JP2006077997A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】聞き逃してしまった報知音を使用者によって繰り返し再生することを可能とすることで、使い勝手を向上させること。
【解決手段】被加熱物2を加熱する加熱手段3と、加熱手段3への通電を制御する制御手段6と、制御手段6からの信号により音声を出力する音声合成手段7と、制御手段6から音声合成手段7へ送られた信号を記憶する記憶手段9と、使用者により音声の再生を選択できる再生選択手段8とを備え、使用者により再生選択手段8が選択されると、制御手段6は記憶手段9に記憶された信号を音声合成手段7に送ることにより再度音声を出力することで、報知音声を聞き逃した場合に、使用者によって聞き逃した報知の音声を再生することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用や業務用のキッチン等に用いられる加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の加熱調理器として誘導加熱調理器を用いて説明する。図5は従来の加熱調理器としての誘導加熱調理器の構成図である。図5において、トッププレート34の上に鍋35が載置される。加熱コイル36はトッププレート34の下部に配置され、高周波磁界を発生することにより、鍋35を誘導加熱する。温度検出器37はトッププレート34の下部温度を検出し入力制御手段40に出力し、スイッチ部38にて使用者は調理の設定を入力し、その結果は入力制御手段40に出力され、制御回路39は加熱コイル36を制御すると共に入力判定手段41から出力制御手段43を介した信号入力により鍋35が誘導加熱に適正であるかどうか、あるいは、鍋35の有無を判定して入力制御手段に鍋の状態信号を出力し、入力制御手段40は温度検出器37の温度とスイッチ部38の設定と制御回路39の鍋の状態とに応じた信号を入力判定手段41に出力し、入力判定手段41は入力制御手段32の出力を判定して出力制御手段43と音声合成手段42と表示部48に出力し、音声合成手段42は入力判定手段41の判定信号の出力により音声データを出力し、出力制御手段35は入力判定手段33の出力により制御回路39に判定信号を出力し、制御回路39は判定信号に基づいて加熱コイル36を制御し、音声合成LSI44は音声合成手段42から音声データを入力して音声信号を出力し、発振子45は音声合成LSIのクロックを作り、アンプ(AMP)部46は音声合成LSI44から出力される音声信号を増幅し、スピーカ47はアンプ部46からの信号を音声に変換して出力し、表示部48は入力判定手段41の出力によりLEDを点灯させて表示する構成であった。スイッチ部38で操作を行った、鍋35が適正でない、温度検出器37が危険温度を検知した、などの状態を入力判定手段41の出力信号に基づいて音声合成手段44より音声データを出力すると共に、入力判定手段41の出力信号に基づいて表示部48のLEDを点灯させるといった方法を取っていた(例えば、特許文献1参照)。
また、加熱調理器における機器の誤使用の指摘や異常時の警告の音声報知は一度しか報知されない場合は使用者が聞き逃していしまう可能性があった。その対策としてある音声を一度報知してから数秒おきに繰り返し報知する機能を有するものや、音声報知と平行してLCDやLEDといった表示手段によって誤使用の指摘や異常時の警告を行うものもあった(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
実開平1−130296号公報 特公昭62−38721号公報 特開2001−17319号公報
しかしながら、前記従来の構成では、繰り返される音声報知は慣れた使用者にとっては煩わしいと感じられる場合もあり、使い勝手の低下、表示手段と報知の重複した二種類の機能をもつことによるコストアップといった課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、聞き逃してしまった報知音声を使用者によって繰り返し再生することを可能とすることで、使い勝手を向上させた加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、制御手段から音声合成手段へ送られた信号を記憶手段に記憶させ、使用者が再生選択手段により報知音声の再生を選択できるものである。
これにより、機器の操作説明の聞き逃しや、自動調理終了報知や、異常発生などの機器の状態が変化する原因が発生した時に機器から離れていたために、機器からの報知が聞こえず原因が分からないといった報知の聞き逃しによる使用者の混乱を防ぐことができる。
