JP2000202369A - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

紙葉類取扱装置

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JP2000202369A
JP2000202369A JP11005477A JP547799A JP2000202369A JP 2000202369 A JP2000202369 A JP 2000202369A JP 11005477 A JP11005477 A JP 11005477A JP 547799 A JP547799 A JP 547799A JP 2000202369 A JP2000202369 A JP 2000202369A
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gate
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Junji Fujita
准司 藤田
Toshihiko Tajiri
利彦 田尻
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/60Other elements in face contact with handled material
    • B65H2404/63Oscillating, pivoting around an axis parallel to face of material, e.g. diverting means
    • B65H2404/632Wedge member

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビニール郵便物など透明体を検出し、目的の
区分口までジャムを発生させることなく、搬送、区分集
積する安価な紙葉類取扱装置を提供すること。 【解決手段】 分岐部の上流側に、紙葉類全体(透明部
分および不透明部分からなる)を検知することができる
第1のセンサ100(超音波センサ)と紙葉類の不透明
部分のみを検知する第2のセンサ101(光学センサ)
を配置し、上記各センサを用いて取得した紙葉類の長さ
の差からビニール郵便物であるか否かを判定し、ビニー
ル郵便物に限り、第1のセンサ100から振り分けゲー
ト12までの距離をもとに振り分けゲート12の制御を
行い、通常の不透明体からなる紙葉類については分岐部
ごとに設けられた振り分けゲートタイミングセンサ16
を利用して振り分けゲートの制御を行う。これにより、
透明部分による検知遅れから発生する振り分けゲートと
郵便物の衝突ジャムをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物区分装置な
ど様々な紙葉類を取り扱う紙葉類取扱装置に関し、特
に、一部にビニールなどの透明体部分を含む郵便物など
を搬送する場合、その透明体部分の有無を検出し、その
検出情報に基づいて振り分けゲートのタイミングを制御
することによって、ジャムを発生させることなく紙葉類
を搬送することを可能にした紙葉類取扱装置、および郵
便物区分装置の複数の区分口などの複数の分岐部に紙葉
類を分岐する場合にも、各分岐部ごとに振り分けゲート
用のタイミングセンサを設ける必要をなくした紙葉類取
扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、郵便物を自動的に区分して宛先別
に集積する郵便物区分装置が普及してきているが、従来
の郵便物区分装置は一部に透明部分を有する郵便物に対
してはあまり有効とはいえない。例えば、特公平7−4
7148号公報に記載された郵便物区分装置では、郵便
物を一通ずつ分離した後、郵便物の宛名や住所を読み取
り、その結果に応じた区分口まで搬送し、各区分口に配
置されたゲートタイミングセンサを通過したときに振り
分けゲートを動作させて区分集積を行うようにしている
が、例えば、郵便物前端部に透明のビニール部分を含む
郵便物(以下、単に「ビニール郵便物」という)を振り
分けゲートで区分しようとした場合、郵便物前端部が透
明であるために光学センサの光軸上を郵便物が通過して
も遮光されず、その後不透明部分が光学センサの光軸上
を通過するときに初めて遮光して郵便物の通過を検知す
ることとなり、結果的にビニール部分だけ郵便物の検知
が遅れてしまう。その結果、振り分けゲートの動作が遅
れ、郵便物が振り分けゲートと衝突しジャムが発生す
る。
【0003】このような問題に対処するために、超音波
を送出する超音波発信器と該超音波発信器から送出され
透明体を透過した超音波を検出する超音波検出器からな
