JP4810389B2 - 画像形成装置の遠隔管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信回線を介して画像形成装置と管理装置とを接続し、管理装置が通信回線を介して画像形成装置を集中管理するようにした画像形成装置の遠隔管理システムに関する。
従来の複写機等の画像形成装置の遠隔管理システムでは、複写機等の画像形成装置を公衆回線等の通信回線を利用してオンラインでサービスセンタ等に設置された管理装置(収集装置)と接続可能にし、遠隔操作によって画像形成装置に関するデータを送受信できるものが知られている。
特許文献1に開示された遠隔管理システムでは、複写機は異常を検出するとセンタに異常を通信し、センタは、複写機の運転停止が必要であると判断すると、遠隔作により複写機の運転を停止させる。
また複写機の動作音をサンプリングし異常を検出する遠隔管理システムも提案されている。特許文献2に記載された遠隔管理システムでは、センタは、複写機の正常な音又は振動の情報を保持し、センタは複写機からコピー動作時の音又は振動の検知情報を受信し、音又は振動のレベルが所定レベルを超えているとき、保持している情報と比較して異常箇所を特定する。そして、必要なら複写機の内部の異常と判断されたユニットの使用を禁止する。
このように従来の複写機の遠隔管理システムでは、音による異常検出を行い、音のレベルが大きいときに異常と判断している。しかし、音のサンプリング用のマイクから実際に入力される音信号には、注目する信号ばかりではなく、他の動作部分からの音も加わるために、異常の識別が難しい場合が多い。さらに、外部音として大きな音が発生している場合は、入力した音信号も信頼度が低くなってしまう。また音の大きさでの判断では、ユニットの異常は検知できたとしても、異常部品の特定まではできない。
このような問題点を解決するため、特許文献3では、複写機内部の動作音を電気信号として取得し、その信号に基づいて複写機の異常状態を検出する複数の異常検知手段を備え、複写機の動作状態に応じて異常解析手段を切り換える。異常解析手段の1つとして、複写機内部の回転体の回転周期に同期して音のサンプリング解析を行い、回転周波数に対して高調波が検出された場合、その回転体の部品は異常と検知する方法が提案されている。
特開平4−21859号公報 特開平7−302019号公報 特開2000−81813号公報
ところで近年、画像形成装置は各種の搬送経路を備えている場合が多くなっている。そのような画像形成装置においては、用紙が通過する搬送経路によって音の発生状態が大きく異なる。従って、画像形成装置の正常時の動作音は、用紙が通過する搬送経路により大きく異なるため、用紙の通過搬送経路を考慮しないと画像形成装置の正確な遠隔診断を行うことはできない。
そこで本発明は、各種の搬送経路を備えた画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、画像形成装置の異常有無の遠隔診断を正確に実行することを目的とする。また、本発明は、サービスマンがユーザを訪れることなく瞬時に異常部品を特定し、直ちに交換部品を持ってユーザを訪れて部品交換を行うことを可能とさせ、画像形成装置のダウン時間を短くすることを目的とする。
請求項1の発明は、
画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、
各種搬送経路を備えた画像形成装置の動作時の音特性を収集する集音手段と、
該集音手段により収集した音データを画像形成装置と遠隔した場所に送る通信手段と、
前記画像形成装置と遠隔した場所に配置された、前記各搬送経路の用紙通過時における画像形成装置の正常な音データを記憶している記憶手段、及び、
前記通信手段により送られてきた音データを前記記憶手段に記憶されている音データと比較分析する分析手段と、
を備えた画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、
画像形成装置の各搬送経路における用紙通過情報と、前記集音手段により収集した音データとを関連付けて前記通信手段を用いて遠隔した場所に送る用紙通過情報送信手段を備え、
前記分析手段に、前記集音手段により収集される音データの波形のピーク値が大きな周波数ごとに、正常時との差異の判断基準の定値をそれぞれ設定してあり