本発明の加熱調理器は、機器からの報知を確実に使用者に伝達し、音声報知による利便性及び安全性の効果をさらに向上させ、使い勝手を向上させることができる。
第1の発明は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記制御手段から前記音声合成手段へ送られた信号を記憶する記憶手段と、使用者により音声の再生を選択できる再生選択手段とを備え、使用者により前記再生選択手段が選択されると、前記制御手段は前記記憶手段に記憶された信号を前記音声合成手段に送ることにより再度音声を出力することで、機器の操作説明の聞き逃しや自動調理終了報知や異常発生などの機器の状態が変化する原因が発生した時に機器から離れていたために報知が聞こえなかった場合に、使用者による再生操作により音声を再生することができるので使用者の操作による混乱を防ぎ、機器の使い勝手を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明に、計時手段を備え、前記計時手段により計時された所定時間が経過すると、記憶手段に記憶された信号を消去することにより、使用者により誤って再生操作を行った場合に、所定時間以前の音声が報知されて使用者が混乱するのを防ぎ、機器の使い勝手を向上させることができる。
第3の発明は、特に、第1又は2の発明に、表示手段を備え、記憶手段に音声が記憶されていることを表示することにより、機器から使用者が離れていた間の音声報知の有無を確認することができ、機器の使い勝手を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明のいずれか1つの発明に、音量変更手段を備え、音声合成手段から出力される音声のうち再生時と再生でない時との少なくとも二種類の音量が設定されていることにより、確認のために使用者が音声を再生する場合はそれ以外よりも音量は大きく、より聞き取りやすくすることで報知音を再生することの効果を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明に、音量設定手段を備え、音量設定手段は音声合成手段から出力される音声の音量を再生時と再生でない時との少なくとも二種類の音量の設定、及び変更を可能とすることにより、再生する時、そうでない時の音声の音量をそれぞれ使用者にとって最適な音量に調節できることで、報知音による利便性及び安全性の効果をさらに向上させることができる。
第6の発明は、特に、第1〜5の発明のいずれか1つの発明に、音声速度変更手段を備え、音声合成手段から出力される音声のうち再生時と再生でない時との少なくとも二種類の音声の速度が設定されていることにより、確認のために使用者が音声を再生する場合はそれ以外よりも速度が遅く、より聞き取りやすくすることで報知音を再生することの効果を向上させることができる。
第7の発明は、特に、第6の発明に、音声速度設定手段を備え、音声速度設定手段は音声合成手段から出力される音声の速度を再生時と再生でない時との少なくとも二種類の速度の設定、及び変更を可能とすることにより、再生する時、そうでない時の音声の速度をそれぞれ使用者にとって最適な速度に調節できることで、報知音による利便性及び安全性の効果をさらに向上させることができる。
第8の発明は、特に、第5または第7の発明に、不揮発性記憶装置を備え、音量設定手段又は音声速度設定手段により設定された音量又は速度を前記不揮発性記憶手段に記憶することを可能とすることにより、電源遮断前に一度調節した音量を電源復帰時に再調節するわずらわしさがなく、使い勝手を向上させることができる。
第9の発明は、特に、第1〜8の発明のいずれか1つの発明の加熱手段を、誘導加熱手段とすることにより、炎がでないことから安全性を特徴とする誘導加熱調理器において、効果的な報知音の使用により安全性を更に向上させることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の全体構成図である。
図1において、トッププレート1の上に鍋(被加熱物)2が載置される。加熱コイル(加熱手段)3はトッププレート1の下部に配置され、高周波磁界を発生することにより、鍋2を誘導加熱する。温度検出器4はトッププレート1の下部温度を検出し、スイッチ部5により使用者は設定を入力しその結果は制御手段6に入力され、制御手段6は加熱コイル3の出力を制御し、音声合成手段7は制御手段6からの命令に応じた音声データを出力し、記憶手段9は制御手段6から音声合成手段7に出された命令を都度記憶し、スイッチ部5の中にある再生選択手段8によって使用者が音声の再生を選択した場合は、記憶手段9に記憶された制御手段6から音声合成手段7への命令を再度送る。音声合成LSI10は音声合成手段7から出力された音声データを入力して音声信号を出力し、発振子11は音声合成LSI10のクロックを作り、アンプ(AMP)部12は音声信号を増幅し、スピーカ13はアンプ部12からの信号を変換し音声を出力する構成である。そしてこの場合における制御手段6、音声合成手段7、記憶手段9はマイクロコンピュータ14で構成される。
