JPH09110239A - 紙詰まり検知装置 - Google Patents

紙詰まり検知装置

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JPH09110239A
JPH09110239A JP7288200A JP28820095A JPH09110239A JP H09110239 A JPH09110239 A JP H09110239A JP 7288200 A JP7288200 A JP 7288200A JP 28820095 A JP28820095 A JP 28820095A JP H09110239 A JPH09110239 A JP H09110239A
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JP
Japan
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paper
sound
neural network
paper jam
sound input
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JP7288200A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙搬送路のどの部分で紙詰まりが発生して
も,いち早く検知することを可能にし,紙詰まりによる
被害を最小限に抑制する。 【解決手段】 紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音す
る音入力装置101と,該音入力装置101からの出力
信号をニューラルネットワークの入力層データとし,紙
詰まり有無状態を診断するニューラルネットワーク10
3と,該ニューラルネットワーク103の出力結果に基
づいて紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断する
データ後処理装置104とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,複写機やプリンタ
等に用いられる紙詰まり検知装置に関し,より詳細に
は,紙搬送路における搬送音やジャムセンサのタイミン
グ信号をニューラルネットワークの入力データとして用
い,紙詰まりの有無を診断する紙詰まり検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,複写機,プリンタ等の紙搬送装置
に用いられる紙詰まり検知装置は,搬送路の所定位置に
光学式のセンサを配置し,紙がそのセンサ部分を通過す
るタイミングがあらかじめプログラム化されたタイミン
グに対してずれた場合に,紙詰まりとして判断する,い
わゆるタイミング検知方式を用いたものが一般的であっ
た。
【0003】図15は,従来における紙詰まり検知装置
を用いた紙搬送装置の概略構成を示す説明図である。図
において,1501は紙を摩擦力により搬送する搬送ロ
ーラ,1502および1503は搬送ローラ1501の
前後にそれぞれ配置された光学センサであり,たとえば
発光素子と受光素子からなる光学センサが用いられてい
る。
【0004】以上の構成において,紙の搬送が開始され
ると,まず,光学センサ1502により紙が通過するこ
とを検知し,さらに紙が光学センサ1503部分に到達
すると,該光学センサ1503により検知される。
【0005】このとき光学センサ1502で紙が検知さ
れた後,光学センサ1503に紙が到達する時間になっ
ても,光学センサ1503による検知信号がない場合,
搬送路において紙詰まりが発生したものとして判断す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の紙詰まり検知装置にあっては,た
とえば搬送ローラ部分で紙詰まりを起こした場合,次の
光学センサで紙詰まりが検知されるまでに時間がかか
り,その間に後の紙も上記紙詰まり部分に押し込まれる
ような状態で紙詰まりし,停止することになるため,紙
詰まりの検知遅れに起因する紙詰まりの状況が拡大する
という問題点があった。
【0007】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,紙搬送路のどの部分で紙詰まりが発生しても,い
ち早く検知することを可能にし,紙詰まりによる被害を
最小限に抑えることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る紙詰まり検知装置にあっては,紙
搬送路を通過する紙の搬送音を受音する音入力手段と,
前記音入力手段からの出力信号をニューラルネットワー
クの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断するニ
ューラルネットワークと,前記ニューラルネットワーク
の出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
有無を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0009】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合
に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニュ
ーラルネットワークの入力層データとし,その学習機能
により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路の紙詰まりを
迅速に検知する。
【0010】また,請求項2に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音する音
入力手段と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙
搬送路を通過する紙の搬送タイミングを検知するタイミ
ング検知手段と,前記音入力手段からの出力信号および
前記タイミング検知手段からの検知信号をニューラルネ
ットワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診
断するニューラルネットワークと,前記ニューラルネッ
トワークの出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙
詰まりの有無を最終判断する判断手段とを備えたもので
ある。
【0011】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を受音すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミング
を検知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合
に,その搬送音の信号およびタイミング検知信号をあら
かじめ学習させてあるニューラルネットワークの入力層
データとし,その学習機能により紙詰まり有無状態を診
断し,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知す
る。
【0012】また,請求項3に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音する音
入力手段と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙
搬送路を通過する紙の搬送タイミングを検知するタイミ
ング検知手段と,前記音入力手段からの出力信号をニュ
ーラルネットワークの入力層データとし,紙詰まり有無
状態を診断するニューラルネットワークと,前記ニュー
ラルネットワークの出力結果および前記タイミング検知
手段からの検知信号に基づいて前記紙搬送路における紙
詰まりの有無を最終判断する判断手段とを備えたもので
ある。
【0013】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合
に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニュ
ーラルネットワークの入力層データとし,その学習機能
により紙詰まり有無状態を診断し,さらに並行して紙搬
送路を通過する紙のタイミングを検知し,そのタイミン
グ検知信号により紙詰まりを判断することにより,搬送
路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知する。
【0014】また,請求項4に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記音入力手段からの出力信号をニューラルネットワー
クの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断するニ
ューラルネットワークと,前記ニューラルネットワーク
の出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
有無を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0015】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生
した場合に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させて
あるニューラルネットワークの入力層データとし,その
学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路の紙
詰まりを迅速に検知する。また,音入力手段を複数設け
ることにより,ノイズキャンセルも行うことが可能とな
り,検知精度も向上する。
【0016】また,請求項5に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙搬送路を通過
する紙の搬送タイミングを検知するタイミング検知手段
と,前記音入力手段からの出力信号および前記タイミン
グ検知手段からの検知信号をニューラルネットワークの
入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断するニュー
ラルネットワークと,前記ニューラルネットワークの出
力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの有無
を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0017】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音すると共に,紙搬送路を通過する紙の
