JP4492153B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技や回胴式遊技などを提供する遊技盤上をガラス等で覆う前面枠の構造、及びその前面枠を収納する内枠の構造に関する。
従来、遊技機は、遊技盤上の見通しを確保するために、ガラス等を枠に填め込んだ前面枠を用いていた。この前面枠は、遊技盤上の見通しを確保すると共に、不正を排除しつつ、保守点検を可能にするため、内枠にヒンジで開閉自在に取り付けられ、かつ施錠される構成を有している。又、施錠機構は、解錠は鍵で行い、施錠は、前面枠を内枠に押し込むだけで済む様に構成されている。これにより、鍵で解錠を行うと、前面枠が施錠機構に押し戻されて、前面枠の縁部が内枠から露出する。
従って、日常の保守点検では、鍵で解錠し、前面枠の縁部を持って、前面枠を内枠から開ける動作が、繰り返し行われる。
この保守点検時の、前面枠の開閉を容易にするために、前面枠に取っ手を取り付ける技術も開発されている(特許文献1参照)。
又、近年、遊技機の意匠が集客力を大きく左右することに鑑み、遊技機全体をトータル的にデザインして、外観を斬新な態様にした遊技機が開発されている。
この様に外観を斬新な態様にする技法として、遊技機の外観部分の全てを滑らかな曲線を持った膨らみで覆うと共に、その膨らみの各部を工夫を凝らした立体的な飾りで覆い尽くす場合がある。
その上、デザイン性を優先するために、前面枠のガラスを囲う部分を全てプラスチック成形品で覆い、しかも、演出を行うために、そのプラスチック成形部分に、飾りを光らせたり、電飾を行うランプ類を内蔵させたり、飾りを動かすアクチュエータを内蔵させたり、或いは効果音を発するスピーカを取り付けたりする場合もある。
特開2003−33528号公報 図1、図2
しかしながら、従来の技術では、ランプなどが取り付けられて前面枠の重量が増大したことから、前面枠が動き難くなり、鍵で解錠操作をしただけでは、前面枠が内枠から出難くなる傾向がある。この為、保守点検毎に、手掛かりや掴みやすい箇所を探して、前面枠を引き出すことになるが、前面枠の表面が滑らかな材質で作られ、しかも手掛かりになる箇所や掴みやすい箇所がないようなデザインの場合には、前面枠を開ける度に、余分な労力と時間を必要とし、保守点検性の低下を招く虞があった。
そこで、この様な引き出し難い問題を避けるために前面枠に取っ手を取り付け様とすると、美観を優先した場合には、遊技機毎に最適のデザインを持った取っ手を作って取り付けることになり、製造コストの上昇は甘受することになる。又、製造コストの増大を押さえようとした場合には、前面枠のデザインを無視して、画一的な取っ手を取り付け、美観の低下を享受するしかなかった。この為、何れの選択も採用するには、問題があった。
又、美観の低下を最小限にするために、手掛かりを、前面枠の外縁と内枠との間に作ると、この間隙からの異物の挿入を許し、故障や損傷を招いたり、或いは、遊技盤面にピアノ線やセルが挿入されて、役物などが操作され、大量の出玉が搾取されてしまう虞がある。
そこで、本発明では、美観が低下せず、セキュリティが向上した上で、前面枠を容易に開けることを可能にすることで、保守点検のし易い遊技機の提供を目的とする。
つまり、遊技機の美観の向上と、セキュリティの向上と、保守点検性の向上とを揃って達成することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機は、遊技盤を収容する内枠に設けられた収納枠と、上記収納枠に開閉可能に取り付けられ、上記遊技盤と、上記内枠の該遊技盤を収納する部分とを上部分から下部分まで覆うと共に、該遊技盤上の見通しを確保する前面枠とを備えた遊技機であって、上記前面枠の下端から下方向に突出し、上記収納枠に対し、前面側から、所定の間隔をおいて対向する外縁突出部と、上記前面枠の下端のうち、上記外縁突出部よりも背面側の部分に凹状に形成された外縁凹部とを備えることを要旨とする。
これにより、前面枠は、収納枠に開閉可能に取り付けられ、例えば、パチンコ遊技や回胴式遊技を提供する遊技盤と、内枠の遊技盤を収納する部分とを上部分から下部分まで覆うと共に、遊技盤上の見通しを確保する。
