JP3984771B2 - パチンコ遊技機の施錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外枠と、該外枠の一側に開閉自在に取り付けられる前面枠体及びガラス板保持枠とを備えたパチンコ遊技機の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ遊技機の施錠装置は、周知のように前面枠体の開放側内側面に前面枠体を施錠する施錠杆及びガラス板保持枠を施錠する係止板を上下方向ヘ移動自在に設け、前面枠体の前面に設けられたシリンダー錠に鍵を挿入して一方向に回動させることにより施錠杆を移動させて前面枠体の施錠を解錠すると共に、鍵の反対方向の回動により係止板を移動させてガラス板保持枠の施錠を解錠するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のパチンコ遊技機の施錠装置にあっては、鍵の回動によって前面枠体及びガラス板保持枠の両方が解錠できるようになっているため、例えば合鍵を入手して前面枠体を不正に開放するという行為が行なわれ易いという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、前面枠体を鍵によって解錠可能な状態と解錠不能な状態とに容易に切り替えることが可能なパチンコ遊技機の施錠装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、外枠と、該外枠の前面に開閉自在に取り付けられる前面枠体及びガラス板保持枠とを備え、前面枠体の開放側内側面に前面枠体を施錠する施錠杆及びガラス板保持枠を施錠する係止板を上下方向ヘ移動自在に設け、前面枠体の前面に設けられた錠に鍵を挿入して一方向に回動し錠軸に固着されたカム板を回動させることにより施錠杆を移動させて前面枠体の施錠を解錠すると共に、鍵の反対方向の回動により前記カム板が係止板を移動させてガラス板保持枠の施錠を解錠するように構成されたパチンコ遊技機の施錠装置において、前記施錠杆に連動部材を回動自在に設け、該連動部材を前記カム板と係合可能な第1位置に設定することにより鍵によって前面枠体が解錠可能となり、該連動部材を前記カム板と係合不能な第2位置に設定することにより鍵によって前面枠体が解錠不能となるようにしたことを特徴としている。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、施錠杆に解錠操作部材を回動自在に設け、該解錠操作部材を前面枠体の前面側に突出する第1位置に設定することによりガラス板保持枠を開放した状態で該解錠操作部材は前面枠体の前面側から操作可能となって施錠杆を解錠位置に移動させることが可能となり、該解錠操作部材を前面枠体の前面側から後退する第2位置に設定することにより該解錠操作部材は前面枠体の前面側から操作不能となるようにしたことを特徴としている。
【0007】
そして、請求項1及び2記載の発明によれば、例えば連動部材をカム板と係合不能な第2位置に回動させておくことにより、合鍵を使用して解錠操作しても施錠杆を移動させることができないため、合鍵による前面枠体の不正開放を抑止するのに役立つと共に、鍵を使用しない電気的な施錠装置に容易に変更することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2はガラス板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図、図3は前面枠体を開放した状態の裏面斜視図、図4は外枠と前面枠体及びガラス板保持枠の施錠装置部分の斜視図、図5は施錠装置部分の側面図、図6は施錠装置部分の斜視図である。パチンコ遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側にヒンジ機構3によって開閉自在に装着される前面枠体4とを備え、該前面枠体4の前面一側にガラス板保持枠5と、打球供給皿6を有する前面板7及び余剰球受皿8を有する前面下部板9とが開閉自在に軸支されている。
【0009】
