JP2004245995A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛散トナーによる機内汚染を防止する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置において、41Y〜41Kは現像装置、72は排気ダクト、72Y〜72Kは排気ダクト72と連通する分岐部、74は排気ファンである。排気ファン74に最も近い位置、すなわち、飛散トナー回収気流の最も下流側の位置には、導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像装置41Kが配置されている。このように、図1では、鏡像力が小さなトナーに対しては排気能力が大きく、鏡像力が大きなトナーに対しては排気能力が小さくなるような構成としており、飛散トナーによる機内汚染防止を有効に行なえる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛散トナーによる機内汚染を防止する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式のトナー像形成手段は、外周面に感光層を有する像担持体としての感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段とを有している。
【0003】
カラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置としては、上記のようなトナー像形成手段を、中間転写ベルト(転写ベルトの一例)に対して、複数個(例えば4個)配置し、これら単色トナー像形成手段による感光体上のトナー像を順次中間転写ベルトに転写して中間転写ベルト上で複数色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒))のトナー像を重ね合わせて中間転写ベルト上でカラー画像を得る中間転写ベルト形式のものがある。
【0004】
また、カラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置としては、記録媒体保持ベルト(転写ベルトの一例)に記録媒体(例えば用紙)を保持搬送し、複数個の単色トナー像形成手段によるトナー像を順次記録媒体に転写して、記録媒体上で複数色のトナー像を重ね合わせて記録媒体上にカラー画像を得る搬送ベルト形式のものとが知られている。
【0005】
このようなタンデム方式の画像形成装置においては、飛散トナーによる機内汚染を防止するために排気ファンを設けて、飛散トナーを機外に排出している。例えば、特許文献1には、飛散トナーを機外に排出するために図10に示すような排気ファンを設けることが記載されている。図10は、画像形成装置の排気系統の説明図である。
【0006】
図10において、4a〜4dは複数の感光ドラム(像担持体)、6は一次帯電器、101は排気ファン、111〜114は排気通路、110は各排気通路が合流する排気通路である。各感光ドラム4a〜4dの近傍に設けられている排気通路111〜114には、排気口131〜135、141〜144、151〜153、161、162が設けられている。
【0007】
各排気口の開口面積を等しく設定すると、排気ファン101からもっとも距離が離れている排気通路111の排気能力が大きく、排気ファン101からもっとも距離が近い排気通路114の排気能力が小さくなる。したがて、排気ファン101による飛散トナーの吸引力は、各排気通路で均等化されることになる。
【0008】
ところで、画像形成装置においては、導電性微粒子を顔料としたトナーと、非導電性の顔料を使用したトナーが使用されている。ここで、導電性微粒子を顔料としたトナーは、例えばカーボンブラックを顔料としたブラックトナーである。このようなトナーは電気抵抗が低いので、電荷が逃げやすく帯電量が他のトナーと比較して小さいという特性がある。また、鏡像力が小さく飛散しやすいという特性も有している。
【0009】
ここで、鏡像力は次式Fで示される。ただし、εは真空における誘電率、εは現像ローラが有する比誘電率、qはトナーの電荷量、aは帯電したトナーを点電荷とみなし、その中心点と現像ローラ表面間の距離を示す。鏡像力は、現像ローラと荷電粒子との付着力を表すものである。
【0010】
【数1】
Figure 2004245995
【0011】
他方、導電性を持たない顔料を使用しているトナーは、十分な帯電量が得られるので鏡像力が大きく、飛散しにくいという特性を有している。このように、導電性微粒子を顔料としたトナーと、導電性を持たない顔料を使用しているトナーでは、鏡像力が相違するので、必要とする排気能力にも差がある。すなわち、鏡像力が小さなトナーに対しては排気能力が大きく、鏡像力が大きなトナーに対しては排気能力が小さくなるような構成とする必要がある。
【0012】
【特許文献1】
特開平9−26731号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、トナーの鏡像力が相違しているので、飛散しやすいトナーに合わせて排気能力を設定すると、排気ファンが大きくなり装置が大型化するという問題を生じる。また、飛散しにくいトナーに排気能力を合わせると飛散しやすいトナーにより機内が汚染されるという問題がある。
【0014】
しかしながら、前記特許文献1に記載のものは、このようなトナーの鏡像力の差を考慮して排気能力の大きさを設定することについては何等開示されていない。このため、前記したように、不必要な大きさで排気ファンが大型化したり、飛散しやすいトナーによる機内汚染が防止できないことがあるという問題があった。
