JP4826073B2 - 差動増幅器、及びそれを用いた表示装置のデータドライバ - Google Patents

差動増幅器、及びそれを用いた表示装置のデータドライバ Download PDF

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Description

本発明は、差動増幅器に関し、特に、液晶表示装置のデータドライバ等に適用して好適な差動増幅器及びそれを用いた表示装置に関する。
近時、表示装置は、薄型、軽量、低消費電力を特徴とする液晶表示装置(LCD)が幅広く普及し、携帯電話機(モバイルフォン、セルラフォン)やPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、ノートPC等のモバイル機器の表示部に多く利用されてきた。しかし最近では液晶表示装置の大画面化や動画対応の技術も高まり、モバイル用途だけでなく据置型の大画面表示装置や大画面液晶テレビも実現可能になってきている。これらの液晶表示装置は高精細表示が可能なアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置が利用されている。はじめに、図20を参照して、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の典型的な構成について概説しておく。なお、図20には、液晶表示部内の1画素に接続される主要な構成が、等価回路によって模式的に示されている。
一般に、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の表示部960は、透明な画素電極964及び薄膜トランジスタ(TFT)963をマトリックス状に配置した半導体基板(例えばカラーSXGAパネルの場合、1280×3画素列×1024画素行)と、面全体に1つの透明な電極966を形成した対向基板と、これら2枚の基板を対向させて間に液晶を封入した構造からなる。
スイッチング機能を持つTFT963を走査信号により制御し、TFT963がオンとなるときに、映像信号に対応した階調電圧が画素電極964に印加され、各画素電極964と対向基板電極966との間の電位差により液晶の透過率が変化し、該電位差を液晶容量965で一定期間保持し、画像を表示するものである。
半導体基板上には、各画素電極964へ印加する複数のレベル電圧(階調電圧)を送るデータ線962と、走査信号を送る走査線961とが格子状に配線され(上記カラーSXGAパネルの場合、データ線は1280×3本、走査線は1024本)、走査線961及びデータ線962は、互いの交差部に生じる容量や対向基板電極との間に挟まれる液晶容量等により、大きな容量性負荷となっている。
なお、走査信号はゲートドライバ970より走査線961に供給され、また各画素電極964への階調電圧の供給はデータドライバ980よりデータ線962を介して行われる。
1画面分のデータの書き換えは、1フレーム期間(1/60・秒)で行われ、各走査線で1画素行毎(ライン毎)、順次、選択され、選択期間内に、各データ線より階調電圧が供給される。
なお、ゲートドライバ970は、少なくとも2値の走査信号を供給すればよいのに対し、データドライバ980は、データ線を階調数に応じた多値レベルの階調電圧で駆動することが必要とされる。このため、データドライバ980のバッファ部は、高精度電圧出力可能な差動増幅器が用いられている。
また、近時、液晶表示装置において、高画質化(多色化)が進み、少なくとも26万色(RGB各6ビット映像データ)、さらには1680万色(RGB各8ビット映像データ)以上の需要が高まっている。
このため、多ビット映像データに対応した階調電圧を出力するデータドライバは、極めて高精度な電圧出力が要求されるばかりか、映像データを処理する回路部の素子数が増加し、データドライバLSIのチップ面積が増加しコスト高を招く要因となってきている。この問題について、以下に詳しく説明する。
図21は、図20のデータドライバ980の構成を示した図であり、データドライバ980の要部をブロックにて示したものである。図21を参照すると、データドライバ980は、ラッチアドレスセレクタ981と、ラッチ982と、階調電圧発生回路983と、複数のデコーダ984と、複数のバッファ回路985と、を備えている。
ラッチアドレスセレクタ981は、クロック信号CLKに基づき、データラッチのタイミングを決定する。ラッチ982は、ラッチアドレスセレクタ981で決定されたタイミングに基づいて、映像デジタルデータをラッチし、STB信号(ストローブ信号)に応じて、一斉に、各デコーダ984に対して、ラッチしたデータを出力する。階調電圧発生回路983は、映像データに対応した階調数の階調電圧を生成する。デコーダ984は、入力されたデータに対応した階調電圧を1つ選択して出力する。バッファ回路985は、デコーダ984から出力された階調電圧を入力し、電流増幅して出力電圧Voutとして出力する。
例えば6ビット映像データが入力される場合、階調数は64であり、階調電圧発生回路983は、64レベルの階調電圧を生成する。デコーダ984は、64レベルの階調電圧から1個の階調電圧を選択する回路を備える。
一方、8ビット映像データが入力される場合、階調数は256となり、階調電圧発生回路983は、256レベルの階調電圧を生成し、デコーダ984は、256レベルの階調電圧から1個の階調電圧を選択する回路を備える。
このように多ビット化すると、階調電圧発生回路983やデコーダ984の回路規模が増大する。例えば6ビットから8ビットに増加した場合、回路規模は4倍以上となる。したがって、多ビット化により、データドライバLSIのチップ面積が増加してコスト高となる。
これに対して、多ビット化してもデータドライバLSIチップ面積の増加を抑えるための技術の一例が、特許文献1(米国特許明細書第6246351号)に提案されている。図22は、前記特許文献1に記載された構成を示す図である。図22を参照すると、共通のカレントミラー3101に、複数の同極性の差動対3110〜3140が接続され、それらの差動対を、個別の電流源で駆動する差動増幅器である。