る透明体検出用センサを用いたものが提案された(特開
昭58−31841号公報参照)。透過超音波だけを検
知する上記透明体検知用センサで透明体の位置を検知す
る場合、超音波特有の音の拡がりのために透明体が超音
波発信器と超音波受信器のいずれの位置を通過するかに
より検出信号に誤差が生じて正確な信号が得られず透明
体の長さを正確に検出できない。これを改善するため
に、さらに、上記構成に加えて、透明体で反射された超
音波を検知する超音波検出器を備えることによって、少
ない誤差で透明体の位置を検知できる透明体検出用セン
サが提案されている(特開平8−201518号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
平8−201518号公報で提案された透明体検出用セ
ンサを用いれば、ビニール郵便物の位置をかなり正確に
検出することができるが、このセンサは、透明体に対し
て超音波を送出する超音波発振器、透明体から反射され
た超音波を検出する超音波検出器、透明体の反対側に配
置され、透明体を透過した超音波を検出する超音波検出
器から構成されているため、郵便区分装置のような搬送
路上に多数のセンサを必要とする装置(区分箱ごとにゲ
ートタイミングセンサが必要)の場合、センサのための
実装スペースが特に大きくなってしまうという問題があ
る。また一般的に、超音波発振器や超音波検出器は光学
センサと比較して高価(2桁程度高価)であるため、全
ての郵便物検出用センサとして超音波による透明体検出
用センサを用いた場合、装置のコスト増を招くために好
ましくない。
【0005】さらに、振り分けゲートの動作開始の契機
となるゲートタイミングセンサとして、たとえ安価な光
学センサを使用したとしても、郵便物区分装置の場合
は、通常、150〜400個の区分口が設けられている
ことから、同数のセンサを実装する必要があるために、
装置のコスト増となってしまう問題もある。本発明の目
的は、上述した問題点を解決し、ビニール郵便物などの
紙葉類の振り分けゲート上でのジャムをなくし、目的の
区分口まで確実に搬送することができる安価な紙葉類取
扱装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、分岐部の上流側の搬送路に、透明体およ
び不透明体を検知することができる第1のセンサ(超音
波センサ)と不透明体のみを検知できる第2のセンサ
(光学センサ)を配し、第1のセンサで紙葉類全体の長
さを検知し、第2のセンサで紙葉類の不透明部分のみの
長さを検知し、この長さの差を演算部で算出し、その差
がある場合には、該紙葉類を区分する振り分けゲートの
動作制御を第1のセンサから該振り分けゲートまでの距
離をもとに行い、差がない場合には、該紙葉類が各分岐
部に配置されている振り分けゲートタイミングセンサ
(光学センサ)を通過したときを契機として該振り分け
ゲートを動作させる。これにより、透明部分を有するビ
ニール郵便物を正しく判定し、ビニール郵便物とゲート
の衝突ジャムをなくし、当初の目的を達成することがで
きる。
【0007】また、本発明は、透明体および不透明体を
検知することができる第1のセンサのみを用い、全ての
郵便物に対して、振り分けゲートの制御を第1のセンサ
から各分岐部の振り分けゲートまでの距離をもとに行
う。これにより、振り分けゲートの動作契機となる振り
分けゲートタイミングセンサを廃止することができ、安
価に装置を提供することができる。また、分岐部を複数
のグループに分割し、それぞれの上流側に一個の第1の
センサを設けることにより、紙葉類のジャムをなくすこ
とができ、分岐部が多い場合に特に有効である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。本発明は、郵便物の区分集積に限らず、分
岐部で分岐させる必要がある紙葉類一般に適用できる技
術であるが、以下、郵便物区分集積装置を例にして説明
する。 (第1の実施例)図7は、本発明の紙葉類取扱装置の第
1の実施例である郵便物の区分集積装置の概略を表す正
面図である。同図を用いて、本郵便物の区分集積装置の
動作の概略を説明する。まず、郵便物は、ホッパ1に置
かれた郵便物の束2から一通ずつ分離されて搬送路3上
を搬送され、厚さ測定器4でその厚さが測定される。次
に、測定された厚さ情報は制御部7へ送られ、制御部7
で郵便物の厚さが厚すぎるために搬送路上でジャムを誘
発する可能性があったり、郵便物自身が損傷する可能性
があるかどうかが判定される。ここで搬送不適と判定さ
れた郵便物は、装置取り扱いが不可能である郵便物を集
積する排除箱5に排除される。
【0009】制御部7で正常な厚さと判定された郵便物
