JP2001098817A - グローブボックス用リッドロック装置 - Google Patents

グローブボックス用リッドロック装置

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JP2001098817A
JP2001098817A JP28104699A JP28104699A JP2001098817A JP 2001098817 A JP2001098817 A JP 2001098817A JP 28104699 A JP28104699 A JP 28104699A JP 28104699 A JP28104699 A JP 28104699A JP 2001098817 A JP2001098817 A JP 2001098817A
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lid
striker
glove box
insertion opening
hole
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JP28104699A
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Takuya Miyagawa
卓也 宮川
Seiji Koga
誠司 古賀
Katsuhiko Sato
克彦 佐藤
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Honda Motor Co Ltd
Minebea AccessSolutions Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストライカを挿脱可能に挿入させる挿入口がリ
ッドの背面に設けられ、リッド内に取付けられるボディ
に、挿入口から前記リッド内に挿入されるストライカに
係合可能なストライカ係合部材が配設されるグローブボ
ックス用リッドロック装置において、強い衝撃の作用に
よりリッドが不所望に開放してしまうことを確実に防止
する。 【解決手段】挿入口24から進入したストライカ23の
両側に配置される一対の側部拘束壁35がボディ26に
立設され、挿入口24から進入したストライカ23の上
方に配置される上部拘束壁36の両側が両側部拘束壁3
5に直角に連設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボックス本体の開
口部を開閉可能なリッドの背面に、前記ボックス本体側
に設けられるストライカを挿脱可能に挿入させる挿入口
が設けられ、前記リッド内に取付けられるボディに、前
記挿入口から前記リッド内に挿入されるストライカに係
合可能なストライカ係合部材が、ストライカに係合する
位置ならびにストライカとの係合を解除する位置間での
作動を可能として配設されるグローブボックス用リッド
ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるリッドロック装置は、特開
平5−321525号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストライカ
係合部材にストライカが係合したリッドの閉鎖状態で、
グローブボックスに強い衝撃が加わった場合を仮に想定
した場合、リッドすなわちボディがストライカに対して
上下もしくは左右に変位したとしても、ストライカおよ
びストライカ係合部材の係合状態が解除されて、リッド
が不所望に開放してしまう事態が生じるのは確実に防止
せねばならず、そのためには、ボディに対してストライ
カが上下もしくは左右に変位するのを制限する必要があ
る。しかるに上記従来のものでは、挿入口から進入した
ストライカの上方に配置される壁部がボディに設けられ
ているだけである。このためボディに対してストライカ
が上下に変位するのは前記壁部およびボディ間で拘束可
能であるが、ストライカ係合部材を変形させることで係
合状態を解除するようにストライカが左右に変位するこ
とは阻止できず、また前記壁部も片持ち支持状態であっ
て剛性も比較的小さいので、壁部を変形させつつストラ
イカが上方に変位してストライカ係合部材との係合を解
除することは阻止できない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、強い衝撃の作用によりリッドが不所望に開放
してしまうことを確実に防止するようにしたグローブボ
ックス用リッドロック装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ボックス本体の開口部を開
閉可能なリッドの背面に、前記ボックス本体側に設けら
れるストライカを挿脱可能に挿入させる挿入口が設けら
れ、前記リッド内に取付けられるボディに、前記挿入口
