JP4262491B2 - グローブボックス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボックス本体の開口部を開閉可能なリッドの表面側に配置されるケース部材に操作部材が手動操作を可能として配設されて成る操作ユニットと;前記ケース部材の背面に連結されて前記リッドに固定されるベース部材に、前記操作部材の手動操作に応じて作動する作動部材が配設される作動ユニットと:を備えるグローブボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるグローブボックス装置は、たとえば下記特許文献1等により既に知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−133685号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、リッドの表面側に設けられる凹部に、相互に組付けられた操作ユニットおよび作動ユニットを収容した状態で、リッドの背面側から該リッドおよびベース部材に挿通されたねじ部材をケース部材に螺合して締めつけることにより、操作ユニットおよび作動ユニットをリッドに取付けるようにしている。
【0005】
ところが、上記従来のものでは、リッドの背面側でのねじ部材の締めつけによる取付け時に、操作ユニットおよび作動ユニットをリッドの背面側から視認することはできず、操作ユニットおよび作動ユニットを凹部内の所定位置に保持しつつ、ねじ部材による締めつけ作業を行わねばならないので、取付け作業が煩雑となる。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作ユニットおよび作動ユニットのリッドへの取付けを容易としたグローブボックス装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ボックス本体の開口部を開閉可能なリッドの表面側に配置されるケース部材に操作部材が手動操作を可能として配設されて成る操作ユニットと;前記ケース部材の背面に連結されて前記リッドに固定されるベース部材に、前記操作部材の手動操作に応じて作動する作動部材が配設される作動ユニットと:を備えるグローブボックス装置において、前記ケース部材が、前記リッドに設けられる取付け孔を表面側から閉塞するようにして前記リッドの取付け孔に係合、固定され、前記ベース部材が、該ベース部材と前記ケース部材との間に前記リッドを挟むようにして、該リッドの背面側から前記ケース部材に係合、連結されるとともに前記リッドに該リッドの背面側から締結され、前記操作部材には、前記ケース部材に前記ベース部材を係合、連結して前記操作ユニットに前記作動ユニットを組付けるのに応じて前記作動部材に係合可能な係合部が設けられることを特徴とする。
【0008】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、ケース部材をリッドの取付け孔に係合するようにして操作ユニットをリッドの表面側に先ず仮固定した状態で、ベース部材を、リッドの背面側から該ベース部材とケース部材との間にリッドを挟むようにして、ケース部材に係合、連結するとともに、リッドに該リッドの背面側から締結することにより、ベース部材のケース部材への連結と、ケース部材およびベース部材のリッドへの固定とが完了するので、操作ユニットおよび作動ユニットの相互組付け操作およびリッドへの取付け操作をリッドの背面側で行うことができ、操作ユニットおよび作動ユニットのリッドへの取付けを容易とすることができる。
【0009】
た、ケース部材へのベース部材の係合、連結に応じて操作部材を作動部材に係合、連結することができ、操作ユニットおよび作動ユニットの相互組付けをより一層容易とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図12は本発明の一実施例を示すものであり、図1はグローブボックスの正面図、図2はロック機構をリッドの背面側から見た図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図、図6はシリンダ錠の解錠状態でのロック切換操作機構をリッドの正面側から見た図、図7は図6の7矢視図、図8は図7の8矢視図、図9は図6の9−9線断面図、図10は図6の10−10線断面図、図11は操作ユニットおよび作動ユニットを相互に組付ける前の状態を図6の11−11線に沿って示す断面図、図12は操作ユニットおよび作動ユニットを相互に組付ける前の図9に対応した断面図である。
【0012】