タイミングを検知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生
した場合に,その搬送音の信号およびタイミング検知信
号をあらかじめ学習させてあるニューラルネットワーク
の入力層データとし,その学習機能により紙詰まり有無
状態を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確
に検知する。また,音入力手段を複数設けることによ
り,ノイズキャンセルも行うことが可能となり,検知精
度も向上する。
【0018】また,請求項6に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙搬送路を通過
する紙の搬送タイミングを検知するタイミング検知手段
と,前記音入力手段からの出力信号をニューラルネット
ワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断す
るニューラルネットワークと,前記ニューラルネットワ
ークの出力結果および前記タイミング検知手段からの検
知信号に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの有無
を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0019】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生
した場合に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させて
あるニューラルネットワークの入力層データとし,その
学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,さらに並行
して紙搬送路を通過する紙のタイミングを検知し,その
タイミング検知信号により紙詰まりを判断することによ
り,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知す
る。また,音入力手段を複数設けることにより,ノイズ
キャンセルも行うことが可能となり,検知精度も向上す
る。
【0020】また,請求項7に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選択
し,切り換える切換手段と,前記切換手段により接続さ
れた前記音入力手段からの出力信号をニューラルネット
ワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断す
るニューラルネットワークと,前記ニューラルネットワ
ークの出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰ま
りの有無を最終判断する判断手段とを備えたものであ
る。
【0021】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換
え,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その
搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネ
ットワークの入力層データとし,その学習機能により紙
詰まり有無状態を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に検
知する。
【0022】また,請求項8に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選択
し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置に
設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミングを
検知するタイミング検知手段と,前記切換手段により接
続された前記音入力手段からの出力信号および前記タイ
ミング検知手段からの検知信号をニューラルネットワー
クの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断するニ
ューラルネットワークと,前記ニューラルネットワーク
の出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
有無を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0023】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え
入力すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミングを
検知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,
その搬送音の信号およびタイミング検知信号をあらかじ
め学習させてあるニューラルネットワークの入力層デー
タとし,その学習機能により紙詰まり有無状態を診断
し,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知す
る。
【0024】また,請求項9に係る紙詰まり検知装置に
あっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送路
を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段と,
前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選択
し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置に
設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミングを
検知するタイミング検知手段と,前記切換手段により接
続された前記音入力手段からの出力信号をニューラルネ
ットワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診
断するニューラルネットワークと,前記ニューラルネッ
トワークの出力結果および前記タイミング検知手段から
の検知信号に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
有無を最終判断する判断手段とを備えたものである。
【0025】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換
え,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その
搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネ
ットワークの入力層データとし,その学習機能により紙
詰まり有無状態を診断し,さらに並行して紙搬送路を通
過する紙のタイミングを検知し,そのタイミング検知信
号により紙詰まりを判断することにより,搬送路の紙詰
まりを迅速に,かつ,正確に検知する。
【0026】また,請求項10に係る紙詰まり検知装置
にあっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送
路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
択し,切り換える切換手段と,複数の結合係数が格納さ
れている結合係数格納手段と,前記切換手段により接続
された前記音入力手段からの出力信号をニューラルネッ
トワークの入力層データとし,さらに前記音入力手段の
選択に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から読み
出し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネットワ
ークと,前記ニューラルネットワークの出力結果に基づ
いて前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断す
る判断手段とを備えたものである。
【0027】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換
え,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その
搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネ
ットワークの入力層データとし,さらに音入力手段の選
択に応じた結合係数を結合係数格納手段から読み出し,
その学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路
の紙詰まりを迅速に,かつ,高精度で検知する。
【0028】また,請求項11に係る紙詰まり検知装置
にあっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送
路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
を検知するタイミング検知手段と,複数の結合係数が格
納されている結合係数格納手段と,前記切換手段により
接続された前記音入力手段からの出力信号および前記タ
イミング検知手段からの検知信号をニューラルネットワ
ークの入力層データとし,さらに前記音入力手段の選択
に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から読み出
し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネットワー
クと,前記ニューラルネットワークの出力結果に基づい
て前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断する
判断手段とを備えたものである。
【0029】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え
入力すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミングを
検知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,
その搬送音の信号およびタイミング検知信号をあらかじ
め学習させてあるニューラルネットワークの入力層デー
