JPH09185965A - 電線分岐方法 - Google Patents

電線分岐方法

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JPH09185965A
JPH09185965A JP35295995A JP35295995A JPH09185965A JP H09185965 A JPH09185965 A JP H09185965A JP 35295995 A JP35295995 A JP 35295995A JP 35295995 A JP35295995 A JP 35295995A JP H09185965 A JPH09185965 A JP H09185965A
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JP
Japan
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electric wire
conductor
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wire
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Application number
JP35295995A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Narumi
清幸 成実
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線途中より分岐線を引出す際、電線の皮剥
を行って分岐線を接続するのにかわり、針電極を導体に
接触させて分岐線を引出す形式のクランプが知られてい
るが、導体に接触させる方法をかえて、長期間接触安定
な電線分岐方法を提供する。 【解決手段】 導体13上に被覆物を具える電線5に金属
製の接触子7を前記導体13の軸線方向と直交する同一線
上に対向させ、前記両接触子7を前記電線5の被覆物の
上からねじ込み、接触子を導体に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁電線及びケー
ブル等の導体の上に絶縁体、更に保護ジャケット等の被
覆物を具える電線の途中から分岐線を引出す電線の分岐
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁等被覆を被せた電線の途中から分岐
線を引出す場合、まず、前記被覆物をナイフ等を使って
必要長さだけ除去し、接続したい分岐線の先端部も同様
に被覆物を必要長さ剥いだのち、C形コネクタ等を用い
て前記両露出した導体を圧着し、その圧着部を中心とし
て露出した導体上に絶縁テープを捲回し、絶縁、防水処
理して、電線分岐部を形成する。
【0003】上記のような絶縁等の被覆物の除去、皮剥
ぎ、露出した分岐線導体と電線の導体とのコネクタによ
る接続、接続後の絶縁、防水処理等の工程を簡単にする
ために、図5に示すような分岐線用接続クランプがすで
に知られている。クランプ器具は被覆物を被せた主電線
(電源に接続される側の電線)を保持し、分岐線との導
通をとるクランプ本体20とこのクランプ本体20に被覆物
を被せた主電線21を締付けて前記主電線21の被覆物を破
り、前記電線の導体に達するように、クランプ本体20の
電線保持面22の対向するアーム23に螺合され、先端に針
電極24を具える締付用の導体よりなる締付けねじ25と前
記本体20と一体に結合される分岐線接続部26よりなる。
あらかじめ分岐線接続部26の部品を外して分岐線27の一
端をクランプ本体20と導通するように内部接続する。こ
のような状態で、クランプ本体20の電線保持面22に主電
線21を配置し、締付けねじ25を締付ければ、導体よりな
るねじ25の先端の針電極24は主電線の被覆物を破り、針
電極24は電線21の導体と完全に接触し、分岐線27は、主
電線21と導通する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように針電極を
具える締付けねじを使用すれば、主電線21の被覆物を剥
ぎ、導体同士を接続する必要はない。しかしながら上記
構造の分岐線用クランプにおいては、導体と針電極の接
触面圧は締付けねじの締付力によるクランプ本体と主電
線被覆物との反発力にもとづくが、該被覆物は長期間の
圧力及び温度変化等によりクリープ変形が生じるため次
第に導体と針電極の接触面圧が低下し、接触抵抗の増大
によるヒートアップが発生する恐れがあった。本発明は
上記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は銅の単線もしく
は撚り線を導体とし、その回りに絶縁体が押出し被覆さ
れている絶縁電線または更にその上に保護ジャケットを
被ぶせた電線等の導体外部被覆を除去することなく、金
属製の接触子を電線導体の軸線方向と直交した同一線上
にて対向させ、該両接触子を導体にねじ込んで接触さ