以下、上記構成による加熱調理器の動作を図1に示す構成と図2に示す報知音発生プログラムチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせるとステップ15においてスイッチ部5の設定状態に応じた信号を制御手段6より送出するスイッチ入力処理を行う。ステップ16において温度検出器4により計測された温度に応じた信号を制御手段6に送出する温度入力処理を行う。ステップ17においてはステップ15よりスイッチ部5の信号が入力されていると制御手段6によってスイッチ入力判定を行う。そして、このスイッチ入力判定で入力ありの場合にはステップ18のスイッチ入力音声処理を行う。ここではステップ17によって選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、スイッチ部5の設定を自動湯沸かしとした場合、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が出力される。この時制御手段6から音声合成手段7に送られた信号は同時に記憶手段9にも送られ、その信号は記憶手段9に記憶される。また、ステップ15のスイッチ入力判定が入力なしの場合はステップ18を通らず次のステップ19に移行する。
ステップ19においてはステップ15よりスイッチ部5の中の音声再生選択手段8が入力されていると制御手段6によって音声再生選択手段8の入力判定を行う。そして、この音声再生選択手段8の入力判定で入力ありの場合にはステップ20の音声再生処理を行う。ここでは制御手段6は記憶手段9に記憶されていた信号を入力し、再度音声合成手段7へ送信し音声データに変換して再生音声を出力する。先程の例であれば、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が再出力される。またステップ19の音声再生選択手段8の入力判定が入力なしの場合はステップ20を通らず次のステップ21に移行する。
ステップ19ではステップ16の温度検出器4によって現在温度が予め定められた範囲の所定温度であるかどうかの危険温度判定を行う。そして、この危険温度判定がYESの場合にはステップ23の危険温度音声処理を実行する。例えば、略220℃を検知した場合には危険温度音声処理を行う。ここではステップ21によって選択された所定温度以上であるという信号を音声合成手段7で音声データに変換して出力する。例えば、「空焼きです。加熱を停止します。」というような音声が出力される。この時制御手段6から音声合成手段7に送られた信号は同時に記憶手段9にも送られ、その信号は記憶手段9に記憶される。その後にステップ24で加熱コイル3の出力を制御手段6によって停止させる。
ステップ15、19、20においては先程と同様に音声再生選択手段8の入力判定を行い、入力ありの場合には音声再生処理を行う。ここでは制御手段6は記憶手段9に記憶されていた信号を入力し、再度音声合成手段7へ送信し音声データに変換して再生音声を出力する。先程報知された「空焼きです。加熱を停止します。」という音声が再出力される。また、ステップ19の音声再生選択手段8の入力判定が入力なしの場合は再度ステップ15に移行する。
また、ステップ21の危険温度判定に所定温度以下であるという信号が入力されてNOの場合にはステップ22に移行する。ステップ22では制御手段6により運転中で有るか否なのかの運転判定を行う。そして、この運転判定がNOの場合にはステップ25の終了音声処理を実行する。ここではステップ22によって選択された運転停止信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、「加熱が終了しました。」と音声が出力される。この時制御手段6から音声合成手段7に送られた信号は同時に記憶手段9にも送られ、その信号は記憶手段9に記憶される。その後にステップ25、24で加熱コイル3の出力を制御手段6によって停止させる。