各差動対3110、3120、3130、3140のNチャネルMOSトランジスタ3111〜3141のゲート(非反転入力)には、スイッチ3150により、Vin1、Vin2のいずれかの電圧が入力され、トランジスタ3112〜3142のゲート(反転入力)には、出力電圧Voutが帰還接続される。この差動増幅器によれば、非反転入力に入力されるVin1、Vin2の入力数比により、電圧Vin1、Vin2を、任意の比に内分する電圧を出力することができる。
図22の差動増幅器を、図21のバッファ回路として用いることで、出力したい階調電源数に対して、入力する階調電源数を大幅に少なくすることが可能になる。
例えば、図22に示す構成の差動増幅器が、図示のように、4つの差動対をもっているとすると、Vin1とVin2の間を、1:3、1:1、3:1に内分する電圧、及び、Vin2の計4つの電圧が出力できる(4分割出力)。すなわち、出力階調数に対して入力する階調電源線数を少なくすることができる。従って、図21のデコーダ984及び階調電圧発生回路983の面積を小さくすることができ、チップ面積を削減することができる。
近時、液晶表示装置は、多ビット化に加えて、高解像度化も非常に著しく、XGA(1024画素×768ライン)、SXGA(1280画素×1024ライン)、UXGA(1600画素×1200ライン)と、膨大な数の画素を駆動しなければならない。そして、高解像度化に伴い、液晶表示装置の消費電力は増大する。
このため、省電力化・低電圧化も非常に大きな課題となっている。
データドライバLSIの消費電力を抑えるための技術の一例が、特許文献2(特開平6−326529号公報)に提案されている。図23は、特許文献2に記載された構成を示す図である。図23を参照すると、この回路は、ソースが共通接続され定電流源に接続されたN-chトランジスタNM1、NM2よりなる第1の差動対3210、及び、ソースが共通接続され定電流源に接続されたP-chトランジスタPM1、PM2よりなる第2の差動対3220を備えている。第1の差動対3210の出力対は、第1の負荷回路(カレントミラー回路PM3、PM4)を介して高位側電源Vddに接続され、第2の差動対3220の出力対は、第2の負荷回路(カレントミラー回路NM3、NM4)を介して低位側電源VSSに接続され、第1の負荷回路の出力端(カスコードカレントミラーの出力端をなすPMOSトランジスタPM5のドレイン)は、ソースが電源Vddに接続され、ドレインが出力端子に接続されたPMOSトランジスタPM10のゲートに接続され、第2の負荷回路の出力端(カスコードカレントミラーの出力端をなすNMOSトランジスタNM5のドレイン)は、ソースが電源Vssに接続され、ドレインが出力端子に接続されたNMOSトランジスタNM10のゲートに接続されている。出力端子Voutは、差動対の反転入力に帰還接続され、発振防止用の容量が接続されている。なお、3231、3232は、例えばフローティング電流源よりなる。かかる構成の差動増幅器は、供給される電圧範囲の全範囲にわたって、出力が可能な差動増幅器であり、このような差動増幅器3200は、「Rail to Railアンプ」と呼ばれる(あるいは、「Rail to Rail Op Amp」とも呼ばれる)。
かかるRail to Railアンプをバッファ回路として用いた場合、該アンプを動作させるために必要な電源電圧範囲は、駆動対象の液晶素子の電圧範囲と同じであることから、低電圧化を図ることができ、省電力化を実現することができる。
米国特許明細書第6246351号 特開平6−326529号公報
以下では、図24に示したように、2つの技術を組み合わせ、複数の同極性差動対を備えたRail to Railアンプ3300について考える。以下は、もっぱら、本願発明者等の解析結果に基づく。
図24に示した例では、便宜上、入力差動対を2つとした。このアンプに入力する2つの電圧Vin1、Vin2の電圧差を0.2V(但しVin1>Vin2)に保ったまま変化させ、供給電圧の全範囲にわたって出力精度を調べると、図25に示すように低電源電圧Vss側、及び高電源電圧Vdd側で大きな誤差が発生することがわかる。
このことは、誤差が発生する電圧範囲に対応した階調では、高精度な内分電圧出力ができないということを意味しており、高精度な電圧出力を要求されるデータドライバにあっては致命的な課題である。
この原因について考察すると、図24に示す構成において、低電源電圧付近の電圧を出力する場合、入力電圧Vin1、Vin2が低くなるにつれて、2つのN-ch差動対3320、3310が順次動作しなくなり、その過程において、一方が非飽和領域、他方が飽和領域での動作となる場合があるためである。
また、高電源電圧付近の電圧を出力する場合、入力電圧Vin1、Vin2が高くなるにつれて2つのP-ch差動対3330、3340が順次動作しなくなり、その過程において、一方が非飽和領域、他方が飽和領域での動作となる場合があるためである。
この現象は、Vin1<Vin2でも、同様に発生するが、その場合、2つの差動対の動作停止の順番は、前記とは逆になる。
また、Vin1とVin2の電圧差が大きくなるに従い、前記誤差の絶対値は大きくなる。
したがって、本発明の主たる目的は、供給電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能な、複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプ、該Rail to Railアンプを備えたドライバ、さらに表示装置を提供することにある。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するために、概略以下の通りの構成とされる。
本発明の1つの側面に係る差動増幅器は、入力対の一方が入力端をなす第1導電型の差動対および第2導電型の差動対を備え、出力端子から供給電源電圧の全範囲にわたる出力が可能な差動増幅器であって、少なくとも1つの被判別信号を受け、前記第1導電型の差動対と前記第2導電型の差動対の動作を停止させるか否か判別する判別部と、前記判別部の判別結果に応じて、前記第1導電型の差動対と前記第2導電型の差動対の活性化と非活性化を制御する差動対制御部と、を備えている。
本発明において、前記判別部は、前記被判別信号のレベルが、予め定められた所定の値よりも高いか低いかを判別する比較回路を備え、前記第1導電型の差動対又は前記第2導電型の差動対の動作を停止させるか否か判別する。本発明において、前記判別部には、前記被判別信号として、前記差動増幅器の出力信号を入力し、前記差動増幅器の出力信号電圧が、予め定められた所定の電圧よりも高いか低いかを判別する比較回路を備え、前記第1導電型の差動対又は前記第2導電型の差動対の動作を停止させるか否か判別する構成としてもよい。