先ず図1において、たとえば左ハンドルである乗用車両の車室内前部に配置されるインストルメントパネル21に、該インストルメントパネル21と一体であるボックス本体22と、水平軸線まわりに上下に回動するようにしてボックス本体22の開口部を開閉可能なリッド23とで構成されるグローブボックス24が、助手席25の前方に位置するようにして設けられる。
【0013】
合成樹脂から成るリッド23には、該リッド23の閉鎖状態を維持するロック状態ならびにリッド23の開放を許容するアンロック状態を切換えるロック機構26と、シリンダ錠29および操作部材としての操作ノブ30を備えるロック切換操作機構27とが相互に離隔して設けられ、前記シリンダ錠29の解錠状態での操作ノブ30の操作に応じて前記ロック機構26をロック状態からアンロック状態に切換えるための操作力を伝達する連結部材であるロッド28が前記ロック切換操作機構27およびロック機構26間に設けられる。
【0014】
図2〜図5を併せて参照して、ロック機構26は、リッド23内に収納、固定される金属たとえば亜鉛合金製のボディ31と、ボックス本体22側に設けられるストライカ32と、該ストライカ32に係合し得るラッチ33と、ストライカ32に係合して前記ラッチ33が回動するように該ラッチ33を回動可能に支承して前記ボディ31に装着される第1支軸34と、前記ボディ31および前記ラッチ33間に設けられる第1ばね35と、ストライカ32に係合したラッチ33に係合して該ラッチ33の回動を阻止する係合位置(図5で示す位置)ならびに前記ラッチ33との係合を解除して該ラッチ33の回動を許容する係合解除位置間での直線的な移動を可能として前記ボディ31に装着される鋼板製のスライダ36と、該スライダ36およびボディ31間に設けられる第2ばね37とを備える。
【0015】
ラッチ33の上部には、ボディ31内に進入してきたストライカ32を係合させる係合溝38が設けられており、ラッチ33が開放位置にある状態でリッド23を閉じ側に操作すると、ストライカ32でラッチ33が図4で示す閉鎖位置まで回動してストライカ32が係合溝38に係合することになり、この状態でラッチ33の回動が阻止されることにより、リッド23が閉鎖状態でロックされる。
【0016】
第1ばね35の一端はボディ31に係合され、ラッチ33に設けられた係合孔39に第1ばね35の他端が係合される。この第1ばね35は、ラッチ33を前記開放位置側すなわち図4の時計方向に回動付勢するばね力を発揮するものであり、ボディ31には、ラッチ33の開放位置側への回動端を規制すべくラッチ33に当接可能な規制壁40が設けられる。
【0017】
またゴム製のストッパ41,41が、前記ラッチ33の左右両側でボディ31の背面側に装着されており、ボディ31内に進入してくるストライカ32が該ストッパ41,41に当接することにより、ストライカ32がボディ31に衝撃的に接触することが防止される。
【0018】
スライダ36は、第1支軸34の軸線と平行な方向に長く延びてボディ31の背面側でラッチ33の下方位置に配置されるものであり、該スライダ36は、ストライカ32に係合して閉鎖位置にある前記ラッチ33に係合して該ラッチ33の開放位置側への回動を阻止する係合位置(図2〜図5で示す位置)と、閉鎖位置にある前記ラッチ33との係合を解除して該ラッチ33の回動を許容する係合解除位置(図2および図3の右方位置)間で、第1支軸34の軸線と平行な方向すなわち長手方向での直線的な移動を可能とするものである。
【0019】
このスライダ36の一端には連結孔42が設けられており、該連結孔42に弾発係合するようにしてホルダ43がスライダ36の一端に装着される。しかもホルダ43には、一端がロック切換操作機構27側に連結されるロッド28の他端部が係合、保持されており、ロック機構26をロック解除状態とするための操作力がロック切換操作機構27からロッド28を介してスライダ36の一端に伝達されることになる。
【0020】
スライダ36は、相互に平行な平板状の第1〜第3摺動板部36a,36b,36cと、第1および第2摺動板部36a,36b間を略直角に結ぶ第1連結板部36dと、第2および第3摺動板部36b,36c間を略直角に結ぶ第2連結板部36eとを一体に有するように、金属帯板を屈曲して形成されるものであり、第1摺動板部36aの一端にロッド28がホルダ43を介して連結され、第3摺動板部36cがラッチ33に係合可能である。
【0021】
一方、ボディ31の背面には、スライダ36をスライド可能に嵌合せしめるスライド溝44が設けられており、このスライド溝44には、ボディ31のロック切換操作機構27側側面に一端を配置した平面状の第1スライド面44aと、第1スライド面44aと平行な平面状の第2スライド面44bと、第1および第2スライド面44a,44bと平行な平面状の第3スライド面44cとが相互間に段差をなすようにして形成されており、スライダ36における第1摺動板部36の一面が第1スライド面44aに摺接され、第2摺動板部36bの一端部一面が第2スライド面44bに摺接され、第3摺動板部36cの一面が第3スライド面44cに摺接される。
