JP4349049B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置の動作状態をブザーにより報知可能な画像形成装置に関する。
従来より、用紙等の記録媒体を搬送する機構を有する装置において、紙詰まり等のトラブルが発生した場合に、トラブル発生箇所に応じて、ブザーの鳴動回数を変化させて、そのトラブルの情報を報知するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−169152号公報
しかしながら、上記装置においては、ブザーにより発生させることができる音の種類が1種類であるため、ブザーの鳴動回数を変化させるだけでは、多くの情報を報知することが困難であるという問題点があった。
また、上記装置における様々な動作状態を報知しようとすると、報知しようとする情報の種類がさらに増えるため、上記装置にて実現することは困難である。
ここで、この問題点を解決するためには、例えば、ブザーの代わりにスピーカを用いて、音声にて情報を報知する構成が考えられるが、この構成では、より多くの情報を報知することはできるものの、ブザーを鳴動させるよりも複雑な装置(スピーカや音声制御装置等)を必要とするので、製造コストが極端に高くなってしまうという問題点がある。
そこで、上記問題点を鑑み、動作状態をブザーにより報知可能な画像形成装置において、製造コストを極端に高くすることなく、より多くの情報を報知可能にすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された、請求項1に記載の発明は、外部から画像形成データを受けると、該画像形成データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、ブザーを有する鳴動手段と、当該画像形成装置の動作状態を検知する動作状態検知手段と、前記動作状態検知手段が検知した動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を、予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、該鳴動音に従って前記鳴動手段が鳴動するよう該鳴動手段を制御する鳴動制御手段と、を備えたことを特徴としている。
つまり、ブザーを有する鳴動手段により発せられる音が1種類の鳴動音である場合には、多くの情報を報知することが困難であるため、本発明において、鳴動制御手段は、動作状態検知手段が検知した画像形成装置の動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、この鳴動音に従って鳴動手段が鳴動するよう制御するのである。
従って、このような画像形成装置(請求項1)であれば、画像形成装置の動作状態に応じて、異なる鳴動音にて鳴動手段を鳴動させることができるので、製造コストを極端に高くすることなく、より多くの情報を報知可能にすることができる。
また、鳴動制御手段は、動作状態検知手段が検知した動作状態に応じて、鳴動手段の鳴動回数を設定する。
このような画像形成装置(請求項1)であれば、画像形成装置の動作状態に応じて、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音のみでなく、鳴動回数も変化させるので、鳴動音の種類と鳴動回数との組み合わせにより、多くの情報をわかり易く報知することができる。
また、請求項1に記載の画像形成装置において、動作状態検知手段が画像形成装置の動作状態に応じた数値情報を出力する。そして、鳴動制御手段は、数値情報における数値の桁毎に、桁に対応した鳴動音と、この桁における数値を表す鳴動手段の鳴動回数と、を設定する。
このような画像形成装置(請求項1)であれば、動作状態検知手段が出力する数値情報における数値の桁毎に、桁の種類に対応した鳴動音により桁の種類を報知し、この桁における数値は、鳴動手段による鳴動回数により報知するので、数値情報を報知する場合であってもわかり易く報知することができる。
ところで、請求項1に記載の画像形成装置において、鳴動制御手段は、各桁の種類を表す鳴動音と、その桁における数値を表す鳴動音とを同一の鳴動音に設定し、各桁の種類を表す鳴動音を繰り返す鳴動を各桁毎に行うことにより、数値情報を報知してもよいが、鳴動制御手段は、請求項2に記載のように、画像形成装置の使用者に対して注意を促すための鳴動を行い、その後、各桁に対応した鳴動音に基づく鳴動と、各桁における数値を表す回数に対応した鳴動とを順に実行することが望ましい。
このような画像形成装置(請求項2)であれば、定められた順序に従って使用者に数値情報を報知するので、使用者に対して数値情報をより分かり易く報知することができる。
また、請求項3に記載の画像形成装置においては、外部から画像形成データを受けると、該画像形成データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、ブザーを有する鳴動手段と、当該画像形成装置の動作状態を検知する動作状態検知手段と、前記動作状態検知手段が検知した動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を、予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、該鳴動音に従って前記鳴動手段が鳴動するよう該鳴動手段を制御する鳴動制御手段と、を備え、前記動作状態検知手段は、当該画像形成装置における複数種類の動作異常と該動作異常の発生位置とを検知可能に構成されており、前記鳴動制御手段は、前記動作状態検知手段により、前記動作異常を検知した際、当該画像形成装置の使用者に対して注意を促すための鳴動を行い、その後、前記動作異常の種類に対応した鳴動音に基づく鳴動と、前記動作異常の発生位置に対応した鳴動音に基づく鳴動と、を順に実行することを特徴としている。
