JP4817943B2 - 遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造 - Google Patents

遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造 Download PDF

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Description

この発明は、遊技機に設けられ、解錠コードを変更可能な施錠装置に対する不正なリセット操作を防止し得る遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ式遊技機には、特許文献1に示す如く、リセットレバーを操作することにより解錠コードをリセット(初期化)し得る解錠コード可変式の施錠装置が、前枠および中枠、または中枠および外枠の施錠装置として広く採用されている。特許文献2に示されるように、このような施錠装置は、通常、中枠の一方側(例えば、右側)に取付けられ、カギを挿入するための鍵穴を遊技機の前面に臨ませている。また、前記リセットレバーは、施錠装置の後部側に設けられており、前記中枠を閉成した状態においては、リセットレバーが遊技機の裏側に位置するようになっている。一方、施錠装置の解錠コードをリセットする際には、前記中枠を開放してリセット操作が行なわれる。すなわち、前記リセットレバーを施錠装置の後部に設けることで、中枠の閉成時(遊技時)には、リセットレバーは遊技機の裏側に位置するので、遊技機の前側からの自由なリセット操作を防止し得るようになっている。
特許第2893614号公報 特開2003−190566号公報
ところで、一般的な遊技場では、複数の遊技機が並列的に近接配置されて、いわゆる「島」を構成して遊技に供されているが、隣接する遊技機同士の間には僅かな隙間が形成されてしまう。従って、このような隙間からピアノ線等の不正器具を挿入させて、該不正器具を遊技機の裏側から前記リセットレバーへ到来させることができれば、施錠装置の不正なリセット操作が行なわれてしまう畏れがあった。すなわち、従来の構造では、リセットレバーの不正操作を完全に防止し得るものではなく、更なる改善が望まれていた。
そこで本発明は、従来の不正リセット防止構造に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、不正なリセット操作を防止し得る遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造は、
外枠(12)と、上下左右の枠部(32,34,36,38)で構成され、左右一方の枠部(36)が前記外枠(12)に開放可能にヒンジ接続された中枠(14)と、前記中枠(14)に対し開閉可能に配設された前枠(16)と、前記中枠(14)に鍵孔(58a)前面に臨むよう配設され、設定された解錠コードに対応するカギにより一方向に解錠された際に外枠(12)に対する中枠(14)の開放を許容すると共に、該カギにより他方向に解錠された際に中枠(14)に対する前枠(16)の開放を許容する解錠コード可変式の施錠装置(58)とを備えた遊技機において、
前記中枠(14)の下側の枠部(34)における左右他方の枠部(38)側に形成され、前方および左右他方の枠部(38)側に向けて開放する収容空間(82)を画成する後方カバー部(64)と、
前記左右他方の枠部(38)の外側面側に配設され、前記外枠(12)と中枠(14)とを施錠すると共に前記施錠装置(58)を一方向に解錠した際に作動して外枠(12)と中枠(14)とを解錠する板状の第1施錠機構(42)と、
前記左右他方の枠部(38)の外側面側に配設され、前記前枠(16)と中枠(14)とを施錠すると共に前記施錠装置(58)を他方向に解錠した際に作動して前枠(16)と中枠(14)とを解錠する板状の第2施錠機構(44)と、
前記左右他方の枠部(38)における前記収容空間(82)に対応する箇所に形成した中枠開口部(38a)、前記第1施錠機構(42)における収容空間(82)に対応する箇所に形成した第1開口部(42a)および前記第2施錠機構(44)における収容空間(82)に対応する箇所に形成した第2開口部(44a)により構成され、該収容空間(82)に連通するリセット用開口部(80)とを備え、
前記施錠装置(58)は、前記左右他方の枠部(38)の内側面側に配設され、該施錠装置(58)の後部(58d)に設け前記解錠コードをリセットする操作部(58b)が前記収容空間(82)に収容された状態で前記後方カバー部(64)および左右他方の枠部(38)により覆われるよう構成され、
前記外枠(12)に対して中枠(14)を閉成した際に、前記リセット用開口部(80)が外枠の内側面で覆われて前記施錠装置(58)の操作部(58b)に対するリセット操作が規制されると共に、