前面枠が収納枠に閉じられた状態で、前面枠の下部分の外縁は、遊技者から見えることがない位置である。この前面枠の下部分の外縁で、出した外縁突出部は、遊技者から見えることがない位置に指掛かりを提供する。
前面枠の下端のうち、外縁突出部よりも背面側の部分に外縁凹部が凹状に形成されている。この縁凹部は、外縁突出部と収納枠との間から侵入してきた異物やピアノ線、セルなどの侵入経路上に位置し、侵入物の進路を外縁突出部と収納枠との間隙部分から、凹部内に誘導する。凹部内に誘導された侵入物は、凹部にぶつかって、それより先に侵入できなくされるか、或いは侵入経路を前面枠と収納枠との間隙部分以外に変更される。
従って、外縁凹部は、侵入物を前面枠と収納枠との間で遮断して、内枠内や遊技盤上にまで挿入できなくする。例えば、ピアノ線やセルを挿入して、パチンコ遊技機の役物の操作や賞球機構の操作を行うことが出来なくなる。又、回胴式遊技機の内部にピアノ線やセルを挿入して、センサやセレクタなどの操作を行うことが出来なくなる。
請求項2の発明の遊技機は、上記外縁凹部は、円弧状、4角状、又は3角状の穴状、或いは溝状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、外縁凹部を、円弧状にした場合には、外部からの侵入物を、前面枠と収納枠との間隙部分以外の方向に、スムースに誘導することが出来る。又、成形加工が容易である。4角状、又は3角状にした場合には、外部からの侵入物を角部で行き止まりにし、それ以上中への侵入を遮断することが出来る。穴状にすることで、外部からの侵入が行われ易い間隙がある箇所を選択して、防御することができる。溝状に形成するので、例えば、前面枠の下部の縁部の殆どをカバーするなど広い範囲の防御が可能になる。
請求項3の発明の遊技機は、上記外縁突出部に面する上記収納枠の部分に、凹状に形成された枠凹部を備えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、請求項1、請求項2と同様の作用が得られることに加え、外縁突出部に面する箇所に凹状の枠凹部があることで、外縁突出部の近傍に広い空間が形成され、例えば、この外縁突出部に指を掛ける場合に、収納枠が指掛けの阻害にならなくなる。つまり、指かけが容易になって、前面枠を開きやすくなる。
請求項4の発明の遊技機は、上記枠凹部が円弧状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、枠凹部が円弧状であることで、指掛け時にスムースに指が外縁突出部に案内されて、指掛けが容易になることと、外部からピアノ線やセルなどの侵入物を挿入しようとした場合に、この円弧状の枠凹部が侵入物を外縁突出部方向に案内して、外縁突出部と収納枠との間隙部分に侵入しないようにすることが可能になる。
請求項5の発明の遊技機は、上記外縁突出部が上記遊技盤の遊技に供する遊技球を蓄える遊技皿の近傍に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
これにより、外縁突出部が遊技皿の近傍に位置することで、指を掛けることになる前面枠の縁部が遊技客から見えなくなり、前面枠のデザインに影響を与えなくなる。
請求項1の発明の遊技機は、前面枠のデザインに殆ど影響を与えない外縁で、かつ遊技者から見えない位置に指掛かりを作ると共に、その指掛かりとなる箇所で外部から内枠内や遊技盤上に挿入される侵入物を遮断することができることから、遊技機の美観を低下させず、セキュリティを向上した上で、前面枠を容易に開けることを可能して、美観の向上と、セキュリティの向上と、保守点検性の向上とを揃って達成することができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項2の発明の遊技機は、色々な防御方法や防御箇所に対応することが可能になるという優れた効果を奏する。
請求項3の発明の遊技機は、請求項1、及び請求項2と同様の優れた効果が得られることに加え、指掛けが容易になって、前面枠が開きやすくなり、保守点検性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技機は、指掛けがスムースになって、前面枠の開閉がより容易になることと、外部からの侵入物の侵入を排除する機能がより向上するという極めて優れた効果を奏する。