本発明において、前記第1導電型の差動対は、出力対が第1の負荷回路を介して高位側電源に接続され、前記第2導電型の差動対は、出力対が第2の負荷回路を介して低位側電源に接続され、前記判別部は、前記被判別信号として、前記差動増幅器の出力信号を入力し、前記差動増幅器の出力信号電圧が、低位側電源電圧から、前記低位側電源電圧よりも高い第1の電圧の範囲にあるとき、前記第1導電型の差動対の動作を停止させ、前記差動増幅器の出力信号電圧が、高位側電源電圧から、前記高位側電源電圧よりも低く第1の電圧よりも第2の電圧の範囲にあるとき、前記第2導電型の差動対の動作を停止させ、前記差動増幅器の出力信号電圧が前記第1と第2の電圧の間にあるとき、前記第1及び第2導電型の差動対を動作させるように制御してもよい。
本発明の別のアスペクトに係る差動増幅器において、前記判別部は、出力信号の極性を示す極性信号を前記被判別信号として入力し、前記極性信号が正極性を示すとき、前記第1、第2導電型の差動対の一方の動作を停止させ、前記極性信号が負極性を示すとき、前記第1、第2導電型の差動対の他方の動作を停止させる構成としてもよい。
本発明に係る差動増幅器において、前記判別部は、前記第1、第2の被判別信号を入力し、前記第2の被判別信号は出力信号の極性を示す極性信号よりなり、入力される前記第1の被判別信号のレベルが、予め定められた所定の値よりも高いか低いかを判別する第1の判定部と、前記第2の被判別信号が正極性を示すとき、前記第2導電型の差動対の動作を停止させ、前記第2の被判別信号が負極性を示すとき、前記第1導電型の差動対の動作を停止させる第2の判別部と、を備え、前記第1及び第2の判別部での判別結果に基づき、前記差動対制御部への判別結果が出力される構成としてもよい。
本発明の別のアスペクトに係る差動増幅器において、前記判別部の判別結果を、予め定められた所定の時間だけ遅らせて、前記差動対制御部に供給する制御を行う遅延部を備えた構成としてもよい。
本発明の別のアスペクトに係る差動増幅器において、入力対の一方が入力端をなす第1導電型の差動対および第2導電型の差動対を備え、出力端子から高位側電源電圧と低位側電源電圧の全範囲にわたる出力が可能な差動増幅器であって、前記出力端子からの出力信号電圧について、少なくとも、高位側と低位側の電源電圧近辺の誤差が発生する可能性のある電圧区間において、誤差の原因となる極性側の前記第1導電型の差動対と前記第2導電型の差動対の一方を非活性状態とする制御を行う制御回路を備えている。
かかる本発明によれば、少なくとも誤差が発生する電圧領域において、誤差の原因となる極性側の差動対の動作を停止させることで、前記出力誤差を抑制する。
本発明の別のアスペクトに係る差動増幅器において、前記第1導電型の差動対及び前記第2導電型の差動対の非反転入力端に、第1及び第2の入力信号電圧を切替自在に入力するスイッチ回路を備え、前記第1導電型の差動対及び前記第2導電型の差動対の反転入力端には前記出力端子が帰還接続されてなる構成としてもよい。
本発明に係る差動増幅器において、前記第1導電型の差動対と前記第2導電型の差動対のうち非活性状態とされる差動対は、差動対を駆動する電流源が非活性状態とされる構成としてもよい。あるいは、前記第1導電型の差動対と前記第2導電型の差動対のうち非活性状態とされる差動対は、前記差動対の出力の差動増幅器への出力端子の伝播が抑止される構成としてもよい。
本発明の別のアスペクトに係る表示装置用のデータドライバは、複数の電圧レベルを生成する階調電圧発生回路と、複数の出力端を備え、入力データに基づいて前記複数の電圧レベルの中から選択された複数の電圧を前記出力端より出力するデコーダと、前記デコーダの複数の出力端に入力端がそれぞれ接続され、前記入力データに対応した電圧を出力端子より出力するバッファ回路と、を備え、前記バッファ回路は、前記差動増幅器よりなる。
本発明によれば、供給電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能な、複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプを提供することができる。
また、アンプに選択的に入力する2つの入力電圧を出力するデコーダは、入力電圧(階調電源)数を大幅に削減できるとともに、トランジスタ数も大幅に削減でき、省面積化を実現できる。
さらに本発明によれば、複数の同極性の差動対をもつRail to Railアンプ及びデコーダを用いることにより、省面積で、低コストのデータドライバLSIを可能にしている。
さらにまた、データドライバを含む表示装置の低コスト化や狭額縁化も可能としている。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図1を参照すると、本実施形態に係る差動増幅器は、複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプ101を備え、出力電圧などをはじめとするM個(ただし、Mは所定の正整数)の被判別信号により、差動対を停止するか否かを判別する判別部102と、判別部102による判別結果を受けて、差動対の動作させるか停止させるかを制御する差動対制御部103とを備えている。なお、本実施形態のRail to Railアンプ101は、図24に示したアンプ3300をはじめ、複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプの任意の構成に適用することができる。なお、スイッチ104は、図22を参照して説明したスイッチ3150と同一の機能をなすものであり、差動対の非反転入力には、スイッチ104により、Vin1、Vin2のいずれかの電圧が入力され、その反転入力には、出力電圧Voutが帰還接続されており、非反転入力に入力されるVin1、Vin2の入力数比により、電圧Vin1、Vin2を、任意の比に内分した電圧を出力することができる。
本実施形態において、判別部102は、被判別信号により、Rail to Railアンプ101が誤差を発生する状態にあるか否かを判断し、例えば、
・N-ch差動対を停止、
・P-ch差動対を停止、
・両チャネル差動対とも非停止(動作状態)、
の3つのうちのいずれかの判別結果を出力する。