【0015】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、飛散トナーによる機内汚染を防止する画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、複数の像担持体の周囲に帯電手段、書き込み手段、現像手段、転写手段を配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、少なくとも1つの現像手段は導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられ、転写媒体が各ステーションを通過することにより、カラー画像形成を行うタンデム方式の画像形成装置において、各像担持体の近傍に配置される第1の排気通路と、各排気通路を連結する第2の排気通路と、前記第2の排気通路に設置される排出手段とを有し、前記導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像手段に対応する像担持体の近傍に配置される第1の排気通路を、前記排出手段による排出気流の最も下流側に設けたことを特徴とするものである。このように、飛散トナー回収気流の最も下流側の位置には、導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像手段に対応する第1の排気通路が配置されている。このため、鏡像力が小さなトナーに対しては排気能力が大きく、鏡像力が大きなトナーに対しては排気能力が小さくなるような構成としており、飛散トナーによる機内汚染防止を有効に行うことができる。
【0017】
また、本発明は、前記第1の排気通路には、各像担持体と対向する位置に開口部が形成されていることを特徴とする。このため、像担持体周辺の飛散トナーを容易に回収することができる。
【0018】
また、本発明は、前記各像担持体の近傍に配置される第1の排気通路は、同じ大きさの部材で形成されることを特徴とする。このため、排出機構の作製が容易となる。また、コストを低減することができる。
【0019】
また、本発明は、前記第1の排気通路は、各像担持体の主走査方向の長さとほぼ等しい長さで形成されていることを特徴とする。このため、像担持体の全長にわたり周囲に飛散しているトナーを回収することができる。
【0020】
また、本発明は、前記第1の排気通路および第2の排気通路による排気経路が、平面視横方向に形成されることを特徴とする。このため、各像担持体を横方向に配置した画像形成装置の排出機構として使用することができる。
【0021】
また、本発明は、前記第1の排気通路および第2の排気通路による排気経路が平面視縦方向に形成されることを特徴とする。このため、各像担持体を縦方向に配置した画像形成装置の排出機構として使用することができる。
【0022】
また、本発明は、前記転写手段は、記録媒体保持手段で搬送される転写媒体に対してトナー像を転写することを特徴とする。このため、転写手段として記録媒体保持手段を用いる画像形成装置の排出機構に、適用することができる。
【0023】
また、本発明は、前記転写手段は、中間転写手段を有することを特徴とする。このため、転写手段として中間転写手段を用いる画像形成装置の排出機構に、適用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成装置を実施例に基づいて説明する。図8は、本発明が対象とする画像形成装置の全体の概略構成を示す縦断正面図である。図8に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ10と従動ローラ20とテンションローラ21とでテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト30を備えている。
【0025】
この中間転写ベルト30に対して、所定間隔で配置された4個の像担持体としての外周面に感光層を有する感光体(感光ドラム)41K、41C、41M、41Yが配置される。符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは中間転写ベルト30の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。
【0026】
各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのスコロトロンからなるコロナ帯電器42(K、C、M、Y)と、このコロナ帯電器42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を、露光ユニット43からの露光光で各色毎に選択的に露光して静電潜像を形成する露光位置43(K、C、M、Y)が設けられている。
【0027】
また、この露光位置43(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に、現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト30に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
【0028】