このような画像形成装置(請求項3)であれば、動作異常を検知すると、動作異常の種類に応じた鳴動音を発生させるので、使用者に対して動作異常の発生およびその内容を確認し易くすることができる。また、動作異常の発生位置も報知することができるので、使用者が発生した動作異常を解除する際に、見当違いの位置を確認する等の無駄な操作をしてしまうことを防止することができる。
さらに、定められた順序に従って使用者に数値情報を報知するので、使用者に対して動作異常の発生、その内容、およびその発生位置をより分かり易く報知することができる。
ところで、請求項3に記載の画像形成装置において鳴動制御手段は、請求項4に記載のように、動作状態検知手段が検知した動作状態に応じて、鳴動手段の鳴動回数を設定することが望ましい。
このような画像形成装置(請求項4)であれば、画像形成装置の動作状態に応じて、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音のみでなく、鳴動回数も変化させるので、鳴動音の種類と鳴動回数との組み合わせにより、多くの情報をわかり易く報知することができる。
さらに、請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置において、動作状態検知手段により、複数種類の動作異常が検知された場合には、鳴動制御手段は、請求項5に記載のように、予め定められた優先度情報に基づいて、優先度が最も高く、かつ、未解決である動作異常についてのみ、その種類に対応した鳴動音に基づいて鳴動手段を鳴動させることが望ましい。
このような画像形成装置(請求項5)であれば、使用者に対して動作異常を解除させる際に、優先度情報に基づいて検知された動作異常のみを解除させることができるので、使用者が誤った動作異常解除操作をすることを防止することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用されたプリンタ1を示す外観図である。
図1に示すように、プリンタ1は、例えばレーザプリンタであって、給紙トレイ6と、排紙トレイ46と、通気孔62A、Bと、プリンタ1の状態を表示する表示部60と、プリンタ1の動作設定等を行う操作部61と、プリンタ1のメインスイッチである電源スイッチ63と、を備えている。
給紙トレイ6は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着されており、この中に用紙3(図2参照)を積層して収納するために用いられる。
また、排紙トレイ46は、プリンタ1により画像形成され、排出された用紙3を保持するために用いられる。
そして、通気孔62A、Bは、本体ケーシング2内の熱を放出し易くするためのものであり、多数の長孔により構成されている。
また、操作部61には、プリンタ1の動作設定をするための種々の設定項目を選択するための「+」「−」キー、この「+」「−」キーにより選択された設定項目を決定するための「SET」キー等が備えられている。
そして、表示部60は、例えば、液晶表示装置等からなり、プリンタ1による印字枚数(ページカウンタ)や、異常等のプリンタ1の動作状態を表示すると共に、使用者により操作部61が操作された際には、各種モード(印字枚数を報知するページカウンタモード、エラーが発生した際にエラー位置を報知する位置報知モード、使用者による操作部61の操作時やエラー発生時にブザー83A(図3参照:本発明でいう鳴動手段)を鳴らすブザーモード等)を設定するための画像(文字)を表示する。従って、使用者は、表示部60に表示された画像を見ながら操作部61を操作し、各種設定を行うことができる。
次に、本体ケーシング2の内部について説明する。図2は、プリンタ1の要部側断面図である。
図2において、プリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、前述した給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10および11と、紙粉取りローラ10および11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パット9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10および11によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25とを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に配設され、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に配設されるばね25aによって、マルチパーパス側給紙パット25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着ユニット18などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22、23および24などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22および23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17の感光体としての感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、図2に示すように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ26内に、感光ドラム27、現像カートリッジ28、スコロトロン型帯電器29、転写手段としての転写ローラ30、クリーニングブラシ51を備えている。
現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。