前記前面枠体4は、図3に示すように鉄板等の金属板によって形成されるもので、上部にほぼ正方形状の開口部10が形成され、その下部が板状部11aとして形成された主枠部11と、該主枠部11の裏面側であり、開口部10の上側位置を除く左右両側位置及び下側位置にそれぞれカシメ着されて該主枠部11と一体化される遊技盤取付枠12とを有し、その遊技盤取付枠12であり、かつ主枠部11の開口部10を覆うように遊技盤13が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0010】
ところで、前記前面枠体4には、図2に示すようにパチンコ遊技機1の主要な遊技構成部品のほぼすべてが集約して設けられている。すなわち、前面枠体4の主枠部11前面には、遊技盤13の遊技領域外を覆うように合成樹脂により形成されたレール飾り部材14と、同じように合成樹脂により形成されたレール変形防止部材15が設けられ、遊技盤13の遊技領域外には証紙貼付部材16が設けられる。また、開口部10の下方の板状部11aに貫通形成された円形状の取付孔17には打球発射機構18が設けられ、ほぼ四角形状の取付孔19には通路構成体20が取り外し自在に装着されるようになっている。
【0011】
前記打球発射機構18は、発射レール21と、該発射レール21の発射位置に臨む打球杆22と、該打球杆22の駆動源としてのロータリーソレノイド23と、打球杆22の発射動作に連動して打球供給皿6に貯留される打球を1個ずつ発射レール21の発射位置に供給する自動球送り装置24とをそれぞれ板状の保持体25に一体に組付けてユニット化されている。そして、円形状の取付孔17にロータリーソレノイド23を前面側から臨ませると共に、保持体25の裏面側に突設された複数の嵌合突起(図示せず)を板状部11aに穿設された係合孔26に係合させることによって、打球発射機構18が前面枠体4の主枠部11にビス止めすることなくワンタッチで強固に取り付けられるようになっている。
【0012】
また、前記通路構成体20は、その上部位置にファール球を受けるファール球受皿部27と、前面板7の開放時に零れ落ちる賞球を受ける賞球受皿部28が隔壁29によりそれぞれ分離して設けられており、ファール球受皿部27と連通状にファール球誘導通路31が、また賞球受皿部28と連通状に零れ球誘導通路30がそれぞれ互いに独立して設けられている。そして、ほぼ四角形状の取付孔19に通路構成体20の後部分を前面側から臨ませると共に、複数の後向き係止爪(図示せず)を板状部11aに穿設された係合溝82に係止させることによって、通路構成体20が前面枠体4の主枠部11にビス止めすることなくワンタッチで強固に取り付けられるようになっている。
【0013】
このように、打球発射機構18、或いは通路構成体20をユニット化して鉄板等の金属板によって形成される前面枠体4に取り外し自在に装着するようにすることにより、前面枠体4と打球発射機構18、或いは通路構成体20の分離仕分け作業が容易となり、パチンコ遊技機を廃棄処分にしたり、リサイクルしたりするのに好都合となる。
【0014】
前記前面板7の前面に設けられる打球供給皿6の左側部分は、図1に示すように前面が開放されたドーム状の空間部32が形成されるような膨出部33とされており、その空間部32に灰皿34が前方に回転自在に軸支されている。このように、ドーム状の空間部32に灰皿34を設けることによって、灰皿34を目立たなくすることができると共に、全体的なデザイン効果を高めることが可能となる。また、前記ドーム状の空間部32が設けられた膨出部33の上部には半透明のレンズカバー35が設けられ、カード式パチンコ機用の残高表示装置36がレンズカバー35の内側であり、打球供給皿6の本体側に取り付けられている。さらに残高表示装置36の近くにカード式パチンコ機における貸し球ボタン37、カード返却ボタン38等の操作部が設けられている。
【0015】
一方、前面下部板9の前面に設けられる余剰球受皿8は、図1に示すようにその右測位置にハンドル装置39が設けられており、該余剰球受皿8の前面を装飾する装飾カバー体40と、ハンドル装置39のカバー部41とが滑らかな湾曲面状で連続性を有する一体形状となるように形成されている。また、余剰球受皿8の前面ほぼ中央部には、多数の透音孔43を設けたパンチングメタル42を介してスピーカー44が取り付けられている。そして、スピーカー44の音がパンチングメタル43を通して余剰球受皿8の前面ほぼ中央部から直接に出されるようになっている。
【0016】