現像装置44(K、C、M、Y)は、現像剤として例えば非磁性一成分トナーを用いるもので、各々現像カートリッジ47(K、C、M、Y)として構成される。現像カートリッジ47(K、C、M、Y)の中に蓄えられたそのような一成分現像剤を、供給ローラ48(K、C、M、Y)で現像ローラ49(K、C、M、Y)へ搬送し、現像ローラ49(K、C、M、Y)表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレード50(K、C、M、Y)で規制する。そして、その現像ローラ49(K、C、M、Y)を感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押圧させて、感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。なお、本発明においては、このような接触現像装置に限定されず、非接触(ジャンピング)現像装置も対象とすることができる。
【0029】
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された、黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより、中間転写ベルト30上に順次一次転写される。
【0030】
このようにして中間転写ベルト30上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写される。次に、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
【0031】
なお、図8において、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対である。また、66は中間転写ベルト30との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト30の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
【0032】
ここで、中間転写ベルト30の循環方向最上流側に黒の現像装置44Kが、最下流側にイエローの現像装置44Yが配置されている。その理由について説明すると、記録媒体P上に転写されたとき最もカブリが目立つ色は黒であり、最も目立たない色はイエローであることによる。
【0033】
すなわち、反転現像等において、カブリは現像装置で通常とは反対極性に帯電されたトナーにより引き起こされるが、最もカブリが目立つ黒トナーは最初に中間転写ベルト30上の最も下の層として転写され、その中のカブリを起こすトナーは中間転写ベルト30に鏡像力等で強固に付着し続けるため、二次転写部で記録媒体P上に転写され難い。
【0034】
これに対して、最も目立たないイエローのカブリを起こすトナーは中間転写ベルト30上の最も上の層として付着しており、容易に記録媒体P上に移るが、余り目立たない。したがって、上記のような配置をとることにより、最もカブリが目立つ色の黒トナーは記録媒体P上に相対的に移り難くなり、最もカブリが目立たないイエロートナーは記録媒体P上に相対的に移りやすくなる結果、全体としてはカブリは余り目立たなくなっている。
【0035】
また、現像剤として非磁性一成分トナー等の一成分現像剤を用いるため、二成分現像剤のようなキャリアを用いる必要がない分各現像装置44(K、C、M、Y)の容積が小さくなり、小型のカラー画像形成装置が構成できる。
【0036】
図8の画像形成装置は、中間転写ベルト30は横方向に搬送され、感光体41Y〜41K、露光ユニット43、現像装置44Y〜44Kなどの部品が横方向に配置されている。本発明においては、後述するように、中間転写ベルトを縦方向に搬送する構成とすることができる。この場合には、図4に示されているように、感光体41Y〜41K、露光ユニット43、現像装置44Y〜44Kなどの部品は縦方向に配置される。
【0037】
以上の実施例では、中間転写ベルト30(図8)を用いるタンデム方式の画像形成装置において、4個の感光体41(K、C、M、Y)を一体化した感光体(像担持体)カートリッジ40とする例を説明した。本発明は、他の形態でも適用できる。
【0038】
図9は、上記構成とは異なる構成を示す概略の縦断正面図である。図9において、図8の例と異なる点のみを説明する。図9の例では、転写手段に図8の中間転写ベルト30の代わりに記録媒体保持ベルト31を用いる。給紙カセット63からピックアップローラ64によって1枚ずつピックアップされ、各感光体41(K、C、M、Y)上に露光して形成される静電潜像に同期するように、ゲートローラ対65で供給タイミングを規定された記録媒体(用紙)Pがこの記録媒体保持ベルト31によって搬送される。
【0039】
その記録媒体保持ベルト31によって搬送される記録媒体P上に、感光体41(K、C、M、Y)上に形成されたトナー像を一次転写ローラ45(K、C、M、Y)の作用で順次転写させる。そして、順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像が転写されている記録媒体Pは、剥離ローラ107により記録媒体保持ベルト31から剥離される。
【0040】
次に、記録媒体Pが定着部である定着ローラ対61を通ることによって、その記録媒体P上にフルカラーとなったトナー像が定着される。その後、記録媒体Pは排紙ローラ対62によって装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
【0041】
図9の例は、感光体カートリッジ40の構成は図8と同様である。本発明は、このような中間転写ベルトを用いずに記録媒体保持ベルトによって記録媒体を保持搬送し、その記録媒体上にトナー像を転写する方式のタンデム方式の画像形成装置にも適用できる。
