JP4826211B2 - 商談・注文システム、商談・注文方法、および商談・注文処理プログラム - Google Patents
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Description
さらには、仕様を同じとし、繰り返し受注する製品(リピート品、リピートアイテム)に関しては、その製造仕様が事前に検討、決定されているものの、その製造仕様情報の連携がなされず、引用も可能とされていなかったので、同じ情報を受注時に何度も再検討・再入力することになっていた。
また、受注者側での受注検討や製造状況を注文者にデータを公開していなかったので、発注者が発注した製品の受注検討や製造状況の進捗を確認する際には、顧客からの度々の問合せを行い、電話・FAX・メール等で頻繁に回答することが多く、やはり効率的でなかった。
さらに、進捗状況の確認は注文番号(あるいは受注番号)に基づき、情報検索を行うようにしていたので、関連する製品(たとえば、製造仕様の一部が同じ)を検索する場合には、すべての注文番号を入力する必要があり、効率的ではなかった。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、受注生産方式を採用する製品の商談から注文処理までを行う際に、情報の共有化を図るようにし、それらの処理の効率化を図るようにした商談・注文システムなどを提供することにある。
請求項1に係る発明は、発注者側に設置された需要家入力端末との間で情報の授受を行う商談・注文システムであって、前記需要家入力端末に入力された有効時期、商談内容、契約条件、商談経過のうちの少なくとも1つを含む商談情報を電子データとして受け取り商談番号と商談行番を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた商談情報を商談番号と商談行番とともに商談引合データベースに記憶させる商談引合検討部と、前記需要家入力端末に入力された仕様設定内容、製造項目、顧客要求仕様のうちの少なくとも1つを含む仕様情報を電子データとして受け取り仕様設定番号を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた仕様情報を仕様設定番号とともに仕様設定データベースに記憶させる仕様設定部と、前記需要家入力端末から、商談情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する商談情報を前記商談引合データベースから検索し、当該検索した商談情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した商談情報に付されている商談番号と商談行番を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った商談番号と商談行番に関係する商談情報を前記商談引合データベースから引用し、前記需要家入力端末から、仕様設定情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから検索し、当該検索した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した仕様設定情報に付されている仕様設定番号を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った仕様設定番号に関係する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから引用し、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供に基づいて前記需要家入力端末から注文固有情報を電子データとして受け取った場合には、当該受け取った注文固有情報に、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を付加して注文情報を作成し、当該作成した注文情報を注文データベースに記憶させる受注処理部と、を備える。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の商談・注文システムが、前記需要家入力端末から入力された注文データのフォーマット及びデータ項目の整合性をチェックし、入力された注文データの整合性問題の可否を前記需要家入力端末に出力するデータ・チェック手段を有するようにした。
また、本発明では、商談・仕様設定の情報を電子データとして扱い、商談情報データ、仕様設定情報データを事前に確定し、注文処理の段階で、その事前確定した情報データを引用して、注文データを作成するようにしたので、入力業務を効率よく行なうことを可能となる。
また、本発明では、インターネットを利用したWEBベースのシステムとしたことで、商談データ、仕様設定データ、注文処理の進捗状況データを受注者(製造者)のみならず、発注者(顧客や商社)にも開示するようにしたので、発注者から発注者が注文したものの受注処理状況や製造状況を迅速に入手することができる。
〔本発明の概要〕
本発明は、以下のような知見に基づいて完成されたものであるので、実施形態の説明に先立って、その知見と本発明の概要について説明する。
すなわち、発明者らは、製鉄業に代表される受注生産を主体とする商談から受注に至るまでの各段階での処理に関して検討した。
