JP2007128502A - 産業機械システムのドキュメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高度な技術知識を必要とすることなく産業機械システムを構成する部品選定を容易に行えるように、産業機械システムの構成を特定するドキュメントを顧客に提示することができる産業機械システムのドキュメント装置を提供する。
【解決手段】顧客が要求する油圧システムの仕様に基づいて、油圧システムの構成を特定する複数の油圧機器を機器選定部103により選定し、その選定結果に基づいて、ドキュメント生成装置23により、油圧システムの回路図と外形図をドキュメントとして生成する。そうしてドキュメント生成装置23により生成されたドキュメントをインターネット通信部101により顧客に提示する。
【選択図】図25

Description

この発明は、産業機械システムのドキュメント装置に関する。
産業機械部品の販売市場は、部品が多岐にわたりかつ部品選定に高度な技術知識を必要とするため、各部品のスペシャリストが介在した長時間のコミュニケーションが必要で大変非効率である。
特に、省エネルギー化に対応した高付加価値を備えた新しい油圧システムでは、従来の知識だけでは設計できないという問題がある。
また、技術サポートをするには、対象産業機械メーカーに中小企業が多く、サポート効率が悪いという問題がある。
その結果、旧来のシステムしか組めず、省エネルギー化も進まない。
そこで、この発明の目的は、高度な技術知識を必要とすることなく産業機械システムを構成する部品選定を容易に行えるように、産業機械システムの構成を特定するドキュメントを顧客に提示することができる産業機械システムのドキュメント装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の産業機械システムのドキュメント装置は、
顧客が要求する産業機械システムの仕様に基づいて、上記産業機械システムの構成を特定する複数の産業機械部品を選定する産業機械部品選定部と、
上記産業機械部品選定部の選定結果に基づいて、上記産業機械システムの回路図または外形図の少なくとも一方をドキュメントとして生成するドキュメント生成部と、
上記ドキュメント生成部により生成された上記ドキュメントを上記顧客に提示する提示部と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、顧客が要求する産業機械システムの仕様に基づいて、上記産業機械システムの構成を特定する複数の産業機械部品を産業機械部品選定部により選定し、その選定結果に基づいて、ドキュメント生成部により、産業機械システムの回路図または外形図の少なくとも一方をドキュメントとして生成する。そうしてドキュメント生成部により生成されたドキュメントを提示部により顧客に提示することによって、産業機械部品選定部により選定された複数の産業機械部品により特定される産業機械システムの構成を、顧客が容易に確認できる。したがって、高度な技術知識を必要とすることなく産業機械システムを構成する部品選定を容易に行えるように、産業機械システムの構成を示すドキュメントを顧客に提示することができる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械部品選定部により選定された上記複数の産業機械部品の納期に基づいて、上記産業機械システムの納期を算定する納期算定部と、
上記産業機械部品選定部により選定された上記複数の産業機械部品の価格に基づいて、上記産業機械システムの価格を算定する価格算定部と
を備え、
上記ドキュメント生成部は、上記納期算定部により算定された納期と上記価格算定部により算定された価格に基づいて、見積書を生成する。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品選定部により選定された複数の産業機械部品の納期に基づいて、納期算定部により算定された産業機械システムの納期および価格算定部により算定された産業機械システムの価格に基づいて、ドキュメント生成部により見積書を生成することによって、産業機械システムの構成と見積書を同時に提示できる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械部品選定部は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
上記ドキュメント生成部は、上記産業機械部品選定部で予め定めた上記産業機械システムに対応する複数の回路図の候補を有し、上記複数の回路図の候補の中から、上記産業機械部品選定部により特定された上記産業機械システムに対応する回路図を選択する。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品選定部は、産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた産業機械システムの各要素に適合する産業機械部品を選定することにより、選定された産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて産業機械システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成部は、産業機械部品選定部で予め定めた産業機械システムに対応する複数の回路図の候補の中から、産業機械部品選定部により特定された産業機械システムに対応する回路図を選択するので、回路図を容易に提供することができる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械部品選定部は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
上記ドキュメント生成部は、上記産業機械部品選定部で予め定めた上記産業機械システムを構成する上記複数の要素に対応する複数の回路図を有し、上記産業機械部品選定部により特定された上記産業機械システムの構成に基づいて、上記複数の要素に対応する複数の回路図を用いて、上記産業機械システムの上記回路図を生成する。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品選定部は、産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた産業機械システムの各要素に適合する産業機械部品を選定することにより、選定された産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて産業機械システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成部は、産業機械部品選定部で予め定めた産業機械システムに対応する上記複数の要素に対応する複数の回路図を用いて、産業機械部品選定部により特定された産業機械システムに対応する回路図を選択するので、回路図を容易に提供することができる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械部品選定部は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
上記ドキュメント生成部は、上記産業機械部品選定部で予め定めた上記産業機械システムに対応する複数の外形図の候補を有し、上記複数の外形図の候補の中から、上記産業機械部品選定部により特定された上記産業機械システムに対応する外形図を選択する。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品選定部は、産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた産業機械システムの各要素に適合する産業機械部品を選定することにより、選定された産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて産業機械システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成部は、産業機械部品選定部で予め定めた産業機械システムに対応する複数の外形図の候補の中から、産業機械部品選定部により特定された産業機械システムに対応する外形図を生成するので、外形図を容易に提供することができる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械部品選定部は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
