JP2002249261A - 紙葉類の重送検知装置 - Google Patents

紙葉類の重送検知装置

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JP2002249261A
JP2002249261A JP2001045926A JP2001045926A JP2002249261A JP 2002249261 A JP2002249261 A JP 2002249261A JP 2001045926 A JP2001045926 A JP 2001045926A JP 2001045926 A JP2001045926 A JP 2001045926A JP 2002249261 A JP2002249261 A JP 2002249261A
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JP2001045926A
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Junji Fujita
准司 藤田
Toshihiko Tajiri
利彦 田尻
Toru Takahashi
透 高橋
Akinori Mori
昭憲 森
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに重なった状態で搬送される2つの紙葉
類の重送を確実に検知する。 【解決手段】 上下対をなす搬送ベルト40a及び40
cは、郵便物200,201を挟持して搬送する。搬送
ベルト40cと搬送ベルト40a,40bは郵便物20
0,201を挟持しない開放空間Kを構成する。センサ
52は、郵便物200,201の通過を検出する。保持
部材51は、開放空間K中の郵便物200を下側から保
持する。センサ50は、郵便物200から離反して垂下
する郵便物201の存在を検出する。制御手段は、セン
サ52が郵便物200,201の通過を検出している間
にセンサ50からの信号によって郵便物201の存在有
無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物区分装置な
どの紙葉類を扱う装置に係り、特に重なって搬送されて
くる紙葉類を検知する重送検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】重なって搬送されてくる紙葉類を検知す
る装置は、例えば特開平10−324437号公報記載
のように、搬送路の途中に規定の搬送速度で回転してい
る搬送ベルトに対向して、規定の搬送速度より速い搬送
速度で回転している搬送ベルトを互いに接することがな
いように配し、規定の搬送速度の搬送ベルトに接する郵
便物に対して、速い搬送ベルトに接する郵便物を増速す
ることにより、郵便物の長さを変化させて長さの変化の
有無から重送を判断していた。
【0003】しかしながら上記従来技術では、図3に示
すようにはがきの端面がダイレクトメールなどの封筒に
多く存在する宛名や住所を透視するための透明窓とのエ
ッジ部に入り込んだ状態や、封書の封部(フラップ)の
糊付け不完全部に入り込んだ状態で重送されている場合
には、速い搬送ベルトに接する郵便物の速度を増速して
も、はがきの端面がエッジ部から外れないために郵便物
の長さの変化が発生せず検知できない場合が多く発生す
る。
【0004】図3(a)は、先行郵便物200に設けら
れた宛名等を透視するための窓210のエッジ211
に、先行郵便物200より長さが短い郵便物であるはが
きなどの郵便物201のエッジが入り込んでしまうこと
が原因で発生する重送の例である。また図3(b)は、
先行郵便物200のフラップ212の糊付け不完全部に
はがきなどの郵便物201が入り込んだ状態で重送され
ている例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
説明した問題点を解決するため、重送される紙葉類を容
易にかつ確実に検知する重送検知装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに重なっ
た状態で第1の紙葉類と第2の紙葉類が上下対をなす搬
送ベルトによって挟持されて搬送され、上側の第1の紙
葉類の搬送方向の長さが第2の紙葉類の長さより長い場
合に、重送される第1の紙葉類と第2の紙葉類の存在を
検知する装置において、紙葉類の搬送路途中に設けられ
一対の搬送ベルトが互いに上下に離反して紙葉類を挟持
しない開放空間を構成するような搬送路と、紙葉類がこ