ステップ15、19、20においては先程と同様に音声再生選択手段8の入力判定を行い、入力ありの場合には音声再生処理を行う。ここでは制御手段6は記憶手段9に記憶されていた信号を入力し、再度音声合成手段7へ送信し音声データに変換して再生音声を出力する。先程報知された「加熱を終了しました。」という音声が再出力される。またステップ19の音声再生選択手段入力判定が入力なしの場合はステップ20を通らず再度ステップ15に移行する。
また、ステップ22の運転判定時に制御手段6にスイッチ部5から運転信号が入力されておりYESの場合にはステップ26で加熱コイル3の出力を制御手段6によって続行させる。
以上のように、本実施の形態においてはスイッチ音声、危険温度音声や終了音声などの音声は発生すると同時に記憶手段9に記憶されることで、スイッチ部5の再生選択手段8に使用者による入力があった場合に一旦発生し終わった音声を再発生できることにより、使用者が機器に触れている際に発生するスイッチ操作に関する音声などの音声ガイドを聞き逃した場合にはスイッチ入力により再度聞き直すことで機器の使い勝手が向上する。また、使用者が機器から離れている可能性のある自動調理やタイマー調理中といった加熱が自動的に停止した場合に聞き逃した終了報知音や調理中の警告報知音をスイッチ入力により聞き直すことで、現在の加熱停止が正常なのか異常使用によるものなのかを明確にでき、機器の使い勝手が向上する。
また、以上の実施の形態1のように音声報知装置を炎がでないことから安全性を特徴とする誘導加熱調理器に使用することにより、家庭内で安全性の高い、かつ使いやすい誘導加熱調理器を提供できるものである。
また、本実施の形態の加熱コイル3にかえてラジェントヒータやガス熱源などの加熱部を用いた場合も同様の効果がある。
また、本実施の形態においては、温度検出器4を備えて危険温度を検知すると危険温度音声処理を行っているが、誘導加熱に不適切な鍋(例えば、ガラス製の鍋、径の小さい鍋)2を電気的特性(商用電源からの入力電流、加熱コイル3電流、制御手段6のスイッチング素子に印加される電圧等)の差異により検知する鍋検知部を備えて不適切鍋使用音声処理を行う場合、トッププレート1の汚れをトッププレート1上方からの赤外線の入力量の差異で検知する汚れ検知部を備えて汚れ検知音声処理行う場合も同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては記憶手段9には一つの音声信号しか記憶しておらず、ひとつの音声のみ再発生しているが、記憶手段9に複数の音声信号を記憶し、複数の音声を順次出力し再生することもできる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態の加熱調理器の全体構成図である。計時手段27は制御手段6からの信号を記憶手段9に記憶させている時間を計時するもので、計時手段27により予め設定された所定時間を計時すると記憶手段9に記憶していた信号は消去される。表示手段28は記憶手段9に信号が記憶されていることを示すものでLCD又はLEDで構成されている。
第1の実施の形態との違いは、計時手段27及び表示手段28を設けた点である。
以上のように構成された加熱調理器において、図3に示す構成と図2に示す報知音発生プログラムチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせる。この時記憶手段9には信号が記憶されていないのでLCDで構成された表示手段28は記憶されていない旨を表示している。ステップ15、ステップ16、ステップ17と実施の形態1と同様の処理を進めていく。制御手段6によってスイッチ入力判定を行い、このスイッチ入力判定でスイッチ部5に入力ありの場合にはステップ18のスイッチ入力音声処理を行う。ここではステップ17によって選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して音声を出力する。例えば、スイッチ部5の設定を自動湯沸かしとした場合、「自動湯沸かしを開始します。スタートキーを押して下さい」というような音声が出力される。この時制御手段6から音声合成手段7に送られた信号は同時に記憶手段9にも送られ、その信号は記憶手段9に記憶される。そして、その記憶手段9に記憶された信号は記憶時間を計時手段27により計時される。記憶手段にデータが記憶されているので表示手段28は記憶している旨を表示する。こうすることで記憶手段9に音声が記憶されていることが使用者にとって明確になる。
