JP3735368B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技機設置島に固定される外枠と、該外枠に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられる枠基体と、該枠基体に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられ且遊技盤の前方を覆う透明板の透明板保持枠と、前記枠基体と透明板保持枠との開放側の施錠を選択的に解錠する施錠装置と、を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、外枠に対して枠基体(前面枠と称される場合が多い)が開閉自在に設けられると共に、該枠基体の開口縁に周設された扉保持枠に透明板保持枠(ガラス扉枠と称される場合が多い)が開閉自在に設けられる。そして、それぞれの軸支側は、共に左側であり、右側の開放側を1つの施錠装置によってそれぞれ施錠・解錠を行うように構成されていた。具体的には、施錠装置の鍵を挿入し得る錠部材を扉保持枠の側方であって枠基体の細い枠部に臨ませ、錠部材に鍵を挿入した状態で、鍵を一方向に回動することにより枠基体の外枠に対する施錠状態を解錠し、他方向に回動することにより透明板保持枠の枠基体に対する施錠状態を解錠するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、枠基体の解錠操作をする場合には、特に問題はないが、透明板保持枠を解錠操作する場合には、鍵を他方向に回動したときに解錠された透明板保持枠が鍵を回動操作している手に当り、操作しずらいという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、透明板保持枠の解錠操作の操作性を高めることが可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
遊技機設置島に固定される外枠と、該外枠に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられる枠基体と、該枠基体に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられ且つ遊技盤の前方を覆う透明板の透明板保持枠と、前記枠基体と透明板保持枠との開放側の施錠を選択的に解錠する施錠装置と、を備えた弾球遊技機において、
前記透明板保持枠の横幅寸法を前記枠基体の横幅寸法とほぼ同じとなるように形成すると共に、該透明板保持枠の裏面の下辺を除く外周縁に先端辺部が後方に突出するL形金属が固着され、そのL形金属のうち開放側のL形金属の上下に係合フック部が後方に向かって一体的に形成され、
前記枠基体には、その表面に前記L形金属の先端辺部が侵入する防犯溝を形成すると共に前記係合フック部が貫通するフック連通穴が形成される一方、その裏面側に前記係合フック部と係脱することにより前記枠基体と透明板保持枠との施錠・解錠を行い且つ前記外枠の内側上下に固定される係止金具と係脱することにより前記枠基体と前記外枠との施錠・解錠を行う前記施錠装置が固着されると共に、前記透明板保持枠の下方であって前記枠基体の開放側端部に鍵穴を形成し前記施錠装置の鍵を挿入操作し得る錠部材を該鍵穴に臨ませ、
前記施錠装置は、取付基板と、該取付基板にスライド移動可能に取り付けられる第1可動部材および第2可動部材とを備え、
前記取付基板には、前記係合フック部が貫通する連通口と該連通口の下方に前記錠部材が挿入される錠挿入口とを開設し、
前記錠部材に挿入された鍵を一方向に回動することにより前記第1可動部材のスライド移動によって該第1可動部材の上下に設けられる係止部と前記外枠の係止金具との係合を解除して前記枠基体の前記外枠に対する施錠状態を解錠し、他方向に回動することにより前記第2可動部材のスライド移動によって該第2可動部材に形成される係合開口と前記係合フック部との係合を解除して前記透明板保持枠の前記枠基体に対する施錠状態を解錠するように構成されると共に、少なくとも前記透明板保持枠の解錠操作時に、前記係合開口の開口縁に湾曲状に形成される誘導部が前記第2可動部材のスライド移動に伴って前記係合フック部に形成される傾斜辺と当接しながら前記透明板保持枠を開放する方向に押し出すようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
前記透明板保持枠は、その開放側端部以外の下部においても施錠機構によって施錠されることにより、透明板保持枠と枠基体との隙間から不正具を挿入して行う不正遊技を防止できる点で有利である。
【0006】
【作用】
透明板保持枠の横幅寸法を枠基体の横幅寸法とほぼ同じとなるように形成すると共に、透明板保持枠の下方であって枠基体の開放側端部に施錠装置の鍵を挿入操作し得る錠部材を臨ませたので、透明板保持枠の開放位置と鍵の操作位置とが上下段差状となって異なることとなり、透明板保持枠の開放時に鍵を操作している手に透明板保持枠が当ることがなく、操作性を高めることができる。そして、少なくとも透明板保持枠の解錠操作時に、係 合開口の開口縁に湾曲状に形成される誘導部が第2可動部材のスライド移動に伴って係合フック部に形成される傾斜辺と当接しながら透明板保持枠を開放する方向に押し出すようにしたことにより、さらに透明板保持枠の開放操作を簡単に行う点で有利である。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。まず、実施例の要部を構成する施錠装置200を有する弾球遊技機1の構成について図1乃至図6を参照して説明する。図1は、弾球遊技機1の正面図であり、図2は、枠基体2及び透明板保持枠50を開放した状態であって透明板保持枠50から複層ガラスセット72を取り外した状態を示す斜視図であり、図3は、枠基体2の分解斜視図であり、図4は、透明板保持枠50の背面から見た分解斜視図であり、図5は、前面上皿装置80の正面分解斜視図であり、図6は、透明板保持枠50の下部における施錠・解錠状態を示す概略断面図である。
【0008】
(1)弾球遊技機の全体構造
本実施例における弾球遊技機1としては、弾発された打玉が遊技盤40に形成された入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機を図示したものであるが、弾発された打玉が遊技盤に設けられる複数の入球口に入球して、その入球口の組合せによって得点が与えられ、その得点に応じた景品玉が払い出される形式の弾球遊技機(属にアレンジ遊技機と称される)であってもよい。しかして、弾球遊技機1は、図2に示すように、図示しない遊技機設置島に固定される縦長な方形状に枠組み形成される外枠30と、該外枠30の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基体2と、該枠基体2の前面上部に開閉自在に設けられる透明板保持枠50、枠基体2の前面下部に開閉自在に設けられる前面上皿装置80と、枠基体2の最下部前方に取り付けられる下皿130及びハンドル装置150と、から構成されている。