判別結果を表す信号としては、例えば2ビットのデジタル信号で表1のように設定される。
Figure 0004826073
あるいは、
・N-ch差動対を停止、
・P-ch差動対を停止、
の2つの判別結果を出力すればよい場合には、1ビットのデジタル信号で表2のように設定される。
Figure 0004826073
差動対制御部103は、判別部102での判別結果に基づいて、N-ch差動対、P-ch差動対のON/OFFを制御する機能をもつ。
差動対のオン・オフ制御としては、例えば図2に示すように、差動対201、202を駆動する電流源211、212、及び221、222の活性/非活性を制御する構成としてもよい。すなわち、判別部102の判別結果が、「P-ch差動対を停止」の場合、P-ch差動対202を駆動する電流源221及び222を非活性とし、N-ch差動対201を駆動する電流源211及び212を活性状態とする。
判別部102の判別結果が、「N-ch差動対を停止」の場合、N-ch差動対201を駆動する電流源211及び212を非活性とし、P-ch差動対202を駆動する電流源221及び222を活性状態とする。
判別部102の判別結果が、「N-ch, P-ch差動対とも非停止」の場合、差動対201、202を駆動する電流源211、212、221、222を全て活性状態とする。
また、差動対を制御する構成としては、差動対の出力と、増幅段との間にスイッチを設け、差動対をOFFにするときは、差動対の出力が、増幅段に伝達されないよう、スイッチをOFFにする構成としてもよい。
本実施形態によれば、誤差が発生する電圧領域では、誤差の原因となる差動対が停止するため、出力電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能となる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態の構成を示す図である。本発明の第2の実施形態を、図3を用いて説明する。本発明の第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態において、判別部を、電圧判別部302で構成したものである。
本実施形態の動作を説明する。以下では、
出力電圧をVout、
低電源側誤差発生電圧を、Vss〜VSN、
高電源側誤差発生電圧を、VSP〜Vdd
とする。
まず、電圧判別部302には、出力電圧Voutに応じて、単調増加または単調減少的に変化する電圧を、参照電圧Vrefとして入力する。参照電圧Vrefは、出力電圧Voutに応じて変化する電圧であればよく、例えばアンプの入力電圧Vin1、Vin2やアンプ差動対のソース電圧(図2の共通ソース・ノード213、214及び223、224の電圧)、または、出力電圧Voutそのものであってもよい。
さて、VoutとVrefの関係が、Vref=F(Vout)と表されるとき、
Vref1N=Min{F(Vss), F(VSN)},
Vref2N=Max{F(Vss), F(VSN)},
Vref1P=Min{F(VSP), F(Vdd)},
Vref2P=Max{F(VSP), F(Vdd)},
と定義する
(Min{ }、Max{ }は、それぞれ{ }内の最小値、最大値を表す)。
すると、参照電圧Vrefが、
Vref1N≦Vref≦Vref2Nの範囲にあれば、Voutは低電源側誤差発生電圧にあり、
Vref1P≦Vref≦Vref2Pの範囲にあれば、Voutは高電源側誤差発生電圧にある、
ことが判別できる。
この範囲にある場合は、誤差の原因となる差動対を停止すればよいから、電圧判別部302は、
Vref1N≦Vref≦Vref2Nであれば、「N-ch差動対停止」、
Vref1P≦Vref≦Vref2Pであれば、「P-ch差動対停止」、
の判別結果を出力し、
それ以外であれば、「N,P-ch両差動対非停止」
の判別結果を出力する。
差動対制御部103の動作は、前記第1の実施形態と同じであるため、その説明は省略する。
本実施形態において、Voutを、高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対ON/OFFのタイミングは、図4に示すようなものとなる。この例では、参照電圧Vrefは、Voutをそのまま用いている。
まず、第1出力期間では、Voutが低電源側誤差発生電圧(Vss≦Vout≦VSN)を抜けるまでは、N-ch差動対が停止しているが、その後、誤差非発生電圧に達し、P-ch、N-ch両差動対での駆動となる。
Voutが高電源側誤差発生電圧(VSP≦Vout≦Vdd)に達すると、今度は、P-ch差動対が停止し、N-ch差動対のみの駆動となる。
次に、第2出力期間では、Voutが高電源側誤差発生電圧を抜けるまでは、P-ch差動対が停止しているが、その後、誤差非発生電圧に達し、P-ch、N-ch両差動対での駆動となる。
Voutが低電源側誤差発生電圧に達すると、今度はN-ch差動対が停止し、P-ch差動対のみの駆動となる。
従って、本実施形態によれば、
・出力電圧が高電源側誤差発生電圧にある場合には、高電源側誤差の原因であるP-ch差動対が停止し、
・出力電圧が低電源側誤差発生電圧にある場合は、低電源側誤差の原因であるN-ch差動対が停止する。
このため、出力電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能となる。
なお、電圧判別部302は、コンパレータ(電圧比較器)などの公知技術を利用することにより構成することができる。
電圧判別部の具体例として、図5に示すように、コンパレータ510A、510Bを2つ用いた回路を考える。この例でも、Vref=Voutとする。
2つのコンパレータ510A、510Bそれぞれの非反転入力にVoutを、反転入力に、VSN、VSPを接続すると、
・(VresN, VresP)=(Low, Low)の場合、
Vout≦VSNであり、
・(VresN, VresP)=(High, High)の場合は、
VSP≦Voutである
と判別できる。
<第3の実施形態>
次に本発明の第3の実施形態について、図6を用いて説明する。図6を参照すると、本発明の第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態において、判別部を極性判別部602で構成したものである。