【0022】
またスライド溝44には、スライダ36における第1連結板部36dに対向するようにして第1スライド面44aの他端および第2スライド面44bの一端間を結ぶ第1規制面44dと、第2連結板部36eに対向するようにして第2スライド面44bの他端および第3スライド面44cの一端間を結ぶばね受け面44eと、スライダ36の他端すなわち第3摺動板部36cの他端に対向する第2規制面44fとが形成される。
【0023】
スライダ36における第1摺動板部36aの一端部はボディ31から突出しており、第1スライド面44aから離隔した位置で第1摺動板部36aのボディ31からの突出部の他面に摺接するガイド部45がボディ31に一体に設けられ、スライダ36における第2摺動板部36bの他面に摺接する平板状のカバー46がボディ31にかしめ結合される。
【0024】
スライダ36の第2連結板部36eとスライド溝44におけるばね受け面44eとの間に第2ばね37が設けられており、スライダ36は、その第2ばね37のばね力により係合位置側すなわちロッド28を牽引する側に付勢され、スライダ36が第2規制面44fに当接した係合位置で第3摺動板部36cがラッチ33に係合することになる。またロッド28からスライダ36に牽引力が作用したときにスライダ36が第2ばね37のばね力に抗して係合解除位置側に移動することで第3摺動板部36cおよびラッチ33の係合が解除されることになり、この際の係合解除位置側へのスライダ36の移動端は、第1規制面44dに第1連結板部36dが当接することで規制される。
【0025】
図6〜図12において、ロック切換操作機構27は、シリンダ錠29と、リッド23の表面側に配置される操作ユニット50と、該操作ユニット50に組付けられてリッド23の背面側に配置される作動ユニット51とで構成される。
【0026】
操作ユニット50は、リッド23に取付けられる合成樹脂製のケース部材52に操作ノブ30が手動操作を可能として配設されて成る。また作動ユニット51は、リッド23の背面側に配置されて前記ケース部材52に連結される金属製のベース部材53に、前記操作ノブ30の操作に応じて作動することによってロック解除状態とするための操作力を前記ロッド28に付与する作動部材としてのレバー54が配設されて成るものであり、シリンダ錠29は解錠時に操作ノブ30の手動操作を許容するようにして前記ベース部材53に取付けられる。
【0027】
ケース部材52は、4つの角部を彎曲させて横方向に長い略長方形状の横断面形状を有した短筒状に形成される枠部52aと、該枠部52aの外端全周から外側方に張出す鍔部52bと、前記枠部52aの外端側中間開口部を閉じるようにして枠部52aの外端側中間部上下に連設される表板部52cと、該表板部52cに対応した矩形の挿入孔55を相互間に形成するようにして前記枠部52aの内端部における長手方向両端部に連設される第1および第2裏板部52d,52eと、前記表板部52cの横方向一側端(図9の左側端)および第1裏板部52d間を結ぶようにして前記枠部52a、表板部52cおよび第1裏板部52dに連設される閉塞板部52fとを一体に有して合成樹脂により形成される。
【0028】
このようなケース部材52において前記表板部52cの両側には、内端部を閉じた袋孔状の第1凹部56と、表板部52cの内方に通じた第2凹部57とが形成される。
【0029】
操作ノブ30は、表面側を閉じた略U字状の横断面形状を有して合成樹脂により形成されるものであり、その一部を第2凹部57に臨ませて、ケース部材52の表板部52cと、前記挿入孔55のうち第2裏板部52e側の部分を塞ぐ閉塞板部58aを有してケース部材52に装着される合成樹脂製のガイド部材58との間にスライド可能に挿入される。
【0030】
ガイド部材58は、ケース部材52における第2裏板部52eの内面にほぼ面一に連なる閉塞板部58aと、ケース部材52における枠部52aの上部および下部側壁に内側から対向するようにして閉塞板部58aに直角に連なる一対の側壁部58b,58bとを有して、略U字状の横断面形状を有するように形成されており、前記両側壁部58b,58bの外面にたとえば一対ずつ一体に突設される係合爪59,59…を、ケース部材52における枠部52aの上部および下部側壁にたとえば一対ずつ設けられる係合孔60,60…に弾発係合することで、ケース部材52に装着される。
【0031】
