JP2006268454A - 生産情報提供装置 - Google Patents

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康宏 前西
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Abstract

【課題】 生産情報の提供を活性化する生産情報提供装置を提供する。
【解決手段】 生産情報提供装置100は、例えばA−1工場などの端末装置200から課題を受け付け、例えばA−2工場やB−1工場などの端末装置200からその課題を解決するための内容を含む生産情報を受け付ける通信部101と、通信部101により受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開し、ポイントを支払う例えばA−1工場の端末装置200に対してその生産情報を送信する情報提供制御部102と、A−1工場の端末装置200によって支払われたポイントを、A−2工場やB−1工場の端末装置200に付与するポイント処理部108とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、部品実装機を用いて部品を基板に実装することにより実装基板を生産するための生産情報を提供する生産情報提供装置に関する。
実装機メーカは、部品を基板に実装する部品実装機を生産して、その部品実装機を顧客に納品している。
各顧客は、その納品された部品実装機を用いて部品を基板に実装することで実装基板を生産するが、その部品実装機を取り扱う上での課題に直面することがある。このような課題を解決するために、各顧客は、自ら試行錯誤を行ったり、いわゆる人海戦術を行うことにより解決策(生産情報)をノウハウとして見つける。また、各顧客は、必要に応じて実装機メーカに協力を求めることにより生産情報を取得する。
ここで、同一の会社内で互いに異なる工場が、それぞれ上述の顧客として実装基板を生産している場合がある。一般に、各工場は、自らが苦労して得たノウハウを何の対価もなく安易に他の工場に伝えることを望まない。したがって、課題に直面した工場は、他の工場が同一の会社であっても、他の工場におけるノウハウたる生産情報を容易に得ることができない。その結果、各工場は、それぞれ同一の課題に対する解決策を見つけようと労力を費やしていることがある。
そこで、必要な情報を容易に収集することを目的に、インターネットを使用した情報収集システムが提案されている(例えば特許文献1参照。)。このような情報収集システムでは、情報を要求する者(要求者)に対して、その情報について熟知している者(エキスパート)を紹介する。そして、要求者は、エキスパートに情報を要求する旨のメールをエキスパートに送信し、エキスパートは、その情報を示すメールを要求者に送信する。
特開2002−7277号公報
しかしながら、生産情報について上記特許文献1の技術を適用しても、生産情報の提供が活性化されず、課題に直面した顧客は的確な生産情報を必要とするタイミングで容易に取得することができないという問題がある。
即ち、特許文献1の技術では、情報の提供者(エキスパート)が予め定められているが、生産情報のようなノウハウをだれが所有しているかは、一概に決められないのである。したがって、生産情報のようなノウハウについても同様に、エキスパートを予め定めていても、顧客はそのエキスパートから生産情報を得られない場合がある。また、仮にエキパートが生産情報を所有していても、生産情報が個人のノウハウであるため、エキスパートは他人にその生産情報を提供したがらず、いわゆる個人持ちにしてしまう傾向にある。したがって、課題(対象ワーク)に応じて適切な多くの生産情報が提供されず、生産情報の提供が活性化されないのである。
また、部品実装機を納品した各顧客は共通の課題に直面することがある。このような場合に、上記特許文献1の技術を適用すると、その各顧客はそれぞれ生産情報の提供を特定のエキスパートに要求することとなる。その結果、エキスパートは、それらの要求に対処するために、同一の作業(メールの送信)を繰り返し行わなければならず、過度な負担を強いられる。また、エキスパートは本業務等とは別の業務を兼任するため、つまり、エキスパートへの個々の要求に対するメールの返信といった対処業務を本業務とは別に行うため、エキスパートには大きな負担が課せられる。これにより、エキスパートは、課題に対してできれば関係したくないと考えて、メールの返信に消極的になってしまう。したがって、上述と同様に、生産情報の提供が活性化されないのである。
そこで、本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、生産情報の提供を活性化することで、生産に対する課題を容易に解決することができる生産情報提供装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る生産情報提供装置は、部品実装機により部品を基板に実装するための生産情報を、通信回線を介して提供する生産情報提供装置であって、第1の端末装置から前記通信回線を介して、部品実装に対する課題を受け付ける課題受付手段と、前記課題受付手段により受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開する課題公開手段と、第2の端末装置から前記通信回線を介して、前記課題を解決するための内容を含む前記生産情報を受け付ける生産情報受付手段と、前記通信回線を介してポイントを支払う第3の端末装置に対し、前記生産情報を送信する生産情報送信手段と、前記第3の端末装置によって支払われたポイントを、前記第2の端末装置に付与するポイント処理手段とを備えることを特徴とする。
これにより、課題がウェブページ上に掲載して公開されるため、従来例のように特定の者に対してのみ解決策を求めることなく、通信回線を介して生産情報提供装置に接続された多くの端末装置のユーザに解決策を求めて、それらの端末装置を第2の端末装置として多くの生産情報(解決策)を受け付けることができる。さらに、生産情報を要求する第3の端末装置に対して、その生産情報がポイントと引き換えに送信(提供)され、その生産情報の提供元の第2の端末装置にそのポイントが付与されるため、第2の端末装置のユーザは、新たな課題に直面したときには、そのポイントを用いてその新たな課題に対する生産情報の提供を受けることができる。その結果、各端末装置のユーザは、生産情報の提供を受けたい場合には、自らが他の課題に対する生産情報を提供しておく必要があり、生産情報の提供を活性化することができる。そして、その活性化によって、生産に対する課題を容易に解決することができる。また、第3の端末装置が第1の端末装置と同一の場合には、課題を提起した第1の端末装置のユーザが生産情報の提供を受けることができ、第3の端末装置が第1の端末装置と異なる場合には、第3の端末装置のユーザが、課題を提起していなくてもポイントを支払うことで生産情報の提供を受けることができる。
また、前記生産情報受付手段は、さらに、前記生産情報の提供範囲を受け付け、前記生産情報提供装置は、さらに、前記第3の端末装置が前記提供範囲に属するか否かを判別する提供判別手段を備え、前記生産情報送信手段は、前記提供判別手段によって前記第3の端末装置が前記提供範囲に属すると判別された場合に、前記生産情報を送信することを特徴としてもよい。例えば、前記生産情報送信手段は、前記提供範囲に属する端末装置に対して、前記生産情報の示す内容をウェブページ上に掲載することで前記生産情報を送信する。
これにより、生産情報受付手段で受け付けられた提供範囲に属する端末装置に対してのみ生産情報が送信されるため、例えば、その提供範囲をA社に属する端末装置としておけば、A社以外の会社に属する端末装置にはその生産情報が送信されないため、A社の独自のノウハウが他社に知られてしまうのを防ぐことができ、A社の中で生産情報の提供を活性化させることができる。
また、前記生産情報提供装置は、さらに、前記課題公開手段によって公開された課題へのアクセス、及び前記ポイント処理手段によって扱われたポイントのうち、少なくとも1つに基づいて、前記課題に対する解決の重要度を判別する解決重要度判別手段を備えることを特徴としてもよい。例えば、前記解決重要度判別手段は、前記課題へのアクセスの数と前記ポイントの数とを用いて算出される値が所定の閾値を超える場合に、前記課題に対する解決の重要度が高いと判別する。
例えば、ある課題に対してアクセスが集中するような場合、その課題は多くの端末装置のユーザが直面している課題であって、また、課題に対する生産情報がポイントと引き換えに送信された場合、そのポイントはその生産情報の価値に相当する。したがって、そのようなアクセスやポイントに基づいて、その課題に対する解決の重要度が判別されることによって、例えば、部品実装機の製造販売や保守点検を行う実装機メーカは、その判別結果から、どのような課題に対する解決が重要であるかを容易に把握することができ、今後の開発項目を的確に決定することができる。
