JP2005040414A - 錠前、及び錠前用内周回転体連結軸 - Google Patents

錠前、及び錠前用内周回転体連結軸 Download PDF

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浩朗 杉山
Shunji Mori
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Abstract

【課題】
遊技機等の取付対象の多様性に柔軟に対応し、取付対象に特別の設計や製造を要求することなく取り付け可能な錠前、遊技機用錠前、及び錠前用内周回転体連結軸を提供し、設計及び製造の容易化とコストダウンを図る。
【解決手段】
取付対象に対して固定状態に取り付けられる外筒体と、該外筒体の内周側に収納され正面から挿入された鍵で枢動回転されて開錠施錠動作を実行可能な内周回転体と、上記内周回転体の枢動回転を常態では係止して上記鍵が挿入されたときに許容する開錠施錠許容手段とを備えた錠前に、正面側端と背面側端との距離が前後方向へ伸縮可能に形成した連結軸を、該内周回転体と連動して回転するように前記内周回転体の背面側に装着した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば遊技機の正面の扉や玄関のドア等施錠が必要な部位に取り付けるような錠前に関する。
従来、様々なタイプの錠前が提供されており、パチンコ機やパチスロ機においても正面扉が係員以外の者に開けられないよう錠前が取り付けられている。
このような遊技機は、提供するメーカや機種によって様々な錠前が取り付けられており、遊技場の店員は複数の鍵を保有し、遊技機に取り付けられた錠前に合った鍵をその都度選択して使用する必要があった。
この問題を解決するために、遊技場で用意した鍵で開錠施錠できるように錠前の設定を変更することができる可変式錠が出願人により提供されている(特許文献1参照)。
特許第2893614号公報。
しかし、上記可変式錠や一般の錠等の錠前を取り付ける遊技機は、メーカや機種によって、錠前の正面(鍵挿入口)が位置する正面扉の正面と、錠前がカム体を介して施錠開錠操作する竿(施錠開錠機構)との距離が異なっている。
このため、上記錠前を取り付けるに際しては、カム体と錠前とを適宜の部材で接続する等、遊技機に錠前を取り付けるための個別設計と接続部材の製造が必要となり、コスト増の原因となっていた。
この発明は、遊技機等の取付対象の多様性に柔軟に対応し、取付対象に特別の設計や製造を要求することなく取り付け可能な錠前、遊技機用錠前、及び錠前用内周回転体連結軸を提供し、設計及び製造の容易化とコストダウンを図ることを目的とする。
この発明は、取付対象に対して固定状態に取り付けられる外筒体と、該外筒体の内周側に収納され正面から挿入された鍵で枢動回転されて開錠施錠動作を実行可能な内周回転体と、上記内周回転体の枢動回転を常態では係止して上記鍵が挿入されたときに枢動回転許容する開錠施錠許容手段とを備え、正面側端と背面側端との距離が前後方向へ伸縮可能に形成した連結軸を、該内周回転体と連動して回転するように前記内周回転体の背面側に装着した錠前であることを特徴とする。
前記取付対象は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機、玄関、又はロッカー等、施錠が必要な物で構成することを含む。
前記外筒体は、円筒形に形成した金属部材等、内周側で内周回転体の枢動回転を許容する筒体で形成することを含む。
前記内周回転体は、前記鍵の正面から背面への挿入を許容する鍵穴と、前記開錠施錠許容手段を該内周回転体の回転軸と直角方向へ挿通する係止用穴とを形成した円柱体等、前記開錠施錠許容手段による枢動回転の可否制御を受けて前記外筒体の内周で枢動回転する回転体で形成することを含む。
前記開錠施錠許容手段は、次の(1)から(3)の例に示すように、開錠施錠の可否を制御する手段で構成することを含む。