トナーボックス34内には、トナーが充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34に設けられたトナー供給口37から放出される。なお、トナーボックス34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持されたクリーナ39によって清掃される。
トナー供給口37の側方位置には、供給ローラ33が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されており、また、この供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されている。そして、これら供給ローラ33と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、磁気特性を持たない導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で矢印方向(時計方向)に回転可能に配設されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光ドラム27の表面は、その感光ドラム27の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光ドラム27の表面上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラム27と転写ローラ30との間を通る間に用紙3に転写される。
定着ユニット18は、プロセスユニット17の側方下流側に配設され、ギヤが形成された定着ローラ41、定着ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら定着ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。定着ローラ41は、金属製で、加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が定着ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
また、このプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するために、反転搬送部47が設けられている。この反転搬送部47は、排紙ローラ45と、反転搬送パス48と、フラッパ49と、複数の反転搬送ローラ50とを備えている。
排紙ローラ45は、1対のローラからなり、正回転および逆回転の切り換えができるように構成されている。この排紙ローラ45は、上記したように、排紙トレイ46上に用紙3を排紙する場合には、正方向に回転するが、用紙3を反転させる場合には、逆方向に回転する。
反転搬送パス48は、排紙ローラ45から画像形成部5の下方に配設される複数の反転搬送ローラ50まで用紙3を搬送することができるように、上下方向に沿って設けられており、その上流側端部が、排紙ローラ45の近くに配置されるとともに、その下流側端部が、反転搬送ローラ50の近くに配置されている。
フラッパ49は、排紙パス44と反転搬送パス48との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けられており、図示しないソレノイドの励磁または非励磁により、排紙ローラ45によって反転された用紙3の搬送方向を、排紙パス44に向かう方向から、反転搬送パス48に向かう方向に切り換えることができるように構成されている。
反転搬送ローラ50は、給紙トレイ6の上方において、略水平方向に複数設けられており、最も上流側の反転搬送ローラ50が、反転搬送パス48の後端部の近くに配置されるとともに、最も下流側の反転搬送ローラ50が、レジストローラ12の下方に配置されるように設けられている。
そして、用紙3の両面に画像を形成する場合には、この反転搬送部47が、次のように動作される。すなわち、一方の面に画像が形成された用紙3が搬送ローラ43によって排紙パス44から排紙ローラ45に送られてくると、排紙ローラ45は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙3を一旦外側(排紙トレイ46側)に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側に送られ、用紙3の後端が排紙ローラ45に挟まれた時に、正回転を停止する。次いで、排紙ローラ45は、逆回転するとともに、フラッパ49が、用紙3が反転搬送パス48に搬送されるように、搬送方向を切り換えて、用紙3を前後逆向きの状態で反転搬送パス48に搬送するようにする。なお、フラッパ49は、用紙3の搬送が終了すると、元の状態、すなわち、搬送ローラ43から送られる用紙3を排紙ローラ45に送る状態に切り換えられる。次いで、反転搬送パス48に逆向きに搬送された用紙3は、反転搬送ローラ50に搬送され、この反転搬送ローラ50から、上方向に反転されて、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12に搬送された用紙3は、裏返しの状態で、再び、所定のレジスト後に、画像形成部5に向けて送られ、これによって、用紙3の両面に所定の画像が形成される。
なお、用紙3が通過する搬送経路には、用紙3の位置を検出するための位置センサ64〜67(本発明でいう動作状態検知手段)が配置されている。より具体的に述べると、位置センサ64はレジストローラ12の直前に配置されており、位置センサ65はレジストローラ12の直後に配置されている。また、位置センサ66は定着ローラ41の直後に配置されており、位置センサ67は排紙ローラ45の直前に配置されている。
また、感光ドラム27を駆動するギヤ、および定着ローラ41を駆動するギヤには、回転センサ85(図2では図示省略、図3参照:本発明でいう動作状態検知手段)が配置されている。
次にプリンタ1における制御系について図3を用いて説明する。図3は、プリンタ1に内蔵された制御装置70を中心として、その周辺に位置する各部との電気的な結合関係を示すブロック図である。