本実施形態を説明するために、まず、液晶表示装置における極性信号について、簡単に説明する。液晶表示装置では、液晶素子に印加する電圧の正負を一定期間ごとに反転する駆動方法が、一般的に用いられている。
そして、図7に示すように、共通電圧Vcom(TFT基板の対向電極の電圧)に対して、正電圧をかける期間を、「正極性期間」とよび、負電圧をかける期間を、「負極性期間」とよぶ。
液晶表示装置のデータドライバでは、図7に示すような、極性の正負反転に同期した信号(極性信号)が入力され、この信号により液晶駆動電圧の正負を制御する。
本実施形態では、極性判別部602は、極性信号を被判別信号として、
・正極性時には、高電源側誤差を抑えるため、「P-ch差動対停止」の判別結果を出力し、
・負極性時には、低電源側誤差を抑えるため「N-ch差動対停止」の判別結果を出力する。差動対制御部103の動作は、前記第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施の形態によれば、かかる動作により、Rail to Railアンプ101は、正極性時にはN-ch差動対のみ、負極性時には、P-ch差動対のみの駆動となる。
本実施形態において、出力電圧Voutを、高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対のON/OFFのタイミングは、図8に示すようなものとなる。
図8では、第1出力期間を正極性、第2出力期間を負極性であるものとしている。前述したように、第1出力期間(正極性)では、出力電圧Voutによらず、常に、P-ch差動対は停止しているため、N-ch差動対のみでの駆動となる。
第2出力期間(負極性)では、出力電圧Voutによらず、常にN-ch差動対は停止しているため、N-ch差動対のみでの駆動となる。
従って、本実施形態によれば、正極性時には、高電源側誤差の原因であるP-ch差動対が停止し、負極性時には、低電源側誤差の原因であるN-ch差動対が停止する。このため、出力電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能となる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について、図9を参照して説明する。図9を参照すると、本実施形態は、判別部102は、電圧判別部302及び極性判別部602を備えている。本実施形態では、電圧と、極性信号の2つの信号を用いて、差動対を制御する。
電圧判別部302に入力される被判別電圧は、前記第2実施形態で説明したように、出力電圧Voutに応じて変化する電圧であれば、任意であってよい。ここでは、便宜上出力電圧Voutを、被判別電圧にとることにする。
また、極性判別部602に入力される極性信号は、前記第3実施形態で説明したものと同じである。
本実施形態の電圧判別部302は、前記第2実施形態と同様に、
・出力電圧Voutが高電源側誤差発生電圧にある場合、「P-ch差動対停止」の判別結果、
・出力電圧Voutが低電源側誤差発生電圧にある場合、「N-ch差動対停止」の判別結果、 ・それ以外の場合は、「N,P-ch両差動対非停止」の判別結果
を出力する。
極性判別部602は、前記第3実施形態と同様に、
・極性信号が正極性の場合、「P-ch差動対停止」の判別結果、
・極性信号が負極性の場合は、「N-ch差動対停止」の判別結果、
を出力する。
判別部102は、これら電圧判別部302、及び極性判別部602の両判別結果に基づいて、最終的な判別結果を出力する。
例えば、
・電圧判別部302及び極性判別部602の判別結果が等しい場合は、その判別結果を、
・それ以外の場合(電圧判別部302及び極性判別部602の判別結果が等しくない場合)は、N-ch, P-ch差動対ともに停止させないという結果を出力する。
最終的な判別は上記方法でなくてもよく、例えば、
・電圧判別部302と極性判別部602の判別結果がともに「P-ch差動対停止」である場合はその判別結果を、
・極性判別部302の判別結果が「N-ch差動対停止」である場合は電圧判別部の判別結果を問わず「N-ch差動対停止」の判別結果を、
・それ以外の場合は、N-ch, P-ch差動対ともに停止させないという結果を出力するようにしてもよい。
差動対制御部103の動作は、前記第1の実施形態と同じく、判別結果に基づいて、差動対を制御する。
かかる構成により、本実施形態では、
・出力電圧Voutが高電源側誤差発生電圧範囲にあり、且つ、極性が正極性であるとき、P-ch差動対が停止し、
・出力電圧Voutが低電源側誤差発生電圧範囲にあり、且つ、極性が負極性であるとき、N-ch差動対が停止する。
本実施形態において、Voutを高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対ON/OFFのタイミングは、図10に示すようなものとなる。図8と同様に、第1出力期間を正極性、第2出力期間を負極性としている。
立ち上がり時の、低電源側誤差発生電圧を抜けるまでの期間、及び、立ち下がり時の高電源側誤差発生電圧を抜けるまでの期間が、両チャネル差動対での駆動となることがわかる。
従って、本実施形態によれば、出力電圧の全範囲にわたって、高精度な出力が可能となるだけでなく、立上り/立下り時の誤差発生電圧を抜けるまでの期間が、両チャネル差動対での駆動となる。
このため、第2、第3の実施形態に比べて、スルーレートを改善することができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について、図11を用いて説明する。図11を参照すると、本発明の第5の実施形態は、前記第2の実施形態で説明した構成において、電圧判別部302の出力と、差動対制御部103との間に、遅延部110を備えている。電圧判別部302は、前記第2の実施形態で説明したものと同一の構成とされる。なお、電圧判別部302に入力される参照電圧は、図11に示すように、出力電圧そのものでなくてもよく、出力電圧Voutに応じて変化する電圧であれば、任意である。
遅延部110は、電圧判別部302の出力信号と遅延信号を入力とし、遅延信号により、1出力期間のうち、
・最初のTsまでは、強制的に、差動対非停止信号を出力し、
・Ts後1出力期間の最後までは、電圧判別部302の結果をスルーさせる、
機能をもつ。
そのため、電圧判別部302での判別結果が、「差動対停止」であっても、時刻Tsまでは、差動対は停止しない。
