JP2007033587A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】余分なトナーによる機内汚れを発生させることなく、良好な現像を行なうことができる画像形成装置にする。
【解決手段】感光体ベルト12上の潜像の移動方向に対して、縦列にドナーロール46,48を具備するとともに、トナー吸引装置50としては、吸入ダクト56,58がドナーロール46,48ごとに設けられ、かつ開口部52,54がそれぞれのドナーロール46,48の近傍で飛翔するトナーを吸引するように近接して設ける。トナー吸引装置50としては、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が感光体ベルト12に向かっている方の第1ドナーロール46に近接して設けられている第1吸入ダクト56によるトナー吸引能力の方が、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が感光体ベルト12に向かっていない方の第2ドナーロール48に近接して設けられている第2吸入ダクト58によるトナー吸引能力よりも低くする。
【選択図】図6

Description

本発明は、カラー印刷可能な画像形成装置に関する。より詳細には、色材として用いられる粉体による機内汚れの改善に関する。
担持ロールを備えた現像装置が複数配列された画像形成装置は一般に知られており、この画像形成装置には、現像装置を潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列に複数供えるとともに、現像装置ごとに色材としてのトナー(粉体)の色を変え白黒から何色か追加し、各々所定の領域にトナー像を形成し重ね塗りをしないという意味で+1カラー印刷や+2カラー印刷など+Nカラー印刷と呼ばれるものや、重ね塗りによって自然色の再現が可能なフルカラー印刷と呼ばれるものまである。
たとえば、+Nカラー印刷の一例として、黒に1色追加し、重ね塗りをしない、いわゆる+1カラー印刷を例に説明する。この場合、所定の距離を置いて配設されたローラには、シームレス状の感光体ベルトが張架しており、感光体ベルトが回転し、帯電器によって感光体ベルトの表面が一様に帯電される。そして、露光部で感光体ベルト上に潜像が形成され、現像装置によって潜像が可視像(トナー像)化される。
次に、2色目の現像のため、帯電器によって感光体ベルトの表面が帯電され、露光部で感光体ベルト上に潜像が形成される。そして、現像装置によってトナー像とされた後、転写コロトロンによって給紙トレイから搬送された用紙に2色同時に転写され、熱定着されて用紙が排出される。
このような画像形成装置では、上流側で現像したトナー像を、いかに劣化させずに下流側の現像装置で現像するかが課題となる。担持ロールが磁力を用いて現像剤を保持し、現像剤のキャリアに摩擦帯電されたトナーを潜像に合わせて感光体ベルトへ接触現像させ、電気的に転写する仕組みの場合、現像剤の穂立ち(現像剤の磁力線に応じた連鎖)によって、直接上流側のトナー像が掻き取られ、画像が乱れてしまうからである。
そのため複数色を現像する現像装置としては、典型的には、表面に潜像が形成された潜像担持体にトナーを飛翔させ潜像を現像化するドナーロールと、表面にトナーとキャリアを担持し、ドナーロールにトナーだけを移動させる担持ロール(マグロールともいう)とを供えた構成が採られる。
このような画像形成装置では、画像形成装置に含まれるトナーとキャリアの重量比トナー濃度=トナー重量/(キャリア重量+トナー重量)で計算されるトナー濃度が少しでも高くなったり、現像剤が古くなって帯電性能が低下したりすると、トナーが潜像以外の背景部分などに無秩序に飛翔する問題が生じる。
一方、余分なトナーを除去する仕組みとして、たとえば特許文献1には、エアーダクトの吸引口を現像スリーブの両端に設け、マグロールの両端から吸引するとともに、排出空気の一部を現像器に当てるようにした仕組みが提案されている。この仕組みでは、両端部の粉塵の多い部分の吸引と現像器の冷却とを行なうようにしている。
特開昭62−194271号公報
しかしながら、特許文献1に記載の仕組みでは、ドナーロールにおいても両端からの吸引は有効であるが、中央部分での吸引がないため、機内汚れが発生してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、機内汚れを発生させることなく、良好な現像を行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の画像形成装置においては、先ず、潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列にドナーロールを複数具備するとともに、トナー吸引装置としては、吸入ダクト(集塵ダクト)がドナーロールごとに設けられ、かつ開口部がそれぞれのドナーロールの近傍で飛翔するトナーを吸引するように近接して設ける。
また、トナー吸引装置としては、複数の吸入ダクトによるトナーの吸引能力がそれぞれ異なるように設定する。要するに、現像装置外へのトナーの飛翔し易さに合わせて、吸入ダクトのトナー吸引能力を調整するのである。なお、トナーの吸引能力を規定するに当たっては、たとえば、風量や風速や負圧などの側面から規定することができる。
また、本発明に係る第2の画像形成装置においては、先ず、潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列にドナーロールを複数具備するとともに、吸入ダクトがドナーロールごとに設けられ、かつ開口部がそれぞれのドナーロールの近傍で飛翔するトナーを吸引するように近接して設ける。そして、現像装置としては、各ドナーロールによる現像能力がそれぞれ異なるように設定する。なお、現像能力を規定するに当たっては、たとえば、バイアス電圧の側面から規定することができる。
また従属項に記載された発明は、本発明に係る画像形成装置のさらなる有利な具体例を規定する。
たとえば、第1の画像形成装置においては、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が潜像担持体に向かっている方の第1のドナーロールに近接して設けられている第1の吸入ダクトによるトナーの吸引能力の方が、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が潜像担持体に向かっていない方の第2のドナーロールに近接して設けられている第2の吸入ダクトによるトナーの吸引能力よりも低くするのがよい。
また、第2の画像形成装置においては、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が潜像担持体に向かっている方の第1のドナーロールによる現像能力の方が、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が潜像担持体に向かっていない方の第2のドナーロールによる現像能力よりも低くするのがよい。
上記において、トナー吸引能力や現像能力を異なるものとするとは、本来同じにしようとしていたものが、ばら付きの結果として異なるものとなっていることを意味するものではなく、一方に対して他方を有意(積極的)に低く(逆に高く)することを意味する。