この制御装置70は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、画像形成部5、プリンタ1の用紙搬送系の動力源となるメインモータ、感光ドラム27に対して現像ローラ31を接触/離間させるための動力源となる離間モータ等の各種モータ84を、操作部61を介して入力される使用者からの指令、もしくは、ネットワークを介して入力される各種情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)からの指令に従い制御するためのものであり、CPU71(本発明でいう鳴動制御手段)、ROM72、RAM73、および、これら各部を接続するバスライン76を中心とする周知のマイクロコンピュータにて構成されている。また、RAM73にはプリンタ1による印字枚数(ページカウンタ)が記憶される。
次に、制御装置70には、ブザー83Aが接続されている。ブザー83Aは、例えば圧電ブザーから成り、制御装置70のブザー制御部77により駆動され、ブザー制御部77は、CPU71からの指令を受けると、この指令に応じて異なる周波数の駆動信号をブザー83Aに送信し、ブザー83Aに異なる種類の音を発生させるよう構成されている。
また、制御装置70には、CPU71からの指令に従い画像形成部5を制御するための画像形成制御部79、CPU71からの指令に従い、各種モータ84のそれぞれに駆動パルスを送信し、各種モータ84を駆動させるためのモータ駆動部78、CPU71からの指令に従い表示部60に当該プリンタ1の動作状態等を表示するための表示制御部80、操作部61を介して入力される使用者からの指令信号や、位置センサ64〜67あるいは回転センサ85からの検出信号を制御装置70内に取り込むための信号入力部81、ネットワークを介して外部の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)との間でデータ通信を行うためのネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)74も備えられており、これら各部は、バスライン76を介して、CPU71、ROM72、RAM73に接続されている。
そして、CPU71は、外部の情報処理装置からネットワークを介してプリント要求を受けると、その後ネットワークを介して送信されてくるプリントデータ(画像形成データ)に従い画像形成制御部79やメインモータを駆動制御することにより、用紙3を搬送しつつ用紙3上にプリントデータに基づく画像を形成する。
また、画像形成中において、回転センサ85は、感光ドラム27を駆動するギヤおよび定着ローラ41における実際の回転量を検知する。そして、CPU71は、モータ駆動部78が感光ドラム27および定着ローラ41を駆動するために各種モータ84に送信する駆動パルスと、回転センサ85により検知された、感光ドラム27を駆動するギヤおよび定着ローラ41における実際の回転量とが一致するか否かを判定する。このとき、両者が一致しなければ、駆動系のエラーとして報知する。
また、位置センサ64〜67は、各センサ位置において用紙3の有無を検出し、CPU71は、モータ駆動部78が各種モータ84に送信する駆動パルスと、位置センサ64〜67による検知とを関連付けて、用紙3が存在すべき位置に用紙3が存在しない場合や、用紙3が存在しないはずの位置に用紙3が存在する場合に、紙詰まり(用紙ジャム)として報知する。
さらに、CPU71は、位置センサ64〜67および回転センサ85による検知等に基づいて、各種エラーを検出した場合には、画像形成部5の動作を停止させて、画像形成動作を禁止する処理を実行すると共に、後述するエラー報知処理(S410以降の処理)を実行する。
次に、プリンタ1における印刷枚数を示すページカウンタの値を報知する際の処理について、図4〜図6を用いて説明する。図4はCPU71が実行するページカウンタ報知処理を示すフローチャート、図5はページカウンタ報知処理のうちページカウンタ表示処理を示すフローチャート、図6はページカウンタ報知処理のうち数値報知処理を示すフローチャートである。
図4に示すページカウンタ報知処理では、まずS100にて、後述するページカウンタ表示処理を実行し、S110に移行する。
S110では、ページカウンタを表示しているか否かを判定し(後述するS290の処理が実行されたか否かを判定し)、ページカウンタを表示していると判定すれば、S120に移行し、ページカウンタを表示していないと判定すれば、ページカウンタ報知処理を終了する。
次に、S120では、ページカウンタを鳴動音を利用して報知するブザーモードであるか否かを判定する。ブザーモードであると判定すると、S130に移行し、ブザーモードではないと判定すれば、ページカウンタ報知処理を終了する。なお、ブザーモードにするか否かは、操作部61を介して使用者が任意に設定することができる。
そして、S130では、後述する数値報知処理を実行し、ページカウンタ報知処理を終了する。
次に、S100におけるページカウンタ表示処理について、図5を用いて説明する。
図5に示すページカウンタ表示処理では、S210にて、使用者により、操作部61に備えられたキーのうち、「+」、「−」、または「SET」の設定キーが操作されたか否かを判定する。上記設定キーが操作されていないと判定すれば、S210の処理を繰り返す。「SET」キーが操作されたと判定すれば、S220に移行する。
S220では、「SET」キーの操作を受け付けた旨を示す操作受付音を鳴らし、S240に移行する。
一方、S210の処理を繰り返し、「+」または「−」キーが操作されたと判定すればS230に移行し、S230にて、「+」または「−」キーの操作を受け付けた旨を示す操作音を鳴らし、S210に戻る。
そして、S240では、各種メニューの中から、「MAINTENANCE」(メンテナンス)が選択(表示)された状態、S220にて「SET」キーが操作されたか否かを判定する。「MAINTENANCE」が選択されたと判定すれば、S250に移行する。