請求項5の発明の遊技機は、指を掛ける位置が遊技客から見えない箇所になり、前面枠のデザインに影響を与えなくなり、デザインの自由度が向上されると共に、遊技機の美観が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
次に発明の実施の形態を説明する。
図1は、遊技機としてのパチンコ機1を前面側(遊技者側)から見た正面図、図2は、パチンコ機1の右側面図である。
パチンコ機1は、図1に示すように、遊技島に取り付けられる外枠3と、この外枠3にヒンジ4によって開閉可能に取り付けられた内枠5と、内枠5の下部にヒンジ7によって開閉可能に取り付けられた下前面枠9と、内枠5に収納された遊技盤19と、内枠5の上部の前面側に構成されている収納枠6に、遊技盤19を覆う状態でヒンジ11によって開閉可能に取り付けられた上前面枠13と、下前面枠9に取り付けられた遊技球受け皿15と、発射強度調整ハンドル17と、上前面枠13に取り付けられたスピーカ18と、上前面枠13に取り付けられ、遊技盤19上の遊技領域21の見通しを確保するガラス板23と、ガラス板23の周囲に取り付けられたガラス枠飾り25、27と、上前面枠13を内枠5に施錠する施錠機構29と、施錠機構29の鍵穴31の周囲を飾る鍵飾り33とを備えている。
尚、パチンコ機1の構成は、どの様な構成のものであっても良い。又、特にパチンコ遊技に限るものでもなく、ガラス枠等の前面枠を開閉する構造を有する雀球式遊技やアレンジ式遊技、および回胴式遊技機など、どの様な型式の遊技であっても良い。
パチンコ機1は、遊技場での運用で、保守点検などの必要性から、鍵穴31に鍵を挿入して施錠機構29を解錠し、上前面枠13を内枠5から開ける構成を備えている。
以下に、上前面枠13を内枠5から開け易くする構成と、ゴト行為からの防御機能を高める構成とを説明する。
図3は、上前面枠13の下部の詳細図、図4は、上前面枠13の下部の説明図である。
上前面枠13は、下部の縁部35に、図2、図3、図4に示すように、上前面枠13から下方に伸び、かつ収納枠6の収納枠内39から収納枠6の前面側に突出した外縁突出部37を備えている。この外縁突出部37は、前面部41が遊技者から見える位置に有り、縁部35と、背面部43(図3、図4参照)とが遊技者から見えない位置になる。
この背面部43を前面側に引くことで、上前面枠13が矢印YA方向に移動して、上前面枠13が内枠5から開けられることになる。従って、この外縁突出部37の背面部43に指を掛けて、矢印YA方向に引くことで、容易に上前面枠13が開けられることになる。
尚、外縁突出部37は、図3、図4に示すように、上前面枠13のデザインに合わせて、膨らみ曲げ部45と、凹み曲げ部47とが設けられ、上前面枠13の美観を阻害しない働きと、指を背面部43側に入れ易くする機能とを備えている。
又、収納枠6の縁部35の外縁突出部37から収納枠内39側に入った枠内縁部49には、前面側が3角の頂点51で、奥側に進むに従って、穴深さが増加する辺52と、鉛直の辺53とからなる3角断面で、克つ上前面枠13の下部の縁部35の全範囲55(図1参照)に溝状に形成された外縁溝状凹部57が設けられている。
この外縁溝状凹部57は、図4に示すように、ピアノ線やセルなどの異物59が外縁突出部37と収納枠6との間から侵入してきた場合に、異物59を辺52に沿って、鉛直の辺53まで案内する機能を有する。この様に異物59が鉛直の辺53に達すると、図4に示すように異物59の先端が辺53に突き当たり、異物59が更に侵入することが遮断される。従って、この外縁溝状凹部57によって、ゴト行為に対する防御機能が向上される。
尚、このゴトに対する防御機能として、更に上前面枠13の背面側に、収納枠6の凹部内67に嵌り込む形状に延伸された延伸部69と、この延伸部69から突起状に設けられた返し部61と、上前面枠13の背面側にビス63で取り付けられ、収納枠6と、遊技領域21との間を遮蔽する板状の遮蔽板65と、収納枠6のビス63に対向する面71に、ビス63の頭を覆う状態に形成されたビス防御穴73とが設けられている。