の開放空間を通過することを検出する第1のセンサと、
その開放空間中の第1の紙葉類を下側から所定の高さに
保持する保持部材と、第1の紙葉類がこの保持部材によ
って保持されているときに第1の紙葉類から離反して垂
下する第2の紙葉類の存在を検出する第2のセンサと、
第1のセンサからの信号によって紙葉類の通過を検出し
ている間に第2のセンサからの信号によって垂下する第
2の紙葉類が存在するか否かを検知する制御手段とを有
する紙葉類の重送検知装置を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図13は、本発明の一実施例であ
る郵便物の区分集積装置の概略を表す正面図であり、図
14は区分口の概略を表す正面図である。図13に示し
たホッパ1に置かれた郵便物の束2から一通ずつ搬送路
3へと分離した後、厚さ測定器4で厚さを測定する。測
定した厚さ情報は制御部21へ送られる。制御部21
は、郵便物の厚さが厚すぎるために搬送路上でジャムを
誘発したり郵便物自身が損傷する可能性があるかを判定
する。該当する郵便物については、搬送路3から図示し
ない振り分けゲートによって分岐搬送路に搬送して排除
箱5に排除する。その後、読み取り部6でそれらの郵便
物の宛名や住所、郵便番号等の情報を読み取る。読み取
った情報は認識部20に送られる。次に重送検知機構7
で郵便物が重なっていないかを検知する。郵便物が重な
っていると判定した場合には、ゲートタイミングセンサ
8をトリガとして振り分けゲート9を動作させて、その
郵便物を排除箱10に排除する。重なっていないと判定
した郵便物が搬送路11を通過する間に、制御部21
は、認識部20が読み取った情報に対応したバーコード
を生成する。印字装置12は、生成したバーコードを郵
便物の表面に印字する。その後、郵便物は段パス搬送路
13へ搬送される。段パス搬送路13は、順次送られて
くる郵便物をマトリクス状に配置された区分部18の各
段に振り分けて図14に示す搬送路14に搬送する。そ
の後、郵便物が搬送路14に配置されている振り分けゲ
ートタイミングセンサ15を通過したとき、目的の区分
口16に区分されるべき場合にのみ振り分けゲート17
が動作して区分口16に区分する。搬送途中に郵便物間
のギャップ長が変動し短くなった郵便物に対して振り分
けゲート17が動作すると、振り分けゲート17の切替
時間が確保されないためにジャムが発生する危険性があ
る。そのために振り分けゲート17は動作せず、区分口
16を素通りして区分部18の各段最終に設置してある
排除箱19に排除する。
【0008】図1は、第1の実施形態の重送検知機構7
の構成を示す正面図であり、また図2はその平面図であ
る。重送検知機構7の搬送路は、ローラ30a,30
b,30c、搬送ベルト40a等で構成される部分、ロ
ーラ30d,30e,30f、搬送ベルト40b等で構
成される部分、およびローラ30g,30h、搬送ベル
ト40c等で構成される部分から成り、各々図示しない
駆動ローラを駆動源として規定の搬送速度で駆動され
る。郵便物200,201が搬送路上を図示の搬送方向
に搬送される途中で、ローラ30b上を通過した後に搬
送ベルト40aと搬送ベルト40cは、互いに離反する
ので、郵便物200,201を挟持しなくなる。ローラ
30e上を通過後に搬送ベルト40bと搬送ベルト40
cは、接触するので再び郵便物200,201を挟持し
て搬送する。このような搬送路は、ローラ30b,30
c,30d,30e及び30gで構成される空間K(2
点鎖線で示す)を生ぜしめ、その搬送方向に沿った長さ
Lkは装置で処理対象となる最小長さの郵便物とほぼ等
しい距離(例えば約140mm程度)となっている。
【0009】保持部材51は、ローラ30bとローラ3
0cの間で、図2に示すようにローラ30c及び搬送ベ
ルト40aからはずれた位置に配置された部材であり、
図1に示すように正面からみて搬送ベルト40aと交差
するが、搬送ベルト40cとは交差せず、搬送ベルト4
0cと保持部材51との隙間sが装置で処理対象となる
最大厚さを有する郵便物の厚さとほぼ同じ(例えば約6
mm程度)となる位置に配置されている。保持部材51
は、その先端が空間K中の郵便物200を保持すること
によって、郵便物200を郵便物201から分離するよ
うに機能する。図2の80は、ベースプレートであり、
ベースプレート80から長さLhだけ離れた平面が郵便
物の搬送基準面である。郵便物の最小幅をLw、ベース
プレート80と保持部材51との距離をLgとすると、
保持部材51は、次式の条件を満足する位置に配置され
ている。