また、S240にて、「MAINTENANCE」が選択されていないと判定すれば、ページカウンタ表示処理を終了する(選択されたメニューに対応した表示および処理が実行される)。
S250では、再び設定キーが操作されたか否かを判定する。設定キーが操作されていないと判定すれば、S250の処理を繰り返し、「+」または「−」キーが操作されたと判定すればS270に移行し、S270にて、S230の処理と同様に、操作音を鳴らし、S250に戻る。また、S250にて「SET」キーが操作されたと判定すれば、S260に移行し、S260にて、S220の処理と同様に操作受付音を鳴らし、S280に移行する。
次に、S280では、各種メニューの中から、「PAGECOUNTER」(ページカウンタ)が選択(表示)された状態で、S250にて「SET」キーが操作されたか否かを判定する。「PAGECOUNTER」が選択されたと判定すれば、S290に移行し、S290にて、RAM73から印刷枚数(ページカウンタ)を読み出し、表示部60に印刷枚数を表示し、ページカウンタ表示処理を終了する。ここで、表示部60に表示される印刷枚数は、4桁の数字にて表示されるよう設定されている。
また、S280にて、「PAGECOUNTER」が選択されていないと判定すれば、ページカウンタ表示処理を終了する(選択したメニューに対応した表示および処理が実行される)。
次に、ページカウンタ報知処理(図4参照)のS130における数値報知処理について、図6を用いて説明する。
図6に示す数値報知処理では、S295にて、プリンタ1の使用者に対して、ページカウンタの値を音により報知する旨を示す注意を促す鳴動音を発生させた後、S300にて、ページカウンタの値の最も上位の桁である千の位の桁を示す音、および数値をRAM73内に格納された情報から選択し、S310に移行する。
S310では、選択された桁を示す音を鳴らし、S320に移行し、S320では、数値を示す数値表示音を指定回数鳴らしたか否かを判定する。数値判定音を指定回数鳴らしていないと判定すれば、S330に移行し、S330にて数値表示音を鳴らし、S320に戻る。また、S320にて、数値表示音を指定回数鳴らしたと判定すれば、S340に移行する。つまり、数値が7である場合、数値表示音が7回鳴動することとなる。
次に、S340では、選択している桁がページカウンタの値の最も下位の桁である一の位の桁であるか否かを判定する。選択している桁が一の位の桁ではないと判定すれば、S350に移行し、選択している桁に対して1つ下の位の桁を示す音、および数値をRAM73内に格納された情報から選択し、S310に戻る。また、S340にて、選択している桁が、一の位の桁であると判定すると、数値報知処理を終了する。
次に、画像形成中に、プリンタ1に発生した異常(エラー)を報知する処理について、図7および図8を用いて説明する。図7は、CPU71が実行するエラー報知処理を示すフローチャート、図8はエラー報知処理のうち位置報知処理を示すフローチャートである。
図7に示すエラー報知処理は、画像形成部5を駆動し、用紙3に画像形成を行っている際に実行される処理であって、S400にて、位置センサ64〜67および回転センサ85の検知により、エラーが発生したか否かを判定する。エラーは発生していないと判定すれば、S400の処理を繰り返し、エラーが発生したと判定すれば、S410に移行する。
S410では、検知したエラーの種類を判別し、S420にて、検知したエラーのうち、最も報知優先度が高いエラーを選択する。ここで、報知優先度は、予めエラーの種類に応じて優先順位を付けてROM72に格納された情報(優先度情報)である。
そして、S430に移行し、S430では、選択したエラー内容を表示部60に文字にて表示し、S440に移行する。
S440では、S120の処理と同様に、ブザーモードであるか否かを判定する。ブザーモードあると判定すれば、S450に移行し、ブザーモードではないと判定すれば、S500に移行する。なお、ブザーモードにするか否かは、操作部61を介して使用者が任意に設定することができる。
S450では、エラーが発生した旨を知らせるため、使用者の注意を促すエラー音を鳴らし、S460にてエラーの種別を示すエラー種別音を鳴らし、S470に移行する。
S470では、選択しているエラーが、エラー位置報知を必要とするものか否かを判定する。エラー位置報知が必要であると判定すれば、S480に移行し、エラー位置報知が必要ではないと判定すれば、S500に移行する。
次に、S480では、プリンタ1の設定が位置報知モードに設定されているか否かを判定する。位置報知モードに設定されていると判定すれば、S500に移行し、位置報知モードに設定されていないと判定すれば、S490に移行し、S490にて後述する位置報知処理を実行した後にS500に移行する。なお、位置検知モードにするか否かは、操作部61を介して使用者が任意に設定することができる。
S500では、使用者が適切な処置を行い、S430にて表示部60に表示したエラーが解除されたか否かを判定する。エラーが解除されていないと判定すれば、S500の処理を繰り返し、エラーが解除されたと判定すれば、S510に移行する。
そして、S510では、他に解除されていないエラーがあるか否かを判定する。解除されていないエラーがあると判定すれば、S520に移行し、S520にて選択されたエラーの次に優先度が高いエラーを選択し、S430からの処理を繰り返す。また、S510にて、解除されていないエラーがないと判定すれば、エラー報知処理を終了する。
次に、エラー報知処理(図7参照)のS490における位置報知処理について、図8を用いて説明する。
図8に示す位置報知処理では、S600にて、エラーが発生した位置を検知し、S610にて初めに発生したエラー位置を示す音をブザー83Aにて報知し、S620に移行する。
