JP2002297960A - オーダーメイド商品の受注運用システム - Google Patents

オーダーメイド商品の受注運用システム

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JP2002297960A
JP2002297960A JP2001098687A JP2001098687A JP2002297960A JP 2002297960 A JP2002297960 A JP 2002297960A JP 2001098687 A JP2001098687 A JP 2001098687A JP 2001098687 A JP2001098687 A JP 2001098687A JP 2002297960 A JP2002297960 A JP 2002297960A
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blower
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Koji Araki
浩二 荒木
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報入手から見積り、受注、生産、リニュー
アルのデーターベースを一元化し、インターネット利用
によるネットワーク化により情報伝達の流れをフラット
化(Web化)し、いつでも、どこでも情報交換がで
き、かつ正確でスピィーディーな対応ができる空調設備
機器および送風機器のオーダーメイド受注運用システム
を提供することを目的とする。 【解決手段】 双方向手段を用いて、顧客が欲する商品
に対する嗜好選定条件を入力する嗜好選定条件入力ステ
ップと空調機器または送風機器の性能の骨格となる性能
仕様と特殊性能部品仕様情報をそれぞれデーターベース
化した基本仕様項目と、顧客の要求する嗜好選定条件に
基づき前記基本仕様項目から最適な組み合わせを抽出す
る顧客嗜好選定項目とによりオーダーメイド商品の機種
決定を行う機種構成決定出力ステップとを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客のオーダー仕
様にもとづき受注生産される形態の空調機器および送風
機器のオーダーメイドの支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築設備機器の一角を担う空調機
器および送風機器は、施主より建設を請け負ったゼネコ
ンで建物の設計が開始されると建築設備分野を担当する
サブコンから設備機器メーカー代理店に顧客の要望する
機器性能条件で機器見積り依頼が行われてビジネスがス
タートし、設備機器メーカー代理店はサブコンから提出
された機器性能条件をもとに、設備機器メーカーと協働
した商談活動のもとに条件を満足する機器が選定され、
見積書、外形図面および仕様書を作成しサブコンへ回答
し、ゼネコンへ回答する。同様に、設備機器の価格決
裁、契約、受発注、出荷手配等の受注承認についても同
様のフォームで行なわれている。このように、見積りか
ら製品の出荷に至る相互の情報入手、返答は常に施主、
ゼネコン、サブコン、代理店、メーカーを順送経由して
双方向に伝達され、それらはFAXおよび電話または依
頼先への訪問で、仕様書および見積り書および図面等の
やり取りをするという受注形態で行なわれ、どうしても
人材派遣による嗜好思想の意思疎通の充足を必要として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の設備機器メーカ
への設備機器の受注形態での情報の入手は、施主、ゼネ
コン、サブコン、代理店(以下顧客とする)から、設備
機器メーカへと伝送され、その返答は上記と逆手順で設
備機器メーカから順次に依頼元へ回答する所謂多階層に
経由しており、そのため必然的に情報伝達に時間・手間
がかかってしまう。また、情報の滞留も頻繁に発生して
いる。また、顧客からの発注情報(品番、数量、仕様)
がFA通常Xにて送られてくるため生産情報として活用
するためには、設計ツールの端末へ再度手入力してアナ
ログ情報をデジタル情報に変換する必要があった。
【0004】また、FAX通信手段にあっては機能と嗜
好ニーズの部品との相関性と互換性のコンセプトレーシ