前記外枠(12)に対して中枠(14)を開放した際に、前記リセット用開口部(80)を介して前記施錠装置(58)の操作部(58b)に対するリセット操作が許容されるよう構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記施錠装置の操作部を後方カバー部および左右他方の枠部で覆うようにしたので、操作部の不正なリセット操作を確実に防止し得る。また、収容空間に連通するリセット用開口部を開設したので、中枠を開放した状態における適正なリセット操作を行うことが可能となる。しかも、このリセット用開口部は、中枠の閉成時に外枠によって覆われるので、遊技時に不正器具をリセット用開口部から侵入させることはできず、該リセット用開口部を介しての不正操作を防止し得る。
本発明に係る遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造によれば、施錠装置の操作部に対する不正なリセット操作を確実に防止することができる。
次に、本発明に係る遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技球を使用して遊技を行なう一般的な遊技機(パチンコ機)を例として、本発明を説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すように遊技機10の遊技盤20を正面側から見た場合において指称するものとする。
図1は、本発明に係る遊技機における施錠装置58の不正リセット防止構造が採用された遊技機10の正面図である。この遊技機10は、その基本構造として、外観形状を構成する機枠としての外枠12、中枠14(図4参照)および前枠16を備え、該中枠14の前方側に画成される遊技盤保持空間18に、前面に遊技領域20aを画成する遊技盤20が配設される。遊技機10の一方側(図1の左側)には、前記中枠14および前枠16、外枠12および中枠14を夫々ヒンジ接続するヒンジ機構22が上下に離間して複数設けられ、外枠12に対して中枠14が、また中枠14に対して前枠16が夫々開閉自在に組付けられている。なお、以下の説明においては、図1における遊技機10の左側(ヒンジ側)を軸側、右側を開放側と指称することとする。また、図中の符号24および26は、夫々、上皿および下皿を示し、また符号28は、図示しない打球発射装置を作動するハンドル部を示している。
遊技機10の前面に設けられる前枠16は、遊技者から最も視認され易い部材であり、ランプやボタン等、各種の装飾・表示部材が配設されて、美観の向上が図られている。また、前枠16の下部を構成する前記下皿26は、該前枠16とは別体的に構成され、中枠14に対して独立して開放し得るようになっている。
図2は、中枠14の各枠部を分解した状態で示ず斜視図であり、図3は、前枠16を取外した状態の中枠14を、前方から見た斜視図である。前記中枠14は、上枠部32、下枠部34、軸側枠部36(一方の側部)および中枠開放側枠部(他方の側部)38を矩形枠状に組付けて構成され、その内側面に前記遊技盤保持空間18が画成される。前記上枠部32および下枠部34は、夫々、樹脂により一体成形され、また、前記軸側枠部36および中枠開放側枠部38は、金属等により形成されている。図4に示すように、前記上枠部32の後方側には、上方に開口して遊技球を貯留する球タンク46が設けられると共に、上枠部32の軸側には、前記ヒンジ機構22が取付けられている。前記軸側枠部36には、前記遊技盤20の軸側を支持する遊技盤支持部36a,36aが上下に離間して設けられている。前記下枠部34には、打球発射装置やスピーカ等の各種装置が配設されると共に、軸側の下枠部34における中央部および下部に前記ヒンジ機構22,22が設けられている。また、下枠部34の前面開放側にカバー部材40が設けられ、該カバー部材40に開設された第1挿通孔40aを介して、前記ハンドル部28が下枠部34に取付けられる。更に、下枠部34の開放側には、前方および開放側に開放する収納空間82が画成され、前記中枠開放側枠部38を下枠部34に組付けた際に、後述する施錠装置58が収納空間82に収容されるようになっている。すなわち、図7および図8に示すように、下枠部34における前記収納空間82を画成する部位が、施錠装置58の後部58dを覆って保護する後方カバー部(保護カバー)64として機能している。なお、中枠14の後面側には、遊技盤20に配設された図柄表示装置、基板等の電子部品を保護するためのリアパック48が設けられる(図4参照)。
遊技機10の外郭形状を規定する外枠12は、図13に示すように、中枠14と同様に上下左右の4枚の枠部により矩形枠状に形成され、こられ枠部が形成する内部領域に中枠14を収納保持すると共に、外枠12に対する中枠14の閉成状態で前記前枠16の外周側の表面が外枠12の前面に当接するよう構成される。なお、外枠12を形成する各枠部のうち、殊に、開放側の枠部を外枠開放側枠部50、軸側の枠部を外枠軸側枠部12aと指称することとする。また前記外枠開放側枠部50の内側には、遊技機10の機内側へ向けて突出する係合片50aが上下に離間して2つ設けられると共に、両係合片50a,50aの間に押圧片50bが設けられ、該押圧片50bは、中枠14を外枠12に対して閉成した際に、後述の第1開放規制部材52の被押圧片52aを押圧するよう構成される。