ケース部材52における表板部52cの内面には、横方向に延びる一対のガイド突部61,61が操作ノブ30に摺接するようにして一体に突設される。また操作ノブ30には、前記両ガイド突部61…の外側に配置される規制突部62,62が一体に突設され、ガイド部材58の閉塞板部58aには、操作ノブ30の上下両側内面に対向するようにして操作ノブ30内に突入される規制壁63,63が一体に突設されており、ガイド部材58の両側壁部58b…および前記両規制壁63…間で前記閉塞板部58aの内面に摺接する突部64,64が操作ノブ30の両側に一体に突設される。したがって操作ノブ30は、前記両規制突部62…および両規制壁63…でスライド方向を規制されつつ表板部52cの両ガイド突部61…およびガイド部材58の閉塞板部58aに摺接しながらスライドすることになる。
【0032】
またガイド部材58の閉塞板部58aには、操作ノブ30内に突入するばね受け板部65が一体に突設されており、このばね受け板部65に一体に設けられる軸部66に一端部を嵌装するコイル状の第3ばね67の一端がばね受け板部65で受けられ、第3ばね67の他端が操作ノブ30に当接される。而して操作ノブ30は、第3ばね67のばね力により、その一部を第2凹部57に突出させた非操作位置(図1および図9で示す位置)側に向けてばね付勢されることになり、非操作位置側での操作ノブ30の移動端は、表板部52cの第2凹部57側端部内面に設けられるストッパ68に前記両規制突部62…が当接することによって規制される。
【0033】
而して、操作ノブ30を手動操作するにあたっては、第3ばね67のばね力に抗して操作ノブ30を押し込めばよく、たとえば第1凹部56に挿入して閉塞板部52fに接触させた右手の親指と、第2凹部57に挿入して操作ノブ30に接触させた右手の人指し指を相互に近接させるように動かせば、シリンダ錠29の解錠状態で操作ノブ30は非操作位置から表板部52c内の操作位置へとスライドすることになる。
【0034】
ところでリッド23には、前記ケース部材52における前記枠部52aの外面形状に対応した形状を有する取付け孔69が、前記ケース部材52の枠部52aを挿入するようにして設けられるとともに、前記ケース部材52における鍔部52bを受ける支持板部70が、リッド23の表面からわずかに凹むとともに前記取付け孔69を囲むようにして設けられる。
【0035】
一方、ケース部材52における枠部52aの長手方向両端部外面には、前記支持板部70の内面に係合する係合爪71,71…が一対ずつ突設されており、ケース部材52は、鍔部52bを支持板部70に表面側から当接させるとともに前記係合爪71,71…を支持板部71の内面に係合させることにより、リッド23に係合される。すなわちケース部材52は、取付け孔69を表面側から閉塞するようにして該取付け孔69の周縁部でリッド23に係合、固定されることになる。
【0036】
作動ユニット51のレバー54は、上下方向に直線状に延びており、該レバー54の下端部は前記ベース部材53に回動可能に支承され、レバー54およびベース部材53間には第4ばね72が設けられる。
【0037】
レバー54は、ベース部材53に関してケース部材52とは反対側に配置されており、ベース部材53の下部にはレバー54の下部を回動可能に支承するための第2支軸73が突設される。この第2支軸73は、レバー54の下部一面を受ける環状の段部73aと、レバー54の下部に挿通されるようにして前記段部73aから突出する小径軸部73bとを備えており、レバー54は、前記段部73aと、レバー54の他面に摺接、係合するようにして小径軸部73bに装着される止め輪74との間に挟まれつつ、前記小径軸部73bで回動可能に支承される。
【0038】
前記レバー54の上下方向中間部には操作ユニット50側に突出する当接突部54aが一体に設けられており、ベース部材53と、操作ユニット50におけるガイド部材58の閉塞板部58aとに相互に対応して設けられる挿通孔75,76に前記当接突部54aが挿通される。しかも当接突部54aの先端部は操作ユニット50の操作ノブ30内に突入されており、操作ノブ30には、該操作ノブ30を非操作位置から押し込んだときに前記当接突部54aに係合、当接する係合部77が設けられる。
【0039】
また前記挿通孔75よりも上方でベース部材53にはレバー54の上部一面に摺接する摺接支持面78が形成されており、レバー54は、第2支軸73の段部73aおよび前記摺接支持面78と、レバー54の他面に一部を摺接させるようにしてベース部材53に取付けられる合成樹脂製の摺動ガイド部材79との間に挟まれて回動することになる。
【0040】
第4ばね72は、第2支軸73を囲繞するように配置されるねじりばねであり、ベース部材53およびレバー54間に設けられ、この第4ばね72のばね力によってレバー54は当接突部54aを操作ノブ30の係合部77に係合、当接させる方向に回動付勢される。しかも第4ばね72による回動付勢方向へのレバー54の回動端は、ベース部材53に突設された軸80に装着された弾性ストッパ81にレバー54が当接することによって規制される。
【0041】