(1)前記内周回転体に係止用穴を形成した場合で、該係止用穴を移動可能で前記内周回転体の外周から軸芯方向へ突出する突出ピンと、該突出ピンの外周側に当接した回転係止部材と、該回転係止部材を前記内周回転体の外周から軸芯方向へ付勢するバネ体等の付勢手段とで構成する(ディスクシリンダーやディンプルシリンダー等のシリンダータイプの錠前)。
(2)上記(1)の構成で、さらに上記突出ピンと係止部材の間に設定用スペーサを挟んで構成する(可変式錠)。
(3)前記内周回転体に係止用穴を形成した場合で、上記係止用穴の中を回転せずに挿通可能な多角柱の周面の一部に突起部を設けて構成する(サイドバー方式の錠前)。
前記連結軸は、次の(1)又は(2)の例に示すように、正面側端と背面側端との距離を伸縮可能な軸体で形成することを含む。
(1)挿通穴の内面に係止溝を形成した軸外周体と、該軸外周体の挿通穴に挿通されて上記係止溝と係合する係止ガイドを備えた軸芯体とで構成し、上記係止ガイドと係止溝の作用で開錠施錠方向に回転しないようにする。
(2)前後方向に伸縮可能な蛇腹状の管体で構成する。
前記錠前は、ディスクシリンダーやディンプルシリンダー等のシリンダータイプの錠前、可変式錠、又はサイドバー方式の錠前等、様々なタイプの開錠施錠機構を備えた錠前で構成することを含む。
前記構成により、内周回転体とこれに連結するカム体との間を伸縮する伸縮軸で連結することができる。従って、錠前の取り付け正面とカム体との距離を一定にして取付対象を設計せずとも、種々の距離に錠前を容易に対応させて取り付けることが可能となる。
この発明の態様として、前記外筒体に、該外筒体を前後方向へ移動可能にガイドするガイド体を装着し、該ガイド体に、当該錠前を取付対象に固定状態に取り付ける取付部を形成することができる。
前記ガイド体は、前記外筒体の側面周囲を囲繞する外周カバー、又は、前記外筒体に前後方向の穴部を形成して該穴部に挿通するガイド棒体等、前記外筒体の前後方向への移動をガイドする部材で形成することを含む。
前記取付部は、上記外周カバーやガイド棒体等のガイド体に形成したねじ(ビス)穴や装着突起等で構成することを含む。
前記構成により、外筒体を前後方向へ移動可能にガイドして前記連結軸の強度不足を補うことができる。
またこの発明の態様として、前記ガイド体に対する前記外筒体の前後方向への移動位置を適宜の位置で位置決めする位置決め手段を備えることができる。
前記位置決め手段は、ガイド体に形成した穴に挿通して前記外筒体で係止し、ガイド体と外筒体の相対移動を係止する係止片等、ガイド体と外筒体との相対位置を固定する手段で形成することを含む。
前記構成により、外筒体とガイド体とを安定して固定することができ、ガイド体をカム体側に固定するだけで錠前の伸縮サイズ及び取付位置を固定することができる。従って、外筒体を直接固定する必要がなく、取付作業の利便性を向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記ガイド体を、前記外筒体の側面周囲を被覆する被覆形状に形成すると共に、少なくとも前記取付対象との接触面を樹脂部材で形成することができる。
これにより、遊技機など静電気に弱い装置に錠前を取り付けた場合に、鍵の接触によって静電気が装置内に流れ込むことを樹脂部材により防止することができる。
またこの発明は、前記錠前の連結軸背面側を、中立位置より1方側での回転操作で遊技機の正面扉の開錠施錠操作を許容し、他方側での回転操作で他の操作を許容する2操作カム体を装着可能に形成した遊技機用錠前とすることができる。
これにより、錠前の取付サイズの差が大きい遊技機に対して、容易に取り付けることが可能となる。
またこの発明は、正面から挿入された鍵で内周回転体が枢動回転されて開錠施錠を実行可能な錠前の上記内周回転体に装着する装着部を本体部の正面側端に形成し、上記本体部を、正面側端と背面側端との距離が前後方向へ伸縮可能に形成した錠前用内周回転体連結軸とすることができる。