S620では、既に報知したエラー箇所以外に、エラー箇所があるか否かを判定する。他にエラー箇所があると判定すれば、S630に移行し、次に発生したエラー位置をブザー83Aにて報知し、S620に戻る。また、S620にて他にエラー箇所はないと判定すれば、S640に移行する。
S640では、選択したエラー(S420またはS520にて選択されたエラー)は解除されたか否かを判定する。選択したエラーが解除されていないと判定すれば、S640の処理を繰り返し、選択したエラーが解除されたと判定すれば、表示部60をエラー表示から通常表示に戻し、位置報知処理を終了する。
次に、ページカウンタ報知処理(図4参照)およびエラー報知処理(図7参照)の際にブザー83Aにより鳴らされる鳴動パターン(鳴動音および鳴動回数)の一例について、図9および図10を用いて説明する。図9はページカウンタ報知処理の際に鳴らされる鳴動パターンを示す説明図、図10はエラー報知処理の際に鳴らされる鳴動パターンを示す説明図であり、図9および図10において、横軸は時間(秒)を示している。
図9に示すように、ページカウンタ報知処理にて鳴らされる操作音(S230およびS270)は、0.2秒:3.3kHzにて表現される。
また、操作受付音(S220、S260)は、0.2秒:3.3kHz、0.1秒:無音、0.2秒:3.3kHz、を順に実行することにより表現される。
次に、桁表示音(S310)は、各桁により異なる音が準備されており、一の位を示す桁表示音は、0.3秒:2.3kHz、0.2秒:無音、0.1秒:3.3kHz、を順に実行することにより表現される。
また、十の位を示す桁表示音は、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:3.3kHz、を順に実行することにより表現される。
そして、百の位を示す桁表示音は、0.3秒:2.3kHz、0.2秒:無音、0.1秒:3.3kHzを順に実行することにより表現される。
さらに、千の位を示す桁表示音は、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、を順に実行することにより表現される。
そして、数値表示音(S330)は、0.1秒:3.3kHzの音を0.2秒:無音を挟んで、その数値の回数だけ繰り返すことにより表現される。
従って、このような桁表示音および数値表示音を用いて、例えば、1023を表現する際には、千の位を示す桁表示音、0.4秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.4秒:無音、百の位を示す桁表示音、0.4秒:無音、十の位を示す桁表示音、0.4秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.2秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.4秒:無音、一の位を示す桁表示音、0.4秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.2秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.2秒:無音、0.1秒:3.3kHzを順に実行することにより表現される。
また、図10に示すように、エラー報知処理にて鳴らされるエラー音(S450)は、0.1秒:3.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:3.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:3.3kHzを順に実行することにより表現される。
そして、エラー種別音(S460)は、エラーの種別により異なる音が準備されており、用紙ジャムを示すエラー種別音は、0.2秒:2.3kHz、0.2秒:3.3kHzを順に2回繰り返し実行することにより表現される。
また、トナーエンプティを示すエラー種別音は、0.2秒:2.3kHz、0.2秒:3.3kHzを順に3回繰り返し実行することにより表現される。
さらに、用紙ジャムおよびトナーエンプティ以外のエラーを示すエラー種別音は、0.2秒:2.3kHz、0.2秒:3.3kHzを順に4回繰り返し実行することにより表現される。
そして、エラー位置を示す位置報知音(S630)についてもエラー種別音と同様に、エラーの種別により異なる音が準備されており、レジストローラ12付近のエラーを示す位置報知音は、0.1秒:2.3kHzにて表現される。
また、感光ドラム27付近のエラーを示す位置報知音は、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHzを順に実行することにより表現される。
そして、定着ローラ41付近のエラーを示す位置報知音は、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHzを順に実行することにより表現される。
さらに、排紙ローラ45付近のエラーを示す位置報知音は、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHz、0.1秒:無音、0.1秒:2.3kHzを順に実行することにより表現される。
従って、例えば、定着ローラ41付近にて用紙ジャムを検知した場合には、エラー音、0.4秒:無音、用紙ジャムを示すエラー種別音、0.4秒:無音、定着ローラ41付近のエラーを示す位置報知音、を順に実行することにより表現される。
以上のように詳述したプリンタ1においては、ブザー83A(鳴動手段)と、プリンタ1の動作状態を検知する位置センサ64〜67および回転センサ85(動作状態検知手段)と、位置センサ64〜67および回転センサ85が検知した動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を、予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、選択された鳴動音に従ってブザー83Aが鳴動するようブザー83Aを制御するCPU71(鳴動制御手段)と、を備えている。