前記分析手段は、
前記各搬送経路における用紙通過時に、
前記記憶手段に記憶されている前記各搬送経路の用紙通過時における前記画像形成装置の正常な音データに対応する規定値と、前記集音手段により収集された前記音データとを比較分析し、
該比較結果を用い、前記収集された音データを周波数分析して得られた周波数分布の波形のピーク値が前記定値を超えている場合、前記画像形成装置に異常有りと判断する
ものであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記分析手段には、前記各種搬送経路ごとに、前記定値を前もって定めておき、前記各搬送経路ごとに、前記規定値と、前記収集した前記音データとを比較分析できるようにしてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記分析手段には、前記各種搬送経路に通す用紙の紙種ごとに、前記定値を前もって定めておき、前記各搬送経路ごとに、前記規定値と、前記収集した前記音データとを比較分析できるようにしてなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記集音手段を、前記各種搬送経路ごとにその近傍に少なくとも1つ以上配置し、
前記分析手段は、収集した音データの周波数のピーク値が前記定値を超えている場合、その規定値を超えた周波数を示した前記搬送経路又は前記画像形成装置が備える給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置に備えられている部品を常と判断し、該異常と判断された部品が取り付けられている前記搬送経路又は給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置を特定できるようにしてなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記集音手段前記各種搬送経路ごとにその近傍に少なくとも1つ以上設置し、前記分析手段は、収集した音データの時間軸波形のピーク値があらかじめ設定をした規定値を超えている場合、前記収集した音データの発生タイミングから異常があると判断された部品が取付けられている搬送経路又は給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置を特定できるようにしてなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記用紙通過情報送信手段は、前記画像形成装置の各搬送経路における用紙通過情報と、通紙する紙種情報と、前記集音手段により収集した音データを関連付けて前記通信手段を用いて遠隔した場所に送り、前記音データの比較分析に用い得るようにしてなることを特徴とする。
また請求項7の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、前記各搬送経路は、両面印字経路、給紙トレイからの給紙経路、手差しトレイからの給紙経路、ストレート排紙経路、裏面排紙経路のうち、少なくとも1つ以上含んでなることを特徴とする。
本発明によれば、集音手段により収集される音データの波形のピークが大きな周波数ごとに、正常時との差異の判断基準の定値をそれぞれ設定することで、用紙の紙種や、用紙が通過する搬送経路によって音の特性が変わった場合においても、正確な遠隔診断を行うことができ、異常発生に対する遠隔診断を正確に実行し、異常が発生した部位を特定することができる。
このため、本発明では、サービスマンがユーザを訪れることなく瞬時に異常部品を特定し、直ちに交換部品を持ってユーザを訪れて部品交換を行うことを可能とさせ、画像形成装置の休止時間を短くすることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例に関して、添付図面に基づき説明する。図1は実施例に係る画像形成装置の遠隔管理システムの概略構成を示すブロック図である。本発明の遠隔管理システムは、図1に示すように、1又は複数のサービス拠点に設置された画像形成装置1と、それらの画像形成装置を通信回線5などの通信網を介して集中管理する集中管理センタ2とからなる。複数の画像形成装置を管理する集中管理センタ2は、画像形成装置の保守サービスを行うオフィスに設置される。なお、遠隔管理システムでは、画像形成装置1は複数配置することができるが、図1中には画像形成装置1は1つだけ記載してある。