からリッド内に挿入されるストライカに係合可能なスト
ライカ係合部材が、ストライカに係合する位置ならびに
ストライカとの係合を解除する位置間での作動を可能と
して配設されるグローブボックス用リッドロック装置に
おいて、前記挿入口から進入したストライカの両側に配
置される一対の側部拘束壁が前記ボディに立設され、前
記挿入口から進入したストライカの上方に配置される上
部拘束壁の両側が前記両側部拘束壁に直角に連設される
ことを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、挿入口から進入
したストライカのボディに対する上下および左右への変
位は、両側部拘束壁と、上部拘束壁と、ボディとで制限
される。しかもボディに立設される一対の側部拘束壁に
上部拘束壁が直角に連設されるので、両側部拘束壁の強
度は上部拘束壁で補強され、上部拘束壁の強度は両側部
拘束壁で補強されることになり、両側部拘束壁および上
部拘束壁が変形することを回避しつつ、ストライカのボ
ディに対する上下および左右への変位を確実に制限し、
強い衝撃の作用によりリッドが不所望に開放してしまう
ことを確実に防止することができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記両側部拘束壁および前
記上部拘束壁と、前記ボディとで、前記挿入口とほぼ同
一形状にして前記挿入口に連なるストライカ収容孔が形
成されることを特徴とし、かかる構成によれば、リッド
の開放時に上面側に配置される挿入口にストライカ収容
孔がほぼ同一形状で連なっているので、挿入口からリッ
ド内が見えることがなく、両側部拘束壁および上部拘束
壁とリッドとの一体感が得られるようにして外観を向上
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0009】図1〜図13は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1はグローブボックスの正面図、図2は図
1の2−2線に沿って示すリッドおよびリッドロック装
置の拡大断面図、図3は図2の3−3線矢視方向から見
たリッドロック装置の背面図、図4はリッドロック装置
を正面側斜め下から見た分解斜視図、図5はリッドロッ
ク装置を背面側斜め上から見た斜視図、図6はリッドロ
ック装置を背面側斜め下から見た分解斜視図、図7は図
2の7−7線拡大断面図、図8は図2の8−8線拡大断
面図、図9は図3の9−9線拡大断面図、図10は図9
の10−10線断面図、図11は操作ノブを開き側に操
作した状態での図2に対応した断面図、図12は図11
の12−12線矢視方向から見たリッドロック装置の背
面図、図13は作動レバーが非作動位置にある状態での
図12に対応した図である。
【0010】先ず図1において、乗用車両の車室内前部
に配置されるインストルメントパネル15に、該インス
トルメントパネル15と一体であるボックス本体16
と、ボックス本体16の開口部を開閉可能なリッド17
とで構成されるグローブボックス18が、助手席19の
前方に位置するようにして設けられる。
【0011】リッド17およびボックス本体16間に
は、リッド17の閉鎖状態を維持するリッドロック装置
20が設けられており、該リッドロック装置20は、リ
ッド17の正面に臨んで配置されるシリンダ錠21を解
錠状態にキー操作している状態での操作ノブ22の操作
により、リッド17の閉鎖状態を解除するように作動す
る。
【0012】図2において、リッド17は、その正面側
の表板17aと、該表板17aとの間に間隔をあけた背
面側の裏板17bとを有して合成樹脂により中空状に形
成される。裏板17bの上部には、ボックス本体16側
に設けられるストライカ23を挿脱可能に挿入させる挿
入口24が設けられ、表板17aには、シリンダ錠21
の一部を配置せしめるとともに、操作ノブ22を開閉操
作可能に収容せしめる収容凹部25が設けられる。
【0013】図3〜図6を併せて参照して、リッドロッ
ク装置20は、合成樹脂により形成されてリッド17に
取付けられるボディ26と、前記ストライカ23に係合
することを可能として前記ボディ26に配設されるスト
ライカ係合部材としてのロックバー27と、ボディ26
に開閉操作可能として支承される前記操作ノブ22と、
前記シリンダ錠21が備えるロータ28に一端が連結さ
れる作動レバー29とを備える。
【0014】ボディ26はリッド17に収納されるもの
であり、ボディ26の両側に設けられる貫通孔30,3
1にそれぞれ挿通されるボルト(図示せず)がリッド1
7の裏板17bに螺合されることにより、ボディ26が
リッド17内に取付けられる。
【0015】ボディ26には、挿入口24へのストライ
カ23の挿入方向32とほぼ直交する方向に延びる摺動
孔33が設けられており、この摺動孔33の一端開口部