従って、プリンタ1の動作状態に応じて、ブザー83Aに異なる鳴動音を発生させることができるので、製造コストを極端に高くすることなく、より多くの情報を報知可能にすることができる。
また、CPU71は、位置センサ64〜67および回転センサ85が検知した動作状態に応じて、鳴動音の種類のみでなく、鳴動音の鳴動回数も変化させるので、鳴動音の種類と鳴動回数との組み合わせにより、多くの情報をわかり易く報知することができる。
さらに、ページカウンタの値を出力する場合には、CPU71は、ページカウンタにおける数値の桁毎に、桁の種類を表す鳴動音、および桁における数値を表す鳴動音の鳴動回数を設定するので、ページカウンタの値を音により報知する場合であっても、わかり易く報知することができる。
また、CPU71は、ページカウンタの値を音により報知する際には、プリンタ1の使用者に対して注意を促す鳴動音を発生させる鳴動制御(S295)を行い、その後、各桁を表す鳴動音を発生させる鳴動制御(S310)と、各桁における数値を表す回数だけ鳴動音を発生させる鳴動制御(S330)とを交互に繰り返すので、使用者に対してページカウンタの値をより分かり易く報知することができる。
さらに、ページカウンタの値のある桁の値が0であっても、桁を表す鳴動音は発生させられるので、鳴動音を聞きなれない使用者にとっても、鳴動音の意味を分かり易くすることができる。
また、位置センサ64〜67および回転センサ85は、プリンタ1における複数種類の動作異常(エラー)を検知可能に構成されており、CPU71は、位置センサ64〜67および回転センサ85が動作異常を検知すると、動作異常の種類に応じた鳴動音を発生させるので使用者に対して動作異常の発生およびその内容を確認し易くすることができる。
さらに、位置センサ64〜67および回転センサ85により、複数種類の動作異常が検知された場合には、CPU71は、予め定められた優先度情報に基づいて、優先度が最も高く、未解決である動作異常の内容を表す鳴動音のみを発生させるので、優先度情報に基づいて検知された動作異常のみを解除させることができ、使用者が誤った動作異常解除操作をすることを防止することができる。
また、エラーの解除手順を使用者に教えることができる。
加えて、CPU71は、動作異常の内容に加えて、動作異常の発生位置を表す鳴動音を発生させるので、使用者が発生した動作異常を解除する際に無駄な操作をしてしまうことを防止することができる。
さらに、CPU71は、位置センサ64〜67および回転センサ85により、使用者の注意を促す鳴動制御(S450)と、動作異常の内容を表す鳴動音を発生させる鳴動制御(S460)と、動作異常の発生位置を表す鳴動音を発生させる鳴動制御(S610)と、を順に実行するので、使用者に対して動作異常の発生、その内容、および発生位置をより分かり易く報知することができる。
また、本実施形態におけるプリンタ1では、音の高低を利用して、エラーの種類、位置、およびページカウンタの値における桁の種類等の情報を報知するよう構成しているので、音の長短のみを利用して各種情報を報知する場合と比較して、使用者にとってよりわかり易く情報を報知できる。
なお、本実施形態における位置報知処理(図8参照)では、エラーが発生した全ての位
置を順に報知するよう構成したが、例えば、エラーを解除する手順を限定したい場合には、図11に示すような位置報知処理を実行することが望ましい。
つまり、図11に示す位置報知処理では、S700にて、エラーが発生した位置を検知し、S710にて最も報知優先度が高いエラー位置を示す音をブザー83Aにて報知し、S720に移行する。
S720では、選択したエラー(S420またはS520にて選択されたエラー)は解除されたか否かを判定する。選択したエラーが解除されていないと判定すれば、S720の処理を繰り返し、選択したエラーが解除されたと判定すれば、S730にて他にエラー箇所があるか否かを判定する。他にエラー箇所があると判定すれば、S740に移行し、S740にて、次に報知優先度が高いエラー位置をブザー83Aにて報知し、S720からの処理を繰り返す。また、S730にて、他にエラー箇所はないと判定すれば、表示部60をエラー表示から通常表示に戻し、位置報知処理を終了する。
なお、例えば、S700の処理にて、用紙ジャムが複数の位置にて検知された際には、プリンタ1の構造上、用紙3の搬送経路の下流側から用紙ジャムを解決すべきであると考えられるため、報知優先度は、用紙3の搬送経路の上流側よりも、用紙3の搬送経路の下流側が高く設定されている。
このような位置報知処理(図11)を実行すれば、プリンタ1にとって望ましいエラーの解除手順を使用者に報知することができる。
また、ブザー制御部77は、CPU71からの指令に応じて異なる周波数の駆動信号をブザー83Aに送信し、ブザー83Aに異なる種類の音を発生させるよう構成したが、特にこのように構成する必要はなく、例えば図12に示すように、異なる音を発生させる複数のブザー(図12の例では、ブザー83Aおよび83Bの2個)を備え、それぞれのブザー83Aおよび84Bは、それぞれ単一の周波数の音を設定するよう構成してもよい。
さらに、異なる音を発生させる複数のブザーに、それぞれ異なる複数種類の音を発生させるよう構成してもよい。
また、本実施形態の数値報知処理において、ページカウンタの数値をブザー83Aの鳴動により報知する際に、桁表示音と数値を示す音とを異なる鳴動パターンにて表現したが、特にこのようにする必要はなく、例えば、桁表示音を繰り返し鳴動させることにより、その桁における数値を表現してもよい。
さらに、本実施形態の数値報知処理においては、ページカウンタの上位の位(千の位)から順に数値を報知するよう構成したが、特にこのようにする必要はなく、例えば、ページカウンタの下位の位(一の位)から数値を報知するよう構成してもよい。
