JP2006075520A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダル投入口に異物を挿入することによるゴト行為を防止する。
【解決手段】メダルを投入するには、束のメダル30をメダル投入口17に向かうように水平方向にスライドさせる。スライドさせた束のメダル30を投入口蓋部材18の前壁18bに突き当て、投入口蓋部材18を閉じ位置から開き位置に移動させる。束のメダル30は、先頭のメダル30から順にメダル投入口17に投入される。CPU24は、センサ21から検知信号が入力されてから、タイマー25によって計時された時間が予め設定された所定時間に達するとモータ22の電源22bをオンして投入口蓋部材18を開き位置から閉じ位置に移動させる。さらに、CPU24は、閉じ位置で投入口蓋部材18をロックさせる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、メダルを投入して遊技が行われる遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなスロットマシンでは、一般に、メダルが起立された状態で一枚ずつメダル投入口に投入される。
ところで、近年、正規の方法とは異なる方法によってメダルの投入を行う、いわゆる、ゴト行為が行われることがある。メダルの投入を不正に行うゴト行為を行う際に用いられる器具(以下、「ゴト器具」と称する)の1つとして、例えばメダル投入口に挿入することが可能な板状の部材に複数のLEDを直列に配置し、複数のLEDがそれぞれ異なるタイミングで点滅するように制御されるものが知られている。このゴト器具をメダル投入口から挿入してLEDをメダルセレクターの光電センサと対面させると、LEDの点滅によって光電センサにメダルが通過したことを誤って検知させることができ、これにより、実際にメダルの投入を行うことなくメダルを投入することができる。ゴト器具を用いてメダルの投入を行った遊技者は、クレジットされたメダルを引き出す、あるいは、投入したメダルによって遊技を行うなどの行為によって不正に利益を得ることができる。ゴト行為によって一部の遊技者が不正に利益を得ることは、遊技場の利益に損失が生じるばかりか、公平な遊技を行うことができないことを理由に遊技者の遊技への興味を失わせてしまうこともあり、ゴト行為を防止する機能をスロットマシンに付加することは、スロットマシンメーカーにとって大きな課題の1つとなっている。
上記のようなゴト行為を防止するため、例えばメダル投入口を塞ぐシャッターを設け、投入されたメダルが検知されている間にのみメダル投入口を開放する、あるいは、遊技者が獲得したメダルの枚数を計数するジェットカウンターのメダル投入口にシャッターを設け、ジェットカウンターの使用時に専用のキーを用いてシャッターを開放するなどの提案がなされている。しかし、メダル投入口を塞ぐシャッターを設けたものでは、ゴト器具とメダルとを誤って検知させればシャッターが開放されてしまうため、ゴト器具をメダル投入口に挿入することが可能になってしまう。また、上記のようなジェットカウンターの技術をスロットマシンのメダル投入口に適用した場合、遊技者がメダルを投入するたびに従業員がメダル投入口のシャッターをキーによって開放しなければいけないため、遊技の効率が著しく低下するという問題がある。仮にスロットマシンに適用しても、キーを複製、あるいは、盗難されると、ゴト行為を防止できない。
このため、例えば硬貨の投入口の中央部に棒状の仕切を設ける、あるいは、硬貨の投入口を開閉するシャッターの上に硬貨を溜めてからシャッターを開放して硬貨を投入する、硬貨の投入口を塞ぐ方向に付勢された蓋を設け、蓋を閉じないと硬貨を投入できなくする、あるいは、麻雀牌を投入口に投入する際に専用のボタンを押下すると投入口が開放されるなど、他の技術分野の提案をスロットマシンに適用することも考えられる。