また、前記生産情報受付手段は、さらに、前記生産情報の送信に対して支払われるべきポイントの値を受け付け、前記ポイント処理手段は、前記生産情報受付手段で受け付けられたポイントの値だけ前記第3の端末装置がポイントを支払ったときに、前記ポイントの値を前記第2の端末装置に付与することを特徴としてもよい。
これにより、ポイントの値が生産情報受付手段で受け付けられて、生産情報の提供を受けるためにはその値だけポイントを要するため、例えば、第2の端末装置は、生産情報の提供に対してポイントの値を自由に設定することができ、その値のポイントを生産情報の提供の対価として受け取ることができる。
また、前記ポイント処理手段は、さらに、前記生産情報受付手段に生産情報が受け付けられてから、前記生産情報が送信されることなく所定期間経過したときには、前記生産情報受付手段により受け付けられたポイントの値を減少させることを特徴としてもよい。
これにより、生産情報の送信に対して支払われるべきポイントの値が高く設定されたために、その生産情報の提供が行われていない状況であっても、所定期間経過したときには、そのポイントの値が減少するため、その生産情報の提供を容易とすることができる。
また、前記ポイント処理手段は、さらに、前記第3の端末装置から通信回線を介して、部品実装機が購入されたことを受け付けたときに、前記第3の端末装置に対して所定の値のポイントを初期値として付与することを特徴としてもよい。
これにより、第3の端末装置のユーザが部品実装機を購入し、その第3の端末装置からその購入をポイント処理手段に通知したときには、その第3の端末装置に対してポイントが付与されるため、部品実装機の購入当初であってもそのポイントを用いて容易に生産情報の提供を受けることができる。
なお、本発明は、このような生産情報提供装置として実現することができるだけでなく、その装置を含むシステムや、方法、プログラム、そのプログラムを格納する記憶媒体としても実現することができる。
本発明の生産情報提供装置は、生産情報の提供を活性化することで、生産に対する課題を容易に解決することができるという作用効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態における生産情報提供システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における生産情報提供システムの構成図である。
生産情報提供システムは、クライアントサーバシステムとして構成されており、生産情報の提供を活性化する生産情報提供装置100と、その生産情報提供装置100にインターネットを介して接続された端末装置200とを備えている。ここで、生産情報とは、部品実装機300により部品を基板に実装するためのノウハウたる情報(生産支援情報)であって、特に、部品実装についての課題に対する解決策を示す情報である。
各端末装置200は、例えば、部品実装機300を用いることにより部品を基板に実装して実装基板を生産する実装機ユーザに所有されている。ここで、実装機ユーザは、部品実装機300を販売する実装機メーカの顧客であって、例えばA社のA−1工場や、A−2工場、B社のB−1工場、それらの従業者などである。また、A社のA−1工場及びA−2工場は、1つの顧客グループを構成し、B社のB−1工場及びB−2工場(図示せず)なども1つの顧客グループを構成している。
このような各端末装置200は、例えばパーソナルコンピュータなどによってクライアントとして構成されており、実装機ユーザによる操作に応じて、課題を生産情報提供装置100に送信したり、生産情報提供装置100によって公開(送信)される、その課題に対する生産情報を解決策として表示する。
生産情報提供装置100は、例えば、部品実装機300を製造販売、保守、及び点検する実装機メーカに所有されている。
このような生産情報提供装置100は、サーバとして構成されており、部品実装における課題や、その課題に対する解決策(生産情報)を各端末装置200から収集し、その収集された課題及び解決策をウェブページ上で掲載して公開する。また、生産情報提供装置100は、端末装置200に解決策を表示させると、その表示を行った端末装置200を所有する実装機ユーザから、その解決策の閲覧に対する対価としてポイントを徴収し、解決策を提供した端末装置200を所有する実装機ユーザに対して、その徴収したポイントを付与する。さらに、生産情報提供装置100は、課題に対する各端末装置200からのアクセス数や、解決策の閲覧に支払われたポイント(支払ポイント)に応じて、部品実装機300に対する開発項目を決定し、その開発項目を実装機メーカの従業者に提示する。また、本実施の形態における生産情報提供装置100は、生産情報の公開範囲(提供範囲)、つまり解決策の閲覧可能な端末装置200の範囲を制限することができる。
例えば、この生産情報提供システムでは、A社のA−1工場において、部品実装機300を用いた部品実装ついての課題が発生すると、その従業者は、その工場の端末装置200を用いて生産情報提供装置100にアクセスしてその課題を書き込む。生産情報提供装置100は、ウェブページ上にこの課題を掲載して公開する。その結果、A社のA−2工場やB社のB−1工場の従業者は、その工場の端末装置200を用いて生産情報提供装置100にアクセスすると、そのA−1工場の課題を閲覧することができる。そこで、A−2工場やB−1工場の従業者は、その課題に対する解決策を知っていれば、その工場の端末装置200を用いて生産情報提供装置100にアクセスしてその解決策S1,S2を書き込む。生産情報提供装置100は、ウェブページ上にこの課題に対する解決策S1,S2を掲載し、ポイントの支払を条件に公開する。その結果、A−1工場の従業者は、その工場の端末装置200を用いてポイントを支払って、その解決策S1,S2を端末装置200に表示させる。これにより、そのA−1工場の従業者は、その解決策S1,S2を閲覧して課題を解決することができる。また、A−1工場によって支払われたポイントは、A−2工場やB−1工場に付与され、A−2工場やB−1工場はその付与されたポイントを用いて他の課題の解決策などを閲覧することができる。
図2は、生産情報提供装置100の構成を示す構成図である。
生産情報提供装置100は、通信部101と、情報提供制御部102と、課題解決登録部103と、顧客登録部105と、課題解決データベース104と、顧客データベース106と、認証部107と、ポイント処理部108と、開発項目決定部109と、表示部110とを備える。
通信部101は、各端末装置200とインターネットを介して通信し、各端末装置200と情報提供制御部102との間のインターフェースを図る。また、このような通信部101は、課題を受け付ける課題受付手段、及び生産情報を受け付ける生産情報受付手段として機能する。
認証部107は、提供範囲判別手段として構成され、端末装置200から送信されたグループID及びパスワードにより、その端末装置200が生産情報の公開範囲(提供範囲)に属するか否か、つまり、その端末装置200を所有する顧客が解決策を閲覧することが可能か否かを判別する。
課題解決登録部103は、各端末装置200から通信部101に受け付けられた課題や解決策を課題解決データベース104に登録する。
課題解決データベース104は、課題とその解決策の内容などを示す課題解決データ104aを格納している。
顧客登録部105は、各端末装置200から通信部101に受け付けられた、又は生産情報提供装置100の具備するキーボードなど(図示せず)によって入力された顧客に関する情報を顧客データベース106に登録する。
顧客データベース106は、上述のグループIDなどの各顧客の情報を示す顧客データ106aと、顧客ごとに課題に対するアクセス数などの閲覧結果を示す閲覧データ106bとを格納している。
ポイント処理部108は、生産情報の送信状況に応じて、つまり解決策の閲覧状況に応じて、各顧客に対するポイントの増減についての処理を行う。即ち、ポイント処理部108は、生産情報の提供を求める顧客からポイントを取得して、生産情報の提供元の顧客にそのポイントを付与する。
開発項目決定部109は、解決重要度判別手段として構成されている。即ち、この開発項目決定部109は、顧客データベース106の閲覧データ106bを参照することにより、課題に対する解決の重要度を判別して、実装機メーカが今後開発すべき項目を決定する。
表示部110は、例えば、液晶ディスプレイなどにより構成され、開発項目決定部109によって決定された項目を表示したり、課題解決データ104aや、顧客データ106a、閲覧データ106bなどを表示する。