(1)「商談(引合も含む)」:経営者や役員レベル等の管理者層で判断検討され、3ヶ月や6ヶ月にまたがる契約情報であり、3ヶ月や6ヶ月単位で検討更新される情報である。
このように、上記(1)(2)(3)の情報としての性格は、検討者階層、検討周期・有効期間(時間軸)、検討内容が異なるものである。そして、(3)「注文」処理の段階では、(1)「商談」処理および(2)「仕様設定」処理の情報は事前に確定しているので、(3)「注文・受注」処理においては、(1)「商談」処理および(2)「仕様設定」処理の情報を引用してデータを作成することが可能となる。
(2)受注者側で製造すべき個々の製品の仕様を規定する仕様設定とこの仕様で受注者での製造が可能であるかの製造可否検討を迅速かつ正確に行う「仕様設定」と、
(3)(1)の「商談」と(2)の「仕様設定」で用いた両情報を引用し、かつ注文納期や重量等の注文固有情報を追加して行う「 注文」 とに分けるようにした。
そして、本発明は、「商談」、「仕様設定」 、「注文」の各処理を行うシステムを受注者側で開発し、それを発注者が利用し、インターネットのWEBブラウザ画面等を用いて、商談、引き合い、注文に係る各情報を入力できるようにした。また、各情報入力用にテンプレートを準備し、必須情報と任意情報に分けて、入力を容易にした。
また、本発明は、前述のように、近年(将来の予測も含む)の製鉄業における受注する製品種の構成状況(自動車向けを主とするリピート品の比率が多い)に照らして、より注文管理を容易に可能とするものであり、商談情報に限らず仕様設定の情報も事前情報としてデータ化するとともに、以降の処理においてそれらを連携、引用して、注文データを作成するようにした。
図1は、発注者(商社や需要家など)の需要家入力端末(需要家発注システムも含む)と、本発明の実施形態に係る受注者の商談・注文システムとを含む、受注生産方式における商談処理システムの全体構成を示す図である。
この実施形態に係る受注者側の商談・注文システム1は、図1に示すように、商談引合検討部11と、仕様設定部12と、受注処理部13と、商談引合データベース14と、仕様設定データベース15と、注文データベース16と、を備えている。
そして、この実施形態に係る商談・注文処理システム1は、発注者側に設置された需要家入力端末2や需要家発注システム3と、インターネット(公衆通信回線)4や専用回線5などで接続されて、受発注データの送受信ができるようになっている。
ここで、需要家入力端末2とは、インターネット4に接続可能で、商談・注文システム1が提供するWEB画面にアクセス可能な計算機であれば良く、一般的には入力装置や表示装置を含むパーソナルコンピュータで十分である。
需要家発注システム3と商談・注文システム1との間には、データ通信を行うための専用回線5を設け、その専用回線5を用いて注文等に関する情報データを入力し、注文データベース32に記憶し、需要家側でもそれらの情報を管理することができる。
以下の説明では、需要家入力端末2と需要家発注システム3とはほぼ同じ機能を有するので、原則として需要家入力端末2について説明し、需要家発注システム3に限定される機能については、必要に応じてその都度、説明する。
まず、商談情報とは、需要家が所定の期間(たとえば6ヶ月間や1年間)に、所定の製品量(重量)を、ベース単価(基本単価)で納入可能かを、打診し、受注者側と検討した内容に関する情報であり、この商談情報には個別製品に関する重量、仕様、価格、納期等の情報は含まれていない。
そして、この商談は、製鉄業においては特に大口の需要家に対しては、受注者は役員レベルの判断により決定されることが多く、その検討サイクルも3ヶ月や6ヶ月に一回程度である。
なお、本明細書の中では、商談情報と引合情報とを含めた一つの情報である商談引合情報として管理すると説明するが、別々にしてそれぞれを管理するようにしても構わない。
よって、本発明の実施形態では、以下に示すように商談や仕様設定の情報を電子データとして記憶し、そのデータを注文・注文処理の段階で参照や引用できる構成とした。
次に、実施形態に係る商談・注文システムの詳細な構成について、図2および図3を参照して説明する。
図2は、実施形態に係る商談・注文システム1が需要家入力端末2とインターネット4を介して接続される場合の構成である。
この商談・注文システム1は、図2に示すように、上述した商談引合検討部11、仕様設定部12、受注処理部13、商談引合データベース14、仕様設定データベース15、および注文データベース16の他に、注文情報入力サーバ17と、受注担当者が各種の入力などを行う端末(図示せず)と、各種の表示を行う表示装置(図示せず)と、を備えている。
商談引合検討部11は受入可能か否かの判断を行うが、この判断は、入力された情報と、商談引合データベース14や注文データベース16に記憶された過去の販売実績の製品との同一性や類似性等に基づいて行われる。
受注処理部13は、需要家入力端末2から注文情報(注文に係る情報)が入力されると、インターネット4を介して、その注文情報を電子データとして受け取る。また、受注処理部13は、その受け取った注文情報に対応(該当)する商談引合データベース14、仕様設定データベース15の情報をそれぞれ参照(引用)して、これらに基づいて注文情報を作成する。
注文情報(例えば、注文確認書とよばれ、注文を受けたことを示す情報)は、需要家担当者が需要家入力端末を用いて、インターネットによりWEBで閲覧確認することができるようになっている。