は、リッド17にボディ26が取付けられた状態で前記
挿入孔24の内方に配置される。
【0016】またボディ26には、挿入口24から進入
してくるストライカ23に対向する対向壁34と、その
ストライカ23の両側に配置されて対向壁34に直角に
連なる一対の側部拘束壁35,35とが立設され、前記
摺動孔33の一端開口部に対向する上部拘束壁36が前
記対向壁34および両側部拘束壁35,35に直角に連
設される。
【0017】両側部拘束壁35,35および上部拘束壁
36と、ボディ26とで、対向壁34で内端を閉じるよ
うにして挿入口24に連なるストライカ収容孔44が形
成され、該ストライカ収容孔44は、挿入口24とほぼ
同一形状にして矩形状に形成される。また前記対向壁3
4には、進入してくるストライカ23に当接して該スト
ライカ23のボディ26への進入端を規制するゴム製の
ストッパ37が装着される。
【0018】図7において、摺動孔33は、ほぼ四角形
の横断面形状を有するように形成されており、摺動孔3
3の内面形状に対応した横断面形状を有するロックバー
27が摺動孔33に摺動可能に嵌合される。しかもロッ
クバー27には、ストライカ23の挿入方向32とほぼ
直交する平面内で外側方に突出する一対の突条38,3
8が軸方向全長にわたって一体に設けられており、摺動
孔33の内面には、それらの突条38,38を摺動可能
に嵌合せしめる一対のガイド溝39,39が設けられ
る。
【0019】また図8で示すように、摺動孔33の一端
開口部に対向する上部拘束壁36の内面には、摺動孔3
3から突出したロックバー27の一端を収容する凹所4
0が設けられており、この凹所40の内面には、ストラ
イカ23の挿入口24からの離脱方向とは逆方向から前
記各突条38,38の一端部に当接する支持面41,4
1が形成される。すなわち上部拘束壁36は、ストライ
カ23の挿入口24からの離脱方向とは反対側からロッ
クバー27の一端部に係合することが可能である。
【0020】ボディ26には、前記摺動孔33の他端を
塞ぐ合成樹脂製のカバー42が装着される。このカバー
42は、摺動孔33の他端を塞ぐ平板状のカバー主部4
2aと、ボディ26の正面側および背面側にそれぞれ2
つずつ弾発的に接触するようにしてカバー主部42aに
直角に連設される4つの係合部42b,42b…と、カ
バー主部42aの内面中央から突出する突部42cとを
一体に備えるものであり、各係合部42b,42b…に
係合孔43,43が設けられる。
【0021】一方、ボディ26には、各係合孔43,4
3…に係合する係合爪45,45…が突設されており、
カバー42は、各係合部42b,42b…の係合孔4
3,43…に係合爪45,45…を係合するようにして
ボディ26に弾発係合される。しかもボディ26のリッ
ド17への取付け時に、各係合部42b,42b…のう
ちの少なくとも1つ、この実施例では、各係合部42
b,42b…のうちリッド17の裏板17bに対向する
2つの係合部42b,42bが、リッド17における裏
板17bの内面でボディ26との弾発係合を維持する側
に押さえられる。
【0022】カバー42におけるカバー主部42aおよ
びロックバー27の他端間にはコイル状のばね46が設
けられ、このばね46が発揮するばね力により、ロック
バー27が、その一端部を摺動孔33の一端から突出さ
せる方向に付勢される。しかもばね46のカバー42側
の端部には、カバー42が備える突部42cがばね46
の位置決めのために嵌合される。
【0023】ロックバー27の一端部において、挿入口
24に進入してくるストライカ23に対向する側には傾
斜面47が形成されており、ばね46のばね力により摺
動孔33の一端からロックバー27の一端部が突出して
いる状態で、挿入口24からストライカ23が進入して
くると、該ストライカ23が前記傾斜面47に当接して
ロックバー27をばね46のばね力に抗して押し下げる
ことになり、ストライカ23がロックバー27の一端部
を乗り越えたときに、ロックバー27がばね46のばね
力によってストライカ23に係合するように突出作動す
ることになる。すなわち、ロックバー27は、摺動孔3
3から一端部を突出せしめてストライカ23に係合する
係合位置と、ストライカ23との係合を解除するように
して摺動孔33内に収納される係合解除位置との間で、
摺動孔33内を摺動することになる。
【0024】摺動孔33を相互間に挟む2箇所でボディ
26の正面側には、リッド17の表板17aに設けられ
ている収容凹部25内に突入するようにして一対のブラ
ケット48,49が突設されており、両ブラケット4
8,49で支持される支軸50で、操作ノブ22が回動
可能に支持される。
【0025】操作ノブ22は、リッド17を開放操作す
るために指を掛けることが可能である平板状の指掛け部
22aと、該指掛け部22aの両側に直角に連なる一対
の側板部22b,22bとを一体に有して合成樹脂によ