レバー54が弾性ストッパ81に当接した状態では、レバー54の当接突部54aは非操作位置にある操作ノブ30の係合部77には当接しておらず、操作ノブ30を非操作位置から押し込み操作することで当接突部54aに係合部77が係合、当接し、レバー54が第4ばね72のばね力に抗して弾性ストッパ81から離反するように回動することになる。
【0042】
レバー54の上端部には連結孔82が設けられており、該連結孔82に弾発係合するようにしてホルダ83がレバー54の上端部に装着される。しかもホルダ83には、ロッド28の一端部が係合、保持されており、ロック機構26をロック解除状態とするための操作力がレバー54からロッド28に伝達されることになる。
【0043】
またベース部材53には、操作ユニット50側に延びる装着筒部84が一体に設けられており、この装着筒部84は、操作ユニット50のケース部材52内に前記挿入孔55を貫通して突入される。シリンダ錠29は装着筒部84に装着されるものであり、装着筒部84の外周には、該装着筒部84に両端を突入させ得る略C字状の弾性係合部材85が装着され、装着筒部85内にシリンダ錠29を挿入することでシリンダ錠29の外周に前記弾性係合部材85の両端が係合することにより、シリンダ錠29が装着筒部84に装着されることになる。
【0044】
一方、ケース部材52の表板部52cには前記装着筒部84に対応した挿入孔88が設けられており、シリンダ錠29は、操作ユニット50および作動ユニット51が相互に組付けられた後で、前記挿入孔88から装着筒部84に挿入されることで装着筒部84に装着される。而して装着筒部84への装着状態で装着筒部84から前端部を突出させるロータ86をシリンダ錠29は備えており、キー孔87が設けられるロータ86の前端は、操作ユニット50側から前記キー孔87にキーを差し込むことを可能とすべく、前記挿入孔88に臨む。しかも装着筒部84から突出した前記ロータ86の外周の一部には、挿入孔88から前記キー挿入孔87に挿入した正規のキーで解錠操作したときのロータ86の回動に伴って操作ノブ30側に臨む溝89が設けられる。
【0045】
したがってシリンダ錠29の解錠状態では、操作ノブ30を、その一部が前記溝89に嵌入する操作位置まで非操作位置から操作することが可能であり、この操作ノブ30の操作に応じてレバー54が回動駆動される。一方、シリンダ錠29の施錠状態では前記溝89は操作ノブ30に臨む側から90度回動した位置にあり、この状態では、操作ノブ30を非操作位置から操作してもロータ86の前端部外周に当接するので操作ノブ30をレバー54を回動駆動する位置まで操作することは不能となる。
【0046】
ケース部材52およびベース部材53の相対位置を定めるために、ケース部材52における第1裏板部52dには弾発的に縮径可能な位置決め突部90が一体に突設され、ケース部材52における第2裏板部52eには弾発的に縮径可能な一対の位置決め突部90,90が一体に突設され、ベース部材53には前記各位置決め突部90…を弾発嵌合せしめる有底の位置決め穴91…が設けられる。
【0047】
またケース部材52における第1および第2裏板部52d,52eには、ベース部材53の上下両側面を対向させる支持板92,92…が一対ずつ突設されており、それらの支持板92,92…に設けられた係合孔93,93…に、前記ベース部材53の上下両側面に突設される係合爪94,94…を係合させることにより、ベース部材53が、リッド23の背面側から操作ユニット50のケース部材52に係合、連結されることになる。
【0048】
さらにベース部材53には、相互に間隔をあけた位置で外側方に張り出す複数たとえば3つの取付け板部95,96,97が一体に設けられており、これらの取付け板部95〜97は、ねじ部材98…によりリッド23の背面に締結される。すなわちベース部材53は、リッド23の背面側からケース部材52に係合、連結されるとともにリッド23に該リッド23の背面側からねじ部材98で締結される。
【0049】
次にこの実施例の作用について説明すると、リッド23のロックおよびアンロック状態を切換えるためのロック切換操作機構27は、リッド23の表面側に配置されるケース部材52に操作ノブ30が手動操作を可能として配設されて成る操作ユニット50と、ケース部材52の背面に連結されてリッド23に固定されるベース部材53に操作ノブ30の操作に応動するレバー54が配設される作動ユニット51とを備えるものであるが、操作ユニット50のケース部材52は、図11および図12で示すように、リッド23に設けられる取付け孔69を表面側から閉塞するようにして該取付け孔69の周縁部の複数箇所でリッド23に係合、固定されるものであり、また作動ユニット51のベース部材53は、リッド23の背面側からケース部材52に係合、連結されるとともにリッド23に該リッド23の背面側からねじ部材98で締結されるものである。