しかして、図3乃至図6に示すように前記前面枠体4の裏面側であり、遊技盤取付枠12を構成する左右縦枠12a,12b及び下部枠12cのうち、その前面枠体4の開放側に位置する縦枠12aの中空内側に前面枠体4の施錠装置45が組付けられている。また、前面枠体4の前面側であり、その開放側に位置する側縁部分には、固定プレート46を介してガラス板保持枠5の施錠装置47が組み付けられている。前記固定プレート46には図6に示すようにシリンダー錠48が固着されており、その鍵穴部49がガラス板保持枠5に穿設された貫通孔50から前面側に突出されている。なお、図4に示すように前記外枠2の開放側内側面の上下位置には係止金具51a,51bが取り付けられており、ガラス板保持枠5の裏面側に設けられた溝枠部材5cの開放側側面にはL形係止金具52,52が固着されている。
【0017】
前記前面枠体4の施錠装置45は、図5及び図7に示すように縦枠12aの側壁内面に沿って上下方向へ摺動自在に設けられる施錠杆53を備える。この施錠杆53は、外枠2の上部の係止金具51aに下方から係脱する上フック部54が設けられた上施錠片55と、外枠2の下部の係止金具51bに下方から係脱する下フック部56が設けられた下施錠片57と、両施錠片55,57を解錠方向へ摺動させる中間連係片58との三部材で分離構成されている。前記上施錠片55と下施錠片57は、図7に示すように同一形状とされており、その上施錠片55の側方に突起片59が設けられ、同じように下施錠片57の側方に突起片63がそれぞれ突設されている。そして、上施錠片55に設けられた突起片59を中間連係片58の上部側に形成されたコ字状の切欠部60に臨ませると共に、中間連係片58の下端と下施錠片57の上端とを突き合わせ状にして連動可能に構成されている。
【0018】
また、前記上施錠片55は、これの突起片59と縦枠12aに設けられたばね掛け部61とに張設されたスプリング62によって上方向に付勢され、下施錠片57は、これに設けられた突起片63と縦枠12aに設けられたばね掛け部64とに張設されたスプリング65によって上方向に付勢されており、これによって図11に示すように上施錠片55の上フック部54が外枠2の上部の係止金具51aに下方から係合し、図12に示すように下施錠片57の下フック部56が外枠2の下部の係止金具51bに下方から係合して前面枠体4を施錠するようになっている。なお、前記縦枠12aの側壁上縁部分には上施錠片55、下施錠片57及び中間連係片58の浮き上がりを抑止するための複数の折曲部66が設けられている。
【0019】
一方、前記中間連係片58であり、そのほぼ上下中間位置に連動部材67が回動可能に軸着されている。この連動部材67は、折曲により一方の端部に係合部68が形成されており、前記シリンダー錠48の錠軸69に固着されたカム板70が備える第1カム片71と第2カム片72のうち、図9実線で示すように一方の第1カム片71が係合部68に上方から係合可能な第1位置と、同図鎖線で示すように第1カム片71と係合不能な第2位置とに回動可能なように設けられている。また、前記中間連係片58であり、連動部材67の下方位置に解錠操作部材73が回動可能に軸着されている。この解錠操作部材73は、一端に摘み部74を有し、図10鎖線で示すように該摘み部74が前面枠体4の主枠部11に開設された開口部75から前面側に突出する第1位置と同図実線のように開口部75から後退する第2位置とに回動可能になっている。そして、摘み部74を開口部75から前面側に突出させた状態のとき、その摘み部74を指で押し下げることにより中間連係片58を下方へ押し下げることができるようになっている。なお、前記中間連係片58の切欠部60は、上施錠片55が何らかの外的負荷で外枠2の上部の係止金具51aとの係合から外れる位置まで押し下げられるようなことがあってもその突起片59と中間連係片58とが接触係合することがないようにその切欠き長さが選ばれている。
【0020】
また、前記ガラス板保持枠5の施錠装置47は、図4乃至図6に示すように固定プレート46の垂直壁46aであり、その前側縁の上下位置に形成された係合切欠き部76、76と、該垂直壁46aの内側面に沿って上下動可能に装着された縦長な係止板77とから構成されている。この係止板77の前側縁には、固定プレート46の係合切欠き部76に対応する位置にガラス板保持枠5のL形係止金具52,52と係合する係止部78,78が形成されており、後側縁のほぼ上下中間位置には係合受部79が形成されている。また係止板77は、スプリング80により上方に付勢されており、前記シリンダー錠48の錠軸69に固着されたカム板70の第2カム片72が係合受部79に上方から係合されるようになっている。なお、係止板77の後側縁部には、前面枠体4から後方へ突出する開放レバー81が固着されている。