たとえば、4:6や3:7、さらには2:8や1:9程度にする。なお、一方を40数%程度(逆に50数%程度)にしても、一方に対して他方を有意に低く(逆に高く)していることにはなるが、本願発明の効果を十分に享受するには不十分と言ってよい。
本発明に係る第1の画像形成装置によれば、現像装置外へのトナーの飛翔し易さに合わせて、複数あるドナーロールに対応して設けられる複数の吸入ダクトのトナー吸引能力を調整するようにしたので、余分なトナーによる機内汚れを低減することができる。
また、本発明に係る第2の画像形成装置によれば、複数あるドナーロールによる各現像能力を調整するようにしたので、表面の移動が潜像担持体に向かう方のドナーロールによる現像能力を低くことができ、余分なトナーの発生を低減することで、結果的には、余分なトナーによる機内汚れを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<装置構成の概要>
図1〜図4は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の主要部の概要を示す図である。また、図5は、本発明の特徴部分である現像装置とトナー吸引装置の構成の概要を示す図である。なお、図5は、図1の配置位置と対応付けて示している。
図1〜図4に示すように、画像形成装置1は、潜像担持体として環状の感光体ベルト12を中央部に備えている。この感光体ベルト12は、複数個のローラ(本例では14,15,16の3個で示す)に張架されて、図中の矢指A方向に回転するようになっている。
画像形成装置1は、感光体ベルト12の外周面である転写面側に、帯電装置、露光装置、および現像装置で構成されるプリントエンジンが所定数、縦続配置されることで、タンデム構成のものとされる。
一例として、先ず、黒色像を印刷する第1エンジン部3として、感光体ベルト12の外周面である転写面側に、コロトロンなどの帯電装置18、露光装置20、および現像装置22がそれぞれ順番に対向して配置されており、帯電装置18によって感光体ベルト12が一様に帯電された後、露光装置20によって感光体ベルト12上に静電潜像が書き込まれ、現像装置22によって、静電潜像がトナー像として可視像化される。
また、図1、図2、および図4に示すように、黒に他の1色追加し、重ね塗りをしない、いわゆる+1カラー印刷の場合、帯電装置18、露光装置20、および現像装置22を一組として構成された第1エンジン部3の後に、帯電装置24、露光装置26、および現像装置28を一組として構成された第2エンジン部4を配置した2連タンデム構成にする。
つまり、黒に1色追加するいわゆる+1カラー印刷をタンデム構成で実現する場合、帯電装置18、露光装置20、および現像装置22で構成された第1エンジン部3、および帯電装置24、露光装置26、および現像装置28で構成された第2エンジン部4が、感光体ベルト12の移動方向に沿って順番に配置される。
そして、先ず現像装置22によって感光体ベルト12上に黒色のトナー像が形成された後、帯電装置24によって感光体ベルト12が再度帯電される。さらに、露光装置26によって感光体ベルト12上に静電潜像が書き込まれ、現像装置28によって感光体ベルト12上に現像装置22によって形成されたトナー像とは別の色のトナー像が形成される。
次に、コロトロンなどの転写装置(転写帯電器)30によって、図示しない搬送機構により搬送された用紙やOHPシートなどの記録媒体に各色のトナー像つまりトナー重ね現像でできた可視像を一気に転写した後、熱定着装置32によって記録媒体にトナー像を定着し、さらに図示しない排出機能によって、定着済の記録媒体を機外に排出する。
また、転写装置30と第1エンジン部3の帯電装置18との間には、次の印刷に先立って感光体ベルト12上に残留した余分なトナーを除去するクリーナー34が設けられている。
また、図3に示すように、黒にN色追加し、重ね塗りをしない、いわゆる+Nカラー印刷の場合、第2エンジン部4のさらに後流側に、同様の構成のエンジン部が順次配され、トータルで、第1エンジン部以外にNセットのエンジン部を配設することになる。
たとえば、イエロー(Y)用の帯電装置24Y、露光装置26Y、および現像装置28Yでなるイエロー用のエンジン部の他に、マゼンタ(M)用の帯電装置24M、露光装置26M、および現像装置28Mでなるマゼンタ用のエンジン部と、シアン(C)用の帯電装置24C、露光装置26C、および現像装置28Cでなるシアン用のエンジン部とを順次配置した4連タンデム構成にする。
この場合にも、順次感光体ベルト12上の潜像をトナーにより可視像にしていくことを繰り返し、シアン(C)+マゼンタ(M)+イエロー(Y)+黒(BK)の現像各色を重ねていく。ただし、黒は重ねての現像は行なわない。
なお、各色用のエンジン部の配設順は図示した例に限らず、何れの色を優先するかで、その順序を規定すればよい。
ここで、感光体ベルト12の移動方向の最上流に位置する第1エンジン部3に設けられる現像装置22は、キャリア35とトナー36(ここでは黒色トナー)とで構成された現像剤が充填されており、キャリア35およびトナー36は、図示しない攪拌装置により攪拌され摩擦帯電される。
また、現像装置22は、表面にトナー36とキャリア35を担持する担持ロール(マグロール)40を備えており、キャリア35を介して担持ロール40に担持されたトナー36を感光体ベルト12側に飛翔させ、感光体ベルト12の表面に形成された潜像を現像化する。
一方、現像装置22の下流側に位置する第2エンジン部4の現像装置28は、たとえば特開平05−037523号公報や特開2005−37523号公報などに記載の仕組みと同様に、複数(典型例は2本)のドナーロールを用いて現像を行なう仕組みを採用しており、表面に潜像が形成された潜像担持体としての感光体ベルト12にトナーを飛翔させることで潜像を現像化する複数のドナーロール46,48、および、表面にトナーとキャリアとを担持し、各ドナーロール46,48にトナーを移動させる担持ロール(マグロール)42とを備えている。この現像装置28には、現像装置22のトナー36とは異なる色のトナー38が充填されている。
また、現像装置28は、担持ロール42の近傍に、高さ規制部材としてのトリマーバー44を備えており、現像剤の磁力線に沿ってできた穂立ちの高さを規制するようになっている。
なおここでは、潜像担持体としての感光体ベルト12の回転移動方向に対して、下流側に設けられる方を第1ドナーロール46、上流側に設けられる方を第2ドナーロール48とする。
各ドナーロール46,48は、担持ロール42と感光体ベルト12の間に配設されており、各ドナーロール46,48には対向ロール49a、49bがそれぞれ感光体ベルト12を挟んで対向して配設され、感光体ベルト12の内周面(転写面の裏面)にドナーロール46,48が摺接されるようになっている。これにより、感光体ベルト12とドナーロール46,48のクリアランス(たとえば0.3〜0.5mm)を一定に保持し、濃度の均一化を図っている。
また、ドナーロール46,48と担持ロール42の間には、バイアス電圧を印加させ、担持ロール42の表面に担持されたトナー38のみがドナーロール46,48へ移動するようにしている。そして、ドナーロール46,48の表面に担持されたトナー38を感光体ベルト12へ飛翔させて、感光体ベルト12の表面に形成された潜像を現像する。