このように収納枠6の凹部内67、延伸部69、返し部61、遮蔽板65、ビス防御穴73が上前面枠13と収納枠6との間を入り組み、相互に嵌り込む段階を多くする構成にすることで、上前面枠13と収納枠6との間を通して行われる異物59の挿入を極めて難しくすることで、不正を排除する機能を高くする。
次に、外縁突出部37を指で掴んだり、掛けたりすることを容易にする構成を説明する。
図3、図4に示すように、外縁突出部37に面する収納枠6の部分に、断面が円弧状で、克つ上前面枠13の下部の縁部35の全範囲55(図1参照)に溝状に形成された外縁凹部75が形成されている。この外縁凹部75は、図3、図4に示すように、外縁突出部37の背面部43に対向する空間を広げる形状を有し、この背面部43に指を掛けやすくする。又、この外縁凹部75は、上前面枠13を開けるために、外縁突出部37に指を掛ける場合に、指が収納枠6に触れることを可能な限り防ぎ、収納枠6に傷が付いたり、汚れが付いたりすることを防止する機能を発揮する。従って、美観を保つ働きを有する。
尚、縁部35の外縁溝状凹部57に対向する収納枠6の部分に、前面側が徐々に高さを増す斜面77とレール部79を有するレール部材81が設けられている。このレール部材81は、収納枠6から開けた状態の上前面枠13を再び収納枠6に閉じる場合に、仮に上前面枠13がスピーカ18やガラス板23、ガラス枠飾り25、27等の重量によって、下がって閉まってきた場合に、上前面枠13の延伸部69の下端83をこの斜面77及びレール部79によって、適切な位置まで上昇、案内する機能を有する。従って、上前面枠13は、重量が増加したにも拘わらず、開けるときに開けやすく、閉めるときにも、上前面枠13を単に閉める動作を行うだけで、適切な位置に案内され、簡単に、克つ確実に施錠される。
次に、パチンコ機1の変形例のパチンコ機101を説明する。
図5は、パチンコ機101の要部の説明図、図6は、パチンコ機101の動作状態の説明図である。
尚、パチンコ機1と同一部材は、同一の符号を付ける。
図5に示すように、パチンコ機101は、上前面枠113が、下部の縁部35に、上前面枠113から下方に伸び、かつ収納枠106の収納枠内39から収納枠106の前面側に突出した外縁突出部137を備えている。この外縁突出部137方向は、前面部141が遊技者から見える位置に有り、縁部35と、背面部43とが遊技者から見えない位置になる。
この背面部43を前面側に引くことで、上前面枠113が矢印YA方向に移動して、上前面枠113が内枠5から開けられることになる。従って、この外縁突出部137の背面部43に指を掛けて、矢印YA方向に引くことで、容易に上前面枠113が開けられることになる。
又、上前面枠113の縁部35の外縁突出部137から収納枠内39側に入った枠内縁部49には、前面側が頂点151の円弧状の辺152を有する断面で、克つ上前面枠113の下部の縁部35の全範囲55(図1参照)に溝状に形成された外縁溝状凹部157が設けられている。
この外縁溝状凹部157は、図6の(A)に示すように、ピアノ線やセルなどの異物59が外縁突出部137と収納枠106との間から侵入してきた場合に、異物59を辺152に沿ってレール部材81側に誘導し、図6の(B)に示すように、異物59が上前面枠113と、収納枠106との間からずれる方向に誘導する。
従って、この外縁溝状凹部157によって、ゴト行為に対する防御機能が向上される。
又、図5に示すように、外縁突出部137に面する収納枠106の部分に、断面が円弧状に形成された外縁凹部175が形成されている。この外縁凹部175は、外縁突出部137の背面部43に対向する空間を広げる形状を有し、この背面部43に指を掛けやすくする。
以上に説明したパチンコ機1、101は、上前面枠13、113や下前面枠9のデザインに殆ど影響を与えず、かつ遊技者から見えない位置の縁部35に指掛かりとなる外縁突出部37、137の背面部43を作ると共に、この外縁突出部37の背面部43から遊技領域21に挿入される異物59を遮断することができることから、パチンコ機1、101の美観を低下させず、或いはデザインの自由度を向上させ、更にセキュリティを向上した上で、上前面枠13、113を容易に開けることを可能して、美観の向上と、セキュリティの向上と、保守点検性の向上とを揃って達成することができるという極めて優れた効果を奏する。