ョンに欠け顧客の要望する商品を正確かつ的確に把握、
伝達できないため、仕様情報を元に基本情報(風量、静
圧、周波数等)として、性能のみを満足する選定とな
り、顧客の省エネ嗜好等の設計概念の取り込みが十分で
なかった。
【0005】また、顧客との商談にて使用する外形図面
および見積書の作成においては、顧客の仕様を満足する
ために製品設計思考時間がかかり、外形図面および見積
書の作成の手段が煩雑になり、商談にて繰り返される仕
様変更を履歴として管理することが煩雑であった。
【0006】また、顧客からの老朽した設備機器のリニ
ューアル件名の問い合わせにおいては、過去納入時の技
術情報が紙図面として保管されているために当該資料入
手のために保管庫へ行き、検索、調査するのに時間と手
間がかかっていた。
【0007】また、顧客からの技術的問い合わせにおい
ては、専任技術者の個人のノウハウに頼るところが多く
なり、技術情報の共有化が図られていないために、資料
作成および問い合わせに対する回答に時間がかかってい
た。
【0008】また、引き合い物件として見積りされてい
る情報がメーカーには共有化されておらず受注して初め
て生産量が把握できる状態で生産計画が立てにくかっ
た。
【0009】そこで本発明は、情報入手から見積り、受
注、生産、リニューアルのデーターベースを一元化し、
インターネット利用によるネットワーク化により情報伝
達の流れをフラット化(Web化)し、いつでも、どこ
でも情報交換ができ、かつ正確でスピィーディーな対応
ができるシステムを提供することを目的とする。
【0010】また本発明は、ネットワークの利用により
受発注情報を生産情報として電子データーで送受信し、
ダブルインプットを排除し、間違いを防止することがで
きるシステムを提供することを目的とする。
【0011】また本発明は、顧客思考条件に対応するこ
とで、顧客の要望する商品が選定できるシステムを提供
することを目的とする。
【0012】また本発明は、外形図面および見積書の作
成が簡単に、早く作成できるシステムを提供することを
目的とする。
【0013】また本発明は、図面および部品表を電子化
しデータベース化することで、検索、調査できるシステ
ムを提供することを目的とする。
【0014】また本発明は、技術情報をナレッジデータ
ベースとして作成し、ノウハウの蓄積と、情報(知識)
の共有化を図るシステムを提供することを目的とする。
【0015】また本発明は、引き合い段階として見積書
を作成したデーターをネットワークで情報共有化し生産
計画を立案できるシステムを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
オーダーメイドの受注運用システムは、ユーザに対して
インターネット等の通信手段を用いて、空調機器または
送風機器の顧客仕様に基づき顧客仕様に適した機種を選
定するオーダーメイド商品の受注仕様決定方法にあっ
て、顧客が欲する商品に対する嗜好選定条件を入力する
嗜好選定条件入力ステップと空調機器または送風機器の
性能の骨格となる性能仕様を数値入力する骨格仕様選定
ステップと、顧客の要求する嗜好選定条件に基づき前記
骨格仕様選定ステップから顧客要求の組み合わせを抽出
する顧客嗜好選定項目とによりオーダーメイドする機種
決定を行う機種構成決定出力ステップとを備えたことを
特徴とする。
【0017】請求項2記載の本発明は、ユーザに対して
インターネット等の通信手段を用いて、空調機器または
送風機器の顧客仕様に基づき選定された機種の見積りを
行なう見積り決定方法にあって、顧客嗜好選定条件から
機種選定された空調機器または送風機器の見積りとカタ
ログ標準機種構成とオプションの組み合わせによる標準
見積りを同一画面上に表示して比較検討を行う比較表示
ステップと、顧客がその他検討用に見積り条件仕様の見
積りを可能にするための仕様入力ステップと、前記比較
表示ステップでの複数の検討履歴を顧客の指示に従って
再表示可能に提供する検討履歴ステップを備えることを
特徴とする。
【0018】請求項3記載の本発明は、ユーザに対して
インターネット等の通信手段を用いて、空調機器または
送風機器の顧客仕様に基づき選定された機種の図面作成
を行なう図面作成方法にあって、嗜好選定条件から機種
選定された空調機器または送風機器のオーダー図面とカ
タログ標準機種構成とオプションの組み合わせによる標
