JP6271777B1 - 遊技機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種類や形態の異なる遊技機に装着可能な汎用性を備えた遊技機の施錠装置を提供する。【解決手段】 遊技機本体又は前面扉のいずれかに取着される縦長の支持基板1を上側基板1Aと下側基板1Bとによって形成し、これらを連結部材1Cによって着脱自在とし、支持基板に上下動可能に設けられる施錠杆2も上側杆2Aと下側杆2Bとによって形成し、これらを連結部材2Cによって着脱自在に構成している。さらに、施錠杆に装着される複数の鉤部材3,4についても着脱自在になっている。これにより、装着する遊技機の形態に応じて、支持基板、施錠杆、又は鉤部材を選択的に用いることができるようにしている。【選択図】 図1

Description

本発明は遊技機に装着される施錠装置に関するものである。
遊技機本体に前面扉が開閉自在に軸着されているパチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機には施錠装置が装着されているが、こうした施錠装置の一般的なものとして、遊技機本体又は前面扉の側面に、鉤部が形成された施錠杆を摺動自在に設けているものが広く知られている。そして、遊技機の前面から鍵を操作することで施錠杆が上下動するようにし、この上下動によって、施錠された遊技機本体、若しくは前面扉を開錠し得るようにしている。
特開2012−50708号公報 特開2013−13582号公報 特開2003−47690号公報
もっとも、一般的な遊技機の施錠装置は、鉤部が形成された施錠杆を摺動自在に設けるという基本的な構成が同じであるにも拘わらず、装着する遊技機の種類や形態毎に設計を変更し、そうした違いに応じて製造する必要があった。例えば、特許文献1に示されたパチンコ遊技機の場合、外枠及び本体枠からなる遊技機本体と前面扉とを有しているため、施錠対象としては、前面扉を本体枠に施錠すると共に、本体枠を外枠に施錠することが必要となる。従って、施錠杆に形成する鉤部は、前面扉施錠用に前方へ突出させたものと、本体枠施錠用に後方へ突出させたものとが必要になる。これに対し、特許文献2に示されたスロットマシンの場合、その施錠対象として、前面扉を遊技機本体に対して施錠するのみで足りるので、必然的に施錠杆に形成される鉤部も後方へ突出させたもののみで足りる。また、同じスロットマシンでも、前面扉の形態が異なっているものがある。すなわち、特許文献3に示されているものは、特許文献2に示されているものと異なり、前面扉が上下に2分割されているため、必然的に、鉤部が形成された施錠杆を上側の前面扉と下側の前面扉のそれぞれに装着する必要がある。こうした理由から、遊技機の施錠装置は、基本的構成が同じであるにも拘わらず、異なる種類や形態の遊技機毎に設計・製造しなければならないという問題が生じていた。
そこで、本発明は、種類や形態が異なるあらゆる遊技機に対応可能な汎用性を備えた遊技機の施錠装置を提供することを目的としている。
上記のような課題を解決するために本発明に係る遊技機の施錠装置は、遊技機本体の前側に前面扉が開閉自在に装着されている遊技機の施錠装置であって、前記遊技機本体又は前記前面扉のいずれかに取着される縦長の支持基板と、前記支持基板に上下動可能に設けられる施錠杆と、前記施錠杆に設けられ前記前面扉又は前記遊技機本体のいずれか又は双方に係合するフック部を有する複数の鉤部材と、前記施錠杆を付勢するための弾性部材とを備え、前記支持基板は上側基板と下側基板とを有し、これら上側基板と下側基板は連結部材によって着脱自在に構成されており、前記施錠杆は上側杆と下側杆とを有し、これら上側杆と下側杆は連結部材によって着脱自在に構成されており、前記複数の鉤部材は前記施錠杆に着脱自在に設けられ、装着する遊技機の形態に応じて、前記支持基板の上側基板と下側基板を連結若しくは分割し、前記施錠杆の上側杆と下側杆を連結若しくは分割し、さらに前記複数の鉤部材を前記施錠杆に対し選択的に取着できるようにしたことを特徴としている。
また、本発明に係る遊技機の施錠装置は、前記支持基板に溝部を形成し、該溝部内に前記施錠杆を上下動可能に設けると共に該施錠杆に装着される前記複数の鉤部材の支承部を遊嵌させるようにしたことを特徴としている。
本発明に係る遊技機の施錠装置は、種類や形態の異なる遊技機に対応可能な汎用性を備えている。すなわち、支持基板が上側基板と下側基板とからなり、これらを連結部材によって着脱自在にしていると共に、施錠杆も上側杆と下側杆とからなり、これを連結部材によって着脱自在にしていることから、例えば、前面扉が一枚に形成されているタイプのもののみならず、上下に2分割されているタイプのものにも対応可能である。また、複数の鉤部材を施錠杆に着脱自在に設け、装着する遊技機の種類に応じて選択的に取着できることから、鉤部材の取付位置を自由に変更することができると共に、その取付数を自由に選択ことが可能である。