また、本実施形態におけるブザー83Aは、2種類の音(2.3kHzおよび3.3kHzの音)を発生するよう構成したが、2種類の音に限らず、例えば、5種類の音を発生するよう構成してもよい。
さらに、本実施形態におけるページカウンタでは、4桁の数値を報知するよう構成したが、報知する数値の桁数は、特に4桁にする必要はなく、4桁よりも多い桁数であってもよいし、4桁よりも少ない桁数であってもよい。
上述のようにしても、本実施形態におけるプリンタ1と同様の効果が得られる。
本発明が適用されたプリンタを示す外観図である。 プリンタの要部側断面図である。 制御装置周辺の電気的な結合関係を示すブロック図である。 ページカウンタ報知処理を示すフローチャートである。 ページカウンタ表示処理を示すフローチャートである。 数値報知処理を示すフローチャートである。 エラー報知処理を示すフローチャートである。 位置報知処理を示すフローチャートである。 ページカウンタ報知処理の際に鳴らされる鳴動パターンを示す説明図である。 エラー報知処理の際に鳴らされる鳴動パターンを示す説明図である。 変形例の位置報知処理を示すフローチャートである。 変形例における制御装置周辺の電気的な結合関係を示すブロック図である。
1…プリンタ、2…本体ケーシング、3…用紙、4…フィーダ部、5…画像形成部、6…給紙トレイ、7…用紙押圧板、8…給紙ローラ、9…給紙パット、10、11…紙粉取りローラ、12…レジストローラ、13…ばね、14…マルチパーパストレイ、15…マルチパーパス側給紙ローラ、16…スキャナユニット、17…プロセスユニット、18…定着ユニット、19…ポリゴンミラー、20、21…レンズ、22〜24…反射鏡、25…マルチパーパス側給紙パット、26…ドラムカートリッジ、27…感光ドラム、28…現像カートリッジ、29…スコロトロン型帯電器、30…転写ローラ、31…現像ローラ、32…層厚規制ブレード、33…供給ローラ、34…トナーボックス、35…回転軸、36…アジテータ、37…トナー供給口、38…窓、39…クリーナ、40…押圧部、41…定着ローラ、42…押圧ローラ、43…搬送ローラ、44…排紙パス、45…排紙ローラ、46…排紙トレイ、47…反転搬送部、48…反転搬送パス、49…フラッパ、50…反転搬送ローラ、51…クリーニングブラシ、60…表示部、61…操作部、62A、B…通気孔、63…電源スイッチ、64〜67…位置センサ、70…制御装置、71…CPU、72…ROM、73…RAM、74…ネットワークインターフェイス、76…バスライン、77…ブザー制御部、78…モータ駆動部、79…画像形成制御部、80…表示制御部、81…信号入力部、83A、B…ブザー、84…各種モータ、85…回転センサ。

Claims (5)

  1. 外部から画像形成データを受けると、該画像形成データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    ブザーを有する鳴動手段と、
    当該画像形成装置の動作状態を検知する動作状態検知手段と、
    前記動作状態検知手段が検知した動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を、予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、該鳴動音に従って前記鳴動手段が鳴動するよう該鳴動手段を制御する鳴動制御手段と、
    を備え
    前記動作状態検知手段は、当該画像形成装置の動作状態に応じた数値情報を出力し、
    前記鳴動制御手段は、前記数値情報における数値の桁毎に、該桁に対応した鳴動音と、該桁における数値を表す鳴動手段の鳴動回数と、を設定すること
    特徴とする画像形成装置。
  2. 前記鳴動制御手段は、
    当該画像形成装置の使用者に対して注意を促すための鳴動を行い、
    その後、前記各桁に対応した鳴動音に基づく鳴動と、前記各桁における数値を表す回数に対応した鳴動とを順に実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 外部から画像形成データを受けると、該画像形成データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    ブザーを有する鳴動手段と、
    当該画像形成装置の動作状態を検知する動作状態検知手段と、
    前記動作状態検知手段が検知した動作状態に対応して、高低、長短、あるいは音種により特定される鳴動音を、予め定められた複数種類の鳴動音の中から選択し、該鳴動音に従って前記鳴動手段が鳴動するよう該鳴動手段を制御する鳴動制御手段と、
    を備え、
    前記動作状態検知手段は、当該画像形成装置における複数種類の動作異常と該動作異常の発生位置とを検知可能に構成されており、
    前記鳴動制御手段は、
    前記動作状態検知手段により、前記動作異常を検知した際、当該画像形成装置の使用者に対して注意を促すための鳴動を行い、
    その後、前記動作異常の種類に対応した鳴動音に基づく鳴動と、
    前記動作異常の発生位置に対応した鳴動音に基づく鳴動と、
    を順に実行すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 前記鳴動制御手段は、前記動作状態検知手段が検知した動作状態に応じて、前記鳴動手段の鳴動回数を設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記動作状態検知手段により、複数種類の動作異常が検知された場合には、
    前記鳴動制御手段は、予め定められた優先度情報に基づいて、優先度が最も高く、かつ、未解決である動作異常についてのみ、その種類に対応した鳴動音に基づいて前記鳴動手段を鳴動させること
    を特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
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