は、読み取り部6で宛名や住所、郵便番号等の情報が読
み取られる。読み取られた情報は認識部19に送られ
る。次に、重送検知器60で郵便物が重なっているか否
かが検知される。郵便物が重なっていると判定された場
合、その郵便物は重送書状を集積する排除箱61に排除
される。重なっていないと判定された郵便物に対して
は、認識部19において、前記読み取られた情報に対応
したバーコードが生成される。バーコードが生成されて
いる間、郵便物は搬送路8上を搬送される。読み取られ
た情報に対応したバーコードが生成された後、該生成さ
れたバーコードは印字装置9で郵便物の表面に印字され
る。その後、該郵便物は、搬送路10を通過し段パス搬
送路11へ搬送される。段パス搬送路11において、順
次送られてくる郵便物は区分口15がマトリクス状に配
置されてなる区分部14の各段のいずれかに振り分けら
れる。なお、13は操作者が操作内容などを指示したり
する操作パネルである。操作パネルには搬送状態を表示
するための表示画面を設けておいてもよい。
【0010】図8は、マトリクス状の区分部14の一つ
の区分口15の詳細図である。郵便物が各段に振り分け
られた後、搬送路17に配置されている振り分けゲート
タイミングセンサ16を通過したとき、目的の区分口1
5に区分されるべき場合にのみ当該区分口15に設けら
れている振り分けゲート12が動作し区分口15に区分
される。連続して搬送される郵便物間のギャップ長が搬
送途中に変動し、振り分けゲート12の切り替えに必要
な時間が確保されない長さまでギャップが短くなった郵
便物に対しては、振り分けゲート12は動作せず、区分
口15を素通りして区分部14の各段最終に設置されて
いる排除箱18に排除される。
【0011】以下、本発明の第1の実施例に係る透明部
分を有しない通常の郵便物と透明部分を有するビニール
郵便物の区分方法を図1〜図3を用いて具体的に説明す
る。図1は、本実施例に係る第1のセンサ100(超音
波センサ)および第2のセンサ101(光学センサ)、
および一対の搬送ベルト21で構成している搬送路17
の平面図であり、図2はその正面図である。また、図3
は、以下に説明する各センサが郵便物を検知したときの
動作を説明するためのフローチャートである。
【0012】ベースプレート50に固定されている第1
のセンサ100は、透明体および不透明体の両方を検知
することができ、その検知している時間(通過時間)か
らその郵便物全体の長さを測定する超音波センサであ
る。また、同じくベースプレート50に固定されている
第2のセンサ101は、郵便物の不透明部分が光軸上を
通過したときに遮光されることによって郵便物の不透明
部分の通過を検知し、その不透明部分の通過時間からそ
の郵便物の不透明部分の長さを測定する光学センサであ
る。
【0013】第1のセンサ100および第2のセンサ1
01は、区分部14の最上流の区分口15の上流側に配
置してある。図中、郵便物200は、前端部が透明であ
るビニール郵便物の一例である。郵便物200内の範囲
201は、第2のセンサ101を通過するときに各光軸
が遮光されるために郵便物の存在を検知することができ
る不透明部分であり、また、郵便物200内の範囲20
2は、第2のセンサ101では光軸が遮光されないため
郵便物の存在を検知することはできないが、超音波を用
いた第1のセンサ100では検知可能な透明部分であ
る。
【0014】以下、図3のフローチャートを参照しなが
ら郵便物が第1のセンサ100および第2のセンサ10
1を通過したときの制御を説明する。まず、第1のセン
サ100(超音波センサ)および第2のセンサ101
(光学センサ)で郵便物200の通過を監視しており、
第2のセンサ101で郵便物200の不透明部分201
が検知された場合(ステップ301:Y)、該第2のセ
ンサ101で不透明部分201の検知時間を測定し、郵
便物200の不透明部分201の長さL1を求め、記憶
装置62に記憶する(ステップ302)。
【0015】続いて、第1のセンサ100が同郵便物2
00の透明部分202または不透明部分201のいずれ
かを検出した場合(ステップ303:Y)、該第1のセ
ンサ100で該郵便物の透明部分202または不透明部
分201のいずれかが検出されている時間を測定し、こ
の時間に基づいて透明部分202および不透明部分20
1を含めた郵便物200全体の長さL2を求める(ステ
ップ304)。
【0016】次に、記憶装置62から第2のセンサ10
1を用いて求めて記憶装置62に記憶してある郵便物の
不透明部分201の長さL1を取得し(ステップ30
5)、郵便物200全体の長さL2と不透明部分201
の長さL1の差△L(=L2−L1)を求める(ステッ
プ306)。ビニール郵便物200の場合には、第1の