タとし,さらに音入力手段の選択に応じた結合係数を結
合係数格納手段から読み出し,その学習機能により紙詰
まり有無状態を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に,か
つ,高精度で検知する。
【0030】また,請求項12に係る紙詰まり検知装置
にあっては,紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬送
路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
を検知するタイミング検知手段と,複数の結合係数が格
納されている結合係数格納手段と,前記切換手段により
接続された前記音入力手段からの出力信号をニューラル
ネットワークの入力層データとし,さらに前記音入力手
段の選択に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から
読み出し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネッ
トワークと,前記ニューラルネットワークの出力結果お
よび前記タイミング検知手段からの検知信号に基づいて
前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断する判
断手段とを備えたものである。
【0031】すなわち,紙搬送路を通過する紙の搬送音
を複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在
しない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換
え,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その
搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネ
ットワークの入力層データとし,さらに音入力手段の選
択に応じた結合係数を結合係数格納手段から読み出し,
その学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,さらに
並行して紙搬送路を通過する紙のタイミングを検知し,
そのタイミング検知信号により紙詰まりを判断すること
により,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,高精度で検
知する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下,本発明の一実施例を添付図
面を参照し,実施例1〜12について順に説明する。
【0033】〔実施例1〕 (実施例1の構成)図1は,実施例1に係る紙詰まり検
知装置の構成を示す説明図である。図において,101
は紙搬送装置等の搬送経路近傍に配置されたマイクロフ
ォン等を用いた音入力手段としての音入力装置,102
は音入力装置101からの信号をニューラルネットワー
クに入力するのに適した信号に変換処理するデータ前処
理装置である。
【0034】このデータ前処理装置102は,たとえば
アンプであったり,ニューラルネットワークがデジタル
型の場合におけるA/Dコンバータであったり,あるい
はこの両者の組み合わせで構成される。
【0035】また,上記構成の他に音の信号処理で一般
的に行われているフーリエ変換装置等を組み合わせた構
成や,ニューラルネットワークへの入力信号の前処理と
して一般的に行われているスケーリング・2値化等を組
み合わせた構成のデータ前処理装置102としてもよ
い。
【0036】また,103はニューラルネットワーク演
算を行う装置(以下,ニューラルネットワークという)
である。このニューラルネットワーク103には,今ま
で発表されているアナログ型のニューロチップやデジタ
ル型のニューロチップを用いたり,CPUやDPS等の
演算装置を用いる。そして,ニューラルネットワーク1
03をあらかじめ学習させておく。
【0037】上記における学習方法やニューラルネット
ワークの構成には様々なバリエーションが考えられる
が,本実施例に適したものとして,たとえば次のように
行えばよい。すなわち,紙詰まりを起こしたときの音
(搬送ジャム時の音)と,紙詰まりを起こさなかったと
きの音(正常搬送時の音)とをそれぞれサンプリング
し,これらの音(あるいは前処理を行ったもの)をニュ
ーラルネットワーク103の入力層に入力する。
【0038】そして,出力層のニューロンを2つ用意
し,紙詰まりのときは一方のニューロンの出力を1,他
方のニューロンの出力を0とする。また,紙詰まりでは
ないときはその逆の出力となるようにバックプロパゲー
ション方法等を用いて学習させる。このような学習をコ
ンピュータ上で実行し,得られた結合係数と同じ結合係
数によりニューラルネットワーク103でニューラルネ
ットの演算を実行させる。
【0039】また,104はニューラルネットワーク1
03の出力信号に基づいて紙詰まりの発生有無を判断す
る判断手段としてのデータ後処理装置である。
【0040】図14は,本実施例に係る紙詰まり検知装
置を用いた紙搬送装置の概略構成を示す説明図である。
図において,1401は紙を摩擦力により搬送する搬送
ローラ,1402は音入力装置(この場合,マイクロホ
ンを用いる)からの受音信号を処理・認識する音認識装
置であり,たとえば上記図1におけるデータ前処理装置
102,ニューラルネットワーク103,データ後処理
装置104により構成されている。また,1403は装
置全体を制御するCPUであり,音認識装置1402の
出力結果に基づいてモータの停止や警報出力等の必要な
処置を実行するものである。
【0041】(実施例1の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。記
録紙の搬送が開始されると,その搬送路に設置してある
音入力装置101からの搬送路における音を常に入力
し,該入力音をデータ前処理装置102で前処理し,ニ
ューラルネットワーク103に送る。
【0042】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0043】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0044】したがって,ニューラルネットワーク10
3にデータ前処理装置102を介し,紙搬送路近傍に設
置した音入力装置101からの搬送音を入力させ,該入
力音データからニューラルネットワーク103の学習に
より,リアルタイムで,かつ,搬送路全体の搬送状態を
検知することができる。
【0045】(ニューラルネットワーク103)ここ
で,本実施例の全般にわたって用いるニューラルネット
ワーク103の構成等について詳細に説明する。図13
は,本実施例に係るニューラルネットワーク103の構
成を示す説明図である。図において,層構成は3層の階
層型とし,入力層のニューロン数を32,中間層のニュ
ーロン数を20,出力層のニューロン数を2とする。ま
た,データ前処理装置102はアンプ,A/Dコンバー
タ,CPUとメモリから構成されている。
【0046】信号処理として,まずデジタル化し,それ
をCPUを用いてFFT処理と規格化処理とを行う。具
体的には,FFT処理を行った信号の可聴領域のデータ
を32等分する。さらに,これらのデータの中で最大と
なるものが1.0となるように規格化する。
【0047】また,データ後処理装置104はCPUと
メモリとからなり,データ前処理装置102と兼用す
る。信号処理として,ニューラルネットワーク103の
出力層のニューロンのうち紙詰まりを起こしたときに1
を出力するように学習させたニューロンからの出力を2
値化し,1であれば紙詰まりと判断する。
【0048】音入力装置101にはマイクロホンを用い
た。また,ニューラルネットワークの学習は以下のよう
に行った。すなわち,紙詰まりを起こしたときと紙詰ま
りを起こさなかったときの音をサンプリングし,これに
前述のようなデータ前処理を実行する。
【0049】これをニューラルネットワーク103の入
力データとし,教師データは紙詰まりを起こしたとき,
出力層の1番目のニューロンを1,2番目のニューロン
を0,紙詰まりを起こさなかったときはその逆の値とす
る。これをコンピュータシミュレーションにより,バッ
クプロパゲーション法を用いて学習させる。
【0050】なお,以上のような構成のものを実際に作
成して検証した結果,十分な紙詰まり検知が得られ,ま
た,従来のタイミング検知に比較して早く検知すること
も確認された。
【0051】〔実施例2〕 (実施例2の構成)次に,実施例2について説明する。
図2は,実施例2に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図1の紙詰まり検知装置
に対して,搬送路の所定位置に記録紙の通過タイミング
を検知するタイミング検知手段としてのタイミング検知
装置105,いわゆるジャムセンサを付加した構成とし
ている。
【0052】すなわち,ニューラルネットワーク103
には音入力装置101からデータ前処理装置102を介
した搬送音のデータと,タイミング検知装置105の検
知信号とが入力されるように構成されている。なお,他
の構成要素およびその機能は実施例1と同様であるた
め,図1と同一符号を付してその説明は省略する。
【0053】(実施例2の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。記
録紙の搬送が開始されると,その搬送路に設置してある
音入力装置101からの搬送路における音を常に入力
し,該入力音をデータ前処理装置102で前処理し,ニ
ューラルネットワーク103に送る。
【0054】また,上記動作と並行してニューラルネッ
トワーク103には,タイミング検知装置105による
検知信号が入力される。
【0055】ニューラルネットワーク103では音入力
装置101からの入力音およびタイミング検知装置10
5による検知信号をあらかじめ学習してあるニューラル
ネットワークに基づいて,上記入力音が正常時の音か紙
詰まり時の音かのいずれかに対応する0か1の出力値を
データ後処理装置104に与える。
【0056】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0057】したがって,ニューラルネットワーク10
3にデータ前処理装置102を介し,紙搬送路近傍に設
置した音入力装置101から搬送音を入力させると共
に,タイミング検知装置105による検知信号が入力さ
れることにより,該入力音および検知信号の各データか
らニューラルネットワーク103の学習を行うため,リ