なお、本例では、第1エンジン部3用の現像装置22と第2エンジン部4用の現像装置28とを異なるものとしているが、現像装置22を現像装置28に置き換えることも可能である。
現像装置28のバイアス電圧は、図示しない制御装置によって制御されており、ドナーロール46,48のうち、感光体ベルト12の移動する上流側のドナーロール48に印加するバイアス電圧を、たとえば200〜250VDC、1.5〜2kVpp、3〜10kHzとし、ドナーロール48に印加するバイアス電圧を、たとえば250〜300VDC、2〜2.5kVpp、3〜10kHzとし、下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を上流側のドナーロール48よりも大きくしている。
また、現像装置28の下流側には、濃度センサ31が配設されており、この濃度センサ31によって、感光体ベルト12に形成されたトナー像の濃度を測定するようになっている。濃度センサ31は、図示しない制御装置と接続されており、測定されたデータによって、ドナーロール48と担持ロール42の間のバイアス電圧が調整される。
たとえば、現像装置28によって形成されたトナー像の濃度を印刷ごとに測定し、制御装置を介して、担持ロール42と各ドナーロール46,48(または何れか一方)との間に印加されるバイアス電圧を調整することで、複数枚の印刷時において生じる濃度ムラを抑制することができる。
また、現像装置28の各ドナーロール46,48は、図示しない制御装置によって制御されており、たとえば図1および図5に示すように、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向が、感光体ベルト12の移動方向と逆向きとなるように回転駆動されるようになっている。また、現像装置28の担持ロール42は、図示しない制御装置によって制御されており、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向が、感光体ベルト12の移動方向と逆向きとなるように回転駆動されるようになっている。
なお、図2に示すように、各ドナーロール46,48は、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を、感光体ベルト12の移動方向と同じきとなるように回転駆動してもよいし、また、担持ロール42は、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向が、感光体ベルト12の移動方向と同じ向きとなるように回転駆動してもよい。
また、担持ロール42の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と逆向きとする場合、ドナーロール46,48を担持ロール42に対して従動させる構成を採ることもできる。一般的には従動でない方が、ドナーロールに多くのトナーを供給でき、現像性が上がる。
また、図1、図2、および図5に示すように、2つのドナーロール46,48の近傍には、現像装置28から飛翔するトナーを吸引するべく、図示しない開口部が形成された吸入ダクト(吸引ダクト)56,58を具備してなるトナー吸引装置50が設けられている。本例では、吸入ダクトに対してその表面の回転移動方向が潜像担持体としての感光体ベルト12に向かっている方の第1ドナーロール46の近傍に第1吸入ダクト56が配設され、吸入ダクトに対してその表面の回転移動方向が潜像担持体としての感光体ベルト12に向かっていない方の第2ドナーロール48の近傍に第2吸入ダクト58が配設されている。
各吸入ダクト56,58は、内部が空洞とされた長尺状の筐体を主要部とするものであり、その長手方向(紙面の奥行き方向)に沿ってそれぞれ所定形状および所定数の開口部が設けられている。第1ドナーロール46の周面の長手方向に沿って、その周面近傍に第1吸入ダクト56の開口部が配置され、第2ドナーロール48の周面の長手方向に沿って、その周面近傍に第2吸入ダクト58の開口部が配置される。各ドナーロール46,48の周面の長手方向に沿って各吸入ダクト56,58の開口部を配置することで、ドナーロールの両端だけでなく中央部分でも吸引を行なうようにすることで、特開昭62−194271号公報に記載の仕組みよりも、機内汚れの発生を軽減できる。
なお、図示を割愛するが、各吸入ダクト56,58のドナーロール46,48とは反対側には主に現像装置28から飛散するトナーを、開口部を介して吸引するための排気ファン(サイクロンともいう)や、飛散トナーを集塵する集塵フィルタや、飛散トナーを除去するオゾンフィルタなどが設けられ、最後に、排気口を通して空気を外に出すようになっている。この種のトナー吸引の技術は、たとえば、特開昭62−194271号公報や特開平7−140858号公報などに開示されている。
なお、本実施形態では、各吸入ダクト56,58は、根本で繋がった構成のものとする。こうすることで、排気ファンは、各吸入ダクト56,58に対して1つを共通に使用する、つまり第1吸入ダクト56と第2吸入ダクト58とが、共通のファンにより排気されるように構成することができる。
なお、各1本の吸入ダクト56,58で個別に排気ファンを設けるように構成する、つまり第1吸入ダクト56と第2吸入ダクト58とが、それぞれ別個のファンにより排気されるように構成することもできる。ただし、この場合、排気ファンが個別に必要になるのでコストアップになる。
ここで、詳細は後述するが、本実施形態においては、各ドナーロール46,48による現像能力を略均等とする(現像割合を略均一にする)ことを前提としつつ(ただし必須ではない)、各吸入ダクト56,58によるトナーの吸引能力(集塵能力と等価)を、積極的に異なるものとする、つまり、各吸入ダクト56,58によるトナー吸引能力を、たとえば4:6や3:7さらには2:8や1:9程度にするなど、意図的に不均等な配分にする。
このため、各吸入ダクト56,58の長手方向(紙面の奥行き方向)に沿って設けられている所定形状および所定数の開口部を、それぞれ異なるものとする。特に本実施形態の構成においては、第1ドナーロール46側の第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が、第2ドナーロール48側の第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低く設定する点に特徴を有する。
なお、図1〜図3では、1つの担持ロール42に対してドナーロール46,48と言うように2つ配設したが、ドナーロールの数は感光体ベルト12の速度に応じて変動させるのが好ましい。さらに、1つの担持ロール42に対して2つドナーロール46,48を用いたが、1つの色に対して複数のドナーロールを配設すればよいため、これに限るものではない。
たとえば、図4に示すように、1つの色に対して、複数の担持ロール42,43を配設し、この担持ロール42,43に対応してそれぞれドナーロール46,48を配設してドナーロールを複数設けるようにしてもよいが、1つの担持ロールに対してドナーロールを複数配設させた場合の方がコスト的には好ましい。
<現像とトナー吸引の作用について>