ステップ19においてはステップ15よりスイッチ部5の中の音声再生選択手段8が入力されていると制御手段6によって音声再生選択手段8の入力判定を行う。そして、この音声再生選択手段8の入力判定で入力ありの場合にはステップ20の音声再生処理を行う。ここでは制御手段6は記憶手段9に記憶されていた信号を呼び込む。計時手段27により計時されている時間が所定時間以内(本実施例では30秒以内)あれば記憶手段9には音声データは記憶されているので、再度音声合成手段7へデータを送信し音声を出力し、掲示されている時間が所定時間以上(本実施例では30秒以上)であれば記憶手段9に記憶された音声データは消去されているので再度音声は出力されない。この時にはLCDで構成された表示手段28は記憶している旨から記憶されていない旨の表示に変化する。
また、ステップ19の音声再生選択手段8の入力判定が入力なしの場合はステップ20を通らず次のステップ21に移行する。
以上のように、本実施の形態においては計時手段27により計時された所定時間が経過すると、記憶手段9に記憶された制御手段6から音声合成手段7へ送られた信号を消去することにより、使用者が誤って再生操作を行った場合に、所定時間以前の音声が使用者に報知されて使用者が、例えば、報知内容と現状とが異なることにより、混乱することがあるのを防ぎ、また、記憶手段9に音声が記憶されていることを表示する表示手段28を備えることで、機器から使用者が離れていた間の音声報知の有無を確認することができ、機器の使い勝手が向上する。
また、本実施の形態においてはスイッチ入力音声処理にて発生される音声を記憶手段9に記憶する時間を計時手段27により計時し、記憶している旨を表示手段28に表示させているが、スイッチ入力音声処理の音声に限らず危険温度音声処理や終了音声処理において発生する音声であっても同様の効果がある。
なお、本実施の形態において記憶手段9に複数の音声信号が記憶された場合はそれぞれの音声信号は計時手段27によりそれぞれ独立して記憶してからの経過時間を計時されることとなる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態の加熱調理器の全体構成図である。音量変更手段29及び音声速度変更手段31は制御手段6から受信する音量データ及び音声速度データに基づき音声合成手段7により合成される音声信号の音量及び音声速度を調節する。不揮発性記憶装置31は音量設定手段30及び音声速度設定手段32によって使用者が設定した音量設定データ及び音声速度設定データを、制御手段6を介して記憶する。制御手段6は必要に応じて不揮発性記憶装置33から音量設定データ及び音声速度設定データを入力する。
第1の実施の形態との違いは、音量変更手段29、音量設定手段30、音声速度変更手段31、音声速度設定手段32及び不揮発性記憶装置33を設けた点である。
以上のように構成された加熱調理器において、図4に示す構成と図2に示す報知音発生プログラムチャートを使用して説明する。
まず、図示されていない電源スイッチを投入した後に報知音発生プログラムをスタートさせるとステップ13、ステップ14、ステップ15と実施の形態1と同様の処理を進めていく。制御手段6によってスイッチ入力判定を行い、このスイッチ入力判定で入力ありの場合にはステップ16のスイッチ入力音声処理を行う。ここではステップ15によって選択されたスイッチ部5の設定状態に応じた信号を音声合成手段7で音声データに変換して出力する。この時制御手段6から音声合成手段7に送られた信号は同時に記憶手段9にも送られ、その信号は記憶手段9に記憶される。また、ステップ15のスイッチ入力判定が入力なしの場合はステップ18を通らず次のステップ19に移行する。
ステップ19においてはステップ15よりスイッチ部5の中の音声再生選択手段8が入力されていると制御手段6によって音声再生選択手段8の入力判定を行う。そして、この音声再生選択手段8の入力判定で入力ありの場合にはステップ20の音声再生処理を行う。ここでは制御手段6は記憶手段9に記憶されていた信号を入力し、再度音声合成手段7へ送信し音声データに変換して音声を出力する。この時同時に制御手段6から音量変更手段29及び音声速度変更手段31にステップ18のスイッチ入力音声処理の音量及び音声速度が送信され、受信した信号に基づき音量変更手段29及び音声速度変更手段31は音量調節及び音声速度調節を行うが、その音量は音量設定手段30により、その音声速度は音声速度設定手段32により自由に設定することができる。本実施の形態での音量設定手段30は使用者が30dBから100dBまでの音量をつまみ型の調節器をひねることで調整して設定することができ、音声速度設定手段は使用者が毎分250語から350語までの音声速度をつまみ型の調節器をひねることで調整して設定することができる。例えば、音量設定手段23により50dBに、音声速度設定手段により毎分300語に設定すると、再生音声は50dBの音量で毎分300語の音声速度で行われる。一度設定された音量及び音声速度は不揮発性記憶装置に記憶する。