図3は、実施形態に係る商談・注文システム1が需要家発注システム3とインターネット4および専用回線により接続される場合の構成である。
この図3に示す商談・注文システム1は、図2に示す商談・注文システム1とその構成(機能)が基本的に同様であり、専用回線で接続されている点が異なるので、同一の構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。そして、専用回線で接続されている点の機能について、図3を参照して以下に説明する。
また、仕様設定データベース15に記憶された仕様情報は専用回線を介して需要家側に返信され、需要家発注システム3ではその仕様情報を受信し、データベースに記憶して、管理を行うことができるようになっている。さらに、注文確認書は、専用回線を介して需要家側に返信できるようになっている。
〔商談引合検討部のデータ処理〕
まず、商談引合検討部11のデータ処理の内容について、図4および図7を参照して説明する。
いま、需要家の担当者が、インターネット4に接続された需要家入力端末2において、図11に示すような受注者の商談・注文システム1のWEB画面を立ち上げ、そのWEB画面において商談情報を入力すると、その商談情報はインターネット4などを経由して商談引合検討部11に電子データとして入力される(ステップS1)。
次に、商談引合検討部11は、その入力された情報を、受注者側の商談・注文システム1の表示装置(図示せず)に出力、表示する(ステップS2)。
受注者側の担当者は、この表示結果の内容を表示画面上で確認し、追加内容およびその商談を受け付けることができるか否かを判断し、その追加内容および受け付け可否データを商談・注文システム1の端末から入力する(ステップS3)。その受け付け可否のデータは、図7に示す商談引合データベース14の営業回答の欄に入力される。
この判定の結果、入力された受け付け可否データが受け付け可のデータであると判定された場合には(ステップS4:受け付け可)、商談引合検討部11はその確認内容に係るデータ、追加内容に係るデータ、および受け付け可否データを商談引合データベース14に記憶する(ステップS5)。
一方、入力された受け付け可否データが受け付け否のデータであると判定された場合には(ステップS4:受け付け否)、商談引合検討部11は、需要家入力端末2に対して営業回答に受付否の情報が書き込まれた商談情報データ、あるいは単に受付辞退の情報のみを持った受付辞退データを出力する(ステップS6)。
次に、仕様設定部12のデータ処理の内容について、図5および図8を参照して説明する。
いま、需要家が、実績の無い仕様をもつ製品を要望する場合には、需要家の担当者は、インターネット4に接続された需要家入力端末2において、図12に示すような受注家の商談・注文システムのWEB画面を立ち上げ、そのWEB画面において、仕様情報を入力すると、その仕様情報はインターネット4などを経由して仕様設定部12に電子データとして入力される(ステップS11)。
次に、仕様設定部12は、その入力された情報を、受注者側の商談・注文システム1に接続された表示装置に出力、表示する(ステップS12)。
受注者側の担当者は、この表示結果の内容を表示画面上で確認し、追加内容およびその仕様の製品の設計検討を行った後、その仕様を受け付けることができるか否かを判断し、その追加内容および受付可否データを商談・注文システム1の端末から入力する(ステップS13)。その受付可否データは、図8に示す仕様設定データベース15の回答の欄に入力される。
この判定の結果、入力された受け付け可否データが受け付け可のデータであると判定された場合には(ステップS14:受け付け可)、仕様設定部12はその確認内容に係るデータ、追加内容に係るデータ、および受け付け可否データを仕様設定データベース15に記憶する(ステップS15)。
次に、受注処理部13のデータ処理の内容について、図6、図9、および図10を参照して説明する。
商談引合検討部11、および仕様設定部12での処理と同様に、まず需要家の担当者が、インターネット4に接続された需要家入力端末2において、図13に示すような受注者の商談・注文システム1のWEB画面を立ち上げる(ステップS21)。なお、画面の立ち上げ時は、画面の上側のみが表示されている。
次に、需要家の担当者が、そのWEB画面を使用して発注者情報やこれから注文したい製品に関連する情報を入力すると、それらの情報は受注処理部13に電子データとして入力される(ステップS22)。
このように「商談検索」ボタンが押下されると、その旨が受注処理部13に入力される。これにより、受注処理部13は、その入力情報に対応する商談情報を商談引合データベース14から検索し、この検索した商談情報を需要家入力端末2に提供する(ステップS23)。
その後、商談番号が選択されると、その選択された商談番号に関係する商談行番情報が図14に示すように表示されるので、受注処理部13は該当する商談番号、商談行番の選択入力待ちの状態になる(ステップS25)。
具体的には、受注処理部13は、その入力決定された商談番号に基づき、商談引合データベース14を検索して、その商談番号に対応する商談内容および、単価、受渡条件等の情報である契約条件データが記憶された記憶領域から、商談内容データおよび契約条件データを読み出す(図10参照)。