情報提供制御部102は、各端末装置200から通信部101に受け付けられた情報に基づいて、上記各構成要素を制御する。ここで、この情報提供制御部102は、通信部101により受け付けられた課題をウェブページ上に掲載して公開する課題公開手段、及び生産情報を通信部101を介して送信する生産情報送信手段として機能する。
図3は、課題解決データ104aの内容を示す図である。
課題解決データ104aは、課題のカテゴリごとに、課題の内容などが格納される課題欄と、解決策の内容などが格納される解決策欄とから構成されている。
課題欄は、各課題に対して付与される課題番号が格納される番号欄A1と、その課題のタイトルが格納されるタイトル欄A2と、その課題が入力された日(入力日)が格納される入力日欄A3と、その課題を入力した者(入力者)が格納される入力者欄A4と、その課題の内容が格納される内容欄A5とから構成されている。
例えば、課題解決データ104aのカテゴリ「持ち帰り」において、番号欄A1には課題番号「No.1」が格納され、タイトル欄A2にはタイトル「P1部品の持ち帰り」が格納され、入力日欄A3には入力日「2005/3/1」が格納され、内容欄A5には内容「M1実装機でP1部品を持ち帰って…」が格納される。なお「持ち帰り」という事象は、部品実装機300のヘッドが部品を吸着位置で吸着して基板に装着するときに、部品がはんだ等によってヘッドに付着された状態で基板に実装されず、ヘッドがその部品を吸着位置まで持ち帰ってしまう事象をいう。また、課題解決データ104aのカテゴリには例えば「Rohs対応」や「狭隣接」などがある。「Rohs対応」とは、EU(欧州連合)に加盟する15カ国で発効した、電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令(RoHS指令)への対応を意味する。そして「狭隣接」とは、部品と部品との間を狭くして各部品を高密度で基板に実装する技術のことをいう。
解決策欄は、課題ごとに各解決策に対して付与される解決策番号が格納される番号欄B1と、その解決策を提供する者(提供者)が格納される提供者欄B2と、その解決策の内容が格納される内容欄B3と、その解決策の公開範囲(提供範囲)が格納される公開範囲欄B4と、その解決策の表示に必要とされるポイントが格納されるポイント欄B5とから構成されている。
例えば、課題解決データ104aのタイトル「P1部品の持ち帰り」の課題に対して、番号欄B1には解決策番号「No.S1」が格納され、提供者欄B2には提供者「A社 A−2工場」が格納され、内容欄B3には内容「P1部品に対して…。」が格納され、公開範囲欄B4には公開範囲「A社」が格納され、ポイント欄B5にはポイント「100」が格納されている。
このような課題解決データ104aの課題欄に格納される情報は、課題に直面した顧客が端末装置200を操作して入力された情報であって、解決策欄に格納されるポイントなどの情報は、解決策を知っている顧客が端末装置200を操作して入力された情報である。
図4は、閲覧データ106bの内容を示す図である。
閲覧データ106bは、課題のカテゴリが格納されるカテゴリ欄C1と、その課題のタイトルが格納されるタイトル欄C2と、その課題や解決策に対してアクセス等された結果が格納される結果欄C3とから構成されている。ここで、結果欄C3には、その課題に対する解決策の閲覧が試みられた回数(アクセス数)と、その課題に対する解決策を閲覧することによって支払われたポイント(支払ポイント)とが、顧客ごとに示される。
例えば、カテゴリ欄C1にはカテゴリ「持ち帰り」が格納され、タイトル欄C2には、そのカテゴリに属する課題のタイトル「P1部品の持ち帰り」や「P2部品の持ち帰り」などが格納される。そして、結果欄C3には、タイトル「P1部品の持ち帰り」の課題に対する顧客「A社 A−1工場」のアクセス数及び支払ポイントとして「254/12000」が格納されている。この「254/12000」は、A社のA−1工場の複数の従業者が端末装置200を操作することにより、タイトル「P1部品の持ち帰り」の課題に対する解決策の閲覧の試みを254回だけ行い、実際に閲覧することによって12000ポイントを支払ったことを示す。なお、解決策の閲覧の試みとは、後述する解決策一覧画面(図11参照)を表示させることをいう。
図5は、顧客データ106aの内容を示す図である。
顧客データ106aは、実装機ユーザたる顧客の名称が格納される顧客欄D1と、その顧客に対して設定されたポイントの倍率が格納される倍率欄D2と、その顧客に対して付与されたポイントの累積結果(累積ポイント)が格納される累積ポイント欄D3と、その顧客の属する顧客グループを識別するためのグループIDが格納されるID欄D4と、その顧客グループに対して設定されたパスワードが格納されるパスワード欄D5とから構成される。ここで、倍率欄D2に格納される倍率は、顧客に対する重み付けを示し、重要な顧客ほど大きな値に設定される。
例えば、顧客欄D1には顧客の名称「A社 A−1工場」が格納され、倍率欄D2にはその顧客に対して設定された倍率「10」が格納され、累積ポイント欄D3にはその顧客の累積ポイント「59420」が格納され、ID欄にはその顧客の属する顧客グループのグループID「ID123」が格納され、パスワード欄D5にはその顧客グループのパスワード「X4321」が格納されている。即ち、この顧客データ106aは、A社のA−1工場が59420ポイント分の解決策(生産情報)を閲覧することができるとともに、例えば生産情報の公開範囲がA社のみに制限されている場合に、グループID「ID123」及びパスワード「X4321」を用いてその解決策(生産情報)を閲覧することができることを示す。また、この顧客データ106aによって示されるA−1工場の倍率「10」は、このA−1工場によって閲覧された生産情報(又は課題)の価値は、通常の10倍に値することを意味する。
なお、図5に示すように、顧客のC社、D社、及びE社は、1つの顧客グループとしてC社連合を結成している。即ち、これらの会社は、事前に情報の交流を互いに許可しており、例えばC社が代表して申請することによって顧客データ106aに登録される。
また、累積ポイント欄D3には、例えば顧客が部品実装機300を実装機メーカから購入したときに、その部品実装機300の価格や機能などに応じたポイントが初期の累積ポイントとして格納される。即ち、ポイント処理部108は、通信部101及び情報提供制御部102を介して端末装置200から、部品実装機300が購入されたことを受け付けて、その端末装置200(顧客)に対して適切なポイントを初期値として付与する。これにより、初めて部品実装機300を購入した顧客であっても、その初期の累積ポイント分だけ解決策を閲覧することができる。
ここで、情報提供制御部102の詳細な動作について説明する。
情報提供制御部102は、端末装置200から通信部101を介してアクセスされると、顧客の要求を選別するためのメイン選択画面に関する情報をその端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、そのメイン選択画面が表示される。
図6は、メイン選択画面の一例を示す図である。
このメイン選択画面には、「課題に対する解決策を閲覧 こちらを選択」というメッセージと、そのメッセージに対応するボタンba1と、「課題のみの閲覧/課題の入力/解決策の入力 こちらを選択」というメッセージと、そのメッセージに対応するボタンba2とが表示される。
端末装置200は、ボタンba1が選択されると、「課題に対する解決策を閲覧」が選択されたことを情報提供制御部102に通知し、ボタンba2が選択されると、「課題のみの閲覧/…」が選択されたことを情報提供制御部102に通知する。
情報提供制御部102は、「課題に対する解決策を閲覧」が選択された旨の通知を受けると、解決策の公開範囲を選択するための公開範囲選択画面に関する情報をその端末装置200に送信する。これにより、その端末装置200には、公開範囲選択画面が表示される。また、情報提供制御部102は、「課題のみの閲覧/…」が選択された旨の通知を受けると、後述する課題画面(B)(図13参照)に関する情報をその端末装置200に送信する。これにより、その端末装置200には課題画面(B)が表示される。
図7は、公開範囲選択画面の一例を示す図である。
この公開範囲選択画面には、公開範囲が制限されていない解決策を閲覧するためのボタンbb1と、A社に対してのみ公開されている解決策を閲覧するためのボタンbb2と、B社に対してのみ公開されている解決策を閲覧するためのボタンbb3と、C社連合に対してのみ公開されている解決策を閲覧するためのボタンbb4とが表示される。