本システムでは、画像形成装置1が動作時に発生する音を、集音手段3によって集音し、その音データを送信手段4によって通信回線5を介して集中管理センタ2へ送信する。集中管理センタ2では、送信されてきた音データを受信手段6によって受信し、その音データを分析手段7で分析する。このようにしてして集中管理センタ2では、画像形成装置1の作動状態を遠隔管理する。
図2は実施例が適用されるカラー画像形成装置の一例を示す断面概略図である。本例では画像形成装置1は、カラー画像形成装置である。このカラー画像形成装置は、図2に示すように、複数の感光体1A、2A、3A、4Aが同一平面状に配列され、感光体1A、2A、3A、4Aは図中の矢印方向に回転する。感光体は光導電性を有する有機又は無機材料で構成されている。
電子写真方を用いたフルカラー画像形成装置としては、色分解重ね合わせ転写方式が一般に使用される。この方式の画像形成装置では、原稿を青、赤、緑の3色に色分解した画像情報光を各々原稿読取部で読み取り、その各色光の強度レベルを基にして画像演算処理を行って得られたイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(BK)の各色で現像すべき書込画像データに基づいて、4つの感光体1A、2A、3A、4A上に光書込を行い、得られた静電潜像を各感光体1A、2A、3A、4Aに対して設けられたイエロー、シアン、マゼンダ、黒の現像剤を内蔵する現像器1B、2B、3B、4Bで現像する。
図2に示した例では、各色分解画像情報はカラー画像形成装置本体の上部に設けられた原稿読取部29で光学的に色分解され、3つのCCD20で各々読み取られ、その出力信号を基に演算処理して得られた各色データにより、感光体1A、2A、3A、4Aに対設されたレーザ書込装置1D、2D、3D、4Dにより光書込が行われる。
感光体1A、2A、3A、4Aは、それぞれ帯電装置1E、2E、3E、4Eにより負に帯電され、光書込の行われた部分が負帯電トナーにより反転現像される。帯電装置はチャージャ、或いはローラ等のコロナ放電により電荷を発生させて像担持体表面に散布する方式のものが用いられる。現像器の配列は、給紙側から1B、2B、3B、4Bをそれぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒トナー用としており、この順に順次正のコロナにより転写材にトナー像の重ね転写が行われる。4色の転写後、転写材は転写ベルト25から分離し、定着装置21でトナー像が定着される。
定着装置21を出た転写材は経路Jでストレート排紙されるか、或いは経路Kで裏面排紙される。また両面印刷時は両面印字ユニット30でスイッチバックし、経路Lを通って裏面の印字に向かう。裏面の印字工程は、表面の印字工程と同じである。また給紙経路は給紙ユニット31からの経路Hと、手差しからの経路Iがある。
転写ベルト25はポリエステルフイルムなどの誘電体からなり、転写チャージャ1C、2C、3C、4Cにより正に帯電するので、転写材の分離後に転写ベルト25を除電装置26により除電する。除電装置26は転写ベルト25の両面からチャージャで負のACコロナ放電を行い、転写ベルト25の蓄積電荷を中和(除電)して転写ベルト25を初期化する。また図示していないクリーニングユニットにより、転写ベルト25上の残留トナーは除去される。
<実施例1>
本発明の第1の実施例について説明する。以下、分析手段7での音データの分析について説明する。図3は分析手段の構成を示すブロック図である。分析手段7は、図3に示すように、記録装置8、解析装置9、記憶装置10、異常判定装置11、及び、表示装置12を備えている。解析装置9は、周波数特性、及び時間軸の騒音の大きさに関して解析を行う。
記録装置8は、受信手段6によって受信された音データを記録し、解析装置9は、その音データの周波数解析を行う。記憶装置10には、画像形成装置1の正常動作時における音データの周波数特性を記憶している。また同時に、搬送経路H、I、J、K、L、M、Nの用紙通過情報を、収集した音データに関連付けて集中管理センタ2へ送信する。記憶装置10は、前記搬送経路H、I、J、K、L、M、Nの用紙通過状況に応じた正常時の音データを記憶している。