図5および図6に示すように、前記中枠14の中枠開放側枠部38には、前記前枠16および中枠14の開閉時に作動して施錠・解錠を行なう第1,第2施錠機構42,44が設けられると共に、該施錠機構42,44を開放動作させる前記施錠装置58が、取付部56を介して中枠開放側枠部38の機内側に取付けられている。そして、これら中枠開放側枠部38、施錠機構42,44および施錠装置58が、施錠部60として1つのユニットを構成している。
前記施錠装置58は、前記中枠開放側枠部38の機内側において、前記遊技盤保持空間18を狭めない位置に設けられ、中枠14を閉成した際に、施錠装置58の鍵穴58aが、前記カバー部材40の第2挿通孔40bを介して外枠開放側枠部50の近傍に臨むようになっている(図1参照)。この施錠装置58は、解錠コード(各カギに対応したコード)を変更可能な可変式の施錠装置であって、図5(a)および図7に示すように、設定された解錠コードをリセットするためのリセットレバー(操作部)58bが、施錠装置58の後部58dに設けられている。前記解錠コードをセット(設定)する場合には、先ず始めに、リセットレバー58bを操作して押下げることで施錠装置58をリセット状態(フリー状態)とする。そして、任意のカギを鍵穴58aに挿通し、施錠装置58のシリンダ58cを回転させることで、当該カギに対応した解錠コードに設定することができ、この解錠コードが再びリセットされるまで、そのカギでのみ施錠装置58を解錠させることが可能となる。また、前記解錠コードをリセットすれば、他の異なるカギに対応するよう何度でも解錠コードを変更することができる。図6に示すように、前記施錠装置58の後方側には、前記シリンダ58cに軸支されたカム62が回転自在に設けられ、解錠時の回転力によって該カム62に係合する前記第1,第2施錠機構42,44を上下にスライドさせるようになっている。
前述したように、前記施錠装置58のリセットレバー58bの後方側は、下枠部34に一体成形された後方カバー部64によって覆われており、また、施錠装置58の開放側は中枠開放側枠部38が延在している。すなわち、前記施錠装置58のリセットレバー58bは、後方カバー部64および前記中枠開放側枠部38によって覆われ、これら後方カバー部64および中枠開放側枠部38がリセットレバー58bの不正操作を防止する保護カバーとしての機能を果たしている。更に、図6および図7に示すように、前記中枠開放側枠部38における施錠装置58の後部58dに対応する部位には、中枠開放側枠部38の機内外方向に向けて開口する中枠開口部38aが開設されいる。また、後述するように、前記第1,第2施錠機構42,44にも、前記中枠開口部38aに対応して開口部42a,44aが夫々開設され、これら中枠開口部38aおよび両開口部42a,44aを介してリセットレバー58bにアクセスし得るようになっている。すなわち、実施例においては、これら中枠開口部38aおよび開口部42a,44aがリセット用開口部80として機能するようになっている。そして、解錠コードをリセットする際には、針金等の操作桿をリセット用開口部80を介して中枠14の機内側へ挿入させて、リセットレバー58bを操作することができる。前記リセット用開口部80は、中枠14の閉成時においては、図8に示す如く、前記外枠開放側枠部50の内側面50cによって閉塞(覆われる)されており、図4および図7に示すように、中枠14を開放させた場合にのみ外部に臨むよう構成される。
前述したように、従来の施錠装置58には、リセットレバー58bを保護するカバーが設けられておらず、図8の矢印が示すように、隣接する遊技機10との隙間Sから侵入させた操作桿により、リセットレバー58bを不正に操作されてしまう畏れがあった。しかるに、不正リセット防止構造が実装された実施例に係る遊技機10においては、施錠装置58の後方および機内側を前記後方カバー部64が、また、施錠装置58の開放側(側面側)を中枠開放側枠部38が覆うので、遊技機10の隙間から操作桿を侵入させたとしてもリセットレバー58bへ到達することはできず、不正なリセット操作は防止される。すなわち、前記リセットレバー58bの操作は、中枠14を開放させた場合にのみ許容され、中枠14の閉成時には、リセットレバー58bへのアクセスは不能とされる。
次に、実施例の遊技機10に採用される前記施錠部60(中枠開放側枠部38、第1,第2施錠機構42,44および施錠装置58)の具体的構成について、以下説明を行なう。図6は、施錠部60の分解斜視図である。前記施錠部60は、中枠開放側枠部38に、第1,第2施錠機構42,44および施錠装置58を直接取付けて構成される。前記第1施錠機構42は、中枠14と外枠12とを施錠・解錠し、また、前記第2施錠機構44は、前枠16と中枠14との施錠・解錠を行なう。この第1,第2施錠機構42,44は、遊技球や遊技盤20の側部との干渉を防止するため、夫々、中枠開放側枠部38の機外方向側に配設される。第1施錠機構42は、後方に突出する2つの中枠鉤片42b,42bと、これらを連結して共に昇降させる板状の第1施錠杆42cとを有し、該第1施錠杆42cの下端部には前方に突出する規制部42dが形成される。前記中枠鉤片42b,42bの先端には、夫々折返しが上側に向けて設けられると共に、その上端を前方から後方に掛けて下方傾斜させている。そして、中枠14を外枠12に対して閉成した際に、両中枠鉤片42b,42bが外枠開放側枠部50の係合片50a,50a(図13参照)に係合するようになっている。