準図面を同一画面上で同時に表示させ、前記のオーダー
図面と標準図面の相違部分を色分けで表示する相違点色
分け表示させることを特徴とする。
【0019】請求項4記載の本発明は、ユーザに対して
インターネット等の通信手段を用いた送風機器または空
調機器をオーダーメイドするオーダーメイド商品ビジネ
スシステムにあって、要求仕様情報およびコストデータ
ー・図形データー・納期データ−を管理するオーダーメ
イドデータベースと、件名の引き合いからリニューアル
に至る一連の図面および文書を管理する図面・文書管理
データベースと、前記送風機器または空調機器の顧客の
要求する嗜好選定条件にもとづきオーダーメイド商品の
機種選定を行なうオーダーメイド仕様決定方法と、前記
オーダーメイド仕様決定方法で選定して機種の見積りを
行う見積り決定ステップと、前記オーダーメイド仕様決
定方法で選定して機種の図面を作成する図面作成ステッ
プと、前記オーダーメイド仕様決定方法で選定した機種
の納期を算出するための商品納期決定ステップと、顧客
レベルに応じたデータ−ベースの公開を行う件名リアル
タイム検索手段を備え、前記送風機器および空調機器の
引き合いから受注、納入、リニューアルに至る一貫した
全てのオーダーメイド情報を適宣に取り出すことを可能
にしたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態によるオ
ーダーメイド商品の受注仕様決定方法は、空調機器また
は送風機器の特性性能を決定するデ−タベ−ス化した基
本仕様項目と、顧客の最優先要求する”省エネタイプの
商品”および”環境にやさしい商品”などの顧客嗜好選
定項目を入力し、前記基本仕様項目と前記顧客嗜好選定
項目から最適な組み合せのオーダー機種構成をウェブに
選定して出力するシステムである。 このように基本仕
様項目と顧客嗜好選定項目を組み合わせた選定システム
は、顧客側の再優先要求する顧客嗜好が選定できるた
め、顧客の自己設計を可能とし、より最適機種を顧客が
抽出する受注仕様決定方法として支援することができ
る。
【0021】本発明の第2の実施形態によるオーダーメ
イド商品見積り決定方法は、顧客仕様に基づき機種選定
された空調機器または送風機器から算出した価格と、カ
タログ標準機種構成とオプションの組み合わせから算出
する標準見積り価格とを比較表示手段できるシステムで
ある。このように見積り価格比較システムは、顧客が要
求する仕様を価格に迅速に反映させることができ、顧客
が納得できる仕様対価格が実現できる。また、過去の履
歴を管理することで仕様毎による価格の変化が履歴とし
て参照できる。従って、見積りシステムとして用いるこ
とができる。
【0022】本発明の第3の実施形態によるオーダーメ
イド商品図面作成方法は、顧客仕様に基づき機種選定さ
れた空調機器または送風機器のオーダー図面と、カタロ
グ標準機種構成とオプションの組み合わせた標準図面と
を比較表示し相違点を色分けするシステムである。図面
を画面にて表示及び印刷処理により出力することでオー
ダー図面と標準図面の差を識別可能とする。このように
比較表示することで顧客は標準仕様に対して図面上相違
個所が目視確認でき、設置工事等において間違いを防止
できる。従って、図面作成システムとして用いることが
できる。
【0023】本発明の第4の実施形態によるオーダーメ
イド商品ビジネス対応システムは、第1から第3の実施
形態における件名の引き合いからリニュ−アルまでの一
連の件名デ−タベ−ス化と、生産者および顧客レベルに
応じたデ−タベ−スの公開を行なうシステムである。こ
のようなシステムを用いることで、情報公開のセキュリ
ティーの確保と顧客が必要な情報を迅速に、検索、活用
できるようになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるオーダーメイ
ド受注運用システムについて説明する。
【0025】図1は本実施によるオーダーメイド受注運
用システムの全体ブロック図、図2は本実施例によるオ
ーダーメイド受注運用システムのフローチャート、図3
は本実施によるオーダー仕様選定情報の入力画面図、図
4は本実施による品番選定機種構成一覧表、図5は本実
施による見積り結果表示画面、図6は本実施によるカタ
ログ標準外形図面の説明をするための画面、および図7
に本実施によるオーダー外形図面の説明をするための画
面である。