施錠装置Rの分解斜視図。 パチンコ遊技機P1の正面斜視図。 施錠装置R1の背面図と左側面図。 パチンコ遊技機P2の正面斜視図。 施錠装置R2の背面図と左側面図。 スロットマシンS1の正面斜視図。 施錠装置R3の背面図と左側面図。 スロットマシンS2の正面斜視図。 施錠装置R4の背面図と左側面図。
以下、本発明の実施の形態に係る遊技機の施錠装置Rについて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係る施錠装置Rは、パチンコ遊技機、スロットマシン等の種々の遊技機に適用可能であり、施錠装置Rを装着する遊技機に応じて、施錠装置R自体の形態を異ならせ、且つ必要な構成部材を取捨選択的に使用することができる。そこで、まず、図1に基づいて、施錠装置Rのすべての構成部材について説明する。
前記施錠装置Rは、遊技機本体又は前面扉のいずれかに取着される縦長の支持基板1と、支持基板1に上下動可能に設けられる施錠杆としての施錠ロッド2と、施錠ロッド2に設けられ前面扉又は遊技機本体のいずれか又は双方に係合するフック部を有する複数の鉤部材3,4と、施錠ロッド2を付勢するための弾性部材5と、施錠ロッド2の抜け止めとしての役割と鉤部材3,4を移動させる押圧部材としての役割を有するEリング6と、遊技機の形態に応じて取捨選択的に取着される各種構成部材とによって概略構成されている。
前記支持基板1は、縦長な金属製の帯板からなる上側基板1Aと下側基板1Bとからなり、これらは連結部材としての連結板1Cによって着脱自在に構成されている。支持基板1をこのように構成したことにより、装着する遊技機によって、上側基板1Aと下側基板1Bを連結した状態で使用するか、あるいは、分割した状態で使用するかを選択することが可能になっている。なお、遊技機に応じた具体的な使用方法の選択については、後に詳しく説明する。前記上側基板1Aと前記下側基板1Bは、図1に示されているように、いずれもその前側縁と後側縁に直角に折曲した細幅の側壁部10,11が形成されていると共に、その前側部に、上下方向に沿った両端部が開放する断面コ字型の溝部12が形成されている。この溝部12には、施錠ロッド2が軸支されると共に、この施錠ロッド2に装着される鉤部材3,4や後述するその他の構成部材の支承部が遊嵌されるようになっており、このうち、鉤部材3,4については、これらを上下に摺動させるためのスペースとなっている。また、上側基板1Aと下側基板1Bには、施錠ロッド2を軸支するための軸受部が形成されている。すなわち、上側基板1Aには、その前側の側壁部10の一部を溝部12内に入り込むように切り起こした軸受部13a,13b,13cが3箇所形成されており、下側基板1Bには、その前側の側壁部10の一部を溝部12内に入り込むように切り起こした軸受部13d,13e,13fが3箇所形成されていると共に、溝部12の底部を切り起こした軸受部13gが形成されている。さらに、上側基板1Aの溝部12の後縁であって、軸受部13a〜13bの近傍には鉤部材4の移動をガイドする案内片部14a〜14dが、下側基板1Bの溝部12の後縁であって、軸受部13e〜13gの近傍には鉤部材4の移動をガイドする案内片部14e〜14hが突出形成されている。また、上側基板1Aと下側基板1Bの前側の側壁部10には、鉤部材3のフック部3aを移動させるためのスペースとして矩形状に切り欠かれたフック部用凹部15が3箇所形成されており、上側基板1Aと下側基板1Bの後側の側壁部11には鉤部材4のフック部4aを移動させるためのスペースとして矩形状に切り欠かれたフック部用凹部16が4箇所形成されている。さらに、上側基板1Aと下側基板1Bのフック部用凹部16の近傍に螺子挿通孔17が穿設されている。また、上側基板1Aの下端部には、連結用孔18Aが穿設されており、下側基板1Bの上端部には連結用孔18Bが穿設されている。
前記連結板1Cは、矩形状の金属板であり、その前側縁と後側縁に直角に折曲した細幅の当接壁部19,20が形成されていると共に、その前側部に溝部21が形成されている。また、連結板1Cの上端部と下端部のそれぞれに連結用孔22A,22Bが穿設されている。なお、連結板1Cの幅方向の長さは、支持基板1の側壁部10,11の内法よりもやや短くなるように設定されており、連結板1Cを支持基板1の内側に配置すると、連結板1Cの当接壁部19,20が支持基板1の側壁部10,11の内側に当接するようになっている。