【0009】
(1−1)外枠
外枠30は、木製の板材を枠組み構成することにより形成され、その一側上下に固着される軸支用金具32(図2には、上部の軸支用金具32のみを図示したが、下部の軸支用金具32は、次に説明する当て板33の上部に固着される)に枠基体2が開閉自在に軸支される。また、外枠30の下部前面には、閉じたときに枠基体2の下辺部を載置する当て板33が固定されている。更に、外枠30の開放側の内側上下には、後に詳述する施錠装置200と係脱して枠基体2を閉じたり開放したりするための係止金具31が固着されている。この係止金具31と施錠装置200との関係については、後に詳述する。なお、当て板33を含む外枠30を木製の板材ではなく、合成樹脂によって一体成型又は別体に成型して組み立てて構成しても良い。
【0010】
(1−2)枠基体
上記した外枠30に開閉自在に取り付けられる枠基体2は、合成樹脂によって一体成型されるものであり、図3に示すように、その上部にほぼ正方形状の開口部3が形成され、その下部が板状となっている。つまり、枠基体2は、従来の合板によって形成された前面枠とほぼ同等のものであるが、従来の前面枠と相違する点は、枠基体2の裏面であって遊技盤40を収納固定する遊技盤収納枠4(図3参照)が枠基体2と一体的に形成されている点である。即ち、従来の前面枠と遊技盤収納枠との関係においては、木製の前面枠の裏面に合成樹脂製の遊技盤収納枠を固着しているのに対し、本実施例における枠基体2は、前面枠に相当する部分も合成樹脂で形成されているので、遊技盤収納枠4を含む全体を合成樹脂によって一体成型したものであり、これによって工場における組み付け作業の簡略化を達成することができるものである。
【0011】
ところで、上記遊技盤収納枠4の下方部分も板状に形成されており、その一側上部に上皿連通口5が形成され、該上皿連通口5の下部前方に溢れ玉誘導部材6が取着される。溢れ玉誘導部材6の下流側前方には、抜き玉連通口7が形成されている。この抜き玉連通口7は、後述する前面上皿装置80に貯留されていた玉であって玉抜きされた玉が溢れ玉誘導部材6の内部に流入するための流入口である。また、溢れ玉誘導部材6は、前面上皿装置80を開放したときに前記上皿連通口5から溢れた玉や抜き玉連通口7から流入した玉を遊技盤収納枠4の下方の板状部分のほぼ中央に形成された下皿誘導口(図示しない)から裏面側に導いて後述する下皿130に導くものである。
【0012】
また、遊技盤収納枠4の下方の板状部分の前面であって前記溢れ玉誘導部材6の側方には、発射点レール8が固着されている。この発射点レール8は、前面上皿装置80から1個宛供給される打玉を下流端に形成される発射点で受け止めて図示しない発射装置で弾発するために設けられるものである。そして、発射点レール8の上流端と遊技盤40に設けられる誘導レール41の下流端との間にファール口が形成され、遊技盤40の遊技領域に到達することなく戻ってきた打玉がファール口から前記溢れ玉誘導部材6に受け入れられて最終的に下皿130に導かれるものである。
【0013】
一方、図3に示すように、枠基体2の前面枠部分において、前記開口部3に対応する枠部の外周縁には、透明板保持枠50の下辺を除く3辺から後方に突出するように設けられる後述するL形金属61〜63の先端辺部が突入係合する防犯溝9が形成されている。また、枠基体2の中程左右に検出器取付穴10,11が貫通形成されている。この検出器取付穴10,11は、その裏面から検出器を取り付けるものであり、例えば、軸支側に形成される検出器取付穴10には、検出器のアクチュエータが前面側に突出しており、透明板保持枠50を開放したときに検出器がOFFとなるようになっている。この検出器は、高電圧が供給される後述する第1装飾部材52によって被覆される蛍光管の回路途中に挿入されるものであり、透明板保持枠50を開放したときに蛍光管への電流の供給が停止されて開放時の安全を確保している。また、開放側に形成される検出器取付穴11には、図示の実施例では検出器が設けられていないが、設けるとすれば、例えば、透明板保持枠50を僅かに開放してセル板やピアノ線等の不正具を挿入する不正行為を検出するための不正開放検出器等が考えられる。
【0014】
更に、枠基体2の前面枠部分の開口部3に対応する部分には、軸支側上部に配線通し穴12、開放側上下にフック連通穴13、左右中程に干渉回避凹部26、軸支側の中程上下にヒンジ取付凹部27,28、透明板保持枠50の下方であって枠基体2開放側端部に鍵穴14がそれぞれ形成されている。配線通し穴12は、透明板保持枠50に設けられる後述する電装部品から延びる配線を枠基体2の裏面側に通すものである。また、フック連通穴13は、透明板保持枠50の開放側に設けられる係合フック部64を後方に貫通させて施錠装置200の係合開口233と係合させるものである。干渉回避凹部26は、透明板保持枠50を閉じたときに蛍光管を被覆する円弧状の蛍光管カバーの一部との当接状態を回避するためのものであり、このため、干渉回避凹部26は、円弧状に刻設されている。また、鍵穴14には、施錠装置200のシリンダー錠219が挿入されるものである。なお、枠基体2の開放側の裏面側辺には、本実施例の要部を構成する施錠装置200が固着されるようになっている。この施錠装置200は、外枠30に対する枠基体2の施錠、及び枠基体2に対する透明板保持枠50の施錠を司るものである。施錠装置200については、後に詳述する。
【0015】
(1−3)遊技盤
前記遊技盤収納枠4に収納固定される遊技盤40の構成について簡単に説明する。遊技盤40は、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール41が形成され、該誘導レール41の内側が遊技領域とされて発射された打玉が落下するものである。遊技領域には、図示の場合、可変表示装置42や可変入賞球装置43が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向・速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口44が設けられている。
【0016】
(1−4)透明板保持枠