上記ドキュメント生成部は、上記産業機械部品選定部で予め定めた上記産業機械システムを構成する上記複数の要素に対応する複数の外形図を有し、上記産業機械部品選定部により特定された上記産業機械システムの構成に基づいて、上記複数の要素に対応する複数の外形図を用いて、上記産業機械システムの上記外形図を生成する。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品選定部は、産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた産業機械システムの各要素に適合する産業機械部品を選定することにより、選定された産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて産業機械システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成部は、産業機械部品選定部で予め定めた産業機械システムに対応する上記複数の要素に対応する複数の外形図を用いて、産業機械部品選定部により特定された産業機械システムに対応する外形図を生成するので、外形図を容易に提供することができる。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、上記提示部は、インターネットを介して上記顧客の情報端末と通信を行う通信部である。
上記実施形態によれば、ドキュメント生成部により生成されたドキュメントを、提示部である通信部によりインターネットを介して顧客に提示することによって、カタログや電話などを用いた場合に比べて、顧客の利便性が大幅に向上する。
また、一実施形態の産業機械システムのドキュメント装置は、
上記産業機械システムの上記産業機械部品が、油圧システムを構成する油圧機器である。
上記実施形態によれば、上記産業機械部品が、設計が容易でない油圧システムの油圧機器であるので、特に部品選定を容易に行う効果が高い。
以上より明らかなように、この発明の産業機械システムのドキュメント装置によれば、高度な技術知識を必要とすることなく、産業機械システムを構成する部品選定を容易に行うことができる産業機械システムのドキュメント装置を実現することができる。
以下、この発明の産業機械システムのドキュメント装置を用いた産業機械部品の選定支援システムを図示の実施の形態により詳細に説明する。
この産業機械部品の選定支援システムのモデルは、産業機械部品販売市場に対して、ナレッジ(知識)体系化、チャネルミキシング(ハイブリッドチャネル(混成経路))、新しい取次店スキーム(組織)により、“手離れ”の悪い部品を効率的に提供するための仕組みである。
この産業機械部品の選定支援システムによれば、産業機械メーカー向け機器(産業機械部品)についてのナレッジ(知識)を体系化し、部品選定に必要なスキルを低廉化し、かつ部品選定リードタイムを短縮化することができる。
また、この産業機械部品の選定支援システムでは、手離れの悪い部品について効率的に技術サービスを行うために、お問合せセンター、フィールドサポート、カタログ、Webツール併用する。ここで、「Web」とは、インターネット上に分散している情報をリンクする分散情報システムのことである。各チャネル(経路)は、マニュアル、ナレッジマネジメント(知識管理)システムを活用する。
〔ハイブリッドチャネルによる営業活動概要〕
体系化された製品ナレッジ(知識)をもとに策定された機器選定マニュアルにより、お問合せセンター要員は、様々な顧客のニーズに適切な製品を選定できる。マニュアルで対応できない場合のみ、技術スペシャリストと呼ばれる専門化が対応し、機器を選定する。
また、顧客が、お問合せセンター経由のカタログ通信販売に追加して、対面での機器の説明等のサポートを希望した場合は、フィールドサポート要員が出張し技術的なサポートをする。彼らは、元々製品知識、技術に関する十分なバックボーンを持っていることに加え、体系化したナレッジ(知識)を共有している。またフィールドサポート要員は受注のみならず、その後のトラブルシュートも行う。
この産業機械部品の選定支援システムは、次のような特徴を有する。
〔1.ハイブリッド型産業機械部品の選定支援システム〕
通販カタログとWebカタログとお問合せセンターとフィールドサポートスタッフを併用した産業機械部品販売システムであって、通販カタログを参照してお問合せセンターに問い合わせられた案件について、お問合せセンターのスタッフはマニュアルに従い質問を発し、機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティック(系統的な)に産業機械部品の選定を行う。また、対面技術サポートが必要となった時点で迅速に顧客に近いエリアに存在するフィールドサポートスタッフを選別し、上記フィールドサポートスタッフに必要情報を送信し、フィールドサポートスタッフはマニュアルに従い顧客対応し、機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに産業機械部品の選定を行う。フィールドサポートスタッフはトラブルシュート、次回の案件開拓を行うこともある。顧客コンタクト履歴を顧客コンタクト履歴管理装置に残し、お問合せセンター、フィールドサポートスタッフが共有することにより、2回目以降の問い合わせに対して、より短時間で対応する。新しい主機、新しい用途に対する案件情報をナレッジマネジメントシステムに登録することによって、対応可能案件のカバレッジを簡便に拡大することを特徴とする。
〔2.お問合せセンター〕
ナレッジ(知識)ツールやマニュアルに従って対応する要員A(通常のコールセンター係)と、案件難易度が高く、要員Aが対応できなかった場合に対応する要員B(技術スペシャリスト)の2者から成り立っているお問合せセンターを備えることを特徴とする。
〔3.ナレッジマネジメントシステムならびにマニュアル〕
機器に関する専門的な知識を持っていないお問合せセンター要員でも、顧客からの問い合わせを初期段階でマニュアルに従い、いくつかの案件タイプに分別し、マニュアルに従い質問を発し、機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに産業機械部品の選定を行えるナレッジマネジメントシステムならびにマニュアルを備えることを特徴とする。
〔4.機器選定ナレッジマネジメント装置〕
過去に類似の受注案件がある場合に変更ポイントのみを聞き出すことにより短時間で機器選定できる機器選定ナレッジマネジメント装置を備えることを特徴とする。
また、機器選定ナレッジマネジメント装置は、主機を特定すれば、負荷解析や回路設計を短時間で専門知識がなくても実効できることを特徴とする。
また、機器選定ナレッジマネジメント装置は、仕様(速さ、圧力等)情報を明確に収集できない場合も、主機の用途、動きに関する限定された情報をインプットすることによって、負荷解析を行い、速さ、圧力を提案できることを特徴とする。
〔5.顧客コンタクト履歴管理装置〕
顧客コンタクト履歴をインプットし、お問合せセンター、フィールドサポートスタッフが共有することにより、2回目以降の問い合わせに対して、より短時間で対応できる顧客コンタクト履歴管理装置を備えることを特徴とする。
〔6.ハイブリッドチャネル〕
対面技術サポートが必要となった時点で迅速に顧客に近いエリアに存在するフィールドサポートスタッフを選別し、そのフィールドサポートスタッフに必要情報を送信し、フィールドサポートスタッフはマニュアルに従い顧客対応し、機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに産業機械部品の選定を行えるフィールドサポートを備えることを特徴とする。
〔7.フィールドサポート採用、育成、支援システム〕
自社でゼロから新たに要員を採用するのではなく、全国の機械設計事務所の人材を組織化し、彼らに適切なナレッジ(知識)サポート、トレーニングを与えられるフィールドサポート採用、育成、支援システムを備えることを特徴とする。