前記施錠ロッド2は、縦長な金属製の丸棒からなる上側杆としての上側ロッド2Aと下側杆としての下側ロッド2Bとからなり、これらは連結部材としての連結筒2Cによって着脱自在に構成されている。上側ロッド2Aは上側基板1Aと略同じ長さに設定されており、その下端部に雄螺子23Aが形成されている。また、下側ロッド2Bは下側基板1Bと略同じ長さに設定されており、その上端部に雄螺子23Bが形成されている。さらに、連結筒2Cは、その内部が中空の筒体でその内周面に雌螺子が形成されている。そして、施錠ロッド2をこのように構成したことにより、支持基板1として上側基板1Aと下側基板1Bを連結した状態で使用する場合には上側ロッド2Aと下側ロッド2Bを連結し、支持基板1として上側基板1Aと下側基板1Bを分割した状態で使用する場合には上側ロッド2Aと下側ロッド2Bを分割して使用することができるようになっている。なお、下側ロッド2Bの上端部よりの位置と下端部よりの位置に施錠杆移動用部材25,26が固着されている。この施錠杆移動用部材25,26は、その基端部側に施錠ロッド2に嵌合させる取着部としての筒状部25a,26aが形成されており、その先端側に後述するシリンダ錠の錠軸に固設された係合部材と係合する係合部25b,26bが形成されている。ちなみに、この施錠杆移動用部材25,26は、施錠ロッド2に筒状部25a,26aを挿入し、該筒状部25a,26aをかしめることで固着することができるようになっている。従って、施錠杆移動用部材25,26は、施錠ロッド2の任意の位置に移動させ、必要な箇所に固着することができる。
前記鉤部材3,4は、施錠ロッド2に装着される部材で、前方へ突出するように装着される前面扉用鉤部材3と、後方へ突出するように装着される本体用鉤部材4の2種類のものが存在している。このうち、前面扉用鉤部材3の先端部側には、下向き鉤状のフック部3aが形成されており、これが遊技機の前面扉に設けられた係止部に係止されることになる。また、前面扉用鉤部材3の基端部側には、施錠ロッド2を当接させる二股状の支承部3bが形成されている。なお、前面扉用鉤部材3が施錠ロッド2に装着される場合、その支承部3bが支持基板1の溝部12内に位置し該溝部12内で上下に摺動することになる。他方、本体用鉤部材4の先端部側には、上向き鉤状のフック部4aが形成されており、これが遊技機本体に設けられた係止部に係止されることになる。また、本体用鉤部材4の基端部側には、施錠ロッド2を遊嵌させる長溝状の支承部4bが形成されている。なお、本体用鉤部材4が施錠ロッド2に装着される場合、その支承部4bが支持基板1の溝部12内に位置し該溝部12内で上下に摺動することになる。さらに、本体用鉤部材4の中央部には、ネジ27の軸を遊嵌させる長孔28が開設されている。なお、本体用鉤部材4を施錠ロッド2に装着するにあたっては、同時に長孔28にネジ27の軸を貫挿し、このネジ27の軸を支持基板1の螺子挿通孔17に螺着する。このように、螺子27を支持基板1に螺着することにより、本体用鉤部材4は、長孔28の範囲内において上下に移動可能になる。
その他、施錠ロッド2には、複数のコイル状の圧縮バネ5が外嵌されていると共に、複数のEリング6が固着される。
なお、施錠装置Rは、基本的なものとして上記構成部材から成っているが、さらに、施錠装置Rを装着する遊技機の形態に応じて、選択的に装着する構成部材が存在している。これらの部材は、図1の右側、具体的には、図1に示された施錠ロッド2の右側に位置しているものが該当する。このうち、一番下に示されている部材から順に説明すると、当該部材は、施錠ロッド2(下側ロッド2B)の下方に装着された施錠杆移動用部材26の移動を案内するためのガイド部材30である。このガイド部材30は、支持基板1(下側基板1B)に装着するための矩形状の取付部31と、下側基板1Bの溝部12を覆う矩形状の蓋部32と、蓋部32の上下両端部のそれぞれを直角に屈曲して溝部12内に入り込むようにした二股状の支承部3bと、蓋部32の前面に開設され施錠杆移動用部材26の係合部26bを突出させるための矩形状の案内開口34と、案内開口34の一側縁に起立し施錠杆移動用部材26を摺動させる案内片35とによって構成されている。そして、ガイド部材30は、その取付部31のネジ孔にネジを螺着することで下側基板1Bに取り付けられるようになっている。図1中、ガイド部材30の上に示されている部材は、前面扉の閉止状態を検知する前面扉開閉センサー37である。この前面扉開閉センサー37は、先端部側にL字型のセンサー取着部37aが形成されており、基端部側に施錠ロッド2(下側ロッド2B)に当接させる二股状の支承部37bが形成されている。さらに、図1中、前面扉開閉センサー37の上に示されている部材は、シリンダ錠ユニット39である。このシリンダ錠ユニット39は、支持基板1(下側基板1B)に装着するための矩形状の取付部40と、下側基板1Bの溝部12を覆う矩形状の蓋部41と、蓋部41の上下両端部のそれぞれを直角に屈曲して溝部12内に入り込むようにした二股状の支承部42と、蓋部41の前面に開設され施錠杆移動用部材25の係合部25bを突出させるための矩形状の案内開口43と、案内開口43の一側縁に起立し施錠杆移動用部材25を摺動させる案内片44と、蓋部41の前端から直角に延出するシリンダ取付部45と、シリンダ取付部45に固着されるパチンコ用シリンダ錠46A又はスロット用シリンダ錠46Bと、シリンダ錠46A又は46Bの錠軸46a又は46bに取着される二股状の爪部を有する係合部材47とによって構成されている。