枠基体2に対して開閉自在に設けられる透明板保持枠50の構成について説明すると、円形状の開口が形成される主枠構成部材51と、該主枠構成部材51の開口に沿って周設される第1装飾部材52と、第1装飾部材52の下部前面に取り付けられる下部装飾部材54と、第1装飾部材52の左右前面に取り付けられる熊の手状の左右装飾部材56,57と、第1装飾部材52の上部前面に取り付けられ且つ左右両端が上方に延設されてスピーカ取付部59が形成される上部装飾部材58と、スピーカ取付部59に挟まれ且つ主枠構成部材51の上部前面に取り付けられるLEDカバー60と、から構成されている。主枠構成部材51及び装飾部材52,54,56,57,58,60は、すべて合成樹脂成型によって形成されている。なお、主枠構成部材51は、図4に示すように左右2つに分割されて成型されたものを組み付けることにより構成され、その横幅寸法は、前記枠基体2の横幅寸法とほぼ同じである。したがって、正面から見たときには、透明板保持枠50に対応する部分の枠基体2は、図1に示すように遊技者から視認することはできない。
【0017】
上記した第1装飾部材52は、遊技盤40の遊技領域とほぼ同じ大きさの開口である遊技開口53を規制するものであると共に、その左右両側の内部には、円弧状の蛍光管を収納するものであり、この蛍光管は、遊技状態に応じて点滅又は点灯制御されるものである。また、下部装飾部材54の下方部は、正面から見たときに図1に示すように前面上皿装置80の取付板部材81の上部と重複するようになっているが、その重複状態の違和感をなくすために下部装飾部材54の下部に凹部55が形成され、該凹部55と前面上皿装置80の上部表面に固定される上部装飾部材103を嵌め合わせることにより、意匠的に連続する印象を遊技者に与えるようになっている。なお、この下部装飾部材54は、第1装飾部材52の裏面に取り付けられる補強金具77と一体的に止着されるものであるが、その補強金具77には、後方に向かって下部係止フック78が突設され、図6に示すように、透明板保持枠50を閉じたときに、下部係止フック78が前面上皿装置80の取付板部材81の上部に開設される係合用貫通穴91を貫通してスライド可能に設けられるスライド板99の係合穴100に係合するようになっている。これにより、透明板保持枠50の下方部分を強制的に手前に引き付けて隙間を作り、その隙間から透光性板やピアノ線等を差し込んで行う不正遊技を確実に防止することができる。
【0018】
また、上部装飾部材58のスピーカ取付部59の内部には、スピーカが内蔵されて、この左右2つのスピーカで遊技者の頭部に向けて遊技状態に応じたステレオ効果音を発生させて弾球遊技機に高級感を持たせている。更に、LEDカバー60の内部には、多数のLEDが設けられたLED基板が収納され、前記蛍光管と同様に遊技状態に応じて点灯又は点滅、あるいは点灯移動表示される。
【0019】
一方、透明板保持枠50の裏面側においては、図4に示すように、その周縁にL形金属61〜63が固着され、その先端辺部が主枠構成部材51の後端縁よりも外側に突出するようになっている。そして、その突出した先端辺部が前記防犯溝9に侵入するようになっている。また、主枠構成部材51の一側辺(開放側)に固着されるL形金属63には、後述する施錠装置200と係合する係合フック部64が後方に向かって一体的に形成されている。また、透明板保持枠50の裏面側においては、主枠構成部材51の左右上部に補強金属板65,66が止着され、そのうち、軸支側の補強金属板66には、ヒンジピン68が挿入される支持筒67が一体的に形成されている。しかして、支持筒67に挿入されるヒンジピン68は、スプリング69により常時上方向に向けて付勢されている。更に、軸支側の下部には、係合穴70aを有する軸支部材70が止着されている。
【0020】
また、図2に示すように、前記第1装飾部材52の裏面にガラス取付支持部材71が突設固着されている。このガラス取付支持部材71に透明板としての2枚のガラス76をガラス収納部材73で一体化した複層ガラスセット72を取り付けるわけであるが、その取り付けは、ガラス収納部材73の上下左右に突設される取付片部74にガラス取付支持部材71を貫通させ、取付片部74に止着される止め金具75を回動してガラス取付支持部材71に形成される係合溝(図示しない)に係止することにより簡単に行うことができる。また、複層ガラスセット72の取り外しも上記したと逆の操作を行うことにより極めて簡単に行うことができる。
【0021】
(1−5)前面上皿装置
上記した透明板保持枠50と同様に枠基体2に対して開閉自在に設けられる前面上皿装置80の構成について図5及び図6を参照して説明すると、前面上皿装置80は、合成樹脂製の取付板部材81の表面に合成樹脂製の皿部材120を固着することにより構成されている。取付板部材81は、ほぼ長方形の平面板状に形成され、その上部が前記透明板保持枠50の下部装飾部材54部分が侵入するように凹状に形成された凹部90となっている。その凹部90の中央部分は、下部装飾部材54の裏面側と前後に重複する重複部となっている。また、取付板部材81の表面には、その前面側に皿部材120及び装飾補強板106の後端当接外周縁に沿った形状の取付用凹部82が形成されている。この取付用凹部82は、その上部が装飾補強板106に対応する部分であり、その下部が皿部材120に対応する部分である。しかして、取付板部材81の表面に装飾補強板106を取り付ける際には、上部の取付用凹部82に嵌め込むようにすれば、簡単に位置決めが行え、その取付作業が簡単であり、また、皿部材120を取り付ける際にも、下部の取付用凹部82に嵌め込めば、皿部材120の取付板部材81に対する位置決めも簡単に行うことができる。これも、取付板部材81を従来の金属板に代えて合成樹脂で成型したため、容易に取付用凹部82を成型することができるからである。
【0022】
ところで、上記した取付用凹部82内には、多数の開口が開設されているが、これについて説明すると、その左側やや上部に長方形状の上皿連通口83がが開設され、その左右上部であって前記凹部90の左右両側には、窓84,85が開設され、右側の窓85の下方に玉抜きレバー動作枠86が凹設されている。また、前記重複部のほぼ中央には、前述した下部係止フック78が貫通する係合用貫通穴91が形成されている。更に、前記玉抜きレバー動作枠86の下方に玉送り部材用取付穴87が開設され、その側方に玉抜きレバー連結穴88が開設され、ほぼ中央に玉抜き穴89が開設されている。
【0023】