また、これ以外に、この産業機械部品の選定支援システムは、次のような特徴を有する。
〔フィールドサポートインセンティブ体系〕
全国の設計事務所がプロアクティブに顧客開拓を行うようなインセンティブ体系を備えることを特徴とする。
〔顧客開拓、請求回収業務〕
各地に分散している中小産業機器メーカーに対して、効率的に顧客開拓、請求回収業務を行うための取次店網確立スキームを備えることを特徴とする。
〔顧客登録ルール〕
Web,FAXおよび電話により、所定の手順で顧客情報を登録する顧客登録ルールを備えることを特徴とする。
〔価格選定装置〕
価格設定の透明性と柔軟性の両立を実現するために、セット購入有無、ボリューム、現金購入ディスカウント等を組み合わせた価格選定装置を備えることを特徴とする。
図1は一般産業の現状およびハイブリッドチャネル戦略による構造改革を説明するための図である。
図1の左側に示すように、一般産業の現状は、中小サプライヤーが中小産業機器メーカー(図1では中小産機メーカー)に対して複雑な流通網を通じて部品を提供している。このため、顧客である中小産業機器メーカーでは、不透明で高価格、不安定な納期、非効率な部品選定作業、技術サポートのばらつきなどについて不満を抱いている。
一方、図1の右側に示すように、サプライヤーと中小産業機器メーカーとの間をハイブリッドチャネルにより結ぶことにより、顧客に対して、統一された易い価格設定、短納期、ワンストップでの部品選定、一定品質の技術サポートなどの付加価値を提供する。
このハイブリッドチャネルには、次のようなものが用いられる。
・Web,FAX,TELを用いた効率的なチャネル
・エンジニアOB、設計事務所を活用した技術サポート
・モーションコントロール関連部品全体を幅広く品揃え
・アプリケーション別の活用ノウハウ集約化とオープン化
また、図2は産業機械部品の選定支援システムの一例としての油圧機器の選定支援システムを含む油圧機器市場の全体像を示す図である。
図2に示すように、サプライヤーと中小産業機械メーカーとの間に、お問合せセンターを備えた運営主体とフィールドサポートおよび取次店により構成された油圧機器の選定支援システムがある。この油圧機器の選定支援システムでは、
(1)顧客開拓や請求回収業務に既存の販売網を有効活用し、(2)効率的な技術サポートのために機械設計事務所や油圧OBの組織化と戦略化を図ると共に、(3)運営主体のお問合せセンターにより、2回目以降の顧客を対象にフィールドサポートに指示したり、技術サポートを行ったりする。さらに、(4)ナレッジ(知識)を一元化し、一元化されたナレッジ(知識)を顧客へ提供したり、製品開発に活用したりする。
また、図3はハイブリッドチャネルによる営業活動を説明するための図である。
図3において、「CC」はお問合せセンターであり、「FS」はフィールドサポートである。図3に示すように、お問合せセンターとフィールドサポートを併用した営業フローが示されており、左側から右側に向かって順に、
(1) 必要情報収集(聞く)
(2) 主機モーション定義
(3) 機器選定(選ぶ)
(4) 提案
(5) 受注
(6) フォロー(トラブルシューティング)
となっている。
また、図4はお問合せセンター機能を説明するための図である。
図4に示すように、対象主機事例集、FAQ(Frequently Asked Question)、CAD(Computer Aided Design)データを顧客に提供することにより、セルフサービス(Web)で油圧機器の選定が行われる。このとき、ユーザーの技術レベルが高く、対象主機の事例を元にシミュレーションできる場合は、このセルフサービスで解決する。
また、セルフサービス(Web)で解決できない場合は、お問合せセンターのリモートサポートにより、お問合せセンターのスタッフ、あるいは技術スペシャリストが対応することにより油圧機器の選定が行われる。ITリテラシー(IT情報を取り扱う能力)が低く、Webで調べきれない場合や、ユーザーの技術レベルが高く、お問合せセンターの対応で部品が決定できる場合は、このお問合せセンターのリモートサポートにより解決する。
そして、SUT(スーパーユニット)の初心者や、新規主機への適用およびユーザーの技術レベルが低いという理由等により、お問合せセンターで解決できない場合は、フィールドサポートにより油圧機器の選定が行われる。ここで、SUT(スーパーユニット)とは、省エネルギータイプの高機能油圧ユニットのことである。
このようなフィルタリングモデルにより、処理の効率化と低コスト化が図れる。
また、図5は機器選定ナレッジマネジメント装置の全体像を説明するための図である。
図5に示すように、問い合わせ内容の難易度に応じて4種類の選定マニュアルを使い分ける。つまり、リピート顧客からの類似製品の場合は、リピートオーダー対応マニュアルにより対応し、特定の主機(1軸)が対象の場合は、特定主機の簡易選定マニュアルにより対応し、顧客がシリンダ動作を把握している場合は、油圧機器の基本選定マニュアルにより対応し、さらに、顧客が早さ、力を決められない場合は、ユニット容量提案マニュアルにより対応するのである。
また、図6は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の機器選定フローを説明するための図である。
図6に示すように、次の(1)〜(9)のステップに従って、機器を選定する。
ステップ(1) シリンダ数確認
ステップ(2) 動作・負荷タイプ確認
ステップ(3) 条件確認
ステップ(4) 標準回路決定/部品変更
ステップ(5) 組合せ回路決定
ステップ(6) アクセサリ/追加補機決定
ステップ(7) 負荷解析
ステップ(8) 構成部品品番決定
ステップ(9) アセンブリ構造決定
図7は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の選定フローを説明するための図である。
図6に示す(1)〜(9)のステップの機器選定において、図5で説明した4種類のマニュアルによって必要ステップと必要インプットが異なる。
また、図8は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の組み合わせ回路の決定を説明するための図である。
標準回路を組み合わせる場合、次のステップ(1)〜(3)により、同時作動、回路間の圧力や流量調整の必要に応じて回路を修正する。
ステップ(1) 同時作動、回路間のPQ差調節(P:圧力、Q:流量)
ステップ(2) 回路間の圧力差調節
ステップ(3) 他回路動作時の力保持
次に、図9は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の負荷解析全体フローを説明するための図である。
次のステップ(1)〜(3),(9)により、圧力・流量を最も必要とするシリンダの負荷解析を行って、最適なサイズを選定する。
ステップ(1) サイクル線図のチェック
ステップ(2) 最大圧力時のP・Q値算出
ステップ(3) 最大流量時のP・Q値算出
ステップ(9) SUTサイズの選定
〔油圧機器の選定例〕
図10〜図23は、省エネルギータイプの高機能油圧ユニット(以下、スーパーユニットという)と回路仕様の選定に用いられる選定マニュアルの具体例を示している。顧客は、産業機械部品の選定支援システムの一例としての油圧機器の選定支援システムにおいて、この選定マニュアルを用いて所望のスーパーユニットを選定する。
まず、図10はスーパーユニット・回路仕様選定の基本セットを示す図である。図10に示すように、スーパーユニットは、バルブと電磁操作弁およびオプションと一緒に選定される。
図11は、スーパーユニット・回路仕様選定フローを示す図であり、全体の流れを示している。
図12は選定の流れを示す図であり、WebとFAX,電話および直接訪問についてそれぞれの流れを示している。
図13はシリンダ数と制御系統のカウント方法および動作に関する注意事項を示す図である。図13の上側には、シリンダ数と制御系統のカウント方法をA,B,Cに例示し、図13の下側には、2速制御および同時作動について説明している。
そして、図14〜図18は、FAX用紙に記入して問い合わせセンターに送信することにより機器選定を行う場合に用いる1枚目〜5枚目までの製品選定シートの書き方を説明する図である。なお、このFAX用紙を用いた機器選定をWebにより行うこともできる。