しかし、硬貨の投入口に仕切を設ける提案をスロットマシンに適用した場合、仕切の隙間からゴト器具を挿入されるおそれがあるため、ゴト行為を完全に防止することができない。また、硬貨をシャッター上に溜める提案をスロットマシンに適用した場合、シャッターが一旦開放されると、シャッターが開放された状態で保持されるため、シャッターが開放されている間にメダル投入口からゴト器具が挿入されてしまう。さらに、硬貨の投入口を付勢された蓋によって塞ぐ提案をスロットマシンに適用した場合、蓋は投入口を塞ぐ方向に常時付勢されているため、ゴト行為を行うには、蓋を開放させた状態で保持しながらゴト器具を挿入する必要があり、ゴト行為の手間を増やしてゴト行為が容易に行われることを防止できる。しかし、遊技を行う際には、メダルを投入するたびにメダル投入口が閉じられるため、メダルを連続的に投入することが困難になり、遊技の効率が著しく低下するおそれがある。また、上述した提案では、蓋は着脱することが不能な構成となっているため、蓋を外して遊技を行うことが不可能となり、利便性に乏しいという欠点もある。専用のボタンが押下されたときに麻雀牌を投入口に投入する提案をスロットマシンに適用した場合、上記の提案ではボタンを押下すると投入口が開放された状態となり、投入口を閉じるには再びボタンを押下しなければならないため、メダル投入口を開放した状態で再度ボタンを押下しなければゴト器具を挿入することができてしまう。一般的には、麻雀牌の投入口の蓋は遊技者によって自ら取り外されるが、これをスロットマシンに応用しても、一旦蓋を取り外してしまえば、ゴト器具を挿入することが可能であるため、ゴト行為を防止することができない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、メダル投入の利便性を失うことなく、メダル投入口に異物を挿入することによるゴト行為を防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技機は、メダル投入口から起立した状態のメダルを投入して遊技が行われる遊技機において、先端に前記メダルの投入方向と略同一方向に突出した前壁を有し、前記メダル投入口の上方で前記メダル投入口の奥側から手前側に向けて突出するとともに、前記メダル投入口の上方でメダル投入口を覆う閉じ位置と前記閉じ位置から退避して前記メダル投入口を開放する開放位置との間で移動自在な投入口蓋部材と、前記投入口蓋部材を前記閉じ位置に向けて付勢する付勢部材と、前記投入口蓋部材を、前記開き位置から前記閉じ位置に移動させる蓋部材駆動装置と、前記投入口蓋部材を前記閉じ位置でロックする蓋部材ロック装置と、前記投入口蓋部材が前記開き位置に位置しているか否かを検知する蓋部材検知装置と、前記蓋部材検知装置からの検知信号に基づいて、前記投入口蓋部材が前記開き位置に位置している時間が予め設定された所定時間を越えたことを検出した場合に、前記蓋部材駆動装置を駆動して前記投入口蓋部材を前記閉じ位置に移動させ、前記閉じ位置に移動した前記投入口蓋部材を前記蓋部材ロック装置によってロックさせるロック制御装置とを設けたものである。
請求項2記載の遊技機は、前記メダル投入口の奥には、前記メダル投入口の手前側から奥側に向けて傾斜がつけられた曲面状の傾斜面が前記メダル投入口の手前側の縁に連なるように形成されているものである。
投入口蓋部材が開き位置に位置している時間が予め設定された所定時間を越えた場合に、投入口蓋部材を閉じ位置に移動させてロックするので、ゴト行為の際にメダル投入口に挿入された異物を投入口蓋部材とメダル投入口の縁とで挟み込むことが可能になる。これにより、挿入された異物を引き抜くことを困難にする、あるいは、挿入された異物を破壊することができるので、メダル投入口に異物を挿入することによるゴト行為を防止することができる。
また、前記メダル投入口の奥には、前記メダル投入口の手前側から奥側に向けて傾斜がつけられた曲面状の傾斜面が前記メダル投入口の手前側の縁に連なるように形成されているので、メダル投入口の開口面積を広げることが可能になり、かつメダルを傾けた状態で投入することが可能になり、メダルの投入を容易に行うことができる。また、傾斜面が曲面状に形成されていることから、傾斜面上を流下するメダルと傾斜面との接触する面積を小さくすることが可能になり、これにより、メダルをスムーズにメダル投入口の奥に案内できる。このため、メダル投入口の奥でメダルが詰まることを防止できる。
図1に示すように、スロットマシン10は前面扉11と筐体12とを備えている。前面扉11は上扉11aと下扉11bとから構成されている。下扉11bは、専用のキーによって施錠されており、下扉11bを開放すると上扉11aを開放することが可能になる。