端末装置200は、ボタンbb1が選択されると、公開範囲として「全公開」が選択されたことを情報提供制御部102に通知し、ボタンbb2が選択されると、公開範囲として「A社」が選択されたことを情報提供制御部102に通知し、ボタンbb3が選択されると、公開範囲として「B社」が選択されたことを情報提供制御部102に通知し、ボタンbb4が選択されると、公開範囲として「C社連合」が選択されたことを情報提供制御部102に通知する。
情報提供制御部102は、「A社」、「B社」又は「C社連合」が選択された旨の通知を受けると、グループID及びパスワードを受け付けるためのID入力画面に関する情報をその端末装置200に送信する。これにより、その端末装置200には、ID入力画面が表示される。また、情報提供制御部102は、「全公開」が選択された旨の通知を受けると、課題のカテゴリを受け付けるためのカテゴリ選択画面に関する情報をその端末装置200に送信する。これにより、その端末装置200にはカテゴリ選択画面が表示される。
図8は、ID入力画面の一例を示す図である。
このID入力画面には、グループIDを入力するためのボックスBx1と、パスワードを入力するためのボックスBx2と、「認証」と記されたボタンbc1とが表示される。
端末装置200において、ボックスBx1にグループIDが入力され、ボックスBx2にパスワードが入力された状態で、ボタンbc1が選択されると、端末装置200は、そのボックスBx1,Bx2に入力されたグループID及びパスワードを情報提供制御部102に通知する。
情報提供制御部102は、グループID及びパスワードを受けると、公開範囲選択画面で選択された公開範囲と、そのグループID及びパスワードとを認証部107に出力する。そして情報提供制御部102は、グループID及びパスワードの送信元である端末装置200を所有する顧客が、その公開範囲における解決策の閲覧が可能な者であるか否かを認証部107に認証させる。情報提供制御部102は、閲覧可能な者であると認証されたときには、上述のカテゴリ選択画面に関する情報をその端末装置200に送信し、閲覧可能な者ではないと認証されたときには、解決策の閲覧処理を停止させる。
認証部107は、顧客データベース106の顧客データ106aを参照して、選択された公開範囲と関連付けら得たグループID及びパスワードと、情報提供制御部102から取得したグループID及びパスワードとを照合する。認証部107は、それらのグループID及びパスワードが一致するときには、そのグループID及びパスワードの送信元である端末装置200を所有する顧客が、その公開範囲において解決策の閲覧が可能な者であると判断し、その結果を情報提供制御部102に通知する。一方、認証部107は、それらのグループID及びパスワードが一致しないときには、そのグループID及びパスワードの送信元である端末装置200を所有する顧客が、その公開範囲における解決策の閲覧が不可能な者であると判断し、その結果を情報提供制御部102に通知する。
図9は、カテゴリ選択画面の一例を示す図である。
このカテゴリ選択画面には、カテゴリとして「M1実装機」を選択するためのボタンbd1と、カテゴリとして「M2実装機」を選択するためのボタンbd2と、カテゴリとして「M3挿入機」を選択するためのボタンbd3と、カテゴリとして「M4実装機」を選択するためのボタンbd4とが表示される。さらに、このカテゴリ選択画面には、カテゴリとして「狭隣接」を選択するためのボタンbd5と、カテゴリとして「持ち帰り」を選択するためのボタンbd6と、カテゴリとして「Rohs対応」を選択するためのボタンbd7とが表示される。
端末装置200は、ボタンbd1〜bd7の何れか1つのボタンが選択されると、そのボタンに関連付けられたカテゴリを情報提供制御部102に通知する。
情報提供制御部102は、カテゴリの通知を受けると、課題解決データ104aを参照して、そのカテゴリに属する課題を示す課題画面(A)に関する情報を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、その課題画面(A)が表示される。
図10は、課題画面(A)の一例を示す図である。
課題画面(A)には、カテゴリごとに1つ又は複数の課題が表示される。また、各課題には、課題番号と、タイトルや入力者と、その課題に対する解決策の数と、解決策の一覧を表示するためのボタンbe1とがそれぞれ関連付けて表示される。
例えば、カテゴリ選択画面においてカテゴリ「持ち帰り」が選択されると、情報提供制御部102は、課題解決データ104aのカテゴリ「持ち帰り」に属する課題が先頭に表示されるような課題画面(A)の情報を送信する。その結果、図10に示すように、端末装置200に表示される課題画面(A)の先頭には、カテゴリ「持ち帰り」に属する課題番号「No.1」の課題が配置される。
ここで、図3の課題解決データ104aは、その課題番号「No.1」の課題に対する解決策S1の公開範囲が「A社」であることと、その課題に対する解決策S2の公開範囲が「全公開」であることと、その課題に対する解決策S3の公開範囲が「C社連合」であることとを示している。したがって、情報提供制御部102は、公開範囲選択画面において公開範囲「A社」が選択されたときには、カテゴリ「持ち帰り」の課題番号「No.1」の課題に対して公開されるべき解決策の数が、解決策S1と解決策S2の2つであると判別し、その結果が含まれるように課題画面(A)の情報を送信する。その結果、図10の課題画面(A)に示すように、カテゴリ「持ち帰り」の課題番号「No.1」の課題には2件の解決策があることが表示される。
端末装置200は、ボタンbe1が選択されると、そのボタンbe1に対応する課題の解決策一覧を表示するように情報提供制御部102に要求する。
ここで、情報提供制御部102は、その要求を受けると、先にID入力画面を用いて受け付けたグループIDと顧客データ106aとに基づいて、その要求元の顧客グループを特定する。そして例えば、特定した顧客グループが「A社」である場合には、情報提供制御部102は、顧客登録部105に対して、その課題に対する「A社」のアクセス数が1だけ増加するように、閲覧データ106bのアクセス数を更新させる。また、例えば、公開範囲選択画面において公開範囲「全公開」が選択されたことにより、情報提供制御部102がID入力画面を用いてグループIDを予め取得していなかった場合には、情報提供制御部102は、端末装置200から解決策一覧の表示の要求を受け付けたときに、端末装置200からグループIDを取得して、上述のような顧客グループの特定を行う。
そして情報提供制御部102は、閲覧データ106bの更新されたアクセス数と課題解決データ104aとを参照し、選択されたボタンbe1の課題に対する解決策一覧を示す解決策一覧画面に関する情報を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、その解決策一覧画面が表示される。
図11は、解決策一覧画面の一例を示す図である。
解決策一覧画面には、課題などと、アクセス数と、その課題に対する解決策の概要と、その解決策の詳細を表示させるための「解決策…」と記されたボタンbf1とが表示される。
例えば、課題画面(A)においてカテゴリ「持ち帰り」の課題番号「No.1」の課題についてのボタンbe1が選択された場合、課題として「M1実装機でP1部品を持ち帰って…」が表示され、アクセス数として「255」が表示される。さらに、解決策の概要として、提供者「A社 A−2工場」が見出し「P1部品に対して…」という「解決策S1」をポイント「100」で閲覧可能にしていることと、提供者「B社 B−1工場」が見出し「実装の条件が…」という「解決策S2」をポイント「50」で閲覧可能にしていることとが表示される。
端末装置200は、ボタンbf1が選択されると、そのボタンbf1に関連付けられた解決策の表示を情報提供制御部102に要求する。
情報提供制御部102は、その要求を受けると、解決策の表示に必要とされるポイントと、そのポイントを支払うべき顧客と、ポイントを受け取るべき顧客とをポイント処理部108に通知し、そのポイント処理部108に対してポイント処理を実行させる。即ち、情報提供制御部102は、課題解決データ104aを参照することで、解決策の表示に必要とされるポイント、及びポイントを受け取るべき顧客を特定する。さらに、情報提供制御部102は、解決策の表示を要求する端末装置200から顧客の識別情報を取得することで、ポイントを支払うべき顧客を特定する。そして、情報提供制御部102は、上述のように特定したポイント及び両顧客をポイント処理部108に通知する。