【0010】Lh + Lw > Lg …(式1) センサ50は、例えばレーザ光による距離センサであ
り、センサから郵便物200、201までの距離を測定
する。またセンサ52はセンサ50から距離Lsだけ離
れた上流側に配置されている一対の光学センサであり、
郵便物の先端が光を遮ることによって郵便物の到着を検
知する。また、郵便物の後端が光を遮らなくなった時も
検知し、その時間差から郵便物の長さLeを測定する。
【0011】図4は、重なって搬送されている郵便物を
検知し、振り分けゲート9を制御するための重送検知機
構7を含む関連する機構の構成を示す。センサ50は、
A/D変換装置57及び微分装置58を介して演算装置
59に接続する。センサ52は、演算装置59に接続す
る。演算装置59は、制御部21に接続する。ゲートタ
イミングセンサ8及びコントローラ9’を介する振り分
けゲート9は、制御部21に接続する。また記憶装置2
2が演算装置59及び制御部21に接続する。センサ5
3及びセンサ54は、演算装置59に接続されるが、こ
れらは以下の第4の実施形態に適用されるセンサであ
り、第4の実施形態とともにその動作を説明する。
【0012】センサ50が出力するアナログデータS1
は、A/D変換装置57によってデジタルデータに変換
されて、演算装置59に直接および微分装置58を介し
て入力される。A/D変換装置57の出力データあるい
は微分装置58の出力データは、後述するように重送か
否かを判定するためのデータとして使用される。微分装
置58及び演算装置59が制御部21に組み込まれてい
ても構わない。郵便物の通過を検知するセンサ52から
の信号S2は、センサ50からの出力または微分装置5
8の出力とともに演算装置59で演算され、制御部21
に信号が入力される。またゲートタイミングセンサ8か
らの出力信号S5は、制御部21に直接入力される。ま
た振り分けゲート9を動作させるためのコントローラ
9’は、制御部21の信号S6が入力される。
【0013】図5は、演算装置59及び制御部21の処
理の流れを示すフローチャートである。図3に示すよう
な重送した郵便物200,201が搬送されてくると、
演算装置59は、まずセンサ52からの信号S2によっ
てその先端を検知し(ステップ101Y)、記憶装置2
2にその時刻を格納し、郵便物200,201が距離L
sだけ進むはずの時間をカウントする(ステップ10
2、103)。カウントが終了したとき(ステップ10
3Y)、郵便物200,201の先端がセンサ50に到
達しているので、演算装置59は、センサ50から入力
されA/D変換装置57によって逐次A/D変換された
ディジタルデータを取り込む(ステップ104)。
【0014】図6(a)は、デジタルデータ化されたセ
ンサ50のデータの一例であり、時間に対するセンサ出
力を電圧値、電流値等で示している。先行郵便物200
がセンサ50に到達していない状態ではセンサ50はデ
ータ60を出力している。先行郵便物200の先端が距
離Ls進み、センサ50の光軸上に到達すると、センサ
50は先行郵便物200までの距離を測定しデータ61
を出力する。その後、先行郵便物200の後端が保持部
材51によって保持されている間は郵便物201の後端
だけが下方に落下しようとするために、郵便物201の
後端は先行郵便物200の窓エッジ211やフラップ2
12から開放されるので、郵便物201の後端が垂下し
さらにセンサ50に近づいてデータ63を出力する。続
いてその郵便物201の後端がセンサ50の光軸を通過
し終わると、センサ50は先行郵便物200までの距離
データ64を出力することによりピークP1を形成す
る。
【0015】このとき演算装置59は、予め記憶装置2
2に記憶されている閾値70と比較を行い、その値より
小さい場合には(ステップ105Y)、重送とみなして
制御部21に通知する。制御部21は、ゲートタイミン
グセンサ8がその郵便物200,201の先端を検知し
た時をトリガとして(ステップ109)、コントローラ
9’に信号S6を出力しリジェクト指示を行う(ステッ
プ110)。コントローラ9’への信号出力により、振
り分けゲート9が動作し、重送郵便物200、201を
排除箱10に排除する。
【0016】また郵便物201の後端が保持部材51の
先端から開放された時、例えば、その可撓性が小さい場
合には、ピークを形成するもののデータ63ほどには出
力が低下しないために重送と判断できないことがある。
その場合には、図6(b)に示すように、そのピークP
1の前後の傾き、即ち微分データを利用する。すなわち
演算装置59は、微分装置58が出力する微分データを