これにより、従来の錠前に錠前用内周回転体連結軸を取り付け、伸縮可能な錠前とすることができる。
この発明により、遊技機等の取付対象の多様性に柔軟に対応し、取付対象に特別の設計や製造を要求することなく錠前を取り付けることが可能となり、取付対象の設計及び製造の容易化によるコストダウンを図ることができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す正面から見た分解斜視図、及び図2に示す背面から見た分解斜視図と共に、伸縮錠1の構成について説明する。
伸縮錠1は、ガイドカバー(外カバー)10、スライドカバー(内カバー)30、鍵本体40、連結軸20(図2)、及び化粧板62で構成する。
前記ガイドカバー10は、外形を正面視が上下に長い略菱形形状で側面視及び平面視が略長方形である正面開放の容器状体に、プラスチック等の樹脂部材で形成する。
該ガイドカバー10の底面の左右方向中央には、正面視U字型に下方へ突出させてその内側が前後方向の溝となるガイド溝11cを形成する。
該ガイド溝11cには、該ガイド溝11cとその左右位置に対して、U字型に形成したスライド係止片(ストッパ)13を挿通する係止片挿通穴12,…を、前後方向へ8つ配設する。
上記スライド係止片13は、U字型に形成して両足の先端内側に突起部13a,13aを形成する。
前記ガイドカバー10の平面の左右方向中央には、上記ガイド溝11cと上下対象のガイド溝11a、及び係止片挿通穴12,…を形成する。
前記ガイドカバー10の右側面には、正面視コ字型に右方向へ突出させてその内側が前後方向の溝となるガイド溝11dを形成する。
前記ガイドカバー10の左側面には、前記ガイド溝11dと左右対称のガイド溝11bを形成する。
前記ガイドカバー10の背面には、上下にねじ穴14,14を形成する。該ガイドカバー10の背面の中央部は、右側面視コ字型となるように背面視円形に背面側へ突出させて、正面開放の中空ドラム状の突出部15を形成する。該突出部15の背面視中央には、連結軸20を挿通する軸穴17を形成する。
上記突出部15の側面には、軸芯係止片(ストッパ)18を挿入する軸芯係止用穴16,16(左側面側は図示省略)を左右対称に形成する。
上記軸芯係止片18は、連結軸20の軸芯体21の係止リング21aを正面側で係止するように正面視コ字型の板状体に形成する。
前記連結軸20は、樹脂部材で形成した軸芯体21、軸中間体22、及び軸外周体23で構成する。
上記軸芯体21は、円筒の上下左右周面に4つのガイド片21bを形成した形状、すなわち断面が十字形の柱体形状に本体を形成し、本体の背面側にリング状の係止リング21aを形成する。
該係止リング21aのさらに背面には、円筒の左右側面を平行に切り落として係合面21eを備えのカム連結突起21dを形成する。
上記軸芯体21の平面に形成したガイド片21bの正面側上端には、軸中間体22から抜け落ちるのを防止する抜止突起21cを形成する。
前記軸中間体22は、本体外形を、円筒形状の外周面に前後方向へ外ガイド溝22bを4つ均等間隔に上下左右の各間位置に設けて形成する。該軸中間体22の内面は正面視十字状に前後方向へくり抜いた形状に形成し、軸芯体21のガイド片21bが内ガイド溝22cに係合するようにしている。これにより、前記軸芯体21が前後方向へ挿通可能で、該軸芯体21が軸中間体22に対して側面方向へ回転しないように構成している。
軸中間体22の背面側平面には、前記軸芯体21の抜止突起21cと係合して該軸芯体21を抜け止めする抜止穴22aを形成する。
軸中間体22の正面側底面には、該軸中間体22が軸外周体23から抜け落ちるのを防止する抜止突起22dを形成する。