このため、時刻Tsまでは、立上り及び立下り時において、両チャネル差動対での駆動となる。
本実施形態において、出力電圧Voutを、高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対ON/OFFのタイミングは、図12に示すようになる。
本実施形態によれば、出力電圧の全範囲にわたって、高精度な出力が可能となるだけでなく、出力が目的の電圧付近に達するまで、両チャネル差動対で駆動できることから、前記第2乃至第4の実施形態に比べて、スルーレートを改善することができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態について、図13を用いて説明する。図13を参照すると、本発明の第6の実施形態は、前記第3の実施形態で説明した極性判別方式に、遅延部110を加えて構成されている。
極性判別部602は、前記第3の実施形態で説明したものと同一構成とされる。遅延部110は、前記第5の実施形態で説明したものと同一構成とされる。
極性判別部602における判別結果が、「差動対停止」であっても、一定時間Ts後までは差動対は停止しない。これにより、立上り及び立下り時において両チャネル差動対での駆動となる。
本実施形態において、Voutを高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対ON/OFFのタイミングは、図14に示すようなものとなる。
立上り時及び立下り時に両チャネル差動対で駆動できるため、実施形態3に述べた方式と比べて、大幅にスルーレートを改善することができる。
本実施形態によれば、出力電圧の全範囲にわたって、高精度な出力が可能となるだけでなく、出力が目的の電圧付近に達するまで、両チャネル差動対で駆動できるので、第2〜第4の実施形態に比べて、スルーレートを改善することができる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。前記第1乃至第6の実施形態で説明した差動増幅器は、図15に示すように、表示装置のデータドライバのバッファ部988に用いることができる。
本発明によれば、バッファ部988は、入力電圧Vin1、Vin2の選択条件により、3種類以上の電圧が出力可能であるため、出力階調数に比べて、入力階調数を削減することができる。従って、階調電圧発生回路986の出力電源線数、及びデコーダ987の入力電源線数は、それぞれ、図21に示したデータドライバにおける階調発生回路983、デコーダ984のそれと比べて、縮減することができる。このため、データドライバのチップ面積を小さくすることが可能になる。
例えば図21の階調発生回路983の階調電圧V0, V1, V2, …, V(m-1)は、図15の階調発生回路986のように、V0, V2, V4, …, V2k(2分割出力、kは正整数)や、V0, V4, V8, 〜V4l(4分割出力、lは正整数)などのように設定でき、入力電源線数を少なくできるとともに供給電源電圧の全範囲にわたって高精度出力が可能となる。以下、実施例について説明する。
本発明の実施例を、図16を用いて説明する。図16において、1500は、2つの同極性差動対をもつRail to Railアンプであり、N-ch及びP-ch差動対1510、1520の一方の非反転入力1511、1521にVin1が接続され、反転入力1512、1522にVoutが帰還接続され、差動対1530、1540の他方の非反転入力1531、1541にVin2が接続され、反転入力1532、1542に、Voutが帰還接続されている。なお、図16において、N-ch差動対1510、1530、及びP-ch差動対1520、1540の負荷回路及び出力増幅段(PM10、NM10)の構成は、図24に示した構成と同様とされる。
このRail to Railアンプは、
・Vin1=Vin2であれば、
Vout=Vin1=Vin2となり、
・Vin1≠Vin2であれば、
内分電圧Vout=(Vin1+Vin2)/2
を出力することができる。
電圧判別部302には、出力電圧Voutが参照電圧として入力される。
このRail to Railアンプ単体では、図25に示した出力精度であるものとすると、出力電圧が、
・Vss≦Vout≦3.0[V]の範囲にある場合は、N-ch差動対を止め、
・12.0[V]≦Vout≦Vddの範囲にある場合は、P-ch差動対を止める、
ようにすれば、全電圧範囲にわたって、誤差は発生しないと考えられる。
本実施例では、
Vref=Voutの関係が成り立つので、電圧判別部302は、
・Vss≦Vref≦3.0[V]であれば、N-ch差動対を止め、
・12.0[V]≦Vref≦Vddであれば、P-ch差動対を止める、
ような判別結果を出力すればよい。
電圧判別部302は、図5に示したようにコンパレータを用いて構成される。
判別結果を表す信号のフォーマットは、前記第1の実施形態で説明した表1に従うものとすると、出力電圧Voutと、差動対ON/OFFの関係は、図17に示すようなものとなる。
また、出力電圧Voutを高電源側誤差発生電圧〜低電源側誤差発生電圧に振った場合の、差動対ON/OFFのタイミングは、図18に示すようなものとなる。
図18を参照すると、まず、第1出力期間(正極性)では、
・出力電圧Voutが低電源側誤差発生電圧範囲を抜けるまでは、N-ch差動対が停止している。
・その後、出力電圧Voutが誤差非発生電圧範囲(VSN〜VSP)に達すると、P-ch差動対とN-ch差動対が動作する。
・出力電圧Voutが高電源側誤差発生電圧範囲に達すると、今度は、P-ch差動対が停止し、N-ch差動対のみが動作する。
次に、第2出力期間では、
・出力電圧Voutが高電源側誤差発生電圧範囲を抜けるまでは、P-ch差動対が停止している。
・その後、出力電圧が誤差非発生電圧範囲(VSN〜VSP)に達すると、P-ch差動対とN-ch差動対が動作する。
・出力電圧Voutが低電源側誤差発生電圧範囲に達すると、今度は、N-ch差動対が停止し、P-ch差動対のみが動作する。
このアンプに入力する2つの電圧Vin1、Vin2の電圧差を、0.2V(但しVin1>Vin2)に保ったまま変化させ、供給電圧の全範囲にわたって、出力精度を調べると、図19に示すようなものとなる。これより、供給電圧の全範囲にわたって高精度な出力が可能であることが確認できる。