ポイント処理部108は、情報提供制御部102から通知された、解決策の表示に必要とされるポイントと、ポイントを支払うべき顧客と、ポイントを受け取るべき顧客とを用いて、顧客登録部105に対して、顧客データ106a及び閲覧データ106bを更新させる。即ち、ポイント処理部108は、顧客データ106aにおいて、ポイントを支払うべき顧客の累積ポイントから、解決策の表示に必要とされるポイントを減算し、ポイントを受け取るべき顧客の累積ポイントに対して、解決策の表示に必要とされるポイントを加算させる。このようなポイント処理部108の顧客データ106aに対するポイントの減算及び加算によって、ポイントを支払うべき顧客の端末装置200からポイントが支払われ、ポイントを受けるべき顧客の端末装置200に対してそのポイントが付与されることとなる。さらに、ポイント処理部108は、閲覧データ106bにおいて、ポイントを支払うべき顧客の支払ポイントに対して、解決策の表示に必要とされるポイントを加算させる。
さらに、情報提供制御部102は、解決策の表示の要求を受け付けると、課題解決データ104aを参照して、その解決策の内容を表示する解決策画面に関する情報を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、その解決策画面が表示される。
図12は、解決策画面の一例を示す図である。
解決策画面には、課題などと、その課題に対する解決策の詳細と、ポイントが支払われた旨とが表示される。
例えば、図11に示す解決策一覧画面において、解決策S1のボタンbf1が選択された場合には、図12に示すように、解決策S1「P1部品に対して適切なノズルが…」と「100ポイントが支払われました。」とが表示される。
このように、本実施の形態では、生産情報を要求する端末装置200に対して、その生産情報がポイントと引き換えに送信され、その生産情報の提供元の端末装置200にそのポイントが付与されるため、提供元の端末装置200の顧客は、新たな課題に直面したときには、そのポイントを用いてその新たな課題に対する生産情報の提供を受けることができる。その結果、各端末装置200の顧客は、生産情報の提供を受けたい場合には、自らが他の課題に対する生産情報を提供しておく必要があり、生産情報の提供を活性化することができる。
また、課題解決データ104aに登録された公開範囲に属する端末装置200に対してのみ生産情報が送信(公開)されるため、例えば、その公開範囲を「A社」にしておけば、A社以外の会社(顧客グループ)に属する端末装置200にはその生産情報が公開されないため、A社の独自のノウハウが他社に知られてしまうのを防ぐことができ、A社の中で生産情報の提供を活性化させることができる。
ここで、上述のように、図6に示すメイン選択画面においてボタンba2が選択されると、端末装置200には課題画面(B)が表示される。
図13は、課題画面(B)の一例を示す図である。
課題画面(B)には、図10の課題画面(A)と同様に、カテゴリごとに1つ又は複数の課題が表示される。また、各課題には、課題番号と、タイトルや入力者と、その課題に対する解決策を入力するためのボタンbg1とがそれぞれ関連付けて表示される。また、各カテゴリには、そのカテゴリに属する新たな課題を追加するためのボタンbh1が関連付けて表示される。
端末装置200は、ボタンbh1が選択されると、そのボタンbh1に関連付けられたカテゴリの課題の追加を情報提供制御部102に要求する。
情報提供制御部102は、その要求を受け付けると、そのカテゴリの課題を追加するための課題入力画面に関する情報を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、その課題入力画面が表示される。
図14は、課題入力画面の一例を示す図である。
課題入力画面には、課題のカテゴリを入力するためのボックスBy1と、課題の入力者を入力するためのボックスBy2と、課題のタイトルを入力するためのボックスBy3と、課題の内容を入力するためのボックスBy4と、課題番号と、上記各ボックスに入力された内容を確定させるためのボタンbi1とが表示される。
例えば、図13に示す課題画面(B)において、カテゴリ「持ち帰り」に関連付けられたボタンbh1が選択された場合には、図14に示すように、ボックスBy1には、予め「持ち帰り」と表示され、課題番号として例えば「No.15」が自動的に表示される。
このような課題入力画面が表示された端末装置200の顧客は、例えば、ボックスBy2に入力者「A社」を入力し、ボックスBy3にタイトル「持ち帰りの回避」を入力し、ボックスBy4に課題「持ち帰りを回避するためには…」を入力する。このように入力された状態でボタンbi1が選択されると、端末装置200は、その入力された内容を情報提供制御部102に送信する。
情報提供制御部102は、課題入力画面で入力された内容を端末装置200から取得すると、課題解決登録部103に対して、その内容を課題解決データベース104に登録させる。その結果、課題「持ち帰りを回避するためには…」やタイトル「持ち帰りの回避」、課題番号「No.15」などの各内容が登録される。
ここで、図13に示す課題画面(B)においてボタンbg1が選択されると、端末装置200は、そのボタンbg1に関連付けられた課題に対する解決策の入力を情報提供制御部102に要求する。
情報提供制御部102は、その要求を受け付けると、その解決策を入力するための解決策入力画面に関する情報を端末装置200に送信する。これにより、端末装置200には、その解決策入力画面が表示される。
図15は、解決策入力画面の一例を示す図である。
解決策入力画面には、課題画面(B)において選択されたボタンbg1に関連付けられた課題と、解決策を入力するためのボックスBz1と、その解決策の表示に必要とされるポイントを入力するためのボックスBz2と、その解決策を提供する提供者(提供者名)を入力するためのボックスBz3と、その解決策の公開範囲を入力するためのボックスBz4と、上記各ボックスに入力された内容を確定させるためのボタンbj1とが表示される。ここで、ボックスBz4には、例えばプルダウンメニューにより何れかの公開範囲が入力される。
このような解決策入力画面が表示された端末装置200の顧客は、例えば、ボックスBz1に解決策「部品の持ち帰りを防ぐためには、まず…」を入力し、ボックスBz2にポイント「100」を入力し、ボックスBy4に公開範囲「A社」を入力する。このように入力された状態でボタンbj1が選択されると、端末装置200は、その入力された内容を情報提供制御部102に送信する。
情報提供制御部102は、解決策入力画面で入力された内容を端末装置200から取得すると、課題解決登録部103に対して、その内容を課題解決データベース104に登録させる。その結果、解決策「部品の持ち帰りを防ぐためには、まず…」やポイント「100」、公開範囲「A社」などの各内容が登録される。
このように、本実施の形態では、課題がウェブページ上に掲載して公開されるため、従来例のように特定の者に対してのみ解決策を求めることなく、インターネットを介して生産情報提供装置100に接続された多くの端末装置200の顧客に解決策を求めて、それらの端末装置200から多くの生産情報(解決策)を受け付けることができる。
図16は、情報提供制御部102の動作を示すフロー図である。
まず、情報提供制御部102は、解決策の閲覧か否かを判別し(ステップS200)、解決策の閲覧と判別したときには(ステップS200のY)、その解決策の公開範囲を受け付け(ステップS202)、解決策の閲覧でないと判別したときには(ステップS200のN)、課題のカテゴリを受け付ける(ステップS214)。
情報提供制御部102は、ステップS202で公開範囲(「全公開」以外の公開範囲)を受け付けると、さらに、グループIDとパスワードを受け付け(ステップS204)、その受け付けたグループIDとパスワードを用いた認証を認証部107に実行させる(ステップS206)。認証部107による認証の結果、受け付けた公開範囲において解決策を閲覧することができないと判別されたときには(ステップS206のN)、情報提供制御部102はステップS200からの動作を繰り返し実行し、閲覧することができると判別されたときには(ステップS206のY)、課題のカテゴリを受け付ける(ステップS208)。なお、ステップS202で公開範囲として「全公開」が選択されたときには、情報提供制御部102は、ステップS204及びステップS206を省略して課題のカテゴリを受け付ける。
ステップS208で課題のカテゴリを受け付けると、情報提供制御部102は、課題及び解決策を端末装置200に表示させ(ステップS210)、ポイントの処理をポイント処理部108に実行させる(ステップS212)。なお、情報制御部102は、ステップS212をステップS210より先に実行してもよい。
また、情報提供制御部102は、ステップS214でカテゴリを受け付けると、そのカテゴリに属する課題を端末装置200に表示させる(ステップS216)。