り形成される。しかも両側板部22b,22bは、指掛
け部22aに指を掛けて操作ノブ22を開放操作したと
きに、収容凹部25の開口縁両側と指掛け部22aの両
側との間に指を挿入可能な間隙が生じることがないよう
にするためのものであり、指掛け部22aを最大限開放
操作した状態で両側板部22b,22bの一部が収容凹
部25内に残ったままとなるように形成される。
【0026】指掛け部22aの上部内面には複数の支持
部51,51…が設けられており、これらの支持部5
1,51…が前記支軸50で回動可能に支持される。ま
た指掛け部22aの内面には、両側板部22b,22b
に直角に連なる規制板52が突設されており、該規制板
52は、図2で示すように、操作ノブ22の閉じ状態で
ボディ26の下面に当接し、操作ノブ22の閉じ側への
回動端を規制する。
【0027】さらに指掛け部22aの内面上部における
幅方向中央部には、略L字状の係合板部53が、ボディ
26側に突出するようにして一体に設けられ、この係合
板部53は、操作ノブ22のボディ26への組付時に
は、ブラケット48および摺動孔33間に対応する位置
に配置される。
【0028】ボディ26には、シリンダ錠21のロータ
28を回動可能に嵌合せしめる円筒状のシリンダ部54
が、ブラケット49および貫通孔31間に配置されるよ
うにして一体に設けられており、シリンダ部54のうち
リッド17の収容凹部25に臨む部分は合成樹脂から成
るシリンダカバー55で覆われる。而して該シリンダカ
バー55は、ボディ26に設けられた複数の係合爪56
…に、シリンダカバーー55に設けられた係合孔57…
を弾発係合するようにして、ボディ26に装着される。
【0029】ロータ28は、シリンダカバー55の前面
に設けられた円形の開口部58に前端を臨ませてシリン
ダ部54に嵌合され、ロータ28の後端はシリンダ部5
4の後端よりも突出される。しかもロータ28の後端面
において該ロータ28の軸線から偏心した位置には、連
結軸59が設けられる。
【0030】作動レバー29は、シリンダ錠21におけ
るロータ28の後端面に一部を摺接させてボディ26の
背面に対向する平板状のレバー主部29aと、該レバー
主部29aに一端を連設させて略L字状に形成される連
結腕部29bとを一体に有して、合成樹脂により形成さ
れる。しかも連結腕部29bは、ボディ26の背面側に
配置されるレバー主部29aからボディ26の正面側に
回り込むように配置されており、ボディ26には、連結
腕部29bを貫通せしめるようにしてボディ26の正面
および背面間を結ぶ連絡孔60が設けられる。
【0031】図9および図10を併せて参照して、作動
レバー29のレバー主部29aに対向する部分でボディ
26の背面には、該ボディ26に基端が直角に連なる軸
部61aの先端に腕部61bが直角に連設されて成るL
字状のフック61が一体に設けられる。一方、作動レバ
ー29のレバー主部29aには、フック61の軸部61
aをガイドするガイド孔62と、フック61の腕部61
bを挿通させ得る挿通孔63とがL字状に連なって設け
られる。
【0032】前記レバー主部29aには、前記ガイド孔
62と平行に延びる長孔64が設けられており、長孔6
4およびガイド孔62間でレバー主部29aには、該レ
バー主部29aの他の部分よりも薄肉とした弾性変形部
65が設けられる。
【0033】フック61の腕部61bに対向する側で前
記弾性変形部65には、ガイド孔62と平行に延びるガ
イド溝66と、該ガイド溝66の両端を連ならせた一対
の凹部67,68とが形成され、ガイド溝66の深さ
は、両凹部67,68の深さよりも浅く設定される。
【0034】フック61の腕部61bには、前記ガイド
溝66および両凹部67,68に嵌合し得る突起69が
突設され、該突起69には、レバー主部29aの一部が
ロータ28の後端面に摺接していることにより、前記弾
性変形部65が押付けられる。
【0035】作動レバー29の一端部であるレバー主部
29aには連結孔70が設けられており、シリンダ錠2
1におけるロータ28が備える連結軸59が該連結孔7
0に挿通、係合される。これにより、シリンダ錠21の
キー操作によるロータ28の回動に応じて作動レバー2
9が直線的に作動することになる。すなわちシリンダ錠
21が鎖錠状態にあるときに突起69を凹部67に嵌合
せしめる作動位置(図3で示す位置)と、シリンダ錠2
1が解錠状態にあるときに突起69を凹部68に嵌合せ
しめる非作動位置との間で、作動レバー29が直線的に
作動する。而して作動位置および非作動位置間での直線
的な移動時に作動レバー29のガイド溝66内を前記突
起69が摺動することになり、フック61の軸部61a
をガイドするガイド孔62も、作動位置および非作動位
置間での作動レバー29の直線的な移動を許容するよう
に形成される。
【0036】ボディ26の正面側で前記摺動孔33に対