さらに、図1中、シリンダ錠ユニット39の上に示されている側面視L字型の部材は、支持基板1を上側基板1Aと下側基板1Bに分割すると共に、施錠ロッド2を上側ロッド2Aと下側ロッド2Bに分割して使用する際に必要となるロッドレバー48である。このロッドレバー48には、内周部に雌螺子が形成されているロッド取着用孔49が形成されており、ここに上側ロッド2A下端部の雄螺子23Aを螺合することにより上側ロッド2Aに取着できるようになっている。なお、ガイド部材30の支承部3b、前面扉開閉センサー37の支承部37b、シリンダ錠ユニット39の支承部42は、いずれも下側基板1Bの溝部12内に遊嵌されて下側ロッド2Bを支承する役割を果たすことになる。また、これら構成部材を取着するにあたり、これらの支承部を支持基板1の溝部12内に遊嵌させ、且つ施錠ロッド2に支承させればよいようにしたことによって、これらの構成部材の取着位置を自由に変更させることができると共に、取り付けもきわめて簡単になし得ることになる。
施錠装置Rは、上記の構成部材からなり、装着する遊技機に応じて、施錠装置R自体の形態を異ならせ、且つ必要な構成部材を取捨選択的に使用することができる。そこで、以下、複数種の遊技機と共に、その異なる使用形態の施錠装置Rについて説明する。
図2は、遊技機の一例としてのパチンコ球技機P1であり、まず、このパチンコ遊技機P1の簡単な構成を説明し、次いで、これに装着する施錠装置R1を説明する。パチンコ遊技機P1は、図2に示されているように、遊技機本体50と、前面扉51とによって概略構成されており、このうち、遊技機本体50は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠52と、外枠52の一側にヒンジ機構によって開閉自在に装着される本体枠53とからなっている。そして、本体枠53の前面一側に前面扉51がヒンジ機構によって開閉自在に装着されている。
前記前面扉51は、上下に配置される上枠部材55及び下枠部材56、左右に配置される側枠部材57,57を組み合わせることで縦長な方形枠状に形成されている。また、前面扉51の下枠部材56を除く部分は開放部になっており、図示はしないが該開放部を後方から塞ぐようにして一対の透明板ユニットが装着されることになる。さらに、前面扉51の下枠部材56の前面には、図示はしないが球受皿、操作ハンドル等が装着されることになり、また、前面扉51の周囲前面には、装飾用の合成製樹脂カバーが装着されることになる。さらに、前面扉51の開放側内側面の上部1箇所と下部2箇所に施錠装置R1の前面扉用鉤部材3のフック部3aが係止される係止部58,58,58が固着されている。また、前面扉51の右下方には、施錠装置R1のシリンダ錠46Aを突出させるための貫通穴59が開設されている。
前記外枠52は、上下に配置される上枠板60及び下枠板61、左右に配置される側枠板62,62を組み合わせることで縦長な方形枠状に形成されている。また、下枠板61の前方には、合成樹脂製の装飾カバー63が装着されている。なお、外枠52の開放側内側面の上部と下部の2箇所に、施錠装置R1の本体用鉤部材4のフック部4aが係止される係止部64,64が固着されている。
前記本体枠53は、上下に配置される上囲繞部65と下囲繞部66、及び左右の側部囲繞部67,67とによって縦長な方形枠状に形成されている。また、本体枠53の下囲繞部66の上側に、方形状の遊技盤収納凹部68が形成されており、この遊技盤収納凹部68に図示はしないが遊技球を流下させる遊技盤が配設されることになる。そして、この遊技盤の前面には、入賞装置、遊技釘、球誘導レール等が配設され、遊技盤の後側には、球タンク、通路部材、球払出装置、各種制御基板等が配設されることになる。また、下囲繞部材66には、図示はしないが打球発射装置等が配設されることになる。さらに、本体枠53の右下方には、図示はしないが施錠装置R1に取着されるシリンダ錠46Aを前方へ突出させるための開口が穿設されている。なお、本体枠53の右側の側部囲繞部67は、その後側部分67bを前側部分67aよりも一段内方に位置する段差状に形成して施錠装置R1の装着部を形成し、ここに施錠装置R1を装着している。また、右側の側部囲繞部67の前側部分67aと後側部分67bの境界部付近であり、上下方向の3箇所に図示はしないが施錠装置R1の前面扉用鉤部材3のフック部3aを前方へ突出させるためのスリットが開設されている。
そして、このパチンコ遊技機P1に装着される施錠装置R1は、図3に示されているように、上側基板1Aと下側基板1Bを連結板1Cによって連結した支持基板1と、上側ロッド2Aと下側ロッド2Bを連結筒2Cによって連結した施錠ロッド2と、上側基板1Aの上方であり且つ上側ロッド2Aにそれぞれ1つずつ取着される前面扉用鉤部材3及び本体用鉤部材4と、下側基板1Bの中間部と下方であり且つ下側ロッド2Bに取着される2つの前面扉用鉤部材3と、下側基板1Bの下方であり且つ下側ロッド2Bに取着される1つの本体用鉤部材4と、施錠ロッド2を付勢するための3つの圧縮バネ5,5,5と、施錠ロッド2の抜け止めとしての役割と前面扉用鉤部材3及び本体用鉤部材4の双方を移動させる役割を有する3つのEリング6によって構成されている。また、施錠装置R1では、選択的な構成部材として、図1に示されている下側基板1Bの2つの前面扉用鉤部材3,3の間に固着されるシリンダ錠ユニット39が装着されている。