アルタイムで,かつ,搬送路全体の搬送状態や紙詰まり
発生を精度よく検知することができる。
【0058】〔実施例3〕 (実施例3の構成)次に,実施例3について説明する。
図3は,実施例3に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図1の紙詰まり検知装置
に対して,実施例2と同様に搬送路の所定位置に記録紙
の通過タイミングを検知するタイミング検知装置10
5,いわゆる,ジャムセンサを付加した構成としてい
る。
【0059】すなわち,ニューラルネットワーク103
には音入力装置101からデータ前処理装置102を介
した搬送音のデータのみを与え,このニューラルネット
ワーク103からの出力信号とタイミング検知装置10
5の検知信号とをデータ後処理装置104に入力される
ように構成されている。なお,他の構成要素およびその
機能は実施例1と同様であるため,図1と同一符号を付
してその説明は省略する。
【0060】(実施例3の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。ま
ず,実施例1と同様に,記録紙の搬送が開始されると,
その搬送路に設置してある音入力装置101からの搬送
路における音を常に入力し,該入力音をデータ前処理装
置102で前処理し,ニューラルネットワーク103に
送る。
【0061】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0062】また,データ後処理装置104には上記動
作と並行してタイミング検知装置105からの検知信号
が入力される。そこで,データ後処理装置104はニュ
ーラルネットワーク103からの出力信号およびタイミ
ング検知装置105からの検知信号に基づいて,紙詰ま
りの有無の最終判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき
1を出力するニューロンの出力値を2値化し,1であれ
ば紙詰まりと判断する。
【0063】さらに,前述の実施例2のうちルール化し
やすい部分,すなわち,ニューラルネットワーク103
による判断とタイミング検知装置105による判断の2
つのから最終的に判断する部分をニューラルネットを用
いず,ルールによる判断とすることにより,ニューラル
ネットワークの規模や装置全体の規模を小さくすること
ができる。
【0064】〔実施例4〕 (実施例4の構成)次に,実施例4について説明する。
図4は,実施例4に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図1の紙詰まり検知装置
に対して,一般的に紙搬送装置はある程度の長さがあ
り,ローラ等も複数個あるあることが多く,装置の構造
によっては,1つの音入力装置101のみではよい検知
精度が得られなくなるため,音入力装置101を複数設
けた構成となっている。
【0065】すなわち,装置の搬送経路の複数箇所にそ
れぞれ音入力装置101a〜101cを配設したもので
ある。なお,他の構成要素およびその機能は実施例1と
同様であるため,図1と同一符号を付してその説明は省
略する。
【0066】(実施例4の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。実
施例1と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その搬
送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜1
01cからの搬送路における音を常に入力し,該入力音
をデータ前処理装置102で前処理し,ニューラルネッ
トワーク103に送る。
【0067】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0068】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0069】このように音入力装置101を複数個設
け,これらの信号をニューラルネットワーク103に入
力することにより搬送路全体での検知精度を向上させる
ことができ,しかも,ノイズキャンセルを行うこともで
きる。
【0070】一般的に紙搬送装置内では機械系の音が発
生している。そこで紙が存在しない部分の音入力装置1
01からの信号をバックグランド音とすることにより検
知精度が向上する。これはデータ前処理装置102で行
ってもよいし,ニューラルネットワーク103の学習機
能で自動的に行わせてもよい。なお,この場合は入力信
号が増えただけで,そのほかは実施例1と同様の学習方
法で実現する。
【0071】〔実施例5〕 (実施例5の構成)次に,実施例5について説明する。
図5は,実施例5に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図2の紙詰まり検知装置
に対して,実施例4と同様に音入力装置101を複数設
けた構成となっている。すなわち,装置の搬送経路の複
数箇所にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配設
したものである。なお,他の構成要素およびその機能は
実施例2と同様であるため,図2と同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0072】(実施例5の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。実
施例2と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その搬
送路に設置してある音入力装置101a〜101cから
の搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ前
処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク1
03に送る。
【0073】また,上記動作と並行してニューラルネッ
トワーク103には,タイミング検知装置105による
検知信号が入力される。
【0074】ニューラルネットワーク103では音入力
装置101a〜101cからの入力音およびタイミング
検知装置105による検知信号をあらかじめ学習してあ
るニューラルネットワークに基づいて,上記入力音が正
常時の音か紙詰まり時の音かのいずれかに対応する0か
1の出力値をデータ後処理装置104に与える。
【0075】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0076】したがって,ニューラルネットワーク10
3にデータ前処理装置102を介し,紙搬送路近傍に設
置した音入力装置101a〜101cから搬送音を入力
させると共に,タイミング検知装置105による検知信
号が入力されることにより,該入力音および検知信号の
各データからニューラルネットワーク103の学習を行
うため,リアルタイムで,かつ,搬送路全体の搬送状態
や紙詰まり発生を精度よく検知することができる。
【0077】また,実施例4と同様に,音入力装置10
1を複数個設け,これらの信号をニューラルネットワー
ク103に入力することにより搬送路全体での検知精度
を向上させることができ,しかも,ノイズキャンセルを
行うこともできる。
【0078】紙搬送装置内の機械系の音が発生していて
も,紙が存在しない部分の音入力装置101からの信号
をバックグランド音とすることにより検知精度が向上す
る。これはデータ前処理装置102で行ってもよいし,
ニューラルネットワーク103の学習機能で自動的に行
わせてもよい。なお,この場合は入力信号が増えただけ
で,そのほかの実施例1と同様の学習方法で実現する。
【0079】〔実施例6〕 (実施例6の構成)次に,実施例6について説明する。
図6は,実施例6に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図3の紙詰まり検知装置
に対して,実施例4と同様に音入力装置101を複数設
けた構成となっている。
【0080】すなわち,装置の搬送経路の複数箇所にそ
れぞれ音入力装置101a〜101cを配設したもので
ある。なお,他の構成要素およびその機能は実施例2と
同様であるため,図3と同一符号を付してその説明は省
略する。
【0081】(実施例6の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。ま
ず,記録紙の搬送が開始されると,その搬送路に設置し
てある音入力装置101a〜101cからの搬送路にお
ける音を常に入力し,該入力音をデータ前処理装置10
2で前処理し,ニューラルネットワーク103に送る。
【0082】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0083】また,データ後処理装置104には上記動
作と並行してタイミング検知装置105からの検知信号
が入力される。そこで,データ後処理装置104はニュ
ーラルネットワーク103からの出力信号およびタイミ
ング検知装置105からの検知信号に基づいて,紙詰ま
りの有無の最終判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき
1を出力するニューロンの出力値を2値化し,1であれ
ば紙詰まりと判断する。
【0084】さらに,ルール化しやすい部分,すなわ
ち,ニューラルネットワーク103による判断とタイミ
ング検知装置105による判断の2つのから最終的に判
断する部分をニューラルネットを用いず,ルールによる
判断とすることにより,ニューラルネットワークの規模
や装置全体の規模を小さくすることができる。
【0085】また,実施例4と同様に音入力装置101
を複数個設け,これらの信号をニューラルネットワーク
103に入力することにより搬送路全体での検知精度を
向上させることができ,しかも,ノイズキャンセルを行
うこともできる。
【0086】紙搬送装置内の機械系の音が発生していて
も,紙が存在しない部分の音入力装置101からの信号
をバックグランド音とすることにより検知精度が向上す
る。これはデータ前処理装置102で行ってもよいし,
ニューラルネットワーク103の学習機能で自動的に行
わせてもよい。なお,この場合は入力信号が増えただけ
で,そのほかは実施例1と同様の学習方法で実現する。
【0087】〔実施例7〕 (実施例7の構成)次に,実施例7について説明する。
図7は,実施例7に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図4の紙詰まり検知装置
に対して,実施例4と同様に装置の搬送経路の複数箇所
にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配設し,さ
らに音入力装置101a〜101cの何れかとデータ前
処理装置102との接続を切り換える切換手段としての
切り換え装置106を設けたたものである。なお,他の
構成要素およびその機能は実施例4と同様であるため,
図4と同一符号を付してその説明は省略する。
【0088】(実施例7の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。実
施例4と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その搬
送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜1
01cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0089】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0090】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0091】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,ニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0092】たとえば搬送ローラが複数個あり,各搬送
ローラに音入力装置101a〜101cが順に取付けら
れている場合,紙の搬送に伴って音入力装置101a〜
101cからの信号を順次切り換えることにより,デー
タ前処理装置102やニューラルネットワーク103が
扱うデータの量が1つの音入力装置101分となるの
で,検知精度を確保した状態でハードウェアのサイズが
小さくなり,しかも,演算時間も短縮化される。
【0093】〔実施例8〕 (実施例8の構成)次に,実施例8について説明する。
図8は,実施例8に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図5の紙詰まり検知装置
に対して,実施例5と同様に装置の搬送経路の複数箇所
にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配設し,さ
らに音入力装置101a〜101cの何れかとデータ前
処理装置102との接続を切り換える切り換え装置10
6を設けたたものである。なお,他の構成要素およびそ
の機能は実施例5と同様であるため,図5と同一符号を
付してその説明は省略する。
【0094】(実施例8の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。実
施例5と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その搬
送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜1
01cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0095】また,上記動作と並行してニューラルネッ
トワーク103には,タイミング検知装置105による
検知信号が入力される。
【0096】ニューラルネットワーク103では音入力
装置101a〜101cからの入力音およびタイミング
検知装置105による検知信号をあらかじめ学習してあ
るニューラルネットワークに基づいて,上記入力音が正
常時の音か紙詰まり時の音かのいずれかに対応する0か
1の出力値をデータ後処理装置104に与える。
【0097】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0098】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,ニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0099】たとえば搬送ローラが複数個あり,各搬送
ローラに音入力装置101a〜101cが順に取付けら
れている場合,紙の搬送に伴って音入力装置101a〜
101cからの信号を順次切り換えることにより,デー
タ前処理装置102やニューラルネットワーク103が
扱うデータの量が1つの音入力装置101分となるの
で,検知精度を確保した状態でハードウェアのサイズが
小さくなり,しかも,演算時間も短縮化される。
【0100】〔実施例9〕 (実施例9の構成)次に,実施例9について説明する。
図9は,実施例9に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。本構成は前述の図6の紙詰まり検知装置
に対して,実施例6と同様に装置の搬送経路の複数箇所
にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配設し,さ
らに音入力装置101a〜101cの何れかとデータ前
処理装置102との接続を切り換える切り換え装置10
6を設けたたものである。なお,他の構成要素およびそ
の機能は実施例6と同様であるため,図6と同一符号を
付してその説明は省略する。
【0101】(実施例9の動作)次に,以上のように構
成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。実
施例6と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その搬
送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜1
01cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0102】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0103】また,データ後処理装置104には上記動
作と並行してタイミング検知装置105からの検知信号
が入力される。そこで,データ後処理装置104はニュ
ーラルネットワーク103からの出力信号およびタイミ
ング検知装置105からの検知信号に基づいて,紙詰ま
りの有無の最終判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき
1を出力するニューロンの出力値を2値化し,1であれ
ば紙詰まりと判断する。
【0104】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,ニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0105】たとえば搬送ローラが複数個あり,各搬送
ローラに音入力装置101a〜101cが順に取付けら
れている場合,紙の搬送に伴って音入力装置101a〜
101cからの信号を順次切り換えることにより,デー
タ前処理装置102やニューラルネットワーク103が
扱うデータの量が1つの音入力装置101分となるの
で,検知精度を確保した状態でハードウェアのサイズが
小さくなり,しかも,演算時間も短縮化される。
【0106】〔実施例10〕 (実施例10の構成)次に,実施例10について説明す
る。図10は,実施例10に係る紙詰まり検知装置の構
成を示す説明図である。本構成は前述の図7の紙詰まり
検知装置に対して,実施例7と同様に装置の搬送経路の
複数箇所にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配
設し,さらにニューラルネットワーク103に,ニュー
ラルネットワーク演算に用いる結合係数を切り換えるた
めの複数の結合係数が記憶された結合係数格納手段とし
てのメモリ107を接続したものである。なお,他の構
成要素およびその機能は実施例7と同様であるため,図
7と同一符号を付してその説明は省略する。
【0107】(実施例10の動作)次に,以上のように
構成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。
実施例7と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その
搬送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜
101cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0108】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0109】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0110】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,さらにメモ
リ107から読み出す結合係数を切り換えてニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0111】上記切り換え動作は,搬送ローラ付近での
紙詰まり音と別の搬送ローラ付近における紙詰まり音と
が異なる場合があるために行う。このような現象は搬送
ローラの形状・材質等が全て同じであると限らないため
往々にして起こり得る。
【0112】また,音入力装置101a〜101cの特
性がそれぞれ個々に異なっていたり,設置場所の関係か
ら同じ紙詰まり音が検知できるとは限らない。このよう
な状況で音入力装置101a〜101cが切り替わって
も,ニューラルネットワーク103の演算で用いる結合
係数が同じである場合,検知精度が低下する可能性があ
る。
【0113】そこで,それぞれの音入力装置101a〜
101cに応じてあらかじめ紙詰まり音を学習させたも
のを用意し,音入力装置101a〜101cのデータを
切り換えると同時にニューラルネットワーク103の結
合係数も切り換える。
【0114】これにより,検知精度を向上させることが
できる。なお,ニューラルネットワーク103の構成や
学習方法等は実施例1と同様に行えばよい。また,ニュ
ーラルネットワーク103がCPUやDSPで構成され
ている場合,単にプログラムから参照している結合係数
のテーブルのアドレスを切り換えるのみでよく,このよ
うにハードウェアのニューラルネットワーク103の場
合,何らかの方法で転送すればよい。
【0115】〔実施例11〕 (実施例11の構成)次に,実施例11について説明す
る。図11は,実施例11に係る紙詰まり検知装置の構
成を示す説明図である。本構成は前述の図8の紙詰まり