前記第2施錠機構44は、前記第1施錠機構42と同様な板状体であって、前方に突出する3つの前枠鉤片44c,44c,44cと、これらをつなぐ第2施錠杆44dとを備えている。各前枠鉤片44cは、その下部が前方から後方へかけて下方傾斜したフック形状をなしており、前記前枠16を中枠14に対し閉成した際に、前枠16の図示しない挿通溝に係合するようになっている。前記第2施錠杆44dの中間部には、後方に突出する指先操作部44eが設けられている。この指先操作部44eは、中枠14が外枠12に対して開放している状態(図4参照)で、更に前枠16を施錠装置58を使用せずに開放させる場合に、前記第2施錠機構44を手指でスライドさせるためのものである。更に、第1施錠機構42および第2施錠機構44の良好な機械特性と耐久性、および部品点数の削減や加工コストの低減の観点から、前記中枠開放側枠部38と同様に、両施錠機構42,44を金属板材料により一体成形するのが好適である。なお、第1施錠機構42の下方へのスライドが中枠開放作動に、また、第2施錠機構44の上方へのスライドが前枠開放作動に夫々対応している。また、前記施錠装置58を図1の時計回り方向へ回転させると中枠14が外枠12に対して開放し、また、施錠装置58を図1の反時計回り方向へ回転させると、前枠16が中枠14に対して開放するものとする。
前記第1,第2施錠機構42,44には、夫々、前記中枠開口部38aと対応する位置に開口部42a,44aが開設されて前記リセット用開口部80を構成している。そして、前記カム62が中枠開口部38aを介して両開口部42a,44aに係合している。すなわち、第1,第2施錠機構42,44に設けられた開口部42a,44aは、操作桿でリセットレバー58bを操作するための挿通孔としての機能と、カム62が係合するための被係合部としての機能を併せ持っている。図6に示すように、前記カム62は2つの突片(第1突片62aおよび第2突片62b)を有し、第1突片62aが第1施錠機構42の開口部42aに形成された第1突片押下部42fと、また第2突片62bが第2施錠機構44の開口部44aに形成された第2突片押上部44fと係合し、解錠時に両第1,第2施錠機構42,44をスライドするようになっている。また、第1施錠機構42の開口部42aにおける第2突片62bの回転面に対応する位置に切欠42gが設けられ、前枠16の解錠時に第2突片62bが干渉するのを防止している。更に、第2施錠機構44の開口部44aにおける第1突片62aの回転面に対応する位置にもスリット44gが形成され、中枠14の解錠時における第1突片62aの干渉防止が図られている。なお、カム62が施錠装置58によって回転する際に第1突片62aが描く回転面と、第2突片62bが描く回転面とは、遊技機10の前後方向に若干オフセットするよう設定される。
図6に示すように、前記第1施錠機構42と第2施錠機構44との間には、第1開放規制部材52および閉鎖規制部材66が設けられると共に、前記中枠開放側枠部38と第1施錠機構42との間には、第2開放規制部材54が設けられている。第1,第2開放規制部材52,54は、中枠14と外枠12とが閉成している状態で、第1施錠杆42cが施錠位置から開放位置に移動(下方ヘスライド)するのを規制するべく機能する。第1開放規制部材52は、後方に突出する被押圧片52aおよびストッパー片52bを備え、その上部を第1弾性体68に係止した状態で、第1ピン70を介して中枠開放側枠部38に揺動自在に取付けられる。この第1開放規制部材52は、第1弾性体68により、常に前記被押圧片52aを後方へ回動させる向きへ付勢されており、中枠14の開放時には前記ストッパー片52bが前方へ臨むようになっている。また、中枠14の閉成時には、外枠12の押圧片50bにより前記被押圧片52aが前方へ押圧されて、前記ストッパー片52bを後方へ突出させるようになっている(図9(a)参照)。
第2開放規制部材54は、前記ストッパー片52bと当接可能なストッパー当接部54aと、前記カム62の第1突片62aにより押下げられる第1突片当接部54bとを備えている。更に、第2開放規制部材54の上部は前記第1弾性体68に係止されて、第1施錠杆42cに第2ピン72を介して揺動自在に支持される。すなわち、前記第1施錠機構42を下方へスライドさせると、この第2開放規制部材54は、前記第1弾性体68によって上方へ付勢されつつ第1施錠機構42と共に下降するようになっている。従って、前記第1施錠機構42は、スライド時、常に上方への弾性力が付与されることとなる。更に第2開放規制部材54は、前記第1弾性体68によって前記第1突片当接部54bを前方へ押し出すよう付勢されて、常に該第1突片当接部54bが前記中枠開口部38a(リセット用開口部80)に臨むよう構成される。前記閉鎖規制部材66は、第1施錠杆42cの前記規制部42dと係合可能な規制片66aと、中枠14の閉成時に外枠12の下方側の係合片50aにより押圧される規制解除部66bとを有し、中枠開放側枠部38に第3ピン74を介して揺動自在に取付けられる。また閉鎖規制部材66は、第2弾性体76により、常に規制片66aを後退させる方向に、また規制解除部66bを上昇させる方向(図9(b)における反時計回り方向)に付勢されており、第1施錠機構42が最下端に到来した場合に前記規制部42dとの係合が自動的に行なわれるようになっている。