ここで、施錠装置R1を組み立てる手順について説明すると、まず、施錠装置R1の上側若しくは下側を組み立てる。施錠装置R1の上側を組み立てるには、上側基板1Aに前面扉用鉤部材3、本体用鉤部材4、及び圧縮バネ5を1つずつセットする。具体的には、上側基板1Aの上方にある軸受部13aと13bの間に前面扉用鉤部材3、本体用鉤部材4、及び圧縮バネ5を載置する。この時、前面扉用鉤部材3の支承部3bを上側基板1Aの溝部12に遊嵌させると共に、フック部3aが下向きでフック部用凹部15から前方に突出するように配置する。次いで、本体用鉤部材4の支承部4bを先に載置した前面扉用鉤部材3の二股状の支承部3b,3b間に位置するように上側基板1Aの溝部12に遊嵌させると共に、フック部4aが上向きでフック部用凹部16から後方へ突出するように配置する。さらに、上側基板1Aの溝部12であって載置した前面扉用鉤部材3の下側の支承部3bと載置した本体用鉤部材4の支承部4bの下端の間に圧縮バネ5を載置する。次に、上側ロッド2Aをセットする。具体的には、上側ロッド2Aを上側基板1Aの軸受部13a,13b,13cに挿通する。この時、上側ロッド2Aをすでに載置している圧縮バネ5にも挿通する。こうすると、上側ロッド2Aは、前面扉用鉤部材3の支承部3b,3b及び本体用鉤部材4の支承部4bに当接することになる。そして、上側ロッド2Aの上方、具体的には、上側基板1Aの溝部12の上方に載置した前面扉用鉤部材3の上側の支承部3bと本体用鉤部材4の支承部4b上端の間に位置するようにEリング6を固着する。さらに、本体用鉤部材4の長孔28にネジ27を挿通し上側基板1Aの螺子挿通孔17に螺着する。そして、上側ロッド2Aの下端部の雄螺子24Aに連結筒2Cを螺着しておく。
施錠装置R1の下側を組み立てるには、下側基板1Bに2つの前面扉用鉤部材3,3、1つの本体用鉤部材4、及び2つの圧縮バネ5,5をセットする。具体的には、下側基板1Bの中間にある軸受部13eの上部に前面扉用鉤部材3の下側の支承部3bが位置するように載置する。この時、前面扉用鉤部材3の支承部3bを下側基板1Aの溝部12に遊嵌させると共に、フック部3aが下向きでフック部用凹部15から前方に突出するように配置する。こうすると、前面扉用鉤部材3の2つの支承部3b,3b間に下側基板1Bの軸受部13gが位置することになる。そして、下側基板1Bの軸受部13eと軸受部13gの間に圧縮バネ5を載置する。次に、下側基板1Bの下方にある軸受部13aと13bの間に前面扉用鉤部材3、本体用鉤部材4、及び圧縮バネ5を載置する。この時、前面扉用鉤部材3の支承部3bを上側基板1Aの溝部12に遊嵌させると共に、フック部3aが下向きでフック部用凹部15から前方に突出するように配置する。次いで、本体用鉤部材4の支承部4bを先に載置した前面扉用鉤部材3の二股状の支承部3b,3b間に位置するように下側基板1Bの溝部12に遊嵌させると共に、フック部4aが上向きでフック部用凹部16から後方へ突出するように配置する。さらに、下側基板1Bの溝部12であって載置した前面扉用鉤部材3の下側の支承部3bと本体用鉤部材4の支承部4bの下端の間に圧縮バネ5を載置する。次に、下側ロッド2Bをセットする。具体的には、下側ロッド2Bを下側基板1Bの軸受部13d,13e,13fに挿通する。この時、下側ロッド2Bをすでに載置している圧縮バネ5,5にも挿通する。こうすると、下側ロッド2Bは、前面扉用鉤部材3の支承部3b,3b及び本体用鉤部材4の支承部4bに当接することになる。そして、下側ロッド2Bの下方、具体的には、下側基板1Bの溝部12の下方に載置した前面扉用鉤部材3の上側の支承部3bと本体用鉤部材4の支承部4b上端の間に位置するように下側ロッド2BにEリング6を固着する。さらに、本体用鉤部材4の長孔28にネジ27を挿通し下側基板1Bの螺子挿通孔17に螺着する。