又、外縁凹部75、175により、指掛けがスムースになって、上前面枠13、113の開閉がより容易になるという極めて優れた効果を奏する。
次に上前面枠13のガラス板23の下部に取り付けられているガラス枠飾り27を説明する。
図7は、ガラス枠飾り27の外観図、図8と図9は、ガラス枠飾り27の構造の説明図である。
ガラス枠飾り27は、図7に示すように、遊技客の顔面に相対する向きに発光し、水平に近い状態に位置する発光面201と、この発光面201とは90度程度下方方向に発光し、ほぼ垂直に近い状態に位置する発光面203と、図8、図9に示すように、発光面203の下端205から、ほぼ水平方向に配設された発光面207と、発光面207のほぼ中央に形成された凹部209と、凹部209の底の遊技者の目に付かない位置に取り付けられた導電性の底板211と、この底板211の背面側213に取付足215を介して、取り付けられたランプ基板217とを備えている。
ランプ基板217には、発光ランプ219が発光面201方向に発光する向きに、所定数取り付けられている。発光ランプ219の取り付け配置や数は、発光素子がLEDであるかや点灯管であるか、ランプであるかなどにより、適宜選択される。
このランプ基板217のターミナル225と、底板211とは、アース線212によって接続され、ランプ基板217のターミナル225には、遊技機アースに接続されるアース線221と、図示しないランプ制御基板に接続される電源・制御線223と、図示しない発射レールや遊技球受け皿15に遊技球243によって発生し帯電した電荷を集める接地板に接続されたアース線222とが接続されている。
これにより、底板211の接地と、発射レールと、遊技球受け皿15の接地の中継とがターミナル225を介して行われ、底板211、発射レール、遊技球受け皿15の帯電の放電、および帯電防止が行われる。これにより、遊技者やホールスタッフが底板211に触れるだけで、体に帯電した電荷をアースに落とすことが可能になる。従って、上前面枠13を開ける場合に、ガラス枠飾り27の発光面207に形成された凹部209に指241を掛けて引く操作を行う場合に、底板211にも指241が触れて、開閉操作と共に、放電動作を行われる。この後、上前面枠13を開いて、遊技盤19などの金属部分に指241などが触れても、体の帯電や遊技機243などの帯電がなくなっており、静電気ショックを受けることがなくなる。
又、ランプ基板217への電源の供給が行われ、発光ランプ219が発光面201方向に所定の光色の発光を行う。例えば、単色光発光、又はフルカラー発光素子によって、白色、及びフルカラー発光を行う。
発光ランプ219が発光した光がそのまま入力する発光面201と、その他の発光面203、207とは、有色、又は無色透明の光透過性の樹脂、例えばポリカーネートを三日月状に一体成形したものであり、図7に示すように縞状のレンズカット231が内面側233に形成されている。これにより、このレンズカット231とによって、発光ランプ219の発光が拡散される。
又、発光面201の表面側235のほぼ中央には、蒲鉾状の凸状突起237が発光面201の樹脂と一体成形により3本形成され、発光面201と発光面203との境界部分には、凸状突起239が発光面201の樹脂と一体成形により1本形成されている。
この凸状突起237と、239とは、発光ランプ219から発光された光を拡散し、遊技客にアピールする働きを有する。
これにより、ガラス枠飾り27は、遊技者から見えることのない凹部209に指241を掛けて、上前面枠13を開ける操作を行うことが出来、上前面枠13の開閉が容易になると共に、デザインの自由度が向上すると共に、美観の低下を防止することが出来る。
又、凹部209を複数の指241が掛かる程度まで大きくして、指241が滑ることなく、しかもガラス枠飾り27の把持が十分な強度で行われるようにして、上前面枠13の開閉を極めて容易に出来るようにしても、遊技者から見える箇所に殆ど影響を与えず、上前面枠13の美観を向上できると共に、デザインの自由度を向上できるという極めて優れた効果を奏する。
