JP4096110B2 - パチンコ機開閉装置 - Google Patents
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Description
そして、中枠を開くと、中枠の裏側にガラス扉を開くための施錠ブラケットがあり、その施錠ブラケットを操作することにより、ガラス扉を回動させ開くことができる。
すなわち、例えば、玉詰まり等を解除するために、ガラス扉を開こうとするときに、一度必ず中枠を開かなければならず、そのため遊技客が座席から立たなければならない等、遊技客に不快感を与えることがあった。
(1)パチンコ機の外枠に中枠を回動自在に設け、該中枠にガラス扉を回動自在に設けたパチンコ機の開閉装置において、第1操作と、第1操作と異なる第2操作とが選択的に操作可能で、前記ガラス扉に設置された施錠手段と、前記中枠に固設された前記第1操作のための第1係合手段と、前記外枠に固設された前記第2操作のための第2係合手段とを有し、前記第1操作により移動し、前記第1係合手段と係合または離脱する第1開閉手段が、前記ガラス扉に移動可能に保持され、前記第2操作により移動し、前記第2係合手段と係合または離脱する第2開閉手段が、前記中枠に移動可能に保持され、前記第2開閉手段は、前記ガラス扉が開いた状態で、前記中枠の前面側から該第2開閉手段を移動させて前記第2係合手段と離脱させることが可能な中枠開放レバーを有し、前記施錠手段で前記第1操作を行ったときに、前記ガラス扉が開き、前記施錠手段で前記第2操作を行ったときに、前記中枠が開き、前記施錠手段で前記第1操作を行って前記ガラス扉が開いた状態で前記中枠の前面側から前記中枠開放レバーの操作を行ったときに、該中枠が開くことを特徴とする。
通常、中枠に固設された第1係合手段と、ガラス扉に保持された第1開閉手段とが係合状態にあり、ガラス扉は、中枠に対して閉じている。また、外枠に固設された第2係合手段と、中枠に保持された第2開閉手段とが係合状態にあり、中枠は、外枠に対して閉じている。
例えば施錠手段がシリンダー錠であって、第1操作が鍵を反時計回りに回転させることであり、第2操作が鍵を時計回りに回転させることである。
また、中枠のみを開く場合には、シリンダー錠に鍵を差し込んで、鍵を時計回りに回転させる第2操作を行う。これにより、シリンダー錠のカムと当接する第2開閉手段が移動され、第2係合手段との係合が解除され、中枠を開くことができる。
更に、シリンダー錠に鍵を差し込んで、鍵を反時計回りに回転させてガラス扉を開いた状態で、中枠の前面側から中枠開放レバーの操作を行うことによって、中枠を開くことができる。
これにより、パチンコホールの従業員は、ガラス扉及び中枠が閉まっている時には、任意かつ選択的に、ガラス扉または中枠を開くことができる。また、ガラス扉を開いた状態で、中枠の前面側から中枠開放レバーの操作を行うことによって、該中枠を開くことができる。
また、中枠にシリンダー錠を配設する場合には、シリンダー錠を取り付ける部分について、ガラス扉を切り欠かなければならず、ガラス扉の一部に切り欠きができると、デザイン上問題があった。
また、ガラスの切欠き部を補強するためまた安全に保護するための部材が大きくなり、遊技客から見えない部分が大きくなり、遊技客の不評をかう問題があった。
更に、中枠にシリンダー錠を配設する場合には、そのシリンダー錠の分だけ中枠が重量化するという問題があった。
基本的な作用は、(1)と同様なので異なる点のみ説明する。第1開閉手段と第2開閉手段の両方が、中枠に移動可能に保持されており、第1係合手段が、ガラス扉に固設されているので、第1開閉手段と第2開閉手段とを移動可能に保持する保持部材を兼用することができるため、コストダウンを実現できる。
また、開閉手段はスペースをとるため、邪魔となることがあるが、第1開閉手段と第2開閉手段とがまとめられているので、余分なスペースをとることがなく、中枠やガラス扉を開いたときの作業性を高めることができる。
また、ガラス扉には、固設された係合手段のみで、開閉手段が取り付けられないため、ガラス扉を軽量化することができ、作業性を高めることができる。