上記した開口について順次説明すると、上皿連通口83は、枠基体2に形成される前記上皿連通口5に対応するものであり、上皿連通口83の裏面側に取りつけられる玉誘導部材92によって上皿連通口5と上皿連通口83とが連絡されるようになっている。窓84,85は、遊技盤40の下部両端部の前方に位置し、遊技盤40に貼付される各種のシールや証明のためのシールを覗き見ることができるものである。玉抜きレバー動作枠86には、操作レバー94が摺動自在に収納されるものであり、また、玉送り部材用取付穴87は、皿部材120の下流端部に着脱自在に取り付けられる図示しない玉送り部材を貫通させるための穴である。また、玉抜きレバー連結穴88は、玉抜き弁101に突設される連結突片102を後方に貫通させるものであり、玉抜き穴89は、その玉抜き弁101が動作されたときに皿部材120の裏面に形成される玉抜き通路(図示しない)を流下する玉を前記溢れ玉誘導部材6の抜き玉連通口7に放出するものである。
【0024】
前記取付用凹部82内には、その上部に透明板保持枠50の前記下部装飾部材54に連続する上部装飾部材103が取り付けられるものであり、その下部に装飾補強板106が取り付けられるものであり、また、取付用凹部82の左右両側に皿部材120が取り付けられるものであり、皿部材120の中間に突設される突起部105と皿部材120との間には、着座部材104が取り付けられる。
【0025】
前記装飾補強板106は、取付板部材81の前面に積層的に取り付けられるものであるが、その上辺部が凹状の円弧状凹部107を有する板状に成型されている。また、装飾補強板106には、前記取付板部材81の上皿連通口83、窓84,85、玉抜きレバー動作枠86、玉送り部材用取付穴87、玉抜きレバー連結穴88、玉抜き穴89にそれぞれ対応する上皿連通口108、窓109,110、玉抜きレバー操作開口111、玉送り部材用切欠部112、玉抜きレバー連結穴113、玉抜き穴114が開設させている。窓109,110と取付板部材81の窓84,85との間には、透明部材93が挿入され、該透明部材93の前方楕円レンズ部の一部が窓109,110に嵌合して固定されるようになっている。また、玉抜きレバー操作開口111には、前記操作レバー94が臨むようになっている。また、装飾補強板106には、上記した以外に前記玉抜きレバー連結穴113のやや上部に金属板挿入孔116が穿設され、上辺が直角に折曲された摩耗防止用金属板115が装着される。このように装着される摩耗防止用金属板115は、皿部材120を装着したときに、皿部材120を一列となって流下する打玉による側壁部分の摩耗を防止するために装着されるものである。なお、装飾補強板106の取付板部材81への積層は、左右両端部が前記取付用凹部82に嵌合されると共に、取付板部材81に突設される係合ボス118に装飾補強板106に突設される嵌合取付ボス117を挿入することにより、相互の位置決めが正確に行われて積層される。
【0026】
前記玉抜きレバー動作枠86には、玉抜き装置が設けられる。即ち、玉抜きレバー動作枠86には、楕円形状の操作レバー94が対応して設けられる。操作レバー94には、前方に指を掛ける指掛部95が突設されると共に裏面側に2本の連結ボス96とコイルスプリング(図示しない)の一端部を収納するスプリング収納部とが突設形成されている。連結ボス96は、玉抜きレバー動作枠86に形成される長穴を貫通して取付板部材81の裏面に達してその先端に作動部材97とスライド板99とが止着される。また、スプリング収納部材には、図示しないコイルスプリングの一端が収納されるが、そのコイルスプリングの他端部は、玉抜きレバー動作枠86の端部に当接される。そして、操作レバー94は、コイルスプリングの付勢力により常時一方向(正面から見て図示右方向)に付勢されている。
【0027】
一方、操作レバー94の連結ボス96の端部には、取付板部材81の裏面側で作動部材97とスライド板99とが同時にビスで取り付けられる。作動部材97の先端部は、下方に向かって曲折された作動突起98となっており、この作動突起98が前記玉抜きレバー連結穴88の裏面側に臨んでいる。玉抜きレバー連結穴88には、玉抜き弁101に突設される2条の連結突片102が貫通されるものであり、その2条の連結突片102によって作動突起98が挟まれることにより作動部材97と玉抜き弁101とが連結され、引いては、玉抜き弁101と操作レバー94と連結されることとなる。玉抜き弁101は、前面上皿装置80に貯留された玉を抜き出して下皿130に導くものである。このため、遊技者が操作レバー94をコイルスプリングの付勢力に抗して移動させることにより玉抜き弁101が動作して前面上皿装置80に貯留されていた玉を下皿130に向けて玉抜きすることができる。
【0028】
一方、操作レバー94の連結ボス96に連結されるスライド板99においては、その先端部に係合穴100が穿設されている。係合穴100は、前記係合用貫通穴91を貫通して挿入される前記下部係止フック78と係合するようになっている。しかして、このスライド板99の作用について図6を参照して説明すると、図6(A)に示すように、透明板保持枠70が閉じている状態においては、下部係止フック78が係合用貫通穴91を貫通してスライド板99の係合穴100に係合した状態となっている。そのような状態で透明板保持枠70を開放する必要が生じたときに、まず、後述する施錠装置200を操作して透明板保持枠70の開放側端部の施錠を解除すると同時に操作レバー94を操作してスライド板99を移動させることにより、図6(B)に示すように、係合穴100と下部係止フック78との係合状態を解除することができるので、透明板保持枠70を開放することができる。一方、透明板保持枠70を閉じるときには、透明板保持枠70の開放側及び下部を強制的に押圧することによりそれぞれ施錠又は係合させることができる。なお、本実施例では、透明板保持枠70を開放する毎に操作レバー94を操作しなければならないが、この操作レバー94を操作することにより玉抜き動作も同時に行われることとなる。このような状況を防止するために玉抜き動作を行う操作レバーと係合解除を行う操作レバーとを別々に設けても良い。
【0029】
上記した取付板部材81の前面に取り付けられる合成樹脂製の皿部材120は、前方から下部を構成する外皿部材121と、打玉を貯留する玉貯留部125が形成される内皿部材124と、外皿部材121と内皿部材124との上部間隔を閉塞する上面カバー部材122とから構成されている。そして、外皿部材121と上面カバー部材122と内皿部材124とを組み付けた状態で前記取付板部材81の前面に固定するようになっている。なお、本実施例においては、上部カバー部材122は、その一部を着脱交換可能な透光性カバー123として構成されているが、この透光性カバー123として、スイッチや表示器を具備するものと具備しないものとを用意することにより、近年普及しつつあるプリペイドカード式の玉貸装置が付設された弾球遊技機にも、あるいは付設されない弾球遊技機にも容易に対応させることができる。
【0030】
(1−6)枠基体への透明板保持枠及び前面上皿装置の取付構造