しかも、発光面201に対向する凹部209の底板211の背面側213に、ランプ基板217を固定する領域を設ける構造としたため、遊技者の目線の方向に対して、真正面からランプ基板217上の発光ランプ219等の発光状態を見せることが出来、発光ランプ219の光を遊技者に強くアピールすることが出来ると共に、指241を掛ける領域をも確保できる様になった。
その上、ランプ基板217と、発光ランプ219の周囲を覆い、飾るガラス枠飾り27とをユニット構造とすることが出来、組み付け工数の低減を図ることが可能になる。
又、3個のガラス枠飾り25、27の中で、最下部に取り付けられているガラス枠飾り27に設けられ、かつ遊技客に相対する方向に発光する面を有する発光面201を形成し、発光面203の最上部に近接する発光面201の縁部に発光ランプ219の光を透過する凸状突起239を設け、発光面201の中程にも発光ランプ219の光を透過する凸状突起237を設けたことで、これら凸状突起237、239が発光ランプ219のレンズカットの役目を果たして、光をより拡散させて、遊技客に強くアピールする構造と、手や指241を掛ける手がけ領域となる凹部209を提供する。
遊技客の略真正面に向けた発光の面を提供する発光面201を構成し、この発光面201に沿って配置された発光ランプ219が賞球の払出異常時には、赤色に点灯し、正常払出時には、緑色に点灯し、その他の異常時には、正常時と異なる発光色で点灯する構成のガラス枠飾り27が、賞球が払い出され、貯留される遊技球受け皿15の近傍に位置していることから、賞球が払い出される位置と、その払出の異常を報知する発光表示とが極近くで並ぶことになり、両方を同時に見ながら遊技を楽しむことが可能になる。
従って、従来は、前面枠13の上方に配置されていた異常報知ランプを見て、何らかの報知が行われたら、遊技球243の払出状態の確認を行って、払い出しの異常の有無を判断すると言った煩わしい動作を行わなければならなかったのが、両方が近傍に位置する構成とすることが出来たため、払い出し異常の監視が容易になると共に、見逃すと言ったことも防止することが出来る。
その上、特殊演出時やリーチ時に、液晶表示装置の演出と共に、発光ランプ219を多色発光して、遊技状態をより際だたせる演出を実行することができる。
又、ガラス枠飾り27が上前面枠13に取り付けられている部材に帯電した電荷や、上前面枠13の近傍に位置する発射レールなどに帯電した電荷を放電したり、ガラス枠飾り27にさわった遊技者やホールスタッフの体に帯電した電荷を放電する構成であるため、遊技球243に帯電する静電気が除かれると共に、遊技者やホールスタッフに帯電した静電気が除かれる。従って、遊技者やホールスタッフが遊技球243に触れても静電気によってショックや不快感を受けることが防止される。
従って、ガラス枠飾り27は、遊技者の不快感の発生防止機能と遊技感の向上機能とを有し、かつホールスタッフの利便性の向上機能と、不快感の発生防止機能とを有するという極めて優れた効果を奏する。
尚、本発明は上記の実施例に限定されるものでなく、様々な態様の実施が可能である。
例えば、外縁突出部37に替えて、或いは加えて、上前面枠13、113の縁部の全範囲、特定の範囲、或いは、右側の範囲、又は上前面枠13、113の右側の外縁、例えば鍵飾り33の下の部分に手が掛かる外縁突出部37状の部分を形成しても良い。
又、レール部材81の面71の形状やレール部79の形状、およびレール部材81の形状、幅、数量なども上前面枠13、113を適切な位置まで上げる機能を備えていれば、どの様なものであっても良い。
曲げ部45、および外縁凹部75、175の形状も上前面枠13、113や下前面枠9とのデザイン上の一体化を図ったどの様な態様のものであっても良い。
ガラス枠飾り27の形状も 曲げ部45、および外縁凹部75、175の形状も上前面枠13、113や下前面枠9とのデザイン上の一体化を図ったどの様な態様のものであっても良い。
又、外縁溝状凹部57の断面形状は、4角状であっても良い。又、外縁溝状凹部57、157に替えて、穴状、凹状にしても良い。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