更に、シリンダー錠に鍵を差し込んで、鍵を反時計回りに回転させてガラス扉を開いた状態で、中枠の前面側から中枠開放レバーの操作を行うことによって、中枠を開くことができる。
以下、本発明に係るパチンコ機用開閉装置を具体化した第1の実施の形態について、遊技盤面を省略した図面に基づいて詳細に説明する。なお、変更するその他の実施の形態の説明では、同じ部材についての説明や符号を省略している。
パチンコ機1は、そのパチンコ機1を固定するためのフレームである島設備に固設された外枠2を備えている。外枠2の表から向かって左端には、図1に示すように、中枠3が回動可能に軸支されている。中枠3の裏面には、二点鎖線で示す機構盤3aが備えられている。また、中枠3の表から向かって左端には、図2に示すように、ガラス扉7が回動可能に軸支されている。
中枠操作杆42の上下には外枠2側へ突出して、中枠錠前爪42aが一体に延設されている。また、中枠3により外枠2の開口部を閉じた時に、中枠錠前爪42aが係合する第1係合手段である一対の中枠係止部6aが、外枠2の内側に固設されている。また、中枠3の表側には、中枠操作杆42と一体に延設された中枠開放レバー43が突設されている。
また、ガラス扉係止部6bに係合して係止するガラス扉錠前爪82aを備える第1開閉手段であるガラス扉開閉装置8が、ガラス扉7の右端裏面に取り付けられている。
ガラス扉開閉装置8のほぼ中央には、後述する施錠手段であるシリンダー錠9が鍵穴を表側に突き出して付設されている。なお、図2以下の中枠3の表側を示す斜視図では、ガラス扉7の下方に位置し、中枠3の一端に回動可能に軸支された上皿の図示を省略している。
中枠開閉装置4及びガラス扉開閉装置8の各々の支持部材41,81は、各々裏面に固定された固定片41a,81aと、固定片41a,81aの一端からそれに対しほぼ直角に、断面L字状に形成された案内片41b,81bとで構成されている。
そして、固定片41a,81aには、中枠操作杆42及びガラス扉操作杆82を摺動可能にガイドして保持するための案内突片41c,81cが形成されている。案内片41b,81bの内側には、ばね44,84が取り付けられており、ばね44,84は、中枠操作杆42及びガラス扉操作杆82を上方向に付勢している。
一方はガラス扉7を開放するための連接部9aであって、シリンダー錠9の回動軸に対し直角に延設され、突設された係止孔82bを通してガラス扉錠前操作杆82に当接するように配置され、シリンダー錠9が反時計回り、すなわち連接部9aが下向きに回動されるとガラス扉錠前操作杆82をばね84に抗して下方向へ摺動させる。
中枠開閉装置4のほぼ中央には、中枠開放レバー43及びシリンダーカム連接部42bを突出させるための長穴41dが、中枠支持部材41に穿設され、常態より中枠開放レバー43等は押し下げられるので、長穴41dは下方向に長く設けられている。
まず、ガラス扉7を開放するためには、鍵(図示しない)をシリンダー錠9に差し込み操作者側から見て反時計方向aに回動すると、ガラス扉シリンダー連接部9aも同じ反時計方向aに回動し、係止孔82bを通してガラス扉操作杆82に当接し、ガラス扉操作杆82を下方向に摺動させる。これにより、先端のガラス扉錠前爪82aとガラス扉係止部6bとの係合が解除され、ガラス扉7が開放される。
反対に閉める時には、ガラス扉7を中枠3に押しつけると、ばね84により上方向に付勢されているガラス扉操作杆82がガラス扉錠前爪82aの先端傾斜部により下がりガラス扉係止部6bと係合する。
反対に閉める時には、中枠3を外枠2に押しつけると、ばね44により上方向に付勢されている中枠操作杆42が中枠錠前爪42aの先端傾斜部により下がり中枠係止部6aと係合する。
また、ガラス扉7が開放された状態ではシリンダー錠9は開放されたガラス扉7の反対側に位置しており、その錠9を回動しても中枠3は開放できないため、切り欠き窓3bから突出した中枠開放レバー43を押し下げることにより、直接中枠操作杆42を下方向に摺動させることができ、中枠3が開放される。
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態について説明する。図5は、図3の中枠開閉装置4を変更した本実施の形態を示す。