図14は製品選定シートの書き方の1枚目を示す図であり、貴社情報、案件情報、制御系統の数え方、シリンダ数の確認および動作タイプの確認の記入欄がある。
図15は製品選定シートの書き方の2枚目を示す図であり、負の負荷の制御、押し引きの圧力制御、2速制御の記入欄がある。
図16は製品選定シートの書き方の3枚目を示す図であり、レベルスイッチ、オプション回路の組立、マイクロセパレータ、水張自主検査の記入欄がある。
図17は製品選定シートの書き方の4枚目を示す図であり、シリンダ仕様、サイクル線図、負荷解析の記入欄がある。
図18は製品選定シートの書き方の5枚目を示す図であり、サイクル線図未記入のみの記入欄、ストローク長さ、同時作動、スタック型バルブの記入欄がある。
また、図19はサイクル線図(記入例)および電磁操作弁の選択を示す図である。
さらに、図20はセット購入例を示す図であり、図21は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図であり、図22は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図であり、図23は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図である。
また、図24は上記油圧機器の選定支援システムの要部の構成を示している。この油圧機器の選定支援システムは、図24に示すように、インターネット10に接続されたネットワークサーバー21と、上記ネットワークサーバー21に接続された産業機械部品の選定装置の一例としての機器選定ナレッジマネジメント装置22と、上記ネットワークサーバー21に接続されたドキュメント生成部の一例としてのドキュメント生成装置23と、上記ネットワークサーバー21に接続された顧客コンタクト履歴管理装置24と、上記機器選定ナレッジマネジメント装置22に接続された価格選定装置25と、マニュアル26と、Webカタログ27とを備えている。上記機器選定ナレッジマネジメント装置22に、ドキュメント生成装置23と顧客コンタクト履歴管理装置24を接続している。また、マニュアル26およびWebカタログ27は、電子ドキュメントである。
上記油圧機器の選定支援システムにおいて、顧客のインターネット端末11がインターネット10とネットワークサーバー21を介して機器選定ナレッジマネジメント装置22に接続され、機器選定ナレッジマネジメント装置22により提供される機器選定手順にしたがって機器の選定が行われる。あるいは、通販カタログ14を見た顧客からの電話端末12(またはFAX端末13)による問い合わせを、電話端末31(またはFAX端末32)によりお問合せセンター30のコールセンター係(または技術スペシャリスト)が受けて、マニュアル26の手順に従って応対する。また、お問合せセンターのコールセンター係または技術スペシャリストは、インターネット端末33を用いてネットワークサーバー21を介してWebを見たり、イントラネット端末34を用いて、機器選定ナレッジマネジメント装置22とドキュメント生成装置23と顧客コンタクト履歴管理装置24と価格選定装置25とマニュアル26およびWebカタログ27を閲覧などを行ったりする。
このように、上記油圧機器の選定支援システムによれば、均質でかつ高度な技術サポートを提供できる油圧機器の選定支援システムを実現することができる。また、上記油圧機器の選定支援システムによれば、定型化されたツールによる確度の高い設計情報を提供することができる。さらに、上記油圧機器の選定支援システムによれば、産業機械メーカーの設計開発効率を向上できる。
図25は上記機器選定ナレッジマネジメント装置22の構成を示しており、ネットワークサーバー21(図24に示す)に接続され、インターネット10(図24に示す)を介して顧客の情報端末の一例としてのインターネット端末11(図24に示す)と通信を行う提示部の一例としてのインターネット通信部101と、上記インターネット通信部101からの信号に基づいて、産業機械システムの一例としての油圧システムの仕様を入力するための仕様入力部102と、上記仕様入力部102により入力された仕様に応じた油圧システムの構成を特定する複数の油圧機器(産業機械部品)を選定する産業機械部品選定部の一例としての機器選定部103と、上記機器選定部103の選定結果に基づいて、所望の条件を外れたときに顧客にアドバイスを行うアドバイス部104と、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器により特定される油圧システムの構成を示す回路図を出力して顧客に提示する回路図出力部106と、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器により特定される油圧システムの外形図を出力して顧客に提示する外形図出力部107と、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器の納期に基づいて、油圧システムの納期を算定する納期算定部108と、上記インターネット通信部101からの信号に基づいて、希望する油圧システムの納期を顧客が入力するための納期入力部109と、上記納期算定部108により算定された油圧システムの納期が、納期入力部109により入力された納期を満たすか否かを判別する納期判別部110と、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器の価格に基づいて、油圧システムの価格を算定する価格算定部111と、上記インターネット通信部101からの信号に基づいて、希望する油圧システムの価格を顧客が入力するための価格入力部112と、上記納期算定部108により算定された油圧システムの価格が、価格入力部112により入力された価格を満たすか否かを判別する価格判別部113と、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器で構成される油圧システムの受注処理を行う受注処理部114と、上記受注処理部114により受注を受けた油圧システムについて課金処理を行う課金処理部115とを有する。
ここで、上記価格選定装置25は、納期算定部108により算定された油圧システムの価格について、セット購入有無、ボリューム、現金購入ディスカウント等を組み合わせた価格調整を行い、その調整された油圧システムの価格で価格判別部113が判別する。
図26は上記機器選定ナレッジマネジメント装置22の動作を説明するためのフローチャートを示している。図26に示すように、機器選定ナレッジマネジメント装置22では、処理がスタートすると、ステップS1において、シリンダ数に応じた動作タイプの設定を行う。
次に、ステップS2に進み、シリンダ出力などの負荷解析を行う。
次に、ステップS3に進み、動作をチェックするためのサイクル線図の作成を行う。
次に、ステップS4に進み、構成の確認を行う。
次に、ステップS5に進み、複数の油圧ユニットの候補からユニットの選択を行う。
次に、ステップS6に進み、温度スイッチや温度計などのオプションの設定を行う。
次に、ステップS7に進み、組み立て方法の確認を行う。
図27は上記機器選定ナレッジマネジメント装置22の機器選定ツールのメインメニューの表示ウィンドウを示しており、上から順に、
1.動作タイプの設定
2.負荷解析
3.サイクル線図
4.構成の確認
5.ユニットの選択
6.オプションの設定
7.組み立て方法の確認
の操作ボタンを表示している。
また、図28は「1.動作タイプの設定」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図28に示すように、軸数を1軸から6軸のいずれか1つを設定し、設定された軸数に応じてそれぞれ、シリンダ本数、動作タイプ(押下げ,押上げ,水平押付け)、マイナス荷重の有無、位置保持の有無、押し圧任意設定の有無、流量保持の有無を設定する。
また、図29は「2.負荷解析のメニュー」の表示ウィンドウを示しており、図29に示すように、シリンダのサイズ、各シリンダ押付け力、各シリンダの対象物重さを設定する。これにより、油圧ユニットの容量を決定する。