その後、その入力がされて、図15に示す入力画面の「仕様検索」ボタンが押下されると、受注処理部13は、ステップS22、S25、S27で入力された情報に基づき、それらの情報に対応する仕様設定情報(規格、寸法等)を仕様設定データベース15から検索し、この検索した仕様設定情報を需要家入力端末2に提供する(ステップS28)。
具体的には、受注処理部13は、入力決定された仕様設定番号に基づき、仕様設定データベース15を検索して、その仕様設定番号に対応する規格、寸法等の製造条件データ(製造項目データ)が記憶された記憶領域から、その製造条件データを読み出す(図10参照)。
このため、その引用された商談情報および仕様設定情報が入力画面に表示可能となり、その入力画面は図16に示すような注文情報の最終入力画面に切り替わる。この入力画面では、すでに商談情報と仕様設定情報が引用されて確定しているので、注文固有情報のみを入力すれば良い。そこで、受注処理部13は、注文固有情報の入力待ちとなる(ステップS31)。
具体的には、需要家が入力した注文固有情報に加えて、図9に示す商談内容、契約条件、製造項目のデータ領域に、引用した(読み出した)商談情報、仕様設定情報をそれぞれ書き込む。
以上説明したように、この実施形態では、注文入力の際に、上述したように図13〜図15に示すような各入力画面を用いて各種の情報を順次入力し、この入力情報によって関連する情報をデータベースから引用するようにした。この際に、商談番号や仕様設定番号を用いることによって、商談情報および仕様設定情報を商談引合データベース14および仕様設定データベース15から検索し、注文情報に引用し、注文情報を確定することを実現するようにした。このため、従来は担当者(端末操作者)が手作業で、必要な商談情報及び仕様設定情報を検討、入力する必要があったが、この実施形態では自動的に引用して注文情報を作成することができる。
また、この実施形態に係る商談・注文システムでは、インターネットを介して、需要家入力端末2や需要家発注システム3と双方向通信を行うようにしているため、商談の進捗もWEB画面を通じて確認が可能である。
次に、本発明の実施形態におけるデータ整合チェック機能について説明する。
図3に示すように、この実施形態に係る商談・注文システム1が需要家発注システム3と接続され、発注者側にも注文管理機能を有する場合には、インターネット4を介して注文がされるのでなく、発注者側の注文管理部33から複数の注文データが送信されて、商談・注文システム1に入力されることがある。
この場合に、商談・注文システム1で発注者側から送信されるデータが取り扱われるためには、両システムの間でデータフォーマットおよびデータ項目について整合性が取られている必要がある。
そこで、本発明の実施形態では、図17に示すように、需要家発注システム3で注文入力する際に、受注者側の商談・注文システム1が有するデータの整合性チェック機能(注文データの単体での整合性、および、関連データとの整合性の判断)を利用するようにした。
図17において、需要家発注システム3の入力画面から入力されるデータは、チェック依頼コマンド(データの整合性をチェックを行うための指令入力コマンド)の送信で受注者側の商談・注文システム1に送信される。
商談・注文システム1では、そのコマンドとデータを入力することによって、データ・チェック部171による整合性チェック機能の処理が開始されて、全データに関して整合性チェックを行ったのち、その結果の是非と、非(エラー)の場合にはそのエラー内容とを、需要家発注システム3に返信する。
上記の実施形態では、例えば図2に示すように、商談・注文システム1が商談引合検討部11、仕様設定部12、および受注処理部13を含み、これらのデータ処理の手順の一例を図4、図5、および図6のフローチャートを参照して説明した。
しかし、他の実施形態としては、商談・注文システム1の商談引合検討部11、仕様設定部12、および受注処理部13の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。
このためには、図4、図5、および図6に示すデータ処理手順(プログラム)を、コンピュータの有する記憶媒体(例えばROMやハードディスク)に予め記憶しておくようにする。そして、その図4、図5、および図6に示す各データ処理は、コンピュータが有するCPUがそのデータ処理手順(プログラム)を読み取ってデータ処理を順次行うことにより実現できる。
2 需要家入力端末
3 需要家発注システム
4 インターネット
11 商談引合検討部
12 仕様設定部
13 受注処理部
14 商談引合データベース
15 仕様設定データベース
16 注文データベース
17 注文情報入力サーバ
Claims (5)
- 発注者側に設置された需要家入力端末との間で情報の授受を行う商談・注文システムであって、
前記需要家入力端末に入力された有効時期、商談内容、契約条件、商談経過のうちの少なくとも1つを含む商談情報を電子データとして受け取り商談番号と商談行番を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた商談情報を商談番号と商談行番とともに商談引合データベースに記憶させる商談引合検討部と、
前記需要家入力端末に入力された仕様設定内容、製造項目、顧客要求仕様のうちの少なくとも1つを含む仕様情報を電子データとして受け取り仕様設定番号を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた仕様情報を仕様設定番号とともに仕様設定データベースに記憶させる仕様設定部と、