センサ100では正確に全体の長さL2が求められる
が、第2のセンサ101では郵便物前端部に透明部分2
02が存在するために、郵便物の長さはL1と短く測定
されていることから、その差△L(=L2−L1)はプ
ラスの値となり、ビニール郵便物であると判定する(ス
テップ307a)。△Lは、透明部分202の長さに相
当する。上記以外の場合(△Lがプラスの値でない場
合、すなわち△L=0の場合)は透明部分のない通常の
郵便物であると判定する(ステップ307b)。
【0017】ビニール郵便物と判定された郵便物(△L
>0)は、第1のセンサ100から郵便物200を集積
する区分口の振り分けゲート12までの距離L3と搬送
速度vから、郵便物200が振り分けゲート12に到達
するまでの時刻t(=L3/v)を求め、郵便物200
が第1のセンサ100を通過した時刻から時刻t後に振
り分けゲート12を動作させる。また、通常の郵便物
(△L=0)である場合には、郵便物が個々の区分口5
に設けられているゲートタイミングセンサ16を通過し
た時に対応する区分口5の振り分けゲート12を動作さ
せる。
【0018】以上説明したように、第1のセンサ100
により求めた郵便物全体の長さL2と第2のセンサ10
1により求めた郵便物の不透明部分の長さL1の差(△
L)からビニール郵便物であるか否かを判定し、ビニー
ル郵便物の場合には第1のセンサ100から振り分けゲ
ート12までの距離をもとに振り分けゲート12の制御
を行うことにより、ゲートタイミングセンサ16での透
明部分202による検知遅れから発生する振り分けゲー
ト12と郵便物200の衝突ジャムをなくすことができ
る。通常の郵便物の場合は区分口ごとに設けられている
ゲートタイミングセンサを通過した時に対応する振り分
けゲートを直ちに動作させるためジャムは起こらない。
【0019】なお、郵便物200が第1のセンサ100
から振り分けゲート12まで搬送される間での郵便物2
00の搬送遅れが大きい場合には、振り分けゲート動作
と郵便物到達の同期がずれるためにジャムが発生する可
能性も考えられるが、第1のセンサ100は区分部14
の上流側の近傍に配置されているので、第1のセンサ1
00から振り分けゲート12までの間では搬送遅れ量が
小さく、その結果、上記ジャム発生の可能性は少なくな
る。
【0020】(第2の実施例)上述した第1の実施例で
は、区分部14の上流に第1のセンサ100を配置した
ものであるが、第2の実施例は、図4に示すように、区
分部14を複数個の区分部14a、14b・・・に分割
し、各区分部に一つの割合で透明体を検知することがで
きる超音波センサなどのセンサ100a、100b・・
・を配置する構成を採用したものである。
【0021】そして、郵便物200を区分部14a内の
区分口に区分する場合には、郵便物200がセンサ10
0aに到達したとき、第2のセンサ101とセンサ10
0aのそれぞれで求めた長さの差からビニール郵便物で
あるか否かを判定し、センサ100aから振り分けゲー
トまでの距離Laをもとに振り分けゲートを動作させ
る。また、郵便物200を区分部14b内の区分口に区
分する場合には、郵便物200がセンサ100bに到達
したとき、第2のセンサ101とセンサ100bのぞれ
ぞれで求めた長さの差からビニール郵便物であるか否か
を判定し、センサ100bから振り分けゲートまでの距
離Lbをもとに振り分けゲートを動作させる。以下同様
に、郵便物200を区分すべき区分口まで上記と同じ処
理を行い目的の区分口に区分する。
【0022】以上説明したように、区分部14内に第1
のセンサ100を複数配置することによって、ビニール
郵便物を区分する場合においてはセンサ100a、10
0b・・・から各振り分けゲートまでの距離がより短く
なり、その間での搬送遅れ量が小さくなり、その結果、
振り分けゲート動作と郵便物到達の同期ずれによるジャ
ムはさらに発生しにくくなる。
【0023】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例に係る透明部分を有しない通常の郵便物と透明部分
を有するビニール郵便物の区分方法を図5を用いて詳細
に説明する。本実施例は、センサとして、超音波センサ
などの透明体および不透明体の両方を検知できるセンサ
を用いることによって、透明部分の有無に拘わらず、全
ての郵便物の長さを正確に検知し、それによって振り分
けゲートを制御するようにしたものである。
【0024】具体的には、図5に示すように、全ての郵
便物203に対して、透明体および不透明体の両方を検
知することができる第1のセンサ100と振り分けゲー
ト12までの距離L4をもとに振り分けゲート制御を行
うようにしたものである。この制御方法により、区分部