せ、この接触子と導通状態におかれた分岐線を前記電線
に接続する方法である。そしてこの場合、外部被覆を備
えた電線に接触子を食い込ませるため、前記電線を両側
よりはさみ込む支持体は絶縁体または絶縁被覆を施した
金属製のものより形成し、活線作業ができるようにす
る。また前記接触子は銅合金、例えばリン青銅、ベリリ
ウム銅より作製され、また接触子の先端は外部被覆に食
い込みやすいように截頭円錐形状とし、接触子外周面に
は食い込みのためのねじが切られている。さらに接触
子、支持物等で組立て後、電線分岐部は防水カバーで覆
う。
【0006】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下本発明の実施について説明する。図
1、図2、図3、図4は本発明の一実施例を示す。図1
は縦断面、図2は上面図、図3は側面図、図4は接触子
を示す。図1、図2において1対の直方体形状の支持体
1、1'は合成樹脂等組成の絶縁物よりなり、その外形は
ほぼ同形をなし、左右対称位置にそれぞれ締付けボルト
3を挿入する貫通孔2を設けている。図のようにこれら
支持体1、1'が外部被覆を有する電線5を支持できるよ
うに前記貫通孔2と交叉する方向で、支持体1、1'の対
向する面の中央部においてそれぞれ対称的に傾斜をも
ち、凹部として形成される支持面4を備え、この支持面
4と反対面、つまり電線5を挾持したときの支持体1、
1'の表面中央より、前記貫通孔2の方向で貫通するねじ
孔6は前記支持面4の中央を貫通し、電線導体13の中心
線と直交する方向にある。これら支持体1、1'の中央貫
通のねじ孔6のうち、すくなくとも一方(図では支持体
1)のねじ孔6は、これに螺合する接触子7に螺合する
ようにねじ切りした内周面を備え、銅又は銅合金からな
る筒状の端子8からなり、このねじ孔6の長さ方向の一
部もしくは全部を形成し、この端子8に導体9と分岐端
子10を接続して、支持体1の成形時一体に成形され、分
岐端子10は支持体1の端面に露出するようにする。な
お、支持体1、1'をともにこのような構成としてもよい
が、前述のように一方のみこの構成を採り、支持体1'に
は接触子7のねじ面に対応して支持体1'の中央にねじ孔
をあければよい。図4はねじ孔6にねじ込まれる接触子
7を示す。接触子7は銅合金、例えばリン青銅又はベリ
リウム銅よりなる。先端部は截頭円錐形状に形成され、
且つ截頭円錐形状部分より先端に達する方向において、
円錐面に沿い、複数のくぼみ11が形成され、接触子7の
元部端面にはねじ廻し工具を受ける一字又は十字溝12を
形成し、長さ方向外周面には筒状の端子8、又は絶縁物
直接のねじ孔に螺合するねじ山が切られている。
【0007】(電線分岐方法)電線5を分岐する位置を
定め、図1に示すように外部被覆を備える電線表面に支
持体1、支持体1'の支持面4を合わせ、両支持体1、1'
の貫通孔2を合わせて締付けボルト3を通し、ナット18
で締付けて電線を挾持する。この場合、両支持体1、1'
の近接により、電線5が支持体1、1'の支持面で、導体
13の方向に締付け力が加わるように、加工対象となる外
部被覆を備える電線に対応した支持体の設計が必要なこ
とはいうまでもない。このような支持体構成とすれば、
周囲ほぼ均等な力で電線を挾持することができる。
【0008】電線の挾持が終った後、支持体1中央の円
筒状のねじ孔6の端子8に接触子7を螺合して回転させ
れば、接触子7は導体13の方向に進み、保護ジャケット
14、絶縁体15に順に食い込み、接触子の截頭円錐体の截
頭部分は、導体13の表面に接し、更に若干接触子を回転
させると接触子と導体とは完全に金属面において接触す
る。次に、支持体1'のねじ孔に接触子7を螺合して回転
させれば、接触子7は導体13の方向に進行し、保護ジャ
ケット14、絶縁体15に食い込み、接触子7の截頭円錐部
の截頭部分は、導体13の表面と接し、更に若干接触子を
回転させると接触子と導体とは完全に金属面において接
触する。このように接触子を回転させて、導体13に到達
させる過程において、接触子の截頭部分には先端に至る
くぼみが切ってあるので、くぼみ形成によるエッジ、く
ぼみにより、接触子の食い込みによりダストとなった絶
縁樹脂のくずは排除できる。このように接触子を同一軸
上の対向する両側より導体より導体に直接接触させるた
め、締付けボルトで加えられた締付力は、被覆物のよう
にクリープ変形することがないため、長期にわたって低
下することなく、常に一定の安定した接触面圧を導体と
接触子の間に加えることができる。なお、接触子をねじ
込む際、まず、支持体1の側の接触子をあるストローク
ねじ込んだら、支持体1'の側の接触子を同ストロークね
じ込み、このようなねじ込み工程を交互に繰返す手法を
とれば、電線の絶縁体、導体に対する偏った歪を与える
ことはすくない。
【0009】(実施例2)上記の例では支持体1、1'に
絶縁体を用いていたが、絶縁体被覆を施した金属製支持
体を用いることもできる。この場合用いる金属が、銅、
銅合金であれば、このような支持体の金属部分に直接接