また、図30は「3.サイクル線図」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図30に示すように、サイクルタイム、軸毎の各ステップの時間,ストロークを設定する。ここで、サイクル線図とは、シリンダの一連の動作を、横軸に作動時間、縦軸にストロークの長さをとって表した図であり、設定されたサイクルタイムと軸毎の各ステップの時間,ストロークによって作成される。
また、図31は「4.構成の確認」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図31に示すように、設定された軸数に応じてそれぞれ、口径、電磁操作弁、押し圧任意設定、他軸より低圧を保持、他軸動作時に圧力を保持、メータイン制御、マイナス荷重制御、2速回路、圧抜き回路を設定する。
また、図32は「5.ユニット選定」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図32に示すように、複数の油圧ユニットの候補からユニットを選択する。ここで、油圧ユニットの候補は、1つのときもあり、その場合はその候補が設定される。
また、図33は「6.オプションの設定」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図33に示すように、温度スイッチ、温度計、本体オイルパン、マイクロセパレータ、タンクドレン弁、リターンフィルタ、圧力計、昇温回路を設定する。
また、図34は「7.組み立て方の確認」のメニューの表示ウィンドウを示しており、図34に示すように、設定された軸数に応じてそれぞれ組み立て方を選択する。詳しくは、油圧ユニット上にバルブや電磁操作弁を搭載するか、または、別置きにするかなどを選択する。
また、図35は上記機器選定ナレッジマネジメント装置22の機器選定部103により選定された油圧機器で構成が特定される油圧システム(シリンダが上下方向)の全要素を示す構成図である。
図35に示すように、油圧ユニット201の吐出側を電磁操作弁202のPポートに接続している。この電磁操作弁202のイン側のポートに、パイロットチェック弁203とフロートコントローラ204と絞り205を電磁操作弁202側から順に接続している。そして、上記絞り205をシリンダ206のイン側のポートに接続している。また、シリンダ206のアウト側のポートに、カウンタバランスバルブ207と絞り208とフロートコントローラ209とパイロットチェック弁210をシリンダ206側から順に接続している。パイロットチェック弁210を電磁操作弁202のアウト側のポートに接続している。また、電磁操作弁202のTポートにTポートチェック弁211を介してオイルパン212接続している。上記シリンダ206のピストンの先端にワーク213を設けている。
一方、図36は上記機器選定ナレッジマネジメント装置22の機器選定部103により選定された油圧機器で構成が特定される油圧システム(シリンダが水平方向)の全要素を示す構成図である。
図36に示すように、油圧ユニット301の吐出側をPポートチェック弁302を介して電磁操作弁303のPポートに接続している。この電磁操作弁303のイン側のポートに、パイロットチェック弁304とフロートコントローラ305と絞り306を電磁操作弁303側から順に接続している。そして、上記絞り306をシリンダ307のイン側のポートに接続している。また、シリンダ307のアウト側のポートに、絞り308とフロートコントローラ309とパイロットチェック弁310をシリンダ307側から順に接続している。パイロットチェック弁310を電磁操作弁303のアウト側のポートに接続している。また、電磁操作弁303のTポートにTポートチェック弁311を介してオイルパン312接続している。上記シリンダ307のピストンの先端にワーク313を設けている。
上記機器選定ナレッジマネジメント装置22によって、図35,図36に示す油圧システムの各要素が選択される。この場合、選択されない要素は、その前後の選択された要素同士が接続されることになる。
まず、上記機器選定ナレッジマネジメント装置22において、設定された油圧システムの仕様のうちの動作タイプに基づいて、シリンダの向きが上下方向の場合と水平方向の場合に分け、それ以外の斜めのものは除外する。すなわち、動作タイプが「押下げ」または「押上げ」のときは、シリンダの向きが上下方向であり、動作タイプが「水平押付け」のときは、シリンダの向きが水平方向となる。
〔シリンダの向きが上下方向〕
そして、シリンダの向きが上下方向のときは、図35に示す構成図を用いる。なお、ここで同時作動とは、複数のシリンダが同時に動くタイミングがあることをいう。
例えば、シリンダの206の向きが上下方向でかつ同時作動がある場合において、流量が5L/min以上のときは、パイロットチェック弁203,210とカウンタバランスバルブ207を選択し、フロートコントローラ204と絞り205と絞り208とフロートコントローラ209を選択しない構成とする。そして、その構成に適合する電磁操作弁202(図19下側の型式4C)を選択する。また、油圧ユニット201にメータイン制御のスーパーユニットを用いて流量制御を行う。
一方、シリンダの206の向きが上下方向でかつ同時作動がある場合において、流量が5L/min未満のときは、パイロットチェック弁203,210とフロートコントローラ204とカウンタバランスバルブ207を選択し、絞り205と絞り208とフロートコントローラ209を選択しない構成とする。そして、その構成に適合する電磁操作弁303(図19下側の型式4C)を選択する。この構成において、メータイン制御のフロートコントローラ204により流量制御を行う。
また、シリンダの206の向きが上下方向でかつ同時作動でない場合、ブースト圧が14MPa以下のときと14MPaを超えるときで異なる構成が選択される。
〔シリンダの向きが水平方向〕
シリンダの向きが水平方向のときは、図36に示す構成図を用いる。
例えば、シリンダの307の向きが水平方向でかつ同時作動がなく、動作タイプがクランプの場合、
中間停止 : 不要
停電断線時: 動作保持
の条件において、流量が5L/min未満のときは、Pポートチェック弁302を選択し、パイロットチェック弁304とフロートコントローラ305と絞り306と絞り308とフロートコントローラ309とパイロットチェック弁310を選択しない構成とする。そして、その構成に適合する電磁操作弁303(図19下側の型式2D)を選択する。また、油圧ユニット301にメータイン制御のスーパーユニットを用いて流量制御を行う。
一方、同一条件において、流量が5L/min未満のときは、Pポートチェック弁302とフロートコントローラ305を選択し、パイロットチェック弁304と絞り306と絞り308とフロートコントローラ309とパイロットチェック弁310を選択しない構成とする。そして、その構成に適合する電磁操作弁303(図19下側の型式2D)を選択する。この構成において、メータイン制御のフロートコントローラ305により流量制御を行う。
これ以外に、シリンダの307の向きが水平方向でかつ同時作動がなく、動作タイプがクランプの場合において、中間停止(必要)の条件、停電断線時(押しか引き)の条件、流量5L/minに対する条件によって、それぞれの要素が選択される。
また、シリンダの307の向きが水平方向でかつ同時作動がなく、動作タイプが搬送などの場合、慣性負荷(有無)の条件、シリンダ径(大小)の大小、流量5L/minに対する条件によって、それぞれの要素が選択される。