14の各区分口15ごとにゲートタイミングセンサを実
装する必要がなくなり、装置を安価に提供することがで
きる。
【0025】なお、本実施例では、第1のセンサ100
と振り分けゲート12までの距離L4は区分部14の下
流ほど長くなり、その間での郵便物の搬送遅れが大きく
なりやすくなる。その結果、振り分けゲート動作と郵便
物到達の同期ずれが発生しやすく、振り分けゲートとの
衝突ジャムが発生しやすくなるという問題が発生する。
【0026】(第4の実施例)図6は、上述した問題を
解決する第4の実施例を説明するための図である。図4
で説明した第2の実施例と同様に、区分部14を複数個
の区分部14a、14b・・・に分割し、各区分部に一
つの割合で超音波センサなどの透明体を検知することが
できるセンサ100a、100b・・・を配置する。そ
して、郵便物203がセンサ100aに到達した時に区
分部14a内の区分口15に区分するかを判定する。区
分部14a内の区分部15に区分する場合には、センサ
100aから振り分けゲートまでの距離Laをもとに振
り分けゲートを動作させる。区分部14a内の区分部1
5に区分しない場合には、郵便物は区分部14aを素通
りする。該郵便物203がセンサ100bに到達したと
き、上記と同様に区分部14b内の区分口15に区分す
るかを判定する。以下同様に、郵便物203を区分すべ
き区分口まで上記と同じ処理を行い目的の区分口に区分
する。
【0027】本実施例によると、超音波センサなどの透
明体を検知することができるセンサ100a、100b
・・・を区分部14に複数個配置することにより振り分
けゲート12と振り分けゲート動作契機であるセンサ1
00a、100bとの距離を短くすることができるの
で、その間での搬送遅れ量を小さくすることができ、結
果的に、振り分けゲート動作と郵便物到達の同期ずれに
よるジャムが発生しにくくなる。
【0028】(第5の実施例)上記各実施例は、搬送途
中で部分的に透明部分を有する郵便物であるか否かを判
定し、目的の区分口にジャムを発生させることなく区分
するようにしたものであるが、これでは、上記説明の通
り振り分けゲート12の動作制御が複雑になる。第5の
実施例では、搬送途中で部分的に透明部分を有する郵便
物であるか否かを判定し、透明部分を有さない通常の郵
便物についてのみ振り分けゲートで区分し、部分的に透
明部分を有する郵便物(すなわちビニール郵便物)は排
除箱5または排除箱18に排除しておき、排除箱の郵便
物については別途処理(例えば、手作業で区分)を行う
ようにする。このようにすれば、振り分けゲート12の
動作制御を簡潔にすることができ、さらに、該郵便物に
よる振り分けゲート12との衝突ジャムを防止すること
もできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、分岐部の上流側
で、不透明部分のみを検知できるセンサ(光学センサ)
と不透明部分および透明部分の両方を検知できるセンサ
(超音波センサ)により測定した郵便物の長さの差に基
づいてビニール郵便物であるかを判定し、ビニール郵便
物に限っては不透明部分および透明部分の両方を検知で
きるセンサから振り分けゲートまでの距離をもとに振り
分けゲート制御を行うことにより、ゲートタイミングセ
ンサでの透明部分による検知遅れから発生する振り分け
ゲートと郵便物の衝突ジャムをなくすことができる。ま
た、全ての郵便物に対して、不透明部分および透明部分
の両方を検知できるセンサ(超音波センサ)から振り分
けゲートまでの距離をもとに振り分けゲート制御を行う
ことにより、分岐部ごとにゲートタイミングセンサを実
装する必要がなく、装置を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサが配置されている搬送路の
概略を示す平面図である。
【図2】本発明に係るセンサが配置されている搬送路の
概略を示す正面図である。
【図3】本発明の第1〜3の発明に係る制御を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第1〜3の発明の他の実施例である搬
送路の概略を示す正面図である。
【図5】本発明の第4の発明に係る搬送路の概略を示す
正面図である。
【図6】本発明の第4の発明の他の実施例である搬送路
の概略を示す正面図である。
【図7】郵便物の区分集積装置の概略を表す正面図であ
る。
【図8】郵便物の区分集積装置の区分口の概略を表す正
面図である。
【符号の説明】
1…ホッパ、2…郵便物の束、3,8,10,17…搬
送路、4…厚さ測定器、5,18,61…排除箱、6…
読み取り部、7…制御部、9…印字装置、11…段パス
搬送路、12…振り分けゲート、13…操作パネル、1