取り込む(ステップ106)。そして、予め記憶装置2
2に記憶されている傾きの閾値71、72と比較し重送
であると判定した場合には(ステップ107Y)、制御
部21に通知する。制御部21は、ゲートタイミングセ
ンサ8が郵便物200、201の先端を検知した時をト
リガとして(ステップ109)、コントローラ9’に信
号S6を出力しリジェクト指示を行う(ステップ11
0)。
【0017】先行郵便物200の後端が保持部材51の
先端から外れ、センサ50の光軸を通過し終わると、セ
ンサ50の出力はデータ62からデータ60まで上昇す
る。演算装置59は、郵便物200、201の長さLe
に相当する時間をカウントしているために、センサ52
が郵便物を検出しなくなり、かつ長さLeの時間をカウ
ントしたとき先行郵便物200の後端とし(ステップ1
09Y)、処理を終了する。演算装置59は、出力62
によるピークP2が先行郵便物200の後端であること
を検知するので、仮に先行郵便物200が1枚で搬送さ
れてきている場合で、出力62が閾値70より小さくな
っていても、それによって郵便物201の後端としてし
まうことがないので誤検知することはない。
【0018】以上の説明から、郵便物を挟持しない空間
Kに配置した保持部材51によって、先行郵便物200
が保持部材51の先端に接触している時に、先行郵便物
200の窓エッジ211やフラップ212から郵便物2
01の後端を大きく開放させることができ、その結果大
きく変化した出力ピークP1をセンサ50で検知するこ
とができるので、重送郵便物を容易にかつ確実に検知す
ることができる。またその保持部材51と搬送ベルト4
0cの隙間sは装置で処理対象となる最大厚さを有する
郵便物の厚さとほぼ同じとしてあるので、郵便物と保持
部材51との衝突によるジャムが発生することはない。
また保持部材51の先端は、式1に示すように装置で処
理対象となる最小幅を有する郵便物でも接触する位置に
配置してあるので、あらゆる組み合わせの重送郵便物を
検知することができる。さらには郵便物を挟持しない距
離Lk(ローラ30bとローラ30eの間)は装置で処
理対象となる最小長さの郵便物とほぼ同じ長さとしてあ
るので、最小長さの郵便物でも搬送ベルトで挟持されな
い状態は発生しないので安定した状態で搬送することが
できる。
【0019】次に図7を参照して本発明の第2の実施形
態について説明する。図7(a)は、第2の実施形態の
重送検知機構7の構成を示す正面図であり、図7(b)
はその斜視図である。搬送ベルト41aおよび41b
は、上記の空間Kを有しない搬送路を構成している。保
持部材51の先端は、搬送ベルト41a、41bのいず
れか、または両方と交差しており、ベースプレート80
からの距離は前述した通り、最小の幅を有する郵便物と
接触できる位置(式1)に配してある。また、保持部材
51の下流側にはセンサ50等を配置し、図5に示す処
理手順に従って動作する。センサ50は図6に示す波形
を出力する。本構成においては、郵便物を挟持したまま
でも保持部材51によって郵便物200の窓エッジ21
1やフラップ212から郵便物201の後端の隅部分を
開放することができるので、郵便物を安定して搬送しな
がら、保持部材51の下流側に配したセンサ50によっ
て重送郵便物を確実に検知することができる。
【0020】また第3の実施形態として、図8に示すよ
うに屈曲した搬送路において郵便物を挟持しない空間K
を有する場合には、その屈曲した搬送路によって先行郵
便物200が屈曲搬送路に沿って搬送される間に先行郵
便物200の窓エッジ211やフラップ212から郵便
物201の後端を開放するので、保持部材51が無くて
もセンサ50により重送を検知することができる。
【0021】次に本発明の第4の実施形態について説明
する。図9は、搬送ベルト40a、40b、40c、保
持部材51等で構成される第1の実施形態および第2の
実施形態の重送検知機構7の下流側に接続した重送検知
搬送路を表す正面図であり、また図10はその平面図で
ある。図9及び図10に示すローラ32c〜32e、搬
送ベルト42b等で構成される搬送路は図示しない駆動
ローラで規定の搬送速度で駆動されている。ローラ32
a、32b、搬送ベルト42a等で構成される搬送路
は、図示しない駆動ローラで上記の規定の搬送速度より
速い搬送速度で駆動されている。また、図10に示すよ
うに搬送ベルト42bは搬送ベルト42aと接触するこ
とがないように郵便物の幅方向の両端を支持する位置に
2本の搬送ベルトで構成されている。図9に示す搬送路
の上流側、下流側にはそれぞれ、一対の郵便物の通過を