上記した透明板保持枠50及び前面上皿装置80の枠基体2への取付構造について説明すると、まず、前記ヒンジ取付凹部27,28は、それぞれ金属製のヒンジ部材19,20を止着する領域である。ヒンジ取付凹部28(以下、中ヒンジ取付凹部28という)に止着されるヒンジ部材19(以下、中ヒンジ部材19という)は、L字型に形成され、その水平面にヒンジピン19aが上下に貫通するように固着されている。ヒンジ取付凹部27(以下、下ヒンジ取付凹部27という)に止着されるヒンジ部材20(以下、下ヒンジ部材20という)は、L字型に形成され、その水平面に係合穴20aが形成されている。また、枠基体2の軸支側上部にもヒンジ部材18(以下、上ヒンジ部材18という)が止着されるが、この上ヒンジ部材18は、枠基体2の裏面側から止着されるようになっている。また、上ヒンジ部材18には、枠基体2の前面に当接し且つ係合穴29aを有するヒンジ支持部29と、枠基体2に対して垂直方向に突設される水平面の下方に向かって突設されるヒンジピン18aと、を備えて構成されるものである。
【0031】
上記したヒンジ部材18,19,20には、透明板保持枠50と前面上皿装置80の取付板部材81とが開閉自在且つ着脱自在に取り付けられるものである。具体的には、まず、透明板保持枠50の着脱構造について説明すると、透明板保持枠50の軸支側上端には、ヒンジピン68がスプリング69の付勢力により上方に付勢されており、また、軸支側下端裏面には、係合穴70aを有する軸支部材70がビスで止着されている。しかして、下部の軸支部材70の係合穴70aに中ヒンジ部材19のヒンジピン19aの上部突設側に差し込んだ状態で上端のヒンジピン68を付勢力に抗して押し下げてヒンジ支持部29の係合穴29aに差し込むことにより、透明板保持枠50が枠基体2に開閉自在に軸支される。逆に、透明板保持枠50を取り外す場合には、図示しない切欠から例えば目通しを差し込んでヒンジピン68を押し下げて係合穴29aからヒンジピン68を抜き出した後に全体を持ち上げて係合穴70aをヒンジピン19aから外すことにより簡単に行うことができる。
【0032】
次に、前面上皿装置80の取付板部材81の着脱構造について説明すると、取付板部材81の軸支側上下端には、図3に示すように、係合穴119aと図示しないスプリングにより下方に付勢される軸支ピン119bとが設けられている。しかして、上端の係合穴119aを中ヒンジ部材19のヒンジピン19aの下部突設側に差し込み、その状態で下部の軸支ピン119bをスプリングの付勢力に抗して持ち上げて下ヒンジ部材20の係合穴20aに差し込むことにより、前面上皿装置80の取付板部材81が枠基体2に開閉自在に軸支される。逆に、取付板部材81を取り外す場合には、スプリングの付勢力に抗して軸支ピン119bを持ち上げて係合穴20aから外し、その後、全体を下方に引き下げてヒンジピン19aから係合穴119aを引き抜くことにより簡単に行うことができる。
【0033】
このように、透明板保持枠50や前面上皿装置80の取付板部材81を枠基体2に対して開閉自在であり且つ着脱自在に設けたので、弾球遊技機1の工場における組付作業や遊技場における点検作業時を簡単に行うことができる。特に、本実施例のように、透明板保持枠50に電装部品を備えたものにあっては、電装部品等の故障に基づく修理・交換が必要となることが予想され、そのように予想される場合において、従来の透明板保持枠が着脱できない構造のものに比べて、透明板保持枠50を取り外すことができるので、修理・交換を簡単に行うことができる。また、上記した透明板保持枠50の開放側の施錠は、外枠30に対する施錠を同時に行う施錠装置200によって行われるが、前面上皿装置80の開放側の施錠は、取付板部材81の開放側裏面に取り付けられる図示しない錠装置によって行われる。
【0034】
(1−7)下皿
枠基体2の前面枠部分の下方部分は、板状に形成されており、その前面のほぼ全域に係合凹部15が刻設されている。この係合凹部15は、次に説明する下皿130やハンドル装置150を組み付け固定する際に一応の位置決めを行うものであり、組付作業の容易化を図ることができるものである。また、係合凹部15には、そのほぼ中央に下皿連通口16が、その開放側よりの側部にハンドル作動開口17がそれぞれ開設形成されている。下皿連通口16に対応して下皿130が取り付けられるが、その下皿130は、詳細に図示しないが複数の部材を組み立てた状態でセット化されて枠基体2の下部中央に止着固定されているものであり、図3に示すように、多量の玉を貯留し得る貯留部134を有するように形成されている。また、枠基体2への止着構造は、セット化された下皿130の裏面に取付ネジ132を後方に向けて複数本設け、その取付ネジ132を枠基体2に穿設された取付穴22に貫通させて枠基体2の裏面から図示しないナットを螺着することにより固定する。なお、下皿130の裏面であって前記貯留部134の左右には、位置決め片133が突設されており、この位置決め片133を枠基体2に形成された位置決め穴23に差し込むことにより、下皿連通口16と下皿130の貯留部134との接続状態を確実に確保することができると共に下皿130の取付作業の容易化を図ることができる。なお、図示の実施例における下皿130には、その前面壁内に玉抜き操作レバー131が設けられ、これを操作することにより、貯留部134の底面の開口(図示しない)が開放されて貯留部134に貯留されていた打玉を下方(通常、玉箱が設置される)に落下せしめることができる。このように、図示の実施例においては、玉抜き操作レバー131を下皿130の前面壁の中央に内蔵して設けたので、従来のように操作レバーを下皿の底面に沿って設けたものに比較して外部からのイタズラによって故障せしめられることが少なくなるという利点がある。
【0035】
(1−8)灰皿
上記した下皿130の隣接した位置であって前記係合凹部15の端部よりには、灰皿139が設けられるが、この灰皿139は、枠基体2の下部前面に固着され且つ灰皿139を収納する凹部が形成された灰皿取付枠135に回転自在に取り付けられるものである。即ち、灰皿取付枠135は、その裏面に複数の取付ネジ136が後方に向かって突設され、枠基体2に穿設された取付穴21に取付ネジ136を貫通させた後に、裏面から図示しないナットで締着することにより灰皿取付枠135を枠基体2に固着する。このように固着された灰皿取付枠135に対して灰皿139を凹部に収納した状態で、灰皿取付枠135の前端部に形成される取付穴137及び灰皿139の前方上部に形成される支点穴140に支点棒138を側方から差し込んで固定することにより、灰皿139を回転自在に装着し得るものである。
【0036】
(1−9)ハンドル装置