下扉11bの前面には、その両端部まで延びる略水平な操作パネル13が設けられている。操作パネル13には、例えばメダルのベットボタンなど、遊技を行う際に操作される各種のボタンが設けられている。
操作パネル13は、その幅方向における一方の端部(下扉11bに向かって右方の端部)が一段凹んだ形状となっている。操作パネル13の凹んだ部分には縦断面の形状が略L字形のメダル投入部材14が設けられている。
メダル投入部材14は、操作パネル13の上面に取り付けられた板状の本体部15と、本体部15の後端から略鉛直方向に突出した板状の後壁部16とを備えている。
本体部15は矩形状に形成されており、長手方向が前後に延びた状態で操作パネル13に取り付けられている。本体部15の上面には、幅方向に亘って曲面状に凹んだメダル案内溝15aが形成されている。メダル案内溝15aは、本体部15の先端から前後に延びるように形成されている。メダル案内溝15aには起立した状態のメダルを載置することが可能になっている。
メダル案内溝15aの底面には横長な矩形状のメダル投入口17が形成されている。メダル投入口17には起立した状態のメダルが投入される。
図2に示すように、後壁部16には、前面側から背面側に貫通した略弓形形状の孔16aが形成されている。孔16aからは投入口蓋部材18が後壁部16の前面側に突出している。また、後壁部16の前面で孔16aの上方には、孔16aに沿った形状で前面側に突出した規制板19が設けられている。
図3に示すように、メダル投入口17の奥にはメダル通路17aが連通している。メダル通路17aを囲む四方の壁面のうちの手前側の壁面は、メダル投入口17の手前側から奥側に向けて傾斜がつけられた傾斜面17bとなっている。傾斜面17bはメダル投入口17の手前側の縁に連なるように形成されている。傾斜面17bは曲面状に形成されている。メダル通路17aは操作パネル13上から下扉11bの内部に続くメダル通路13a連通している。メダル投入口17から投入されたメダルは、メダル通路17aを流下してメダル通路13aに流下する。下扉11bには周知のメダルセレクターが取り付けられている。メダル通路13aに流下したメダルはメダルセレクターを通過してベットされる。これにより、遊技を行うことが可能になる。
投入口蓋部材18は、横断面の形状が孔16aの形状に沿った弓形形状で板状の蓋本体18aと、蓋本体18aの先端から下方に突出した略円盤状の前壁18bとを備えている。孔16aは蓋本体18aよりも一回り大きく形成されており、蓋本体18aは孔16aに挿通されている。
蓋本体18aは、この蓋本体18aの左右に突出した突条のレール18cを備えている。レール18cは横断面の形状が略扇形に形成されている。孔16aの上部はレール18cの外周に沿った形状となっている。レール18cは、その両端が孔16aを囲む壁面で支持されている。このため、蓋本体18aは吊り下げられた状態となっている。
蓋本体18aの下面にはラックギア18dが形成されている。蓋本体18aが吊り下げられた状態となっているため、蓋本体18aの下面と孔16aの下側の壁面との間に隙間が形成されている。そして、ラックギア18dはこの隙間に収納され、ラックギア18dと孔16aの下側の壁面とが干渉しないようになっている。なお、蓋本体18aは孔16aを介して下扉11bに形成された孔11cから筐体12内に突出している。
規制板19は、その下面が蓋本体18aの上面と対面している。これにより、蓋本体18aの傾きを防止し、蓋本体18aの突出方向を略水平に規制している。
前壁18bはその上端から後端にかけて前方から後方に向けて傾斜している。前壁18bの下端はメダル案内溝15aに沿って円弧状に形成されている。前壁18bの前面は例えばフッ素によってコーティング加工が施されている。
投入口蓋部材18は、図4に示すように、図中矢印A方向(後壁部16の背面側から前面側に向かう方向)に移動してメダル投入口17を覆う閉じ位置と、図5に示すように、閉じ位置から図中矢印B方向(後壁部16の前面側から背面側に向かう方向)に移動してメダル投入口17を開放する開放位置との間で移動自在となっている。すなわち、投入口蓋部材18は、本体部15の上面で束のメダルをスライドさせる方向に沿って移動自在となっている。