そして、上側基板1Aと下側基板1Bを連結板1Cによって連結する。具体的には、上側基板1Aの連結用孔18Aと連結板1Cの連結用孔22A、下側基板1Bの連結用孔18Bと連結板1Cの連結用孔22Bとを合致させ、これら連結用孔に係止部材としての螺子24,24を螺着することにより、上側基板1Aと下側基板1Bとを連結することができる。今度は、既に上側ロッド2A下端部の雄螺子部23Aに螺着してある連結筒2Cに下側ロッド2B上端部の雄螺子部23Bを螺着する。これにより、施錠装置R1の上側と下側が合体する。なお、前記のとおり、連結板1Cを介して上側基板1Aと下側基板1Bを連結させるようにしたことから、連結した上側基板1Aと下側基板1Bは、同一面内に位置することになる。従って、上側ロッド2Aと下側ロッド2Bを連結した施錠ロッド2は、支持基板1に対して、真っ直ぐに軸支されることになる。最後に、シリンダ錠ユニット39を下側基板1Bに取着する。具体的には、シリンダ錠ユニット39の支承部42を下側基板1Bの溝部12内に遊嵌し、取付部40を下側基板1Bに螺着する。このように、シリンダ錠ユニット39を下側基板1Bに取着すると、シリンダ錠46Aの錠軸46aに固着されている係合部材47の二股状の爪部間に下側ロッド2Bに固着されている施錠杆移動用部材25が位置することになる。なお、組み立てられた施錠装置R1は、パチンコ遊技機P1の本体枠53であり右側の側部囲繞部67の取着部67bに宛てがい、支持基板1の複数箇所に穿設された装着用孔69,69・・・に螺子を挿入して螺着する。
次に、施錠装置R1の操作方法及び作用について説明する。まず、図2に示されているように、パチンコ遊技機P1の本体枠53と前面扉51の双方が開放されている状態において、これらを閉止し且つ施錠する場合であるが、本体枠53を外枠52にそのまま押し込むことで閉止することができる。すなわち、本体枠53を外枠52に向けて押すと、本体用鉤部材4のフック部4aが外枠52の係止部64の前縁に当接する。この時、本体用鉤部材4のフック部4aの先端縁上方がテーパー状になっていることから、それらフック部4aが係止部64を摺動しながら圧縮バネ5の付勢に抗しつつ徐々に押し下げられる。そして、フック部4aが係止部64を下方から越えると、本体用鉤部材4は圧縮バネ5より上方へ移動するため、そのフック部4aが係止部64に係止され、本体枠53が外枠52に施錠されることになる。同様に、前面扉51を本体枠53に対して閉止する場合も、前面扉51を本体枠53にそのまま押し込むことで閉止することができる。すなわち、前面扉51を本体枠53に向けて押すと、前面扉用鉤部材3のフック部3aが前面扉51の係止部58の前縁に当接する。この時、前面扉用鉤部材3のフック部3aの先端縁下方がテーパー状になっていることから、それらのフック部3aが係止部58を摺動しながら圧縮バネ5の付勢に抗しつつ徐々に押し上げられる。そして、フック部3aが係止部58を乗り越えると、前面扉用鉤部材3は圧縮バネ5の付勢力により下方へ移動するため、そのフック部3aが係止部58に係止され、前面扉51が本体枠53に施錠されることになる。
一方、本体枠53を開錠し、外枠52から開放する場合について説明すると、まず、シリンダ錠46Aの鍵孔にキーを差し込んで時計回り方向へとキーを回転させる。これによって、シリンダ錠46Aの錠軸46aと共に係合部材47が回転し、係合部材47がこれと係合している施錠杆移動用部材26を押し下げ、同時に施錠ロッド2も下動する。さらに、施錠ロッド2の下動に伴い、施錠ロッド2に固着されているEリング6が本体用鉤部材4,4の支承部4bの上端を押し下げるため、本体用鉤部材4,4も下方へ移動し、本体用鉤部材4,4のフック部4aが外枠52の係止部64から外れ、本体枠53を外枠52から開放することができる状態になる。なお、本体枠53が外枠52から開放されると、圧縮バネ5,5の付勢力によって本体用鉤部材4の支承部4bの下端が上側へ押圧されるため、本体用鉤部材4も上側へ移動し元の位置に戻る。
他方、前面扉51を開錠し、本体枠53から開放する場合、パチンコ遊技機P1の前面に位置するシリンダ錠46Aの鍵孔にキーを差し込んで反時計回り方向へとキーを回転させる。これによって、シリンダ錠46Aの錠軸46aと共に係合部材47が回転し、係合部材47がこれと係合している施錠杆移動用部材26を押し上げ、同時に施錠ロッド2も上動する。さらに、施錠ロッド2の上動に伴い、施錠ロッド2に固着されているEリング6が前面扉用鉤部材3,3,3の上側の支承部3bを押し上げるため、前面扉用鉤部材3も上方へ移動し、前面扉用鉤部材3のフック部3aが前面扉51の係止部58から外れ、前面扉51を本体枠53から開放することができる状態になる。なお、前面扉51が本体枠53から開放されると、圧縮バネ5,5,5の付勢力によって前面扉用鉤部材3の下側の支承部3bが下側へ押圧されるため、前面扉用鉤部材3も下側へ移動し元の位置に戻る。
図4は、遊技機の一例としてのパチンコ球技機P2であり、このパチンコ遊技機P2には、図5に示されている施錠装置R2が装着される。パチンコ遊技機P2は、前述のパチンコ遊技機P1と略同一構成であり、両者の相違は、パチンコ遊技機P2では、シリンダ錠ユニット70が前面扉51側に設けられている点である。具体的には、パチンコ遊技機P2は、シリンダ錠ユニット70が前面扉51の開放側の下方に設けられている。すなわち、シリンダ錠72をその先端部が前方へ突出するようにコ字型のベース71に固着し、このベース71を前面扉51の後面側(裏側)に固着している。また、シリンダ錠72の錠軸73に二股状の爪部を有する係合部材74が固着されている。なお、図4では、パチンコ遊技機P2がP1と共通している構成部分に同一符号を付してある。