【0042】
このように、本発明は、中間転写ベルトを用いずにその代わりに記録媒体保持ベルトを使用し、その記録媒体保持ベルトによって用紙等の記録媒体を保持搬送し、その記録媒体上に直接複数個の単色トナー像を順次転写してその記録媒体上の重ね合わされた複数色のトナー像を定着する方式の画像形成装置にも適用することができる。
【0043】
図2は、図9で説明した記録媒体保持ベルト31を用いる画像形成装置に、本発明の排出機構を設けた例を示す概略の縦断正面図である。図9において、71は給紙部、72Y〜72Kは排気ダクト、73Y〜73Kは飛散トナーを排気ダクトに回収するための開口部である。開口部73Y〜73Kは、感光体41Y〜41K(像担持体)と対向する位置に設けて、像担持体周辺の飛散トナーを回収しやすくしている。各排気ダクト72Y〜72Kは、排気ファン74に連通している。開口部73Y〜73Kは、排気ダクト72Y〜72Kの全長にわたり形成されている。
【0044】
図3は、図2を部分的に拡大して示す概略の正面図である。現像装置44K(ブラック用)のカートリッジには、導電性微粒子を顔料としたトナー75Kを収納している。その他の現像装置44Y〜44Cのカートリッジには、非導電性の顔料を用いたトナーが収納されている。すなわち、鏡像力の小さいトナーが現像装置44K(ブラック用)のカートリッジに収納されている。
【0045】
図1は、本発明の排気機構の例を平面視の断面で示す平面図である。図1において、各感光体41Y〜41Kの近傍には、排気ダクト72の分岐部72Y〜72Kが配置されている。各分岐部72Y〜72Kは、排気ダクト72と連通しており、排気ファン74を運転することにより分岐部72Y〜72Kで回収した飛散トナーを吸引、処理する。排気ファン74にはフィルタなどの処理部品が設けられており、浮遊物が画像形成装置の外部に放出されないようにしている。
【0046】
分岐部72Y〜72Kの長さは、感光体41Y〜41Kの主走査方向の長さとほぼ等しい長さとしている。このため、感光体41Y〜41Kの全長にわたり周囲に飛散しているトナーを回収することができる。このように、図1の構成は、各感光体41Y〜41Kを横方向に配置した画像形成装置の排出機構として適用することができる。
【0047】
図1の例では、各分岐部72Y〜72Kは、像担持体(感光体41Y〜41K)の近傍に配置される第1の排気通路、排気ダクト72は、前記第1の各排気通路を連結する第2の排気通路、排気ファン74は、第2の排気通路に設置される排出手段として機能する。排気ファン74(排出手段)は、飛散トナーと共に、コロナ帯電器42が動作した際に生成されるO、NOなどの気体も吸引する。第1の排気通路を構成する部材の大きさは、それぞれ共通の大きさとしている。このように、第1の排気通路を構成する部材には互換性があるので排出機構の製作が簡単となり、コストも低減できる。
【0048】
排気ファン74による、像担持体近傍のコロナ放電の際の生成気体や飛散トナーなどの浮遊物の排気能力は、排気ファン74の設置位置と、分岐部(72Y〜72K)との距離の関数となっている。したがって、排気ファン74からの距離が遠い分岐部の排気能力は低く、排気ファン74からの距離が近い分岐部の排気能力は高くなる。
【0049】
本発明においては、図1に示されているように、排気ファン74に最も近い位置、すなわち、飛散トナー回収気流の最も下流側の位置には、導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像装置41Kが配置されている。このように、図1では、鏡像力が小さなトナーに対しては排気能力が大きく、鏡像力が大きなトナーに対しては排気能力が小さくなるような構成としており、飛散トナーによる機内汚染防止を有効に行うことができる。
【0050】
図4は、本発明の別の実施形態に係る画像形成装置の概略の縦断正面図である。図4の例では、中間転写ベルト30は縦方向に搬送される構成となっている。このため、コロナ帯電器42Y〜42K、露光ユニット43、現像装置44Y〜44Kなどの部品は縦方向に配置されている。71は給紙部、76は排紙部、72Y〜72Kは排気ダクト、73Y〜73Kは飛散トナーを排気ダクトに回収するための開口部である。各排気ダクト72Y〜72Kは、排気ファンに連通している。
【0051】
図5、図6は、図4に示されている画像形成装置の排気ファンの取り付け位置を示す図であり、図5は正面図、図6は側面図である。図5、図6に示されているように、この例では排気ファン74は、装置本体フレームの下部側に設けられている。すなわち、排気ファン74は図4の現像装置44K(ブラック用)の近傍に設けられている。
【0052】
図7は、図4の画像形成装置における排出機構を示す縦断正面図である。図7において、各感光体41Y〜41Kの近傍には、排気ダクト72から分岐した分岐部72Y〜72K(第1の排気通路)が設けられている。各分岐部72Y〜72Kは、排気ダクト72(第2の排気通路)と連通しており、排気ファン74(排出手段)を運転することにより分岐部72Y〜72Kで回収した飛散トナーを吸引して処理する。このように、図7の構成は、各感光体41Y〜41Kを縦方向に配置した画像形成装置の排出機構として適用することができる。
【0053】