なお、メダル投入口17は、後壁部16の前面からやや離れた距離に配置されている。これにより、後壁部16とメダル投入口17の隙間に前壁18bの下端を位置させることが可能になるので、投入口蓋部材18を開き位置に移動させたときに、前壁18bの上端が邪魔になってメダル投入口17にメダルを投入しづらくなることを防止している。
また、前壁18bと後壁部16とにはバネ(付勢部材)20が連結されている。投入口蓋部材18は、バネ20によって閉じ位置に向けて付勢されている。
下扉11bの背面側、すなわち筐体12内には、投入口蓋部材18が開き位置に位置しているか否かを検知するセンサ21(蓋部材検知装置)、投入口蓋部材18を開き位置から閉じ位置に移動させ、かつ閉じ位置でロックするモータ22(蓋部材駆動装置及び蓋部材ロック装置)が設けられている。
センサ21は反射型の光電センサからなり、蓋本体18aの後端部と対峙するように配置されている。センサ21は、投光した光が蓋本体18aで反射したか否かによって投入口蓋部材18が開き位置に位置しているか否かを検知する。センサ21は、投入口蓋部材18が開き位置に位置しているときには蓋本体18aで反射した光を受光してオンとなる。また、センサ21は投入口蓋部材18が閉じ位置に位置しているときには蓋本体18aで反射した光を受光せずにオフとなる。
モータ22の駆動軸の先端にはピニオンギア22aが取り付けられている。ピニオンギア22aは蓋本体18aのラックギア18dに噛み合っている。このため、モータ22が駆動されると、ピニオンギア22aが回転し、これに連動して蓋本体18aが前後方向で移動する。
モータ22は、筐体12に取り付けられた制御基盤(ロック制御装置)23によってその駆動が制御される。制御基盤23は、CPU24及びタイマー25を備えている。CPU24は、センサ21及びモータ22の電源22bに接続されている。
モータ22は周知のステッピングモータからなり、CPU24からパルスが入力されるたびに所定の角度ずつ回転する。そして、CPU24は、予め設定された所定数のパルスをモータ22に入力することによって投入口蓋部材18を開き位置から閉じ位置に移動させる。
CPU24には、投入口蓋部材18が開き位置に位置しているときにセンサ21から投入口蓋部材18の検知信号が入力される。CPU24は、センサ21から検知信号が入力されるとタイマー25を作動し、検知信号の入力が終了されるとタイマー25をオフする。
そして、タイマー25によって計時された時間が予め設定された所定時間(例えば20秒)に達すると、CPU24はモータ22の電源22bをオンする。電源22bをオンした後、CPU24はモータ22に所定数のパルスを入力することによって投入口蓋部材18を図5に示す距離X移動させる。投入口蓋部材18が距離X移動すると、投入口蓋部材18は開き位置から閉じ位置に移動する。投入口蓋部材18が閉じ位置に移動した後もCPU24はモータ22の電源22bをオンし続ける。これにより、ピニオンギア22aの回転がロックされ、投入口蓋部材18が閉じ位置でロックされた状態となる。
モータ22によるロックは、下扉11bを開放して手動により電源22bがオフにされると解除される。モータ22によるロックが解除された状態では、ピニオンギア22aは空回りするため、手動によって投入口蓋部材18を閉じ位置と開き位置との間で移動させることが可能になる。
次に、上記構成のスロットマシン10の作用について説明する。常態では、投入口蓋部材18は閉じ位置に位置し、メダル投入口17は投入口蓋部材18によって覆われている。このため、遊技を行っていない状態では、メダル投入口17にゴミなどの異物が進入することを防止でき、これにより、スロットマシン10の故障やメダル詰まりなどを防止できる。なお、この状態では、モータ22のピニオンギア22aが空回りするため、投入口蓋部材18を手動によって閉じ位置と開き位置との間で移動させることができる。
遊技の開始に先立ってメダルを投入する場合、図4に示すように、例えば束にした複数のメダル30を起立させた状態でメダル案内溝15a上に載置する。載置した束のメダル30をメダル投入口17に向かうように水平方向(図5中矢印B方向)にスライドさせる。スライドさせた束のメダル30を投入口蓋部材18の前壁18bに突き当てる。メダル30を突き当てると、各メダル30は前壁18bの傾斜にそって傾いた状態となる。この状態でさらに束のメダル30をスライドさせ、メダル30で前壁18bを押圧して投入口蓋部材18を閉じ位置から開き位置に移動させる。このとき、規制板19によって投入口蓋部材18の傾きが防止されているため、投入口蓋部材18を確実に略水平な状態で移動させることができる。