上記軸外周体23は、外形形状を、正面側円筒部の半径に対して背面側円筒部の半径を少し小さく形成した2段円筒形状に形成する。該軸外周体23の外周の段差部分は、スライドカバー30からの抜け落ちを防止する抜止ガイド23aとして機能する。また、軸外周体23の正面側半分は、円周面の上面を切り落として抜取用平面部23eを形成する。
軸外周体23の内周面は、正面側を円筒形状に形成し、正面端から少し内側の位置に鍵本体40の背面から突出しているボス(出力軸)52の係合面52aと嵌合する嵌合突起23bを形成する。これにより、ボス52が回転すれば軸外周体23も回転し、ボス52が空転するといったことが無いようにしている。
軸外周体23の内周部の背面側は、前記軸中間体22の外ガイド溝22bと係合する前後方向に長いガイド片23cを、上下左右の各間位置に4つ均等に形成する。
また該軸外周体23の背面側の底面には、軸中間体22の抜止突起22dを係止して抜け止めする抜止穴23dを形成する。
この連結軸20の構成により、軸芯体21、軸中間体22及び軸外周体23の三段構成で、それぞれを繰出し又は収納させて伸縮するすることができる。また、抜止防止手段(抜止突起21c,抜止穴22a,抜止突起22d,ガイド片23c)で抜け落ちを防止することができる。また、空転防止手段(ガイド片21b,抜止突起22d,外ガイド溝22b,嵌合突起23b)により軸芯体21、軸中間体22及び軸外周体23が一体として回転し、回転力を確実に伝達することができる。
前記スライドカバー30は、外形を前記ガイドカバー10より一回り小さいサイズで、前記ガイドカバー10に近い外形形状に形成する。すなわち、正面視が上下に長い略菱形形状で側面視及び平面視が略長方形である正面開放の筒状体に、プラスチック等の樹脂部材で形成する。これにより、金属部材で形成した鍵本体40の側面周囲を被覆しており、遊技機80の金属部材と鍵本体40との接触を防止している。
前記スライドカバー30の上下左右には、前記ガイド溝11(11a,11b,11c,11d)に係合する前後方向に長い棒状のガイド突起31(31a,31b,31c,31d)を形成する。
平面に形成した前記ガイド突起31aの左右位置には、前記スライド係止片13の突起部13aが係合する係止片係合穴32,…を、左右対称に前後方向へ3つずつ配設する。
底面に形成した前記ガイド突起31cの左右位置には、前記係止片係合穴32,…と上下対象に係止片係合穴32,…(図示省略)を形成する。
前記スライドカバー30の正面側には、上下方向に長い溝穴33を、左右2つずつ上下に並べて計4つ形成する。
前記スライドカバー30の内側には、前後方向中央部を板状部37で遮蔽し、該板状部37の中央に、連結軸20を挿通可能な軸穴34を形成する。該軸穴34の背面側の下端には、軸外周体23の抜止ガイド23aと係合して該軸外周体23を抜け止めする抜止突起35を形成する。また、上記板状部37の上下位置には、鍵本体40をねじ止め許容するねじ受け部36,36を形成する。
前記鍵本体40は、該鍵本体40をスライドカバー30に対してねじ61,61で固着するためのねじ穴40a,40aを、背面側の板状部に形成する。
前記化粧板62は樹脂部材で形成し、スライドカバー30に収納された鍵本体40の正面を露出させて他を被覆するように、上板状体62a及び下板状体62bで構成する。
以上の構成により、前後方向の長さが可変な伸縮錠1を構成することができる。上述した各部品を組み合わせると、図3の斜視図、及び図4の側面断面図に示すように、収縮状態でガイドカバー10に連結軸20、スライドカバー30、及び鍵本体40が収納された状態となる。なお、図4の側面断面図は、図3の断面Aでの断面図を示す。
ガイドカバー10からスライドカバー30を引き出して伸縮錠1を前後方向に伸張させると、図5の斜視図、及び図6の側面断面図に示すように伸張状態となる。
このとき、スライド係止片13を適宜の係止片挿通穴12に挿通して適宜の係止片係合穴32に係合することで、伸縮錠1の前後長さを細かい単位(例えば2mm単位等)で調整し、固定(位置決め)することができる。