【0021】
上記のように構成された前面枠体4の施錠装置45は、例えば鍵により前面枠体4の施錠を解錠する一般的な使用形態の場合には、連動部材67を図9実線のように前記カム板70の第1カム片71が係合部68に上方から係合可能な第1位置に回動させて置く。そして、この状態でシリンダー錠48の鍵穴部49に鍵を差し込んで錠軸69を図8に示す矢印A方向ヘ回動すると、カム板70の第1カム片71が連動部材67の係合部68に上方から係合し、中間連係片58が連動部材67と一体に下方へ押し下げられる。そして、中間連係片58が下動されると、図11鎖線で示すように上施錠片55の突起片59と中間連係片58の切欠部60上縁との係合により上施錠片55がスプリング62の付勢に抗して下方へ押し下げられ、上フック部54と外枠2の上部の係止金具51aとの係合が解除される。同時に中間連係片58の下端と下施錠片57の上端との接触係合により下施錠片57が図12鎖線で示すようにスプリング65の付勢に抗して下方へ押し下げられ、下フック部56と外枠2の下部の係止金具51bとの係合が解除されるもので、これによって前面枠体4が開放可能な状態となる。
【0022】
一方、前面枠体4が開放された状態において、前面枠体4を外枠2に押し付けると上施錠片55の上フック部54と下施錠片57の下フック部56が外枠2の上部と下部の係止金具51a,51bの下縁にそれぞれ当接し、さらに前面枠体4を外枠2に押し付けることで上施錠片55と下施錠片57とが中間連係片58に関係なくスプリング62,65の付勢に抗して下方へ移動することになる。そして、前面枠体4が閉じられると上フック部54と下フック部56のそれぞれ上縁が外枠2の上部と下部の係止金具51a,51bを通過し、同時にスプリング62,65の付勢によって上施錠片55と下施錠片57がそれぞれ上方に移動して外枠2の上部と下部の係止金具51a,51bに係合されるもので、これによって前面枠体4が外枠2に施錠されることになる。なお、施錠杆53を上施錠片55と下施錠片57及び中間連係片58の三部材でそれぞれ分離した構成とすることにより、例えば鍵の回動操作によらないで上施錠片55又は下施錠片57を下方へ移動させて外枠2の係止金具51a、51bとの係合を解除し前面枠体4を開放するような不正行為が行われても、上施錠片55と下施錠片57とが連動することなくいずれか一方が係合状態を維持し続けることができるもので、確実に前面枠体4の不正開放を防止することができる。
【0023】
また、上記のように構成されたガラス板保持枠5の施錠装置47は、ガラス板保持枠5が閉じられた状態のとき、図5実線のようにスプリング80により上動位置に付勢されている係止板77の係止部78,78とガラス板保持枠5のL形係止金具52,52とが係合して該ガラス板保持枠5が施錠され、シリンダー錠48の鍵穴部49に鍵を差し込んで錠軸69を図8に示す矢印B方向ヘ回動することにより、カム板70の第2カム片72が係止板77の係合受部79に上方から係合して該係止板77をスプリング80の付勢に抗して下動し、図5鎖線のように係止板77の係止部78,78とガラス板保持枠5のL形係止金具52,52との係合を解除するもので、これによりガラス板保持枠5の施錠が解錠されて開放可能な状態となる。なお、前面枠体4を開放してその裏面側から開放レバー81を押し下げ操作することにより係止板77が同じように下動してガラス板保持枠5を開くことができるようになっている。
【0024】