【0026】図1に示すように、空調機器または送風機
器の仕様決定の際に、オーダーメイド商品受発注取引シ
ステム2を活用対象である複数の顧客が用いる顧客シス
テム1、顧客システム2、顧客システムnと(以下総称
して「顧客システムZ」と呼ぶ)前記顧客の要求情報入手
から見積り、受注、生産、リニューアルのデーターベー
スを一元化したシステムを提供し、運営管理を行なうオ
ーダーメイド商品受発注システム2とがインターネット
1の通信手段に接続されている。顧客システムZは、イ
ンターネット1を介してオーダーメイド商品受発注シス
テム2にアクセスして、自己のオーダーしたい空調機器
または送風機器の機種設計の決定を行なうことができる
ものである。また、オーダーメイド商品受発注システム
2は、インターネット1を介して、顧客システムZと顧
客の要求する空調機器または送風機器の設計・見積り・
受発注等の送受信を行なう。
【0027】次に、図2を用いて本実施例によるオーダ
ーメイド商品受注運用システムの運営の流れを説明す
る。
【0028】送風機器の設計・見積りを行なう顧客シス
テムZは、当該ホームページのオーダーメイド商品受発
注システム2にアクセスし、ユーザー名、パスワードの
承認を行なう。次に、オーダーしたい嗜好選定条件と能
力性能事項を入力する(A1)。ここでいう嗜好選定条
件入力とはオーダー仕様設計をする際の設計コンセプト
として、「環境に配慮した設計」にするのか、「省エネ
ルギー重視設計」にするのか、「低価格を重視した設
計」等にするのかの選択を行なうことをいう。具体的に
は、「環境に配慮した設計」では、中性能洗浄フィルタ
ー採用によりフィルター交換を大幅に低減し産業廃棄物
の削減化、またガルバニューム鋼鈑の採用では塗装レス
で環境負荷の低減化、またケーシング部分にノンフロン
発砲断熱材を使用したパネル採用で環境負荷の低減化、
またファンとモータを直結ファン構造にしたベルトレス
タイプの採用で環境負荷である伝達ロスの低減化とコン
パクト化等を盛り込んだ設計を行なうことを言う。ま
た、「省エネルギー重視設計」では、標準モータの代わ
りに高効率モータの採用で運転時の消費電力の削減、ま
た低圧損フィルターを採用し機内静圧を減らしたことか
らファン軸動力の削減、またスクロールダンパー等を組
み込み風量制御によりダクト損低減から軸動力の削減に
役立つ等を盛り込んだ設計を行なうことを言う。また、
「低価格を重視した設計」等がある。
【0029】ここで、顧客の機種設計の1実施例は図3
の本実施によるオーダー仕様選定情報の入力画面図によ
り入力する。先ず、機種設計後に受発注用・経歴用とし
てファイルするために、件名NO、件名、系統番号、系
統名称を入力する。そうして機種の設計をするに際し、
嗜好選定条件を「省エネルギー重視設計」と決める。次
に、性能を決定する諸基本情報である機器の能力性能事
項を入力する。機器の能力性能事項は、送風機のシロッ
コファンの屋内タイプとし、電源は200[V]、周波
数は60[Hz]、 風量=1000[CMH]・ 静圧
=400[Pa]の入力を行なうと、オーダーメイド受
注運用システム2では機種構成データベースにもとづき
機種選定を行なう。顧客システムZに対して機種選定の
内容が図4の本発明の品番選定機種構成一覧表画面に表
示される(B1)。次に、顧客が前記品番選定機種構成
一覧表を確認した後に見積り計算開始6を入力し、見積
り要求を行なう(A2)。積算システム23で、前記品
番の機種構成の仕様内容を積算データベースと照合して
見積りを算出する。それと同時に、能力別に機種を決め
ているカタログ表示から選定できる「標準設計」から算
出した標準仕様見積りを算出し、両者を顧客システムZ
の同一画面上に見積書を表示する(B2)。これは図5
に示すように画面の左側に、「省エネルギー重視設計」
で設計した仕様とその価格を表示し、画面の右側には標
準設計をした仕様とその価格を表示している。顧客は、
この両者を比較して、嗜好選定条件で設計した品番機種
の見積りが要望金額に対して適切かどうかを判断する。
【0030】ここで顧客は、顧客見積り検討n6でコス
ト差小(B1)つまり目標金額に近い場合には「戻る」
7を選択し、嗜好部品変更入力n2(高効率モータ、低
圧損フィルター、ダンパー等の省エネルギ−を構成して
いる部品等)の中から高効率モータを標準モータに変更
して入力し(A3)、機種構成作成システム21で再設