図4は、画像形成装置1におけるこの発明に係わる処理を示すフローチャートである。このルーチンは、コピー動作時、或いは電源投入時に実行される。即ち、画像形成装置1では、コピー動作が開始或いは電源が投入されると音のサンプリングと搬送経路の用紙通過状況を収集し(SA1)、次いで音データと搬送経路の用紙通過情報を送信する(SB2)。
図5は、集中管理センタ2の分析手段7におけるこの発明に係わる処理を示すフローチャートである。このルーチンは、定期的、或いは画像形成装置1から送信される音データを受信して実行される。即ち、音データを受信すると、分析手段7は音データを読み取り(SB1)、音データの解析を行い(SB2)、異常を検出したとき(SB3)には異常発生を表示する(SB4)。
ここで用紙を通紙しない空回しの状態での遠隔診断について説明する。この遠隔診断は電源投入時や、電源ON時に定期的に行われる。図6は、用紙を通紙しない空回しの状態での正常な音の周波数特性を示すグラフ、図7は画像形成装置に用紙を通紙しない空回しの状態での正常な音の周波数特性を規定値と共に示すグラフである。各図に示した音データは、用紙を通紙しない空回しの状態であるという稼動情報に関連付けて、記憶装置10に記憶されている。また図7に示すように、大きなピークの周波数には、それぞれ音の大きさの規定値が設けられている。
また規定値は、画像形成装置1の正常動作時における音データに対する増加分として設定することもできる。例えば、規定値の増加分を正常動作時における騒音レベルの+4dBとすると、正常動作時50dBの場合の規定値は54dBとなる。この規定値の増加分は、それぞれのピーク周波数に対して個別に異なる規定値を設定することもできる。表1に、具体的な規定値を示す。
まず、用紙を通紙しない空回し時に発生する音を集音手段3によって集音し、その音データを空回し状態であるという画像形成装置1の稼動情報に関連付けて、送信手段4によって通信回線5を介して集中管理センタ2へ送信する。集中管理センタ2では、送信されてきた音データと画像形成装置1の稼動情報を受信手段6によって受信し、記録装置8に記録する。そして、解析装置9で音データの周波数解析を行う。また画像形成装置1の稼動情報に基づき、記憶装置10から図7に示した音の周波数特性を異常判定装置11に呼び出す。
そして送信されてきた音データの周波数解析結果と、各ピーク周波数において図7の規定値と比較し、全ての周波数において規定値以下であれば、画像形成装置は正常であると判断する。一方、規定値を超えている周波数があった場合には、画像形成装置に異常があると判断し、表示装置12にその旨を表示する。また、その規定値を超えた周波数に関連する部品を異常と判断する。異常発生が伝えられると、サービスマンは直ちにユーザを訪問し修理を行う。このように、サービスマンはユーザを訪れることなく故障部品を特定でき、直ちに異常と判定された部品の交換部品を持ってユーザを訪問し、部品交換を行う。その結果、マシンの休止時間は短縮される。
<実施例2>
本発明の第2の実施例について説明する。本実施例では、給紙ユニット31から用紙を給紙し、両面印字を行ってストレート排紙をする場合の遠隔診断について説明する。搬送経路は、H→M→N→L→M→Jである。図8は実施例2の画像形成装置の正常な音と規定値を示すグラフである。図7に示した周波数特性に対し、給紙ユニット31の駆動モータに関連する周波数Aと、両面ユニット30の駆動モータに関連する周波数Bのピークが現れるため、周波数Aと周波数Bに対する音の大きさの規定値を設定する。
具体的な規定値の値を表2に示し、表1との比較を説明する。給紙ユニット駆動モータと、両面ユニット駆動モータと、さらに搬送経路での用紙の通紙音が加わったため、周波数b(Hz)の正常時の音が上昇する。そこで周波数b(Hz)の規定値が2dB上がる。高周波の周波数c(Hz)は、給紙ユニット駆動モータ音、両面ユニット駆動モータ音、用紙の通紙音による影響が小さいため、規定値の上昇は1dBである。さらに高周波の周波数d(Hz)、e(Hz)は、それらの影響が殆んどないため、規定値は上昇しない。この音データは、用紙の搬送経路がH→M→N→L→M→Jであるという用紙通過情報に関連付けて、記憶装置10に記憶されている。