応する部分には、該摺動孔33の内面を外部に開放する
スリット71が、摺動孔33の軸線方向に延びて設けら
れており、ロックバー27の他端に直角に連設される係
合突部72が、前記スリット71から外部に突出され
る。一方、作動レバー29が備える連結腕部29bは、
前記係合突部72の上方に配置されており、該連結腕部
29bの中間部下面には、前記係合突部72に上方から
嵌合、当接する押圧凹部73が設けられる。この押圧凹
部73は、作動レバー29の作動位置および非作動位置
間での移動にかかわらず前記係合突部72に嵌合可能と
すべく、作動レバー29の移動方向に沿って比較的長く
形成される。
【0037】また連結腕部29bの他端には、操作ノブ
22に設けられている係合板部53に下方から当接可能
な受け部74が設けられており、この受け部74は、作
動レバー29が作動位置にある状態では係合板部53に
下方から当接可能であるが、作動レバー29が非作動位
置にある状態では係合板部53に下方から当接する位置
から退避することになる。したがって作動レバー29が
作動位置にある状態で操作ノブ22を開き側に操作した
ときには、図11および図12で示すように、係合板部
53が受け部74に上方から当接して押圧することによ
り、作動レバー29が突起69の凹部67への嵌合部を
支点として下方に回動し、ロックバー27の係合突部7
2に嵌合している押圧凹部73からロックバー27に、
該ロックバー27が係合解除位置側に向けて作動せしめ
る作動力が作用することになる。これにより、ロックバ
ー27のストライカ23との係合が解除され、リッド1
7を開放操作することができる。
【0038】一方、作動レバー29が非作動位置にある
状態で操作ノブ22を開き側に操作したときには、図1
3で示すように、係合板部53が受け部74に上方から
当接することはなく、操作ノブ22の開き側の操作が空
振りとなり、ロックバー27に作動レバー29から係合
解除位置側に向けての作動力が作用することない。すな
わち、ロックバー27のストライカ23との係合は解除
されず、リッド17を開放操作することはできない。
【0039】ところで、作動レバー29は、その作動位
置で凹部67への突起69の嵌合部を支点として回動す
るのであるが、ロータ28の連結軸59を挿通、係合せ
しめている連結孔70は、前記支点まわりの作動レバー
29の回動を許容するように、たとえば前記支点を中心
とする円弧状に形成されている。また連結孔70は、こ
の実施例では、作動レバー29におけるレバー主部29
aの側面に開放しているのであるが、閉じた形状に連結
孔70が形成されていてもよい。
【0040】次にこの実施例の作用について説明する
と、ロックバー27をストライカ23に係合する方向の
ばね力を発揮するばね46を、ロックバー27との間に
介在せしめてボディ26に装着されるカバー42が合成
樹脂から成るものであり、該カバー42が備える複数の
係合部42b,42b…がボディ26に弾発係合される
ので、カバー42のボディ26への装着が容易となり、
リッドロック装置20の組立作業性を向上することがで
きる。
【0041】しかもリッドロック装置20のリッド17
への組付状態では、カバー42が備える複数の係合部4
2b,42b…の少なくとも1つ、この実施例では2つ
が、ボディ26との弾発係合を維持する側にリッド17
の内面で押さえられる。したがってリッド17の内面で
押さえられた部分では係合部42bのボディ26への弾
発係合状態が不所望に解除されることはなく、カバー4
2のボディ26への装着状態を確実に維持することがで
きる。
【0042】またストライカ23の挿入方向32とほぼ
直交する平面内に配置されてロックバー27に一体に設
けられる一対の突条38,38が、摺動孔33の内面に
設けられた一対のガイド溝39,39に摺動可能に嵌合
され、摺動孔33の一端開口部に対向してボディ26に
設けられる上部拘束壁36に、ストライカ23の挿入口
24からの離脱方向とは反対側から両突条38,38の
一端部に当接し得る支持面41,41が形成されてい
る。したがって係合位置にあるロックバー27の一端部
にストライカ23が係合したリッド17の閉鎖状態でリ
ッド17に開放方向の外力が加わったときには、ロック
バー27の一端部は上部拘束壁36の支持面41,41
に当接して支持され、またロックバー27の摺動孔33
に対応する部分では一対の突条38,38のガイド溝3
9,39への嵌合によって支持されており、ストライカ
23のロックバー27への係合部の両側で該ロックバー
27がボディ26で支持されることになる。これによ
り、ロックバー27を充分な支持強度で支持することが
可能となる。
【0043】しかもボディ26に立設される一対の側部
拘束壁35,35が上部拘束壁36の両側に直角に連設
され、ボディ26に立設される対向壁34も上部拘束壁
36に直角に連設されているので、リッド17に開放方