図5に示すように、投入口蓋部材18が開き位置に移動するとメダル投入口17が開放される。そして、束のメダル30は、先頭のメダル30から順にメダル投入口17に投入される。
このとき、メダル30を鉛直方向に起立させた状態で投入すると、隣り合うメダル30同士の摩擦によって、次に投入されるメダル30と前壁18bの前面とで先頭のメダル30が狭持されてしまい、先頭のメダル30が投入されないおそれがある。
しかし、前壁18bを傾斜させると、メダル30は前壁18bの傾斜に沿って傾いた状態となっているため、隣り合うメダル30同士の位置がずらすことができる。これにより、メダル30同士の接触面積を小さくし、先頭のメダル30と次に投入されるメダル30との間に生じる摩擦係数を小さくできる。また、前壁18bの前面にはフッ素がコーティングされているため、前壁18bの前面と先頭のメダル30との間に生じる摩擦係数を小さくできる。よって、次に投入されるメダル30と前壁18bの前面とで先頭のメダル30が狭持されてしまい、先頭のメダル30が投入されない状態を回避し、束のメダル30をスムーズに投入することができる。
なお、メダル30をさらにスムーズに投入できるようにするには、傾斜面17bにもフッ素をコーティングするとよい。これにより、傾斜面17bとメダル30との摩擦係数をさらに小さくできる。
また、メダル投入口17にメダル30を投入する方法としては、例えば一方の手で投入口蓋部材18を開き位置で保持しながら、他方の手でメダル30を投入するなど適宜の方法でよい。投入口蓋部材18を開き位置で保持しながらメダル30を投入した場合、傾斜面17bを設けたことに伴い、メダル投入口17の開口面積が大きくなるので、メダル30を投入しやすくなる。
ここで、図6に示すように、例えば板状のゴト器具31をメダル投入口17から挿入してゴト行為を行うには、ゴト行為を行う遊技者は、一方の手で投入口蓋部材18を開き位置で保持しながら他方の手でゴト器具31を挿入する必要がある。このとき、ゴト器具31をメダルセレクターに達するまで挿入しなければならないため、投入口蓋部材18を開き位置で保持する時間はメダル30の投入を行う時間よりも長くなる。
しかし、図7のフローチャートに示すように、CPU24は、センサ21から検知信号が入力されてから、タイマー25によって計時された時間が予め設定された所定時間に達するとモータ22の電源22bをオンして投入口蓋部材18を開き位置から閉じ位置に移動させる。さらに、CPU24は、閉じ位置で投入口蓋部材18をロックさせる。
これにより、メダル投入口17の縁や傾斜面17bと投入口蓋部材18の前壁18bとによってゴト器具31が挟まれてしまうため、ゴト器具31を引き抜くことが困難にする、あるいは、ゴト器具31を破壊させることができる。
モータ22によるロックを解除するには、例えば遊技場の従業員が下扉11bを開放して手動により電源22bがオフにする。なお、モータ22の電源22bをオンするまでの所定時間は適宜に設定してよいが、メダルを投入する際に要する時間を考慮に入れて設定することが好ましい。
このように、スロットマシン10では、ゴト器具31を引き抜くことが困難にする、あるいは、ゴト器具31を破壊させることができるので、ゴト器具31がメダル通路17a内に残り、ゴト器具31を再度使用することを不可能としたり、あるいは、挿入されているゴト器具31をゴト行為が行われたことの証拠として保全することができる。
また、投入口蓋部材18を開き位置で保持しながらゴト器具31を挿入する必要があり、さらに、前記所定時間内に、メダル投入口17へのゴト器具31の抜き差しを繰り返さなければならないため、ゴト行為に伴う動作が大きくなり、ゴト行為を行っている遊技者を発見しやすくなる。よって、ゴト行為を行う遊技者にとってはゴト行為を行うことが困難になり、ゴト行為を未然に防止することができる。
上記実施形態では、投入口蓋部材18の前壁18bの前面をフッ素でコーティングしたが、例えば図8に示すように、投入口蓋部材32の前壁32aの前面に突起32bを設けることによって、メダルと前壁32aとの接触面積を小さくし、メダルと前壁32aとの間に生じる摩擦抵抗を小さくしてもよい。なお、突起32bの数及び位置は適宜に設定してよい。