まず、用紙の搬送経路がH→M→N→L→M→Jである画像形成装置1の動作音を、集音手段3によって集音する。次に、その音データを用紙の搬送経路がH→M→N→L→M→Jであるという用紙通過情報に関連付けて、送信手段4によって通信回線5を介して集中管理センタ2へ送信する。集中管理センタ2では、送信されてきた音データと搬送経路の用紙通過情報を受信手段6によって受信し、記録装置8に記録する。そして、解析装置9でその音データの周波数解析を行い、その解析結果を異常判定装置11に送る。異常判定装置11は用紙通過情報に基づき、記憶装置10から図8に示す音の周波数特性を呼び出す。
そして、送信されてきた音データの周波数解析結果と、各ピーク周波数において図8に示す音の大きさの規定値と比較し、全てのピーク周波数において規定値以下であれば、画像形成装置は正常であると判断する。一方、規定値を超えている周波数があった場合には、画像形成装置に異常があると判断し、表示装置12にその旨を表示する。B(Hz)で規定値を超えた場合は、両面印字ユニット30が異常と判断する。
従って、用紙の通過する搬送経路によって音の特性が変わった場合においても、このように判断基準を用紙の通過する搬送経路によって変えることにより、正確な遠隔診断を行うことができる。
また、集音手段3には集音マイクを用いるが、集音マイクは複数個設けることも可能である。各搬送経路の近傍にマイクをそれぞれ少なくとも1つ以上設けると、各搬送経路で発生する音を確実に集音することができるので、遠隔診断の精度を高めることができる。ここでは、搬送経路がH→M→N→L→M→Jの場合について説明したが、別の搬送経路を通る場合においても同様に適用できる。
<実施例3>
次に本発明の第3の実施例について説明する。本実施例では、画像形成装置1は、通紙する紙種ごとに音データの正常範囲の規定値を設定し、記憶装置10に記憶する。本実施例の画像形成装置には、図2に示すように、通紙する紙種を検知する紙種検知手段32を設けている。通紙する紙種データは、画像形成装置1の動作音データと、用紙の搬送経路通過情報に関連付けられて、送信手段4によって通信回線5を介して集中管理センタ2へ送信する。集中管理センタ2では、送信されてきた音データと、搬送経路の用紙通過情報と、通紙する紙種情報を受信手段6によって受信し、記録装置8に記録する。そして、解析装置9でその音データの周波数解析を行い、その解析結果を異常判定装置11に送る。異常判定装置11は用紙通過情報と、紙種情報に基づき、記憶装置10から前もって記憶しておいた音の周波数特性を呼び出す。
そして送信されてきた音データの周波数解析結果と、各ピーク周波数において前もって定めた音の大きさの規定値と比較し、全てのピーク周波数において規定値以下であれば、画像形成装置は正常であると判断する。一方、規定値を超えている周波数があった場合には、画像形成装置に異常があると判断し、表示装置12にその旨を表示する。また、その規定値を超えた周波数に関連する部品を異常と判断する。
実施例2で示した表2は、連量62Kg(普通紙)を搬送経路H→M→N→L→M→Jで通紙する場合における音データの正常範囲の規定値である。表3に連量90Kg(厚紙)を搬送経路H→M→N→L→M→Jで通紙する場合における音データの正常範囲の規定値を例として示す。通紙する紙種が厚くなると、搬送経路での通紙音が大きくなるため、規定値を高く設定する。高周波には影響が小さいので、本実施例では低周波数A、B(Hz)のみの規定値を高く設定した。ここで説明した以外の構成、及びルーチン等は実施例2と同様である。
<実施例4>
次に、本発明の第4の実施例について説明する。本実施例では、上記した実施例と同様に周辺機器の稼動情報と関連付いた音データを受信し、その音データの時間軸解析を行う。ここでは、給紙ユニット31から給紙し、表面印字をしてストレート排紙をした場合の連続プリント時の遠隔診断について説明する。搬送経路は、H→M→Jである。