上記構成の機器選定ナレッジマネジメント装置22において、機器選定部103は、図35,図36に示すように、油圧システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、仕様入力部102により入力された仕様に応じた油圧システムの各要素に適合する油圧機器を選定することにより、選定された油圧機器の接続関係を各要素の接続関係に対応させて油圧システムの構成を特定する。したがって、油圧システムの仕様を入力するだけで、油圧システムに適合する油圧機器を選定して、選定された各油圧機器の接続関係が定まった構成の油圧システムが得られるので、高度な技術知識を必要とすることなく、油圧システムを構成する部品選定を容易に行うことができる。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器の納期に基づいて、納期算定部108により油圧システムの納期を算定し、算定された油圧システムの納期が、納期判別部110は、納期入力部109により入力された所望の納期を満たすか否かを判別する。そうして、インターネット通信部101により納期判別部110の判別結果を提示された顧客は、その判別結果に基づいて、油圧システムの納期が所望の納期を満たす場合は、発注したり、油圧システムの納期が所望の納期を満たさない場合は、油圧システムの仕様を変更して再度部品選定をやり直したりすることが可能となるので、利便性が向上する。ここで、油圧システムの納期は、部品のみを納入する場合は、選定された複数の油圧機器のうちの最大納期であったり、選定された複数の油圧機器を組み立てた油圧システムの納期であったりする。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器の価格に基づいて、価格算定部111により油圧システムの価格を算定し、算定された油圧システムの価格が、価格入力部112により入力された所望の価格を満たすか否かを価格判別部113により判別する。そうして、インターネット通信部101により価格判別部113の価格結果を提示された顧客は、その判別結果に基づいて、油圧システムの価格が所望の価格を満たす場合は、発注したり、油圧システムの価格が所望の価格を満たさない場合は、油圧システムの仕様を変更して再度部品選定をし直したりすることが可能となるので、利便性が向上する。ここで、油圧システムの価格とは、組み立てずに部品のみを納入する場合は、油圧機器の合計価格であったり、選定された複数の油圧機器を組み立てて組立製品を納入する場合は、油圧機器の合計価格と組み立て費用などを含む価格であったりする。
また、上記機器選定部103では、サイクルタイムと、軸毎の各ステップの時間,ストロークによって、サイクル線図を作成したが、仕様入力部102により油圧システムの仕様のうちのシリンダの動作を表すサイクル線図(図19参照)をグラフで入力してもよく、その場合、仕様入力が容易にでき、利便性が向上する。
また、上記機器選定部103の選定結果について所望の条件を外れたとき、アドバイス部104がインターネット通信部101を用いて顧客にアドバイスを行うことによって、仕様に応じた油圧システムを構成する複数の油圧機器を選定するときの作業性が向上する。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器により特定される油圧システムの構成を示す回路図(図21〜図23の右上参照)を、回路図出力部106により出力することによって、顧客は油圧システムの回路を回路図で容易に確認することができる。なお、回路図をインターネット10を介して顧客に提示してもよいし、回路図の印刷物を顧客に提供してもよい。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器により特定される油圧システムの外形図(図21〜図23参照)を、外形図出力部107により出力することによって、顧客は油圧システムの外形を外形図で容易に確認することができる。なお、外形図をインターネット10を介して顧客に提示してもよいし、外形図の印刷物を顧客に提供してもよい。
また、上記機器選定ナレッジマネジメント装置22は、設計が容易でない油圧システムの油圧機器を選定するので、特に効果が高い。
また、上記仕様入力部102により入力されたアクチュエータの一例としてのシリンダとバルブの仕様に基づいて、機器選定部103により油圧システムの構成を特定する複数の油圧機器を選定することによって、油圧システムを構成するほとんどの要素の仕様が定まり、より正確に油圧機器の選定を行うことができる。
また、上記仕様入力部102は、インターネット10を介して他の情報端末と通信を行うインターネット通信部101を用いて油圧システムの仕様が入力されることによって、カタログや電話などを用いた油圧機器の選定に比べて、顧客の利便性が大幅に向上する。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器で構成される油圧システムの受注処理を受注処理部114により行うことによって、油圧機器の選定と受注の処理が同時に行え、顧客の利便性が向上する。
また、上記受注処理部114により受注を受けた油圧システムについての課金処理を課金処理部115により行うことによって、油圧機器の選定と発注および支払いの処理が同時に行え、顧客の利便性が向上する。
また、図25に示す機器選定部103,回路図出力部105,外形図出力部106,納期算定部108,価格算定部111およびドキュメント生成装置23で、産業機械システムのドキュメント装置の一例としての油圧システムのドキュメント装置を構成している。
上記油圧システムのドキュメント装置によれば、顧客が要求する油圧システムの仕様に基づいて、油圧システムの構成を特定する複数の油圧機器を機器選定部103により選定し、その選定結果に基づいて、ドキュメント生成装置23により、油圧システムの回路図と外形図をドキュメントとして生成する。そうしてドキュメント生成装置23により生成されたドキュメントを提示部の一例としてのインターネット通信部101により顧客に提示することによって、機器選定部103により選定された複数の油圧機器により特定される油圧システムの構成を、顧客が容易に確認することができる。したがって、高度な技術知識を必要とすることなく油圧システムを構成する部品選定を容易に行えるように、油圧システムの構成を示すドキュメントを顧客に提示することができる。
また、上記機器選定部103により選定された複数の油圧機器の納期に基づいて、納期算定部108により算定された油圧システムの納期および価格算定部111により算定された油圧システムの価格に基づいて、ドキュメント生成装置23により見積書を生成することによって、油圧システムの構成を示すドキュメントと見積書を同時に提示できる。
また、上記機器選定部103は、図35,図36に示すように、油圧システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた油圧システムの各要素に適合する油圧機器を選定することにより、選定された油圧機器の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて油圧システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成装置23は、機器選定部103で予め定めた油圧システムに対応する複数の回路図の候補の中から、機器選定部103により特定された油圧システムに対応する回路図を選択するので、回路図を容易に提供することができる。
なお、ドキュメント生成装置23は、機器選定部103で予め定めた油圧システムに対応する上記複数の要素に対応する複数の回路図を用いて、機器選定部103により特定された油圧システムに対応する回路図を選択してもよい。
また、上記機器選定部103は、図35,図36に示すように、油圧システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた油圧システムの各要素に適合する油圧機器を選定することにより、選定された油圧機器の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて油圧システムの構成を特定する。そうして、ドキュメント生成装置23は、機器選定部103で予め定めた油圧システムに対応する複数の外形図の候補の中から、機器選定部103により特定された油圧システムに対応する外形図を生成するので、外形図を容易に提供することができる。
なお、ドキュメント生成装置23は、機器選定部103で予め定めた油圧システムに対応する上記複数の要素に対応する複数の外形図を用いて、機器選定部103により特定された油圧システムに対応する外形図を生成してもよい。
また、提示部としてのインターネット通信部101を用いて、ドキュメント生成装置23により生成されたドキュメントを、インターネット10を介して顧客に提示することによって、カタログや電話などを用いた場合に比べて、顧客の利便性が大幅に向上する。
上記実施の形態では、産業機械部品の選定装置を用いた油圧機器の選定支援システムについて説明したが、産業機械部品は油圧機器に限らない。