計して、上記と同様にして再度見積りの手順を行なう。
そして、顧客見積り検討n6にて目標金額に対して満足
ならば、「進む」8を選択し、嗜好選定条件は顧客要望
範囲内に収まった状態として、適正(C3)とし次のス
テップである外形図作成要求を行なう(A4)。
【0031】一方、顧客見積り検討n6でコスト差大の
場合(つまり目標金額から大きく離れているとき)、仕
様入力n1で、嗜好選定条件を「省エネルギー重視設
計」から「低価格を重視した設計」に変更して機種構成
作成システム21で再設計し、上記と同様にして再度見
積りの検討を行なうこともある。この繰り返しにより適
正な価格になった時点で、次のステップである外形図作
成要求を行なう(A4)。この場合は、最初の設計コン
セプトが、予算との関係で予算を優先した結果となる。
【0032】ただ、価格よりも嗜好を重視する場合に
は、コスト差があっても次のステップである外形図作成
要求を行なうことを割り込みで可として図5画面上で
「進む」8を選択する。
【0033】外形図作成システム25では、品番の機種
構成の仕様内容を外形図情報データベースにて作成し、
標準設計(カタログに表示している能力重視の設計)で
作成した標準仕様図面と寸法的に相違するところは、標
準仕様図面上に「赤色」で表示した外形図(B3)を顧
客システムZに提供する。
【0034】ここで、顧客外形図検討n9で要求外形図
に対して適正かどうかの判断を行ない、寸法のずれが微
細の場合は(B4)、嗜好部品変更入力n2で変更調整
を行ない、再度前記の見積りを行った上で要求寸法を満
足すると、次のステップとして、最終決定後は、件名と
してファイルを行ない、件名NO(20010300
1)、品番(FY−18FKS−CTS1)で台数5台
を、嗜好選定条件は顧客要望範囲内に収まった状態とし
て注文を行なう(A5)。
【0035】また、大きく寸法が異なっている場合には
(B5)、仕様入力n1で、嗜好選定条件の変更を行な
い、見積りから同様な手順で見直しを行なう。ただ、寸
法よりも嗜好を重視する場合は、寸法差があっても仕様
決定とし、次のステップである前記と同様に注文を行な
うことを割り込みで可とする。
【0036】また、価格・寸法とも顧客の要求範囲に全
て適正の場合は、問題なく注文を行なうことになる(A
5)。
【0037】次に、物件情報(機種設計品番・見積り・
図面・部品表)管理システムの説明を行なう。
【0038】複数の顧客システムから注文を受けたもの
は、各顧客の件名NOでファイルを行ない機種設計品番
・見積り・図面・部品表を電子データーとして保管す
る。その際、属性情報として物件名、品番、製造年月
日、発注者情報等もあわせてデータベースとして保管す
る。
【0039】この保管したものを、顧客が顧客システム
Zでオーダーメイド受注運用システム2にアクセスする
ことにより、自己の設計仕様を必要な時に必要な件名情
報をいつでも専属に検索することができるため、メンテ
時、アフター時、リニューアル時、また新規設計時に納
入件名の商品仕様を取り出して対応を行なうことができ
る。
【0040】このように、本発明によれば、メーカーへ
の問い合わせを都度必要とせず、顧客が再優先要求する
最適機種の選定が、24時間いつでも可能となる。
【0041】また、このように顧客が自己の要求範囲に
応じて適切に設計・見積り書作成、外形図面作成が迅速
にできるようになる。
【0042】また、顧客の情報を、件名等でファイルし
ていることにより、過去の蓄積データをいつでも自由に
活用でき、かつ、自分で設計変更もできることになる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、建設業界における設備機器である空調機器およ
び送風機器のオーダーメイド商品の機器設計・受発注か
ら納入・リニューアルに至るまでの一連のサービスをイ
ンターネットを介して顧客に提供でき、スピーディで、
顧客主体のシステムを提供できる。
【0044】また、顧客レベルに応じた情報の公開を行
うことで、顧客の件名財産情報、製品に関する情報、サ
ービスパーツに関する情報、リニューアル更新情報等が
容易に検索でき、幅広く活用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるオーダーメイド受注運
用システムの全体ブロック図
