴らすようにするのである。
なお、この予測時間が長いか短いかの判定は、予め設定された適当な時間と当該予測時間とを比較して行えばよい。
【0128】
言い換えれば前述の構成は、出力変更手段たるCPU101は、所要時間判別手段が判別した所要時間が、予め設定された値より長い場合は、報知音の出力方法の変更内容は報知音の音量の変更とし、前記値より短い場合は、報知音の出力方法の変更内容は報知音が出力されるタイミングの変更とするものとして構成するものである。
そうすると、エラー発生からモータ41・42停止までの所要時間が長い場合は、即座にユーザにエラーを報知するので、ユーザのエラーの発生の認識が遅れることを防止できる。一方、所要時間が短い場合は、モータ41・42停止まで報知音の出力を遅らせたとしてもエラー発生からそれをユーザが認識するまでの時間が大幅に長くなることはないので、静粛性を維持しながら確実にユーザにエラーを報知することができる。
【0129】
また、本実施形態において、当該レーザプリンタ1でモータ41・42の回転が減速を開始してから、その回転が停止するまでの間に、報知音の音量が出力変更手段たるCPU101によって徐々に変更されるものであってもよい。
そうすると、レーザプリンタ1のエラーを確実に効率良くユーザに報知することができる。
【0130】
加えて、当該レーザプリンタ1でエラーが発生した時点で、大音量で報知音を出力すると共にモータ41・42の減速を開始し、モータ41・42の速度が小さくなるにつれて報知音の音量を漸減させ、モータ41・42が停止すると報知音の音量は小さくするように構成することもできる。
そうすると、エラーの発生を確実にユーザに報知し、モータ41・42が停止した後は静粛性を維持することができる。
【0131】
また、本実施形態のエラー状態判別手段たるCPU101は、用紙搬送センサ52・53からの信号をもとに、搬送路中に用紙3が詰まる紙詰まりエラーを判別できるように構成している。
これにより、紙詰まりエラーを確実にユーザに報知することができる。
【0132】
更には、本実施形態のエラー状態判別手段(CPU101)は、画像形成部5による用紙3への記録が不可能となる記録手段異常エラー(トナー切れエラー)を、トナー残量センサ54で判別できるように構成している。
これにより、記録手段異常エラーを確実にユーザに報知することができる。
【0133】
なお、本実施形態において、前記NV−RAM103に記憶されている報知音対応テーブル103Xの内容、即ち、プリンタ状態(エラーの種類を含む)と報知音種類との対応関係を、変更可能とされていてもよい。例えば、パソコン111側で動作する特定のプログラム(例えば、プリンタドライバプログラム)に、報知音対応テーブルの内容を編集できる機能を実装しておき、当該編集後の内容を通信処理部110を介してCPU101に送ることで、CPU101がNV−RAM103の前記報知音対応テーブルの内容を更新するように構成する。
この構成によれば、レーザプリンタ1の使用環境や使用目的に応じて、レーザプリンタ1のエラー種類と報知音の出力方法との対応を変更することができる。
【0134】
また、本実施形態においては、モータ41が用紙搬送手段4を駆動し、モータ42が画像形成部5を駆動するように構成したが、モータが駆動する対象はこれに限定されるものではない。例えば、1つのモータにより用紙搬送手段4に含まれる構成および画像形成部5に含まれる構成の両方を駆動するものであってもよく、用紙搬送手段4の一部を別のモータにより駆動するものであっても良い。即ち、モータの数、各モータによって駆動される部分は、装置の構成により適宜変更可能である。
【0135】
【発明の効果】
本発明によると、画像形成装置内部から発生する音によって報知音が聞き取れないといった不具合を解消し、画像形成装置の状態を確実にユーザに報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としてのプリンタの一実施形態を示す断面図である。
【図2】 図1に示すプリンタの全体構成のブロック図である。
【図3】 図2のNV−RAMに記憶された報知音対応テーブルを説明する表である。
【図4】 図1に示すプリンタの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】 報知音出力処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 図5の報知音出力処理サブルーチンフローチャートの一部の別形態例である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
4 用紙搬送手段
5 画像形成部(記録手段)
41 モータ
42 モータ
101 CPU(モータ回転状態判別手段、出力変更手段、所要時間判別手段、エラー状態判別手段、エラー種類判別手段)
103 NV−RAM(記憶手段)
106 報知音制御回路(報知音出力手段)
107 報知音出力部(報知音出力手段)

Claims (11)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体の搬送路中に設けられた記録手段と、
    装置の記録動作中に回転することで、前記搬送手段または前記記録手段の少なくとも何れか一方を駆動するモータと、
    当該画像形成装置の状態に対応して報知音を出力する報知音出力手段とを備えた画像形成装置において、
    前記モータが回転中か否かを判別するモータ回転状態判別手段と、
    該モータ回転状態判別手段で判別された状態に対応して、前記報知音出力手段による報知音の出力方法を変更する出力変更手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更は、該報知音の音量の変更であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力変更手段は、前記モータの回転中は、該モータの停止中よりも、前記報知音出力手段により出力される報知音を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更は、該報知音を出力するタイミングの変更であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力変更手段は、前記搬送手段によって前記搬送路中から記録媒体が排出されて、前記モータの回転が停止してから、前記報知音出力手段に報知音を出力させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置でエラーが発生してから前記モータが停止するまでにかかる所要時間を判別する所要時間判別手段を更に備え、
    該所要時間判別手段により判別された所要時間に対応して、前記出力変更手段による報知音の出力方法の変更内容が切替えられることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記出力変更手段は、
    前記所要時間判別手段が判別した前記所要時間が、予め設定された値より長い場合は、前記報知音の出力方法の変更内容は報知音の音量の変更とし、
    前記所要時間判別手段が判別した前記所要時間が、前記値より短い場合は、前記報知音の出力方法の変更内容は報知音が出力されるタイミングの変更とすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 当該画像形成装置で前記モータの回転が減速を開始してから、その回転が停止するまでの間に、報知音の音量が前記出力変更手段によって徐々に変更されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 当該画像形成装置でエラーが発生した時点で、大音量で報知音を出力すると共にモータの減速を開始し、モータの速度が小さくなるにつれて報知音の音量を漸減させ、モータが停止すると報知音の音量は小さくすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記エラーには、少なくとも、前記搬送路中に前記記録媒体が詰まるエラーが含まれることを特徴とする、請求項6、7及び9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記エラーには、少なくとも、前記記録手段による前記記録媒体への記録が不可能となる記録手段異常エラーが含まれることを特徴とする、請求項6、7及び9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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