図5、図6は最大に伸張した状態を示しており、この状態では連結軸20の抜止防止手段(抜止突起21c,抜止穴22a,抜止突起22d,ガイド片23c)が機能している。
すなわち、軸芯体21の抜止突起21cが軸中間体22の抜止穴22aに係合し、軸中間体22の抜止突起22dが軸外周体23の抜止穴23dに係合している。
また、軸外周体23は抜止ガイド23aが抜止突起35に係合してスライドカバー30から抜け落ちないように抜け止めされており、軸芯体21はスライド係止片13で係止リング21aが係合され、ガイドカバー10から抜け落ちないよう抜け止めされている。これにより、ガイドカバー10とスライドカバー30とが抜け落ちしないように連結軸20で抜け止めしている。
軸外周体23には抜取用平面部23eを形成しているため、鍵(図示省略)を鍵本体40に挿入して開閉シリンダ(後述する中間シリンダ42及び内周シリンダ43)を180度回転させると、連結軸20が上下反対となる位置まで180度回転し、抜止突起35が抜止ガイド23aから外れてスライドカバー30をガイドカバー10及び連結軸20から取り外せる。
このように、収縮状態、伸張状態で使用することができるため、図7の取付説明図に示すように、多種の遊技機(図はパチスロ機)に対して伸縮錠1を取り付けることができる。
ここで、多種の遊技機に対して伸縮錠1を取り付けた場合の取付状態について、図7に示す取付状態説明図、及び図8に示す開錠施錠機構の説明図と共に説明する。
遊技機80には、図7の(A)の左側面断面図に示すように、正面の遊技面であるキャビネット81を樹脂部材で形成しており、該キャビネットの背面側には金属製の竿82を備えている。
該竿82を介してねじ83,83をガイドカバー10のねじ穴14,14(図2)に螺着することで、伸縮錠1を竿82に固定することができる。
キャビネット81には鍵を挿通可能にする鍵用穴81aを形成するだけで、長さ調整された伸縮錠1が適切な大きさで収納されることとなる。
(A)はキャビネット81と竿82との間が狭いタイプの遊技機80で説明したが、キャビネット81と竿82の間が広いタイプの遊技機80であれば、(B)に示すように伸縮錠1を伸張させた状態で竿82に取り付け、鍵本体40の正面が鍵用穴81aに係合するようにサイズ調整することで容易に適応させることができる。
伸縮錠1には、図8の背面からみた斜視図に示すように、連結軸20の軸芯体21の背面側端にカム体84をねじ止めする。
上記カム体84は、側面にリセット用突起部84aと開錠施錠用突起部84bとを形成した板状体で形成する。
伸縮錠1に挿入された鍵が中立位置(施錠して鍵を抜いた状態と同じ位置)からリセット方向(背面視反時計回り)へ回されると、上記カム体84が背面視反時計回りに回転し、リセット用突起部84aがリセット操作板86を下方へ移動させてリセット操作を行う。
伸縮錠1に挿入された鍵が中立位置から開錠方向(背面視時計回り)へ回されると、上記カム体84が背面視時計回りに回転し、開錠施錠用突起部84bが開錠施錠操作板85を上方へ移動させて開錠操作を行う。
施錠については、上記開錠操作による開錠状態から、伸縮錠1に挿入されたままの鍵が施錠方向(背面視反時計回り)へ中立位置まで回されると、上記カム体84が背面視反時計回りに回転し、開錠施錠用突起部84bが開錠施錠操作板85を下方へ移動させて元の位置に戻す施錠操作を行う。
このようにカム体84は、遊技機80の正面扉の開錠施錠操作と、遊技のリセット操作の2操作を、中立位置の左右いずれ側で回転されるかにより使い分けて実行可能に構成している。
なお、該構成は遊技機80がパチスロ機の場合であり、パチンコ機の場合はリセット用突起部84aを遊技台開閉用突起部として使用すると良い。
すなわち、開錠施錠用突起部84bでパチンコ台に対して正面扉であるガラス扉の開錠施錠を許容し、遊技台開閉用突起部で木枠に対してパチンコ台全体の開錠施錠を許容することができる。