次に、実施例に係る中枠開放側枠部38の具体的構成について、以下説明を行なう。図6〜図8に示すように、前記中枠開放側枠部38は、複数の段からなる階段状の横断面形状を有する板材料から形成され、該横断面形状は、遊技機10の後側から前側に向かって機外方向に広がる方向に形成されている。中枠開放側枠部38の最も機外側に形成される第1段部38bには、中枠14の閉成時に前記外枠開放側枠部50の前縁部が収納されるようになっている(図8参照)。また、中枠開放側枠部38の第1段部38bより機内側に形成される第2段部38cには、前記第1,第2施錠機構44をスライド自在に収容し得るよう構成される。また第2段部38cには、前記前枠鉤片44c,44c,44cを挿通可能な挿通溝38d,38d,38dが開設されている(図5(b)参照)。更に、図6に示すように、中枠開放側枠部38の後方には、前記外枠12の係合片50a,50aが係合するスリット38e,38eが上下に2つ設けられ、両スリット38e,38eに対応して後縁部に開口部38i,38iが形成されている。なお、中枠開放側枠部38の横断面には、中空の2つの閉領域38f,38f、段差部38gおよび2つの突起部38h,38hが形成され、中枠開放側枠部38の局所的な座屈や曲げ変形に対する強度向上が図られている。また、前述したように、中枠開放側枠部38は機械特性の観点から金属材料より形成されるのが好適であるが、このような前記階段形状等を有する横断面をなすことから、押出成形によって成形するのがよい。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る遊技機10における施錠装置58の不正リセット防止構造の作用について説明する。先ず始めに、中枠14−外枠12および前枠16−中枠14の夫々の開閉構造について説明を行なう。外枠12に対して中枠14が閉成している場合においては、図10(a)に示すように、前記第1施錠機構42の中枠鉤片42b,42bが、前記中枠開放側枠部38の開口部38i,38iおよびスリット38e,38eと重なる位置(以下、施錠位置とする)にあって、スリット38e,38eに収納された外枠12の係合片50a,50aに係合している。また、外枠12の前記押圧片50bは、第1開放規制部材52の被押圧片52aを遊技機10の前方側へ押圧しており、図9(a)に示すように、第1開放規制部材52のストッパー片52bが前記第2開放規制部材54のストッパー当接部54a付近に臨んでいる。従って、中枠14の閉成時において、第2開放規制部材54は下方へのスライドが規制され、これにより第2開放規制部材54と第2ピン72を介して連結される第1施錠機構42の下降が防止される。更に、図9(b)に示すように、中枠14の閉成時においては、前記閉鎖規制部材66の規制解除部66bは外枠12の係合片50a(図13参照)により前方側へ押圧されている。
この状態において、施錠コードが一致するカギで前記施錠装置58を一方向(図1では時計回り方向)へ回動させると、前記カム62の第1突片62aが第2開放規制部材54の第1突片当接部54bに当接して、図9(c)に示すように、該第1突片当接部54bを後方へ押し上げ、前記ストッパー当接部54aとストッパー片52bとの係合が解除される。そして前記カム62の第1突片62aが前記第1施錠杆42cの第1突片押下部42fに当接し、第1施錠機構42を下方へ押下げる。すると前記中枠鉤片42b,42bが下方へスライドして、中枠開放側枠部38の開口部38i,38iおよびスリット38e,38eから離間する(図10(b)参照)。これにより、前記外枠12の係合片50a,50aがスリット38e,38eから離脱し、中枠14を開放させることが可能となる。
前記中枠14を開放させると、図4および図11に示すように、中枠開放側枠部38(施錠部60)が外部へ臨み、前記施錠装置58のリセットレバー58bへのアクセスが許容される。従って、前記リセット用開口部80(すなわち、中枠開口部38aおよび第1,第2施錠機構42,44の開口部42a,44a)を介して、線状の操作桿を挿通することで前記リセットレバー58bをリセット操作することができる。すなわち、施錠装置58の解錠コードをリセットする際には、前記中枠14を開放し、線状の操作桿等を前記リセット用開口部80に挿通すれば、リセットレバー58bを操作することが可能となる。
中枠14が開放可能となる図10(b)の状態から、更に施錠装置58を回転させて前記第1施錠機構42を解錠位置の最下方までスライドさせると、第1施錠機構42の規制部42dは閉鎖規制部材66よりも下方に突出する(図9(d)参照)。一方、閉鎖規制部材66は前記第2弾性体76の弾力により反時計回り方向に付勢されているので、前記規制片66aは後方へ回動して前記規制部42dと係合する(図9(e)参照)。これにより、その後、作業者が施錠装置58に対するカギの回転操作を解除したとしても、第1施錠機構42が前記第2弾性体76に引っ張られて上方にスライドすることはなく、第1施錠機構42を解錠位置に保持することができる。