なお、産業機械部品の選定支援システムとしては、通販カタログと、顧客の要求を聞き産業機器設計を補助するフィールドサポートと、電話で顧客の要求を聞き産業機器設計の補助をコンピュータを用いて行う問合せセンターのうち、少なくとも上記フィールドサポートまたは上記問合せセンターの一方と上記通販カタログとを組み合わせたものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、産業機械部品の選定を自動的に行う産業機械部品の選定支援システムであって、必要最小限の入力項目(シリンダ数、動作タイプ(押上げ、押下げ、水平押付、その他)、外力が加わるか、位置保持をする必要があるか…)から、油圧回路図、組立イメージ図や簡易見積もりを自動生成するドキュメント生成装置を備えたものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記産業機械部品の選定支援システムにおける上記フィールドサポートまたは上記問合せセンターの少なくとも一方の業務に上記産業機械部品の選定支援システムのドキュメント生成装置を用いることにより、専門知識をもっていないオペレータであっても産業機器設計を補助でき、かつ均質なサービスを提供できる。
また、産業機械部品の選定支援システムとしては、
通販カタログとWebカタログと問合せセンターとフィールドサポートスタッフを併用した産業機械部品の選定支援システムであって、
通販カタログを参照して上記問合せセンターに問い合わせられた案件について、上記問合せセンターのスタッフはマニュアルに従い質問を発し、機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに産業機械部品の選定を行い、
また、対面技術サポートが必要となった時点で迅速に顧客に近いエリアに存在するフィールドサポートスタッフを選別し、上記フィールドサポートスタッフに必要情報を送信し、フィールドサポートスタッフはマニュアルに従い顧客対応し、上記機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに上記産業機械部品の選定を行い、
上記フィールドサポートスタッフはトラブルシュートおよび次回の案件開拓も行い、
顧客コンタクト履歴を顧客コンタクト履歴管理装置に残し、上記問合せセンターのスタッフと上記フィールドサポートスタッフが上記顧客コンタクト履歴を共有することにより、2回目以降の問い合わせに対して、より短時間で対応することにより、新しい主機、新しい用途に対する案件情報を機器選定ナレッジマネジメント装置に登録することによって、対応可能案件のカバレッジを簡便に拡大するものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記問合せセンターは、ナレッジツール、上記マニュアルに従って対応する要員A(通常のコールセンター係)と、案件難易度が高く、要員Aが対応できなかった場合に対応する要員B(技術スペシャリスト)の2者から成り立っているものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、機器に関する専門的な知識を持っていない上記問合せセンターの要員でも、顧客からの問い合わせを初期段階で上記マニュアルに従い、いくつかの案件タイプに分別し、上記マニュアルに従い質問を発し、上記機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに上記産業機械部品の選定を行うものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記機器選定ナレッジマネジメント装置は、過去に類似の受注案件がある場合に変更ポイントのみを聞き出すことにより短時間で機器選定できる。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記機器選定ナレッジマネジメント装置は、主機を特定すれば、負荷解析や回路設計を短時間で専門知識がなくても実効できる。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記機器選定ナレッジマネジメント装置は、仕様(速さ、圧力等)情報を明確に収集できない場合も、主機の用途、動きに関する限定された情報をインプットすることによって、負荷解析を行い、速さ、圧力を提案できる。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記顧客コンタクト履歴管理装置は、顧客コンタクト履歴をインプットし、問合せセンターのスタッフと上記フィールドサポートスタッフが共有することにより、2回目以降の問い合わせに対して、より短時間で対応できる。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記フィールドサポートは、対面技術サポートが必要となった時点で迅速に顧客に近いエリアに存在する上記フィールドサポートスタッフを選別し、上記フィールドサポートスタッフに必要情報を送信し、上記フィールドサポートスタッフはマニュアルに従い顧客対応し、上記機器選定ナレッジマネジメント装置に諸情報をインプットすることによって、システマティックに上記産業機械部品の選定を行えるものでもよい。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、予め、顧客の指示により、あるいは自動的に比較的重要でない仕様を特定し、その部分を優先的に仕様ダウンすることでコストダウン提案ができる。
また、上記産業機械部品の選定支援システムは、上記のいずれか1つの産業機械部品の選定支援システムにおいて、上記産業機械部品が油圧機器である。
図1は一般産業の現状および構造改革を説明するための図である。 図2は産業機械部品の選定支援システムの一例としての油圧機器の選定支援システムを含む産業機械部品市場の全体像を示す図である。 図3はハイブリッドチャネルによる営業活動を説明するための図である。 図4はお問合せセンター機能を説明するための図である。 図5は機器選定ナレッジマネジメント装置の全体像を説明するための図である。 図6は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の機器選定フローを説明するための図である。 図7は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の選定フローを説明するための図である。 図8は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の組み合わせ回路の決定を説明するための図である。 図9は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の負荷解析全体フローを説明するための図である。 図10はスーパーユニット・回路仕様選定の基本セットを示す図である。 図11はスーパーユニット・回路仕様選定フローを示す図である。 図12は選定の流れを示す図である。 図13はシリンダ数と制御系統のカウント方法および動作に関する注意事項を示す図である。 図14は1枚目の製品選定シートの書き方を示す図である。 図15は2枚目の製品選定シートの書き方を示す図である。 図16は3枚目の製品選定シートの書き方を示す図である。 図17は4枚目の製品選定シートの書き方を示す図である。 図18は5枚目の製品選定シートの書き方を示す図である。 図19はサイクル線図(記入例)および電磁操作弁の選択を示す図である。 図20はセット購入例を示す図である。 図21は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図である。 図22は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図である。 図23は組立イメージを示す回路図と外形図等の参考図である。 図24は上記油圧機器の選定支援システムの要部の構成を示す構成図である。 図25は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の構成を示す構成図である。 