次に、本発明の特徴部分である現像装置とトナー吸引装置の作用についてさらに詳しく説明する。
図6は、本発明の特徴部分である現像装置とトナー吸引装置の構成の詳細を示す図である。ここでは、図1の配置位置と対応付けて示している。
図示するように、現像装置28を構成するドナーロール46,48に対して吸入ダクト56,58を具備したトナー吸引装置50を備えている。具体的には、吸入ダクトに対してその表面の回転移動方向が感光体ベルト12側となる下流側の第1ドナーロール46(図中のBを付したもの)の近傍に、開口部52が第1ドナーロール46の周面側と対向するように設けられた第1吸入ダクト56が配設されている。
また、吸入ダクトに対してその表面の回転移動方向が感光体ベルト12側と反対方向すなわち現像装置28の内部側となる上流側の第2ドナーロール48(図中のCを付したもの)の近傍に、開口部54が第2ドナーロール48の周面側と対向するように設けられた第2吸入ダクト58が配設されている。
担持ロール42の近傍には、トリマーバー44が設けられており、図中のA部における、現像剤の磁力線に沿ってできた穂立ちの高さを規制するようになっている。
このような現像装置28および吸入ダクト56,58を具備してなるトナー吸引装置50を備えた前述のような構成の画像形成装置1によれば、感光体ベルト12の移動方向の下流側の現像装置28において、ドナーロール46,48に、対向ロール49をそれぞれ対向して配設し、感光体ベルト12とドナーロール46,48のクリアランス(0.3〜0.5mm)を一定に保持することで、濃度の均一化を図るとともに、感光体ベルト12とドナーロール46,48との干渉を防止し、感光体ベルト12の寿命を長くすることができる。
また、ドナーロール46,48上のトナー38のみが、感光体ベルト12の潜像に対し飛翔して、トナー像を感光体ベルト12上に形成するため、穂立ちによる先行トナー像の乱れがない。
さらに、現像装置28において、1色に対して複数のドナーロール46,48を配設する構成を採ったことで、1本当たりのドナーロール46,48に負荷される交流電場を小さくすることができ、上流側のトナー像の乱れを防止することができる。
ところで、ドナーロール46,48のうち、感光体ベルト12の移動する上流側のドナーロール48よりも下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を大きくしており、これにより、ドナーロール46に掛かる負荷(トナーを飛翔させる量)を小さくしている。
たとえば、上流側のドナーロール48と下流側のドナーロール46とで、印加するバイアス電圧を同じ(250V、2kVpp)にした場合、ドナーロール48より先に感光体ベルト12上の潜像に対面するドナーロール46の方が、より多くのトナー38が飛翔して、ドナーロール46によって約90%の現像が行なわれる。このため、ドナーロール48はドナーロール46の補助的なものとなってしまい、上流側とドナーロール46と下流側のドナーロール46とで現像の割合が大きく異なってしまう。
このように、ドナーロール46の現像の割合が多くなると、ドナーロール46を高速回転させたとき、トナー38を飛翔させた後、ドナーロール46が1回転する間に、ドナーロール46の表面にトナー38をフルに担持させることができない。このため、ドナーロール46に担持されたトナー38の濃淡によって生じる、いわゆるリロードまたはゴーストが発生してしまう。
しかし、本形態のように、ドナーロール46に印加するバイアス電圧を200〜250VDC、1.5〜2kVppとし、ドナーロール48に印加するバイアス電圧を250〜300VDC、2〜2.5kVppとして、上流側のドナーロール48より下流側のドナーロール46について、印加するバイアス電圧を大きくすることで、ドナーロール46に約90%依存していた現像割合を、上流側のドナーロール48と下流側のドナーロール46とで、略均一にすることができる。
これにより、1つのドナーロール46,48で飛翔させるトナー38の量を抑制することができ、ドナーロール46,48を高速回転させても、トナー38の飛翔後ドナーロール46,48が一回転する間に、ドナーロール46,48の表面にトナー38をフルに担持させることが可能となり、いわゆるリロードまたはゴーストを防止することができる。
このように、1つの色に対して複数のドナーロール46,48を用いるとともに、各ドナーロール46,48で現像の割合を略同一にして、1本当たりのドナーロール46,48の負荷を小さくすることで、感光体ベルト12の高速化に対して安定した現像を行なうことができる。これにより、濃度ムラを改善し、色再現の忠実性が上がり、画像品質を向上させることができる。
なお、ここでは、上流側のドナーロール48よりも下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を大きくして、上流側のドナーロール48に掛かる負荷(トナーを飛翔させる量)を小さくしたが、上流側のドナーロール48と下流側のドナーロール46とで、現像割合を略均一にすることができればよいため、これに限るものではない。
たとえば、上流側のドナーロール48より下流側のドナーロール46の表面抵抗値を小さくしてもよい。これにより、上流側のドナーロール48よりも下流側のドナーロール46にトナー38が付着し易くなる。したがって、担持ロール42からドナーロール48へ移動するトナー38の量を多くすることができ、多くのトナー38を感光体ベルト12へ飛翔させることができる。このため、ドナーロール46に掛かる負荷を小さくし、結果的に、ドナーロール46とドナーロール48とで現像の割合を均一にすることができる。
また、上流側のドナーロール48よりも下流側のドナーロール46の回転数を多くしてもよい。これにより、下流側のドナーロール46と感光体ベルト12との対面時間を増加させることができ、ドナーロール48の現像の割合を増やすことができる。したがって、ドナーロール46に掛かる負荷を小さくすることができ、ドナーロール46とドナーロール48とで現像の割合を均一にすることができる。
さらに、これらを複合させた状態で使用してもよい。たとえば、上流側のドナーロール48よりも下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を大きくするとともに、上流側のドナーロール48よりも、下流側のドナーロール46の回転数を多くしてもよい。
ただし、このようにして濃度ムラの改善や色再現の忠実性の向上を図ることで画像品質を向上させることができるが、現像装置28から飛翔するトナーによる機内汚れの問題が依然として残る。本実施形態では、この機内汚れの問題を、各吸入ダクト56,58によるトナーの吸引能力を異なるものとすることで解決する。以下、この点について詳しく説明する。
<集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案;第1実施形態>
図7は、集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案の第1実施形態を説明する図であって、この第1実施形態において用いる各吸入ダクト56,58の構成例を示す外観斜視図である。