また、前記ハンドル作動開口17に対応してハンドル装置150が装着される。ハンドル装置150は、前記前面上皿装置80の側壁から装飾的に連続する取付板部材151に所謂ハンドルが突設されて構成されるものであり、その突設されるハンドルは、取付板部材151に直接的に固定される外固定部152と該外固定部152の前面側に固定される内固定部154と外固定部152と内固定部154との間で回動自在に設けられる可動部153とから構成されている。また、取付板部材151の裏面には、複数の取付ネジ155と位置決め突起156とが後方に向かって突設されており、取付ネジ155をハンドル作動開口17の周囲に穿設される取付穴24に差し込んで裏面から発射装置の取付板部材と共締めするようにナットで締着することにより、取付板部材151が枠基体2に固定される。なお、位置決め突起156は、ハンドル作動開口17を貫通して対面する発射装置の取付板部材と係合して相互の全体的な位置決めを行うものである。また、ハンドル作動開口17の側方には、配線通し穴25が形成されているが、これは、ハンドル装置150内に設けられるスイッチ(メインスイッチやタッチセンサ)の配線を枠基体2の裏面側に導くものである。
【0037】
上記のように構成されるハンドル装置150においては、可動部153を回動せしめることにより、その回動操作が発射装置側に伝達されて発射装置の打球槌の発射勢を変化させることができる。このため、可動部153を所望の位置まで回動させた状態を保持することにより、打玉を一定の速度で弾発することが可能となる。なお、図示の実施例におけるハンドル装置150は、取付板部材151(又は枠基体2)に対して垂直方向に突設されているわけではなく、やや外側に傾斜した状態で突設されている。これは、遊技者がハンドルを操作する際に手首を不自然に折り曲げた状態ではなく自然な状態にしたままでハンドルを握ることができるように配慮した設計であり、長時間の遊技を行っても疲れないようにしたものである。
【0038】
(2)施錠装置
弾球遊技機1の概の構成は、上記した通りであるが、以下には、本実施例の要部を構成する施錠装置200の構成について図7乃至図15を参照して説明する。図7は、施錠装置200の分解斜視図であり、図8は、施錠装置200を構成
する取付基板201の側面図・背面図であり、図9は、取付基板201に摺動自在に取り付けられる第1可動部材208の上下の係止部209の正面図・側面図であり、図10は、取付基板201に摺動自在に取り付けられる第2可動部材220の正面図・側面図であり、図11は、枠基板2への取付状態を示す部分背面図であり、図12は、第1可動部材208の動作を示す背面図であり、図13は、第2可動部材220の動作を示す背面図であり、図14及び図15は、透明板保持枠50側に設けられる係合フック部64と施錠装置200との関係を示す断面図である。なお、この施錠装置200は、前述したように透明板保持枠100の施錠ばかりでなく、枠基体2の外枠30に対する施錠をも行うことができる、いわゆるW錠となっている。
【0039】
まず、施錠装置200の構造について図7を中心にして説明する。施錠装置200は、断面L字型に形成される取付基板201に集約して形成される。即ち、図7及び図8に示すように、取付基板201の一方辺は、枠基体2の裏面に突設される取付ボス(図示しない)に止着される取付面201aであり、該取付面201aに直角状となっている他方辺は、第1可動部材208が摺接する摺接面201bとなっている。しかして、取付面201a上端から下端にかけて取付ボスに止着するための取付穴202が適宜間隔をおいて穿設されると共に、取付面201aの下方寄りには、錠挿入口203が開設されている。この錠挿入口203には、錠部材としてのシリンダー錠219を内蔵している錠ホルダー218が取り付けられるようになっているが、この取付は、錠挿入口203の上下に形成される錠取付穴204に錠ホルダー218をビスで止着することにより行われる。また、シリンダー錠219の後端には、第1作動突起230と第2作動突起231とが二股状に設けられる作動部材229が固着されている。第1作動突起230は、後述する第2可動部材220の係合部228と係合して第2可動部材208を下降せしめ、第2作動突起231は、後述する第1可動部材208の係合凹部214と係合して第1可動部材208を上昇せしめる。なお、作動部材229には、第1作動突起230の基部に押圧ピン242が突設され、図13(B)に示すように、作動部材229の回動時に第2可動部材220が変形して内側に入り込まないようにしている。また、作動部材229のシリンダー錠219への固着は、作動部材229に穿設された支点穴232をシリンダー錠219の後端中心軸に対応させてビスで止着することにより行われる。更に、取付面201aには、その上端部と中央よりやや下方に長方形状の連通口206が開設されている。この連通口206には、透明板保持枠50の開放側に設けられる係合フック部64が貫通するものである。また、取付面201aの上部には、枠基体2の開放側裏面に突設される位置決め突起238と係合する位置決め穴237も穿設されている。
【0040】
一方、摺接面201bの中央よりやや上部には、操作開口205が開設されている。この操作開口205には、第2可動部材220の中程側縁から後方に向かって突設される操作レバー221が引き出されるものであり、引き出された操作レバー221の基部内側面の摺動面222と摺接面201bの一部を延設した外側の摺動面223とが摺動するようになっている。更に、摺接面201bの上下には、楕円形状の規制長穴207が開設されている。この規制長穴207は、第1可動部材208の上下の係止部を連結するリベット215が貫通して第1可動部材208の上下方向のスライド量を規制するようになっている。なお、摺接面201bの端縁には、図8(B)に示すように、上下2つの折曲片239と該折曲片239間に存在する規制突片241とが取付面201aと平行状となるように突設されて第1可動部材208を挾持するように案内すると共に、折曲片239には、案内溝240が形成されて、第1可動部材208の係止部209が侵入し得るようになっている。
【0041】