以上、本発明の様々な実施形態について詳細に説明した。なお、本発明の説明において示したRail to Railアンプは、かかる形態に制限されるものでない。例えば図24の2つの差動対3310、3320が共通の電流源で駆動される構成でもよいし、反転入力、非反転入力の接続関係が他の形態でもよい。すなわち、2つの同極性差動対をもつRail to Railアンプであるならば、任意のアンプに対して、適用可能である。本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の第1の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における差動対の制御方法の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 電圧判別部の具体例としてコンパレータを用いた構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 液晶表示装置における、液晶駆動電圧及び極性について説明する図である。 本発明の第3の実施形態における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 本発明の第4の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 本発明の第5の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 本発明の第6の実施形態の差動増幅器の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 本発明の第7の実施形態における、データドライバの構成を示す図である。 本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例における、出力電圧と差動対のON/OFFタイミングを示す表である。 本発明の一実施例における、差動対ON/OFFのタイミングを示す図である。 本発明の一実施例における、出力精度を示すグラフである。 アクティブマトリクス型液晶表示装置の構成を示す図である。 図20のデータドライバの構成を示す図である。 第1の従来技術の構成を示す図である。 第2の従来技術の構成を示す図である。 第1の従来技術と第2の従来技術を組み合わせた構成を示す図である。 図24の構成における、出力精度を示すグラフである。
符号の説明
101 複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプ
102 判別部
103 差動対制御部
104 スイッチ
110 遅延部
201 N-ch差動対
202 P-ch差動対
211、212、221、222 電流源
213、214、223、224 共通ソース
302 電圧判別部
510 コンパレータ
602 極性判別部
960 表示部
961 走査線
962 データ線
963 薄膜トランジスタ
964 画素電極
965 液晶容量
966 対向基板電極
970 ゲートドライバ
980 データドライバ
981 ラッチアドレスセレクタ
982 ラッチ
983、986 階調電圧発生回路
984、987 デコーダ
985、988 バッファ回路
1500 2つの同極性差動対をもつRail to Railアンプ
1510、1530 N-ch差動対
1520、1540 P-ch差動対
1511、1512、1531、1532 N-chトランジスタ
1521、1522、1541、1542 P-chトランジスタ
3101 カレントミラー
3110、3120、3130、3140 差動対
3111、3112、3121、3122、3131、3132、3141、3142 N-chトランジスタ
3150 スイッチ
3200 Rail to Railアンプ
3210 N-ch差動対
3220 P-ch差動対
3300 複数の同極性差動対をもつRail to Railアンプ
3310、3320 N-ch差動対
3330、3340 P-ch差動対

Claims (12)

  1. 入力対の一方が入力端をなす、複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対を備え、出力端子から供給電源電圧の全範囲にわたる出力が可能な差動増幅器であって、
    少なくとも1つの被判別信号を受け、前記複数の第1導電型の差動対と前記複数の第2導電型の差動対の動作を停止させるか否か判別する判別部と、
    前記判別部の判別結果に応じて、前記複数の第1導電型の差動対と前記複数の第2導電型の差動対の活性化と非活性化を制御する差動対制御部と、
    前記判別部の判別結果を、予め定められた所定の時間だけ遅らせて、前記差動対制御部に供給する制御を行う遅延部と、
    を備え、
    前記判別部は、前記被判別信号として、前記差動増幅器の出力信号を入力し、
    前記差動増幅器の出力信号電圧が、予め定められた所定の電圧よりも高いか低いかを判別する比較回路を備え、
    前記複数の第1導電型の差動対又は前記複数の第2導電型の差動対の動作を停止させるか否か判別する、
    ことを特徴とする差動増幅器。
  2. 前記複数の第1導電型の差動対は、出力対が第1の負荷回路を介して高位側電源に接続され、
    前記複数の第2導電型の差動対は、出力対が第2の負荷回路を介して低位側電源に接続され、
    前記判別部は、前記被判別信号として、前記差動増幅器の出力信号を入力し、
    前記差動増幅器の出力信号電圧が、低位側電源電圧から、前記低位側電源電圧よりも高い、予め定められた第1の電圧値の範囲にあるとき、前記複数の第1導電型の差動対の動作を停止させ、
    前記差動増幅器の出力信号電圧が、高位側電源電圧から、前記高位側電源電圧よりも低く、且つ前記第1の電圧よりも高い、予め定められた第2の電圧値の範囲にあるとき、前記複数の第2導電型の差動対の動作を停止させ、
    前記差動増幅器の出力信号電圧が、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値の間にあるとき、前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対をともに動作させる、という判別結果を出力する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の差動増幅器。