先にも説明したように、本実施形態においては、各吸入ダクト56,58によるトナーの吸引能力を異なるものとするべく、各吸入ダクト56,58の長手方向に沿って設けられている開口部の形状および数をそれぞれ異なるものとしている。
すなわち、図1、図3、あるいは図5などに示したように、各ドナーロール46,48が、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と逆向きとなるように回転駆動する構成の場合には、トナーの吸引能力を異なるものとするに当たっては、ダクトに対して表面の移動が感光体ベルト12に向かっている方の第1ドナーロール46に近接して設けられている第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が、ダクトに対して表面の移動が感光体ベルト12に向かっていない方の第2ドナーロール48に近接して設けられている第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低くすることが肝要である。こうすることで、機内のトナー汚れをドナーロール表面の移動方向が感光体ベルト12と反対方向に向かっている方にトナー吸引をさせるようにする。
なぜなら、吸引しきれなかったトナーが、隣接する吸引ダクトの周辺に蓄積し易く、この余分なトナーがドナーロールに付着する。ドナーロールに付着したトナーは電気的な結合力はないので、現像装置外に飛翔する。ドナーロール表面の移動方向が感光体ベルト12に向かっている方の吸入ダクト(集塵ダクト)の吸引能力(集塵能力と等価)を、従来のように、移動方向が感光体ベルト12と反対方向に向かっている方と同じにした場合、感光体ベルト12に向かっている方の吸入ダクトの付近に蓄積したトナーが容易に現像装置外に飛翔する。よって、現像装置外へのトナーの飛翔し易さに合わせて、吸入ダクトによる吸引能力を調整すれば、機内汚れを発生させることなく、良好な現像を行なうことができるようになる。
たとえば、図6に示した配置構成と回転方向の場合には、各ドナーロール46,48には隣接して吸入ダクト56,58が設置されているが、第1ドナーロール46は第1吸入ダクト56から見て、その周面の回転移動方向(回転移動面の方向)が感光体ベルト12に向かっているが、他方の第2ドナーロール48は、第2吸入ダクト58から見て回転移動面の方向が感光体ベルト12とは反対方向、つまり、現像装置28内部に向かうようになっている。
そのために、第1吸入ダクト56では、その第1吸入ダクト56近辺に付着したトナーが容易に感光体ベルト12に向かうので、そのトナーによる紙面汚れの発生を引き起こす可能性があるに対して、第2吸入ダクト58では、その第2吸入ダクト58近辺に付着したトナーが現像装置28内に戻されるので、紙面汚れの発生の懸念はない。
そこで、第2ドナーロール48に隣接する第2吸入ダクト58による吸引能力を増加させてトナーを吸引し、第1ドナーロール46に隣接する第1吸入ダクト56による吸引能力を第1吸入ダクト56に比べると小さくして吸引するように、各吸入ダクト56,58に設ける開口部52,54の形状や数を適正に設定する。
たとえば、感光体ベルト12の回転移動方向に対して下流側の第1吸入ダクト56は、図7(A)に示すように、その長手方向に沿って、矩形状もしくは円形状の開口部52が所定間隔を隔てて複数個形成されている。これに対して、感光体ベルト12の回転移動方向に対して上流側の第2吸入ダクト58は、図7(B)に示すように、その長手方向に沿って1本のスリット状の開口部52が形成されている。開口部の数や面積の比較では、第1吸入ダクト56の方が少ないこととなる。
各吸入ダクト56,58の長手方向の一方の端部56a,58aは開放端とされ、他端56b,58bは、各吸入ダクト56,58に対して1つの排気ファンを共通に使用するべく、根本で繋がった分岐構成のものとなるようにされている。
このような構成の場合、開口部の数や面積が少ない第1吸入ダクト56の方が、開口部を介してのエアーを吸い難くなるために、風量や風速が低くなりまた負圧が高くなり、吸塵効率(つまりトナーの吸引能力や集塵能力)が低くなる。
吸入ダクト56,58の一方の端部56a,58bは開放端とされ、他方の端部56b,58b側には排気ファンが設けられるので、各吸入ダクト56,58の空洞内のエアーフローの向きは、一方の端部56a,58bを入力(IN)とし、他方の端部56b,58bを出力(OUT)とする方向となる。
ここで、吸引能力(集塵能力と等価)は、様々な観点から規定することができる。その一例としては、前述の説明から分かるように、風量(エアー量)で規定することが考えられる。この場合、第1ドナーロール46に近接して設けられている第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が、第2ドナーロール48に近接して設けられている第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低くするには、第1吸入ダクト56による風量の方が第2吸入ダクト58による風量よりも小さくすればよい。風量が大きいほど吸引能力が高くなるからである。
<実施例>
図8は、風量の観点から吸引能力を規定した場合の実施例を説明する図であって、本実施形態による風量配分と従来例による風量配分とを比較して示している。ここで、図8(A)は本実施形態による風量配分を示し、図8(B)は従来例による風量配分を示している。
なお、従来例は、各ドナーロール46,48に隣接して設けられる各吸入ダクトによるトナーの吸引能力を同じとするものであり、たとえば、各ドナーロール46,48に対して、本実施形態の第2吸入ダクト58と同様のものを使用した場合と考えてよい。
本実施形態では、図8(A)に示すように、第1ドナーロール46側の第1吸入ダクト56による風量の方が第2ドナーロール48側の第2吸入ダクト58による風量よりも小さくすることで、第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が、第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低くしている。これに対して、従来例では、図8(B)に示すように、第1ドナーロール46側および第2ドナーロール48側の何れについてもほぼ同じ風量にすることで同等の吸引能力としている。
なお、スリット状の開口部54が形成された第2吸入ダクト58の、その開口部54によるトナーの吸引能力を比較した場合、本実施形態および従来例の何れも、その長手方向においては、空洞内のエアーフローに沿って漸次低下する、つまり、入力(IN)側となる一方の端部56a,58bの方が吸引能力が高く、出力(OUT)側となる他方の端部56b,58bの方が低くなる。
一方、矩形状もしくは円形状の開口部52が長手方向に所定間隔を隔てて複数個形成された第1吸入ダクト56の、各開口部52によるトナーの吸引能力を比較した場合、概ね同じような吸引能力となる。
このように、本実施形態のトナー吸引機能(集塵機構と等価)によれば、第1ドナーロール46側と第2ドナーロール48側の各吸入ダクト56,58による風量とそれに基づくトナーの吸引能力を異なるようにする(詳しくは第1ドナーロール46側の方を低くする)ようにしたので、プリンタ装置におけるトナー汚れを激減できるようになる。