これにより、開錠施錠用突起部84bではパチンコ台に対するガラス扉の開閉の可否を、遊技台開閉用突起部では木枠に対するパチンコ台全体の開閉の可否を、それぞれの施錠開錠で制限することができる。
また、前記遊技機80は、各装置に電力を供給する電源装置、メダル等の媒体の投入を受け付けて投入枚数のカウント等を実行する媒体処理装置、遊技開始指示の入力や回転する遊技ドラムの停止指示の入力を許容する入力装置、上記遊技ドラムを回転させるドラム駆動装置、遊技方法等の適宜の画像を表示する表示装置、遊技に基づいて発光するLED等の発光装置、遊技に基づいて音声を発音する音源装置、及び、これらを制御して遊技処理を実行するCPU等の制御装置を備えて構成することは周知のとおりである。
次に、図9に示す鍵本体説明図と共に、鍵本体40の内部構成について説明する。
図9の(C)は鍵本体40の右側面断面図を示し、該鍵本体40は、外周シリンダ41、中間シリンダ42、内周シリンダ43、ロック機構44a、鍵調整機構44b、設定変更機構45で構成する。
上記外周シリンダ41は、円筒形の空洞を内部に形成して外周カバーとして機能し、金属部材で形成する。
該外周シリンダ41には、上記空洞の上部に内周側から上方に形成した非貫通のポケット穴41aを前後方向に5つ形成する。また、上記空洞の下部には、前記ポケット穴41aの正面側4つと対向させ、上下対象位置に内周側から下方に形成した非貫通のポケット穴41bを前後方向に4つ形成する。
前記ポケット穴41aの最背面側の1つは、ポケット穴41aの中央位置から背面側へ形成したスイッチ用穴47と接続する。
前記中間シリンダ42は、正面開放で背面を遮蔽した円筒形状で背面側にボス52を突出させて形成する。該ボス52は、背面側の上面及び下面を平行に切り落とした係合面52a,52aを形成し、該係合面52aに連結軸20の嵌合突起23bが係合して連結軸20を連れ回す構成とする。
該中間シリンダ42の円筒形状部の上部には、前記ポケット穴41aと対向させて上下方向に貫通させたポケット穴42aを前後方向に5つ形成する。また、円筒形上部の下部には、上記外周シリンダ41のポケット穴42aに対向させ、上下方向に貫通させたポケット穴42bを前後方向に4つ形成する。
前記内周シリンダ43は、両端開放の円筒形状に形成し、上部には、前記ポケット穴42aと対向させて上下方向のポケット穴43aを前後方向に5つ形成する。該ポケット穴43aのうち正面側の4つは、上下方向に貫通させて、内周面側の開口半径を小さく形成し、背面側の1つは、貫通しない外周側の穴で形成する。
前記ロック機構44aは、(D)の一部抜粋図に示すように、外周側からバネ(付勢手段)53、ベース体54、開閉制御ブロック55、設定用スペーサ56、及び突出ピン57をこの順でそれぞれ当接させて構成する。
前記鍵調整機構44bは、設定用スペーサ56、ベース体58、及びバネ(付勢手段)59をこの順でそれぞれ当接させて構成する。
前記設定変更機構45には、下方へ順に支持体48、切替ブロック49、ベース体50、バネ(付勢手段)51をそれぞれ当接して構成する。
以上の構成により、様々な鍵山に設定された多様な鍵に対応させて伸縮錠1を設定し、設定後は設定変更するまでその鍵に対して施錠開錠を許容する可変錠とすることができる。
詳述すると、設定された鍵が鍵穴に挿入されると、ベース体54と開閉制御ブロック55の当接面が枢動面Xと同一面上に4つとも並ぶ。また、設定変更スイッチ46も押下されていないため、支持体48と切替ブロック49の当接面も枢動面Xと同一面上に並び、切替ブロック49とベース体50の当接面は枢動面X,Yのいずれの面にも並ばない。
この状態で鍵を回すと枢動面Xで枢動するようにして中間シリンダ42及び内周シリンダ43が一体化して回転する。
従って、ボス52も回転して開錠施錠操作を行うことができる。
また同様に、設定された鍵が鍵穴に挿入されたとき、開閉制御ブロック55と設定用スペーサ56の当接面、若しくは、開閉制御ブロック55と突出ピン57の当接面は、枢動面Yと同一面上に4つとも並ぶ。