検知装置に対して,実施例8と同様に装置の搬送経路の
複数箇所にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配
設し,さらにニューラルネットワーク103に,ニュー
ラルネットワーク演算に用いる結合係数を切り換えるた
めの複数の結合係数が記憶されたメモリ107を接続し
たものである。なお,他の構成要素およびその機能は実
施例8と同様であるため,図8と同一符号を付してその
説明は省略する。
【0116】(実施例11の動作)次に,以上のように
構成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。
実施例8と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その
搬送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜
101cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0117】また,上記動作と並行してニューラルネッ
トワーク103には,タイミング検知装置105による
検知信号が入力される。
【0118】ニューラルネットワーク103では音入力
装置101a〜101cからの入力音およびタイミング
検知装置105による検知信号をあらかじめ学習してあ
るニューラルネットワークに基づいて,上記入力音が正
常時の音か紙詰まり時の音かのいずれかに対応する0か
1の出力値をデータ後処理装置104に与える。
【0119】データ後処理装置104はニューラルネッ
トワーク103からの出力信号に基づいて,紙詰まりの
判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき1を出力するニ
ューロンの出力値を2値化し,1であれば紙詰まりと判
断する。
【0120】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,ニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0121】上記切り換え動作は,搬送ローラ付近での
紙詰まり音と別の搬送ローラ付近における紙詰まり音と
が異なる場合があるために行う。このような現象は搬送
ローラの形状・材質等が全て同じであると限らないため
往々にして起こり得る。
【0122】また,音入力装置101a〜101cの特
性がそれぞれ個々に異なっていたり,設置場所の関係か
ら同じ紙詰まり音が検知できるとは限らない。このよう
な状況で音入力装置101a〜101cが切り替わって
も,ニューラルネットワーク103の演算で用いる結合
係数が同じである場合,検知精度が低下する可能性があ
る。
【0123】そこで,それぞれの音入力装置101a〜
101cに応じてあらかじめ紙詰まり音を学習させたも
のを用意し,音入力装置101a〜101cのデータを
切り換えると同時にニューラルネットワーク103の結
合係数も切り換える。
【0124】これにより,検知精度を向上させることが
できる。なお,ニューラルネットワーク103の構成や
学習方法等は実施例1と同様に行えばよい。また,ニュ
ーラルネットワーク103がCPUやDSPで構成され
ている場合,単にプログラムから参照している結合係数
のテーブルのアドレスを切り換えるのみでよく,このよ
うにハードウェアのニューラルネットワーク103の場
合,何らかの方法で転送すればよい。
【0125】〔実施例12〕 (実施例12の構成)次に,実施例12について説明す
る。図12は,実施例12に係る紙詰まり検知装置の構
成を示す説明図である。本構成は前述の図9の紙詰まり
検知装置に対して,実施例9と同様に装置の搬送経路の
複数箇所にそれぞれ音入力装置101a〜101cを配
設し,さらにニューラルネットワーク103に,ニュー
ラルネットワーク演算に用いる結合係数を切り換えるた
めの複数の結合係数が記憶されたメモリ107を接続し
たものである。なお,他の構成要素およびその機能は実
施例9と同様であるため,図9と同一符号を付してその
説明は省略する。
【0126】(実施例12の動作)次に,以上のように
構成された紙詰まり検知装置の動作について説明する。
実施例9と同様に,記録紙の搬送が開始されると,その
搬送路に設置してあるそれぞれの音入力装置101a〜
101cのうち1つを切り換え装置106により切り換
え,搬送路における音を常に入力し,該入力音をデータ
前処理装置102で前処理し,ニューラルネットワーク
103に送る。
【0127】ニューラルネットワーク103では入力音
をあらかじめ学習してあるニューラルネットワークに基
づいて,上記入力音が正常時の音か紙詰まり時の音かの
いずれかに対応する0か1の出力値をデータ後処理装置
104に与える。
【0128】また,データ後処理装置104には上記動
作と並行してタイミング検知装置105からの検知信号
が入力される。そこで,データ後処理装置104はニュ
ーラルネットワーク103からの出力信号およびタイミ
ング検知装置105からの検知信号に基づいて,紙詰ま
りの有無の最終判断を行う。すなわち,紙詰まりのとき
1を出力するニューロンの出力値を2値化し,1であれ
ば紙詰まりと判断するものである。
【0129】このように紙の搬送を連続して行わないよ
うな装置,すなわち,紙搬送装置内に1枚の紙しか存在
しないような場合等において,音入力装置101a〜1
01cからのデータをすべて同時に処理する必要がな
い。このため音入力装置101a〜101cの信号のう
ち1つを切り換え装置106により選択し,ニューラル
ネットワーク103に入力する。
【0130】上記切り換え動作は,搬送ローラ付近での
紙詰まり音と別の搬送ローラ付近における紙詰まり音と
が異なる場合があるために行う。このような現象は搬送
ローラの形状・材質等が全て同じであると限らないため
往々にして起こり得る。
【0131】また,音入力装置101a〜101cの特
性がそれぞれ個々に異なっていたり,設置場所の関係か
ら同じ紙詰まり音が検知できるとは限らない。このよう
な状況で音入力装置101a〜101cが切り替わって
も,ニューラルネットワーク103の演算で用いる結合
係数が同じである場合,検知精度が低下する可能性があ
る。
【0132】そこで,それぞれの音入力装置101a〜
101cに応じてあらかじめ紙詰まり音を学習させたも
のを用意し,音入力装置101a〜101cのデータを
切り換えると同時にニューラルネットワーク103の結
合係数も切り換える。
【0133】これにより,検知精度を向上させることが
できる。なお,ニューラルネットワーク103の構成や
学習方法等は実施例1と同様に行えばよい。また,ニュ
ーラルネットワーク103がCPUやDSPで構成され
ている場合,単にプログラムから参照している結合係数
のテーブルのアドレスを切り換えるのみでよく,このよ
うにハードウェアのニューラルネットワーク103の場
合,何らかの方法で転送すればよい。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る紙詰
まり検知装置(請求項1)によれば,紙搬送路を通過す
る紙の搬送音を受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発
生した場合に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させ
てあるニューラルネットワークの入力層データとし,そ
の学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路の
紙詰まりを迅速に検知するため,紙詰まりによる被害を
最小限に抑えることができる。
【0135】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項2)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を受
音すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミングを検
知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,そ
の搬送音の信号およびタイミング検知信号をあらかじめ
学習させてあるニューラルネットワークの入力層データ
とし,その学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,
搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知するた
め,紙詰まりによる被害を最小限に抑えることができ
る。
【0136】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項3)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を受
音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,そ
の搬送音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラル
ネットワークの入力層データとし,その学習機能により
紙詰まり有無状態を診断し,さらに並行して紙搬送路を
通過する紙のタイミングを検知し,そのタイミング検知
信号により紙詰まりを判断することにより,搬送路の紙
詰まりを迅速に,かつ,正確に検知するため,紙詰まり
による被害を最小限に抑えることができる。
【0137】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項4)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した
場合に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させてある
ニューラルネットワークの入力層データとし,その学習
機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路の紙詰ま
りを迅速に検知するため,紙詰まりによる被害を最小限
に抑えることができる。また,音入力手段を複数設ける
ことにより,ノイズキャンセルも行うことが可能とな
り,検知精度も向上する。
【0138】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項5)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイ
ミングを検知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した
場合に,その搬送音の信号およびタイミング検知信号を
あらかじめ学習させてあるニューラルネットワークの入
力層データとし,その学習機能により紙詰まり有無状態
を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検
知するため,紙詰まりによる被害を最小限に抑えること
ができる。また,音入力手段を複数設けることにより,
ノイズキャンセルも行うことが可能となり,検知精度も
向上する。
【0139】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項6)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した
場合に,その搬送音の信号をあらかじめ学習させてある
ニューラルネットワークの入力層データとし,その学習
機能により紙詰まり有無状態を診断し,さらに並行して
紙搬送路を通過する紙のタイミングを検知し,そのタイ
ミング検知信号により紙詰まりを判断することにより,
搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知するた
め,紙詰まりによる被害を最小限に抑えることができ
る。また,音入力手段を複数設けることにより,ノイズ
キャンセルも行うことが可能となり,検知精度も向上す
る。
【0140】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項7)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在しな
い場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え,た
とえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その搬送音
の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネットワ
ークの入力層データとし,その学習機能により紙詰まり
有無状態を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に検知する
ため,紙詰まりによる被害を最小限に抑えることができ
る。
【0141】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項8)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在しな
い場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え入力
すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミングを検知
し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その
搬送音の信号およびタイミング検知信号をあらかじめ学
習させてあるニューラルネットワークの入力層データと
し,その学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬
送路の紙詰まりを迅速に,かつ,正確に検知するため,
紙詰まりによる被害を最小限に抑えることができる。
【0142】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項9)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を複
数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在しな
い場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え,た
とえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その搬送音
の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネットワ
ークの入力層データとし,その学習機能により紙詰まり
有無状態を診断し,さらに並行して紙搬送路を通過する
紙のタイミングを検知し,そのタイミング検知信号によ
り紙詰まりを判断することにより,搬送路の紙詰まりを
迅速に,かつ,正確に検知するため,紙詰まりによる被
害を最小限に抑えることができる。
【0143】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項10)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を
複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在し
ない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え,
たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その搬送
音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネット
ワークの入力層データとし,さらに音入力手段の選択に
応じた結合係数を結合係数格納手段から読み出し,その
学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,搬送路の紙
詰まりを迅速に,かつ,高精度で検知するため,紙詰ま
りによる被害を最小限に抑えることができる。
【0144】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項11)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を
複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在し
ない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え入
力すると共に,紙搬送路を通過する紙のタイミングを検
知し,たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,そ
の搬送音の信号およびタイミング検知信号をあらかじめ
学習させてあるニューラルネットワークの入力層データ
とし,さらに音入力手段の選択に応じた結合係数を結合
係数格納手段から読み出し,その学習機能により紙詰ま
り有無状態を診断し,搬送路の紙詰まりを迅速に,か
つ,高精度で検知するため,紙詰まりによる被害を最小
限に抑えることができる。
【0145】また,本発明に係る紙詰まり検知装置(請
求項12)によれば,紙搬送路を通過する紙の搬送音を
複数箇所で受音し,搬送路に最大で紙が1枚しか存在し
ない場合に,切換手段により1つの音入力に切り換え,
たとえば搬送路に紙詰まりが発生した場合に,その搬送
音の信号をあらかじめ学習させてあるニューラルネット
ワークの入力層データとし,さらに音入力手段の選択に
応じた結合係数を結合係数格納手段から読み出し,その
学習機能により紙詰まり有無状態を診断し,さらに並行
して紙搬送路を通過する紙のタイミングを検知し,その
タイミング検知信号により紙詰まりを判断することによ
り,搬送路の紙詰まりを迅速に,かつ,高精度で検知す
るため,紙詰まりによる被害を最小限に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図2】実施例2に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図3】実施例3に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図4】実施例4に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図5】実施例5に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図6】実施例6に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図7】実施例7に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図8】実施例8に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図9】実施例9に係る紙詰まり検知装置の構成を示す
説明図である。
【図10】実施例10に係る紙詰まり検知装置の構成を
示す説明図である。
【図11】実施例11に係る紙詰まり検知装置の構成を
示す説明図である。
【図12】実施例12に係る紙詰まり検知装置の構成を
示す説明図である。
【図13】本実施例に係るニューラルネットワークの構
成を示す説明図である。
【図14】本実施例に係る紙詰まり検知装置を用いた紙
搬送装置の概略構成を示す説明図である。
【図15】従来における紙詰まり検知装置を用いた紙搬
送装置の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
101 音入力装置 102 データ前
処理装置 103 ニューラルネットワーク 104 データ後
処理装置 105 タイミング検知装置 106 切り換え
装置 107 メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音す
    る音入力手段と,前記音入力手段からの出力信号をニュ
    ーラルネットワークの入力層データとし,紙詰まり有無
    状態を診断するニューラルネットワークと,前記ニュー
    ラルネットワークの出力結果に基づいて前記紙搬送路に
    おける紙詰まりの有無を最終判断する判断手段とを備え
    たことを特徴とする紙詰まり検知装置。
  2. 【請求項2】 紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音す
    る音入力手段と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,
    該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミングを検知するタ
    イミング検知手段と,前記音入力手段からの出力信号お
    よび前記タイミング検知手段からの検知信号をニューラ
    ルネットワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態
    を診断するニューラルネットワークと,前記ニューラル
    ネットワークの出力結果に基づいて前記紙搬送路におけ
    る紙詰まりの有無を最終判断する判断手段とを備えたこ
    とを特徴とする紙詰まり検知装置。
  3. 【請求項3】 紙搬送路を通過する紙の搬送音を受音す
    る音入力手段と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,
    該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミングを検知するタ
    イミング検知手段と,前記音入力手段からの出力信号を
    ニューラルネットワークの入力層データとし,紙詰まり
    有無状態を診断するニューラルネットワークと,前記ニ
    ューラルネットワークの出力結果および前記タイミング
    検知手段からの検知信号に基づいて前記紙搬送路におけ
    る紙詰まりの有無を最終判断する判断手段とを備えたこ
    とを特徴とする紙詰まり検知装置。
  4. 【請求項4】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬送
    路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記音入力手段からの出力信号をニューラルネット
    ワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断す
    るニューラルネットワークと,前記ニューラルネットワ
    ークの出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰ま
    りの有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特徴
    とする紙詰まり検知装置。
  5. 【請求項5】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬送
    路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙搬送路を
    通過する紙の搬送タイミングを検知するタイミング検知
    手段と,前記音入力手段からの出力信号および前記タイ
    ミング検知手段からの検知信号をニューラルネットワー
    クの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断するニ
    ューラルネットワークと,前記ニューラルネットワーク
    の出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
    有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特徴とす
    る紙詰まり検知装置。
  6. 【請求項6】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬送
    路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記紙搬送路の所定位置に設けられ,該紙搬送路を
    通過する紙の搬送タイミングを検知するタイミング検知
    手段と,前記音入力手段からの出力信号をニューラルネ
    ットワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診
    断するニューラルネットワークと,前記ニューラルネッ
    トワークの出力結果および前記タイミング検知手段から
    の検知信号に基づいて前記紙搬送路における紙詰まりの
    有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特徴とす
    る紙詰まり検知装置。
  7. 【請求項7】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,該紙搬
    送路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,前記切換手段により接続
    された前記音入力手段からの出力信号をニューラルネッ
    トワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断
    するニューラルネットワークと,前記ニューラルネット
    ワークの出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰
    まりの有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特
    徴とする紙詰まり検知装置。
  8. 【請求項8】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬送
    路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
    に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
    を検知するタイミング検知手段と,前記切換手段により
    接続された前記音入力手段からの出力信号および前記タ
    イミング検知手段からの検知信号をニューラルネットワ
    ークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を診断する
    ニューラルネットワークと,前記ニューラルネットワー
    クの出力結果に基づいて前記紙搬送路における紙詰まり
    の有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特徴と
    する紙詰まり検知装置。
  9. 【請求項9】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬送
    路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
    に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
    を検知するタイミング検知手段と,前記切換手段により
    接続された前記音入力手段からの出力信号をニューラル
    ネットワークの入力層データとし,紙詰まり有無状態を
    診断するニューラルネットワークと,前記ニューラルネ
    ットワークの出力結果および前記タイミング検知手段か
    らの検知信号に基づいて前記紙搬送路における紙詰まり
    の有無を最終判断する判断手段とを備えたことを特徴と
    する紙詰まり検知装置。
  10. 【請求項10】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬
    送路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,複数の結合係数が格納さ
    れている結合係数格納手段と,前記切換手段により接続
    された前記音入力手段からの出力信号をニューラルネッ
    トワークの入力層データとし,さらに前記音入力手段の
    選択に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から読み
    出し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネットワ
    ークと,前記ニューラルネットワークの出力結果に基づ
    いて前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断す
    る判断手段とを備えたことを特徴とする紙詰まり検知装
    置。
  11. 【請求項11】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬
    送路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
    に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
    を検知するタイミング検知手段と,複数の結合係数が格
    納されている結合係数格納手段と,前記切換手段により
    接続された前記音入力手段からの出力信号および前記タ
    イミング検知手段からの検知信号をニューラルネットワ
    ークの入力層データとし,さらに前記音入力手段の選択
    に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から読み出
    し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネットワー
    クと,前記ニューラルネットワークの出力結果に基づい
    て前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断する
    判断手段とを備えたことを特徴とする紙詰まり検知装
    置。
  12. 【請求項12】 紙搬送路の複数箇所に設けられ,紙搬
    送路を通過する紙の搬送音を受音する複数の音入力手段
    と,前記複数の音入力手段のうち1つの音入力手段を選
    択し,切り換える切換手段と,前記紙搬送路の所定位置
    に設けられ,該紙搬送路を通過する紙の搬送タイミング
    を検知するタイミング検知手段と,複数の結合係数が格
    納されている結合係数格納手段と,前記切換手段により
    接続された前記音入力手段からの出力信号をニューラル
    ネットワークの入力層データとし,さらに前記音入力手
    段の選択に応じた結合係数を前記結合係数格納手段から
    読み出し,紙詰まり有無状態を診断するニューラルネッ
    トワークと,前記ニューラルネットワークの出力結果お
    よび前記タイミング検知手段からの検知信号に基づいて
    前記紙搬送路における紙詰まりの有無を最終判断する判
    断手段とを備えたことを特徴とする紙詰まり検知装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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