また、付加的な効果として、第2ドナーロール48側の第2吸入ダクト58により、余分なトナーを現像装置内に戻すことができ、これにより、トナー集塵フィルタの寿命を大幅に延長することができるし、トナーボトルの寿命を延長することもできる。
加えて、複数のドナーロールによってトナー像を形成するため、1本当たりのドナーロールに負荷される交流電場を小さくすることができ、上流側のトナー像の乱れを防止することができる。また、ドナーロールを複数設けることで、潜像担持体を高速回転させても、トナーが複数回に亘って飛翔するため、潜像担持体上にトナー像を確実に形成させることができるとともに、高速化に伴うトナー像の濃度低下を抑えることができる。
<集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案;第1実施形態の変形例>
なお、図8の例では、吸引能力(集塵能力と等価)を風量(エアー量)の観点から規定した事例で説明したが、それ以外にも、たとえば吸入ダクトによる風速の観点から吸引能力(集塵能力と等価)を規定することもできる。この場合、第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低くするには、第1吸入ダクト56による風速の方が第2吸入ダクト58による風速よりも低くすればよい。風速が大きいほど吸引能力が高くなるからである。
また、吸入ダクト内の負圧の観点から吸引能力(集塵能力と等価)を規定することもできる。この場合、各吸入ダクト56,58に対して1つの排気ファンを共通に使用するべく、根本で繋がった分岐構成のものとした本実施形態の構成においては、第1吸入ダクト56によるトナーの吸引能力の方が第2吸入ダクト58によるトナーの吸引能力よりも低くするには、第1吸入ダクト56内の負圧の方が第2吸入ダクト58内の負圧よりも高くすればよい。開口部52の数や面積が少ない第1吸入ダクト56の方が、開口部52を介してのエアーを吸い難くなるために負圧(の絶対値)が高くなり吸塵効率が低くなるからである。
なお、各1本の吸入ダクト56,58で個別に排気ファンを設けるように構成する場合には、同じ開口部の形状および数としつつ排気ファンの吸引能力を調整することで、開口部を介してのエアーの吸い易さ(吸い難くさ)を調整することもでき、この場合、初めから負圧が低い、つまり吸塵効率の悪いブロワー(吸入ダクトと排気ファンの組合せでなるもの)を第1ドナーロール46側に使うこともできる。同じ開口部で負圧が高いものと低いものでは、高いものの集塵能力が高いと考えてよいからである。
なお、各1本の吸入ダクト56,58で個別に排気ファンを設けるように構成する場合において、吸引能力(集塵能力と等価)を風量や風速の観点から規定する場合にも、同じ開口部の形状および数としつつ排気ファンの吸引能力を調整することで、開口部を介してのエアーの吸い易さ(吸い難くさ)を調整することもできる。この場合、初めから風量や風速の低い、つまり吸塵効率の悪いブロワー(吸入ダクトと排気ファンの組合せでなるもの)を第1ドナーロール46側に使うこともできる。同じ開口部で風量や風速が高いものと低いものでは、高いものの方が集塵能力が高いと考えてよいからである。
ただし、吸入ダクト56,58が、共通のファンにより排気されるように構成(共通ファンの構成ともいう)されているのか、それぞれ別個のファンにより排気されるように構成(個別ファンの構成ともいう)されているのかで、それぞれ特有の効果がある。
たとえば、共通ファンの構成にすると、コスト低減を図ることができる反面、開口部の形状や数を調整してトナー吸引能力を意図的に不均等にすると、調整が不可能と言うことではないがトナー吸引能力の調整の自由度に劣る。たとえば、エアーフローの出力側から排気ファンまでの経路上に開口絞りを設けることでエアー量を調整できるが、制御回路だけでなくメカ部材である開口絞りを必要とするので、共通ファンの構成にしてコスト低減を図る効果が低下してしまう。
これに対して、個別ファンの構成にすると、排気ファンが個別に必要になるのでコストアップになるものの、各ファンの駆動能力を調整することで、トナー吸引能力を意図的に不均等にする際の調整が容易である。それぞれのトナー吸引能力を実働状態に合わせて柔軟に調整することができる。
何れにしても、各ドナーロール46,48の近傍に設けられる各吸入ダクト56,58の各吸引能力を異なるものと(本例では潜像担持体としての感光体ベルト12の移動方向下流側の第1ドナーロール46側の方が低くなるように)すればよく、その限りにおいて、様々な構成を採ることができる。
なお、上記で説明したトナー吸引能力配分の説明は、図1、図3、図5、あるいは図6などに示したように、各ドナーロール46,48が、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と逆向きとなるように回転駆動した場合の例であるが、図2に示したように、各ドナーロール46,48が、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と同じ向きとなるように回転駆動した場合には、上記で説明したトナー吸引能力配分を逆にすればよい。
すなわち、図2に示した構成の場合、各ドナーロール46,48には隣接して吸入ダクト56,58が設置されているが、上流側の第2ドナーロール48は第2吸入ダクト56から見て、その周面の回転移動方向(回転移動面の方向)が感光体ベルト12に向かっているが、他方の第1ドナーロール46は、第1吸入ダクト56から見て回転移動面の方向が感光体ベルト12とは反対方向、つまり、現像装置28内部に向かうようになる。
そのために、第2吸入ダクト58では、その第2吸入ダクト58近辺に付着したトナーが容易に感光体ベルト12に向かうので、そのトナーによる紙面汚れの発生を引き起こす可能性があるに対して、第1吸入ダクト56では、その第1吸入ダクト56近辺に付着したトナーが現像装置28内に戻されるので、紙面汚れの発生の懸念はない。
そこで、第1ドナーロール46に隣接する第1吸入ダクト56による吸引能力を増加させてトナーを吸引し、第2ドナーロール48に隣接する第2吸入ダクト58による吸引能力を第2吸入ダクト58に比べると小さくして吸引するように、各吸入ダクト56,58に設ける開口部52,54の形状や数を適正に設定すればよい。つまり、図6などに示した配置構成と回転方向の場合とは逆のトナー吸引能力配分とすればよいことになる。
<集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案;第2実施形態>
図9は、集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案の第2実施形態を説明する図であって、この第2実施形態において用いる、トナー吸引能力を低下させる方の吸入ダクトを示す構造図である。
この第2実施形態は、トナー吸引能力を低下させる方の吸入ダクト、すなわち、図1、図3、図5、図6などの構成および回転方向では第1吸入ダクト56側、図2の構成および回転方向では第2吸入ダクト58側についての変形例である。
この第2実施形態は、トナー吸引能力を低下させる方の吸入ダクトに設けられる開口部を、可撓性の部材と、この可撓性の部材を支持するとともに開口部に対応する所定範囲の肉厚が除去された基材とでなる積層部材で、基材が吸入ダクト側となるようにして覆う点に特徴を有する。