向の外力が加わったときにロックバー27を介して上部
拘束壁36に作用する荷重に耐えるように上部拘束壁3
6を充分な強度で支持することができる。
【0044】また挿入口24から進入したストライカ2
3のボディ26に対する上下および左右への変位は、両
側部拘束壁35,35と、上部拘束壁36と、ボディ2
6とで制限される。しかも両側部拘束壁35,35の強
度は上部拘束壁36で補強され、上部拘束壁36の強度
は両側部拘束壁35,35で補強されることになり、両
側部拘束壁35,35および上部拘束壁36が変形する
ことを回避しつつ、ストライカ23のボディ26に対す
る上下および左右への変位を確実に制限することが可能
である。したがって強い衝撃の作用によりリッド17が
不所望に開放してしまうことを確実に防止することがで
きる。
【0045】しかも両側部拘束壁35,35および上部
拘束壁36と、ボディ26とで形成されるストライカ収
容孔44は、挿入口24とほぼ同一形状にして挿入口2
4に連なるものであるので、リッド17の開放時に上面
側に配置される挿入口24にストライカ収容孔44がほ
ぼ同一形状で連なることになり、挿入口24からリッド
17内が見えることがなく、両側部拘束壁35,35お
よび上部拘束壁36とリッド17との一体感が得られる
ようにして外観を向上することができる。
【0046】さらにボディ26には、ボディ26に基端
が直角に連なる軸部61aの先端に腕部61bが直角に
連設されて成るL字状のフック61が設けられており、
シリンダ錠21のロータ28が偏心して備える連結軸5
9を挿通、係合せしめる連結孔70を一端部に備える作
動レバー29には、フック61の軸部61aをガイドす
るガイド孔62と、フック61の腕部61bを挿通させ
得る挿通孔63とがL字状に連なって設けられている。
したがって、フック61の腕部61bを作動レバー29
の挿通孔63に挿通し、フック61の軸部61aがガイ
ド孔62の中間部に位置するようにボディ26に対する
作動レバー29の相対位置を定めることにより、作動レ
バー29をフック61に係合、支持することができる。
【0047】しかも作動レバー29の一端部に設けられ
ている連通孔70に、ロータ28の連結軸59が、挿
通、係合されるので、リッドロック装置20のうちシリ
ンダ錠21のロータ28を除く部分を組み立ててリッド
17に取付けておき、最終的にロータ28をボディ26
のシリンダ部54に組込むようにして、作動レバー29
および連結軸59を連結することが可能であり、組立作
業性を向上することが可能となる。
【0048】また合成樹脂から成る作動レバー29のレ
バー主部29aには、該作動レバー29の作動位置およ
び非作動位置にそれぞれ対応した一対の凹部67,68
と、それらの凹部67,68よりも浅くして両凹部6
7,68間を結ぶガイド溝66とが形成された弾性変形
部65が設けられ、フック61の腕部61bすなわちボ
ディ26側に設けられて両凹部67,68間にわたるガ
イド溝66内での摺動を可能とした突起69を前記弾性
変形部65に押付けるようにして、作動レバー29が配
置されている。
【0049】したがって、ロータ28の回動に応じて作
動レバー29が作動位置および非作動位置間で移動する
際に突起69がガイド溝66内を摺動することになる
が、ガイド溝66は凹部67,68よりも浅く形成され
ており、作動位置および非作動位置間での作動レバー2
9の作動途中では、突起69が弾性変形部65を撓ませ
つつガイド溝66内を摺動するので、作動レバー29お
よび突起69の摩擦力が比較的大きくなる。このため、
シリンダ錠21を、非作動位置に対応した鎖錠位置なら
びに作動位置に対応した解錠位置間でキー操作する際の
途中の操作力が比較的大きくなるが、前記鎖錠位置およ
び解錠位置に達したときには、突起69が凹部67,6
8にそれぞれ嵌合することによりキーに作用する反力が
急激に低減することになり、シリンダ錠21のキー操作
に節度感が得られることになる。
【0050】しかも節度感を得るにあたって、一対の凹
部67,68およびガイド溝66が形成される弾性変形
部65を作動レバー29に設けるとともに、ボディ26
側に突起69を設けるだけであり、部品点数の増加を回
避した簡単な構造でキー操作に節度感を得ることが可能
となる。
【0051】さらにリッド17の表板17aに設けられ
た収容凹部25に開閉操作可能に収容された操作ノブ2
2は、平板状の指掛け部22aと、該指掛け部22aの
両側に直角に連なる一対の側板部22b,22bとを一
体に有するものであり、両側板部22b,22bは、指
掛け部22aを最大限開放操作した状態で両側板部22
b,22bの一部が収容凹部25内に残ったままとなる
ように形成されている。したがって指掛け部22aに指
を掛けて操作ノブ22を開放操作したときに、収容凹部
25の開口縁両側と指掛け部22aの両側との間に指を