ここで設定変更スイッチ46が下方へ押下されると、切替ブロック49とベース体50の当接面が枢動面Yと同一面上に並び、支持体48と切替ブロック49の当接面は枢動面X,Yのいずれの面にも並ばない。
この状態で鍵を回すと、中間シリンダ42は支持体48で係止され、内周シリンダ43が枢動面Yで枢動するようにして回転する。180度回転させると、内周シリンダ43のポケット穴43aが中間シリンダ42のポケット穴42bと連結する。
ここで、ベース体58の上方には、対応する5つの設定用スペーサ56全てが順に当接され、さらに該設定用スペーサ56の上方に突出ピン57が当接された状態となる。
この状態で、鍵を一旦抜き出して遊技場で使用予定の鍵を挿入すると、突出ピン57、設定用スペーサ56、及びベース体58が対応位置の鍵山の高さに合わせて下方へ押し込まれる。ここで、鍵を元の通常位置(施錠位置)まで回転させると、鍵山の高さにあった数の設定用スペーサ56が上方へ運ばれ、開閉制御ブロック55に当接してロック機構44a内に収納される。
この後は、新しく設定した鍵で開錠施錠が行えるようになり、古い鍵は合わないようになる。
このようにして、遊技場で導入する遊技機の機種やメーカが異なっても、錠前として伸縮錠1が取り付けられていれば使用する鍵を統一することができ、便利に利用することができる。
以上に説明したように伸縮錠1を構成することで、遊技場の係員は多数の鍵を管理するわずらわしさから開放され、また該伸縮錠1を多種多様な遊技機に対して容易に取り付けることが可能となる。
従って、可変錠である鍵本体40を使用した遊技機の増加を図り、遊技場の利便性向上をより現実的にすることができる。
また、ガイドカバー10、連結軸20、スライドカバー30、及び化粧板62を絶縁部材である樹脂部材で形成しているため、伸縮錠1全体が鍵穴近傍を除いて樹脂部材で覆われていることとなる。これにより、遊技場の係員が帯電した状態で施錠や開錠を行っても、金属製の鍵を介して遊技機80内部へ静電気が流れることを伸縮錠1の樹脂部材で防止することができ、遊技機80の稼動の安定性を確保することができる。
なお、この効果は金属部材で形成された竿82に接触するガイドカバー10を樹脂部材で形成したことによるところが大きく、特に、ガイドカバー10の竿82との接触面を樹脂部材で形成していることによるところが大きい。
次に、第2の実施形態について、図10に示す取付状態説明図と共に説明する。
この実施形態では、先の実施形態で説明した伸縮錠1をそのまま使用し、スライド係止片13を使用せずに固定する。
すなわち、(E)の右側面断面図に示すように、平面視コ字型となるように正面側に位置決め突起91,91、背面側に固定用折り曲げ部92を形成した位置決め板90を使用する。
該位置決め板90は、固定用折り曲げ部92を竿82にねじ93,93でねじ止めし、位置決め突起91を、スライドカバー30の溝穴33,33に挿着する。これにより、図7で説明したようにねじ83で竿82に羅着したガイドカバー10に対し、スライドカバー30が不安定に伸縮しないように位置決めする。
図10の(E)は、伸縮錠1の前後長さを最も小さく取り付けた例を示し、(F)は、伸縮錠1の前後長さを最も大きく取り付けた例を示す。
その他の構成は、先の実施形態と同一であるので、同一の構成要素に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
以上の構成により、溝穴33は位置決め手段として機能し、小さな部品であるスライド係止片13を使用せずとも伸縮錠1の前後長さを位置決めする事ができる。
なお、この実施形態では、ガイドカバー10の係止片挿通穴12、及びスライドカバー30の係止片係合穴32は使用しないため、これらを省略して形成しても良い。