このように、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の施錠装置によれば、前面枠体4の施錠杆53を構成する中間連係片58とシリンダー錠48の第1カム片71とを中間連係片58に回動可能に軸着した連動部材67を介して連動するようにしたものであるから、例えば図9鎖線で示すように連動部材67を第1カム片71と係合不能な第2位置に回動させて置くことにより鍵の回動による前面枠体4の開放ができなくなるため、ソレノイド等の電気的駆動源により解錠可能な施錠装置に容易に変更することができる。また、連動部材67を第1カム片71と係合不能な第2位置に回動させて置き、解錠操作部材73を図10鎖線で示すようにその摘み部74が開口部75から前面側に突出する第1位置に回動させて置くようにすれば、鍵を使用して前面枠体4を開放することができないため、前面枠体4を開放するには先ずガラス板保持枠5を開き、次に解錠操作部材73の摘み部74を押し下げ操作するというように2段階の手順を踏む必要があって、前面枠体4の不正開放防止に役立つという利点がある。なお、鍵により前面枠体4の施錠を解錠する場合、又は電気的駆動源により前面枠体4の施錠を解錠可能な施錠装置に変更する場合には、解錠操作部材73を図10実線に示す第2位置に回動させておけば全く邪魔になるようなことが無く、しかもガラス板保持枠5を開放した際に無用に前面枠体4が解錠されるというような事態を引起す心配も無くなる。
【0025】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明のパチンコ遊技機における施錠装置にあっては、前面枠体の施錠杆と、鍵により回動するシリンダー錠のカム片とを連動部材を介して連動するようにしたものであるから、前面枠体を鍵によって解錠可能な状態と解錠不能な状態とに容易に切り替えることができて合鍵による前面枠体の不正開放を抑止するのに役立つと共に、鍵を使用しない電気的な前面枠体の施錠装置に容易に変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 ガラス板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を開いた状態の斜視図である。
【図3】 外枠から前面枠体を開放した状態の裏面斜視図である。
【図4】 外枠と前面枠体の施錠装置部分の斜視図である。
【図5】 施錠装置部分の側面図である。
【図6】 施錠装置部分の斜視図である。
【図7】 施錠装置の分解斜視図である。
【図8】 施錠装置のカム板部分の正面図である。
【図9】 施錠装置のカム板と連動部材との係合作用を説明する側面図である。
【図10】 解錠操作部材の作用を説明する側面図である。
【図11】 施錠装置の上施錠片の作用を説明する側面図である。
【図12】 施錠装置の下施錠片の作用を説明する側面図である。
【符号の説明】
2 外枠
4 前面枠体
5 ガラス板保持枠
45 前面枠体の施錠装置
47 ガラス板保持枠の施錠装置
48 錠(シリンダー錠)
53 施錠杆
67 連動部材
69 錠軸
70 カム板
73 解錠操作部材
77 係止板

Claims (2)

  1. 外枠と、該外枠の前面に開閉自在に取り付けられる前面枠体及びガラス板保持枠とを備え、前面枠体の開放側内側面に前面枠体を施錠する施錠杆及びガラス板保持枠を施錠する係止板を上下方向ヘ移動自在に設け、前面枠体の前面に設けられた錠に鍵を挿入して一方向に回動し錠軸に固着されたカム板を回動させることにより施錠杆を移動させて前面枠体の施錠を解錠すると共に、鍵の反対方向の回動により前記カム板が係止板を移動させてガラス板保持枠の施錠を解錠するように構成されたパチンコ遊技機の施錠装置において、
    前記施錠杆に連動部材を回動自在に設け、該連動部材を前記カム板と係合可能な第1位置に設定することにより鍵によって前面枠体が解錠可能となり、該連動部材を前記カム板と係合不能な第2位置に設定することにより鍵によって前面枠体が解錠不能となるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機の施錠装置。
  2. 施錠杆に解錠操作部材を回動自在に設け、該解錠操作部材を前面枠体の前面側に突出する第1位置に設定することによりガラス板保持枠を開放した状態で該解錠操作部材は前面枠体の前面側から操作可能となって施錠杆を解錠位置に移動させることが可能となり、該解錠操作部材を前面枠体の前面側から後退する第2位置に設定することにより該解錠操作部材は前面枠体の前面側から操作不能となるようにしたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機の施錠装置。
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