【0050】
したがってケース部材52をリッド23の取付け孔に係合するようにして操作ユニット50をリッド23の表面側に先ず仮固定した状態で、ベース部材53を、該ベース部材53とケース部材52との間にリッド23を挟むようにして、リッド23の背面側からケース部材52に係合、連結するとともに、リッド23に該リッド23の背面側からねじ部材98で締結することにより、ベース部材53のケース部材52への連結と、ケース部材52およびベース部材53のリッド23への固定とが完了することになり、操作ユニット50および作動ユニット51の相互組付け操作およびリッド23への取付け操作をリッド23の背面側で行うことができ、操作ユニット50および作動ユニット51のリッド23への取付けを容易とすることができる。
【0051】
また操作ノブ30は、シリンダ錠29の解錠操作に応じて手動操作が許容されるようにしてケース部材52に配設されており、ケース部材52にベース部材53を係合、連結して操作ユニット50に作動ユニット51を組付けるのに応じてレバー54に係合可能な係合部77が、操作ノブ30に設けられているので、ケース部材52へのベース部材53の係合、連結に応じて操作ノブ30をレバー54に係合、連結することができ、操作ユニット50および作動ユニット51の相互組付けをより一層容易とすることができる。
【0052】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0053】
たとえば上記実施例では、ロック機構26およびロック切換操作機構27が相互に離隔した位置でリッド23に配設されたグローブボックス装置について説明したが、作動ユニット51がボックス本体22側のストライカ32に係合し得るラッチ33を含むように構成されるものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、操作ユニットおよび作動ユニットのリッドへの取付けを容易とすることができる。
【0055】
また請求項2記載の発明によれば、操作ユニットおよび作動ユニットの相互組付けをより一層容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グローブボックスの正面図である。
【図2】 ロック機構をリッドの背面側から見た図である。
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【図4】 図2の4−4線断面図である。
【図5】 図2の5−5線断面図である。
【図6】 シリンダ錠の解錠状態でのロック切換操作機構をリッドの正面側から見た図である。
【図7】 図6の7矢視図である。
【図8】 図7の8矢視図である。
【図9】 図6の9−9線断面図である。
【図10】 図6の10−10線断面図である。
【図11】 操作ユニットおよび作動ユニットを相互に組付ける前の状態を図6の11−11線に沿って示す断面図である。
【図12】 操作ユニットおよび作動ユニットを相互に組付ける前の図9に対応した断面図である。
【符号の説明】
22・・・ボックス本体
23・・・リッド
30・・・操作部材としての操作ノブ
50・・・操作ユニット
51・・・作動ユニット
52・・・ケース部材
53・・・ベース部材
54・・・作動部材としてのレバー
69・・・取付け孔
77・・・係合部

Claims (1)

  1. ボックス本体(22)の開口部を開閉可能なリッド(23)の表面側に配置されるケース部材(52)に操作部材(30)が手動操作を可能として配設されて成る操作ユニット(50)と;前記ケース部材(52)の背面に連結されて前記リッド(23)に固定されるベース部材(53)に、前記操作部材(30)の手動操作に応じて作動する作動部材(54)が配設される作動ユニット(51)と:を備えるグローブボックス装置において、
    前記ケース部材(52)が、前記リッド(23)に設けられる取付け孔(69)を表面側から閉塞するようにして前記リッド(23)の取付け孔(69)に係合、固定され、
    前記ベース部材(53)が、該ベース部材(53)と前記ケース部材(52)との間に前記リッド(23)を挟むようにして、該リッド(23)の背面側から前記ケース部材(52)に係合、連結されるとともに前記リッド(23)に該リッド(23)の背面側から締結され
    前記操作部材(30)には、前記ケース部材(52)に前記ベース部材(53)を係合、連結して前記操作ユニット(50)に前記作動ユニット(51)を組付けるのに応じて前記作動部材(54)に係合可能な係合部(77)が設けられることを特徴とするグローブボックス装置。
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