そして、情報提供制御部102は、課題の追加が要求されたか否かを判別する(ステップS218)。課題の追加が要求されたと判別したときには(ステップS218のY)、情報提供制御部102は、その追加される課題を受け付けて(ステップS220)、課題解決登録部103に対して、その課題を課題解決データベース104に登録させる(ステップS222)。一方、課題の追加が要求されていないと判別したときには(ステップS218のN)、情報提供制御部102は、さらに、解決策の入力が要求されたか否かを判別する(ステップS224)。
ステップS224で解決策の入力が要求されたと判別したときには(ステップS224のY)、情報提供制御部102は、その解決策を受け付けて(ステップS226)、課題解決登録部103に対して、その解決策を課題解決データベース104に登録させる(ステップS228)。一方、ステップS224で解決策の入力が要求されていないと判別したときには(ステップS224のN)、情報提供制御部102は、ステップS200からの処理を繰り返し実行する。
ここで、開発項目決定部109について図17を用いて詳細に説明する。
開発項目決定部109は、課題及顧客ごとにそれぞれ開発評価値を算出し、ある課題及びある顧客について開発評価値が所定の閾値を超えると、その顧客に対して、その課題に対する解決の重要度は高いと判別する。
図17は、開発項目決定部109の動作を示すフロー図である。 まず、開発項目決定部109は、閲覧データ106bを参照して、例えば先頭から順に課題を選択するとともに(ステップS100)、顧客を選択する(ステップS102)。
次に、開発項目決定部109は、顧客データ106aを参照して、その選択した顧客の倍率を特定し(ステップS104)、閲覧データ106bを参照して、その選択した顧客の課題に対するアクセス数と支払ポイントを特定する(ステップS106)。
そして、開発項目決定部109は、開発評価値=(アクセス数×係数K)+(支払ポイント×倍率)を算出する(ステップS108)。ここで係数Kとは、開発評価値に対してアクセス数をどれだけ反映させるかを示す係数である。例えば、閲覧データ106bを参照して、ステップS100でタイトル「P1部品の持ち帰り」の課題が選択され、且つステップS102でA社のA−1工場が顧客として選択され、係数K=1.0とした場合、開発評価値=(254×1.0)+(12000×10)(=120254)が算出される。
開発項目決定部109は、その算出した開発評価値が所定の閾値よりも大きいか否かを判別する(ステップS110)。
ここで、開発項目決定部109は、閾値よりも大きいと判別したときには(ステップS110のY)、ステップS100で選択された課題を開発項目に決定する(ステップS112)。例えば、上述のように算出された開発評価値が120254であって閾値が120000である場合、開発項目決定部109は、タイトル「P1部品の持ち帰り」の課題に対する解決の重要度が高いと判別し、その「P1部品の持ち帰り」を防ぐことを開発項目に決定する。そして、開発項目決定部109は、その決定された開発項目と、直前のステップS102で選択された顧客の名称とを表示部110に表示させる。
一方、開発項目決定部109は、開発評価値が閾値以下である判別したときには(ステップS110のN)、閲覧データ106bを参照して、次の顧客があるか否かを判別する(ステップS114)。そして、次の顧客があると判別したときには(ステップS114のY)、開発項目決定部109はステップS102からの動作を繰り返し実行し、次の顧客がないと判別したときには(ステップS114のN)、開発項目決定部109はさらに、閲覧データ106bを参照して、次の課題があるか否かを判別する(ステップS116)。そして、次の課題があると判別したときには(ステップS116のY)、開発項目決定部109はステップS100からの動作を繰り返し実行し、次の課題がないと判別したときには(ステップS116のN)、開発項目決定部109は処理を終了する。
このように、本実施の形態では、各課題に対して、アクセス数と支払ポイントを用いて開発評価値を算出して閾値と比較することにより、その課題の解決の重要度が判別されるため、実装機メーカは、どのような課題の解決に対して開発を行えばよいかを容易に知ることができる。また、顧客ごとに課題の解決の重要度が判別されて、決定された開発項目に対する顧客が表示部110に表示されるため、実装機メーカは、その顧客をターゲットにして開発を進めることができる。即ち、実装機メーカは、その顧客(又は、その顧客の業界)に絞って次期部品実装機や、部品実装機300の特殊改造、専用ソフトウェアを開発し、それらを販売することができる。また、各顧客に設定された倍率に応じて開発評価値が算出されるため、実装機メーカにとって重要となる顧客に対しては、開発評価値が高くなるようにすることができる。さらに、実装機メーカはその決定された開発項目を部品実装機300に標準化させてもよい。
図18は、端末装置200の顧客が解決策を閲覧するときにおける生産情報提供装置100とその端末装置200との間で行われる動作を示すシーケンス図である。
まず、端末装置200が生産情報提供装置100にアクセスすると(ステップS300)、生産情報提供装置100はメイン選択画面の情報をその端末装置200に送信する(ステップS302)。その情報を受信した端末装置200は、メイン選択画面を表示し(ステップS304)、顧客の操作に基づいて、ボタンba1が選択されたこと、つまり「課題に対する解決策を閲覧」が選択されたことを生産情報提供装置100に通知する(ステップS306)。
その通知を受けた生産情報提供装置100は、公開範囲選択画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS308)。その情報を受信した端末装置200は、公開範囲選択画面を表示し(ステップS310)、顧客の操作に基づいて選択された公開範囲を生産情報提供装置100に通知する(ステップS312)。
その公開範囲の通知を受けた生産情報提供装置100は、その公開範囲が「全公開」以外であるときには、ID入力画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS314)。その情報を受信した端末装置200は、ID入力画面を表示し(ステップS316)、顧客の操作に基づいて入力されたグループID及びパスワードを生産情報提供装置100に通知する(ステップS318)。
そのグループID及びパスワードの通知を受けた生産情報提供装置100は、通知されたグループID及びパスワードを用いて顧客の認証を行い(ステップS320)、認証結果が良ければ、カテゴリ選択画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS322)。その情報を受信した端末装置200は、カテゴリ選択画面を表示し(ステップS324)、顧客の操作に基づいて選択されたカテゴリを生産情報提供装置100に通知する(ステップS326)。
そのカテゴリの通知を受けた生産情報提供装置100は、課題解決データ104aを参照して(ステップS328)、通知されたカテゴリに属する課題を示す課題画面(A)の情報を端末装置200に送信する(ステップS330)。その情報を受信した端末装置200は、課題画面(A)を表示し(ステップS332)、顧客の操作に基づいて解決策の表示を生産情報提供装置100に指示する(ステップS334)。
その指示を受けた生産情報提供装置100は、ポイント処理を行うとともに(ステップS336)、課題解決データ104aを参照して(ステップS338)、指示された解決策を示す解決策画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS340)。その情報を受信した端末装置200は、解決策画面を表示する(ステップS342)。
図19は、端末装置200の顧客が解決策を入力するときにおける生産情報提供装置100とその端末装置200との間で行われる動作を示すシーケンス図である。
まず、端末装置200が生産情報提供装置100にアクセスすると(ステップS400)、生産情報提供装置100はメイン選択画面の情報をその端末装置200に送信する(ステップS402)。その情報を受信した端末装置200は、メイン選択画面を表示し(ステップS404)、顧客の操作に基づいて、ボタンba2が選択されたこと、つまり「課題のみの閲覧/課題の入力/解決策の入力」が選択されたことを生産情報提供装置100に通知する(ステップS406)。
その通知を受けた生産情報提供装置100は、カテゴリ選択画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS408)。その情報を受信した端末装置200は、カテゴリ選択画面を表示し(ステップS410)、顧客の操作に基づいて選択されたカテゴリを生産情報提供装置100に通知する(ステップS412)。