上記した取付基板201の摺接面201bの内側面には、第1可動部材208が当接しながら上下動可能に設けられるが、この第1可動部材208は、その上下にフック状の係止部209が設けられる。この係止部209は、図7及び図9に示すように、杆状の可動部材本体208と取付穴216,217を介してリベット215で連結されるようになっているが、そのリベット215による連結は、可動部材本体208と係止部209との取付穴216,217を規制長穴207に合致させた状態で取付基板201の摺接面201bの外側面方向からリベット215を差し込んで樫めることにより行い、リベット215の頭部が規制長穴207の外側に位置するようにして第1可動部材208が取付基板201に対して上下動可能なように取り付けられている。また、係止部209の先端は、係止部209に向けて傾斜する誘導傾斜部210となっているが、これは、枠基体2を押して閉じるときに外枠30の内側上下に固定される係止金具31と当接案内しながら最終的に係止部209と係止金具31とを係合させるためのものである。なお、下方の誘導傾斜部210には、側方に突出する操作部234が突設されており、手の操作で第1可動部材208を上昇せしめるときに使用するものである。また、第1可動部材208を取付基板201の摺接面201bの内側面に取り付けたときには、係止部209に形成されたスプリング取付部212と取付面201aの裏面に設けられたスプリング取付部211との間にスプリング213が差し渡され、常に第1可動部材208を下方に付勢している。更に、第1可動部材208を取付基板201に取り付けた状態では、下方の係止部209のやや上方に形成される係合凹部214の上端縁の下方に前記第1作動突起230が位置している。
【0042】
また、取付基板201の取付面201aの内側面には、第2可動部材220が当接しながら上下動可能に設けられるが、この第2可動部材220は、図7及び図10に示すように、第2可動部材220の上部及び中央部に穿設された規制長穴227の外側からリベット215を差し込んで該リベット215の先端を取付面201aに形成された取付穴236に嵌着することにより、取付基板201に対して規制長穴227の範囲内で上下方向に移動可能に取り付けられるものである。また、第2可動部材220には、前記連通口206に対応する位置に係合開口233が開設されている。この係合開口233は、透明板保持枠50側に設けられる係合フック部64との係脱を行うものである。更に、前述したように第2可動部材220の中程には、操作レバー221が後方に向けて突設され、また、下端に摺接面201bと当接する方向に取り付けられる係合部228が連結されている。このように構成された第2可動部材220をリベット215で取付基板201に取り付けた状態では、第2可動部材220に形成されたスプリング取付部224と取付面201aに形成されたスプリング取付部225との間にスプリング226が差し渡されて常に第2可動部材220を上方に付勢していると共に、下端の係合部228の上部に前記第2作動突起231が位置した状態となっている。なお、前記係合開口233の上部開口縁の裏側には、図15に示すように、係合フック部64の傾斜上辺64bと当接しながら係合フック部64を前方に押し出す作用を行う湾曲状の誘導部235が形成されている。
【0043】
上記のように構成される施錠装置200は、前記したように、取付穴202を枠基体2の開放側裏面に突設される図示しない取付ボスに対応させてビスを螺着することにより最終的に固着されるが、その前に、図11(A)に示すように、枠基体2に突設される位置決め突起238に取付基板201の取付面201aに穿設される位置決め穴237を差し込み、更に、図11(B)に示すように、シリンダー錠219を枠基体2に形成される鍵穴14に差し込むことにより、上下2か所で位置決めを行い、その後、取付穴202にビスを螺着することにより、施錠装置200の取付作業の簡易化を図ることができる。
【0044】
上記のように構成される施錠装置200の作用について簡単に説明する。まず、外枠30に対する枠基体2の解錠及び施錠について図12を参照して説明すると、遊技場の店員がシリンダー錠219に図示しない所定の鍵を差し込んで時計回転方向に回すと、作動部材229も時計回転方向(図12では、背面から見ているため、反時計回転方向)に回動する。すると、図12(B)に示すように、第2作動突起231と係合凹部214とが係合してスプリング213の付勢力に抗して第1可動部材208を上昇させるので、係止部209も上昇する。このため、係止部209と外枠30の係止金具31との係合位置関係が外れるので、その状態でシリンダー錠219に鍵を差し込んだままの鍵を引っ張ることにより枠基体2全体を回動させて開放することができる。一方、開放した枠基体2を閉じるときには、そのまま枠基体2を押し込むことにより係止部209の誘導傾斜部210と係止金具31との当接により第1可動部材208がスプリング213の付勢力に抗して上昇し、遂には、係止部209が係止金具31と係合する位置でスプリング213の付勢力により第1可動部材208が下降して係止部209と係止金具31とが完全に施錠された状態となる。
【0045】
次に、枠基体2に対する透明板保持枠50の解錠及び施錠について図13乃至図15を参照して説明すると、遊技場の店員がシリンダー錠219に図示しない所定の鍵を差し込んで反時計回転方向に回すと、作動部材229も反時計回転方向(図示では背面から見ているため時計回転方向)に回動する。すると、第1作動突起230と係合部228とが係合してスプリング226の付勢力に抗して第2可動部材220を下降させるので、係合開口233も下降する。このため、図15に示す係合開口233と係合フック部64との係合状態から係合開口233の上昇により係合フック部64の上部傾斜辺64bと誘導部235との作用により係合フック部64が前方に押し出されて透明板保持枠50の係合が解除されて自然に透明板保持枠50が所定角度だけ前方に飛び出す。これにより僅かに開放している透明板保持枠50の開放側の一部を持って引き出すことにより極めて容易に開放することができる。一方、開放した透明板保持枠50を閉じるときには、そのまま透明板保持枠50を押し込むことにより係合フック部64が枠基体2に形成されたフック連通穴13を貫通して施錠装置200の連通口206に侵入し、上昇している第2可動部材220の係合開口233の一部に侵入する。その状態でさらに押し込むことにより係合フック部64の先端下辺の傾斜部64aと係合開口233との当接により第2可動部材220がスプリング226の付勢力に抗して下降し、遂には、係合開口233が係合フック部64と係合する位置でスプリング226の付勢力により第2可動部材220が上昇して係合フック部64と係合開口233とが完全に施錠された状態となる。なお、透明板保持枠50を解錠する場合には、枠基体2を開放した状態で操作レバー221を押し下げることによっても行うことができる。また、外枠30には、透明板保持枠50を閉じた状態で係合フック部64の先端が当接しないように回避部34が形成されている。
【0046】
また、本実施例においては、施錠装置200の錠部材としてのシリンダー錠219が透明板保持枠50の下方であって枠基体2の開放側の端部に形成される鍵穴14に臨ませたので、透明保持枠50の開放位置と鍵の操作位置とが上下段差状となって異なることとなり、透明板保持枠50の開放時鍵を操作している転移透明板保持枠50が当ることがなく、透明板保持枠50の開放操作性を高めることができる。
【0047】