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態について説明する。図6は図3のガラス扉開閉装置8及び中枠開閉装置4を変更した本実施の形態を示す。図7及び図8は、図6の両開閉装置8,4をパチンコ機に取り付けた状態を、図1及び図2に対応させて示している。
次に、本発明を具体化した第4の実施の形態について説明する。図9は、図6の中枠開放レバー43を変更した図5と同様な状態を示す。図6の中枠開放レバー43は中枠開閉装置4の中枠操作杆42と一体に延設させているが、図9に示すように、本実施の形態として、中枠操作杆42とは別部材とし、中枠操作杆42とばね44aで連結し、中枠操作杆42と直交する突設部材42cを押し下げるように備えることもできる。
次に、本発明を具体化した第5の実施の形態について説明する。図11は、図6の中枠開放レバー43を変更した図5と同様な状態を示す。但し、図11では中枠操作杆42及びガラス扉操作杆82の要部は同じであることから、ガラス扉操作杆82の図示を省略している。
次に、本発明を具体化した第6の実施の形態について説明する。図12は図6のガラス扉開閉装置8及び中枠開閉装置4を変更した本実施の形態を示す。図13及び図14は、図12の両開閉装置8,4をパチンコ機に取り付けた状態を、図7及び図8に対応させて示している。
2 外枠
3 中枠
4 中枠開閉装置
7 ガラス扉
8 ガラス扉開閉装置
9 シリンダー錠
9a,9b 連接部
41 中枠支持部材
42 中枠操作杆
42a 中枠錠前爪
81 ガラス扉支持部材
82 ガラス扉操作杆
82a ガラス扉錠前爪
Claims (2)
- パチンコ機の外枠に中枠を回動自在に設け、該中枠にガラス扉を回動自在に設けたパチンコ機の開閉装置において、
第1操作と、第1操作と異なる第2操作とが選択的に操作可能で、前記ガラス扉に設置された施錠手段と、
前記中枠に固設された前記第1操作のための第1係合手段と、
前記外枠に固設された前記第2操作のための第2係合手段とを有し、
前記第1操作により移動し、前記第1係合手段と係合または離脱する第1開閉手段が、前記ガラス扉に移動可能に保持され、
前記第2操作により移動し、前記第2係合手段と係合または離脱する第2開閉手段が、前記中枠に移動可能に保持され、
前記第2開閉手段は、前記ガラス扉が開いた状態で、前記中枠の前面側から該第2開閉手段を移動させて前記第2係合手段と離脱させることが可能な中枠開放レバーを有し、
前記施錠手段で前記第1操作を行ったときに、前記ガラス扉が開き、
前記施錠手段で前記第2操作を行ったときに、前記中枠が開き、
前記施錠手段で前記第1操作を行って前記ガラス扉が開いた状態で前記中枠の前面側から前記中枠開放レバーの操作を行ったときに、該中枠が開くことを特徴とするパチンコ機開閉装置。 - パチンコ機の外枠に中枠を回動自在に設け、該中枠にガラス扉を回動自在に設けたパチンコ機の開閉装置において、
第1操作と、第1操作と異なる第2操作とが選択的に操作可能で、前記ガラス扉に設置された施錠手段と、
前記ガラス扉に固設された前記第1操作のための第1係合手段と、
前記外枠に固設された前記第2操作のための第2係合手段とを有し、
前記第1操作により移動し前記第1係合手段と係合または離脱する第1開閉手段と、前記第2操作により移動し前記第2係合手段と係合または離脱する第2開閉手段とが、前記中枠に移動可能に保持され、
前記第2開閉手段は、前記ガラス扉が開いた状態で、前記中枠の前面側から該第2開閉手段を移動させて前記第2係合手段と離脱させることが可能な中枠開放レバーを有し、
前記施錠手段で前記第1操作を行ったときに、前記ガラス扉が開き、
前記施錠手段で前記第2操作を行ったときに、前記中枠が開き、
前記施錠手段で前記第1操作を行って前記ガラス扉が開いた状態で前記中枠の前面側から前記中枠開放レバーの操作を行ったときに、該中枠が開くことを特徴とするパチンコ機開閉装置。
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