そのカテゴリの通知を受けた生産情報提供装置100は、課題解決データ104aを参照して(ステップS414)、通知されたカテゴリに属する課題を示す課題画面(B)の情報を端末装置200に送信する(ステップS416)。その情報を受信した端末装置200は、課題画面(B)を表示し(ステップS418)、顧客の操作に基づいて解決策の入力を生産情報提供装置100に指示する(ステップS420)。
その指示を受けた生産情報提供装置100は、解決策入力画面の情報を端末装置200に送信する(ステップS422)。その情報を受信した端末装置200は、解決策入力画面を表示し(ステップS424)、顧客の操作に基づいて入力された解決策を生産情報提供装置100に通知する(ステップS426)。
その通知を受けた生産情報提供装置100は、通知された解決策を課題解決データベース104に登録する(ステップS428)。
(変形例)
ここで本実施の形態におけるポイント処理部108の動作の変形例について説明する。
本実施の形態におけるポイント処理部108は、端末装置200に対して生産情報が提供されたとき、つまり顧客が解決策を閲覧したときに、解決策を閲覧したポイントを支払うべき顧客の累積ポイントから、解決策の表示に必要とされるポイントを減算し、解決策を提供したポイントを受け取るべき顧客の累積ポイントに対して、解決策の表示に必要とされるポイントを加算させた。本変形例に係るポイント処理部108は、さらに、図3に示す課題解決データ104aに登録された解決策が閲覧されずに所定時間経過したときには、その解決策の表示に必要とされるポイントを減少させる。
例えば、1月1日に、図15に示す解決策入力画面において解決策とポイント「1000」などが入力されて、それらが課題解決データ104aに登録される。そして、登録から一ヶ月を経過した2月1日になってもその解決策が閲覧されていない場合、ポイント処理部108は、課題解決登録部103に対して、課題解決データ104aのそのポイントを更新させることにより、ポイント「1000」をポイント「500」に減少させる。またさらに、登録から二ヶ月を経過した3月1日になってもその解決策が閲覧されていない場合、ポイント処理部108は、課題解決登録部103に対して、課題解決データ104aのそのポイントをさらに更新させることにより、ポイント「500」をポイント「100」に減少させる。
このように、解決策の登録時にポイントが高く設定されたために、その解決策が閲覧されなかったとしても、本変形例では、そのポイントが時間の経過に応じて減少するため、その解決策の閲覧を容易とすることができる。その結果、高すぎるポイント設定による弊害を防いで、生産情報の提供をより活性化させることができる。
以上、本発明に係る生産情報提供装置100について、実施の形態及び変形例を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、実装機メーカに端末装置200が設置されていなかったが、端末装置200を設置してもよい。これにより、実装機メーカも生産情報を顧客に積極的に提供することができる。例えば、実装機メーカがある顧客と共同で確立した特殊改善などの解決策を生産情報として提供することができる。
さらに、このような場合、生産情報を単なるノウハウだけでなく、ソフトウェアなどにしてもよい。即ち、ある顧客が課題に直面したときには、実装機メーカは、端末装置200を操作することにより、その課題を解決するためのソフトウェアを生産情報提供装置100にアップロードする。その結果、課題に直面した顧客は、自らの端末装置200を操作して生産情報提供装置100にアクセスすることにより、そのソフトウェアをポイントと引き換えにダウンロードすることができる。このようなソフトウェアは、部品実装機300を制御するためのものであって、ダウンロードされた端末装置200から直接、部品実装機300にインストールされてもよい。例えば、部品実装機300に既にインストールされているソフトウェアが旧バージョンであるために課題が発生していたような場合には、最新のソフトウェアに簡単にバージョンアップして、課題を解決することができる。
また、新商品や新機能、精度向上のためのオプションなどの宣伝広告を生産情報としてもよい。即ち、ある顧客が課題に直面したときには、実装機メーカは、端末装置200を操作することにより、その課題を解決するための新商品や新機能などの宣伝広告を生産情報として生産情報提供装置100に登録する。その結果、課題に直面した顧客は、自らの端末装置200を操作して生産情報提供装置100にアクセスすることにより、その宣伝広告をポイントと引き換えに閲覧し、その新商品等を購入して課題を解決することができる。また、その宣伝広告には、その新商品や新機能を追加したことにより他の顧客の課題が解決したことを含めてもよい。
このように、実装機メーカから生産情報を積極的に提供することで、実装機メーカの顧客に対するサポートを充実させることができ、且つ実装機メーカの販売拡大を狙うことができる。
また、本実施の形態では、開発評価値を顧客(工場)ごとに算出して開発項目を決定したが、開発評価値を顧客グループ(会社や連合)ごとに算出して開発項目を決定しても良い。また、顧客ごとではなく全顧客の開発評価値を算出してもよい。この場合、開発項目決定部109は、ある課題に対して、顧客ごとに算出された開発評価値を合算して、その合算された開発評価値が所定の閾値を超えるか否かを判別する。そして、その開発評価値が所定の閾値を超える場合には、開発項目決定部109は、その課題に対する解決の重要度は高いと判別する。その結果、実装機メーカは、その課題に対する解決を、特定の顧客向けではなく標準機能として開発することができる。このように開発評価値を、顧客ごとに算出しても、全顧客に対して算出しても、本発明の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、生産情報の提供者が端末装置200を用いてポイントを設定したが、実装機メーカが生産情報提供装置100を操作してポイントを設定してもよく、生産情報の提供を受けた者が端末装置200を用いてポイントを設定してもよい。また、課題解決データ104aに登録されたポイントを、各端末装置200や生産情報提供装置100による操作によって変更可能としてもよい。例えば、生産情報の提供者は、端末装置200を用いてポイントを設定しても、後日、そのポイントを変更することができる。
また、本実施の形態では、ポイントと引き換えに生産情報を提供したが、ポイントの代わりに電子マネーとしてもよい。
また、本実施の形態では、生産情報の提供者が公開範囲を設定し、その公開範囲以外の顧客は解決策(生産情報)を閲覧することができなかったが、課題を入力した顧客については例外とし、その顧客が公開範囲に含まれていなくても、解決策を閲覧することができるようにしてもよい。例えば、A−1工場の従業者は、端末装置200を操作して課題を入力し、B−1工場の従業者は、端末装置200を操作して、公開範囲を「B社」に設定し、その課題に対する解決策を入力する。このような場合、生産情報提供装置100は、A−1工場が公開範囲「B社」に含まれていなくても、A−1工場が課題の入力者であるため、例外的にそのA−1工場の端末装置200に生産情報を送信して、解決策の閲覧を可能にする。
また、本実施の形態では、生産情報の提供者が公開範囲を設定し、その公開範囲以外の顧客は解決策(生産情報)を閲覧することができなかったが、ポイントを多く支払う顧客については例外とし、その顧客が公開範囲に含まれていなくても、解決策を閲覧することができるようにしてもよい。例えば、A−1工場の従業者は、端末装置200を操作して課題を入力し、B−1工場の従業者は、端末装置200を操作して、公開範囲を「B社」に設定し、その課題に対する解決策を入力する。ここで、B−1工場の従業者は、公開範囲「B社」に対するポイントとして「100」を設定し、その公開範囲以外に対するポイントとして「500」を設定する。このような場合、生産情報提供装置100は、A−1工場が公開範囲「B社」に含まれていなくても、A−1工場が端末装置200によりポイントを「500」だけ支払えば、そのA−1工場の端末装置200に生産情報を送信して、解決策の閲覧を可能にする。このように、課題の入力者は、公開範囲に含まれていなくても、ポイントを多く支払さえすれば、解決策を閲覧することができる。ここで、上記公開範囲を関連メーカとしてもよい。
本発明の生産情報提供装置は、生産情報の提供を活性化することができるという効果を奏し、例えば部品実装機を用いて部品を実装するためのノウハウなどを生産情報として活発に提供することができ、部品実装業界などに対して適用することができる。