なお、図16に示すように、透明板保持枠50の下部係止フック78と係合するスライド板99aを上記した施錠装置200の第2可動部材220とクランク部材250を介して連結し、鍵で第2可動部材220を下降させたときに支点251によって回動するクランク部材250によってスライド板99aを図16に示す矢印方向に移動せしめて係合穴100aと下部係止フック78(ただし、図16には、図示しない)との係合を解除するように構成しても良い。このように構成することにより、透明板保持枠50の開放側端部と下部とが施錠装置200の操作によって同時に開放されるので、透明板保持枠50の開放操作性をさらに高めることができる。もちろん、透明板保持枠50の下部の防犯構造が十分であれば、透明板保持枠50の下部を下部係止フック78で必ずしも施錠する必要はなく、この場合には、図6に示すような構造もあるいは図16に示すような構造も採用する必要はない。
【0048】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、透明板保持枠の横幅寸法を枠基体の横幅寸法とほぼ同じとなるように形成すると共に、透明板保持枠の下方であって枠基体の開放側端部に施錠装置の鍵を挿入操作し得る錠部材を臨ませたので、透明板保持枠の開放位置と鍵の操作位置とが上下段差状となって異なることとなり、透明保持枠の開放時に鍵を操作している手に透明保持枠が当ることがなく、操作性を高めることができる。そして、少なくとも透明板保持枠の解錠操作時に、係合開口の開口縁に湾曲状に形成される誘導部が第2可動部材のスライド移動に伴って係合フック部に形成される傾斜辺と当接しながら透明板保持枠を開放する方向に押し出すようにしたことにより、さらに透明板保持枠の開放操作を簡単に行う点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】 枠基体及び透明板保持枠を開放した状態であって透明板保持枠から複層ガラスセットを取り外した状態を示す弾球遊技機の斜視図である。
【図3】 枠基体の分解斜視図である。
【図4】 透明板保持枠の背面から見た分解斜視図である。
【図5】 前面上皿装置の正面分解斜視図である。
【図6】 透明板保持枠の下部における施錠・解錠状態を示す概略断面図である。
【図7】 施錠装置の分解斜視図である。
【図8】 施錠装置を構成する取付基板の側面図・背面図である。
【図9】 取付基板に摺動自在に取り付けられる第1可動部材の上下の係止部の正面図・側面図である。
【図10】 取付基板に摺動自在に取り付けられる第2可動部材の正面図・側面図である。
【図11】 枠基板への施錠装置の取付状態を示す部分背面図である。
【図12】 第1可動部材の動作を示す背面図である。
【図13】 第2可動部材の動作を示す背面図である。
【図14】 透明板保持枠側に設けられる係合フック部と施錠装置との関係を示す断面図である。
【図15】 同じく透明板保持枠側に設けられる係合フック部と施錠装置との関係を示す断面図である。
【図16】 施錠装置と透明板保持枠の下部を施錠するスライド板との他の関係を示す弾球遊技機の概略正面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機
2 枠基体
4 遊技盤収納枠
30 外枠
31 係止金具
40 遊技盤
50 透明板保持枠
51 主枠構成部材
52 第1装飾部材
53 遊技開口
64 係合フック部
78 下部係止フック
80 前面上皿装置
94 操作レバー
99 スライド板
100 係合穴
120 皿部材
130 下皿
139 灰皿
150 ハンドル装置
200 施錠装置
201 取付基板
208 第1可動部材
209 係止部
210 誘導傾斜部
213 スプリング
214 係合凹部
218 錠ホルダー
219 シリンダー錠(錠部材)
220 第2可動部材
221 操作レバー
226 スプリング
228 係合部
229 作動部材
230 第1作動突起
231 第2作動突起
233 係合開口
235 誘導部

Claims (2)

  1. 遊技機設置島に固定される外枠と、該外枠に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられる枠基体と、該枠基体に対して一側辺を軸支されて開閉自在に設けられ且つ遊技盤の前方を覆う透明板の透明板保持枠と、前記枠基体と透明板保持枠との開放側の施錠を選択的に解錠する施錠装置と、を備えた弾球遊技機において、
    前記透明板保持枠の横幅寸法を前記枠基体の横幅寸法とほぼ同じとなるように形成すると共に、該透明板保持枠の裏面の下辺を除く外周縁に先端辺部が後方に突出するL形金属が固着され、そのL形金属のうち開放側のL形金属の上下に係合フック部が後方に向かって一体的に形成され、
    前記枠基体には、その表面に前記L形金属の先端辺部が侵入する防犯溝を形成すると共に前記係合フック部が貫通するフック連通穴が形成される一方、その裏面側に前記係合フック部と係脱することにより前記枠基体と透明板保持枠との施錠・解錠を行い且つ前記外枠の内側上下に固定される係止金具と係脱することにより前記枠基体と前記外枠との施錠・解錠を行う前記施錠装置が固着されると共に、前記透明板保持枠の下方であって前記枠基体の開放側端部に鍵穴を形成し前記施錠装置の鍵を挿入操作し得る錠部材を該鍵穴に臨ませ、
    前記施錠装置は、取付基板と、該取付基板にスライド移動可能に取り付けられる第1可動部材および第2可動部材とを備え、
    前記取付基板には、前記係合フック部が貫通する連通口と該連通口の下方に前記錠部材が挿入される錠挿入口とを開設し、
    前記錠部材に挿入された鍵を一方向に回動することにより前記第1可動部材のスライド移動によって該第1可動部材の上下に設けられる係止部と前記外枠の係止金具との係合を解除して前記枠基体の前記外枠に対する施錠状態を解錠し、他方向に回動することにより前記第2可動部材のスライド移動によって該第2可動部材に形成される係合開口と前記係合フック部との係合を解除して前記透明板保持枠の前記枠基体に対する施錠状態を解錠するように構成されると共に、少なくとも前記透明板保持枠の解錠操作時に、前記係合開口の開口縁に湾曲状に形成される誘導部が前記第2可動部材のスライド移動に伴って前記係合フック部に形成される傾斜辺と当接しながら前記透明板保持枠を開放する方向に押し出すようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記透明板保持枠は、その開放側端部以外の下部においても施錠機構によって施錠されることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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