請求項1の遊技盤は、遊技盤19、内枠は、内枠5、収納枠は、収納枠6、106、前面枠は、上前面枠13、113、遊技機は、パチンコ機1、101、前面枠の下部分の外縁は、縁部35、外縁突出部は、外縁突出部37、137、外縁凹部は、外縁溝状凹部57、157が対応する。又、遊技盤は、尚書きに記したように、回動式表示装置を利用した回胴式遊技機が対応し、前面枠は、回胴式表示装置の前面に設けられるガラス枠が対応する。
請求項2の円弧状は、外縁溝状凹部157の断面形状、3角状は、外縁溝状凹部57の断面形状、4角状は、尚書きの内容、穴状は、尚書きの内容。溝状は、外縁溝状凹部57、157の形状が対応する。
請求項3の枠凹部は、外縁凹部75、175が対応する。
請求項4の円弧状に形成されたことは、外縁凹部75、175の形状が対応する。
請求項5の遊技球は、遊技球243、遊技皿は、遊技球受け皿15が対応する。
パチンコ機1を前面側(遊技者側)から見た正面図である。 パチンコ機1の右側面図である。 上前面枠13の下部の詳細図である。 上前面枠13の下部の説明図である。 パチンコ機101の要部の説明図である。 パチンコ機101の動作状態の説明図である。 ガラス枠飾り27の外観図である。 ガラス枠飾り27の構造の説明図である。 ガラス枠飾り27の構造の説明図である。
符号の説明
1、101…パチンコ機、3…外枠、4、7、11…ヒンジ、
5…内枠、6、106…収納枠、9…下前面枠、
13、113…上前面枠、15…遊技球受け皿、17…発射強度調整ハンドル、
18…スピーカ、19…遊技盤、21…遊技領域、
23…ガラス板、25、27…ガラス枠飾り、29…施錠機構、
31…鍵穴、33…鍵飾り、35…縁部、
37…外縁突出部、39…収納枠内、41…前面部、
43…背面部、45…曲げ部、47…凹み曲げ部、
49…枠内縁部、51、151…頂点、52、53…辺、
55…全範囲、57、157…外縁溝状凹部、59…異物、
61…返し部、63…ビス、65…遮蔽板、
67…凹部内、69…延伸部、71…面、
73…ビス防御穴、75…外縁凹部、77…斜面、
79…レール部、81…レール部材、83、205…下端、
141…前面部、152…辺、175…外縁凹部、
201、203、207…発光面、209…凹部、211…底板、
213…背面側、215…取付足、217…ランプ基板、
219…発光ランプ、212、221、222…アース線、
223…電源・制御線、225…ターミナル、231…レンズカット、
233…内面側、235…表面側、237、239…凸状突起、
241…指、243…遊技球

Claims (5)

  1. 遊技盤を収容する内枠に設けられた収納枠と、
    上記収納枠に開閉可能に取り付けられ、上記遊技盤と、上記内枠の該遊技盤を収納する部分とを上部分から下部分まで覆うと共に、該遊技盤上の見通しを確保する前面枠とを備えた遊技機であって、
    上記前面枠の下端から下方向に突出し、上記収納枠に対し、前面側から、所定の間隔をおいて対向する外縁突出部と、
    上記前面枠の下端のうち、上記外縁突出部よりも背面側の部分に凹状に形成された外縁凹部と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 上記外縁凹部は、円弧状、4角状、又は3角状の穴状、或いは溝状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記外縁突出部に面する上記収納枠の部分に、凹状に形成された枠凹部を備えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 上記枠凹部が円弧状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 上記外縁突出部が上記遊技盤の遊技に供する遊技球を蓄える遊技皿の近傍に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の遊技機。
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