また、中枠14を閉成する場合には、図10(c)に示す前記規制片66aと規制部42dとが係合した状態において、中枠14を外枠12に収納するよう押し当てると、前記閉鎖規制部材66の規制解除部66bは、中枠開放側枠部38の下方側のスリット38eに臨んだ外枠12の係合片50aによって前方へ押込まれ、前記規制片66aと規制部42dとの係合が解除される。これにより、第1施錠機構42は前記第2弾性体76の弾性力により引き上げられ、該第1施錠機構42の中枠鉤片42b,42bと外枠12の係合片50a,50aとが係合し、中枠14と外枠12とが施錠される。この時、外枠12の前記押圧片50bによって、第1開放規制部材52の被押圧片52aが前方へ押し込まれ、第1開放規制部材52のストッパー片52bとストッパー当接部54aとが係合し、中枠14と外枠12との開放が規制される。これにより、中枠14および外枠12の施錠を確実に保持することが可能となる。
更に、中枠14を閉成させた場合においては、図8に示すように、前記中枠開放側枠部38は前記外枠開放側枠部50の近傍に位置し、前記リセット用開口部80は該外枠開放側枠部50の内側面50cによって覆われることとなる。しかも、前述のように、前記施錠装置58の後方側には後方カバー部64が設けられており、前記リセットレバー58bは、後方カバー部64および中枠開放側枠部38によって完全に保護された状態となる。すなわち、中枠14の閉成時においては、前記リセットレバー58bへのアクセスが完全に不能となり、遊技時に不正器具を遊技機同士の隙間から侵入させたとしても、不正なリセット操作を行なうことは防止される。
次に、前枠16を中枠14に対して開放させる際には、前記施錠装置58を他方側(図1の反時計回り方向)に回転させると、前記カム62が回転されて、その第2突片62bが第2施錠機構44の第2突片押上部44fと当接して該第2突片押上部44fを上方に押し上げる。これにより、前記第2施錠機構44が上方へスライドし、前記前枠鉤片44c,44c,44cが解錠位置まで押し上げられるので、前枠16に設けられた挿通溝との係合が解除され、前枠16の開放が許容される。なお、図4に示す如く、中枠14を外枠12から開放させた状態においては、前記第2施錠機構44に設けられた指先操作部44eを手動で引き上げることで、前記施錠装置58の解錠によらず前枠16を開放させることができる。
また、前枠16を中枠14に対して閉成する場合には、施錠装置58を反時計回り方向に回転させて、前記第2施錠機構44の前枠鉤片44c,44c,44cを押し上げた状態のまま、前枠16を中枠14に押し当てる。そして、各前枠鉤片44cが前枠16の挿通溝内へ臨んだ状態で施錠装置58の付勢を解除すると、第2施錠機構44は前記第2弾性体76により下方へスライドされる。これにより、前枠鉤片44cと前枠16の挿通溝とが係合し、前枠16と中枠14との施錠が行なわれる。なお、図6に示すように、各前枠鉤片44cは、前方から後方に掛けて下方傾斜しているので、前述したように施錠装置58を前枠解錠方向へ付勢させずに前枠16を閉成させたとしても、前枠16の挿通溝縁部によって前枠鉤片44cが自動的に押し上げられ、前枠16の施錠が行なわれるようになっている。
以上に示したように、実施例に係る遊技機10における施錠装置58の不正リセット防止構造によれば、前記施錠装置58のリセットレバー58bを覆う保護カバー(後方カバー部64および中枠開放側枠部38)を設けたので、リセットレバー58bの不正なリセット操作を確実に防止し得る。また、中枠開放側枠部38にリセット用開口部80(中枠開口部38a)を開設したので、中枠14を開放させた状態における適正なリセット操作を行なうことが可能となる。しかも、この機内外方向に開放するリセット用開口部80は、中枠14の閉成時に前記外枠開放側枠部50によって側方側が覆われるので、遊技時に不正器具をリセット用開口部80から侵入させることはできず、該リセット用開口部80を介しての不正操作を防止し得る。
また、実施例で示した構成に付随する効果として、更に、以下を挙げることができる。従来の遊技機10における施錠部60では、断面L字状の施錠基材(図示せず)に施錠機構42,44と施錠装置58とを組付けてユニット化し、これを、中枠開放側枠部38に取付ける構成を採っていた。一方、実施例で示した施錠部60においては、中枠開放側枠部38に第1,第2施錠機構42,44と施錠装置58とを直接取り付けて構成することにより、前記施錠基材を不要とすることができる。これにより、施錠基材の取付面の厚さと、これを中枠開放側枠部38に結合するために従来必要であった取付座(図示せず)の厚さに相当するデッドスペースを削減し、中枠14における前記遊技盤保持空間18として使用可能な面積を拡大することが可能となる。またこの結果、施錠基材、および上記の取付座や緊締具などの部品点数を削減することができ、機体の製造、組立コストの削減が図られる。