  3. 前記複数の第1導電型の差動対は、出力対が第1の負荷回路を介して高位側電源に接続され、
    前記複数の第2導電型の差動対は、出力対が第2の負荷回路を介して低位側電源に接続され、
    前記判別部は、前記差動増幅器の出力信号電圧、又は出力信号電圧に基づき生成される参照電圧が、予め定められた第1の電圧値と、前記第1の電圧値よりも高い予め定められた第2の電圧値の範囲にあるとき、前記複数の第1導電型の差動対の動作を停止させ、
    前記参照電圧が、前記第2の電圧値よりも高い予め定められた第3の電圧値と、前記第3の電圧値よりも高い予め定められた第4の電圧値の範囲にあるとき、前記複数の第2導電型の差動対の動作を停止させ、
    前記差動増幅器の出力信号電圧が前記第2の電圧値と前記第3の電圧値の間にあるとき、前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対をともに動作させる、という判別結果を出力する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の差動増幅器。
  4. 前記判別部は、前記第1及び第2の被判別信号を入力し、
    前記第2の被判別信号は出力信号の極性を示す極性信号よりなり、
    入力される前記第1の被判別信号のレベルが、予め定められた所定の値よりも高いか低いかを判別する第1の判定部と、
    前記第2の被判別信号が正極性を示すとき、前記複数の第2導電型の差動対の動作を停止させ、前記第2の被判別信号が負極性を示すとき、前記複数の第1導電型の差動対の動作を停止させる判別を行う第2の判別部と、を備え、
    前記第1の判別部の判別結果及び前記第2の判別部の判別結果に基づき、前記差動対制御部への判別結果が出力される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の差動増幅器。
  5. 前記遅延部は、前記判別部からの判別結果が、前記複数の第1導電型の差動対又は前記複数の第2導電型の差動対の動作の停止である場合に、該動作の停止の判別結果を遅延させて、前記差動対制御部に供給する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の差動増幅器。
  6. 前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対の非反転入力端に、第1及び第2の入力信号電圧を切替自在に入力するスイッチ回路を備え、
    前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対の反転入力端には前記出力端子が帰還接続されてなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載の差動増幅器。
  7. 前記複数の第1導電型の差動対と前記複数の第2導電型の差動対のうち非活性状態とされる差動対は、前記差動対を駆動する電流源が非活性状態とされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の差動増幅器。
  8. 前記複数の第1導電型の差動対と前記複数の第2導電型の差動対のうち非活性状態とされる差動対は、前記差動対の出力の差動増幅器への出力端子の伝播が抑止される、
    ことを特徴とする請求項1記載の差動増幅器。
  9. 前記第1及び第2の負荷回路が、第1及び第2のカレントミラー回路よりなり、
    前記第1及び第2のカレントミラー回路の出力端と前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対の出力の接続ノードを制御端子に入力し、前記出力端子をそれぞれ充電、放電駆動する第1、第2の出力トランジスタを備えている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の差動増幅器。
  10. 前記第1及び第2の負荷回路を構成するカレントミラー回路が、複数段縦積みされたトランジスタ対を備えた第1及び第2のフォールデッドカレントミラー回路を構成しており、
    前記第1及び第2のフォールデッドカレントミラー回路の出力端と前記複数の第1導電型の差動対及び前記複数の第2導電型の差動対の出力の接続ノードを制御端子に入力し、前記出力端子をそれぞれ充電、放電駆動する第1、第2の出力トランジスタを備えている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の差動増幅器。
  11. 複数の電圧レベルを生成する階調電圧発生回路と、
    複数の出力端を備え、
    入力データに基づいて前記複数の電圧レベルの中から選択された複数の電圧を前記出力端より出力するデコーダと、
    前記デコーダの複数の出力端に入力端がそれぞれ接続され、前記入力データに対応した電圧を出力端子より出力するバッファ回路と、
    を備え、前記バッファ回路は、請求項1乃至請求項1のいずれか一に記載の前記差動増幅器よりなる、
    ことを特徴とする、表示装置用のデータドライバ。
  12. 一の方向に互いに平行に延在された複数本のデータ線と、
    前記一の方向に直交する方向に互いに平行に延在された複数本の走査線と、
    前記複数本のデータ線と前記複数本の走査線の交差部にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、
    を備え、
    前記複数の画素電極のそれぞれに対応して、ドレイン及びソースの一方が対応する前記画素電極に接続され、前記ドレイン及びソースの他方が対応する前記データ線に接続され、ゲートが対応する前記走査線に接続されている、複数のトランジスタを有し、
    前記複数の走査線に対して走査信号をそれぞれ供給するゲートドライバと、
    前記複数のデータ線に対して入力データに対応した階調信号をそれぞれ供給するデータドライバと、
    を備え、
    前記データドライバは、請求項1に記載の前記表示装置用のデータドライバよりなることを特徴とする表示装置。
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