検知するセンサ53及びセンサ54が配置されている。
このセンサ53、54は、図4に示すようにセンサ52
と同様に演算装置59に信号S3,S4を出力する。
【0022】次に実際に重送された郵便物の検知方法の
詳細について説明する。図11(a)はセンサ53近傍
での重送郵便物200、201の状態であり、図11
(b)はセンサ54近傍での重送郵便物20、201の
状態である。郵便物200は前述したように窓エッジ2
11やフラップ212を有している。また別の重送郵便
物の例として、図12は先行郵便物202の後端と郵便
物203の後端がそろった状態で分離された重送郵便物
を示しており、(a)はセンサ53近傍での状態であ
り、(b)はセンサ54近傍での状態である。
【0023】図11に示す郵便物200、201の場
合、センサ53でその長さL53が測定される。その
後、第1の実施形態及び第2の実施形態で示したよう
に、郵便物201の後端は保持部材51の先端によっ
て、先行郵便物200の窓エッジ211やフラップ21
2から開放される。搬送ベルト42aは搬送ベルト42
bより速い速度で駆動されているために、郵便物201
に対して先行郵便物200の速度を速めることができる
ので、図11(a)に示す状態は図11(b)に示す状
態に変化し、センサ53で測定された郵便物の長さL5
3よりセンサ54で測定された長さL54のほうが長く
計測される。その後、図4に示す演算装置59は、その
差L54−L53を演算し、あらかじめ記憶装置22に
記憶されている閾値より大きくなれば重送と判断し、ゲ
ートタイミングセンサ8が該当する郵便物の先端を検知
したときをトリガとして振り分けゲート9を動作させ
て、排除箱10に排除する。
【0024】また図12に示す郵便物202、203の
場合には、保持部材51とは関係なく、搬送ベルト42
aにより図12(a)から図12(b)に示す状態に変
化するので、センサ53での長さL53よりセンサ54
での長さL54の方が長く測定されるため重送と判断さ
れる。
【0025】以上の説明から、先行郵便物200の窓エ
ッジ211やフラップ212に郵便物201が入り込ん
でいても、保持部材51により開放することができ、さ
らに搬送速度が速いベルトにより先行郵便物200を郵
便物201に対して前方にずらし、その変化量を大きく
することができるので、万が一第1の実施形態及び第2
の実施形態の重送検知機構7によって見逃しが発生した
場合においても、第4の実施形態によって確実に重送郵
便物として検知することができる。
【0026】また第1の実施形態及び第2の実施形態の
重送検知機構7は、先行郵便物202と郵便物203の
後端が揃っている重送郵便物を検知できないが、第4の
実施形態は、後端がそろっている重送郵便物202、2
03の先行郵便物202だけを前方にずらすので、重送
郵便物として検知することができる。よって上記4つの
実施形態により、あらゆる組み合わせの重送郵便物を確
実に検知可能となる。ここで郵便物201の先端が先行
郵便物200の先端より先行して、さらに後端がそろっ
ている場合には、先行郵便物200を前方にずらしても
長さが変化しないために重送として検知できないが、図
13に示す構成においてはその状態が発生する可能性が
低いので問題ではない。また図13に示す構成以外の構
成では、搬送ベルト42(a)の速度を規定の搬送速度
より遅くする方式を採用することは可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の重送検知装
置によれば、第1の紙葉類が保持部材によって保持され
ているときに第1の紙葉類から離反して垂下する第2の
紙葉類の存在を検出するので、重送される紙葉類を容易
にかつ確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の重送検知機構の構成を示す正
面図である。
【図2】第1の実施形態の重送検知機構の構成を示す平
面図である。
【図3】重送されて搬送される郵便物の一例を示す図で
ある。
【図4】実施形態の重送検知機構7の制御系の構成を示
す図である。
【図5】実施形態の演算装置59及び制御部21の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図6】実施形態の距離センサの出力例を示す図であ
る。
【図7】第2の実施形態の重送検知機構の構成を示す図
である。
【図8】第3の実施形態の重送検知機構の構成を示す図
である。
【図9】第4の実施形態の重送検知機構の構成を示す正
面図である。
【図10】第4の実施形態の重送検知機構の構成を示す