本発明の実施の形態における生産情報提供システムの構成図である。 同上の生産情報提供装置の構成を示す構成図である。 同上の課題解決データの内容を示す図である。 同上の閲覧データの内容を示す図である。 同上の顧客データの内容を示す図である。 同上のメイン選択画面の一例を示す図である。 同上の公開範囲選択画面の一例を示す図である。 同上のID入力画面の一例を示す図である。 同上のカテゴリ選択画面の一例を示す図である。 同上の課題画面(A)の一例を示す図である。 同上の解決策一覧画面の一例を示す図である。 同上の解決策画面の一例を示す図である。 同上の課題画面(B)の一例を示す図である。 同上の課題入力画面の一例を示す図である。 同上の解決策入力画面の一例を示す図である。 同上の情報提供制御部の動作を示すフロー図である。 同上の開発項目決定部の動作を示すフロー図である。 同上の生産情報提供装置とその端末装置との間で行われる動作を示すシーケンス図である。 同上の生産情報提供装置とその端末装置との間で行われる他の動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
100 生産情報提供装置
101 通信部
102 情報提供制御部
103 課題解決登録部
104 課題解決データベース
104a 課題解決データ
105 顧客登録部
106 顧客データベース
106a 顧客データ
106b 閲覧データ
107 認証部
108 ポイント処理部
109 開発項目決定部
110 表示部
200 端末装置
300 部品実装機

Claims (14)

  1. 部品実装機により部品を基板に実装するための生産情報を、通信回線を介して提供する生産情報提供装置であって、
    第1の端末装置から前記通信回線を介して、部品実装に対する課題を受け付ける課題受付手段と、
    前記課題受付手段により受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開する課題公開手段と、
    第2の端末装置から前記通信回線を介して、前記課題を解決するための内容を含む前記生産情報を受け付ける生産情報受付手段と、
    前記通信回線を介してポイントを支払う第3の端末装置に対し、前記生産情報を送信する生産情報送信手段と、
    前記第3の端末装置によって支払われたポイントを、前記第2の端末装置に付与するポイント処理手段と
    を備えることを特徴とする生産情報提供装置。
  2. 前記生産情報受付手段は、さらに、前記生産情報の提供範囲を受け付け、
    前記生産情報提供装置は、さらに、前記第3の端末装置が前記提供範囲に属するか否かを判別する提供判別手段を備え、
    前記生産情報送信手段は、前記提供判別手段によって前記第3の端末装置が前記提供範囲に属すると判別された場合に、前記生産情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の生産情報提供装置。
  3. 前記生産情報送信手段は、前記提供範囲に属する端末装置に対して、前記生産情報の示す内容をウェブページ上に掲載することで前記生産情報を送信する
    ことを特徴とする請求項2記載の生産情報提供装置。
  4. 前記生産情報提供装置は、さらに、前記課題公開手段によって公開された課題へのアクセス、及び前記ポイント処理手段によって扱われたポイントのうち、少なくとも1つに基づいて、前記課題に対する解決の重要度を判別する解決重要度判別手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生産情報提供装置。
  5. 前記解決重要度判別手段は、前記課題へのアクセスの数と前記ポイントの値とを用いて評価値を算出し、前記評価値が所定の閾値を超える場合に、前記課題に対する解決の重要度が高いと判別する
    ことを特徴とする請求項4記載の生産情報提供装置。
  6. 前記解決重要度判別手段は、前記第3の端末装置に対して設定された重みを、前記ポイントの値に乗じて前記評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項5記載の生産情報提供装置。
  7. 前記生産情報受付手段は、さらに、前記生産情報の送信に対して支払われるべきポイントの値を受け付け、
    前記ポイント処理手段は、前記生産情報受付手段で受け付けられたポイントの値だけ前記第3の端末装置がポイントを支払ったときに、前記ポイントの値を前記第2の端末装置に付与する
    ことを特徴とする請求項1記載の生産情報提供装置。
  8. 前記ポイント処理手段は、さらに、前記生産情報受付手段に生産情報が受け付けられてから、前記生産情報が送信されることなく所定期間経過したときには、前記生産情報受付手段により受け付けられたポイントの値を減少させる
    ことを特徴とする請求項6記載の生産情報提供装置。
  9. 前記ポイント処理手段は、さらに、前記第3の端末装置から通信回線を介して、部品実装機が購入されたことを受け付けたときに、前記第3の端末装置に対して所定の値のポイントを初期値として付与する
    ことを特徴とする請求項7記載の生産情報提供装置。
  10. 前記生産情報受付手段は、前記課題を解決するように前記部品実装機を制御するための制御ソフトウェアを含む前記生産情報を受け付け、
    前記生産情報送信手段は、前記通信回線を介してポイントを支払う第3の端末装置に対し、前記制御ソフトウェアを含む生産情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の生産情報提供装置。
  11. 部品実装機により部品を基板に実装するための生産情報を、通信回線を介して提供する生産情報提供装置であって、
    第1の端末装置から前記通信回線を介して、部品実装に対する課題を受け付ける課題受付手段と、
    前記課題受付手段により受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開する課題公開手段と、
    第2の端末装置から前記通信回線を介して、前記課題を解決するための内容を含む前記生産情報を受け付ける生産情報受付手段と、
    前記通信回線を介してポイントを支払う前記第1の端末装置に対し、前記生産情報を送信する生産情報送信手段と、
    前記第1の端末装置によって支払われたポイントを、前記第2の端末装置に付与するポイント処理手段と
    を備えることを特徴とする生産情報提供装置。
  12. 部品実装機により部品を基板に実装するための生産情報を提供する生産情報提供装置と、通信回線を介して前記生産情報提供装置に接続された第1乃至第3の端末装置とを備える生産情報提供システムであって、
    前記生産情報提供装置は、
    第1の端末装置から前記通信回線を介して、部品実装に対する課題を受け付ける課題受付手段と、
    前記課題受付手段により受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開する課題公開手段と、
    第2の端末装置から前記通信回線を介して、前記課題を解決するための内容を含む前記生産情報を受け付ける生産情報受付手段と、
    前記通信回線を介してポイントを支払う第3の端末装置に対し、前記生産情報を送信する生産情報送信手段と、
    前記第3の端末装置によって支払われたポイントを、前記第2の端末装置に付与するポイント処理手段と
    を備えることを特徴とする生産情報提供システム。
  13. 生産情報提供装置が、部品実装機により部品を基板に実装するための生産情報を、通信回線を介して提供するための方法であって、
    第1の端末装置から前記通信回線を介して、部品実装に対する課題を受け付ける課題受付ステップと、
    前記課題受付ステップで受け付けられた課題を、ウェブページ上に掲載して公開する課題公開ステップと、
    第2の端末装置から前記通信回線を介して、前記課題を解決するための内容を含む前記生産情報を受け付ける生産情報受付ステップと、
    前記通信回線を介してポイントを支払う第3の端末装置に対し、前記生産情報を送信する生産情報送信ステップと、
    前記第3の端末装置によって支払われたポイントを、前記第2の端末装置に付与するポイント処理ステップと
    を含むことを特徴とする生産情報提供方法。
  14. 請求項13記載の生産情報提供方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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