たとえば、図9(A)に示すように、感光体ベルト12の回転移動方向に対して下流側の第1吸入ダクト56は、その長手方向に沿って、矩形状もしくは円形状の開口部53が所定間隔を隔てて複数個形成されている。各開口部53の開口面積は、第1実施形態の第1吸入ダクト56に設けた開口部52の開口面積よりも少し大きくしている。
また、第1吸入ダクト56の長手方向に沿って、マイラーなどでなる可撓性の薄膜フィルム62とウレタンフォームなどでなる基材64とが積層された長尺状の積層部材60で、全ての開口部52を覆うようにしている。
図9(B)に開口部53における断面を示し、また図9(C)に、開口部53の積層部材60の断面拡大図を示すように、積層部材60は、基材64の開口部53に対応する所定範囲の肉厚を除去しており、基材64側が第1吸入ダクト56側となるようにして各開口部53を覆うようにしている。
つまり、第1吸入ダクト56の開口部分を最初から小さくするのではなく、大きな開口にしておき、ウレタンフォームなどでなる基材64にマイラーなどでなる薄膜フィルム62を貼付したシート部材としての積層部材60を用いている。このような構造にすることで、積層部材60の薄膜フィルム62が振動して、その振動により、第1吸入ダクト56内のトナーが移動し易くなる。
第1実施形態の第1吸入ダクト56の場合、通常は、成型品のダクトの開口部を小さく形成することで対応することが考えられる。しかしながらこの場合、風量が十分な大型機種では問題がないが,騒音の関係から風量の総量を小さくしたものや、集塵フィルタが古くなって風量が低下した際に、トナーの吸引能力(具体的には風量など)を小さくした、第1ドナーロール46に隣接した第1吸入ダクト56内にトナーが残り、その第1吸入ダクト56内でトナーが詰まってしまい、場合によっては開口部52を塞いでしまうトラブルが起こり得る。結果的には、第1吸入ダクト56による集塵機能を十分に果たさなくなってしまう。
これに対して、第2実施形態のように、薄膜フィルム62と基材64とでなる積層部材60で開口部53を覆うようにする、さらに好ましくは、開口部53を大きめの開口面積に形成しておくと、薄膜フィルム62が振動して、その振動によりダクト内のトナーが移動し易くなり、開口部53を塞ぐ可能性も少なくなる。第1吸入ダクト56による集塵能力を第2吸入ダクト58による集塵能力よりも低くしたとしても、その能力範囲で、集塵機能を果たし続けることができる。
<現像機能の側面からの機内汚れに対する改善案>
上記の説明では、各ドナーロール46,48による現像能力を略均等とすることを前提としつつ(ただし必須ではない)、各吸入ダクト56,58によるトナーの吸引能力を異なるものとすることで、集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案を示していた。しかしながら、このようなアプローチに限らず、他の観点からの解決手法もある。
たとえば、そもそもの汚れの発生原因は、吸引ダクトで吸引しきれなかった余分なトナーが現像装置内を浮遊し、それがドナーロールに隣接する吸引ダクトの周辺に蓄積し易く、余分なトナーがドナーロールに付着し、現像装置外に向かって飛翔することにある。
したがって、各吸入ダクト56,58によるトナー吸引能力(集塵能力)を略均等とすることを前提とし(ただし必須ではない)、かつ全体としての現像能力を落とさないようにしつつ、余分なトナーができるだけ発生しないように工夫をすることでも、機内汚れに対する改善策となり得る。この点では、担持ロール42からドナーロール46,48に供給するトナー量を少なくすることで、余分なトナーの発生を低減し、その結果として、余分なトナーによる機内汚れを低減することが考えられる。
この際には、複数のドナーロール46,48で現像を行なうようにしているので、両者の現像能力の総計が維持されるようにしつつ、たとえば4:6や3:7さらには2:8や1:9程度にするなど、両者の現像能力を積極的に不均等に調整することで、機内汚れを発生させることなく、良好な現像を行なうことができるようになる。
具体的には、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が感光体ベルト12に向かっている方のドナーロールによる現像能力の方が、対応する吸引ダクトに対する表面の移動が感光体ベルト12に向かっていない方のドナーロールによる現像能力よりも低くすることが肝要である。
図1、図3、あるいは図5などに示したように、各ドナーロール46,48が、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と逆向きとなるように回転駆動する構成の場合には、第1ドナーロール46側の現像能力の方が第2ドナーロール48側の現像能力よりも低くすればよい。
また、図2に示したように、各ドナーロール46,48が、感光体ベルト12と対向する側のその表面の回転移動方向を感光体ベルト12の移動方向と同じ向きとなるように回転駆動する構成の場合には、第2ドナーロール48側の現像能力の方が第1ドナーロール46側の現像能力よりも低くすればよい。
なお、先にも説明したが、現像能力の調整に当たっては、バイアス電圧を調整するのが、一般的に採用し易い。第1実施形態で説明したように、各ドナーロール46,48による現像能力を略均等とする場合、下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を上流側のドナーロール48に印加するバイアス電圧よりも大きくする。
この点では、図1、図3、あるいは図5などに示した構成の場合、下流側のドナーロール46に印加するバイアス電圧を上流側のドナーロール48に印加するバイアス電圧よりも小さくすれば、第1ドナーロール46のバイアス電圧の方が第2ドナーロール48のバイアス電圧よりも現像し易い設定にでき、第1ドナーロール46側の現像能力の方が第2ドナーロール48側の現像能力よりも低くできる。
ただし、担持ロール42から各ドナーロール46,48に供給されるトナー量を調整できればよく、バイアス電圧を調整する手法以外を採用することで、現像割合を不均一にすることもできる。たとえば、トリマーバー44による現像剤の磁力線に沿ってできた穂立ちの高さの規制量を調整してもよい。
なお、第1実施形態において、ドナーロール46,48による現像能力を略均等とする手法として、バイアス電圧を調整する手法以外に、ドナーロール46,48の表面抵抗値を調整する手法や、ドナーロール46,48の回転数を調整する手法や、これらの組合せの手法を採り得るものとしたが、これらの手法は、各ドナーロール46,48へのトナー供給量を調整する手法としては採用し難い。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態では、現像装置を潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列に複数供えるとともに、現像装置ごとにトナーの色を変え白黒から何色か追加し、各々所定の領域にトナー像を形成し重ね塗りをしない+Nカラー印刷と呼ばれる方式に使用される現像装置およびトナー吸引装置への適用事例で説明したが、上記実施形態で説明した汚れ対策の手法は、これに限らず、重ね塗りによって自然色の再現が可能なフルカラー印刷と呼ばれる方式に使用される現像装置およびトナー吸引装置に対しても適用できる。