以上のように、本実施の形態においては再生音声の音量及び音声速度を自由に設定することを可能とすることで、使用者にとって最適な音声仕様を実現することができる。
また、一度設定した音量は不揮発性記憶装置33に記憶させておくことで、電源遮断から再通電した際に再度調節する手間を省き、使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては再生音声の音量及び音声速度のみを設定したが、一度目の発生音声と再生音声とをそれぞれ独立して少なくとも2種類の音量あるいは音声速度を設定できるようにしても同様の効果を得ることができる。
なお、使用者が複数の場合に各使用者に応じて区別して音量及び音声速度をそれぞれ設定、記憶して、スイッチ部5に使用者が選択する個別選択手段を有し、使用前に本人用の音量及び音声速度を選択して音声再生できるようにしたり、あるいは、複数の音声内容、例えば、ガイド音声と警告音声等、に応じて音量及び音声速度をそれぞれ設定、記憶して、これらの使い勝手の良い組み合わせにより2種類以上の発生音声、再生音声を有するようにしても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は聞き逃した機器の報知音を使用者により再生することができるので、加熱調理器に限らず音声を使用する各種機器等の報知の用途にも適応できる。
本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の報知音発生装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の全体構成図 本発明の従来例における加熱調理器の全体構成図
符号の説明
2 鍋(被加熱物)
3 加熱コイル(加熱手段)
6 制御手段
7 音声合成手段
8 再生選択手段
9 記憶手段
27 計時手段
28 表示手段
29 音量変更手段
30 音量設定手段
31 音声速度変更手段
32 音声速度設定手段
33 不揮発性記憶装置

Claims (9)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号により音声を出力する音声合成手段と、前記制御手段から前記音声合成手段へ送られた信号を記憶する記憶手段と、使用者により音声の再生を選択できる再生選択手段とを備え、使用者により前記再生選択手段が選択されると、前記制御手段は前記記憶手段に記憶された信号を前記音声合成手段に送ることにより再度音声を出力する加熱調理器。
  2. 計時手段を備え、前記計時手段により計時された所定時間が経過すると、記憶手段に記憶された信号を消去する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 表示手段を備え、記憶手段に音声が記憶されていることを表示する請求項1また2に記載の加熱調理器。
  4. 音量変更手段を備え、音声合成手段から出力される音声のうち再生時と再生時でない時との少なくとも二種類の音量が設定された請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 音量設定手段を備え、前記音量設定手段は音声合成手段から出力される音声の音量を再生時と再生時でない時との少なくとも二種類の音量の設定、及び変更を可能とする請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 音声速度変更手段を備え、音声合成手段から出力される音声のうち再生時と再生時でない時との少なくとも二種類以上の音声の速度が設定された請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 音声速度設定手段を備え、前記音声速度設定手段は音声合成手段から出力される音声の速度を再生時と再生時でない時との少なくとも二種類の速度の設定、及び変更を可能とする請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 不揮発性記憶装置を備え、音量設定手段又は音声速度設定手段により設定された音量又は速度を前記不揮発性記憶装置に記憶することを可能とする請求項5また7に記載の加熱調理器。
  9. 加熱手段は誘導加熱手段である請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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