また、施錠装置R2も、前述の施錠装置R1と共通部分が多く、両者の相違は、施錠装置R2では、施錠装置R1で選択されたシリンダ錠ユニット39を装着しておらず、ガイド部材30を選択している点である。すなわち、施錠装置R2は、下側基板1Bにガイド部材30を取着している。具体的には、ガイド部材30の支承部3bを下側基板1Bの溝部12内に遊嵌し、ガイド部材30の取付部31を下側基板1Bに螺着している。このように、ガイド部材30を下側基板1Bに取着すると、下側ロッド2Bに固着されている施錠杆移動用部材26がガイド部材30の案内開口34内に位置することになる。なお、施錠装置R2の操作方法及び作用についても、施錠装置P1と略同じであり、異なるのは、パチンコ遊技機P2の前面扉51を本体枠53に閉止すると、前面扉51側にあるシリンダ錠72に固着されている係合部材74が本体枠53側の施錠装置R2の施錠杆移動用部材26に係合し、キーの操作により、この施錠杆移動用部材26が施錠ロッド2を上下動させる点である。
図6は、遊技機の一例としてのスロットマシンS1であり、このスロットマシンS1には、図7に示されている施錠装置R3が装着される。そこで、まず、このスロットマシンS1の簡単な構成を説明する。
スロットマシンS1は、図6に示されているように、遊技機本体100と、この遊技本体100の前面一側にヒンジ機構によって開閉自在に装着される前面扉101とによって構成されている。このうち、遊技機本体100は、金属製の板材により前面が開口する直方体形状に形成されている。そして、この遊技機本体100の内部には、図示はしないが、高さ方向中央に支持棚板が取り付けられ、この支持棚板にリールユニットが載置されることになる。また、支持棚板の下方には、電源装置、遊技メダル貯留ホッパ等のスロットマシン用機器が配設されることになる。なお、遊技機本体100の開放側内側面には、その上方と下方のそれぞれに施錠装置R3の本体用鉤部材4のフック部4aが係止される係止部102,102が固着されている。他方、前面扉101は、遊技機本体100の前面開口を略覆う板状に形成されており、図示はしないが、その前側にコイン投入口、操作ボタン、スピーカ、液晶表示装置等が組み付けられることになる。また、前面扉101の開放側端部であり、前面扉101の後面に後方(前面扉101と直交する方向)へ延出された板状の装着部が形成されており、ここに施錠装置R3が装着されている。
前記施錠装置R3は、図7に示されているように、前述の施錠装置R1及びR2同様、支持基板1として上側基板1Aと下側基板1Bを連結板1Cによって連結していると共に、施錠ロッド2として上側ロッド2Aと下側ロッド2Bを連結筒2Cによって連結している。また、上側基板1Aの上方であり且つ上側ロッド2Aに取着される本体用鉤部材4と、下側基板1Bの下方であり且つ下側ロッド2Bに取着される1つの本体用鉤部材4と、下側基板1Bの上方に固着されるシリンダ錠ユニット39と、施錠ロッド2を付勢するための4つの圧縮バネ5,5・・・と、施錠ロッド2の抜け止めとしての役割と本体用鉤部材4及び前面扉開閉センサー37を移動させる役割を有する3つのEリング6,6,6を備えている。また、施錠装置R3では、選択的な構成部材として、図1に示されている前面扉開閉センサー37、及びシリンダ錠ユニット39が装着される。また、シリンダ錠ユニット39には、スロット用シリンダ錠46Bが固着されている。
そして、施錠装置R3を操作する、すなわち、スロットマシンS1の前面扉101が遊技機本体100に閉止されている状態から開放状態にするためには、シリンダ錠46Bの鍵孔にキーを差し込んで時計回り方向へとキーを回転させる。これによって、シリンダ錠46Bの係合部材47がこれと係合している施錠杆移動用部材25を押し下げ、同時に施錠ロッド2も下動する。さらに、施錠ロッド2の下動に伴い、施錠ロッド2に固着されているEリング6が本体用鉤部材4,4の支承部4bの上端を押し下げるため、本体用鉤部材4,4も下方へ移動し、本体用鉤部材4,4のフック部4aが遊技機本体100の係止部102から外れ、前面扉101を遊技機本体100から開放することができる状態になる。
図8は、遊技機の一例としてのスロットマシンS2であり、このスロットマシンS2には、図9に示されている施錠装置R4が装着される。なお、このスロットマシンS2は、前述のスロットマシンS1と同一構成の遊技機本体110に、上側扉111Aと下側扉111Bに2分割された前面扉111を開閉自在に装着して構成されている。なお、遊技機本体110の開放側内側面には、施錠装置R4の本体用鉤部材4のフック部4aが係止される係止部112,112・・・が適宜間隔を離して4つ固着されている。また、上側扉111Aの後面の開放側端部と下側扉111Bの後面の開放側端部のそれぞれに、後方(前面扉111と直交する方向)へ延出された板状の装着部が形成されており、ここに施錠装置R4が装着されている。