図26は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図27は機器選定ツールのメインメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図28は動作タイプの設定のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図29は負荷解析のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図30はサイクル線図のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図31は構成の確認のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図32はユニット選定のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図33はオプションの設定のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図34は組み立て方の確認のメニューの表示ウィンドウを示す図である。 図35は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の機器選定部により選定された機器で構成が特定されるシリンダが上下方向の油圧システムの構成を示す図である。 図36は上記機器選定ナレッジマネジメント装置の機器選定部により選定された機器で構成が特定されるシリンダが水平方向の油圧システムの構成を示す図である。
符号の説明
11…インターネット端末
12…電話端末
13…FAX端末
14…通販カタログ
10…インターネット
21…ネットワークサーバー
22…機器選定ナレッジマネジメント装置
23…ドキュメント生成装置
24…顧客コンタクト履歴管理装置
25…価格選定装置
26…マニュアル
27…Webカタログ
30…お問合せセンター
31…電話端末
32…FAX端末
33…インターネット端末
34…イントラネット端末
101…インターネット通信部
102…仕様入力部
103…機器選定部
104…アドバイス部
106…回路図出力部
107…外形図出力部
108…納期算定部
109…納期入力部
110…納期判別部
111…価格算定部
112…価格入力部
113…価格判別部
114…受注処理部
115…課金処理部
201…油圧ユニット
202…電磁操作弁
203…パイロットチェック弁
204…フロートコントローラ
205…絞り
206…シリンダ
207…カウンタバランスバルブ
208…絞り
209…フロートコントローラ
210…パイロットチェック弁
211…Tポートチェック弁
212…オイルパン
213…ワーク
301…油圧ユニット
302…Pポートチェック弁
303…電磁操作弁
304…パイロットチェック弁
305…フロートコントローラ
306…絞り
307…シリンダ
308…絞り
309…フロートコントローラ
310…パイロットチェック弁
311…Tポートチェック弁
312…オイルパン
313…ワーク

Claims (8)

  1. 顧客が要求する産業機械システムの仕様に基づいて、上記産業機械システムの構成を特定する複数の産業機械部品を選定する産業機械部品選定部(103)と、
    上記産業機械部品選定部(103)の選定結果に基づいて、上記産業機械システムの回路図または外形図の少なくとも一方をドキュメントとして生成するドキュメント生成部(23)と、
    上記ドキュメント生成部(23)により生成された上記ドキュメントを上記顧客に提示する提示部と
    を備えたことを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  2. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記産業機械部品選定部(103)により選定された上記複数の産業機械部品の納期に基づいて、上記産業機械システムの納期を算定する納期算定部(108)と、
    上記産業機械部品選定部(103)により選定された上記複数の産業機械部品の価格に基づいて、上記産業機械システムの価格を算定する価格算定部(111)と
    を備え、
    上記ドキュメント生成部(23)は、上記納期算定部(108)により算定された納期と上記価格算定部(111)により算定された価格に基づいて、見積書を生成することを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  3. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記産業機械部品選定部(103)は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
    上記ドキュメント生成部(23)は、上記産業機械部品選定部(103)で予め定めた上記産業機械システムに対応する複数の回路図の候補を有し、上記複数の回路図の候補の中から、上記産業機械部品選定部(103)により特定された上記産業機械システムに対応する回路図を選択することを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  4. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記産業機械部品選定部(103)は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
    上記ドキュメント生成部(23)は、上記産業機械部品選定部(103)で予め定めた上記産業機械システムを構成する上記複数の要素に対応する複数の回路図を有し、上記産業機械部品選定部(103)により特定された上記産業機械システムの構成に基づいて、上記複数の要素に対応する複数の回路図を用いて、上記産業機械システムの上記回路図を生成することを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  5. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記産業機械部品選定部(103)は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
    上記ドキュメント生成部(23)は、上記産業機械部品選定部(103)で予め定めた上記産業機械システムに対応する複数の外形図の候補を有し、上記複数の外形図の候補の中から、上記産業機械部品選定部(103)により特定された上記産業機械システムに対応する外形図を選択することを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  6. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記産業機械部品選定部(103)は、上記産業機械システムを構成する複数の要素とその各要素の接続関係を予め定めて、上記仕様に応じた上記産業機械システムの各要素に適合する上記産業機械部品を選定することにより、選定された上記産業機械部品の接続関係を上記各要素の接続関係に対応させて上記産業機械システムの構成を特定し、
    上記ドキュメント生成部(23)は、上記産業機械部品選定部(103)で予め定めた上記産業機械システムを構成する上記複数の要素に対応する複数の外形図を有し、上記産業機械部品選定部(103)により特定された上記産業機械システムの構成に基づいて、上記複数の要素に対応する複数の外形図を用いて、上記産業機械システムの上記外形図を生成することを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  7. 請求項1に記載の産業機械システムのドキュメント装置において、
    上記提示部は、インターネットを介して上記顧客の情報端末と通信を行う通信部(101)であることを特徴とする産業機械システムのドキュメント装置。
  8. 請求項1に記載の産業機械部品のドキュメント装置において、
    上記産業機械システムの上記産業機械部品が、油圧システムを構成する油圧機器であることを特徴とする産業機械部品のドキュメント装置。
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