また、実施例に係る中枠開放側枠部38の断面形状は、機外方向に拡張する階段状に形成されており、これにより前記遊技盤保持空間18の拡大を図ることができる。また、前記第1,第2施錠機構42,44を中枠開放側枠部38の第2段部38c内に収容する構成としたので、前枠16や中枠14の開閉時に第1,第2施錠機構42,44が干渉することがなく、また、第1,第2施錠機構42,44を確実にスライドさせることができる。更に、中枠開放側枠部38の横断面を階段状とすることで、高い剛性と曲げおよび座屈強度を確保し得る。しかも、第1,第2施錠機構42,44および外枠開放側枠部50を、夫々第1,第2段部38b,38cに収容する構成とすることで、遊技機10の正面から見た場合に、中枠開放側枠部38、第1,第2施錠機構42,44および外枠開放側枠部50の各厚さの合計よりも遙かに小さな幅寸法とすることが可能となり、遊技盤保持空間18として使用可能な面積を充分に拡大することができる。
また、遊技球が転動流下する遊技領域20aは中枠14の前面側に形成されることが一般的であるところ、中枠開放側枠部38の階段状の横断面を遊技機10の後側から前側に向かって機外方向に広がる方向に形成することによって、前記遊技領域20aのさらなる拡大を図ることができる。また、中枠開放側枠部38の横断面には、前記閉領域38f、段差部38gおよび突起部38hが形成されている。前記閉領域38fは、階段状断面の両端に近い位置に設けることで中枠開放側枠部38の局所的な座屈や曲げ変形に対する強度を好適に高めることができると共に、機枠内部への不正な侵入も防止できる。また前記閉領域38fを第1段部38bの前方に形成したことにより、外枠12の前縁を第1段部38bに収納保持する際に、かかる前縁が第1段部38bと所定の撃力をもって衝突したとしても、第1段部38bまたはその近傍の損傷を防止できる。また、前記段差部38gは、中枠開放側枠部38の機械特性を向上するリブの機能も兼ねている。更に、前記突起部38hを中枠開放側枠部38の前後方向に延出することにより、それぞれ中枠14と前枠16、中枠14と外枠12との重なり長さが大きくなるため、やはり器具などを用いての機枠内部への不正な侵入を防止することができる。更にまた、遊技機10の前側に向かって広がる階段状の横断面形状としたことで中枠開放側枠部38の後側が内部に入り込む形となるため、遊技機10の後側より機枠の内部に侵入することがより困難となる。
なお、実施例では、後方カバー部64が施錠装置58における後部58dの全体を覆うように構成したが、リセットレバー58bを保護し得るのであれば、例えば、図12に示すように、施錠装置58の後部58dの一部を覆うように変更してもよい。また、実施例においては、施錠装置58の後方を覆う後方カバー部64が中枠14の下枠部34に一体成形した場合を示したが、例えば、図14に示すように、後方カバー部64を中枠開放側枠部38の機内側に一体的に設けてもよい。更に後方カバー部64を別体構成として、施錠装置58の後方を覆うよう下枠部34や中枠開放側枠部38に配設してもよい。更にまた、実施例では、後方カバー部64と中枠開放側枠部38とを合わせて保護カバーとして機能させた場合を示したが、少なくともリセットレバー58bを覆って不正操作を防止し得るならば、単独の保護カバーを採用することも可能である。この場合、前記リセット用開口部は、保護カバーの開放側(外枠12に対向する側)に設けられ、また、前記施錠部60にはリセット用開口部に対応する位置に所要の開口部が開設されることとなる。
また実施例においては、本発明に係る不正リセット防止構造について、遊技球を使用する遊技機10を例に説明したが、本発明を実施可能な遊技機としてはこれに限定されるものではない。例えば、遊技機がスロットマシンや、パチンコ球を使用したスロットマシン等である場合が挙げられる。また、前記第1,第2施錠機構42,44の駆動方式も、本実施例で示した係合片(中枠鉤片42bおよび前枠鉤片44c)を連結する第1,第2施錠杆42c,44dをカム62により昇降駆動する機械式のもののほか、モーターやソレノイドを駆動力とする電気式のものを使用または併用することもできる。また、前記第1および第2施錠機構42,44は、ともに昇降動作する2機の機構から構成する場合を示したが、施錠機構としてはこのほか、中枠14および外枠12の開放を規制する機能と、前枠16および中枠14の機枠の開放を規制する機能を有する限り、1機の機構によってこれを実現してもよい。また、第1,第2施錠機構42,44が一部の部材を共有することもまた排除するものではない。
また実施例においては、中枠開放側枠部38の階段状の横断面のうち、いずれかの段の内部に第1,第2施錠機構42,44を収納した状態で組付けることが好適であるところ、第1,第2施錠杆42c,44dを薄型の板状とすることが機枠の幅寸法を小さくする観点から好適である。なお、ここでいう板状とは、端部に折り返しなどの面外突出部を有する態様を排除するものではなく、施錠杆が全体に薄型で中枠開放側枠部38の厚みを抑制できるものという趣旨である。ここで、さらに第1,第2施錠杆42c,44dを、中枠開放側枠部38に平行な1つの平面内に並べた状態で前記段の内部に収納することにより、施錠機構の厚みをより小さなものとすることができる。すなわち、実施例においては第1,第2施錠杆44dが互いに重なった状態で中枠開放側枠部38に組み付けられているところ、これを横並びの状態で組み付けることにより、第1段部38bの幅をより小さなものとすることができる。なお、例えばカム62の第1突片62aおよび第2突片62bの前後方向のオフセット量を十分に大きくすることで、かかる1つの平面内に並設された2つの施錠杆をともに駆動することが可能である。また、第1,第2施錠杆42c,44dの機能を併せもつ1枚の板カムを施錠装置58で駆動する方式とすれば、同様に幅寸法の削減の効果を得られるとともに、さらに部品点数の低減も図ることができる。