【図2】同フローチャート
【図3】同オーダー仕様選定情報の入力画面図
【図4】同品番選定機種構成一覧表を示す図
【図5】同見積り結果表示画面図
【図6】同カタログ標準外形図面の説明をするための画
面図
【図7】同オーダー外形図面の説明をするための画面図
【符号の説明】
1 インターネット 2 オーダーメイド受注運用システム 3 顧客システム1 4 顧客システム2 n 顧客システムn Z 顧客システム1〜顧客システムn

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに対してインターネット等の通信
    手段を用いて、空調機器または送風機器の顧客仕様に基
    づき顧客仕様に適した機種を選定するオーダーメイド商
    品の受注仕様決定方法にあって、顧客が欲する商品に対
    する嗜好選定条件を入力する嗜好選定条件入力ステップ
    と空調機器または送風機器の性能の骨格となる性能仕様
    を数値入力する骨格仕様選定ステップと、顧客の要求す
    る嗜好選定条件に基づき前記骨格仕様選定ステップから
    顧客要求の組み合わせを抽出する顧客嗜好選定項目とに
    よりオーダーメイドする機種決定を行う機種構成決定出
    力ステップとを備えたことを特徴とするオーダーメイド
    商品の受注運用システム。
  2. 【請求項2】 ユーザに対してインターネット等の通信
    手段を用いて、空調機器または送風機器の顧客仕様に基
    づき選定された機種の見積りを行なう見積り決定方法に
    あって、顧客嗜好選定条件から機種選定された空調機器
    または送風機器の見積りとカタログ標準機種構成とオプ
    ションの組み合わせによる標準見積りを同一画面上に表
    示して比較検討を行う比較表示ステップと、顧客がその
    他検討用に見積り条件仕様の見積りを可能にするための
    仕様入力ステップと、前記比較表示ステップでの複数の
    検討履歴を顧客の指示に従って再表示可能に提供する検
    討履歴ステップを備えることを特徴とするオーダーメイ
    ド商品の受注運用システム。
  3. 【請求項3】 ユーザに対してインターネット等の通信
    手段を用いて、空調機器または送風機器の顧客仕様に基
    づき選定された機種の図面作成を行なう図面作成方法に
    あって、嗜好選定条件から機種選定された空調機器また
    は送風機器のオーダー図面とカタログ標準機種構成とオ
    プションの組み合わせによる標準図面を同一画面上で同
    時に表示させ、前記のオーダー図面と標準図面の相違部
    分を色分けで表示する相違点色分け表示させることを特
    徴とするオーダーメイド商品図面作成の受注運用システ
    ム。
  4. 【請求項4】 ユーザに対してインターネット等の通信
    手段を用いた送風機器または空調機器をオーダーメイド
    するオーダーメイド商品の受注システムにあって、要求
    仕様情報およびコストデーター・図形データー・納期デ
    ータ−を管理するオーダーメイドデータベースと、件名
    の引き合いからリニューアルに至る一連の図面および文
    書を管理する図面・文書管理データベースと、前記送風
    機器または空調機器の顧客の要求する嗜好選定条件にも
    とづきオーダーメイド商品の機種選定を行なうオーダー
    メイド仕様決定方法と、前記オーダーメイド仕様決定方
    法で選定して機種の見積りを行う見積り決定ステップ
    と、前記オーダーメイド仕様決定方法で選定して機種の
    図面を作成する図面作成ステップと、前記オーダーメイ
    ド仕様決定方法で選定した機種の納期を算出するための
    商品納期決定ステップと、顧客レベルに応じたデータ−
    ベースの公開を行う件名リアルタイム検索手段を備え、
    前記送風機器および空調機器の引き合いから受注、納
    入、リニューアルに至る一貫した全てのオーダーメイド
    情報を適宣に取り出すことを可能にしたことを特徴とす
    るオーダーメイド商品対応システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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