平面図である。
【図11】第4の実施形態の上流側、下流側での重送郵
便物の状態を示す図である。
【図12】第4の実施形態の上流側、下流側での別の例
の重送郵便物の状態を示す図である。
【図13】実施例の郵便物の区分集積装置の概略構成を
示す正面図である。
【図14】実施例の郵便物の区分集積装置の区分口の構
成を示す正面図である。
【符号の説明】
7…重送検知機構、8…振り分けゲートタイミングセン
サ、9…振り分けゲート、21…制御部、50,52…
センサ、51…保持部材、59…演算装置、200…先
行郵便物、201…郵便物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 透 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 森 昭憲 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 2F069 AA46 BB40 CC06 GG04 GG07 GG77 HH09 MM01 NN05 NN08 PP07 3F048 AA09 AB04 BA05 BA13 CA04 CC01 CC06 DA06 DB03 DB04 DC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに重なった状態で第1の紙葉類と第2
    の紙葉類が上下対をなす搬送ベルトによって挟持されて
    搬送され、上側の第1の紙葉類の搬送方向の長さが第2
    の紙葉類の長さより長い場合に、重送される第1の紙葉
    類と第2の紙葉類の存在を検知する装置において、 紙葉類の搬送路途中に設けられ一対の前記搬送ベルトが
    互いに上下に離反して紙葉類を挟持しない開放空間を構
    成するような搬送路と、紙葉類が前記開放空間を通過す
    ることを検出する第1のセンサと、前記開放空間中の第
    1の紙葉類を下側から所定の高さに保持する保持部材
    と、第1の紙葉類が前記保持部材によって保持されてい
    るときに第1の紙葉類から離反して垂下する第2の紙葉
    類の存在を検出する第2のセンサと、第1のセンサから
    の信号によって紙葉類の通過を検出している間に第2の
    センサからの信号によって垂下する第2の紙葉類が存在
    するか否かを検知する制御手段とを有することを特徴と
    する紙葉類の重送検知装置。
  2. 【請求項2】前記紙葉類が郵便物であり、請求項1記載
    の重送検知装置を含むことを特徴とする郵便物区分装
    置。
  3. 【請求項3】互いに重なった状態で第1の紙葉類と第2
    の紙葉類が上下対をなす搬送ベルトによって挟持されて
    搬送され、上側の第1の紙葉類の搬送方向の長さが第2
    の紙葉類の長さより長い場合に、重送される第1の紙葉
    類と第2の紙葉類の存在を検知する装置において、 紙葉類の通過を検出する第1のセンサと、第1の紙葉類
    を下側から所定の高さに保持する保持部材と、第1の紙
    葉類が前記保持部材によって保持されているときに第1
    の紙葉類から離反して垂下する第2の紙葉類の存在を検
    出する第2のセンサと、第1のセンサからの信号によっ
    て紙葉類の通過を検出している間に第2のセンサからの
    信号によって垂下する第2の紙葉類が存在するか否かを
    検知する制御手段とを有することを特徴とする紙葉類の
    重送検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7293769B2 (en) 2003-09-01 2007-11-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheets separation/conveying apparatus
CN112010066A (zh) * 2019-05-29 2020-12-01 精工爱普生株式会社 介质进给装置及图像读取装置

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US7293769B2 (en) 2003-09-01 2007-11-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheets separation/conveying apparatus
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