図7の例でも、排気ファン74に最も近い位置、すなわち、飛散トナー回収気流の最も下流側の位置には、導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像装置41Kが配置されている。したがって、図7の例でも、鏡像力が小さなトナーに対しては排気能力が大きく、鏡像力が大きなトナーに対しては排気能力が小さくなるような構成としており、飛散トナーによる機内汚染防止を有効に行うことができる。
【0054】
なお、図4〜図7の構成においても、図1〜図3の構成と同様に、分岐部72Y〜72Kに設けた開口部73Y〜73Kは、感光体41Y〜41Kと対向した位置に形成されている。また、分岐部72Y〜72Kの長さは、感光体41Y〜41Kの主走査方向の長さとほぼ同じ長さとしている。
【0055】
図1に示したような、排気ダクト72を平面視横形に配置する構成は、図8で説明した中間転写ベルト30を有する画像形成装置にも用いることができる。また、図7に示したような、排気ダクト72を平面視縦形に配置する構成は、図9で説明した記録媒体保持ベルト31を有する画像形成装置にも用いることができる。本発明においては、各像担持体を横方向または縦方向のいずれの方向に配置した画像形成装置の排出機構にも適用できる。また、転写手段として中間転写ベルトまたは記録媒体ベルトのいずれを用いた場合でも採用可能である。
【0056】
このため、画像形成装置における排出機構の適用範囲を拡張することができる。なお、排出機構を、図1のような横形に配置するか、または、図7のような縦形に配置するか、いずれの形態を採用するかは、画像形成装置の設置状況などを勘案して適宜選択できる。また、転写手段として中間転写ベルトまたは記録媒体ベルトのいずれを用いるかも、種々の状況を考慮して適宜定めることができる。
【0057】
以上、本発明の画像形成装置を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排出機構を備えた画像形成装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】図1に対応する画像形成装置の縦断正面図である。
【図3】図2を部分的に拡大した縦断正面図である。
【図4】本発明の他の構成の排出機構を備えた画像形成装置の縦断正面図である。
【図5】排気ファンの位置を示す正面図である。
【図6】排気ファンの位置を示す側面図である。
【図7】図4の画像形成装置における排出機構を示す正面図である。
【図8】本発明が対象とする画像形成装置の全体の概略構成を示す縦断正面図である。
【図9】本発明が対象とする他の画像形成装置における全体の概略構成を示す縦断正面図である。
【図10】従来の排気系統を示す説明図である。
【符号の説明】
P…記録媒体(用紙)、30…中間転写ベルト、31記録媒体保持ベルト、41(K、C、M、Y)…感光体(感光ドラム)、42(K、C、M、Y)…コロナ帯電器43…露光ユニット、44(K、C、M、Y)…現像装置、45(K、C、M、Y)…一次転写ローラ、46(K、C、M、Y)…クリーニング装置、61…定着ローラ対、66…二次転写ローラ、70…フレーム、71…給紙部、72…排気ダクト、72Y〜72K…排気ダクトの分岐部、73…飛散トナー回収用開口部、74…排気ファン

Claims (8)

  1. 複数の像担持体の周囲に帯電手段、書き込み手段、現像手段、転写手段を配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、少なくとも1つの現像手段は導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられ、転写媒体が各ステーションを通過することにより、カラー画像形成を行うタンデム方式の画像形成装置において、各像担持体の近傍に配置される第1の排気通路と、各排気通路を連結する第2の排気通路と、前記第2の排気通路に設置される排出手段とを有し、前記導電性微粒子を顔料としたトナーが用いられる現像手段に対応する像担持体の近傍に配置される第1の排気通路を、前記排出手段による排出気流の最も下流側に設けたことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1の排気通路には、各像担持体と対向する位置に開口部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各像担持体の近傍に配置される第1の排気通路は、同じ大きさの部材で形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の排気通路は、各像担持体の主走査方向の長さとほぼ等しい長さで形成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の排気通路および第2の排気通路による排気経路が、平面視横方向に形成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の排気通路および第2の排気通路による排気経路が平面視縦方向に形成されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記転写手段は、記録媒体保持手段で搬送される転写媒体に対してトナー像を転写することを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記転写手段は、中間転写手段を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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