また、集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案と現像機能の側面からの機内汚れに対する改善案とを組み合わせることもできる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の主要部の概要を示す図(その1)である。 本発明に係る画像形成装置の一実施形態の主要部の概要を示す図(その2)である。 本発明に係る画像形成装置の一実施形態の主要部の概要を示す図(その3)である。 本発明に係る画像形成装置の一実施形態の主要部の概要を示す図(その4)である。 本発明の特徴部分である現像装置とトナー吸引装置の構成の概要を示す図である。 本発明の特徴部分である現像装置とトナー吸引装置の構成の詳細を示す図である。 集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案の第1実施形態を説明する図である。 風量の観点から吸引能力を規定した場合の実施例を説明する図である。 集塵機能の側面からの機内汚れに対する改善案の第2実施形態を説明する図である。
符号の説明
1…画像形成装置、3…第1エンジン部、4…第2エンジン部、12…感光体ベルト(潜像担持体)、18,24…帯電装置、20,26…露光装置、22,28…現像装置、30…転写装置、32…熱定着装置、34…クリーナー、35…キャリア、36,38…トナー、40,42…担持ロール、44…トリマーバー、46…第1ドナーロール、48…第2ドナーロール、50…トナー吸引装置、52,53,54…開口部、56…第1吸入ダクト、58…第2吸入ダクト、60…積層部材、62…薄膜フィルム、64…基材

Claims (11)

  1. 表面に潜像が形成された潜像担持体にトナーを飛翔させることで前記潜像を現像化するドナーロール、および、表面にトナーとキャリアとを担持し、前記ドナーロールにトナーを移動させる担持ロールとを具備してなる現像装置と、前記現像装置から飛翔するトナーを吸引するべく、開口部が形成された吸入ダクトを具備してなるトナー吸引装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記現像装置は、
    前記潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列に前記ドナーロールを複数具備するとともに、前記吸入ダクトが前記ドナーロールごとに設けられ、かつ前記開口部がそれぞれの前記ドナーロールの近傍で飛翔するトナーを吸引するように近接して設けられており、
    さらに、トナー吸引装置は、複数の前記吸入ダクトによるトナーの吸引能力がそれぞれ異なるように設定されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 対応する前記吸引ダクトに対する表面の移動が前記潜像担持体に向かっている方の第1の前記ドナーロールに近接して設けられている第1の前記吸入ダクトによるトナーの吸引能力の方が、対応する前記吸引ダクトに対する表面の移動が前記潜像担持体に向かっていない方の第2の前記ドナーロールに近接して設けられている第2の前記吸入ダクトによるトナーの吸引能力よりも低い
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記吸引能力は、前記吸入ダクトによる風量で規定され、
    前記第1の吸入ダクトによる風量の方が、前記第2の吸入ダクトによる風量よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸引能力は、前記吸入ダクトによる風速で規定され、
    前記第1の吸入ダクトによる風速の方が、前記第2の吸入ダクトによる風速よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記吸引能力は、前記吸入ダクト内の負圧で規定され、
    前記第1の吸入ダクトと前記第2の吸入ダクトとが、共通のファンにより排気されるように構成されており、かつ、
    前記第1の吸入ダクト内の負圧の方が、前記第2の吸入ダクト内の負圧よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記吸引能力は、前記吸入ダクト内の負圧で規定され、
    前記第1の吸入ダクトと前記第2の吸入ダクトとが、それぞれ別個のファンにより排気されるように構成されており、かつ、
    前記第1の吸入ダクト内の負圧の方が、前記第2の吸入ダクト内の負圧よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. トナー吸引能力を低下させる方の吸入ダクトに設けられる前記開口部は、可撓性の部材と前記可撓性の部材を支持するとともに前記開口部に対応する所定範囲の肉厚が除去された基材との積層体により、前記基材が前記吸入ダクト側となるようにして覆われている
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 表面に潜像が形成された潜像担持体にトナーを飛翔させることで前記潜像を現像化するドナーロール、および、表面にトナーとキャリアとを担持し、前記ドナーロールにトナーを移動させる担持ロールとを具備してなる現像装置と、前記現像装置から飛翔するトナーを吸引するべく、開口部が形成された吸入ダクトを具備してなるトナー吸引装置とを供えた画像形成装置であって、
    前記現像装置は、
    前記潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列に前記ドナーロールを複数具備するとともに、前記吸入ダクトが前記ドナーロールごとに設けられ、かつ前記開口部がそれぞれの前記ドナーロールの近傍で飛翔するトナーを吸引するように近接して設けられており、
    さらに、複数の前記ドナーロールによる現像能力がそれぞれ異なるように設定されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 対応する前記吸入ダクトに対して表面の移動が前記潜像担持体に向かっている方の第1の前記ドナーロールによる現像能力の方が、対応する前記吸入ダクトに対して表面の移動が前記潜像担持体に向かっていない方の第2の前記ドナーロールによる現像能力よりも低い
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像能力は、前記ドナーロールに与えるバイアス電圧で規定され、
    前記第1のドナーロールのバイアス電圧の方が、前記第2のドナーロールのバイアス電圧よりも現像し易い設定にされている
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像装置を前記潜像担持体上の潜像の移動方向に対して縦列に複数供えている
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
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