挿入可能な間隙が生じることはなく、表板17aおよび
操作ノブ22間に誤って指を挟んでしまうことが確実に
防止される。
【0052】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0053】たとえば、上記実施例ではボディ26に摺
動可能に嵌合されるロックバー27をストライカ係合部
材として備えるリッドロック装置20について説明した
が、本発明は、ストライカ23に係合して回動するよう
にしてボディに支持されるラッチをストライカ係合部材
として備えるリッドロック装置にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、両側部拘束壁および上部拘束壁が変形することを回
避しつつ、ストライカのボディに対する上下および左右
への変位を確実に制限し、強い衝撃の作用によりリッド
が不所望に開放してしまうことを確実に防止することが
できる。
【0055】また請求項2記載の発明によれば、挿入口
からリッド内が見えることがなく、両側部拘束壁および
上部拘束壁とリッドとの一体感が得られるようにして外
観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グローブボックスの正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って示すリッドおよびリッ
ドロック装置の拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線矢視方向から見たリッドロック
装置の背面図である。
【図4】リッドロック装置を正面側斜め下から見た分解
斜視図である。
【図5】リッドロック装置を背面側斜め上から見た斜視
図である。
【図6】リッドロック装置を背面側斜め下から見た分解
斜視図である。
【図7】図2の7−7線拡大断面図である。
【図8】図2の8−8線拡大断面図である。
【図9】図3の9−9線拡大断面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】操作ノブを開き側に操作した状態での図2に
対応した断面図である。
【図12】図11の12−12線矢視方向から見たリッ
ドロック装置の背面図である。
【図13】作動レバーが非作動位置にある状態での図1
2に対応した図である。
【符号の説明】
16・・・ボックス本体 17・・・リッド 20・・・リッドロック装置 23・・・ストライカ 24・・・挿入口 26・・・ボディ 27・・・ストライカ係合部材としてのロックバー 35・・・側部拘束壁 36・・・上部拘束壁 44・・・ストライカ収容孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 誠司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 佐藤 克彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ32 LL11 PP01 PP03 PP15 QQ03 3D022 CA08 CB01 CC02 CD13 CD14 CD17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体(16)の開口部を開閉可
    能なリッド(17)の背面に、前記ボックス本体(1
    6)側に設けられるストライカ(23)を挿脱可能に挿
    入させる挿入口(24)が設けられ、前記リッド(1
    7)内に取付けられるボディ(26)に、前記挿入口
    (24)からリッド(17)内に挿入されるストライカ
    (23)に係合可能なストライカ係合部材(27)が、
    ストライカ(23)に係合する位置ならびにストライカ
    (23)との係合を解除する位置間での作動を可能とし
    て配設されるグローブボックス用リッドロック装置にお
    いて、前記挿入口(24)から進入したストライカ(2
    3)の両側に配置される一対の側部拘束壁(35)が前
    記ボディ(26)に立設され、前記挿入口(24)から
    進入したストライカ(23)の上方に配置される上部拘
    束壁(36)の両側が前記両側部拘束壁(35)に直角
    に連設されることを特徴とするグローブボックス用リッ
    ドロック装置。
  2. 【請求項2】 前記両側部拘束壁(35)および前記上
    部拘束壁(36)と、前記ボディ(26)とで、前記挿
    入口(24)とほぼ同一形状にして前記挿入口(24)
    に連なるストライカ収容孔(44)が形成されることを
    特徴とする請求項1記載のグローブボックス用リッドロ
    ック装置。
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