触子をねじ込む孔を形成し、金属部分を導通部分として
支持体1の端面に分岐端子を設けることもできる。以上
実施例1,2について活線で作業することができる。
【0010】上記説明のように、接触子を導体15と直交
する方向で且つ同一線上でねじ込むことにより導体15と
の電気的接続をすることができ、この接触子と電気的に
接続された分岐端子に分岐線16を接続することによって
分岐接続部を形成することができる。
【0011】支持体、接触子を用いて組立が終った後、
実施例1,2について全体を防水カバー17で覆う。これ
によって接触子ねじ込部分、ボルトによる電線挾み込み
部等への浸入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を縦断面図で示す。
【図2】上記実施例の上面図を示す。
【図3】上記実施例の側面図を示す。
【図4】本発明で使用される接触子の一例を示す。
【図5】従来の分岐線用クランプを側面図で示す。
【符号の説明】
1,1' 支持体 2 貫通孔 3 締付けボルト 4 支持面 5 電線 6 ねじ孔 7 接触子 8 端子 9 導体 10 分岐端子 11 くぼみ 12 十字溝 13 導体 14 保護ジャケット 15 絶縁体 16 分岐線 17 防水カバー 18 ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅の単線もしくは撚り線を導体とし、そ
    の回りに絶縁体が押出し被覆されている電線または前記
    絶縁体の上に更に保護ジャケットを被ぶせた電線のよう
    な導体上に被覆物を具える電線に金属製の接触子を前記
    導体の軸線方向と直交する同一線上に対向させ、前記被
    覆物の上より前記両接触子を前記導体にねじ込み、該接
    触子を導体に接触させることを特徴とする電線分岐方
    法。
  2. 【請求項2】 銅の単線もしくは撚り線を導体とし、そ
    の回りに絶縁体が押出し被覆されている電線または前記
    絶縁体の上に更に保護ジャケットを被ぶせた電線のよう
    な導体上に被覆物を具える電線上の所定位置で、絶縁物
    よりなる支持体もしくは絶縁被覆した金属製の支持体を
    用いて前記電線を挾持し、前記支持体に形成されたねじ
    孔を前記導体の軸線方向と直交する同一線上に合わせて
    前記金属製の接触子をそれぞれねじ込み、該接触子を導
    体に接触させることを特徴とする電線の分岐方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁物からなる支持体のすくなくと
    も一方に、ねじ孔の一部もしくは全体を銅または銅合金
    製の筒状内周面にねじ切りした端子で形成し、該端子は
    導線にて分岐線端子と一体に成形されてなる支持体を用
    いることを特徴とする請求項2記載の電線分岐方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁被覆した金属製の支持体のすく
    なくとも一方の金属部分に分岐線端子を設けた支持体を
    用いることを特徴とする請求項2記載の電線分岐方法。
  5. 【請求項5】 金属製の接触子がリン青銅またはベリリ
    ウム銅よりなる接触子を用いることを特徴とする請求項
    2、請求項3もしくは請求項4記載の電線分岐方法。
  6. 【請求項6】 接触子の先端を導体上の被覆物に食い込
    みやすいように、該接触子に截頭円錐形状で、かつ円錐
    面に先端に達する任意数のくぼみを設けた接触子を用い
    ることを特徴とする請求項2,3,4もしくは5記載の
    電線分岐方法。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,4,5もしくは6により
    電線分岐部を組立てた後、組立部全体を防水カバーで覆
    うことを特徴とする電線分岐方法。
JP35295995A 1995-12-28 1995-12-28 電線分岐方法 Pending JPH09185965A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006064624A1 (ja) * 2004-12-17 2006-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 加熱調理器
KR102039142B1 (ko) * 2019-06-07 2019-10-31 주식회사 프로텍타코리아 분전기능을 갖는 저압부싱 및 이를 포함하는 주상변압기

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WO2006064624A1 (ja) * 2004-12-17 2006-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 加熱調理器
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