上記実施形態では、前壁18bに傾斜をつけたが必ずしも傾斜を付けなくてもよく、また、メダル投入口17の奥に傾斜面17bを設けなくてもよい。さらには、後壁部16の前面を一段凹ませ、投入口蓋部材18が開き位置に位置するときに、この凹ませた部分に前壁18bが収納されるようにしてもよい。これにより、前壁18bの上端が邪魔になってメダル投入口17にメダルを投入しづらくなることを防止できる。
上記実施形態では、モータ22の電源をオンにし、ピニオンギア22aの回転をロックすることによって投入口蓋部材18を閉じ位置でロックさせたが、必ずしも投入口蓋部材18を閉じ位置でロックさせなくてもよい。この場合、モータ22の電源22bをオフにする手間を省くことができる。
また、投入口蓋部材18を閉じ位置でロックする方法は上記の方法に限らず、例えば投入口蓋部材18が閉じ位置に位置するときに、投入口蓋部材18の移動方向と直交する方向から、投入口蓋部材18にピンを挿入するなど適宜の方法でよい。
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンなど、メダルを投入する遊技機であれば等しく適用することができる。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 メダル投入部材の正面図である。 メダル投入部材の縦断面図である。 投入口蓋部材が閉じ位置に位置する状態のメダル投入部材の縦断面図である。 投入口蓋部材が開き位置に位置する状態のメダル投入部材の縦断面図である。 メダル投入口にゴト器具が挿入された状態のメダル投入部材の縦断面図である。 モータの制御の流れを示すフローチャートである。 投入口蓋部材の前壁に突起を設けた場合のメダル投入部材の縦断面図である。
符号の説明
10 スロットマシン
14 メダル投入部材
15a メダル案内溝
17 メダル投入口
17a メダル通路
17b 傾斜面
18,30 投入口蓋部材
18a 蓋本体
18b,30a 前壁
20 バネ(付勢部材)
21 センサ(蓋部材検知装置)
22 モータ(蓋部材駆動装置及び蓋部材ロック装置)
23 制御基盤(ロック制御装置)
24 CPU
25 タイマ
30 メダル
31 ゴト器具
32b 突起
40 ソレノイド(蓋部材ロック装置)

Claims (2)

  1. メダル投入口から起立した状態のメダルを投入して遊技が行われる遊技機において、
    先端に前記メダルの投入方向と略同一方向に突出した前壁を有し、前記メダル投入口の上方で前記メダル投入口の奥側から手前側に向けて突出するとともに、前記メダル投入口の上方でメダル投入口を覆う閉じ位置と前記閉じ位置から退避して前記メダル投入口を開放する開放位置との間で移動自在な投入口蓋部材と、
    前記投入口蓋部材を前記閉じ位置に向けて付勢する付勢部材と、
    前記投入口蓋部材を、前記開き位置から前記閉じ位置に移動させる蓋部材駆動装置と、
    前記投入口蓋部材を前記閉じ位置でロックする蓋部材ロック装置と、
    前記投入口蓋部材が前記開き位置に位置しているか否かを検知する蓋部材検知装置と、
    前記蓋部材検知装置からの検知信号に基づいて、前記投入口蓋部材が前記開き位置に位置している時間が予め設定された所定時間を越えたことを検出した場合に、前記蓋部材駆動装置を駆動して前記投入口蓋部材を前記閉じ位置に移動させ、前記閉じ位置に移動した前記投入口蓋部材を前記蓋部材ロック装置によってロックさせるロック制御装置とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記メダル投入口の奥には、前記メダル投入口の手前側から奥側に向けて傾斜がつけられた曲面状の傾斜面が前記メダル投入口の手前側の縁に連なるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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JP2007319390A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Aruze Corp 遊技機
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