また、上記各実施形態のスライド係止片13や位置決め板90を使用せず、スライドカバー30を遊技機80のキャビネット81に固定するように構成しても良い。この構成によっても、伸縮錠1の前後方向の長さが固定され、安定して開錠施錠操作を行うことができる。
また、鍵本体40には使用可能な鍵の設定変更が可能な可変錠を使用したが、通常のレバータンブラー錠(棒鍵錠)やピンタンブラー錠(シリンダー錠)等、他のタイプの錠で構成しても良い。これにより、様々な錠を遊技機80やドア等の施錠が必要な物に、容易に装着することが可能となる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の錠前は、実施形態の伸縮錠1に対応し、
以下同様に、
ガイド体は、ガイドカバー10に対応し、
位置決め手段は、スライド係止片13又は位置決め板90に対応し、
取付部は、ねじ穴14に対応し、
錠前用内周回転体連結軸及び本体部は、連結軸20に対応し、
装着部は、嵌合突起23bに対応し、
外筒体は、外周シリンダ41に対応し、
内周回転体は、中間シリンダ42及び内周シリンダ43に対応し、
開錠施錠許容手段は、ロック機構44aに対応し、
取付対象は、遊技機80の竿82に対応し、
2操作カム体は、カム体84に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
伸縮錠を正面から見た分解斜視図。 伸縮錠を背面から見た分解斜視図。 収縮状態の伸縮錠の斜視図。 収縮状態の伸縮錠の側面断面図。 伸張状態の伸縮錠の斜視図。 伸張状態の伸縮錠の側面断面図。 伸縮錠を遊技機の竿に取り付けた状態の説明図。 遊技機の竿に取り付けた伸縮錠を背面から見た斜視図。 鍵本体の内部構成を説明する説明図。 第2実施例の伸縮錠を遊技機の竿に取り付けた状態の説明図。
符号の説明
1…伸縮錠
10…ガイドカバー
13…スライド係止片
14…ねじ穴
20…連結軸
23b…嵌合突起
41…外周シリンダ
42…中間シリンダ
43…内周シリンダ
44a…ロック機構
80…遊技機
82…竿
84…カム体
90…位置決め板

Claims (6)

  1. 取付対象に対して固定状態に取り付けられる外筒体と、
    該外筒体の内周側に収納され正面から挿入された鍵で枢動回転されて開錠施錠動作を実行可能な内周回転体と、
    上記内周回転体の枢動回転を常態では係止して上記鍵が挿入されたときに許容する開錠施錠許容手段とを備え、
    正面側端と背面側端との距離が前後方向へ伸縮可能に形成した連結軸を、該内周回転体と連動して回転するように前記内周回転体の背面側に装着した
    錠前。
  2. 前記外筒体に、該外筒体を前後方向へ移動可能にガイドするガイド体を装着し、
    該ガイド体に、当該錠前を取付対象に固定状態に取り付ける取付部を形成した
    請求項1記載の錠前。
  3. 前記ガイド体に対する前記外筒体の前後方向への移動位置を適宜の位置で位置決めする位置決め手段を備えた
    請求項2記載の錠前。
  4. 前記ガイド体を、前記外筒体の側面周囲を被覆する被覆形状に形成すると共に、少なくとも前記取付対象との接触面を樹脂部材で形成した
    請求項2又は3記載の錠前。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の錠前の連結軸背面側を、中立位置より1方側での回転操作により遊技機の正面扉の開錠施錠操作を許容し、他方側での回転操作により他の操作を許容する2操作カム体を装着可能に形成した
    遊技機用錠前。
  6. 正面から挿入された鍵で内周回転体が枢動回転されて開錠施錠を実行可能な錠前の上記内周回転体に装着する装着部を本体部の正面側端に形成し、
    上記本体部を、正面側端と背面側端との距離が前後方向へ伸縮可能に形成した
    錠前用内周回転体連結軸。
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