前記施錠装置R4は、R1〜R3と異なり、上側基板1Aと下側基板1Bが連結板1Cによって連結されておらず、支持基板1を上側基板1Aと下側基板1Bに分割した状態で使用する。また、施錠ロッド2も、上側ロッド2Aと下側ロッド2Bが連結筒2Cによって連結されておらず、上側ロッド2Aと下側ロッド2Bに分割した状態で使用する。その他の点では、前述の施錠装置R3と略同一の構成であり、異なるのは、施錠装置R4では、上側ロッド2A下端部にロッドレバー48を取着している点、上側ロッド2Aと下側ロッド2Bのそれぞれに2つずつ本体用鉤部材4を装着している点である。
そして、施錠装置R4を操作する、すなわち、スロットマシンS2の上側扉111Aと下側扉111Bが遊技機本体110に閉止されている状態から開放状態にするためには、まず、シリンダ錠46Bの鍵孔にキーを差し込んで時計回り方向へとキーを回転させて、下側扉111Bを開放する。そして、上側扉111Aも開放させる必要がある場合には、ロッドレバー48を手で下方へ押し下げる。こうすると、上側ロッド2Aが下動し、本体用鉤部材4,4も下方へ移動し、本体用鉤部材4,4のフック部4aが遊技機本体110の係止部112から外れ、上側扉111Aを遊技機本体110から開放することができる状態になる。
なお、上記実施の形態では、施錠装置をパチンコ遊技機の本体枠とスロットマシンの前面扉に装着した例を示したが、これに限られるわけではなく、遊技機本体に装着することも当然可能である。また、上記実施の形態では、施錠杆が丸棒状の施錠ロッドである例を示したが、これに限られず、例えば、板状のものであっても良い。また、上記実施の形態では、鉤部材のフック部を移動させるフック部用凹部を設けた例を示したが、これを設ける箇所は限定されないことは勿論、必ずしも設けなければならないものでもない。さらに、鉤部材の取付箇所や取付個数についても、上記実施の形態の例に示されたものに限定されるわけではなく、任意である。
以上述べたとおり、本発明に係る施錠装置は、支持基板が上側基板と下側基板とからなり、これらを連結部材によって着脱自在にしていると共に、施錠杆も上側杆と下側杆とからなり、これも連結部材によって着脱自在にしていることから、前面扉が上下に2分割されているタイプのものにも対応可能である。また、上側基板と下側基板を連結する場合において、連結部材を介在させるようにしたことから、連結した上側基板と下側基板が互いに同一平面上に位置することになり、ひいては、支持基板に設けられた施錠杆を円滑に上下動させることができる。また、鉤部材を含めた各種構成部材を装着するにあたり、これら構成部材の支承部を施錠杆に当接させ、且つ支持基板の溝部に遊嵌させればよいので、これら構成部材の取付個数や取付箇所を自由に変更することができる。さらに、装着すべき構成部品を自由に取捨選択することができる。
R 施錠装置
1 支持基板
1A 上側基板
1B 下側基板
1C 連結板(連結部材)
2 施錠ロッド(施錠杆)
2A 上側ロッド(上側杆)
2B 下側ロッド(下側杆)
2C 連結筒(連結部材)
3 前面扉用鉤部材(鉤部材)
3a フック部
3b 支承部
4 本体用鉤部材(鉤部材)
4a フック部
4b 支承部
5 圧縮バネ(弾性部材)
12 溝部

Claims (3)

  1. 遊技機本体の前側に前面扉が開閉自在に装着されている遊技機の施錠装置であって、
    前記遊技機本体又は前記前面扉のいずれかに取着される縦長の支持基板と、前記支持基板に上下動可能に設けられる施錠杆と、前記施錠杆に設けられ前記前面扉又は前記遊技機本体のいずれか又は双方に係合するフック部を有する複数の鉤部材と、前記施錠杆を付勢するための弾性部材とを備え、
    前記支持基板は上側基板と下側基板とを有し、これら上側基板と下側基板は連結部材によって着脱自在に構成されており、前記施錠杆は上側杆と下側杆とを有し、これら上側杆と下側杆は連結部材によって着脱自在に構成されており、前記複数の鉤部材は前記施錠杆に着脱自在に設けられ、
    装着する遊技機の形態に応じて、前記支持基板の上側基板と下側基板を連結若しくは分割し、前記施錠杆の上側杆と下側杆を連結若しくは分割し、さらに前記複数の鉤部材を前記施錠杆に対し選択的に取着できるようにしたことを特徴とする遊技機の施錠装置。
  2. 前記複数の鉤部材の基端部側に支承部を形成し、該支承部を前記施錠杆に支承させることで、前記鉤部材を前記施錠杆に装着できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の施錠装置。
  3. 前記支持基板に溝部を形成し、該溝部内に前記施錠杆を上下動可能に設けると共に該施錠杆に装着される前記複数の鉤部材の支承部を遊嵌させるようにしたことを特徴とする請求項2記載の遊技機の施錠装置。
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