図9は実施例4において、用紙が給紙ユニットから給紙され、搬送経路Hを通過する際の騒音を示すグラフである。プリントボタンをONした時間を0(s)とする。t1秒後に給紙モータが動き出し、用紙が1枚送り出されて搬送経路Hを通過しきるのにh秒間かかる。給紙モータは用紙を送り出した後に停止する。次に2枚目の用紙を給紙するためにt2秒後に給紙モータが動き出し、同様に用紙が搬送経路Hを通過しきるのにh秒間かかる。さらにプリントアウトが続く場合は、このような動作を繰り返す。
実際は現像モータ、AC帯電、感光体モータ、ポリゴンモータのON/OFFにより騒音変動が起きるが、図9では説明が煩雑になるため、それらによる騒音変動は図示していない。
この図9の時間軸に対する音データは、用紙が搬送経路Hを通過するという通過情報に関連付けて、記憶装置10に記憶されている。具体的な規定値の値を表4に示す。
次に、用紙が搬送経路H→M→Jを通過してプリントアウトされる場合について説明する。図10は実施例4において、用紙が搬送経路H→M→Jを通過する際の騒音を示すグラフである。
プリントボタンをONした時間を0(s)とする。t1秒後にt1秒後に給紙モータが動き出し、用紙が1枚送り出されて搬送経路Hを通過しきるのにh秒間かかる。そして、プリントボタンONからk1秒後に排紙モータが動き出し、用紙を排紙しきるのにm秒間かかる。次に2枚目の用紙を供給するために、t2秒後に給紙モータが動きだ出し、同様に2目の用紙を排紙しきるのにm秒間かかる。さらにプリントアウトが続く場合は、このような動作を繰り返す。
この図10の時間軸の音データは、用紙が搬送経路H→M→Jを通過するという通過情報に関連付けて、記憶装置10に記憶されている。具体的な規定値の値を表4に示した。
上述した実施例1、2、3と同様にして、用紙が搬送経路H→M→Jを通過してプリントアウトされる際の画像形成装置1の動作音を、集音手段3によって集音する。次に、その音データを用紙が搬送経路H→M→Jを通過するという通過情報に関連付けて、送信手段4によって通信回線5を介して集中管理センタ2へ送信する。集中管理センタ2では、送信されてきた音データと用紙の搬送経路の通過情報を受信手段6によって受信し、記録装置8に記録する。そして、解析装置9でその音データの周波数解析を行い、その解析結果を異常判定装置11に送る。異常判定装置11は通過情報に基づき、記憶装置10から図10に示す時間軸での音データを呼び出す。
そして送信されてきた時間軸での音データと、時間軸での音データと、前もって定めた図10に示す時間軸の規定値と比較し、全ての時間軸において規定値以下であれば、画像形成装置は正常であると判断する。一方、規定値を超えている周波数があった場合には、画像形成装置に異常があると判断し、表示装置12にその旨を表示する。給紙工程に関する時間で規定値を超えた場合は、給紙ユニット、或いは給紙経路に異常があると判断し、排紙工程に関する時間で規定値を超えた場合は、排紙ユニット、或いは排紙経路に異常があると判断する。
実施例に係る画像形成装置の遠隔管理システムの概略構成を示すブロック図である。 実施例が適用されるカラー画像形成装置の一例を示す断面概略図である。 分析手段の構成を示すブロック図である。 画像形成装置における処理を示すフローチャートである。 集中管理センタにおる処理を示すフローチャートである。 画像形成装置に用紙を通紙しない空回しの状態での正常な音の周波数特性を示すグラフである。 画像形成装置に用紙を通紙しない空回しの状態での正常な音の周波数特性を規定値と共に示すグラフである。 実施例2の画像形成装置の正常な音と規定値を示すグラフである。 実施例4において、用紙が給紙ユニットから給紙され、搬送経路Hを通過する際の騒音を示すグラフである。 実施例4において、用紙が搬送経路H→M→Jを通過する際の騒音を示すグラフである。
符号の説明
1:画像形成装置
1A、2A、3A:感光体
1A、2A、3A、4A:感光体
1B、2B、3B、4B:現像器
1C、2C、3C、4C:転写チャージャ
1D、2D、3D、4D:レーザ書込装置
1E、2E、3E、4E:帯電装置
2:集中管理センタ
3:集音手段
4:送信手段
5:通信回線
6:受信手段
7:分析手段
8:記録装置
9:解析装置
10:記憶装置
11:異常判定装置
12:表示装置
21:定着装置
25:転写ベルト
26:除電装置
29:原稿読取部
30:両面印字ユニット
31:給紙ユニット
32:紙種検知手段
H、I、J、K、L、M、N:搬送経路

Claims (7)