実施例に係る不正リセット防止構造が実装された遊技機を示す正面図である。 実施例に係る中枠を、各枠部を分解した状態で示す斜視図である。 実施例に係る中枠を正面側から見た斜視図である。 実施例に係る中枠を開放させた状態の遊技機を示す斜視図である。 実施例に係る施錠部を示す斜視図であって、(a)は施錠装置を示す拡大背面図、(b)は施錠部を軸側から見た場合を示す。 実施例の施錠部を示す分解斜視図である。 中枠を開放した状態における中枠開放側枠部の横断面図である。 中枠を閉成した状態における中枠開放側枠部の断面図であって、図3のVIII−VIII線横断面図である。 第1,第2開放規制部材および閉鎖規制部材の係合構造を示す拡大図であって、(a)は、第1開放規制部材のストッパー片が第2開放規制部材のストッパー当接部に係合した状態を示し、(b)は閉鎖規制部材の非作動状態を示し、(c)はストッパー片とストッパー当接部との係合が解除された状態を示し、(d)は第1施錠機構が下方へスライドして閉鎖規制部材が作動する直前の状態を示し、(e)は閉鎖規制部材が規制部と係合した状態を示す。 実施例に係る施錠部を開放側から見た側面図であって、(a)は中枠閉成時を示し、(b)は第1施錠機構を下方へスライドさせた状態を示し、(c)は中枠が開放して閉鎖規制部材が規制部と係合した状態を示す。 中枠開放時における施錠装置付近を示す拡大図である。 変更例に係る不正リセット防止構造が実装された中枠を示す拡大断面図である。 実施例に係る外枠を示す斜視図である。 別の変更例に係る不正リセット防止構造が実装された施錠部を示す斜視図である。
符号の説明
12 外枠,14 中枠,16 前枠,32 上枠部(枠部),34 下枠部(枠部)
36 軸側枠部(左右一方の枠部),38 中枠開放側枠部(左右他方の枠部)
38a 中枠開口部,38b 第1段部(段部),42 第1施錠機構
42a 開口部(第1開口部),44 第2施錠機構,44a 開口部(第2開口部)
58 施錠装置,58a 鍵孔,58b リセットレバー(操作部),58d 後部
64 後方カバー部,80 リセット用開口部,82 収容空間

Claims (2)

  1. 外枠と、上下左右の枠部で構成され、左右一方の枠部が前記外枠に開放可能にヒンジ接続された中枠と、前記中枠に対し開閉可能に配設された前枠と、前記中枠に鍵孔前面に臨むよう配設され、設定された解錠コードに対応するカギにより一方向に解錠された際に外枠に対する中枠の開放を許容すると共に、該カギにより他方向に解錠された際に中枠に対する前枠の開放を許容する解錠コード可変式の施錠装置とを備えた遊技機において、
    前記中枠の下側の枠部における左右他方の枠部側に形成され、前方および左右他方の枠部側に向けて開放する収容空間を画成する後方カバー部と、
    前記左右他方の枠部の外側面側に配設され、前記外枠と中枠とを施錠すると共に前記施錠装置を一方向に解錠した際に作動して外枠と中枠とを解錠する板状の第1施錠機構と、
    前記左右他方の枠部の外側面側に配設され、前記前枠と中枠とを施錠すると共に前記施錠装置を他方向に解錠した際に作動して前枠と中枠とを解錠する板状の第2施錠機構と、
    前記左右他方の枠部における前記収容空間に対応する箇所に形成した中枠開口部、前記第1施錠機構における収容空間に対応する箇所に形成した第1開口部および前記第2施錠機構における収容空間に対応する箇所に形成した第2開口部により構成され、該収容空間に連通するリセット用開口部とを備え、
    前記施錠装置は、前記左右他方の枠部の内側面側に配設され、該施錠装置の後部に設け前記解錠コードをリセットする操作部が前記収容空間に収容された状態で前記後方カバー部および左右他方の枠部により覆われるよう構成され、
    前記外枠に対して中枠を閉成した際に、前記リセット用開口部が外枠の内側面で覆われて前記施錠装置の操作部に対するリセット操作が規制されると共に、
    前記外枠に対して中枠を開放した際に、前記リセット用開口部を介して前記施錠装置の操作部に対するリセット操作が許容されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造。
  2. 前記左右他方の枠部は、後方から前方に向けて機外方向へ広がる段状に形成され、前記リセット用開口部は、該他方の枠部における最も機外側に位置する段部より機内側で開口している請求項1記載の遊技機における施錠装置の不正リセット防止構造。
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