前記需要家入力端末から、商談情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する商談情報を前記商談引合データベースから検索し、当該検索した商談情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した商談情報に付されている商談番号と商談行番を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った商談番号と商談行番に関係する商談情報を前記商談引合データベースから引用し、前記需要家入力端末から、仕様設定情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから検索し、当該検索した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した仕様設定情報に付されている仕様設定番号を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った仕様設定番号に関係する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから引用し、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供に基づいて前記需要家入力端末から注文固有情報を電子データとして受け取った場合には、当該受け取った注文固有情報に、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を付加して注文情報を作成し、当該作成した注文情報を注文データベースに記憶させる受注処理部と、
を備えることを特徴とする商談・注文システム。 - 請求項1に記載の商談・注文システムは、前記需要家入力端末とインターネットを介して接続され、前記需要家入力端末はWEB画面を用いて情報を入力することを特徴とする商談・注文システム。
- 請求項1に記載の商談・注文システムは、前記需要家入力端末から入力された注文データのフォーマット及びデータ項目の整合性をチェックし、入力された注文データの整合性問題の可否を前記需要家入力端末に出力するデータ・チェック手段を有することを特徴とする商談・注文システム。
- 発注者側に設置された需要家入力端末との間で情報の授受を行うコンピュータが、受注生産における製品の商談から注文までの処理を行う商談・注文方法であって、
前記コンピュータが、
前記需要家入力端末に入力された有効時期、商談内容、契約条件、商談経過のうちの少なくとも1つを含む商談情報を電子データとして受け取り商談番号と商談行番を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた商談情報を商談番号と商談行番とともに商談引合データベースに記憶させる第1ステップと、
前記需要家入力端末に入力された仕様設定内容、製造項目、顧客要求仕様のうちの少なくとも1つを含む仕様情報を電子データとして受け取り仕様設定番号を付与して表示装置に表示させ、受注者側入力端末から受け付け指示がある場合に、前記受け付けた仕様情報を仕様設定番号とともに仕様設定データベースに記憶させる第2ステップと、
前記需要家入力端末から、商談情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する商談情報を前記商談引合データベースから検索し、当該検索した商談情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した商談情報に付されている商談番号と商談行番を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った商談番号と商談行番に関係する商談情報を前記商談引合データベースから引用し、前記需要家入力端末から、仕様設定情報の検索要求があった場合に、当該検索要求に対応する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから検索し、当該検索した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供した仕様設定情報に付されている仕様設定番号を前記需要家入力端末から受け取り、当該受け取った仕様設定番号に関係する仕様設定情報を前記仕様設定データベースから引用し、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を前記需要家入力端末に提供し、当該提供に基づいて前記需要家入力端末から注文固有情報を電子データとして受け取った場合には、当該受け取った注文固有情報に、前記商談引合データベースから引用した商談情報および前記仕様設定データベースから引用した仕様設定情報を付加して注文情報を作成し、当該作成した注文情報を注文データベースに記憶させる第3ステップと、
を実行することを特徴とする商談・注文方法。 - 請求項4に記載の商談・注文方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする商談・注文処理プログラム。
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