  1. 各種搬送経路を備えた画像形成装置の動作時の音特性を収集する集音手段と、
    該集音手段により収集した音データを画像形成装置と遠隔した場所に送る通信手段と、
    前記画像形成装置と遠隔した場所に配置された、前記各搬送経路の用紙通過時における画像形成装置の正常な音データを記憶している記憶手段、及び、
    前記通信手段により送られてきた音データを前記記憶手段に記憶されている音データと比較分析する分析手段と、
    を備えた画像形成装置の遠隔管理システムにおいて、
    画像形成装置の各搬送経路における用紙通過情報と、前記集音手段により収集した音データとを関連付けて前記通信手段を用いて遠隔した場所に送る用紙通過情報送信手段を備え、
    前記分析手段に、前記集音手段により収集される音データの波形のピーク値が大きな周波数ごとに、正常時との差異の判断基準の定値をそれぞれ設定してあり
    前記分析手段は、
    前記各搬送経路における用紙通過時に、
    前記記憶手段に記憶されている前記各搬送経路の用紙通過時における前記画像形成装置の正常な音データに対応する規定値と、前記集音手段により収集された前記音データとを比較分析し、
    該比較結果を用い、前記収集された音データを周波数分析して得られた周波数分布の波形のピーク値が前記定値を超えている場合、前記画像形成装置に異常有りと判断する
    ものであることを特徴とする画像形成装置の遠隔管理システム。
  2. 前記分析手段には、前記各種搬送経路ごとに、前記定値を前もって定めておき、前記各搬送経路ごとに、前記規定値と、前記収集した前記音データとを比較分析できるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
  3. 前記分析手段には、前記各種搬送経路に通す用紙の紙種ごとに、前記定値を前もって定めておき、前記各搬送経路ごとに、前記規定値と、前記収集した前記音データとを比較分析できるようにしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
  4. 前記集音手段を、前記各種搬送経路ごとにその近傍に少なくとも1つ以上配置し、
    前記分析手段は、収集した音データの周波数のピーク値が前記定値を超えている場合、その規定値を超えた周波数を示した前記搬送経路又は前記画像形成装置が備える給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置に備えられている部品を常と判断し、該異常と判断された部品が取り付けられている前記搬送経路又は給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置を特定できるようにしてなることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
  5. 前記集音手段前記各種搬送経路ごとにその近傍に少なくとも1つ以上設置し、前記分析手段は、収集した音データの時間軸波形のピーク値があらかじめ設定をした規定値を超えている場合、前記収集した音データの発生タイミングから異常があると判断された部品が取付けられている搬送経路又は給紙ユニット、両面ユニット、駆動モータ、帯電装置を特定できるようにしてなることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
  6. 前記用紙通過情報送信手段は、前記画像形成装置の各搬送経路における用紙通過情報と、通紙する紙種情報と、前記集音手段により収集した音データを関連付けて前記通信手段を用いて遠隔した場所に送り、前記音データの比較分析に用い得るようにしてなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
  7. 前記各搬送経路は、両面印字経路、給紙トレイからの給紙経路、手差しトレイからの給紙経路、ストレート排紙経路、裏面排紙経路のうち、少なくとも1つ以上含んでなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置の遠隔管理システム。
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