4,14a,14b…区分部、15…区分口、16…振
り分けゲートタイミングセンサ、19…認識部、21…
搬送ベルト、50…ベースプレート、60…重送検知
器、62…記憶装置、100,100a,100b…第
1のセンサ(超音波センサ)、101…第2のセンサ
(光学センサ)、200,203…郵便物、201…郵
便物内の不透明部分、202…郵便物内の透明部分、v
…搬送速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F053 EA09 EC01 ED11 ED12 LA12 LB05 LB12 3F079 AA01 CA09 CA18 CB21 CC07 CC13 EA02 EA05 EA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を1枚ずつ分離する分離部と、分
    離された紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路上に設け
    られ、紙葉類を与えられた分岐先に分岐するための分岐
    部と、該分岐部に設けられた紙葉類を振り分ける振り分
    けゲートとを有する紙葉類取扱装置において、 前記分岐部の上流側の搬送路に設けられた紙葉類全体の
    長さを検知するための第1のセンサおよび前記紙葉類の
    うちの不透明部分のみの長さを検知するための第2のセ
    ンサと、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの検
    知結果に基づいて前記分岐部の振り分けゲートを制御す
    る制御手段を有することを特徴とする紙葉類取扱装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記第1のセンサにより検知された紙葉類全体の長さと
    前記第2のセンサにより検知された紙葉類のうちの不透
    明部分の長さの差を検出する手段と、 差が検出された場合には前記第1のセンサから該振り分
    けゲートまでの距離と紙葉類の搬送速度に基づいて、差
    が検出されない場合には前記分岐部のそれぞれに設置し
    てあるゲートタイミングセンサから該振り分けゲートま
    での距離と紙葉類の搬送速度に基づいて、当該振り分け
    ゲートの動作を制御する手段からなることを特徴とする
    請求項1記載の紙葉類取扱装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を1枚ずつ分離する分離部と、分
    離された紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路上に設け
    られ、紙葉類を与えられた分岐先に分岐するための分岐
    部と、該分岐部に設けられた紙葉類を振り分ける振り分
    けゲートとを有する紙葉類取扱装置において、 前記分岐部の上流側の搬送路に設けられた紙葉類全体の
    長さを検知するための第1のセンサと、該第1のセンサ
    から前記分岐部の振り分けゲートまでの距離と紙葉類の
    搬送速度に基づいて前記振り分けゲートの動作を制御す
    る手段を有することを特徴とする紙葉類取扱装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐部を複数のグループに分割し、
    各グループごとに前記第1のセンサを一個設けることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紙
    葉類取扱装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437960B2 (en) * 2005-04-30 2008-10-21 Leuze Electronic Gmbh & Co. Kg Device for detecting labels on a carrier material
US7942059B2 (en) 2007-09-29 2011-05-17 Leuze Electronic Gmbh + Co. Kg Sensor arrangement
KR101209561B1 (ko) 2010-07-13 2012-12-07 허관욱 마크데이터 작성을 위한 주문도서 자동 분류 제어장치 및 그 방법
WO2023140025A1 (ja) * 2022-01-19 2023-07-27 キヤノン株式会社 画像が検査されたシートの排出を制御する画像形成システム

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